飲食店のメニュー表ができるまで (Pixiv Fanbox)
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■前回の記事
前回は全体の概要を書きましたが、
今回はどういう風に作られていくのか実際の仕事の流れをご紹介。
①受注→発注書の書面化
飲食店の店主と営業がやり取りして
どういうアイテム(商品)を載せるか、どんなデザインにするか
メニュー表の概要を決めます。
それをメールや電話で受付チームが受注、必要な情報をまとめて紙に印刷。
作成チームに渡します。
②作成チームが書面化されたものを確認
実際にメニュー作成する作成チームが
何百とあるメニューデザインの雛形(テンプレート)をダウンロードし、
発注書にそって文字入力したアイテムの文字情報を貼り付け、
PowerPointでレイアウトしていくというのが基本の作成方法です。
ちなみに文字入力の際は
「にほんしゅ→日本酒」「プレモル→ザ・プレミアム・モルツ」など
簡略化されたアイテム名は正式名称で掲載するのがルールになってます。
③レイアウト
商品の写真もしくはイラストの画像を貼り付け、
キャプション(商品説明)、《小カテゴリ》などを追加。
文字の改行や画像の大きさなどは全体のバランスを考慮しながら調整していきます。
※なぜフォトショやイラレじゃなくパワポなのかと言うと、
文字情報が多いので数カ所の文字修正依頼が来た時に検索→修正がしやすいため。
また基本的に営業のノートPCなどに送るのでAdobe製品のような
専門ソフトで使うファイルではない方が良い。容量も軽くて済む。
④チェック
チェック者が誤字脱字やアイテムの漏れなど無いか確認
レイアウトも微調整して納品
(2つ並べないと分かりにくいですが、
画像を追加する・文字の行頭を揃える・改行するなどの調整を加えることで
見た目のバランスが良いメニューを心がけて作成します)
⑤納品
完成→営業がお店に渡す→OKなら実際にお店にメニューが並びます。
前回も書いた通り営業や店主が独自にボツにすることも多く
実際にお店に並ぶことは多くはないらしいですが
その分、たまたま飲みに行ったお店に
自分が作ったメニュー表が並んでるのを見るとわりと感動します(笑