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#13 「足の裏がよろしいんですね? 分かりました……では――」  恵理は貴方の選択を聞くとすぐに手持ちの操作パッドに視線を落とし、画面を指で素早く触って何やら機械の操作を始める。  操作し始めて数秒の後、パッドからの命令を受け取った事を表わす機械の駆動音がベッドの下部から低く鳴り始める。 「まずはこちらの専用ブラシアームで足裏を綺麗に掃除いたしますので……まずはこれを我慢してみてください」  恵理の言葉が言い終えると同時に、彼女の言ったブラシ型のアームが椅子の下から生える様に這い出して来る。  左側から2本……右側からも2本……合計4本のアームが貴方に挨拶をする様に顔の高さまで上がって来てペコリとヘッド部分をお辞儀させる。  貴女が見たそのブラシ型アームは見た目こそ毛先の沢山ついた髪を解かす用のブラシに見えるが、よくよく見るとその毛先1本1本もウネウネと気色悪く蠢いている。毛の素材は柔らかい繊維で作られているようだが、中身は小さな機械が入っているに違いない。柔らかそうに見えるが……この毛先も機械が入っているのだろう……恐ろしい程の作り込みだ。 ――ピッ!  アームの形状を観察していると、恵理が何も言わずにパッドのスイッチを押し機械に次の命令を下す。  その命令を受け取った機械のブラシたちは一斉に貴方の足の方へと場所を移していき、どれ一つ遅れる事無く貴方の足裏へスタンバイし次の命令を待った。  貴方は、視界から消えたアームが自分の足裏に構えている事を想像すると軽い身震いを起こしてしまう。あの柔らかそうなブラシの毛で足裏を擦られるという刺激がどんな感触なのか簡単に想像でき……笑いを我慢しようと閉じた口元が自然に緩んでしまう。 ――ピピ!  貴方が刺激の想像を膨らましている隙に恵理は貴方の了解もとらずに開始の指示を機械達に与える。  その指示が送られるや否やアームが稼働し始め、待機していたブラシのアーム達は貴方の足裏めがけて行動を開始する。 ――シャカシャカシャカ!  左右2本ずつのブラシが足裏の土踏まずとカカトに接地し勢いよく横方向に往復する動きでブラシ掛けを始める。  その瞬間、足裏がゾワワっとこそばゆくなり、貴方は思わず身体を捩ってそのこそばゆさから逃げようとしてしまう。  しかし、手も足も拘束されている貴方は手を降ろす事も足を引き抜くことも出来ない。ブラシのこそばゆさを甘んじて受ける事しか許されない。 ――シャカシャカシャカシャカ! シャカシャカシャカシャカシャカ!!  ブラシの毛先は貴方が思った以上に跳ねっ返りが強く、足裏に当たる度に強烈なむず痒さを生み出してそれが左右に動いて擦れていくと、まるで無数の爪先に引っ掻かれているかのようなくすぐったさを感じさせられる。 ――シャッ! シャッ!! シャシャシャ!! シャシャシャシャシャ!!  ブラシは単純に同じ場所を左右に擦るだけではなく、土踏まずの上部分や足指部分……カカトの下や上など擦る度に微妙に場所をずらして足裏をくすぐってくる。  その刺激に貴方は耐えられずすぐに我慢していた笑いを引き出してしまい、ダムが決壊するかのように笑いが垂れ流されてしまった。 「あぁ……もう笑っちゃうんですか? まだレベル1の前準備を行っているだけなのですが……先が思いやられますね……」  恵理は呆れた声でそう貴方に冷たく呟くが、このブラシ掃除のこそばゆさは尋常ではない。毛の1本1本がブラシ本体の動きに合わせて自律的に動き、必ず足裏の皮膚を“引っ掻く”様な動きをしてくる。その引っ掻く刺激が恐ろしい程にこそばゆく、貴方は笑わずにはいられない。  普通のブラシや人間の指では味わえない未知のこそばゆさに、貴方は新鮮な笑いを吐き出し続けている。 「ブラシはもう1段階強いレベルが有るんですが……こちらも耐えられませんよね? きっと……」  理恵はそう言いながらまた勝手にパッドの操作を行いブラシ達に新しい命令を打ち込んでいく。  するとブラシ達は今までの動きが嘘であったかのように…… ――シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッ!! シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカッッ!!  と、激しい音を立て今までの倍以上のスピードで動き始め、貴方の足裏をものすごい勢いで掃除して回る。  一層激しくなったブラシの動きに貴方は豪快に息を吐き出して叫ぶような笑い声を上げてしまう。  それはもう、子供が馬鹿笑いしているかのような大笑い! 今までにこのような声を上げた事があっただろうかと思えるほど部屋中に響き渡る笑いが次々に溢れ出していく。 「やっぱり耐えられませんでしたね? そんなに馬鹿笑いして……疲れちゃいますよ? 本番までに……」  恵理は僅かに口元をニヤつかせ貴方の下半身に視線を向ける。  そこには……くすぐられて苦しみながら笑っているにもかかわらず、隆々と勃起しきった貴方のイチモツがビクビクと脈打つ様に痙攣している様子が見て取れた。   「苦しんでいるのにそんなトコロを固くして……本当に変態ですね。貴方は……」  まるで忌むモノを見るようなジト目で貴方の股間を見る恵理だが、その視線はやがてトロンとした惚けるような目に変わっていく。  その表情の変化をジッと観察してあげたい所ではあるのだが、貴方にその余裕は一切ない。足裏から送られてくるくすぐった過ぎる刺激に大口を上げて笑い狂わなくてはならないのだから……。 「コホン! さて……掃除は……もう良いでしょうか……」  惚けてしまった目を咳払いと共に元に戻した恵理は、仕切り直しと言わんばかりにまた無機質な表情に戻り手元のパッドを操作してブラシの動きを少しずつ弱めていく。  貴方は笑いから解放されるや否やゲホゲホと咳き込みつつ荒い呼吸を繰り返し肺に酸素を補給する。  苦しい笑い責めからの解放感が貴方に絶妙な快感を呼び、十分に苦しんだにもかかわらず貴方は不思議な満足感を得てしまう。 「さぁ、では……ここからが足裏焦らしの本番です。存分に味わってください……」  満足感に浸る貴方を見ようともせず、恵理は淡々と次の責めの命令を処刑マシンに送る。  すると、先程まで足裏を責め抜いていたブラシのアーム達は拘束台の下へと帰って行き、代わりに新しいアームが2本貴方の目の前まで這い出してきた。  今度のアームは……見たままの形を言うと、ハケ水車。水車の部分に何本かのハケが設置されていて水車が回る事でハケが撫で上げていく動きになるというアレだが……。  この水車に取り付けられているのは短い鳥の羽だった。  ハケの代わりに鳥の羽根が何本も取り付けられていて、その水車を回すためのアームがそれらを支えている。  本来なら女性の性器にハケが当たるよう設置して水車を回して強制的に絶頂まで導くという使い方をする物だと思うのだが、コレは足裏をくすぐるために作られた物なのだろう。さしずめハケ水車ではなく羽根水車とでも呼ぶべきものだ。 「さて、まずは1本ずつ……貴方の足裏を責めさせてみましょう……」  恵理はそう言いながら早速と言わんばかりにパッドを操作する。  すると、アームはその指示に瞬時に反応し貴方の足裏へ位置取りを行う。 ――サワ♥  まだ水車が回ってはいないが位置を調節する段階で羽根が僅かに当たり、貴方の足裏に羽根先のゾワッとした気色の悪い感触が伝わる。  ブラシに擦られた足裏は強烈な刺激を覚えている為神経が過敏になってしまっている。その過敏な神経に羽根の毛羽立った先端が触れると、どうにもムズムズしてしまい身体が勝手に拒否反応を示してしまう。先程よりも優しい刺激のハズなのに……先程よりも刺激が際立って感じる。  恵理の言った“準備段階”の意味が……これで分かった気がした。あのブラシで擦られた足裏は今……敏感になり過ぎてしまっている。羽根が僅かに触れた刺激ですら耐えられないくらいこそばゆく感じてしまっているのだから……。 ――ピピッ!  恵理の持つパッドから電子音が鳴ると、無情にも敏感になり過ぎた足裏に羽根水車が回り始める。 ――ソワっ♥ ソワッ♥ ソワっ♥  回り始めたと同時に、一定の間隔で羽根先が足裏の土踏まず部分を意地悪く撫で上げていく。  貴方はその刺激に「ひやっ!?」と悲鳴を上げ、足裏を定期的に襲うこそばゆさに肩を震わせて「くっくっくっくっく……」と小刻みな笑いを零し始める。 ――ソワ♥ サワ♥ ソワ♥ サワ♥ サワ……  常に一定のリズムで……同じ個所を短い区間で撫で上げる刺激は、笑いこそ耐えられるものの回を重ねるごとにこそばゆさが増してくる。  何度も同じ箇所を撫でられると言う事は、次に来る刺激が予測できると言う事……。  しかし、その刺激はあまりにもむず痒く……何度触られても慣れる事が出来ない。慣れるどころか徐々に刺激に弱くさせられていく。  貴方は足の裏を反らしたり曲げ込んだりしながら、その慣れない刺激からどうにか逃れようと足を動かす。しかし、足を動かしても羽根はしっかりと土踏まずを捉えており、撫で上げの箇所を僅かに変える事しか出来ない。   ――サワリ♥ サワリ♥ サワリ♥  だんだん羽根の刺激が我慢出来なくなっていく。  足裏にハッキリと伝わる羽根先のおぞましい痛痒さ……それが何度も何度も土踏まずを引っ掻き、耐え難い痒さを足裏に与えてくる。  これならばまだブラシで激しく擦られた方が思いっきり笑えてかえってスッキリする。この羽根水車の刺激は徐々に感度を上げていくようで、じれったくて仕方がない。なまじあの激しいブラシ責めを受けた後であるから余計にじれったさを感じてしまう。スッキリしたくすぐったさではなく、ジワジワとゆっくり広がってくるようなくすぐったさ……それが羽根水車のくすぐりであり焦らし責めと言っていた本質なのだろう。 「どうです? とってもじれったいでしょう? 一思いに……笑わされたいって……思っているんじゃありませんか?」  またもや核心を突く言葉が恵理の口から発せられる。  そう、今確かにそう思っていた。  こんなじれったい我慢をさせられるくらいなら……思いっきり笑わせて貰った方が気持ち良い……。 「残念ですがこれは焦らし責めです。貴方にはもっとじれったくなって頂かなくてはなりません……」  貴方にとっては残酷な言葉である内容をサラリと告げる恵理。それを言い終えると彼女はまたもやパッドを操作し次の命令を拘束台に送る。 ――ウィーーーーン!  命令を受け取った拘束台は、独特の機械音を響かせて新たな羽根水車を左右1機ずつ這い出させる。  それらは迷うことなく土踏まずを責めている羽根水車と合流し、貴方の足指の付け根付近に移動し陣を置く。 ――サワ……サワ……サワ……サワ…………  足指近くに構えた羽根水車は時間を置く事無く動き始め、貴方の足指の中指の先端部分から足指の付け根までを羽根先で次々に撫でさせ始める。  次々に足の中指を縦に撫でていく羽根の刺激に貴方は今までにないくらい身体を大きくビクつかせ苦悶の表情を浮かべる。  ゾワゾワした感触の羽根先が足の指先に触れ、ツツツ……と指の関節を伝って下方向になぞっていくこそばゆさは筆舌に尽くしがたい。最後に通過する足指の付け根部分も羽根が掠る度に「ぷふっ!」と吹き出してしまう程こそばゆい。  大爆笑はさせて貰えないが思わず身体をくねらせてしまいたくなる程むず痒い。じれったくてじれったくて……気が狂いそうになる。しかし、そのむず痒い刺激を機械が止めてくれる訳もなく、どんなに嫌な刺激だと思っていてもそれを受け続けるしかない。 「フフ……良い悶えっぷりですね……。ではもう2つずつ追加して差し上げましょう……」  貴方の悶える姿を見て口角を上げた恵理は、機械に命令を下し新たに左右2本ずつ……合計4本の水車を追加させる。  その水車は1本は足の甲の中央に移動し、もう1本は足の親指の下の方……土踏まずの窪んだ内側面に移動し羽根をそれぞれ宛がった。 ――ソワ、ソワ、ソワ、ソワ、ソワ……  それらが動き出すと、貴方は再び甲高い悲鳴を上げてしまう。足の甲を襲う柔らかななぞり上げ……土踏まずの横端をこそぐるむず痒すぎる羽根の刺激……。これらの刺激が追加され貴方の足を全体的に痒ませていく。  様々な箇所を同時に撫で上げられ、何処の箇所がこそばゆいかいよいよ分からなくなっていく。  土踏まずがこそばゆいのか? それとも足指がくすぐったいのか? 足の甲もムズムズする。足の側面も堪らなくこしょばい……。  どれがどの刺激なのか……もはや判断がつかない。とにかく足全体が総合してこそばゆい! 全部がこそば痒くて堪らない! 足の裏が常にムズムズさせられる。足の裏がこそばゆくて……痒くて堪らない! もう吐き出してしまいたい! 笑いを豪快に吐き出してしまいたい!  だけど、この刺激では笑えない。小さな笑いは吐けるけれど、豪快な笑いは勝手に脳が抑制してしまう。  笑わせて貰えない……笑えないのは辛い…………辛い……。 「何ですか? その顔は……。私に期待しているんでしょう? もっとくすぐって貰いたいって……」  恵理は貴方の辛そうにしている顔を見てそのように言葉を零す。 「笑いたいですか? 一度思いっきり笑わされてみたいですか?」  慈悲にも聞こえるその言葉に貴方は必死に顔を縦に振る。 「まったく……それじゃあ実験の意味は無くなってしまうでしょうに……」  恵理は“やれやれ”と声に出しパッドに手を置いて何かしらの命令を機械に送る。  すると羽根水車を支えているアームの付け根部分(手首部分)から無数の小さな機械の手が生えだしてきた。  赤ちゃんの手より数倍小さなその子アーム達は、その小さな手をワキワキさせながら貴方の足裏へと近づいていく。 「特別サービスですよ? せいぜい気持ち良く笑ってください……」  理恵がそういうとパッドから電子音がピッと鳴り、その音が鳴った瞬間…… ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!  足裏に群がった多数の小さなアーム達が一斉に貴方の足裏をその小さな指でくすぐり始める。  そのアーム達の力は通常のアームの力とそう大差はない。ワキワキと指先を動かして貴方の足裏の皮膚を絶妙な力加減でくすぐっていく。そのくすぐったさたるや、今までの羽根のむず痒さとは比べ物にならない。我慢していた笑いがこのくすぐり責めによって一気に口から吐き出され、貴方は目を見開いて大爆笑を始めてしまう。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!  土踏まず、足の指、足指の間、母指球、足の側面、カカト、足の甲……足の部位を埋め尽くすほどの無数の子アームが容赦なくこそぐり回し貴方を一瞬にして笑い漬けにしていく。 「フフフ♥ 笑い苦しんでいるのに……顔は幸せそうですね……。随分我慢なさったみたいで……ほら、コレもビンビンに勃っちゃってます……」  笑わせて貰えた気持ち良さに限界まで淫欲が集まり切ってしまった男根を見て恵理はクスリと笑みを零す。  そしてパッドを片手に持ち直して改めて興味深げにそそり立つ肉棒を見つめ直す。  首を横に傾けて、頬をピンクに染めた彼女はパッドを持っていない左手を伸ばしてその肉棒の先端を指で摘まんでクリクリと遊ぶように弄り出す。  その刺激に貴方は一瞬にして“射精したい欲”が限界まで高められ、肉棒をビクビクと痙攣させてカウパー液を先端にジワリと滲ませ発射の準備が整ったことを恵理に無言で伝える。  それを見た恵理は再びクスリと笑い指先を使って男根の裏筋をコチョコチョとくすぐって刺激を加え始める。  たまらず貴方は腰を浮かせ亀頭からはピュピュッと小さな射精が成されてしまう。  もっと大量に放出したい! 貴方はその欲に駆られ腰を何度も浮かせて催促する。恵理にしごいて貰いたいと態度で示していく。  しかし……。 「はい。気持ち良いのはここまでにしましょうか……」  恵理は貴方の期待に応えてはくれない。 「レベル1はこれで終了です……お疲れさまでした……」  発射寸前まで腫れあがった肉棒から手を放し、無情にも足裏をくすぐっていたアーム達の動きも止めていく。  一瞬にして無刺激となった足とムスコに貴方は異常な喪失感を感じてしまう。  もっと触られたかった……イカせて欲しかった……。そんな思いを抱くが口には出さず、乱された呼吸を整えさせるための肺呼吸を荒く繰り返した。 「さて……恐らく物足りなかったでしょうけど……どうします? このままギブアップして最後までイカせてあげましょうか? それとも……レベル2へと進んでみますか?」  貴方の男根を見つめていた惚けるような顔をした恵理はもうそこには居ない。あの機械のような冷たい表情の彼女がそこに戻っている。  レベル2へ進むか……それともギブアップするか……。  貴方はその問い掛けに…… A:レベル2へ進む……と息を切らせながら答えた。→→♯14へ。 B:ギブアップする……と勃起したムスコを見ながら伝えた。→→♯15へ

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