キュアビューティ恥辱の放課後(仮) 早読ver (Pixiv Fanbox)
Published:
2022-01-17 03:00:00
Imported:
2023-04
Content
※こちらは手直し前&一回目絶頂までの早読verとなります。
リクエスト作品で、主様に掲載の許可を頂いています。
完成verがpixivに公開されます。ご了承ください──
れいかその日、授業中窓の外を眺め物思いにふけっていた。自分がプリキュアとしていて戦っていたのも気づけば三年前。高校に進学し、今は弓道部に所属しながら学業にも励んでいる。もうすぐ夏休みに入るという時期。不意にため息が漏れてしまった。原因は分かっている。弓を的を射抜いた瞬間も、テストで期待通りの点数が取れたときも、沸き起こってくる感情があるのだ。それは充足感でも達成感でもない。何か満たされないような、そんな感覚だった。そして、それを満たしてくれるのはきっと──
れいかは頭を振る。それは考えてはいけないこと。平穏な日常を壊すことになるもの。だから忘れよう。そう思うものの、一度頭に湧いてきた想いはれいかに纏わりつく。
「では、この問題を……青木さん」
教師に当てられたれいかはハッとする。慌てて前を向いて立ち上がり解答を始める。まったく集中出来ていなかったため、普段ならすぐ解けるような問題なのに時間がかかってしまった。それでもなんとか解答し、席につく。れいかは思わずため息をついた。このモヤモヤしたものをどう解消すればいいのだろうか。やがてチャイムがなり、授業の終わりを告げる。幸い今日は部活は休みだったので、家に帰って本でも読んで気分転換しようと思った。瞬間──
背筋に悪寒のようなものを感じた。何か邪悪な気配を感じる。絶望という最悪な負の感情を蔓延させ、それを収集する闇の一味。三年前に倒したはずの彼らの存在を、れいかは強く感じ取ったのだ。続けざまに……
「きゃあ!?」
女生徒の悲鳴が聞こえ、れいかは慌てて教室を飛び出す。廊下に出ても声をあげた生徒の顔はわからなかった。なぜなら……
彼女はスカートを茶巾のように縛られ、太腿と白い下着だけをひたすら晒していたからだ。何が起こったのか理解できず思わず呆然となっていると、叫び声を聞きつけた他の生徒も廊下へ出てくる。その中の男子生徒は、レースが可愛い白いショーツ姿で、ぷりぷりとただお尻を振ることしかできない彼女を見て目を輝かせた。れいかは咄嗟に官女の姿を自身の身で隠しつつ、すぐにその茶巾拘束を解く。女子生徒は顔を真っ赤にしてその場にぺたりと座り込んでしまう。そこからは確実に負の感情が広がっていくのを感じ取れた。れいかは走り出す。このエネルギーを集めているものの気配がする方向へ。
「きゃあ!」
曲がり角の先から、今度は別の女子生徒の短い悲鳴が上がる。部活のユニフォーム姿の彼女からもまた羞恥の感情が湧きあがっているのがすぐわかる。そのユニフォームの胸元は、露わになるように捲りあげられており、ブラジャーもずらされて白い乳房が見えてしまっていたのだ。タオルで目隠しをされ、手首も後ろ手に縛られていて怯えることしかできない。
「見ないで!!」
れいかは好奇の視線を向けるだけの男子生徒を叱咤しつつ、女子生徒のタオルを外して解放する。その際、視界の脇に捉えたアカンベェの影──逃げるように消えたそれを確認し、れいかは決心した。女子生徒がその場を去ったのを確認すると、れいかはゆっくりと深呼吸をして精神を落ち着かせる。そして…… 変身ポーズを取り、キュアビューティへと姿を変えた。あの頃より少しキツく感じるコスチュームに身を包み、れいかは走り出した。身体能力が格段に上がる。女の子にイタズラをしようとしていたアカンベェを見つけざま殴り飛ばし、倒れたところを追い打ちのようにを踏みつけ、動けないことを確認すると、右手にエネルギーを集める。
「ビューティーブリザード! 」
凍てつく冷気が辺り一面に広がり、アカンベェを氷漬けにした。そのまま浄化され、消滅する。それでも禍々しい気配は消えなかった。れいか地面を蹴り、壁を蹴り、飛ぶように移動する。負のエネルギーが一番強く集まっている場所を目指して。
たどり着いた先は放送室。扉を開けると同時に、スピーカーから音楽が流れ始める。そしてすでに中には一人の男性が居た。忘れられようのないその姿。道化師の格好に、仮面をつけた男。かつて倒したはずの宿敵。ジョーカーはニヤリと笑みを浮かべた。
「どうして……あなたががここに?」
「いやぁ、アナタの成長を確かめたくなってねぇ」
相も変わらず全く真剣味を出さない口調で、ジョーカーは答える。しかし以前と違い、彼の余裕な態度の裏に強い悪意のようなものを感じる。れいかは警戒を強めた。氷の剣を作り出し、構える。同調行為のようにジョーカーもどこからともなくレイピアを出現させ、それを手に取った。
一瞬の間。先に動いたのはれいかだった。踏み込み、間合いに入ると、素早く突きを放つ。しかしそれは紙一重のところで避けられてしまう。れいかはさらに連続攻撃を仕掛けるが、全て軽やかな身のこなしでかわされてしまう。空を切った剣先が機材に当たりそうになり、れいかは慌てて軌道を制御する。その隙だったのか、ジョーカーに背後に回られていたことに気づけずにいた。
「ひっ!?」
自分の中で、聞いたことの無い種類の声が漏れ出る。ジョーカーの指先が、れいかの脇腹をなぞったのだ。とても繊細で、優しく撫でるようなタッチ。同時に首筋に吐息を吹きかけられ、背筋にゾクッとした感覚が走る。思わず力が抜けてしまいそうになるところをなんとか堪え、左の肘を振りかぶった。しかしそれも読まれていたようで、間合いを空けられて回避される。いや、想定内だ。れいかは回転力を保ったまま、横振りの斬撃を繰り出す。今度こそ直撃したと思ったのだが、やはりこれも当たらなかったらしい。ジョーカーは身を屈め、れいかの攻撃をかわしつつレイピアを突き出してきた。れいかの両脇をかするように通り抜けた刃が、コスチュームを切り裂く。幸い、肌には届いてはいなかった。ヒヤッとしながらも、この狭い空間での立ち回りが難しいことを実感する。
れいかの表情に焦りが見え始める。学校の機材を壊すわけにもいかない。ひらひらと小回りの効くジョーカーは、その特徴を存分に活かしれいかを翻弄してくる。読まれているのか、振りかぶった瞬間に接近され、また脇腹を触られる。そのままコスチュームの切れ目に指をかけられ、露出している面積を少しずつ広げられていく。そのまま背後を取られ、今度は背中部分をレイピアで切り刻まれる。しかし、やはりれいかの柔肌を傷つけることは無かった。
(遊ばれてる……? わざと私の服をボロボロに……)
大きく引き裂かれた背中に、外気を直に感じる。そこから皮膚が粟立つのがわかった。対峙する相手の放つ異質な空気をひしひしと感じながら、れいかは冷静さを保とうと努める。
ジョーカーが剣の間合いの外からカードをれいかの頭上に向かって投げた。天井に刺さったそれは、負のオーラを瞬時に発する。まるでれいかを拘束するかのように彼女の手首を縛り付け、両腕を上げるような格好で自由を奪う。ジョーカーは無防備とも言えるれいかの背後に回ると、れいかの髪を撫であげ、舐めるような仕草をしながら、もうひとつの手でれいかの耳の裏に指を這わせる。
「んっ……」
オーラを振り払おうと集中した意識が霧散する。
「ふむ……いい反応ですねぇ」
その言葉にれいかは歯噛みしながら、自由の効く足で背中越しに蹴りを放った。しかし、その攻撃すらも簡単に避けられる。すでにジョーカーは飛び退くように間合いを開けていた。好機に、とれいかは手首を拘束するオーラを弾くように解いた。瞬間、れいかは胸元に強烈な違和感を覚える。
(〜〜! え?)
視線を落とすと、自分のバストが暴れるように揺れていた。
「やっぱり良い成長を遂げてますね」
満足げに呟くジョーカー。その手には、れいかが身につけているはずの水色のブラジャーが握られていた。いつの間に、と思う間もなく、ジョーカーは器用にそれを指先で回すと、れいかの目の前で広げた。
「ほら、こんなに大きいの付けてるなんて。E? F?」
「……!」
顔が熱くなるのがわかる。ジョーカーはそんな様子を楽しげに見つめると、下着を自身の中にしまう。そして再びれいかに詰め寄ってきた。応戦しなくては──そう思って体を翻すと、支えるものを失った大きな乳房がぶるりと大きく震える。その感覚がれいかの動きを鈍らせた。
ジョーカーは一瞬でれいかの鼻先まで接近する。剣を振れる間合いでは無い。焦りながらも肘を繰り出したが、眼前に居たはずのジョーカーは瞬く間に消え去り、空を切るだけに終わった。背後に気配を感じる。と、同時……
──むぎゅ、ぎゅっ。
コスチュームに包まれていてもなお存在感を放つれいかの大きな胸、下着を失って主張を増すそれがジョーカーに揉み潰された。
「なっ、なっ……!?」
突然のことに頭が真っ白になる。思考が追いつかない。ジョーカーの容赦ない指遣いにぐにゃりと形を変える双丘。おおよそ攻撃とは言えないものだが、全身を走る嫌悪感はれいかを硬直させる。そして、その行為は嫌悪感と共に……
「あ、っふんっ!」
不意に甘い声を上げてしまう。咄嗟に自分で口を塞いだ。
(わ、私いま……何をされて)
それは、たわわに実った果実を愛でるような優しいタッチで、その先端を見つけ出された瞬間だった。電流のように走る、未知なる快感。コスチューム越しとはいえ、そのまま敏感な突起物を指の間で転がされ、摘まれ、押し込まれる。
「やめ、やめなさっ……あっ、んんっ!!」
力が抜ける。膝から崩れ落ちそうになるのを必死に堪えるが、その分抵抗することもできない。ジョーカーの手つきは段々と激しさを増していく。弄ばれ続け、れいかの乳首はコスチュームの上からでもはっきりと主張をしてしまう。
「ふふっ。ここがいいんですか。とっても心地よいコリコリした感触…… それが少しずつ硬くなっていくのがわかりますよ」
「ち、違いま、す……これは、違うの、ぁ、あんっ!」
れいかの言葉を遮るかのように、今度は人差し指で強く弾かれる。電撃のような刺激を受け、れいかの体はビクンと跳ね上がった。
ジョーカーはれいかの反応を楽しむように、何度も同じ箇所を責立てる。親指と中指で搾り出すようにキュっと挟まれ、人差し指でカリカリと引っ掻かれると、れいかの口から熱い吐息と声が漏れ出る。
「あぁん……うぅ……きゃうん!」
「ふふっ。可愛い声ですねぇ。でも、あんまり大きな声で鳴いてるとみんなに聞こえちゃいますよ?」
(みんな……?)
はっとなって視線を機材に向けると、校内放送のオンエアーというスイッチが点灯していた。れいかはゾッと背筋を凍らせる。
(放送されていたっ!?)
焦りが一瞬の集中力を生み、上半身を力強く捻ってジョーカーを投げるように押し飛ばすことに成功する。しかしジョーカーは空中で身を翻し、壁を蹴るようにれいかへ迫ってきた。れいかは咄嗟に左手で胸元をガードする。また先端を狙われれば、ひとたまりもないことを思い知らされたばかりだ。右手は氷の剣を握り締め、迎え撃つように突きを繰り出す。が、不完全な体勢の攻撃など、容易に避けられしまう。
(しまった……)
またジョーカーは後方に回り込まんとしてくる。れいか剣を離し、両手で胸元を守ろうとした時だった。
──ふわっ。
れいかのスカートが舞う。子供の悪戯のように、勢いよく捲られたのだ。その中はスパッツなので、そこまで羞恥を煽るようなものではない。れいかは戸惑いながら、今はバストを守るのが最善策だという考えは変えなかった。そして、それは甘かった。
──ぱぁん。
小気味よい音が響く。スパッツに包まれたお尻がその音に合わせて、ぶるんと揺れる。平手で打たれたのだ。
「おっぱいもいいけど、こっちも良く育ったねぇ。ホント、いじめ甲斐がありそう」
ジョーカーは愉悦に浸るように呟く。そして、また腕を振りかぶり、れいかのお尻を叩いた。
──ぱん! ──ばちん!!
「あふっ! や、止めてくださ……いぃんっ」
れいかの体が震える。ジョーカーはれいかのお尻を張りつつ、ふとももの付け根を撫で
回していた。
「ダメだよぉ。ちゃんとお仕置きしないとね。ほら、悪い子にはもっと強いのが必要だよね?」
「ひゃ、っふん!」
一際強く、れいかの桃尻を叩く。豊満に育った双丘は、それだけでぷりぷりに大きく震え、その振動は波紋のように全身に未知な感覚を走らせてきた。感覚が脳まで達すると、れいかから思考力を確実に奪ってくる。体中から汗が噴き出てきた。
──ぐにぃ。
「ひゃあああっ!?」
平手打ちの勢いはそのまま、ジョーカーの指がれいかのお尻の割れ目深く潜り込み、その奥の皺穴を押し込んだ。れいかは未知の衝撃に悲鳴を上げる。
(な、なに? なにこれぇっ)
びくんと腰が浮く。乳首を責められた時より、さらに激しい反応をしてしまう。ジョーカーはその様子を見逃さず、れいかの耳元に口を寄せ、囁いた。
「お尻、気持ちいいんでしょ?」
れいかはハッとして振り返った。その顔は赤く上気し、瞳には涙がわずかに浮かんでしまっている。ジョーカーは意地悪な笑みを崩さず、お尻への責めを続けた。れいかは目を伏せ、唇を噛む。否定しようとしても、先ほどの衝撃が頭から離れない。
ジョーカーがれいかのお尻を強く揉み込む。
──ぐにゅっ、ぐにぐにっ。
弾力のある肉が形を変えていく。スパッツに食い込む指が、お尻の割れ目にめり込んでいく。れいかの口からは、熱い吐息が漏れるようになっていた。体からは完全に力が抜けてしまっている。ジョーカーはその様子を見て、くすりと笑うと、れいかの耳元でそっと、一言。
「変態」
れいかの頬が真っ赤に染まる。屈辱感が溢れ出し、涙が零れ落ちた。しかし、同時に今まで感じたことの無いような快感が押し寄せてくる。
(何……この気持ちよさ……っ)
れいかは自分の中で膨れ上がる衝動を必死に抑えようとするが、それを許さないかのようにジョーカーはれいかの体を抱き寄せ、まるで自分に座らせるかのような格好をさせ、自らは設置してあった丸イスに腰掛ける。れいかの股間にはジョーカーの膝が当てがわれ、ぐりぐりと押し付けられる。左手はふとももからお尻にかけてを撫で回し、右手はれいかの胸先を掠るような往復運動を続けた。
──ぐにぐにっ、ぐにっ、ぐにっ。さわっ、すりっ。
緩急をつけた刺激が、れいかの体を駆け巡る。れいかの顔は、完全に快楽に蕩けてしまっていた。ジョーカーの膝がれいかの秘部を振動器具のように責めたてる。体勢が前傾になると、敏感な甘豆を擦ってしまい、その度にビクビクと痙攣したように背筋が伸びてしまう。そうなると完全に勃起させられたふたつの膨らみの頂が、より主張してしまい、摘みあげられ弄ばれる。
(なにこれ……我慢できない……こんなの、知らない……)
れいかは無意識のうちに腰を前後に動かしていた。そんなれいかを嘲笑うかのように、ジョーカーはれいかの首筋に舌を這わせながら言う。
「ねぇ、アナタってオナニーしたことあるの?」
「オナ、ニー……?」
聞き慣れない単語に、れいかは戸惑ってしまう。その反応にジョーカーはにんまりと笑い、続けた。
「そう、こうやって自分で慰める、こ、と」
──ぐいっ!
「ひゃああんっ」
ジョーカーの指先が、スパッツ越しにれいかの割れ目に押し込まれる。そして、そのまま上下左右に動かされた。
「やっ、あっ……んんっ」
「ほら、どう? 気持ちいいでしょ?」
──ぐちゅっ、ぬちゃぁっ。
いやらしい音が響く。れいかは恥ずかしくて堪らないのに、その音を止めることができないでいた。
「んっ、ああぅ……」
ジョーカーは人差し指だけで割れ目をなぞりあげ、時折クリトリスに引っかかるようにして動かす。その度に与えられる甘い痺れに夢中になり、れいかは腰の動きを止められないでいる。上半身では未だに乳首が指先で転がされ続け、増したその硬さを確認されると、きゅっとつねられる。
(もう、だめぇっ)
れいかは限界だった。頭の中では何度も未知なる快楽の波が訪れ、目の前がチカチカと点滅する。ジョーカーは耳元で囁いた。
「……イキたい?」
れいかはその意味が一瞬分からなかったが、すぐに理解する。この波にのまれてしまえば、自分はきっとおかしくなってしまう。れいかは涙を浮かべながら、首を横に振った。しかし、ジョーカーは手を休めない。それどころか、れいかの脇から顔を差し込むように入れ、舌先が胸元へ迫った。そのまま左の乳首は飴玉を舐めるかのように口内で蹂躙され、右のそれは指先でピンッと弾かれる。股間では割れ目の中へと侵入してきた指先が、肉芽を探しあてると、そこを押し潰すようにして動いた。
(もう無理、もう無理、もうむりぃ!!)
スパッツに染みが広がり、お尻まで垂れている。全身で感じる、甘い電流のような感覚。自分の意思とは無関係に動く腰。れいかは自分がもうすぐ絶頂を迎えようとしていることを悟り、ジョーカーの問いに答えた。
「お願い……イかせないで……もう、気持ちいいことしないでぇ……」
れいかの言葉に、ジョーカーは満足げな笑みを見せた。
「しょうがないですねぇ」
その言葉と同時に、れいかの体から力が抜けた。表情は虚ろだが、どこか安堵しているように見える。ジョーカーはれいかから手を離し……
──ずんっ!!
瞬間、衝撃。お尻を両手で掴んで持ち上げたと同時に、お尻の穴に指を突き立てられ、またたくまに第一関節分ほどを差し込まれていた。
「んッッッ〜〜〜!?」
声にならない悲鳴があがる。電撃のような衝撃が、れいかの脳天を突き抜けた。
「あれ? どうしたんですかぁ? 気持ちいいところはさわってないはずですが……」
ジョーカーは不思議そうに言うが、その手は止まらない。腸壁を指先の腹で擦られ、第二関節辺りまでの出し入れを繰り返される。その度にれいかの視線に火花が散る。不味い、マズイ、まずい。このままじゃ、あの波にのまれる。よりによって……
「まさか、お尻でイっちゃうんですかぁ?」
──ぐりゅんっ!
言葉と共にジョーカーが指を勢いよく引き抜いた時、れいかの中で何かが決壊した。
「あああああああああああっ!!」
背筋を反らせながら、今日一番の甲高い声を上げる。勢いよく吹き出した透明な液体が、床を濡らす。れいかは生まれて初めての絶頂を迎えたのだ。