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6:旅立つ時  夜の繁華街というものはどんな世界どんな国においても煌びやかに映るものだ。  ここ、風俗街であるリムシェルにもなるとその煌びやかさは太陽の光を直接覗いているかのよう……。赤やピンク色の鮮やかな看板が魔法の火花や光の点滅を装飾に飾り光と音を街の隅々に行き渡らせ、夜中であるにもかかわらずその街一帯は裏通りに至るまで祭りの様相を呈している。そんな眠らない街の一角にルマーシャの小さな店は佇んでいた。その店は簡素な扉に簡素な看板が掲げられており一見すると風俗店か小道具店か区別すらつかない地味な店だが、看板にはペンキを塗りたくった字で『責めたがり紳士が集う酒場』などと店主の趣味丸出しな文句が書かれてある。  エリシアのお堅い貞操観念からしてみれば、このような脳内がピンク一色で埋め尽くされた場所は近寄らない事が吉と頑なにこの街を拒否していたのではあるが……  客引きのようなルマーシャの誘導口調とレファの「呪いを送り込む時間までは動きが取れない」という切実な理由が合わさり渋々街の外れにある彼女の店で待機することをエリシアは承諾したのだった。 「ほんとに……落ち着かない場所ですね! コ・コ・は!」  壁が薄いのか隣の部屋からは男女の営み的な声が延々と聞こえ、エリシアはその声を聞くたびに顔を赤く染め怒り口調をルマーシャへぶつける。 「そうやろ? この店の壁はわざと薄く作って隣の部屋のプレイも聞けるように工夫しとるんや♥ お隣さんの喘ぎ声を聞けば、嫌が応にも興奮してまうやろ? それが狙いなんや♪」  その説明を裏付けるかのように隣の部屋からは特に女性の喘ぎ声が大きく聞こえ始める。きっと相手をしているコンパニオンの女性も隣に聞こえるようワザと大きい声を出しているのだろう……その声はもはや悲鳴に近い。 「よ、よ、余計な……工夫を! くぅ……」  エリシアは部屋の隅の壁で顔を赤く染めながら下を向きモジモジと落ち着かない足取りで壁に背を預けて立っている。  レファはこのような場に慣れているのかベッドに腰掛け足をパタパタさせながらのんびりと口笛など吹いている。 「そんな事よりエリシアちゃんもこっちに来ぃ~やぁ♥ ほら、ウチの隣が空いとるで?」  落ち着かない様子のエリシアを自分の隣に座らせようと、ルマーシャは自分の座っているベッドの空いたスペースをポンポンと手で叩いて誘う。そんな彼女は意味有り気に上着を脱ぎ、長くて青いスカートも脱ごうと手をかけている。 「ちょっっ!! なんで服を脱いでるんですかっ! わ、私にそんな趣味ありませんよっっ!!」  服を脱いぎながら笑顔で手招きするルマーシャに怪しさを汲み取ったエリシアは首を横に振ってその誘いを拒否する。しかし誘った本人はキョトンとした顔で一瞬言葉を詰まらせ、そしてまたカラカラとした笑いを見せながら顔の前で手を横に振ってエリシアの疑念に否を示した。 「ちゃうちゃう。エリシアちゃんには何もせんよぉ~♥ ほら、もうすぐお楽しみの時間なんやろ? ウチのエッチなお汁でどんだけ服を汚すか分からへんやん? せやからいちお脱いどるだけや♥」  エリシアはその言葉に「ホントですかぁ~?」と疑念を残した口調で目を細めつつ警戒しながらも控えめに彼女の横に腰を落ち着かせた。 「まぁ、エリシアちゃんがウチの事イジめてくれるって言うなら……ウチは拒否なんてせぇへんけどなぁ♥」  割と本気な口調でそんな事を囁くものだから、エリシアは細めていた目を更に細め彼女の隣から出来るだけ距離を置いこうと腰を横にずらしていった。 「冗談やでぇ~~エリシアちゃん冗談やからこっち戻って来――」  ルマーシャがそれを引き止めようと手を伸ばした瞬間、彼女の体内でドクンと大きな鼓動が鳴り響きその出しかけた手は自分の意志で動かせなくなってしまった。 「おっ? 始まったか?」  暇そうに脚をブラブラさせていたレファも彼女の変化にいち早く気づき、それが遠隔搾取の始まりである事を経験から悟った。 「はヒッ!? 体が……動かへんっっ!? なんやこれぇぇ!!」  始まればどのようになるかなど話には聞いてはいたものの、いざ自分の体の自由が利かない事態に陥ると冷静さを欠いて声を上げてしまうもので……ルマーシャはプレイでも味わったことのない初めての経験に顔を青く染めた。 「ヤバイくらい手足に感覚がなくなるだろ? 私も最初はビビったもんだ……自分の体が自分で動かせなくなるんだからな……」  さも感慨深そうに、腕を組み頷きながら体の感覚が奪われる気持ちを代弁するレファ。一方のルマーシャはたまったものではないという顔を彼女に向ける。 「ンアっ!? あっっ……ちょっっ!! 勝手に手が……動いてまうっ!?」  そうこうしている間にも遠隔操作のレベルも1段階進みルマーシャの手は意思とは関係なく操り人形のように動かされていく。 「よし! クリスタルに反応があった! これで魔力がどの方角から送られてきているか正確に辿れるぞ!!」  レファの首にかかっていた翡翠色のペンダントがルマーシャに送られてきている魔力を感知し赤く発光し始める。その様子を確認したレファはペンダントを首から外しクリスタルの部分だけを外して手のひらに乗せて掲げるようにエリシアに見せる。  円錐状の形をした小さなクリスタルはレファの手のひらの上でカタカタと震えるように動き、方位磁石の針のように魔力の流れ込んでくる方角を指し示している。エリシアはその様子を見て素直に感嘆の声を上げ食い入るようにその珍しい石を見つめた。 「ちょっと待って! まだ心の準備が出来てへんよっ!! あっ、ま、待って! 待ってっっ!!」  意思とは関係なく動かされている腕は下着姿のルマーシャの生腋を自分で晒させるかのように大きく開き、肘から折れ曲がった手は自分の腋に狙いを絞りながらワキワキとくすぐる体制を整えていく。 「ひっ!? な、なんか訳わからへん! 自分で自分のことこそばそうとしてるのに、無性にムズムズして気色悪く感じてまう!!」  自分の指がしなりながら自身の腋に近づいていく不可思議な感覚にルマーシャは戸惑いの色を隠せない。自分の手であるはずなのに自分の手の感覚がない……そんな矛盾した感覚が彼女を混乱させ、より一層肌に対する感度を高めてしまう。 「あひっっ!!? ひやっ!? こ、こ、こそばいっっ!!」  自分の指が自分の脇の下に軽く触れ、それが上下になぞるようにくすぐり始めるとルマーシャはたちまちに口元を笑いの形に歪ませていく。そして本格的にすべての指が腋の部位に触れ始めるとプルプルと震えていた唇から彼女らしい豪快な笑いが溢れ始める。   「だはっっ!? だひゃひゃっっ!! ちょ、ちょっとタンマ! 待って、ヤバイっっ! これホンマにこそばいっっ!! ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」  自分でくすぐっていながら他人から触られているかのような感触を味わうルマーシャは、自身のくすぐりに一切の我慢もできず笑いを零していく。口を大きく開け涙目な目尻を垂らしながら……。 「よしっ! このクリスタルを頼りに魔力の痕跡を追うぞ!」  自分をくすぐりながら笑い悶えるルマーシャを尻目にレファはクリスタルを掲げながら自分の荷物を急々と持ち上げるとキョトンとしているエリシアに立つよう手を差し伸べた。 「えっ!? あ、あの……彼女は……放っておくんですか? 大丈夫なんですか? このままで……」  自分をくすぐりながら笑い悶えているという状況に、話を聞かされていても理解が追いついていないエリシアは困惑しながらもその手を取るがそのまま立って去ってしまうのは申し訳ない気持ちが強くなりレファに本当に大丈夫なのかという問いを被せた。 「あぁダイジョブ、ダイジョブ♪ ああ見えてルマーシャはガチのドMだから……苦しんでいるように見えて…ホレ、あの顔を見てみろよ」  促されるままに改めて悶え苦しむルマーシャの顔を覗き込んでみると、そこには先程とは違って苦しみながらも頬をピンク色に染め、だらしなくヨダレを垂らした彼女が居た。 「あへへへへへへへへへっ! や、ヤバぃひひひひひひひひひひ!! こそばすぎてヤバイぃ~~っひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ! たまらんんっっふふふふふふ! たまらんわぁコレぇぇへへへへへへへへへへへへ!!」  エリシアはそのだらしない顔を見て「……な、なるほど……そういうことでしたら……」とだけ零しその後は彼女の顔を見ようとはしなくなった。 「ま、ま、待っへ! ウチの事見捨てんといてぇ~~っへへへへへへへへへへへへへ!! うはぁ~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  そして彼女も弓と矢筒を背負いレファと目を合わせて1度だけ頷くと笑いに翻弄されるルマーシャを振り返ることなく静かにその場を去っていった。 「ちょいっっ!! なんかウチに対する対応が冷たすぎひん? んはははははははははははははは、それも別に嫌いやないけどぉぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!! もう少し優しくして~なぁっっははははははははははははははははははは!!」  ひとり残されたルマーシャは自分の手にくすぐられ無様に笑い続ける。その笑いは呼吸を阻害し彼女に苦しいほどの窒息感を与えているが、彼女はそれを苦に思ってなどいない。むしろこの自分で自分を苦しめているという構図に不思議な背徳感を感じており新たな快感に目覚めつつある程だ。 「だぁぁははははははははははははははははは!! そこダメっへへへへへへへへ! ウチ脇腹弱いんよぉぉ!! ふぎゃあぁぁぁはははははははははははははははははははは!! も、もうちょい下や♥ そう、そこっっ!! そこが一番弱いぃぃぃひひひひひひひひひひひ!! だひゃぁぁあぁぁ~~~っっ!? でもそこばっかこそぐるのは反則やでっ! やめでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへ♥ あひっ♥ うへひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 言わなくてもいいのに自分の弱点を教え込むかのようにているかのように細かく攻める箇所を指示するルマーシャ。その指示に従うよう自身の手は弱点を探るように移動を繰り返しながら脇腹の柔肌を揉み込み続けている。 やがて触られるだけで大きな反応を返してしまう箇所を発見すると、その場所をあの手この手でくすぐらせルマーシャを笑い地獄へと貶めていく。 「いぎゃあぁぁはははははははははははははははははははは!! こひょばいぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ、そこを爪で掠るのめっちゃこそばいぃぃぃっっっ!! 笑ってまうっっ! 笑いたくなくても…そこをこしょぐられたらどうしても笑ってまうぅぅふふふふふふふふふふふふふふ!! にゃ~~ははははははははははははははははははははははははははは!!」  自分で自分を笑わせる行為が事のほか気に入ってしまったのか、ルマーシャはくすぐったい場所を教えるにとどまらずその箇所のくすぐり方すらも教えるようになっていた。  自分で自分の首を絞めているのは間違いないのに、その自分から首を絞めている感覚にすらも快感を覚えるようになっている彼女。レファの言うドMという属性を地で行く性格が彼女の本質であることは疑いようがない。 「エヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! あかんっっ!! これはあかんでっへへへへへへへへへ!! 苦しいってもんなじゃないっっ!! このまま続けられたら死んでまうよっっほほほほほほほ!!」  自分で自分の弱点を責め、その行為によって自分自身を笑い苦しめている……。見る者からすれば滑稽にしか見えないこの状況ではあるが、それを被っている本人は地獄を見ているかのような責め苦を受けている。  しかしその苦しみも、自分の意思が全く利かない手での責めも、くすぐりという児戯にも等しい行為に追い込まれている現状さえもルマーシャの性的興奮を焚きつけてならない。未だかつて体感したことのない責め苦に体中はおろかマゾヒストな性格の芯さえもくすぐられてしまっている。 「あはぁぁぁははははははははは、でも、でもコレ……ええわぁっっははははははははははははははは!! 何かよう分からんけど……苦しいのが気持ちよぉなってる気がするぅぅぅふふふふふふふふふふふふふ、ぶわっっはははははははははははははははははははははははははは!!」  透けるように薄いピンク色の下着には笑いが激しくなるにつれ、湿ったシミが付着し広がっていく。  無理やり笑わされる苦しみの中に性的快感を見出してしまったルマーシャは、どうしようもなく自分が興奮してしまっているという事に自分でも気づいている。誰にも見られてはいないがその事が恥ずかしくて堪らない。自分自身をくすぐって笑い悶えて快感を感じているなど口が裂けても他人には言えない。しかし、その羞恥の感情すらも今のルマーシャには興奮材料の一部に成り果ててしまっている。自分の恥ずかしい姿を見られたい……自分のバカみたいに笑っている変な姿を他人に見られて蔑まれたい……。そのような欲がグルグルと頭の中を巡り、やがて行き場のないソレは彼女の下腹へと勝手な命令を下し乙女の秘裂から真新しいトロミ液を吐き出させる。 「ぶひゃっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはは!! あ、あかん! あんかんよっっ!! こんなん続けてたら、ウチそのまま無様にイってまうよっっ!! 自分をくすぐりながらイくなんて、そんな恥ずかしい事はしとうないっっ!! んはっっっ! と、止めなくちゃ!! 早く手を止めなあかんっっ!!」  苦しみと羞恥の狭間から生まれ出る怪しい快感の熱が何度もルマーシャの股間を刺激し、絶頂という名の津波を引き起こそうとジワジワ射精欲を高めていくそのむず痒くてじれったい感覚に耐え切れず、彼女は必死に自分の手に命令を下そうと力を込める。しかし彼女の手は麻痺毒に神経を犯されているかのごとく言うことを聞いてはくれない。それどころかくすぐっていた左手をあろうことか今絶対に刺激してはならない箇所へと運び始めてしまう。 「ちょっっ!? ちょい待ちっっ!! う、嘘やろ? アカンて!! 絶対そこはアカン!! 今そこを刺激されたら……あっっ! あぁぁぁぁっっ!!」  空中をコチョコチョと指を動かし移動する彼女の左手。その手が辿りついた先はM字に開ききった脚の付け根……。  熱い愛液でシミが広がり切った状態の下着の端を人差し指でチョイと浮かせるように開いてみせると、そこには刺激を欲するようにピクピクと痙攣を繰り返すルマーニャの淫口が姿を表した。  その淫口からは白濁色のヨダレを痙攣に合わせて吐き、下の毛を大いに濡らして尻の穴までその淫液を染み渡らせている。  本人の意思など汲み取るはずもない彼女の左手はパンティの隙間から指を這わせるように入れ、その卑猥な淫口に2本の指を侵入させていく。 「あっっ♥ はっっっ♥♥ だ、だめっっ! 今……ダメっっ♥♥」  中指と薬指……その2本の指が愛液で一杯になった蜜壷をゆっくりとかき回し始める。 「や、めっっひっっっ!? そんなの……ズルぃ……んんっっっ!!」  そして人差し指は淫口の上端に植えられている赤く勃起した淫豆に指先を当て、イイコイイイコと愛でるように敏感な豆頭を撫でて刺激を加えていく。 「あひゃぁぁああぁぁぁぁぁっっ!! じ、自分の手のはずなのに他人に触られてるみたいやぁぁぁ! んああぁぁあぁぁぁぁっっヤバイっっ!! い、イってまう! もう……イってまうっっっ!!」  クチュクチュと卑猥な音を立て淫口の中を掻き乱す2本の指と、触られれば電撃のような快感を体中に放出してしまう彼女の恥豆をいじくる人差し指……。その2つの刺激がルマーシャの射精欲を限界まで高め、そしてもう耐え切れないという所まで上り詰めた瞬間っっ!! 「ひっ!? 今度は右手が勝手に……」  執拗に脇腹をくすぐっていた右手が新たな責め場所を求めるようにその場から離れていき、そして今度は左手と同じく下腹部方面へと移動していき……。 「は、はへっっ!? あ、足まで勝手に動いてまうっっ!? ま、ま、まさか!? ちょっっ!!」  M字に開いてベッドをを踏みしめていた左脚が彼女の意思を無視してそのまま膝をベッドに付ける形に横倒しになり……横倒しになることで先程までベッドを踏みしめていた素足の足裏も横を向いてしまい、そこを狙うかのように右手はコチョコチョと指を動かしながら移動していく。 「んあぁっっっ♥ 足は……アカンっっ!! 今そんなトコこそばされたらっっ!! んんっっふ!! 我慢できひんっっ!!」  必死に足をM字に戻そうと必死に力を込めるが足は全く動いてくれない。ならばと手を引かせようとするが勿論その手も言うことを聞いてくれない。 「あっっ! だ、だ、だめっっ!! 触るなっっ!! 触るなァァァァァっっっ!!」 ――ピトッ♥  彼女の悲痛な叫びとは裏腹に自身の右手は主の言うことも聞かずに自分の足裏の土踏まずに人差し指を薄く当てた。 「うひっっ!!?」  その指の感触があまりに鋭くてむず痒かった為ルマーシャは体をビクンと震わせその刺激に過剰反応を示す。 ――ススス♥ ツツツ……  その人差し指が彼女の窪んだ土踏まずの皮膚を縦に線を引くようになぞり始めると、ルマーシャは再びビクリと体を跳ねさせ悲鳴のような声を上げてしまう。 「ぷひっっっ!!? いひゃっっっ!? ち、力が抜けてまうっっふ!! んあっっ!!」 ――こそ♥ こそこそ♥ コソコソコソ♥♥ こちょこちょこちょこちょこちょ♥  人差し指は上へ下へと線を引いいていきその終点部分に差し掛かると指先をコチョコチョ動かして敏感皮膚をくすぐりあげていく。その刺激は異常にこそばゆく、思わず足を投げ出して逃げてしまいたくなる程なのだが……ルマーシャは逃げられない。自分自身の体なのに意思が全く通わないのだから…… 「はひぃぃぃぃっっっっひひひひひひひひひひひひひひ、ひゃはぁぁぁははははははははははははははははははははははははは!! ちょ、こちょばいっっ!! こちょばいってぇぇへへへへへへへ!! その触り方やめぇやっっ! ぶひゃっっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!」!  くすぐりの強さに合わせて淫口への刺激も強くなっていく。蜜壷を掻き乱す指達は淫壁を掠ったり淫口のヒダにわざと指の側部を当てて擦ってみたり彼女の淫欲を高める動きを続ける。 「はぁはぁ♥ んあぁぁぁぁぁぁははははははははははははははははは、や、やばいっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! もう堪らんっっ!! もう無理やっっ!! あっ、あっ、あっっっ!!」  そして陰核へ触れている指が爪を立て無慈悲にもその爪先で神経の塊のよう敏感になってしまったそれの頭をガリリッと引っ掻いた瞬間、ルマーシャは顎を勢いよく天に向けヨダレまみれの口元から悲鳴のような金切り声を上げながら大量の愛液を股間から淫射した。 「はひっ、あひっっ、はひぃぃぃ、ひぃ、ひぃぃっっ! ゲホゲホっ! ハァハァ……っは、ひぃ、はひぃ……」  今までに味わったことのない自慰の快感……。  突き詰めていくとそれは自慰ではないのかもしれないが、行為としては自慰をやった後の全て出し切ったかのような開放感が彼女を包み込む。  心臓は普段以上に高鳴り収まる気配を見せない。 「はぁ、はぁ……や、やばかったわ……オナニィで……気ぃ……失いそうに……なったんは……これが初めてやで……はぁ、はぁ、はぁ……」  全身を襲う凶悪な倦怠感に息を切らせながら余韻を味わっていると、自分の体が未だ痺れるように自由が利いていないという事にそこはかとなく気づいてしまう。  手を動かしたいのに動かない……足を閉じて横になりたいのに足も体も動かせない……。ルマーシャはその未だ解放されていない体に嫌な予感を募らせていく。  そんな彼女の不安を察したかのように呪いの刻印は怪しく光を放ち、次の責めを行う準備を彼女自身にさせていく。 「はっっひっっ!? ま、また……手が……勝手に動いていくっっ!?」  股間を弄っていた左手は頭の上まで万歳するように上げ……肘を折って頭の上に腕を乗せて上げ続けるのが苦にならないよう休ませる格好を取る。そして足裏をくすぐっていた右手がワキワキと指を蠢かせながら自分の身体の左側面を這いながら登っていき……そして……。 「う、う、うそやろっっ!? ウチは今イったばっかりやでっっ!! も、もう笑う体力なんて残っている訳が――んひゃっっ!!?」  彼女の右手は有無を言わさず彼女自身の大きく開いた腋の窪みに手を置き、そしてなんの遠慮も見せずにその指をコチョコチョと動かしくすぐりを再開させる。   「はひゃぁぁぁっっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! や、やめぇやっっ!! もうやめやっっ!! これ以上笑かしたらあかんっっ!! はひっっひひひひひひひひひひひひ!! もう限界なんやてぇぇぇ!! 頼むからやめっっっんへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ぃひゃぁぁーーっっははははははははははははははははははははははは!!!」  自分で弱点を晒してその弱点を自分でくすぐって虐める……。しかしその手は操られているため刺激に対する予測はできない。  盛大に絶頂を迎えたすぐ後の全身の神経が過敏になっている最悪なタイミングで再開された自分くすぐり責めに、惚けるような顔をしていたルマーシャはすぐさま目を見開き倦怠感も飛んでしまうくらいの笑いを再び吐き出し始めた。 「えぎゃあぁっぁぁぁっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わ、ワキはやめてぇなっっははははははは! こんなワキを全開にするような格好とらせんでくれぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! だぁはははははははははははははははははははははははは!! めっちゃこそばいぃぃぃぃぃぃ!!」  1度イってしまえばそれで終わり……レファの含みを持った説明の仕方に呪いを勝手にそのように解釈していたルマーシャだったが、再び責め始めた自身の手に……むしろこれからが始まりなのではないだろうか? と一抹の不安をよぎらせる。  そしてそういう当たって欲しくない不安こそよく当たるもので……その後彼女は夜が明けるまで笑ってはイキ……笑ってはイキを何度も繰り返すこととなった。 ―――――― ―――― ―……  陽が昇る頃には、涙とヨダレと汗と淫液でグチョグチョになったシーツの上でルマーシャはうわ言のようにブツブツと恨み節を呟いていた。 「は、は、話が違うやんけっっ!! こんな何回もヤるなんて聞いてないっっ!! アイツわざと黙っとったなぁ? 絶対……許さへんぞ……レファァァ! この報復はベッドの上で……つけてやるんやから……覚えておきぃよっっ!!」  そうは言いつつも、やっとの思いで解放された手を使って彼女が最初にしたことは…… 「くぅぅ! でも、くすぐりなんかであんなエロい気持ちになるなんて……思いもよらんかったわぁ! くそぅ……悔しいけど……気持ち良かったことだけは認めたる! んむぅぅぅぅぅっっ!!」    止めどなく溢れ出てやまない蜜壷からの淫液を抑えるべく……否、出し切るべく…… 「はぁ、はぁ……♥ あぁ……やっぱ……」    今度は自分の意志で、自慰の続きを行うのだった。 「やっぱ……んっ♥ 自分でするんが……一番、気持ちエェなぁ♥ んはぁ♥」

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