Home Artists Posts Import Register

Content

進行中のリクエストの進捗早読になります。 ゲーマー小悪魔ちゃんが、ラッキースケベられと呼ぶにはちょっと過激な目にあっちゃう話です。 現状文字数5割ほど。 一ヶ月以内を目標にPixiv投稿予定となります。 ──以下、本文── ピンポーン── 玄関のインターホンを鳴らす。反応が無いので、もう一度。 時間指定を午前でされていたので、在宅のはずとたかを括っていたのだが、最近何かと物騒な世の中である。もしかしたら、配達のことを忘れて居留守を使っているのか、もしくは本当に不在なのかもしれない。 彼はそう思い直し、もう一度インターホンを鳴らしてダメなら、諦めようと決意した。再配達は面倒だが、どうしようもない。溜め息混じりに、最後の一回だと念じつつ、ボタンに指をかける。 すると、慌ただしく動く足音が響いてきた。そして、ガチャリ、扉が開いた。 「あっ、お荷物、お持ち……し、ま、し、た……」 彼の言葉尻の歯切れが悪くなる。足の裏を打つ音が軽かったので、対面するであろう相手が女の子なのは予想していた。しかし、その悪魔的に美麗な容姿より先に目がいってしまったのは、彼女が纏っているキャミソールの下の素肌だった。ドアを開くために前傾になったことで、垂れ下がる薄布からは…… おぱ~~いっ と謎の効果音が聞こえそうなほどに、形良い美山の谷間が覗いていたのだ。 「あー、えっと、ですね……」 彼は、視線を泳がせながら、言葉を詰まらせる。目の前の少女は眠そうに目を細めながらも、不思議そうな面持ちだ。凝視してはいけないと、別方向に視線を移すと、下半身が目に入る。キャミソールの下のそこは…… 明らかにショーツだけしか履いていない。 「に、荷物……? 宅配便……?」 寝ぼけ眼をこすりながら、少女は小首をかしげた。寝起きのせいか思いのほかハスキーなその声にギャップを見出しつつも、彼の意識は完全に下半身へと向けられている。黒のキャミソールから覗く、赤色のショーツ。ディープなレッドと、黒のレースで大人びた印象を受ける。彼女の幼なげな容姿と相まって、なんとも危うげな妖艶さが醸し出ていた。要は── 彼の理性はゴリゴリと削られていた。 「ハンコ…‥あれ、ないなぁ。サインでもいいんだよね……」 彼女は、まだ夢現なのか、ボーッとした様子で呟いた。お手を促すように差し出してくる右手が、彼のペンを貸して欲しいという意図だというのに気づくのに数秒を要してしまう。覗き見るように彼女のショーツの恥丘の膨らみ具合だったりや、キャミソールを押し上げる小粒なポッチへと視線をぐるぐる回していたのだから、無理はない。 「あ、あっ、ペンと伝票ですねっ。こっ、こちらですっ」 彼はどもりながら、慌ててポケットに手を突っ込み、ボールペンを取り出す。そして、震える手でそれと伝票を彼女に差し出した。 彼女は緩慢な動作で荷物にその紙を置いて、サインを始めようとしてる。チラリズムなどという言葉がある通り、本来見えないはずのものが僅かに垣間見えることに、人は興奮を覚えるものだ。彼女の場合は、それを顕著に引き立てている。何故か彼は強くそう思いながら、そこに視線を滑らせていく。もう少し際どい角度になってくれれば、小山の頂点の可憐な蕾がお目見えしてもらえるのではなかろうか。 そう思って見ているうちに、彼の鼻腔はむず痒くなり始める。ギャグ漫画にありそうな鼻血がつつつと流れるようなそんな危惧すら覚えた。だから、彼には少女のキャミソールの右の肩紐が少しづつズレていることには気づくことが出来なかった。そして、いよいよその時が来た。 「はいサインっと……ん……ッ!」 少女はペンを置いたあと、ピクリと身を震わせた。彼女は、そのまま身体を軽く仰け反らせ、くあっ、と欠伸を噛み殺すような仕草を見せる。その拍子に右肩が下がり、左のそれが上がっていく。それに伴い彼女のキャミソールは完全に右肩から外れた。  圧倒的な──ベビーピンク。 そんな小粒な果実が露わになる。彼女はまだ気づいてないようだ。夏の真っ只中の外気がそこに影響を及ぼすことはなく、瑞々しさと柔和さを訴えながらわずかに震えて見える。 彼は、息を呑んだ。 少女は自分の上半身の状況を理解していないようで、荷物を掴んで踵を返す。彼は名残り惜しそうにその背中を見つめ、玄関を後にしようとする。が、 「うあっ?!」 少女の悲鳴が聞こえ振り返ると、右足を放り投げるように滑らせている彼女の姿があった。可憐な乙女のピンチを目の当たりにして、彼の集中力に火がつく。このままではしたたかに後頭部を打ち付けてしまう。スローモーションのように流れる一瞬の光景の中で、彼は咄嵯の判断で少女に向かって駆け寄っていた。手を伸ばし、彼女の身体を抱き止めるように支える。 むにぃ──。 果たして、瞬間、彼の手のひらに、今まで感じたことのない柔らかな感触が広がった。そして、彼の見下ろすような視界の先には、まるで彼の両手の大きさにあつらえたかのようにすっぽりと収まっている少女の胸の双丘があった。 指先が沈み込むほどのマシュマロのような柔らかさと、健気に押し返す弾力両立させた、極上の乳房。それは、まさに奇跡だった。しかしも片方は、未だキャミソールがはだけていたことで、生のそれとなっている。吸い付くような肌理細やかな肌と、うまいこと指と指の間に入り込んだ桜色の突起が、彼の理性を完全に瓦解させた。 彼は、無意識のうちにゆっくりと指に力を込めてしまっていた。 ビクリッ、と少女の身体が跳ね上がり、彼女の口から吐息が漏れた。その反応と、指に伝わる感触があまりに甘美で、彼はさらに欲望を加速させていく。捏ねるように揉みしだくと段々硬度を増していくその尖りが愛おしくて彼は徐々に、確実に、己の愚行をエスカレートさせていった。 では、左手の方はと言うと、こちらは触り心地の良い高級そうなキャミソールの素材の下から主張されているのである。その存在を確かめるように指先で、優しく撫でるようにしてみる。すると布越しの摩擦が心地よかったのか、彼女の腰から力が抜けてくようなへたり具合を感じる。このままでは彼女は荷物を落として、破損させてしまうかもしれない。それを阻止するには自分がしっかりと彼女を受け止める必要がある。 そんな思考で行動を正当化させると、今まで以上に少女のおっぱいを、むんずっ、と握りしめた。指の動きはそのまま習い、右は二つの指の間でコリコリっと揉み挟み、前後に扱きあげて刺激を与える。左は人差し指の腹では執拗に撫で付け、ときおり乳輪をなぞるようにくーるりと円を描き、そうしてぷっくら浮いたぽっちを、仕上げたばかりに爪先でカリッ、と引っ掻いた。 「あっ、ああんっ」 彼女の可愛らしい叫びが、部屋中に響き渡る。完全に調子に乗っていた彼だったが、少女のそんな切なげな悲鳴で我に返った。そして、今更ながらに自分のしていることに気づき、恐る恐る目線を下に下ろした。 そこには、 顔を赤く染め上げ、瞳を潤ませている少女の姿があった。先程までほとんど寝ぼけていた彼女も、さすがに見ず知らずの男に乳繰られるという異常事態に気づいたのだ。 「すっ、すみませんでした! 毎度様でしたーッ!!」 彼は、少女の身体をゆっくりと廊下に着地させると、脱兎のごとく逃げ出した。ドアを閉めて、ドタドタとマンション内を駆けていく。しかし脳裏に焼きついた半裸のような少女の姿がチラついて離れない。それに、指先に残る彼女の胸の先端の柔らかくも確かに快感の芯があるような感触は、彼が忘れ去るにはあまりにも鮮烈過ぎた。 配達員のプロフェッショナルとして、届け先の個人情報は極力意識しないようにしていた。しかし、今彼は握りしめた伝票をジッと穴を開けるほどと言うぐらいに見つめている。 "常闇トワ" そこには、そう書かれていた。 あの日以来、なんかエッチなハプニングによく逢うような気がする。トワはそんなことを思いながら、今日はホロライブのみんなで行く花火大会へと想いを馳せながら床に着いた。だけど、まるで遠足を楽しみにする児童のように目がギンギンに冴えてしまっている。結局は、据え置きのゲーム機を起動させて、夜通しプレイしてしまった。 ──翌日。外の明るさトワは目を覚ます。いつものようにスマホを開いて時間を確認すると、画面上に表示されている時刻を見て絶句してしまう。 「うそっ!? もうこんな時間?! 」急いで身支度を整える。この日のために浴衣の身につけ方は練習していたが、やはり焦りは大敵だ。うまくいくものうまくいかない。帯の締め方も大雑把になってしまうが、もはやタイムオーバーは目前。髪を結ってる時間だけはなんとか捻出して、うなじを出せるようにサイドテールで纏め上げる。 下駄を履いて大慌てで玄関から飛び出した。バスに乗って、集合場所へと向かう間にようやく余裕を取り戻し、みんなとのメッセージグループを確認する。そこでは── 「……っえ゛?」 思わずトワは変な声が漏らしてしまう。そこには、不可抗力的なものから、ツッコミせざるを得ないものまで、様々な理由でこのイベントへの不参加が表明されていた。 「お、大慌てで準備したわたしの努力は……」 言葉と共に悲痛なため息が漏れる。そのまま意気消沈しながらも、一人でもここまで身なりを整えたのだから花火を楽しまなくては損だと気持ちを切り替える。集合場所は公園で、そこからは縁日がずらりと並んでいる。 トワは定番と言えるりんご飴や綿菓子といった食べ物系の屋台を横目にしながら、なんとなくピンときた水風船掬いのお店に足を運ぶ。そこで手に入れた二つの風船を両手に持ちながら、ぶらぶらと歩き回る。腕時計に目を運ぶと、あと数十分というところで花火のスタートの時間が近付いていた。 水風船が手の中で弾ける感触を楽しみながら、スマホで観賞スポットを検索し、その場所に向かって移動を開始した。なんだかんだ一人でも楽しいじゃないか、と道中もふわふわとした気分の高揚を感じていた。祭り特有の賑やかな雰囲気に包まれ、その熱気に当てられてなのか、心地よい火照りが全身に広がってくる。 ふふんっ、と鼻を鳴らしながら、どこか得意げに歩いていくトワ。目指す先の人混みがどんどんと濃くなっていくのだが、それを気にすることなくマイペースで歩みを進めていった。 「ううっ……す、すごい混み具合……」 気づけば人の波に飲まれ、前に進めなくなっていた。絶景ポイントとされる、神社への石階段まであと50メートルくらいだろうか。しかし、そこに至る流れが、ピタリと止まってしまったのだ。まるで都会の通勤ラッシュさながらである。 しかし、ここで諦めるわけにはいかない。半ば反骨心で、この花火大会を満喫しようとしているトワにとって、ここで花火が観れないような事態となっては、まさに骨折り損のくたびれ儲けとなってしまう。意地でも前へ進もうと、グッと下駄を踏み込む。幸いFPSはやりこんでいる。ヌルヌルと障害物を避ける動きは身につけてきたつもりだ。 ひととひとの隙間を縫うようにして、身体を滑り込ませる。しかし…… 所詮はゲームの動かし方が上達しているだけのこと。現実では思うようにいくはずもなく、さらに浴衣という慣わしのない服装も相まって、上手く進むことができない。むしろ、周囲からすれば迷惑この上ないのを今更ながら自覚しだして、居心地の悪さを感じ始めていた。そして、極めつけは…… ──シュルッ。 浴衣の帯が引っ張られる感覚。 (えっ? ……っえ?!) 一瞬の出来事に思考が追いつかない。そこでフラッシュバックのように近日のラッキースケベられの数々が頭を過ぎる。 寝ぼけながら配達対応した時、足を滑らせ配達員のお兄さんに思いっきりおっぱいを揉まれたこと。あまつさえ、中央の蕾を弄られてしまったのは、不可抗力か、それとも故意的だったのか。配達員のお兄さんの顔を覚えていないほどに、頭はぼんやりしていたのが救いなのか、それでもとても恥ずかしかった思い出として鮮明に残っている。またある日は、スカート姿で出かけていた時、いつの間にかスカートの裾が捲りあがった状態で洗濯バサミで固定されてしまっていたことがあった。誰のイタズラなのかは判然とはしなかったが、街中でお尻丸出しの痴女状態だっという事実は変わらない。その日のショーツは、黒色のまさに悪魔的、大人な雰囲気のセクシーなものを身につけていてのだが、それがなんら免罪符になることも無く、ただただ気づいた瞬間は赤面するばかりだったことを思い出す。そういえば、やたらスマホを向けられていた気がしたけど、それは人気ゲーム配信者として避けられないことだったから、むしろ優越感に浸っていたものだったが、それかやたら後ろからだったのは、つまり、そう言うことだ。自分のパンツ丸見えショットがネットの海へ拡散されていたということに、その夜はひとり喚き散らしたものだ。 とにかく、そういったことが近頃頻発しているので、まさか今回も…… そんなことを脳裏に過ぎらせると、背筋が凍ると同時に、嫌な予感が確信めいたものへと変わっていく。シュルリ、シュルっと帯が解けていくのがわかってしまう。 (まって、まって、まって! 浴衣の下は……何も……) そう、トワは今日、浴衣の中には何も身につけていなかったのだ。初めての浴衣姿ということで、失敗のないように意気揚々と検索エンジンを駆使して作法を調べた結果、辿り着いてしまったのは、そのような結論。もっと深掘りすれば、それが間違った認識だということもわかったかもしれないが、ホロメンに聞いても、 「よく知ってるね!」 といったノリで返され、トワは完全に間違った知識を植えつけられてしまったのだ。しかし、それもただ花火大会の参加だけで済んでいれば、人知れず痴女的行為を楽しんだけで終わったのかもしれないが、今のこのピンチは全くの想定外。何かが引っかかって、そうなっているのだろうと確認しようにも、相変わらずの人と人の密度で思うように身動きが取れず、どうすることもできない。 ──シュルルルルッ……。 ついに、完全に帯が引き抜かれる音がトワの耳元で響き渡る。 「ダメぇえええ!!!」

Files

Comments

No comments found for this post.