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#10 「あぁ~~あ! そんな事を言っちゃうんですねぇ? そっかぁ~~折角……ちゃんと浮気を認めて反省したら気持ち良くしてあげようと思ったのに……」  美咲はくすぐっていた手をスッと離し、ベッドの縁をなぞるように歩みを入れながら貴方の顔の横まで移動する。  そして顔を覗き込みながらジットリと湿った視線を貴方に浴びせる。 「もう……容赦なんてしてあげませんよ? 気持ち良くもしてあげませんから……。それでも良いんですね?」  貴方はゴクリと唾を飲み込みながらゆっくりと頭を縦に振る。顔の横ではジト目をしながら空中で手をコチョコチョ動かして不機嫌そうな表情を見せる彼女がいる。 「そうですかぁ~~だったら……」  目を瞑りスッと立ち上がった彼女は再びベッドに上がり込んで、貴方の裸体を立ったまま一瞬だけ見下ろす。そしてニヤッと笑みを浮かべた次の瞬間…… 「そぉ~~れ! こちょこちょこちょこちょこちょ~~♥♥」  ポスッと貴方の腹部に腰を落した美咲はその勢いのまま早速と言わんばかりに貴方の腕の付け根部分に手を伸ばし、ピンと伸び切った腋の窪みを左右同時にコチョコチョとくすぐり始めた。  腹部に加えられた美咲の尻の圧迫感と突如として加えられたくすぐったい刺激に、貴方はいとも簡単に吹き出す様な笑いを吐き出してしまう。  腋の窪みで交差する肩から伸びる筋と胸板の筋……その筋を指で摘まんでコリコリとほぐしたり指先でサワサワと優しく刺激したり、爪の先でカリカリと引っ掻いたり……万歳の格好で拘束された貴方はその多彩なくすぐり方に一瞬の我慢も許してはもらえない。  腋の丘陵をモジョモジョ触られるだけも恐ろしくこそばゆい! 丘陵の下付近をゾワゾワなぞられてもこそばゆい! 引っ掻かれても、強く揉まれても、フェザータッチで触られてもこそばゆくて仕方がない!  笑わずにはいられない。美咲のくすぐりに大笑いを絞り出されていく。 「ほらほらぁ! コッチはどうですかぁ? 肋骨の間もコリコリしてあげますよ! ほらほらほらぁぁ!!」  貴方がワキのくすぐりに悶えているのをドSな笑顔で喜んでいる美咲は、刺激に慣れさせまいとあの手この手と責め方を変えて貴方を笑いのループから逃さないようにと囲い込んでいく。 「脇腹をモミモミされるのはどうですか? 伸び切った肌を揉みほぐされるのは堪らないでしょう?」  脇の下をカリカリと引っ掻かれ、脇腹を肌が変形するくらいにグニグニと揉みほぐされる刺激は貴方を更なる笑いの滝壺へと突き落していく。一瞬たりとも笑いを休めない。肺は酸素を求めて必死に呼吸をしようと口を開くが、酸素を吸うどころか逆に笑いが酸素を吐き出してしまう。  くすぐったい刺激に反射的に反応させられ暴れようとしてしまう結果、手足のみならず腹筋や腰や背中に痛みを覚える。  胸は窒息感に苦しめられ喉も枯れる様に掠れて熱く痛い。苦しくて痛くてどうにもならない辛さが襲うが、貴方はそれでも笑っている。ゲラゲラ……ゲラゲラ……と、楽しそうに面白そうに可笑しそうに笑っている。まるで狂ってしまったかのように……。 「さぁ、次は足の裏ですよぉ! もっと笑ってください! ほらほら! もっと苦しそうに笑うんです! ほらぁ!!」  脇腹を責め抜いた後は身体の向きを逆にして尻を少しだけ浮かせて中腰になりながら足元へ素早く移動する。  そして間髪入れずに右の足の指先を片手で持って反らせ、足裏全体をピンと張らせるように反らせると、その伸ばし切った土踏まずを反対の手でコチョコチョとくすぐり犯していく。  そのくすぐったさたるや今までの比ではない。強制的に……無理やり笑いを搾り取ろうとする暴力的なくすぐったさが貴方の足裏に与えられる。  貴方は顎を天に向けながら大きく口を開き背中を浮かせるようにビクつかせて大笑いを吐き出す。   今までに味わった事のないくすぐったさ! 心の底から“逃げ出したい!”という思いを貴方は持たされるが、足はどうしても逃げられない。足を反らせると同時に一切身動きが出来ないように固められてしまっている為、足指をバタつかせる事も左右に足を振る事も許されない。その完全拘束された不自由さがこそばゆさを加速させる。  逃げられないと改めて自覚するとこそばゆさが更に耐え難い刺激へと成り代わっていく。  くすぐったい! くすぐったい!! くすぐったいぃぃぃ!!  足の裏をコチョコチョと動き回る指先の刺激がくすぐったくて仕方がない! 足を反らされているから尚更くすぐったい! 逃げたい! 抵抗したい!! 刺激から解放されたいっ!! でもそれは許されない。足の拘束プラス美咲の反らし固めが足の自由を許してくれない。くすぐられ放題だ! くすぐったくて笑いが止められなくて辛いけど美咲がくすぐりを緩めてくれない限り貴方に笑う以外の選択はさせて貰えない。辛い……物凄く辛い……。辛い……けど……。 ――ピュッ! ピュピュ!  辛さとは裏腹に、貴方の息子は限界まで勃起し先端から白濁色の汁を笑いながら少しづつ吐き出していく。  ……苦しいのに……辛いのに……死にそうな程笑わせられているのに……意思とは裏腹に性感は異常なほど高められていて、貴方を快感の限界へと導いていく。   ――コチョコチョ、コチョコチョ。  くすぐったい刺激に無理やり笑わされる度に貴方の快感中枢は異常な程興奮し、貴方の膨張しきった肉棒の先端へ熱い血潮を運んでいく。 ――ピュピュピュッ! ビュビュ!!  くすぐりが激しくなればなるほど……笑いが苦しくなればなるほどその興奮は背筋をゾクゾクさせていく。  そして先端に到達した興奮は行き場を失い、白濁色の粘りある熱液をその先端から小さく噴出させてしまう。  その恥液は貴方のそそり立つ肉棒から重力に逆らわずに垂れ、ローションのように貴方のムスコを湿らせていく。 「さぁ、左の足もコチョコチョしてあげます! ほらほら、笑いなさい! もっと、大笑いしなさい!!」 ――ガシっ! ググ……  右の足と同様に左足の指先に手を掛けた美咲はそのまま体重を乗せて、貴方の足裏を緊張させる様にグッと反らさせた。  そしてまた間髪入れずに土踏まずに逆の手を添えて…… ――コチョコチョコチョ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!  平たくなった土踏まずの皮膚を次々に引っ掻く様に指を動かし、掠るようなくすぐりを貴方に与える。 ――ピュピュピュ!!   新たに加えられたくすぐったさに、貴方は悲鳴を上げて笑い悶える。それと同時に、ムスコの先端から再び熱い白粘液が噴出してしまう。  ビクビクと単独で生きているかのように痙攣する太いくて傘の広くないキノコ。まるで菌糸のように透明な糸を繋げ垂れていく我慢汁は陰茎の根元の毛をビショビショに濡らしていく。  くすぐったくて、苦しくて、辛くて、キツいのに……身体は興奮しっぱなしで火照ってしまっている。  性感を弄るような行為ではない筈なのに、陰茎の勃起は収まらない。逆に興奮の粘り汗をダラダラと零してしまう。 ――コチョコチョコチョコチョ、こちょこちょこちょこちょこちょ……  くすぐりが興奮を加速させる。もう頭では何も考えられない。真っ白い視界……真っ白い頭……。 ――こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!  足の指がこそばゆい! カカトがむず痒くて仕方がない! 土踏まずが我慢できないくらいにくすぐったい!! 足を振ってくすぐりから逃れたいけれど、貴方の太腿付近に腰を落ち着けている美咲の体重が枷の代わりにもなっていて小さな動きすらも許してもらえない。くすぐったい、くすぐったい! くすぐったいっっ!!  貴方はもう……笑っているのか叫んでいるのか悲鳴を上げているのか……自分でも分からない。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!  ただ、肺から残った酸素を搾り取られ、腹筋と横隔膜を無理やり運動させられ、異常とも思えるほどの興奮を与えられ続けていく……。  くすぐったい! くすぐったい……くすぐたい……くすぐったい…………くすぐったい? ……くす……ぐったい?? 「あっ♥ やだ! そんなに暴れたら……体勢が崩れちゃう~♥」  美咲のくすぐりに笑いと快感の両方を同時に味わされ、頭の中が混乱し始めてきた頃……機を見計らったかのように彼女はワザとらしく身体を後ろに倒してきた。 ――グッ!  彼女の倒れてきた背中が、貴方の最大までそそり立った淫根の裏に当たりそのまま体重をかける様になぎ倒していく。  そして限界まで我慢していた淫欲の塊が自分の腹部に押し付けられたと同時に…… ――ビュビュビュビュビュビュッ!! ビュルルルルルルルルルルル、ドクッ! ドクドク……ドクドクドク……。  すさまじい勢いで溜め込んでいた白濁色の粘液を先端から吐き出した。  それはもう……気持ち良さで昇天してしまう勢いであった事は言うまでもない。  身体中の淫欲の全てを吐き出すかのように……固く勃起した陰茎の先端から次々に粘液が放出されていく。  その放出はしばらく収まらなかった……。  あまりの気持ち良さにしばし空中に浮かび上がったかのような心地を味わう。  熱い潮が全て下腹部へ押し寄せて一気に出て行ったかの様な喪失感をその心地良さの後に味わうが、その喪失感はすぐに幸福感と満足感に取って代わる。  苦しい思いを全て出し切ったかのような幸福感が貴方の身体を包んだ。  出した……出し尽くした……気持ち良かった……。貴方は放心状態のまま身体をピクピクと痙攣させ、乱れた呼吸を整えようと涎を垂らせながら口を大きく開けて周囲の酸素を取り込んでいった。 ――ジリリリリリリリリリ!  貴方が余韻に浸り切っていた所に、プレイ終了を合図する目覚まし時計のベルがけたたましく部屋の中に転がってくる。 「はい♥ お疲れさまでした~」  そのベルを止めながら美咲が浮遊感に漂っていた貴方に優しく声をかける。 「最後まで気持ち良くなれましたか? 笑い疲れちゃったでしょ? フフフ♥」  美咲は貴方の手の枷を外しながらニコリと笑みを零す。手の枷が外されると貴方は解放された手の自由に安堵の息を零し、同じ姿勢を強いられ凝り固まった肩の筋肉をほぐすために腕を回して軽い運動を繰り返す。 「お客様はお時間いっぱいまでギブアップ無しで耐えきりましたので、こちらの次回から使える割引券をプレゼント致します♥」  下着を着終えた貴方ににこやかな笑顔をした美咲が手を伸ばし1枚のチケットを手渡してくる。  そのチケットには『プレイ料金40%OFF特別割引券』と印刷されていた。 「次回プレイされた後にカウンターで私にお渡しくださいね♥ そして……」  チケットを渡した美咲は手を後ろに組んでモジモジと恥ずかしそうに貴方に背を向ける。 「もしよろしければ……また私をご指名ください。今度は……絶対にギブアップさせちゃいますから♥」  そう言いながらクルリと貴方の方を振り返った彼女は眩しいばかりの笑顔を貴方に見せた。  そしてペロリと舌を可愛く出し、手を顔の前に構えその手を貴方に向けてコチョコチョと動かして見せる。  貴方はその手の動きに再びゾクリと寒気を走らせ、今日のプレイで受けた刺激の数々を思い起こしてしまう。 「フフ♥ でも他の子達の責めを味わってみたいのでしたら遠慮なさらずに言ってくださいね? その割引チケットは私以外のコースでも使えますので♥」  コチョコチョと動かしていた手をスッと下した美咲は、その温かな手で貴方の手を引いてプレイが行われた部屋を後にする。  片手にはチケット、もう片手には美咲の温かな手の感触を味わいながら貴方は心の中で誓うのだった。 「また近いうちにこの店に来て……気持ち良くしてもらおう……」と。 ――美咲耐え切りルート……END。

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