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昨年末から下水処理場の設備管理のお仕事をやっております。

皆さんの使った生活用水(台所・トイレ等)を集めて殺菌して放流したり

汚い部分を固体化して焼却したりするのが下水処理場です。


平成元年からずっと使ってるような30年モノの設備もあるので

正常に運転してるかどうか点検したり、

壊れてたら実際に修理するのがメインの業務です。

ヘルメット被って現場作業するような仕事は初めてで

未だに慣れないことも多いですが、

年齢層は40~50代で落ち着いた人が多く人間関係は悪くないです。

処理場が非常に広いので毎日5時間ぐらいかけて設備点検してます。

電流値・圧力の数値、水の使用量がいつも通りかのチェック。

以前はボードで挟んだ紙に手書きで書いてたらしいですが

今はタブレット端末で数値入力してます。

項目が多いので画面の文字が小さいのがネック…w


下水は汚物が混じり合ってそこから硫化水素が発生し、

空気中の酸素の濃度が低くなることがあります。(通常は約21%)

場所によっては酸素の濃度が低い場合があるので

常に酸欠計を持ち歩いて酸素欠乏症にならないよう警戒して点検を行います。

(人間は酸素濃度の低い空気を吸うと気を失ったり脳に悪い影響を与えたりする)


硫化水素は硫黄・腐った卵のような匂いがキツく、

現場仕事に女性が増えてきた現代でもこの「匂い」がネックで

ごみ処理場・下水処理場では女性の現場作業員はほとんど居ないらしい…w


また高所も多いので階段を上り下りする際にも三点支持

(四肢のうち3箇所を地面・手すりのどこかにつける)のが重要です

現場猫みたいに片足上げてヨシ!とかナメたことやってると頭打って死にます


ちなみにヨシ!は朝礼時、安全規則の唱和とともに

毎日「指差呼称」として全員声に出して読んでます。

当番が今日の目標を掲げて「○○○○ヨシ!」と呼称。


電気室に水(靴についた雨など)を入れないよう

土足禁止・スリッパで巡回など細かいところは色々ありますが基本はこんな感じです。

点検終わって時間余ったら壊れたポンプの修理保全の作業などを手伝うことが多いです。


いろいろ気をつけることは多いですが安全第一で

力仕事も思ったより多くなく休憩も積極的にとる現場なので精神的にはだいぶ楽ですね。

巡視は休憩挟みつつも1日中歩きっぱなしなので筋肉痛になることも多々ありますが…w


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