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♯11 「ウフフ♥ 耐えきれなかったようですね? 私の責めに……」  美咲は貴方の『ギブアップ』の言葉にニコリと笑みを浮かべ、足元からスッと立ち上がる。 「では、浮気した事……謝って頂きましょうか? 誠心誠意……。それが出来たら貴方の事とっても気持ち良くして差し上げますよ♥」   ツカツカと足元から腰付近まで歩を進めた美咲はその場でピタリと足を止め、貴方の限界まで腫れあがったイチモツを見つめ……それに片手を伸ばしていく。そして…… ――キュッ♥  と、伸ばした手で亀頭の傘部分を握り込むと僅かにその部分を上下させ貴方に性的快感を送り込んでくる。 「ほら……謝ってください? 気持ち良くして欲しいんでしたら……」  ある程度上下に動かすとその動きをピタリと止める美咲の手。急に期待していた刺激が送られなくなったもどかしさに貴方はついつい唸り声を上げてしまう。 「ちゃんと謝ってくれたら、この手をまた動かして差し上げますよぉ~♥ そして逆の手で貴方のワキをコソコソしてあげます♥ ほら……私にして貰いたいでしょう? だったら……謝ってください♥ 心を込めて……」  別に本当に浮気をしたわけでもないのだから謝る義理は何処にもないのではあるが……謝らない限りは手を動かしてはくれないのだろう……。  この限界まで血流を集めて勃起した……疼いて仕方がない肉棒を思いっきりしごいて貰いたい! その細い手でいきり立った固い男棒をシュコシュコと上下にしごいて貰いたい!! その想いは秒を追うごとに強くなっていく。今すぐに……しごいて貰いたいと貴方の心を蝕んでいく。 ――……して…………なさぃ……。  貴方はその誘惑に負け理不尽に思いながらも小声で謝罪の言葉を彼女に送る。 「はい? 何か言いました? そんな小さな声では何と言われたか分かりかねますが?」  当然、そんな恥を含んだ小声で謝っても彼女には聞こえない。  否、聞こえていたとしても認めてはくれないだろう。そういう顔を彼女はしている。ちゃんと言わないと認めませんよと言いたげな顔を向けている。  だから貴方は恥ずかしさをグッと堪え、先程よりも声量を上げて謝罪の言葉を紡ぐ。 ――浮気してしまって、ごめんなさい!   ……と。 「ウフフ♥ ちゃんと言えるじゃないですかぁ~♥ そんなに気持ち良くしてもらいたいんですかぁ~? 私に……」  顔を真っ赤にさせながら貴方は頭を縦に何度も振る。  もう体裁を整えるとか恥を忍ぶとかそういう事は考えずに、一心不乱に頭を振る。その手を動かしてもらうために……。 「分かりました……。じゃあ少しずつ気持ち良くして差し上げましょう♥」  そう言うと同時に肉棒の先端付近を握っていた美咲の手は、ゆっくりと陰茎の付け根に向けて上下運動を始める。  もどかしくなる位にゆっくりと……射精に至る程ではなく、その射精欲を高めるだけの動きを繰り返す。 ――クチュ♥ クチュ……クチュ……♥  上下に動くたびに貴方の溜め込んでいた熱汁が少しずつ先端の切れ目から滲み出てくる。下にさがって上にしごきあげられる勢いに乗じて透明な汁が無理やり溢れさせられていく。淫靡な音を立てながら……。 「気持ち……良いですかぁ? こんなゆっくりの動きでもお汁がたっぷり溢れてきてますけど……気持ち良いですかぁ?」  美咲は貴方のそそり立った肉棒の先端から溢れ出る粘液を見ながら頬をピンクに染めて貴方に問いかける。  貴方は堪らない射精欲に駆られ顔を歪めながらも「はい」と素直に返事を返す。その返事に美咲は口をニヤつかせて悪い笑みを浮かべる。 「ほ~~ら、もっと気持ち良くなれる様に……ワキもこそぐってあげますよぉ♥」  片手で膨張しきった固棒をゆっくりしごき、もう片手を貴方の右腋に伸ばしてきた美咲はそのワキの窪みに指を這わせモショモショと指先で怪しいこそばしを入れていく。貴方はその突然与えられたむず痒い刺激に思わず「ぷはは!」と声を上げ吹き出してしまう。   「こういう刺激がお好きなんでしょう? 私にこんな風に責められるのが好きなんでしょう? ね? そうなんでしょ?」  くすぐったい刺激と射精欲を高められる刺激を同時に与えられ、どちらに意識を向けていいのか混乱してしまう貴方だが、強すぎないこそばゆい刺激は次第にムズムズした淫欲に変換され、すぐにどちらの刺激も『快感』のカテゴリーに振り分けられていく。  そして限界まで固まったはち切れんばかりの肉棒は次の強い刺激を待ってビクンビクンと鼓音に合わせて脈打ち、次々に我慢汁を零させていく。 「さぁ、そろそろ高まり切った頃でしょうか? 早く出してしまいたいでしょう? この溜まり切ったエッチな欲望を……」  貴方は乾いた笑いを零しながら美咲の煽り言葉に頭を大きく縦に振る。  苦しいとさえ思えてきたこの我慢を強いられた射精欲を、今すぐに放出したいと美咲に意思を伝える。大きな期待を込めて……。 「いいですよ。だったら気持ち良く出させてあげます! 大笑いさせながら天国へ送って差し上げます!」  貴方の期待に応えるように美咲は興奮の熱い息を零しながら、まずはと言わんばかりにワキをこそぐっていた手に力を込めていく。  腋の柔肌を揉みほぐすように……。爪の先で腋の神経を直接揉みほぐすかのように乱暴に……。  強さの増したくすぐりに貴方は大口を開けて笑い悶える。くすぐったくて仕方がない刺激に抗えず、無理やり笑わされていく。 「ほら! 笑いながらイって下さい? ほらほらっ!!」  それと同時に美咲の肉棒に回している手も上下運動を激しくさせていく。  零れた我慢汁を潤滑油にしつつ、激しく手で作った輪っかを上下させ貴方の淫欲を無理やり高めていく。 ――シュコシュコ♥ シュコ、シュコシュコシュコシュコ♥♥  放出できずに下腹部にまで逆流していた射精欲が再び肉棒の先端に集まっていく。  美咲のピストン運動に送り込まれるかのように先端に熱い淫液を集めていく。 ――シュコ♥ シュコ♥ クチュ♥ クチュ、クチュ♥♥ グチュッッ♥♥  淫液がやがて限界まで亀頭に集まって、後はそれを気持ち良く放出するだけとなる。  上下する手の音はやがて淫棒の中の粘液を掻き混ぜる様な音を立て始め、いよいよ最後の瞬間を迎えるための準備が整ったことを貴方にも美咲にも知らせる。  もう限界! もう出てしまう!! 貴方の放出欲が限界を超えた瞬間、美咲のくすぐっていた左手は更にくすぐる速さを増し、棒を握っていた右手は爪を立てて力強くその肉棒を掴みトドメと言わんばかりに上下運動を激しくする。  くすぐりのむず痒さとその最後の痛いとも思える強烈な上下運動に貴方の我慢は簡単に破られ……背中にゾクッとした寒気を感じ取ったと同時に…… ――ドビュッッッ!!! ビュビュビュビュビュ! ビュビュビュビュビュッッ!! ピュピュピュ……  いきり勃った棒の先端から火山が噴火するかの様に白濁色の粘液が次々に放出される。  背中に伝った寒気はそのまま脳を犯し、意識が真っ白になる程の快感を貴方に与える。 ――ドピュピュ……ピュピュ……ドク……ドクドク……ドクドク……。  くすぐりと射精の混じり合った快感が貴方の脳を焼いていく。この快感は自慰や普通のセックスでは決して味わえない……行き過ぎた快感であると貴方に刻み付ける。 ――トクトク……トクトク……トクトク…………。  体内の液体を出し尽くすかのように勢いよく噴射した精液も少しずつ勢いを弱め、それと同時に頭の中を駆け回っていた快感も落ち着き始める。  天にも昇って行ったかの様な心地を味わった貴方は、ハァハァと息を切らしてその余韻に浸る。 「……どうでしたかぁ? 気持ち……良かったですか?」  目を瞑り、気持ち良すぎた余韻に頭の中を空っぽにしていた貴方に美咲の声が耳元から優しく入れられる。 「こんなにたくさん出して下さって……私も、嬉しいです♥」  貴方がゆっくりと目を開いていくと、そこには優しく微笑む美咲の顔が映し出された。  責め欲にまみれたあの顔とは違う優しいお姉さんを思わせるその顔に、貴方は射精の気持ち良さも相まって心地の良い事後感を味わう。  プレイ時間は後10分も残ってしまってはいるが、異常なほど興奮して異常なほど気持ち良くさせられたこの最後の責めに……貴方は「ギブアップしてみるのも悪くない」と、頭の中で満足感を得る。   「今回は途中でギブアップされちゃったのでクーポンは差し上げられませんけれど……これに懲りずにまた挑戦してみてくださいね? そしてよろしければ……」  美咲は貴方の手の拘束を解きながらゆっくりとした口調で貴方に言葉を零す。 「また……私を選んでくだされば……嬉しいです♥ 勿論手加減は致しませんけどね♥」  貴方は彼女の無邪気な笑顔を見ながら外されていく枷に身体の解放感を感じずにはいられない。不自由だった身体が自由にされていく解放感……これは射精した解放感とよく似ている。我慢を強いられた後の射精ほど気持ちのいいものは無い……。動きたいけれど動かせなかった身体が今は自分の意思で自由に動かせる……その解放感は我慢させられた時間に比例して貴方に別角度の快感を与えてくれる。 「今日はプレイして頂きありがとうございました。また……遊びにいらしてくださいね♥」  拘束が解かれた後、着替えを終えた貴方に美咲は最後の笑顔を見せる。  その笑顔は……快感やくすぐったさが脳に刻まれる以上に貴方の記憶中枢に深く刻まれた。  そして……「必ず近いうちにリベンジしてみせる!」と彼女に告げ、その笑顔を見ながら店を後にするのであった。 ――美咲ギブアップルート……END。

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