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イリヤ、クロエと共に特異点の調査に乗り出した美遊。

クールで冷静沈着。何事にも動じない性格の彼女だったが、その表情には焦りが見えていた。

「くっ……!」

「ようやく捕まえたよ美遊ちゃん」

全身を触手に絡め取られた美遊。

そんな彼女の様子を眺めて、男は気持ちの悪い欲望を垂れ流しにしていた。

「随分抵抗したみたいだったけど、もう流石に魔力が尽きちゃったかな? 残念だけどもう逃げられないよ」

「っ……そんな、ことはない……! この程度……簡単に抜け出して……!」

口では強気に答える少女だったが、魔力が枯渇したのは本当だ。

今の彼女に、サーヴァントとしての戦闘能力は無い。

見た目通りの子ども。それも女子小学生という、限りなく無力に近い存在と化していた。

「私に何をするつもり……! 返答によっては、タダでは済まさない……っ」

「強気だねえ。そういうところも可愛くて仕方ないけど……」

「ひっ……!」

「そんなに教えてほしいなら、今に教えてあげるよ。美遊ちゃんたちは苗床にされる運命だってね」

苗床――その不吉な言葉に全身が慄然と震え上がる。

周囲を取り囲む触手の群れ。ざわざわと蠢き出したそれらが何を狙っているのかを、少女は瞬時に察してしまった。

「待って……それは、っ――」

(ぶちぶちぶちっ)

(ずぷううううっ!)

「くううっ、ンンんんんんうっ❤」

「はっ……はっ……ナカ、入って……❤ そんな、そこはっ……大切な、場所なのに……っ❤」

「美遊ちゃん、処女喪失(かんつう)おめでとう〜。現役小学生の貴重なはじめて、確かに見させてもらったよ」

全身を一気に駆け抜けた衝撃。

美遊が感じ取ったのは、経験したことがないレベルの快感だった。

痛みはない。おそらくは男によって霊基に何らかの細工が施されたのが原因だろう。

だがそんなことが気にならないほどに、少女の体は一瞬にして快楽に狂っていった。

「はっは、っ……こんな、ことをしてっ……❤ ゆるさ、なっ――」

「んんっはああっ❤ あっあ、あぐっ❤ んあっは、やめっ……それ、っ……動かない、でっ……はううっ❤」

「随分気持ちよさそうだねぇ。クールな小学生の、触手に犯されてキモチよくなってる素顔……本当に最高だよ」

「ふあっは、ああっ、はぁんっ❤」

自身の膣内を激しく動き回る触手。

およそ性交には適していない未成熟なその穴を、異形なそれは容赦なく掻き乱していく。

「あっ❤ あっ❤ ダメっ❤ こんな、はっ……キモチ、悪いのにっ……どんどん、体が、変になって……❤」

「ふーっ、ふーっ……❤ 負け、ないっ……❤ こんな、ものにっ……屈したりは……っ❤」

美遊は持ち前の精神力によって堪えてみせる。

彼女の気力を支えていたのは、行方不明となった親友の存在だ。

おそらくは彼女も――イリヤもこの男によって捕まっている。

それを助け出すまでは、絶対に自分が諦めるわけにはいかない……とした、友情による抵抗だった。

「がんばるねえ。でも無駄だよ。魔法少女は悪に倒されて苗床にされるのがお約束だからね」

「なに、を――」

「はへっ……んんんんんんんうっ❤ あっあ、んはっ❤ こ、これっ……んぐっ、ふううっ❤ あっ、ん、すごいっ……❤ おまんこ、乱暴にぐちゅぐちゅされへっ……あっんあ、おかしく、されてるっ❤」

「おっお、おぉっ……❤ ダメっ、これ……っ❤ 耐えられないっ❤ んおっお、イクっ❤ 触手でイっちゃう❤ おまんこイクっ❤」

先ほどまでとは比較にならないほどの快楽。

おそらくはこれが「本気」。

それを知った少女は、同時に自らの最悪の運命を予感した。

「準備はいいかい美遊ちゃん。君が苗床(お母さん)になるのはもう目の前だよ。JS魔法少女の貴重な敗北シーン、しっかり目に焼き付けさせてもらうね」

「あっあっあ、っ……❤ いっ、イクっ❤ おまんこイっちゃう❤ 私、妊娠する準備デキてっ……触手に孕まされるっ❤ 赤ちゃん産まされるっ❤ 苗床にされちゃうっ❤」

11歳の肉体には到底許容できないほどの快楽。

子宮を完全に掌握されてしまった今、もう彼女にはどうすることもできない。

異形との適合を果たした霊基。

己の意思とは反して行われる排卵。

最後に浮かんだのは愛すべき友人の笑顔だった。それが一瞬にして掻き消される。

その瞬間、美遊・エーデルフェルトの人間としての人生は終わりを告げた。

(びゅる、びゅびゅるるるるっ――!)

「んおっ❤ おぉっ❤ オぉおおおぉぉおおっ❤」

吐き出された精。到底収まりきらないほどの大量の種を植え付けられた瞬間、少女の体は絶頂と共に敗北した。

「おっ……おぉっ……❤ これ、妊娠した……っ❤ 分かっちゃう……❤ 本当に……孕まされちゃった……❤」

「おつかれ美遊ちゃん。苗床にされた悦び、存分に味わっていってね」

ビクビクと震える体で、少女は己が生を宿したことを実感した。

逃げ場を失った卵子が、異形の精子と呆気なく結合する。

終わった。そのことを確信した。

消えゆく理性が最後に感じたもの、それは幸福だ。

親友の安否を想うことすらなく、少女はただただ苗床にされた悦びを味わっていた。




その後――

「美遊ちゃんのお腹もだいぶ成長してきたね。現役魔法少女のボテ腹、最高に興奮するよ」

「あっ……あ……ん……はっ……❤」

「私……こんな、人間じゃない赤ちゃん……妊娠しちゃった……❤ お腹、ぐちゅぐちゅ動いて……あっん、これ……キモチいい……❤」

「もう少しで初めての出産だよ。頑張ってね、美遊ちゃん」

「あっあ、はっ……はいっ……❤」

「この調子でどんどん産ませちゃうからね。いずれイリヤちゃんたちにも会わせてあげるよ」

「はい……❤ 私、何匹でも産みますから……もっと、たくさん……気持ち良いことしてください……❤」

懐妊、そしてやがて来る出産の悦びに震える少女。

悪の手に堕ちた魔法少女は、人理のために戦ったその過去に別れを告げるのだった。

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