【リクエスト進捗】ダンまちアイズ、守ったはずの冒険者達にいいようにセクハラされちゃう話(仮)【早読】 (Pixiv Fanbox)
Published:
2022-08-10 03:00:00
Imported:
2023-04
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進行中のリクエストの70%ほどの進捗早読になります。胸、乳首責め、衆人環視での羞恥煽りを所望いただいているので筆がのりそうです。ありがとうございます、ありがとうございます。
今の感じだと中略部分の描写薄くして、セクハラ陵辱濃い感じで文字数調整したいですけどその技量が自分にあるのか……?
一ヶ月以内を目処にPIXIV投稿予定となります。
──以下、本文──
アイズは目の前の敵と対峙しながら、焦燥した様を隠せなかった。街にモンスターが現れること自体は、イレギュラーとはいえ何度目かの経験なので驚く事ではない。その相手は一匹なので、それが武器を所持した巨躯の怪物だったとしても、レベル6のアイズなら問題無く倒せるはずのものだった。
しかし、その敵の異常性は、まずその小ささに表れていた。身長は子供ほどしかなく、ローブのようなものを纏っている。そこから出ている頭は、爬虫類のような緑色で、ボールのように丸くて大きい。右手には大柄なナイフ、左手には昼間だというのにランタンを提げている。ゴブリンやコボルトとなんら変わらなく思えるその姿に、登場直後はアイズより下位レベルの冒険者でも難なく倒すことが出来るだろうと楽観視されていたが、そんな判断はすぐに裏切られることになった。
雑魚モンスターだと侮った冒険者は不用意にも接近し、その小さな体に向かって斬撃を放った。だが、モンスターは意に介さず、逆に持っていたナイフを突き刺してきたのだ。重厚な鎧を貫いたその一撃は、一見でそれとわかるほど深手の傷を刻みつけていた。瞬間、一人でギルドと別行動という名のお暇の日だったアイズは、即座に剣を抜き放ち、参戦する。傷を負った冒険者を術師に治療させるために、剣を交えながら距離を確保するように努めた次第で──今に至るのである。
そのモンスターは小柄だが、俊敏性は感じさせず、アイズの素早い攻撃をほとんど無抵抗に受け続ける。
(だけど……硬い……?)
回避しようともしない姿は、アイズの攻撃に対して全く恐れを抱いていないようにも見える。そして、そのことに苛立ったように、アイズの斬撃が大振りになると……
ザンッ──。
アイズの攻撃を受けながら、手に持った大振りのナイフ──まるで人間が調理に使うような不似合いさがある、不気味なそれ──を突き出してきていた。
(しまった……ッ!?)
足元から突き上げるような残突。アイズは咄嵯にバックステップしたが、腰のガードを貫いて、スカートを切り裂かれていた。太腿が露わになり、風圧で青色のショートパンツが曝け出される。覚悟はしていたが、下位モンスターには有り得ないほどの攻撃力に、思わず顔をしかめた。
「剣姫と互角だなんて……なんなんだ、あのモンスター……」
誰かが呟く声。そして、それを合図にしたかのように、周囲のざわめきが大きくなっていった。突如現れた未知なる存在への恐怖感、それが周囲に伝播していく。モンスターが小柄なことも手伝って、その戦闘に介入できるものは誰一人として居なかった。むしろ……
「それにしても、剣姫の脚……色っぽいよなぁ」
一人の男の声をきっかけに、周囲は熱気を帯びていく。誰もが、その視線をアイズとモンスターに釘付けにしていたタイミングだった。
(こんな時に、何を……!)
それはアイズの耳にも届いてはいたが、露骨に反応している余裕など無かった。内心でだけ悪態をついて、眼前のモンスターへの集中を維持しようとする。しかし、そんな精神と肉体の僅かなズレは、一瞬にして致命的な隙を作り出すことになる。
モンスターが急加速したかと思うと、アイズの視界から消えていた。
(ッ……速い!?)
今までの緩慢な所作と違い、予備動作のほとんど無かった動き。その速度に反応が遅れ、慌てて防御の体勢を取るが、それは、どの位置から襲撃が来るのかわからずのままのものだ。焦りが生まれる。そして、次の刹那──アイズは背後からの気配を感じた。
(しまった──)
振り返り、回避する余裕など無い。もはや山勘で地面を蹴る。
ザッシュ──。
果たして、それは幸運だったのか。アイズの臀部を掠めるようにして、ナイフは通り過ぎていった。しかし、それは数ミリレベルの紙一重ではあったせいで、斬撃は文字通り、紙……ではなく、薄布を数枚切り裂く結果になっていた。地面にはらりと舞ったのは、黒と青の布切れ。
それが何なのかを理解した瞬間、アイズは全身の血が沸騰するような羞恥に襲われて、顔が紅潮してしまう。
(まさか……今の攻撃で……ッ!!)
辛うじて致命傷を防いだ安堵感よりも先に、今の自らの下半身の状態に対する動揺の方が大きかった。ヒップに感じる風通しの良さ。お尻側のスカートとショートパンツが、尖い斬撃によってズタズタにされていることを理解して、アイズは咄嵯に、恥ずかしそうに臀部を両手で押さえるしかなかった。だがそんなことは、モンスターにとってはどうでもいいことらしく、再度ナイフを構えてくる。それよりも、アイズの心を乱すのは、嬉々として目を見開きながら、こちらを凝視するギャラリーの姿であった。
「け、剣姫のパンツって……やっぱりシンプルめなんだなぁ……」
「でも、ライムグリーンってのも、色白の肌に合ってていいもんだなぁ……なんか成熟前の果実みたいっていうかさ」
という、どこか興奮したような声が聞こえてきて、アイズは更に赤面するしかない。同時に、この状況下で平然と下卑たことを口に出来る冒険者たちの精神状態に驚愕させられる。なんとか晒す羽目になってしまったお尻を隠して立ち回ろうと区策するが、それができるほど甘くないモンスターだというのは、対峙しているアイズが一番わかっていた。
「み、皆さん! 早く、安全なところに避難してください!!」
それでも、アイズは精一杯叫んだ。だが、その言葉が耳に入っていないように、野次馬たちはニヤニヤとしながらアイズの戦いを眺めているだけだ。
(な、なんで……)
困惑しながらアイズは剣を構え、じりっと僅かに後退する。左手はなおも精一杯に広げて、臀部の露出を防ごうとしているのだから、その体勢は不自然極まりない。しかし、それを気にする余裕は無い。モンスターがナイフを振りかざしてくるのが見えていたからだ。
「ほらっ、次は前側も頼むぞッ!!」
あまつさえ聞こえてきたのは、モンスターを支持するような冒険者の言葉だ。そして、その通りモンスターの横薙ぎは、アイズの股間を目掛けて飛んでくる。
(そんな……!)
自分のフットワークが甘くなってるのがわかる。避けることもままならない。それなら──と、そのナイフによる攻撃を弾くための、剣撃の動作で対処しようとした。しかし、アイズは気付くべきだったのだ。相手は小柄なモンスターとはいえ、今まで粘土を削ぐように鎧を貫いてきたその斬撃が、容易に受け止められるはずもないことを……
キンッという金属音と共に、アイズの刀身は無残にも弾かれてしまう。その勢いのまま、数撃に重なった衝撃が、アイズの腰から下を襲った。
「きましたっ! 期待通りの前面デルタ開放!!」
「前側は控えめにレースもあしらわれてるし、リボンもしっかりついてて可愛い系だ! 剣姫もパンツはオシャレするんだな!」
観衆から歓声が上がる。自分の視線で確認するより早く、そんな声によって状況を理解させられる屈辱に、アイズは歯噛みする。地面には白い布切れが力なく散っていて、アイズはよろめく足取りで後方へ下がった。事実、剣を差し入れたことで、肉体への直撃を避けることはできたのだが、スカートとショートパンツの前側が裂かれ、股間を守るものは下着だけになっている。
(な、なんで、モンスターと戦ってるだけなのに、こんなことに……)
アイズは戸惑いを隠せない。戦闘に集中したいのに、どうしても意識が向いてしまう。
恥ずかしくて、今すぐにでも両手で隠してしまいたかったが、それは許されない。当たり前だ。まだこの小さなモンスターはナイフを構えていて、鋭い殺意をもって攻撃してこようとしているのだから。しかし、アイズはモンスターとの戦闘に集中しているようで、実は、羞恥に心を奪われて、相手の動きに集中できていない。
(なんで、みんな私の下着ばっかり見て……)
その要因は、鼻の下を伸ばしながら嬉々として下半身にばかり視線を向けてくる大勢の異性の存在にあるのだが、そんなことを冷静に考えられるような精神状態ではない。自分より下のレベルの存在を助けるために戦っているはずの状況で、自分が辱められるようなことになっている。混乱するなと言うほうが、無理があるだろう。そんな中、剣一本でなんとか渡り合っていたのだが、今はその頼りになる武器をも失ってしまっている。だが、剣姫に、モンスターから逃げるという選択肢は──無い。
アイズは地面を蹴る。まずは獲物を再び手にしないことには話にならない。一飛びの間合いに転がる自らの剣に向かって、その華麗な肢体が跳ねる。しかし肉体を躍動させるその動作は、否応なしに、自らの臀部を突き出すような形になってしまっていた。
その瞬間、周囲の冒険者から歓声が上がった。
「剣姫のお尻はやっぱり引き締まっててるねぇ」
「いまパンツからはみ出てた尻フサがぷるんって揺れたぞっ。ぷるんって!!」
そんな声が聞こえてきて、アイズは赤面するしかない。恥ずかしさで気が狂いそうだが、モンスターの存在がそれを許してはくれない。まるでアイズの跳躍の模倣のように、モンスターもまた宙を舞ったのだ。
(早いッ?!)
──ドンッ!
体当たりのような一撃が、アイズを襲う。宙にいることで回避行動が取れなかったアイズは、そのまま体を弾かれてしまう。ナイフを使われなかったのは、たまたま運が良かっただけだろうか、それでも頭程の石の投擲のようなタックルだ。アイズの体は石畳に叩きつけられる。
土煙が上がり、周囲がざわつく中、アイズは不覚を悟る。それでも、片手に剣を掴み取れたことを安堵していた。が、モンスターの敵意とは別の、おぞましい気配を感じ取ることで、アイズの背筋に悪寒を走らせた。その感覚は自分のある一点──したたかに打ちつけたお尻……より、少し前方側に集中していて……
「剣姫ちゃんの尻もち開脚いただきましたッ!!」
「サービス良いねぇ、お姉ちゃん。クロッチ部分はストライプ柄
か!」
下卑た視線が、不可抗力的に開いてしまった股間に注がれている。ショーツパンツはおろか、スカートまでズタズタのこの状態、最早、水着での扇情的なポーズよろしく、露出された肌と布地の大解放だ。慌てて、アイズは脚を閉じようとする。が、時既に遅し。下半身にまとわりついた卑猥な熱視線は、アイズの精神を蝕んでいき、その羞恥が肉体の動きを鈍らせる。
モンスターが飛び付いてくる。ナイフの切っ先は、胸元を狙ってきていた。アイズの反応が、僅かに遅れる。辛うじて防御に回った剣が、ガキンッと金属音を響かせて、ナイフの軌道を逸らすことに成功する。しかし、それだけだった。上半身に纏う鎧を、果物のように切り裂かれ、アイズは衝撃で後方に吹き飛ばされる。
[中略]
戦闘は熾烈を極めた。いったい何度目の斬撃でモンスターの体を斬り裂き、致命打を与えることができたのか、アイズはもう覚えていない。だが、その謎のモンスターがようやく沈黙したのは確かだ。
(やった……?)
息も絶え絶えに、アイズは片膝をつく。身体に走る痛みから、剣を落とし、だけど剥き出しにされた上半身──とりわけ胸部──を隠すように両腕で覆って、荒い呼吸を繰り返す。
(勝った……)
そう思った瞬間、安心感で全身の力が抜けていくようだった。疲労感は肉体的にも精神的にもあり、ナイフの切っ先だけは躱し続けたが、突進による打撲ダメージは多数だ。わずかなきっかけだけでも、意識を手放しそうになる感覚に襲われる。それを、支えてくれるように──
後ろに現れた気配が、アイズの体を受けとめた。
「さすが、剣姫さまだぜっ。あの凶悪なモンスターを一人で倒しちまなんてな。ほら、肩かすぜ」
「ほんとほんと、鎧を切り裂かれながらも……気丈で、格好良かったよ」
アイズを支えてくれたのは、二人の男性冒険者だった。気丈……と発声する前に言い淀み、ゴクリと喉ご鳴ったように聞こえたことにアイズは違和感を覚えたが、疲弊、困惑する脳は、それ以上の思考を許さない。だから、彼らの視線が、露出した胸部に注がれていることも気のせいだと思い込みたかった。しかし、彼らが自分の身を案じているのだとして、妙に体を密着させてくることには、どうしても不快感が背筋を伝う。あまつさえ……
「ほらっ、運びにくいだろ。肩かすって言ってるんだから、腕を、こうやって……」
などと、一人の男が、アイズの脇の下に頭を差し込んできて、無理矢理胸元から手を剥がそうとしてきた。
「ちょ、ちょっと……そこまでは、いいです、じ、自分で歩けます……離してくだ、さい!」
と、アイズはその男を押し退けようとするが、うまくいかない。実際歩行すら困難で、限界にほど近い状態なのだ。そんなアイズの姿を見て、もう一人の冒険者が言う。
「おいおい、遠慮すんなって。街を救ったヒロインさまを邪険にしたとあっては、俺たちだって心苦しいだろ?」
「そ、そう言っても……あっ! 手、だめぇ、胸が、み、見えちゃう……!」
アイズの言葉に構わず、男二人が強引に彼女の手首を掴んで、肩にまわすように引き寄せてくる。そうされて、アイズの腕が男の首回りに巻き付くような形となり、必然的に乳房が露出してしまう。
「な、なんでぇ……」
アイズは恥ずかしさに顔を赤面させる。どんな強敵相手でも出したことのないような弱々しげな声が漏れてしまう。その様子に、男たちが舌なめずりをする音が聞こえた気がした。
「いやぁ、やっぱり鍛えてるだけあって立派な胸筋だなぁ。惚れ惚れするぜ」
「おいおい、胸だけじゃないぜ。華麗な動きを引き出すのは、この立派なヒップ……だろっ? 」
──むにゅり
男の言葉と共に、そんな擬音が聞こえた気がするほど、はっきりとお尻を揉まれた。アイズの背中にゾワっと悪寒が走る。
「や、やめっ! さわらないで!!」
嫌悪感で鳥肌が立ち、眉尻を下げながら、アイズは叫ぶようにして訴える。まるでロキによるセクハラのようだが、見知らぬ異性にこんなことをされるのはもちろん初めてだ。なおも、さらに密着してくる二つの肉体。わずかに身を捩るくらしかできず、そのまま臀部は男の手のひらにより、いいように蹂躙されていく。
──もみもみ 、ぐにぃ ──ぎゅむぅ。
「い、いやぁ……」
食い込む指に合わせて、グリーンのショーツの容貌が変わる。柔らかそうな肉質は、男の手で押し潰され、その度にアイズは小さく悲鳴をあげることを余儀なくされる。
さらに、アイズの羞恥を煽るように、背後から言葉が投げかけられる。
「剣姫のお尻、柔らかそうだなぁ……お、俺も触ってみたいなぁ」
「ホントだよ……くそっ、今からでも加わっていいかなぁ。ほらっ、揉みくちゃにされてパンツ食い込みだしてるぞ……エロ過ぎだろ、我慢できねぇぜ」
横の男達とは別の、野次馬のような衆人の声。アイズの精神を辱めてくるそれは、同時に、誰かが助けてくれるかもしれない、という淡い思いを嘲笑するようなものだった。
──ふぅー、ふぅっ
なんとか頭を冷静に保とうと、息を整えようとするアイズ。しかし、内腿をすっとなぞられたり、お尻の割れ目に向かって無遠慮に穿とうする指の動きを感じ取ってしまうたび、艶かし呼吸になってしまい、いっそう男達の情欲をかき立ててしまうことを理解できていない。
(や、やだっ……気持ち悪い……早く、どうにか逃げないと……)
焦燥感を募らせながらも、やはり体は思うように動いてくれない。男達の吐息が耳をくすぐり、先程の戦闘から汗ばんでしまった腋を舐めるように見つめられていることが分かる。いや、その視線はやはり、腋と言うより……
──ふにょん。
目を背けていた事態が、ついに実現のものになる。男の一人が、アイズの胸に手を這わせてきたのだ。そのまま下乳を持ち上げるように、男の手が滑り込んでくる。
「や、やめなさいっ、やめて……ッ!」
アイズは語意を強め、拒絶の言葉を発する。が、当の男は、
「いやぁ、華奢に見えるのにおっぱいだけはほんっと、立派だぜ。こんなのをぷるんぷるん目の前で揺らされてたら、そりゃあ堪らなくもなるもんだろ?」
と、聞く耳を持たない。まるで果実の詰まり具合を推し量るように、たゆん、たゆん、と手のひらの上で胸を弾ませる。祭事で子供が喜びそうな水風船のような扱いに、アイズは頬に血が上るのを感じた。男の手はなおも無遠慮にバストを弄び続ける。鷲掴みのような形になり、指を柔肉へと食い込ませてくる。
(や、やり過ぎでしょ……)
アイズは、自分の乳房のもつ柔らかさを卑劣な行為によって思い知らされている。ふよん、ふよん、と掌の中で自在に形を変えるそれは、男にとってさぞ心地よいものかも知れないが、女性の象徴たる部分を玩具のように扱われてしまうなど、女としての侮辱感、屈辱、そして羞恥心が溢れてきて、顔が真っ赤に染まっていく。自分がモンスターと死闘と繰り広げたのは、疲労困憊になり、体を好き勝手弄ばれるためだったのか──そんな虚しくも惨めな考えすら浮かんできた時……
──すりんっ。
一瞬、何が起きたのわからなかった。寸刻遅れて、体全体を駆け巡る電撃魔法のような刺激に、アイズは思わず声を上げてしまう。
「っあ、あんっ?!」
男の指先が──乳房の頂上を掠めた結果だった。
「おっと、敏感なとこさわっちゃったかな? ゴメンなぁ、剣姫さま」
男はそう言い、アイズの耳元に唇を寄せて、わざとらしい謝罪を囁く。そんな吐息混じりの声にすら、初めて味わった感覚の余韻なのか、アイズはゾクゾクとした快感を覚えてしまい、漏れ出そうになる甘い呼吸をなんとか抑えるのが精一杯だった。
(な、なに、いまの……?)
性的快感というものに無知であったアイズにとって、今まで体験したことの無いような強烈な感覚。
「おいおい、お前ばっかりズルいぞ。俺も剣姫さまの体を労らせろよ」
もう一人の男が声と共に、入れ替わるように胸に手を回してくる。先程まで臀部を揉みしだいていた男だ。再びアイズを苛むべく、今度は胸を揉み始める。
ぐに、ぐにっ、むにゅう……!
その動きはさっきまで男にされてたより荒々しい。力任せに鷲掴みにして、引っ張るような、押し潰すかのような乱暴なもの。アイズの乳房を変形させていき、指の間から肉が溢れるような格好になる。
「つ、つよい……い、いたい……」
アイズは息絶え絶えに呟き、苦痛を訴える。
「おいおい、剣姫さま痛いって言ってるぞ。女の子は優しく扱わないとなぁ……こんな風に」
もう一人の男がそう言うと、揉みしだかれている乳房の中央へ指を近づける。そのまま指はピンクの尖りの数センチ傍に着地したかと思うと、ゆっくりと円を描くようになぞってきた。
乳首に触れるか触れないかのギリギリの位置で、正確な軌道を描きつつ、指先は肌の上を滑る。
──すーりっ、すーりっ。
指の腹が密着するわけではなく、あくまで表面を掠っていくような、さざ波のような手つき。胸の先端にある突起──そのすぐそばを、何度も、何度もも往復させられる。指が近づくたび、先程の衝撃的な感覚を思い出して体が反応してしまう。しかし、それは触れられない。
──すりっ、すりんっ。
それが、もどかしさ……とは気づいていないが、得体の知れないものが込み上げてくる感覚に、アイズは眉間にシワを寄せる。胸の先端がムズムズするような、ピリピリと痺れるような感じがして、無意識のうちに体を揺らしてしまいそうになる。それとは別に、もう一人の男による乳房への野蛮な揉みしだきは続いており、痛みと違和感を同時に感じ続けることになる。
(な、なにこれ……なんかっ、へん……)
アイズは、自分の体の変化についていけず困惑していた。そんなアイズの様子を楽しむかのように、男たちの手の動きはエスカレートしていき、やがて、それぞれの指先が、異なる角度をもって、先端の蕾へと近づいてくる。その光景を眼下に展開されると、無意識に内股になり、太腿同士を擦り合わせてしまうほど、アイズにとって未知の感覚だったのだ。指は果実を求める生き物のように接近してきて、しかし離れる。触れる寸前の距離を保ち、まるでアイズの官能を刺激するように、乳肉を爪先で軽く弾いたり、指の腹で押し込むように刺激してきた。しかし、それは決して頂点の尖りでは、ない。
「んっ、ふぅ……」
アイズの吐息にも熱が篭ってくる。
「あ、おい……剣姫、あんなに好き勝手おっぱい揉まれてるのに、なんか感じてね?」
「なっ、表情もエロくなってるし……」
アイズは、衆人達の指摘に羞恥心を覚え、唇を噛み締めるが、頬は紅潮したままだ。
(な、なんで、わたし……)
──身体が熱く火照っているのだろう? アイズは自分の体がどうしてしまったのか分かる由がない。一度覚え込ませれた、雷撃のような刺激は、毒のようにアイズの全身を巡り続けていた。そしてそれは、狡猾な二人の男は既に悟っていたのだろう。
「どうだい剣姫さん、俺たちのマッサージは? 戦いに疲れた体には効くだろう」
確かに疲弊した体に、この胸から生じる疼きは、耐え難いもので、思考すらままならない。指はまた、先端を追い詰めるようにじわじわと近寄ってきていて、アイズの呼吸が荒くなる。
──すーりっ、すりんっ。
指はとうとう、アイズの乳輪の縁をなぞった。たったそれだけなのに、アイズは腰がくだけてしまいそうなほどの快感を感じてしまい、声を上げてしまう。
「ひっ! ひぅんっ?!」
アイズの体は小刻みに震え、膝が笑う。そんな彼女の姿を見て、周りの男たちが息を飲んだ。
男二人は嗜虐的で、どこか愉しげな笑みを浮かべている。
──すーりっ、すりんっ。
再び指が動き出す。乳輪を愛でるように撫で、形を確認するように優しく挟み込む動作を繰り返す。先程まで乳房にされていたようなの乱暴なものとは違う、壊れ物を扱うような繊細さである。
「こっ、こんなの、マッサージじゃ、ない……くぅんっ!!」
アイズは拒否しようとするが、別の指が横乳を押し込んできたことで甘えた犬のような鳴き声をあげてしまった。
男はアイズの弱々しい抗議の声を聞き流しつつ、丁寧に、丹念に、そして、狡猾に乳房を刺激していく。そのたびに、アイズは小さく喘ぎ声を漏らしてしまう。
「ふぅっ……んっ、あっ、あぁっ……!」
もはや、溢れ出る声を抑えるという意志が、削がれていこうとしていた。そんなアイズの限界への変化がスイッチとなったのか、男達の指がついに頂上へと向かう。
「そ、そこはだめぇっ……」
アイズは怯えるような目つきで懇願するが、男達はそれを無視する。難聴を装うように、
「えっ? なんだって??」
と聞き返しながらも……
──くにゅんっ、こねっ。
ふたつの指は、すでに桜色の突起を摘み上げていた。もちろん左右のそれを同時にだ。
「──きゃふっ?!?! くっ、ぅんんんっ~ッ!!」
その瞬間、アイズはビクンと背筋を伸ばして仰け反ってしまう。甲高い悲鳴のような嬌声をあげ、瞳を大きく見開く。一瞬頭の中が真っ白になり意識を失いかけるも、なんとか堪える。
(な、なにこれ……わたしの、ち、ちくびっ……)
自分の口から漏れ出た信じられないほど甘い声に驚愕し、呆然としてしまう。なおも男達は、指の間の感触を楽しむかのように、コリコリ、コリコリ、としつこく乳首を転がし続けていた。
「あふっ……ふぅっ、んっ、んっ……!ゆ、ゆび……はなし……てぇ……!」
アイズは力なく、か細い声で嘆願するも、男達の指の動きは止まらない。
「おぉ、すげぇ反応だな……」
「剣姫様でも乳首はやっぱり感じるんだな」
「指の間でコリコリ乳首……ちょっと、膨らんできてないか……? エッロいな……」
周りからの声は自分の状況を解説するようなものになり、アイズの羞恥心をさらに煽ってくる。
「──くっ……い、言わないで……言わなぃれよぉ……ひゃんっ?!」
アイズは反論しようとしたが、両方の乳首を同時にピンッ、と弾かれたことで言葉を遮られる。アイズの体は跳ね上がり、艶やかな唇からは、甘い声が漏れ出てしまう。
「おっ? 剣姫さまが指を離せと言うからしたのに、お気に召さなかったかな? ワガママだなぁ、剣姫さまは……」
「なら、もっと気持ちよくして差し上げないといけませんねぇ」
ニヤニヤとした笑みを崩すことなく、男達は再び両乳首を親指と中指でキュッ、と摘む。
──きゅむっ、しゅっ、しゅりゅ。
そのまま前後に扱くように指を動かされ始めると、アイズはその刺激から逃れようと身を捩らせる。しかし、そんなことをすれば余計に乳首が引っ張られてしまい、快楽の悪循環に陥ってしまう。敏感突起の側面をひたすら擦りあげるようなその指遣いは、乳頭へのヒリヒリした感覚を搾り出すような感覚を加速させる。アイズはイヤイヤするように、首を左右に振るが、男達が止める気配はない。あまつさえ、痺れが先端に溜まりに溜まったタイミングで……
──かりっ。
(~~?!?!??)
空いている人差し指の爪先が、アイズの薄桃色の突起を軽くひっかく。尖り先端の窪みを的確に捉えられれたその瞬間、アイズは声にならない声をあげた。
たったひと掻きなのに、アイズは腰が砕けそうになるほどの快感を感じてしまっていた。
「お、おい……見ろよ。剣姫さま乳首弄られてるだけなのに……パンツ、あんなに濡れて……」