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#6 「3番のくすぐり奴隷調教編ですね? 承知しました。ではこちらの通路から進んでいただいて4番の部屋へお入りください」  美咲が手を添えて指し示した先には『プレイルーム』と書かれたプレートと赤色のカーテンに間切られた通路があった。貴方はその通路をゆっくりと歩み、最も奥にある『4』という数字だけが書かれた青い扉の前まで辿り着く。  一応の礼儀は必要かと思いノックを2回行ってみるが中から返事の類は返っては来ない。部屋の中に本当にコンパニオンがいるのか疑問になりつつも貴方はドアノブに手をかけ、重いドアを手前に引いて部屋の中の様子を伺おうとする……すると。 「遅いっ! 一体何分待たせるつもり?」  という怒声が歓迎の挨拶の代わりに飛んでくる。  貴方はその大きな声にビクリと背を正し、改めて部屋の中を見渡してみる。部屋の中は赤と黒を基調とした怪しい雰囲気の壁紙と、薄暗い照明……床は白と黒のモザイクタイルが貼られておりまるで美術館か何かの通路のようだ。  部屋の中央には懺悔の為に使うのか自分の身長よりも遥かに高い巨大な十字架が存在感を放つ様に設置されており……その十字架に背を預け腕を組んで不機嫌そうな顔をしながら貴方を睨み見る少女が一人立っていた。  起伏に乏しい残念な胸を頑張って強調するかのような黒いボンデージの上着を着て、ランジェリーに見えなくもない股間のラインに食い込んだ黒いラバー生地のパンツもロリっ気を残したあどけない顔にそぐわない印象を貴方に与える。 「調教師を待たせるなんて言語道断! 本来なら懲罰ものだけど……今日は私の機嫌がいいの。許してあげるからさっさとその汚い服を脱いでこっちへ来なさい!」  自分の腰付近まで弧を描いて伸びる青いツインテールを左右に揺らし、とても機嫌がいいような表情ではないジト目を貴方に向ける彼女は十字架から背を離すと、片手に持っていた馬を調教するときに使うような平べったい鞭を軽くしならせ貴方に服を脱ぐよう促しを入れる。貴方はその促しに慌てて服を脱ぎにかかり一糸纏わない裸体を彼女の前に晒すのだった。 「フン! そんな粗末なモノをいつまでも私の前にぶら下げているんじゃないわよ! ほら! さっさとコッチにきなさい!」  両手で股間を隠していたにもかかわらず、見てもいないくせに“粗末なモノ”と言い捨てた彼女の言葉に貴方は内心ムッとしながらも渋々部屋の中央に立っている巨大な十字架の前まで歩を進め、自分よりも一回り小さい彼女……調教師の鈴菜に目を落とし少し反抗的な目をして彼女を見下ろした。 「何よ……その目! なんか文句があるって訳?」  貴方の視線に反抗心を読み取った鈴菜は鞭でパシリと床を叩き貴方に低い声で脅しをかける。貴方は少しの間をあけ「別に……」と言葉を零し視線を十字架へと移す。背伸びをしても頂点には届かない金属で出来た巨大な黒い十字架……そのクロスした左右の端には人を拘束する為であろう枷が1つずつ設置されている。  あれで恐らく手を拘束するのだろう……というのは想像がついたが、だったら対になるはずの足の拘束は何処で行うのか? 貴方は十字架の根元付近に視線を落すがその枷は見つからない。もしかすると足は自由にさせてもらえるのかもしれない……レベル3とは言え案外チョロイのでは? などと貴方はそんな淡い期待を胸に持ちながらフッと安堵の息を一つ漏らして再び鈴菜の顔を見る。 「なんか……今日の奴隷候補はムカつく顔を私に向けるわね……。まぁいいわ、その辺も今からキッチリ教育してあげるから……。ほら! それを見てるって事は、もう今から自分がどんな無様な格好で拘束されるのか理解したでしょ? だったら拘束されやすいように枷に合わせて手を広げなさい!」  命令の度にいちいち床をパシンと鞭で叩いて激しい音を立てるものだから、貴方はその音に毎度ビクリと身体を震わせてしまう。裸の格好であんな鞭に叩かれでもしたらミミズ腫れだけではすまない。下手をしたら擦り切れて傷が出来てしまうかもしれない……。自分の傷負う姿を想像しゾッとした貴方はまた渋々ながら十字架に背を向け、手を股間から離し枷のある方へと合わせようとする。しかし鈴菜はその様子を見て―― 「違うっ! コッチにそんな汚いものを見せるんじゃないわよ! 逆を向きなさいっ!! 十字架の方を向きながら手を広げるのっ!! そんでその粗末なやつはその穴に突っ込んでしまっておきなさい!」  またもバシッと鞭をしならせ、まるで動物を調教する様な怒声を上げて貴方に反対側を向くよう指示を下す。  貴方は慌てて逆の方向を向き直し十字架を正面に見ながら手を上げ直す。そして彼女が言った穴が十字架の何処にあるのかを確認しそこへ半分硬くなった一物の先を近づけていく。  十字架の丁度3分の1くらいの高さと言えばわかるだろうか? 十字架を正面に見てそれに近づけば図ったかのように丁度半勃起したソレが入る穴がポッカリと開いている。そこに、まるで鍵を差し込むように貴方の淫棒を指し込んで行くと穴の中が柔らかいシリコンの壁で覆われている事に感触で気づく。  シリコンは貴方の中途半端に固くなった一物を優しく包み緩く圧迫してくれる。その心地よさに思わず女性器の中の心地よさを連想してしまった貴方は、その感触だけで一物に血を通わせてしまい半勃起していたソレの成長を促してしまう。 「ったく! もっとキビキビ動けないものかしらね? 見ているコッチがイライラするわ……」  貴方のソレが穴に納まったのを見るなり鈴菜は不機嫌そうな言葉を吐き捨てながら用意した台座に乗り、貴方の右手首を力強く握ったかと思えば勢いよくその手を十字架の右端まで引っ張り上げ枷のある場所へと誘導していった。 「ほら! 抵抗するな! さっさと枷をつけさせなさい!!」  急にそんな行動に出られたものだから貴方はビクついて手を下げようとしてしまう。しかし、鈴菜の怒声がそれを阻み力づくで貴方の手を再び枷のある方へと運んでいく。 ――ガチャッ!  強引に上げられた手首にはすぐさま十字架に設置された革製の枷が巻かれ、絶対に外れないようにとしっかり引き絞られてベルトが締められる。貴方の手はその枷によって斜め上に大きく上げさせられ降ろせなくなってしまう。 「もう片方もやるから! 絶対に抵抗するんじゃないわよ? いい?」  鈴菜はジト目で貴方を睨みながらそう言い、台座を身体の反対に運んでいく。その重そうな台座を頑張って運んでいる姿と幼げな容姿が相まって、貴方は不覚にも鈴菜が生意気だけど少し可愛いかも……などと微笑ましい感想を頭に浮かべてしまう。 ――ガチャッ!!  左の手は彼女に言われたとおり何の抵抗もせず、むしろ拘束しやすいように自分から枷の所に手を運び彼女の手助けをする。そんな親切心が逆に気に入らないのか鈴菜はチッっと舌打ちを零しながら貴方の左手も右と同じようにキツメに締め上げて拘束を行った。貴方の手はコレにより左右ともに斜め万歳の格好から完全に降ろせなくなる。 「さて……後は足の拘束ね……」  先ほど確認した時には十字架の正面や横には足用の枷は見受けられなかった。しかし鈴菜ははっきりと“足の拘束”と口にしている。だったら何処に枷があるというのか? 貴方の疑問は頭の中をグルグル駆け回るが、その答えはすぐに鈴菜の言葉によってもたらされる事となる。 「ほら! 今から台座を用意してあげるからこの台座にあんたの汚いお尻を乗せて座って足を十字架の裏に回しなさい!」  先程まで拘束のために使っていた台座を貴方が座れるような高さに調整し直し、それを貴方の尻付近に運んで床に固定した鈴菜は、貴方にそれへ座るよう指示を出す。言われるがままに座面に腰を落ち着けるとこれまた言われた通りに足を十字架の裏に回し柱に抱きつくような格好になった。すると鈴菜が十字架の裏に回り込み、貴女の足首を乱暴に掴んで裏で交差させ、その交差した部分に革製の枷をきつく巻きつけていく。 ――ガチャッ!  やがて枷がはめ終わり貴方の下半身は十字架の柱を抱き込んだ緩いあぐらをかくような姿勢のまま枷に拘束され動けなくされる。  座ったことにより腕が引き千切れんばかりに伸びきり脇のラインに痛みを感じるが、足の拘束が付けられたことにより身体を浮かせることも出来なくなりその痛みを和らげることも出来なくなってしまう。 そして、十字架に抱きついたことで下半身は更に十字架に密着してしまい、穴に差し込んだ一物も限界まで奥に突き刺さる形となってしまう。そんな貴方の中途半端に勃起した性器に脚を拘束し終えた鈴菜が突然刺激を送り始める。刺激と言っても彼女が直接触ってくれたわけではない。十字架の裏に何かしらのスイッチがあってそれをONにすると穴の中のシリコンに空気が送り込まれる仕掛けになっているのだろう……。彼女は無言でそのスイッチを入れ穴の中に差し込まれた淫棒を圧迫するためにシリコンに空気を送り込み始めたのだ。 「フフ……どう? 気持ち良いでしょ?」  鈴菜は貴方の顔を十字架の裏から覗き込んでニヤリと笑みを浮かべる。確かに性器を圧迫するシリコンの心地よさと窮屈にされる抵抗感はまるでマッサージ器に掛けられているかのようで気持ちが良い。しかし、それを幼女っぽい彼女に指摘され見透かされているというのは恥ずかしい。認めたくはない。だから首を横に振ってしまう……反抗するように。 「あんたってホント反抗的よね? 私が気持ちいいでしょ? って促したら素直に“はい、その通りです”って答えなさいよ! 例え気持ちよくなくても気持ちいいですって答えるの! 分かった?」  貴方はその理不尽な命令に再び首を横に振る。子供っぽい見た目の調教師にそのような言葉を浴びせられ従うなどプライドが許さない。従ってはいけない……自分のことを小馬鹿にするような彼女に従うなど許されない! 「ふぅ~ん。あくまで反抗したいってわけね? なるほど~~」  貴方の反抗的な態度を見て鈴菜は声を低く抑え始める。そしてスッと立ち上がり貴方の拘束された姿を見て回るように十字架の周りをゆっくり歩き始めた。 「これは中々骨が折れそうな調教になるかもだけど……でも楽しみ♥ あんたが何分で音を上げてしまうのか……とっても見物だわ」  そして貴方の背後にピタリと脚を止めた鈴菜は貴方の頭に近づくよう背伸びをしながら顔を寄せ背後から…… 「ねぇ? これからあんたは私に何をされるか……勿論分かっているんでしょ?」  と、ボソリと囁いた。 貴方は彼女のその問いかけに…… A:分かっている。と一言だけ零し身体を緊張させた。→→♯18へ。 B:さぁ、何の事だか……とわざとらしくとぼけ彼女に反抗的な目を向けた。→→#19へ。

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