飲食店のメニュー表作成のお仕事 (Pixiv Fanbox)
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2年ぐらい飲食店のメニュー表を作るお仕事をしていました。
居酒屋でお酒を注文するときにお客さんが商品のラインナップを見るアレです。
デザイナーっぽい仕事ではありますが、
クライアントから発注を請けて1からデザインするわけでなく、
もともとテンプレート(雛形)が用意されているデザインの中から
依頼に応じてレイアウトするのが主な業務でした。
そのためか職種のうえではデザイナーではなく「事務」でした。
■制作体制
「受付」さんが電話やメールで営業から依頼を受け文書化し、
その文書をもとに我々「作成」チームがレイアウトし
ファイルをUPする、という流れで業務が進んでいきました。
またレイアウトする際も
PhotoshopやIllustratorではなくPowerPointを使用していました。
独自のシステムを使ってショートカットを作り
作業を短縮化する工夫などは随時更新されていきました。
以前のテレビ業界でもあるあるでしたが、
メニュー表を制作したあと飲食店に実際に並ぶことは少なく
営業担当者や店舗の判断でボツになることは多々ありました。
実際に作ったメニュー表をお店で見ることは本当に稀でした。
ゆえに、キレイな見やすいメニュー表を作成することは
最初は達成感がありましたがほぼ自己満足でした。
■労働環境
僕がいた事業所では約50人のチームで1日200~300件の依頼を回していました。
飲料品(アイテム)の数が多ければ多いほど
作成にかかる時間はかかるので1つのメニュー作成にかかる時間は
5分から5時間までピンキリでしたが
僕が入社した時点ではリーダーやメンバーの制作管理が
かなり整えられていたので何とか回っていました。
飲み会の機会が増える3月・4月などは依頼の数が500件を超える日もあり
連日22~23時ぐらいまで残業していたこともありました。
給料ゴミだったので生活残業してピーク時は月の残業時間が70時間超えて
残業代を翌月に持ち越したりしてましたね…(今思うとウンコだなあ)
黙々と自分のペースで仕事を進められる環境でしたが
この会社でしか通用しない特有のスキルしか伸びていかず
将来性は皆無だったので転職しました…w
そもそも給料がゲロ安かったので実家住まいの人しか残ってなかったですね…
一人暮らしでは貯金が困難なレベルでした。
■人間関係
新人教育を頻繁に任されていました。
給料が低い・かつ1人で出来る仕事ということもあり、
入ってくる人は変わった人が相当多かったです。
(社歴の長いベテランは落ち着いた方も多かったですが)
何日も連続で仕事中平気で寝る奴が来た時はこの世の終わりかと思った…
このへんもいろいろエピソードがあるので
書けそうな範囲で今後少しずつ書いていこうかな…w
■お酒の知識
メニュー作成時、お酒の種類をしっかり理解していないと誤表記に繋がるので
入社時の研修ではみっちり教えられました。
ハイボールとウイスキーの違いや焼酎の割り方など
細かい点でもルールが多かったので最初は頭がパンパンになりましたが
お酒は好きだし個人的に居酒屋行った時にも飲み方にかなり幅が広がりました。