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軽いノリで「じゃあウチら付き合ってみる?」と告白され、そのまま恋人となった俺と鈴鹿御前。

サーヴァントとマスターという枠組みを超えた自分達は当然愛し合い、鈴鹿の自由気ままで天真爛漫な言動に振り回されながらも、確かに幸せな日々を過ごしていた。

そんなある日――カルデアは夏のルルハワにやってきたが、自分は一人ホテルで暇を持て余していた。

「鈴鹿の奴、おそいなぁ……」

こちらに来てからというもの、夜、鈴鹿は一人で行動することが多くなった。

サーヴァントなので心配はしていないが、恋人でもある彼女が側にいないことに一抹の寂しさを感じてしまう。

「まあいつもみたいに、その内帰ってくるだろ。彼氏だからっていちいち行動を気にされてたら鈴鹿も疲れるだろうしない」

そうして自分は考えることをやめ、一人孤独にホテルで彼女の帰りを待った。

その本人が、今どこで何をしているかも知らずに……

「それじゃあ今日も始めよっか鈴鹿ちゃん」

「オッケー。こっちはもう準備万端だし❤ それじゃさっそくサマバケっちゃお❤」

「しかし、良いのかい? こんな毎日私に会いに来てくれて。彼氏が流石に怪しむんじゃないのか」

「んー、まあ大丈夫っしょ。マスターって結構鈍感だし。そんなことより、はやくはやくっ❤」

「はは、そういうことなら――」

身なりのいい、肥えた中年男性。

鈴鹿の目の前にいたのは、マスターとは似つかない、そんな人物だった。

何故その男と鈴鹿が一緒にいるのか――。

事の発端は数日前に遡る。

特異点の空気に当てられた少女は、つい魔が刺して偶然その男と肉体的な接触を結んでしまう。

ただあまりにも「相性が良すぎた」ため、以来、鈴鹿はマスターに内緒で彼の元へ通い詰めていた。

(まあこれくらいマスターも許してくれるっしょ。経験豊富な方があの子も喜ばせられるし……)

そうした思い。

そうした気の緩み。

自身が既にして「手遅れなほどに魅力されてしまっている」と夢にも思わない鈴鹿は、今日も躊躇う事なく男を受け入れる。

そして――

「んっ、くうぅぅううんっ……❤」

(ずぷずぷっ……!)

「はっ……はっ……❤(やっぱ、これ……おじさんのチンポっ……マスターのより断然おっきい……っ❤ あたしの一番奥まで、届いちゃってるじゃんっ……❤)」

「挿れただけですっかりトロトロだね。そんなに私のモノが良かったのかな?」

「えっ……❤ あ、ん……んー、まあまあっしょ。マスターのと比べたら少し劣るって感じ? でもま、気にするなし。おじさんのも悪くはな――」

「んひぃぃいいぃっ❤ あっ❤ あっ❤ はぁぁあああっ❤」

「そうか、それは残念だ。なら鈴鹿ちゃんに気に入ってもらえるよう、もっと頑張らないとね」

「んはっ❤ はあっ❤ ちょ、待っ……待つしっ❤ そんな、いきなりっ……ズポズポするなんて、卑怯――」

「ああっ、んはあっ❤ はあっ、はっ❤ あっ、ヤバっ❤ これヤバぁっ❤ おじさんのチンポまじヤバいしっ❤ 私のおまんこ、超感じちゃってる……っ❤」

「おっ❤ おおっ❤ 今日の、おじさっ……ちょ、超本気じゃんっ……❤ そんな、されたらっ……流石に、困るかも……っ❤」

「何が困るって? こんなに気持ち良くなってるくせに」

「くひいぃぃいいっ❤ あっ❤ あっ❤ それマジヤバい、っ……んっあ、はあああっ❤」

あくまでこの夏をエンジョイするため――

そう自分に言い聞かせていた鈴鹿だが、もたらされる快楽はそんな建前を容易に塗り潰す。

最奥を。マスターでは届かないその部分を何度と突かれるたびに、少女の心からは次第に彼氏である少年の存在が薄れていった。

(マスター、マジゴメンだしっ……❤ こんな筈じゃなかったけど、っ……だ、だって……この人、このチンポがマジでヤバいのっ ❤メスなら誰でも堕とされちゃう、みたいなっ❤ だ、だからっ……許して、マスターっ❤)

最愛の彼氏に心で謝罪する鈴鹿。

そんな彼女の胸裏は、目の前の男にも察せられた。

「いけないなあ鈴鹿ちゃん、セックスの最中に他の男のこと考えてちゃ」

「えっ……?」

「ンんうううウウっ❤❤❤」

「おっ❤ ほおっ❤ イクっ、イってる❤ マジヤバいっ❤ 本気でイっちゃう❤ ちょ、タンマっ……それ以上はダメだしっ❤ マスターのこと裏切っちゃう❤」

「なにを今更。もうとっくに私を選んでるくせにさ」

「あっ❤ はあっ❤ なに、をっ……❤」

「考えてもみたまえ。マスター君とシている最中にここまで気持ち良くなったことはあるか? 悦んだ覚えは? ないだろう、一度も」

「それ、はっ……❤」

男に言われ、鈴鹿も自覚した。

マスターは悪くない。

普通。平凡。不満を抱いたことは一度もない。

ただ――

「おっ、お、っ……❤(これ、っ……このチンポがヤバすぎるのっ……❤ 私のおまんこと、マジ相性最高っ……❤)」

もしこの世に運命のような、肉体的に最高の相性を持つ人間がいたとするならば、それは間違いなく目の前の男だと言えるだけの確信。

マスターは悪くない。

目の前の男が凄すぎただけ。

ただそれだけのことなのだ。

「はっ❤ はあっ❤ んっそこ、っ……もっと、突いてくるしっ❤ 私のおまんこっ……バンバン突いてキテっ❤」

「おっと、急に素直になったね。どういう心境の変化だい?」

「んあっ、そんなの決まってるしっ❤ こ、こんなチンポ知っちゃったら……サーヴァントでもメロメロ、っていうか……っ」

「あっ❤ あっ❤ マスターには悪いけど……やっぱこれじゃなきゃダメっ……❤ あんなのじゃもう満足できないかも……っ❤ だ、だからぁ……っ」

「ははは、ついに言ったね。彼氏君には悪いけど、これも男なら仕方のないことだ。より強いオスに惹かれるのがメスの本能だからね」

その言葉通り、男は更に一段ギアを上げた。

ここからは単なる浮気ではない――と。

正真正銘、目の前のメスを堕とすための行為であると。

「おおっ❤ ほおおっ❤ キタっ、チンポ来てっ……ンッ、んぉっおおおっ❤」

「ほらほらっ、これが鈴鹿ちゃんの一番大好きなチンポだよ! もう2度と彼氏のじゃ満足できなくしてあげるからね!」

「んはっ、ああっ❤ イイっ、それでもイイからぁっ❤ 私のおまんこ、もっと苛めてっ……❤」

「っ……のぼってきたぞ。このまま膣内に出してやるからな。マスターくんとの思い出、全部上書きしてやるからな!」

「んああっ、はいっ❤ ナカダシ、してっ❤ 孕ませてっ❤ マスターのために予約してた場所、っ……おじさんに全部あげるからっ……❤ だ、だからイって❤ ナカで射精してっ❤ とりま孕ませよろだしっ❤」

身も心もすっかり男に屈した鈴鹿は、マスターのことも忘れ、その瞬間を待ち望んだ。

そしてついに――

「おらっ、孕めッ! JKマンコ妊娠しろっ!」

「おっ、んおおおおオオオっ❤ でてりゅ、すごく濃い精液でてるぅ、っ……うおっ、ンおぉぉおおおっ❤」

「ふうっ、ふうっ……孕め、孕めっ……! 私のモノだ……! 絶対孕ませる……!」

「おっ、お、っ……❤(こ、これヤバっ……❤ マジで妊娠するっ……❤ チンポぐりぐりって、絶対孕まされる奴じゃんっ……❤)」

「はぁ……はぁ……❤」

「ふう……善かったよ鈴鹿ちゃん。まあこの様子じゃ聞くまでもないけど……一応、彼にも連絡しておこっか」

「は、はい……❤(ごめんマスター、私……もうそっちには戻れないかも……❤)」

男はそう言うと、この様子を写真に収め、一言「鈴鹿ちゃんはいただいたよ。ごちそうさま❤」と添えてメールを送った。

膣内出しされ、放心する少女。

この上なく満たされた表情のカノジョ。

そんな証拠写真を送られては――ああそれは間違いなく、絶対的な勝利宣言に他ならなかった。




その後――

鈴鹿から一方的な別れを告げられ、無気力な日々を過ごす自分のもとにある日連絡が届く。

「ハロー、マスターおっひさー。いま一人? ちゃんと見えてるー? ほらこのお腹、マジパナイっしょ❤ JK妊婦、ここに参上って感じ?」

久しぶりに目にした鈴鹿のお腹は、明らか異様なほどに膨れ上がっていた。

それが自分ではない、他の男の種によってもたらされたモノであることは疑いようがない。

なぜなら自分は、彼女というメスを手に入れるための争奪戦に敗北してしまったのだから。

「とりまこれ見て元気でも出すっしょ。マスターなら特別、私でシコシコするのも許してあげるし❤」

『あ……あぁ……っ』

気付くと、自分は言われるがままに股間へと手を伸ばしていた。

変わらぬ様子で語りかけてくれる鈴鹿に、少しばかり安堵したのかもしれない。

無論、彼女が2度と自分の元に帰らないだろうことは、ちゃんと理解していた――

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