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♯16 「ギブアップですね? 分かりました……仕方がありませんね……」  そういうと、恵理はすぐさまパッドの操作をし貴方の身体をくすぐっていたマシン達の動きを止めていく。  貴方は収まっていくくすぐったい刺激に咳き込みながも息を吸い込み、失った酸素を少しでも取り戻そうと肩を上下させて激しい呼吸を繰り返す。  しかしながら、あれだけ激しくくすぐっていたマシンたちの刺激がたちまちの内に消えてしまうとなるとなんだか物悲しさを感じ急に切ない気持ちが湧き上がってくる。 「レベル2はいかがでしたか? とても……苦しかったでしょう?」  恵理はそんな貴方を見て僅かに頬を赤く染める。そしてしっかりと閉じていた白衣のボタンに手をかけ次々にそのボタンを外し始める。  白衣の奥には幼顔に似合わない胸部の突っ張った黒いタンクトップのアンダーシャツが曝け出される。  タンクトップの下には下着を着けていないのか……彼女の胸の先端の突起が見事に勃起している様子をしわの形で悟る事が出来てしまう。  くすぐって責めている時に興奮したのか……それともくすぐりに耐えている貴方を見て興奮したのか……それは分からないが、白衣を脱ぎ捨てた恵理の顔は欲情しきった雌のように目はトロンと惚けてしまっている。 「こんなに……興奮してくれて……私は……嬉しいです……」  小さな声でそのように呟くと恵理は靴を脱ぎ去り素足になって拘束台に上がり貴方の上半身に抱き付く様に腹部に腰を落ち着ける。  そして惚けた顔で貴方の顔を覗き込んで…… ――チュッ♥  と軽い口付けを貴方に行う。 「これは……頑張った貴方への……ご褒美です……」  口づけを行った恵理は恥ずかしそうに顔を赤らめ、プイッと横を向いてしまう。その仕草が可愛くて、貴方はつい彼女を抱きしめたい衝動に駆られてしまう。 「フフ♥ まだ拘束してますからね……残念ながら私の事……抱けませんね♥」  恵理はそう言うとクスリと笑い、右手を貴方のイチモツの方へ伸ばしていく。 「くすぐりに耐えきれなくて笑い悶える貴方の姿……私……すっごく興奮しちゃいました……」  もはや感覚すら鈍らせる位に腫れ上がって勃起してしまった貴方の肉棒の付け根を、恵理の手がキュッと掴む。  そして掴んだ棒を摩る様にゆっくりとその手を上下に動かし始める。 「こんなに固くしてくださって……恵理は……嬉しいです……」  上下に動く手の動きが尿道の途中で堰き止められるように我慢させられていた淫欲を上へ上へと押し上げていく。  その気持ち良さはくすぐりられていた時同様、頭が真っ白になってしまう程の異常な快感だった。 「私……今……すごく……興奮……しちゃって……います……」  貴方の耳奥に囁きかけるように言葉を零す恵理。その小さく細い声は耳奥をくすぐり、貴方に更なる快感を与えていく。 「本当は……貴方に……恵理の事……弄って気持ち良くしてもらいたい思っているんですけど……それは決まりで出来ません……だから……私が、気持ち良く……して差し上げます♥ この立派なアソコを……こんな風に摩りながら……♥」  徐々に上下運動が早くなる恵理の右手。その手が動くたびに貴方の淫欲は抑え切れない程に高められていく。 「どうです? 顔を見られながらされるのは……興奮するでしょ? 気持ち……いい……でしょ?」  甘い声が掛けられる耳奥……根元から上下にしごいていく右手……その両方に犯され、貴方の高まりは頂点に達する。 「でも貴方はこういう刺激も好きですよね? ずっと興奮してくださったのですから……」  もう一刻も我慢できない程に熱い淫欲が男根の先端に集まり、今まさに発射してしまいそうになった瞬間!  貴方の右腋にゾワッとする違和感が加えられる。  恵理の左手がいつの間にか貴方の左腋に添えられていて、男根のしごきが早まった瞬間その左手がワキをくすぐり始めたのだ。 「こ~~ちょ、こちょ、こちょ、こちょ~~♥」  前髪の隙間から貴方を見つめる恵理の目が無邪気に笑う。そして、およそ彼女が出さないであろう言葉をその口から吐き出した瞬間、貴方は我慢など一切出来ずに吐き出すような笑いを零し、それと同時に力の抜けた股間部から噴水のような精液の噴射を行ってしまう。 「アハ♥ イっちゃいましたね? 我慢できずに……フフフ♥」  貴方をイカせたことを喜ぶように恵理は無邪気に笑う。最初に出会った機械のような彼女の顔ではなく、実に表情豊かな可愛らしい笑顔で……。 ――ドクドクドクドクドクドク……  目の前が真っ白になってしまうくらいの強烈な快感を味わった貴方は、恵理のそんな可愛い表情を見ながら次々に白濁色の粘液を吐き出させていく。  溜まっていたものを全て吐き尽くすように…… 「気持ち……良かったですか? 私に……摩られて……気持ち良かったですか?」  恵理は右手についた大量の白い粘液を眺めながら、それを貴方の左腋に悪戯っぽく塗りたくっていく。  イった後で身体中が敏感になっている貴方は、その塗りたくられる刺激がこそばゆくて仕方がない。  だからそのこそばゆさに「あはっ! あはっ!」と小刻みな笑いを零してしまう。 「さて……ちょっとイカせるのが早くなっちゃいましたね……」  左ワキに粘液を塗り伸ばしながら、恵理は不敵な笑みを浮かべて貴方を見上げる。 「ほら……後10分も時間が残っています♥ 折角なので……もう一回……貴方の事……気持ち良くして差し上げましょうか♥」  不敵な笑みが徐々に影を帯びていく。その不気味な笑みに貴方は首を横に振って“もう十分だ”と彼女に伝える。  実際、気持ちの良いモノは全て出し尽くした……もうこれ以上の快感は必要ない……。しかし恵理は…… 「ダメです♥ もう一回……貴方には天国へイって貰います♥」  と言い、貴方の萎えたムスコに視線を落す。 「出し過ぎて……萎れちゃってますね? だったらもう一回……元気にしてあげます♥」  そう言うと恵理は貴方の胸横を手でガシッと掴み、貴方を大笑いさせた肋骨の間のツボに指を押し込んでいく。  強烈な快感から一転して、ゾゾゾっと寒気を感じた脇の下付近に貴方は身体をビクつかせその刺激に頭を横に振って嫌がった。 「貴方は……くすぐられるのが大好きですもんね? ほら……今度は私が直接くすぐってあげます……存分に興奮してください♥」 ――ムニ♥ ムニ……ムニ……  徐々に指の先に力が込められていく。力のこもった指先が貴方の胸横を強めにマッサージしていき、やがて10本の指が貴方の笑いのツボを刺激していく。 ――モニュモニュモニュ♥ クニクニクニクニクニクニクニ♥♥  強まり始めたくすぐりに、貴方は射精後の疲れも忘れ大いに吹き出して笑いを吐き出していく。  恵理の細い指先が笑いたくなってしまう神経を的確に刺激し貴方を無理やり笑わせていく。  くすぐったい!! くすぐったくて仕方がない!! ローションのように塗りたくられた精子が恵理の指の滑りを良くしてしまい予期せぬ箇所を触られてしまいくすぐったさに拍車をかける。疲れ切った身体に鞭打つ様に笑わされ、身体の各部位が痛む。喉も痛いし顎も痛い……拘束された手首も足首も腹部に食い込むのベルトも我慢ならないくらいに痛い!   笑いたくない……もう笑いたくなどはない……これ以上の責め苦はもう耐えられない! もう限界はとうに超えている……超えている……ハズなのに……。笑う事が苦しく辛い事だと感じているハズなのに……。 ――ムク♥ ムクムク♥  貴方のイチモツは、貴方の苦しみに反する様に元気を取り戻していく。  だらりと寝そべっていた風船に空気が詰められていくように……徐々に亀頭を持ち上げ……根元を固くして行き……そして棒自体も血管を浮き出させながら固くなっていく……。 「コチョコチョ♥ こちょこちょ♥ コチョコチョコチョ♥ こちょこちょこちょこちょこちょ……」  耳元で囁く恵理の声が異常にいやらしく感じ、ムスコを元気にさせてしまう。意思とは関係なく……条件反射のように肉棒は勃起させられていく。 「ほら……コッチも“コチョコチョ”してあげましょう♥」  半分以上勃起してしまった貴方の濡れたイチモツに再度右手を運んだ恵理は、そのまま爪の先で掠る様に肉棒の裏筋をくすぐり始める。そのゾクゾクッとした快感が貴方のムスコの勃起を促進し、貴方のムスコは数秒と経たずに先程までの限界ギリギリの腫れあがりまで戻されてしまう。 「……固くて……ピクピクしてきましたね♥ では……最後の射精を……していただきましょうか……」  恵理は右手で脇の下をくすぐりつつ、今度は左手で勃起しきった肉棒を掴む。  そして右手の時よりも素早く上下にしごいていき、貴方を再び絶頂の発射台へと誘いこんでいく。 「コチョコチョ~~♥ シコシコ~~♥ ほら、我慢なんてしないで良いんですよ? 思いっきりイって下さい♥ 思いっきり気持ち良くなって……下さい♥ シュコシュコシュコ~~♥」  ムスコを摩る擬音を口から出されますます興奮が高まった貴方は、先程全てを出し切ったハズの淫棒に再び熱い血潮を集めていく。  固い淫棒の根元から徐々に発射口へと運ばれていく淫らな性欲……。それが亀頭部分に集中した瞬間、恵理の右手と左手は上下運動とくすぐりを一層早く行い貴方に確実なトドメを刺しに責め立てる。  滑りのよくなった脇の下への容赦のないくすぐり……それと淫液のローションによって摩擦の抵抗がなくなった滑りの良い固い肉棒をさする左手……。先程よりも強い射精欲を煽られている貴方はもはや我慢など一切出来ない。  今すぐに射精してしまいたい! そう思った瞬間、貴方の要望に応える様に恵理の左手が…… ――カリカリカリカリカリ!!   淫液に濡らされた貴方の肉棒全体を爪の先で強く引っ掻き、最後で最大の快感を貴方に加える。  その引っ掻きが亀頭部分に達した瞬間…… ――ブビュッッっっ!! ブシュシュシュシュシュシュシュ!! ビュビュビュビュビュビュビュビュ……  1度目よりも勢いのある熱い白濁液が勢いよく棒の先端から射出され、自分の太腿や膝を自分で濡らしていく。  そのあまりの射精に貴方は再び電撃のような快感を全身に掛け巡らせ、意識を失ってしまうのではないかというくらいに視界を真っ白にさせていく。   ――シュコ……シュコ……ビュッ! ビュッっ!!  恵理は、射精した貴方のイチモツから手を離さず、しつこく上下にしごいて精子が空になるまで貴方をイカセ続ける。  その小さな射精の度に貴方の身体は何度もブルブルと震え、その都度快感を脳に焼き付けていく。  やがて、精子が底を突きイチモツも萎え始めたタイミングでプレイ終了のベルが部屋に鳴り響く。  貴方はだらしなく口から涎を垂れさせて、意識ここにあらずになりながらそのベルの音を耳に入れていく。  気持ち良すぎた2回連続の射精……。貴方はその過ぎた快感の余韻にしばし言葉を紡げない。  恵理はそんな貴方の顔を見つめながらゆっくりと貴方の腹部から腰を浮かせ、跨いでいた身体を拘束台の下へと降ろし白衣を羽織って貴方を拘束している台に最後の命令を送信した。 ――ガチガチガチ!  その命令が送信されると、貴方を拘束していた金属の枷は開きながら自動的に台の中へ収まっていき貴方の身体を解放する。  引っ張られる様に手足を伸ばされていた貴方は、その解放感に性感とは別の快感を感じてしまう。 「お疲れさまでした。私のプレイはこれで終了です……。満足……していただけましたか?」  身体を起こせない程疲弊した貴方に、恵理は不安そうな顔で語りかけてくる。  貴方は、その問い掛けに頭を大きく縦に振り、自分が満足したことを彼女に伝える。 「そうですか……。それは……良かったです」  フゥと息を突いた恵理はいつものクールな表情を崩し安堵の笑みを浮かべて貴方が体を起こすのを手伝う。  そして身体を起こし切った貴方に恵理は恥ずかしがりながら言葉を紡いだ……。 「でしたら……次は……レベル3まで……付き合っていただきたい……なぁ……。なんて……」  貴方は恥ずかしがる彼女を見ながら約束を交わす。  次は……もう少し、頑張ってみるよ……  ……と。 ――恵理レベル2ギブアップルート……END。

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