Home Artists Posts Import Register

Content

♯4 「あら、私を指名してくださるんですね? ありがとうございます。お客様が満足できるよう精一杯責めさせて頂きますので楽しみにしていて下さいませ♥」  浮気尋問編を選択した貴方は美咲に手を引かれプレイルームへと導かれていく。  繋がれた手は女性らしくふくよかで柔らかく自分の体温よりも少し高いくらいの温かさだと思った反面、この手にこれから好き放題責められるのだと想像すると腹底からムラムラとしたピンク色の淫欲が抑えられないくらいに溢れ出してくる。 「では、服を脱いでこのカゴの中に衣類を収めてくださいね?」  青くて分厚い扉を開いて入ったその部屋は、何ともガ―リーなピンク色の壁紙に無駄に明るい照明、脚だけが長い小さくてお洒落な白い丸テーブルの上に宝箱を模した小箱や羊の形をした目覚まし時計など可愛らしい小物が置かれており、随所に女子の部屋を意識した作りが見受けられた。  まるで彼女の家に上がらせてもらったかのような錯覚。貴方はそんな眩い妄想を美咲の姿を交えて行ってしまう。 「はい、それでは拘束致しますのでそのままベッドの上に仰向けに寝ていただいて……手を万歳、足を肩幅程度に開いてお待ちください♥」  上着も下着も靴下さえも脱ぎ去った生まれたままの姿になった貴方は、空調の心地よい風を感じながらも指示された通りに部屋の中央に置かれたベッドへと歩を向ける。  6つ脚で少し高さを持たせた柵も枕もないシンプルなベッド。掛け布団や毛布なども取り払われ、青と白のボーダー柄のベッドマット上に貴方は身体を寝かせ煌々と光る天井のお洒落な蛍光灯を仰ぐ。そして言われた通りに手を斜め上にあげ、恥ずかしい格好であるが足も肩幅より少し広げた程度に開き美咲が拘束をしに来るのを待つ。  美咲は羽織っていた上着をハンガーに掛け、部屋着であるかのようなリラックスした薄ピンクのキャミソールとデニム生地のホットパンツに着替えると、横になって哀れなポーズを取っている貴方に向かってゆっくりと笑顔で近づいてくる。 「まずは……手から……拘束いたしますね?」  ニコニコと朗らかな笑顔を浮かべながら美咲は素早く貴方の右手首を握り、ベッド下から鎖の付いた革枷を引っ張って来てその手首を枷の中央に来るよう位置調整をし、革のベルトをしっかりと締めて拘束を行っていった。  拘束された右手はベッドの脚に繋がっている鎖によって若干引っ張られるくらいな窮屈さ加減に調整され、自分の力で手を降ろすという行動をしっかりと制御されてしまう。  「ウフフ♥ 動けないでしょう? では反対側もやっちゃいますね♥」  右手の不自由さを身をもって感じている間に、同じ要領で美咲は反対の左手も拘束を始める。その時間たるやほんの10秒程……。あっという間に両手の自由を奪われてしまう。 「さて……次は足の方ですね……」  腕の拘束が終わると間髪入れずに美咲はベッドの下側に歩み、貴方の足首を掴んで同じような革枷を準備して足にもそれを付けていく。足を開いた格好から動けないように……貴方が勝手に脚を動かしたり身体を捩ったりできないようにするために足も手も枷によって拘束を行っていく。  貴方は動けなくなって改めて不安と期待が入り混じる感情が自分の中に渦巻いている事に気付く。  生まれたままの姿にさせられ……貴方の持つ立派なイチモツもこれからの期待からすでに興奮状態になっていて固く隆起して天に向かってそそり勃っている。それを横目に見られているのが恥ずかしい……。自分の恥ずかしい部分全てを見られているかのようでとても恥ずかしい。  ドキドキする……。あの足元から優しく微笑んでいる美咲の笑顔を見ていると……ドキドキして堪らない。心音は次第に鼓音を大きくして収まらない。あの目が自分を見ている。優しく足首や手首に触れたあの手が……自分をこれからイジメようとしている。期待が嫌が応にも高まってしまう。心音はなおも落ち着く気配を見せず鳴り続けている。ドクドク、ドクドクと……。 「もう……完全に動けませんね?」  先程までは事務的な声色だった美咲の喋り口調は、一変して下から来る凄みを帯びた言葉となる。動けなくなった貴方の事を悪戯っぽくクスクスと笑いながら見下ろし、そしてゆっくりと靴を脱ぐと裸足になりベッドの縁に腰かける。  美咲の体重で少し沈んだベッドマットの感触を背中で味わった貴方は彼女の言葉の変容にゴクリと息を呑み、彼女のキャミソール姿の背中をじっと眺める。   「うぅ~~~ん! …………さぁ~~てと♥」  貴方に背を向けて一度だけ伸びを行った彼女はその伸びを終えると、それを合図にと言わんばかりにクルリと貴方の方に顔を向け、またニコリと微笑みを浮かべる。  そしてその笑顔を徐々に薄暗く曇らせ始める。 「今日はしっかり喋って貰いますからね? この前の……浮気の事♥」  その影が帯びていく笑顔から身に覚えのないセリフが飛び出してくる。  貴方はそれがプレイの合図であり、彼女の“設定”である事にすぐに気付いた。  そう、美咲は設定上……貴方の彼女なのだ。これからの拷問の設定は浮気をした彼氏とそれを問い詰める彼女……そういう設定なのである。 「あれ? とぼけるつもりですか? こんな格好で縛られているというのに……」  貴方が彼女の言葉に何の返答も返さないでいると、彼女はそれを“とぼけた”という風に捉え貴方の身体を見回しながらニヤリと笑みを浮かべる。  先程までの清楚な雰囲気を出していた彼女とは違い、今はとても意地悪な笑みを浮かべている。貴方はその言葉と表情にゾクリと背中に寒気を感じてしまう。 「ねぇ……動けないでしょう? 腕……降ろせますかぁ~? 足……引っ込めたりできますかぁ~? 出来ないでしょ? ン・フ・フ♥」  獲物を狙う女豹の様に貴方の身体に這い寄りながら身体を密着させて下から見上げてくる美咲。貴方が動けない事を重々承知のうえでワザと意識させる様に意地悪く問いを投げかけて来る。  貴方はその言葉に手足をバタつかせようと試みる。しかし、ベッドの下へ引っ張る様に拘束されている手足は動かせるような余裕を一切持たされていない。手足を動かそうとしても、ピンと張った枷の鎖がガシャガシャと虚しく揺れて音を鳴らす程度の事しか抵抗する事は出来ない。 「これから……そんな抵抗できない貴方の身体に私が何をすると思いますぅ? しっかり拘束された貴方に……どんなヒドイ事をしようとしているか……分かります? うん?」  横腹から這い登り、ゆっくりと膝立の姿勢で貴方の腹部を跨いだ美咲は貴方の身体の一部に視線を落しながら手を自分の顔の前に可愛く出し、ワキワキと動かしながら何かを示唆する様な仕草を見せてこれから何をするかのヒントを貴方に送る。  貴方は当然これから何をされるのか分かっている。彼女の視線は1点を見つめていたのだから……。 「さぁ、浮気した事認めてください? 素直に認めたら……少しご褒美をあげてもいいですよぉ~♥ クスクス……」    妖しい笑顔を浮かべながら手をワキワキして貴方の顔へ接近する美咲。貴方はその顔を見ながら…… A:浮気していないと断固言い張る。→→#8へ B:浮気した事を認める。→→♯9へ

Comments

No comments found for this post.