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20:支配 ――数分前。 「……レファしゃんっっ! た、た、たしゅけに……来てくれた! 本当に……来てくれたっっ!!」  レファの登場と共に拘束が解かれ、十字架を模した拘束台の下へと降ろされたアイネは疲弊しきった身体をどうにか起こし、這いずりながら未だ拘束の解かれていない彼女のもとへと辿りついた。 「えひっっへひっっっ……うへひひひひひひ、いひひひ……ふひひひひひひひひ……」  意識を失っているのか失っていないのか判断はつかないが、口元からはくすぐられてもいないのに力の無い笑いが断続的に溢れ出ている。  刺激の余韻だけで反射的に笑ってしまっているのだろう……。アイネはそのよう理解し、彼女の目隠しに手を伸ばしていく。  目隠しを外すと、苦痛に歪みつつも目尻の垂れたなんとも形容し難い表情で上の空を見ている彼女が現れた。  くすぐりに笑わされ、苦しさと辛さと快感に晒され苦笑いしているかのような表情を作っているその目は……くすぐりを快感と誤認した末路の顔であると改めてアイネに思い知らせる。 「私のマナ……ほんの少ししかありませんけど……コレで疲弊しきった体力を少しでも癒してください……」  リアの足元で這いずった格好のままアイネは右手を掲げ短い呪文を詠唱した。  詠唱が始まるとアイネの身体が薄緑色に発光を始め、やがてその光は掲げた手のひらに一極的に集まっていく。 そして手のひらに集まった光は右手が触れているリアの左足に流れ込むように流動をはじめる。 足から腰……胸部から頭の先まで、アイネから集められた光が包み込むとリアは安らかな表情を取り戻し苦痛と快楽に歪んでいた口元も優しい微笑みへと形を変えていく。 「リアさん……助けが……来てくれましたよ。淫魔の狩り人さんが……助けに来てくれました……」  癒しの魔法を使い切ったアイネは、今度は彼女の拘束を解いてあげようと重い腰をどうにか持ち上げヨロヨロと立ち上がる。  立ち上がりながら改めて、自分と同じ境遇に置かれ声をかけ合って励ましあった戦友の姿を見ていく。  自分と同じように裸にされ……自分と同じように目隠しをされ拘束されていた彼女……。しかしその体は姉のエリシアに負けず劣らず豊満で引き締まった素晴らしい身体を授かっていた  自分よりも遥かに大きい胸……くびれた腰……突き出た尻……大人の引き締まった脚……。思わず唾を飲み込んでしまうほどの見事な身体を目の前にアイネの顔はなぜか恥ずかしそうに赤く染まってしまう。   「アイネ……ちゃん? 助けが来たって……ホント?」  足を拘束している蔦に手を伸ばそうとしたアイネに、意識を取り戻した彼女の声が小さく聞こえる。 「リアさん! 気がつかれましたか? 待っていてください、今すぐにこの拘束を外してあげますから!」  意識の戻ったリアの声に安堵の表情を浮かべたアイネは彼女の足首に向けて手を伸ばす。 「助かったんだね? 私達……助かった――」  そして蔦の先を掴んで巻き付いた足首から引き剥がそうと力を込めた瞬間…… ――コチョ♥ 「――うひっっっ!!?」  リアの足裏に……再びムズムズっとした違和感が与えられる。 ――コチョコチョ♥ 「はひっっっ!? いひっっひひひひひひひ、ちょっっっ!! なに??」  最初はまた蔦がくすぐりを再開してきたのかと思っていた……。しかし、彼女の足裏をくすぐっていたのは…… 「あ、あ、あれ?? あれっっ!? な、なんで?? なんで私が……リアさんの足を??」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョっっ!!  蔦ではなくアイネの手が両方の足裏に逆手で添えられ、指先だけをコチョコチョと動かしてくすぐっている。  自分は足の拘束を解きに行っていたハズなのに……なぜか手は意識を取り戻したばかりのリアの足裏をくすぐっている。意味がわからない。何度もやめようと手を引こうとするが何故か手が引けない……何かに操られているかのように手の動きが止められない。 「あはっっ!? あはっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、アイネぢゃんっっ!? なんでっっへへへへへへへへへへへへへへ、なんでアイネぢゃんがぐずぐるのぉ?? ぶはっっはははははははははははははははははははは!!」 「ち、ち、ち、違いますっっ!! 私は拘束を解こうとしただけでっっ! こ、これは何かの間違いですっっ!! 違うんですっっっ!!」 「あひぃぃぃぃぃっっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、そんなに激しくくすぐっといて何が違うって言うのぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほ、違うんならやめでよぉぉぉぉ!! 早くやめてよぉぉぉぉぉっっほほほほほほほほほほほほほ、イヒャッァァァァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」   「て、手が止められないんですっっ!! 何かに操られていて……私の意思では止められないんですっっ!!」 「だひゃあぁっぁああぁぁはははははははははははははははは、う、嘘つかないでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、くすぐってるの貴女でしょっっ!! 早くやめでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、足の裏から手を離してぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「む、無理ですっっ!! 強い魔法がかけられていて……マナが空っぽになった私では……抵抗ができませんっっ!! もう少し……もう少し待ってください!」 「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、無理っっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、もう無理ぃぃぃぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、イッちゃう! またイっちゃうぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」 「んえっ!? い、イっちゃうって……え? オシッコですか? オシッコが……漏れそうなんですか??」 「ち、違うぅぅふふふふふふふふふふふふふふ、気持ちよぐでイっちゃうのっっ!! くすぐられて気持ちよくなっちゃったからイっちゃうのっっ!!」 「へっ!? んえ?? 気持ち……良く?? 私のコレでですか? えっ、えっ、えぇぇ??」 「もうイキだぐないのにぃぃぃっひひひひひひひひひひひひひひ、頭バカになっちゃうからいやなのにぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ、酷いよぉぉ、アイネちゃん酷いよォォォ!! んあっっ♥ あふっっっっっ♥♥」 「い、い、い、意味がわかりませんが……すぐにやめさせます! 今すぐにでも……」 「んあぁぁぁぁぁあっぁぁぁっぁぁあっぁぁ♥♥ ダメっっ!! ここまで高めておいて、途中でやめるのは絶対ダメっっ♥ 最後までイカせてっっ! もう最後までイカせてよぉぉぉ!!」 「ど、どっちなんですか! 私は……やめればいいんですか? それとも続けたほうが……良いのですか?」 「アハァァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、アイネちゃんが悪いんだからねっっ!! 私のことまた笑わせてエッチな気分にさせたんだからっっははははははははははははははは!! 責任とってよねっっ!! 気持ちよくイカせて責任を取ってよねっっ!! フヒャアアァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「セ、セ、責任っ!!? はひっっ!! 良くわかりませんが、手が止まりませんっっ!! 手が足から離れてくれないんですっっ!!」 「かっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、本当は私のごど……こんな風にくすぐりたいって思ってたんでしょ? はひぃぃぃひひひひひひひひいひひひひい、こんな風に責めたいって思ってたんでしょっっほほほほほほほほほほほほほほほ、ンヒャアァァアアッァァァアッァッッッハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「ち、違いますっっ!! 私は本当に助けたくて……」 「けひひひひひひひひひひひひひ、いひぃ、いひぃぃぃっっひひひひひひひひひひ!! わ、私の笑う姿を見たかったんでしょ? 助けるふりをして貴女もくすぐりたくて仕方がなかったんだァははははははははははははははははははははははは、私を苦しめたいって思ってたんだァァははははははははははははははははははははははははは!!」 「ち、違うっ!! 違いますっっ!! そんなこと思っていませんっ!! 少しもそんな事は……」 「くひっっひひひひひひひひひひひひひひ、う、嘘よっっ! 今の貴女の顔、ニヤついているわよ? 私の顔を見て……嬉しそうにニヤついてるっふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」 「そ、そ、そんなはずは……そんなはずは――」  リアに指摘されアイネはハッとなる。今確かに……自分は笑っていた。  口角が斜め上にあがっていた感覚が口角筋の突っ張りで意識できる……冷や汗をかきながら慌てているはず顔が火照るように熱く体温を上げていることに気づいてしまう。  自分は興奮していたのだ。  無抵抗な女性をくすぐって……よくわからない興奮に目覚めてしまっていたのだ。  そうなると……このくすぐりは本当は自分の意志で行っているのではないかと、自分でも疑い始めてしまう。  自分の意志が剥奪されて手を離せなくなっているのではなくて……実は自分の意志でくすぐっているのに自分だけが操られていると勘違いしているだけではないだろう? と、自分の行いが信用できなくなっていく。  手は確かに意思通りに動いてくれない……。操られているのは火を見るようり明らかだが、それすらも疑わしくなっていく……本当は自分は彼女をくすぐりたかったんじゃないだろうか? と、疑いの目を自分に向けるようになってしまう。 「変態っっひひひひひひひひひひひひひひ、アイネちゃんの変態ィィひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 私の無様な格好を見て興奮しているんでしょ? 私の淫らな姿を見て喜んでいるんでしょっっ!!」 「ち、ち、違っっ……」 「違わないわ……何も違わない! アイネちゃんは最初からそういうエルフだったのよ。淫らで……性欲に忠実で……自堕落な姿が……本当の貴女……」 「はひっっ!? あへ?? なんか……変っっ!? 意識が……ぼんやり……してきた……」 「私の淫らな格好を見て……悦ぶ変態さん……それが貴女よ? アイネちゃん……」 「はれ? そ、そう言えば……リアしゃんは……なんで私が……“エルフ”だと知って……?? 今初めて……顔を合わせたハズなのに……」 「クフフ♥ ほら……私の淫気に当てられて……もう意識がぼんやりしてきたでしょ? これが淫魔の本当のチャームよ♥ 私のアソコから溢れる蜜こそが……至高のチャームなの♥」 「う、う、うぞっ!? リア……しゃん?? 貴女は……一体……」 「身を隠すならとことん“ありえない場所”に身を潜めるのが一番安全なの♥ だって……人間のカラダは……すっごく脆いものだから♥」 「リア……しゃん?? ま、まさか……ずっと私の目の前にいた……貴女は……まさかっっ!?」 「アイネちゃん? とっても楽しかったわよぉ♥ 貴女と共にコチョコチョされる人質ゴッコは……♥」 「う、嘘ですっっ! だって……貴女だって責められていたんでしょ? 私の目の前で……」 「そうよ♥ だって……私ってば……だぁ~い好きだもの♥ コチョコチョするのも……さ・れ・る・のも♥」 「自分で……自分を……くすぐって……いたん……ですか? そんな……まさか……」 「マナで生み出した蔦の責めは私だって予想できないようにしていたわ♥ だって……自分で自分のことくすぐってもちっとも笑えないんですもん♥」 「く、狂ってる……。貴女も淫魔の仲間だったなんて……」 「クフフ♥ 淫魔は私一人だけよ? あそこで今戦っているのは……私のお人形さん♥ 良く出来ているでしょ? ドクターに作ってもらったの……漆樹を基礎にしてね……」 「貴女が……本物? それじゃあ……貴女が本物の……」 「そう……。私がラフェリアよ♥ 人間の姿に意識体だけを転移させた……淫魔の女王様なの♥」 「そ、そんな……私の……目の前で……。今も……拘束されている貴女が……淫魔の……女王??」 「クフフ♥ あのイノシシ娘に邪魔はされたけど……貴女へのチャームは既にほとんど完成していたわ♥ だからほら……その手はもう自分の意志で動かせないでしょ?」 「あひっっ!? くぅぅぅっっ!! やっぱり……操られていたっっ!?」 「後は仕上げをするだけ……。これから貴女の意識も全~部……支配してあげるから♥」 「い、い、いやっっ!! 何をするつもりですかっっ!!」 「クフフ♥ さっき言ったでしょ? 淫魔のチャームは何が一番密度が高いか……」 「……えっ??」 「ほら……私の事をもっとくすぐりなさい♥ もう我慢なんてできないくらい興奮してしまっているんだから……」 「ひっっ!! 手が……勝手に……」 「くふっ♥ そう……そうよ♥ 私の敏感な足の裏をもっとコチョコチョなさい♥ さぁ、私のことをもっと笑わせなさい!」 「あぐぅぅぅっっ!? て、手が……勝手に……手がっっっ!!」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ 「ぷっっ! ぶはっっっ!!! ウハヒャァァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ~~♥ そうよ! イイわ♥ もっとくすぐりなさいっっ!! くすぐって笑わせて……私を興奮させなさいっっひひひひひひひひひひひひひひひひ、ハヒャアァァァヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「や、やめっっ!! だめっっ!! 止まらないっっ!! 手がとまらないぃぃぃっっ!!」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョっっ!! 「ヒギャアァッァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、イイわぁ♥ 最高よっっ!! もっと、やってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、もっといやらしくこしょぐり回してぇぇぇっっ!! んびゃああぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「ひっっ、やだっっっ!! こんなの嫌だっっっ!! 勝手に手がくすぐっちゃうっっ!! やめて、やめてぇぇぇ!!」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 「あはぁっっっっははははははははははははははははははははは♥ 苦ひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、苦ひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! でもそれが最高にイイのぉぉ♥ 笑いながら苦しむのが最高に気持いいのぉぉぉっっっっ♥♥ んはぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ひっっ!? なんれすか? この生温い液体はぁぁ!? んぶっ!? か、顔に……かかってるっっふ!! いっぱい……顔にっっ!!」 「はひっっはひっっっ♥ もう限界っっひひひひひひひひひひひひひひひ、イク……私……こんな子供みたいなエルフにくしゅぐられてイっちゃうっっっふふふふふふふふふふふ、笑わされながらイっちゃうっっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、んはぁぁぁぁっっっはははははははははははははははははは!!」 「こ、こ、子供じゃありませんっっ!! 私は……子供じゃ……ふはっ!? んあぁぁ、口の中に入っ――」 「あっっっっは♥ イクっっっ!! もうイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ」 「はひっっ!? くひがっっ……くひが閉じれなひっっ!! ちょ、待っへ!! このまま出されひゃらっっ……」 「イっっっっっっっ♥ んひゃあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁっっっっ!!」 「ひっっっ!? 飲ましゃれるっっ!? いっぴゃい熱いののみゃしゃれりゅぅぅぅぅ!!」 ―――――― ―――― ―― 「はぁ♥ はぁ♥ はぁ……♥ 最高だったわ……。やっぱり……自分よりも随分と年下に好き勝手に責められてイカされるのは……最高に気持ちがイイわ♥ ね? 貴女もそう……思ったでしょ?」 「……………………はぁ、はぁ、はぁ……」 「たっぷり飲んだみたいね? チャームの原液を……。だったら……もう貴女は私のモノよ? そうでしょ? ア・イ・ネ…ちゃん?」 「はぁ、はぁ……♥ は…い……ラフェリア……様……」 「フフ……。じゃあ……行ってらっしゃい♥ 私を守る盾に……なってきてちょうだい? きっちり仕事が出来たら……ご褒美をあげるわ♥ 貴女が本当は大好きな……エッチなご褒美を……ね♥」 「ハァハァ♥ はひ♥ ……ラフェリア…しゃま♥ ラフェリアしゃまぁぁ♥♥」

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