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♯2 「初めてのお客様ですね? では簡単にこのお店のシステムを説明させて頂きます」  和風美人な店員さんはニコリと微笑みながらカウンターの引き出しから説明用の紙を取り出し、貴方の方にそれを向けながら説明を始めた。 「このお店では主に“くすぐり”をテーマにした各種拷問プレイを受ける事が出来ます」  美人なお姉さんの口から“くすぐり”というワードと“拷問”というワードが突然飛び出し、貴方は思わずドキリと胸を高鳴らせてしまう。 「プレイのシチュエーションはハードなくすぐり奴隷の調教から機械によるくすぐり実験、疑似彼女による浮気尋問といった3コースをご用意いたしております」  説明書類を見ると確かに今彼女が言った3種類のプレイリストと共に、もう1つ……何やらオドロオドロしい文字で書かれた『くすぐられマニア向け:三姉妹による全身くすぐり処刑』という項目が目に入る。  貴方はこのマニア向けの項目を指差して受付嬢にこの項目が何なのかを質問する。すると彼女は笑顔は崩さずに少し顔に影を帯びさせながら1トーン低い声で貴方の質問に言葉を返す。 「こちらのプレイは常連様向けに用意されたかなりハードなコースです。処刑という言葉通りギブアップなどの選択肢も存在しません。プレイ終了時間を迎えるまではひたすらくすぐられ続けるというかなり苦しい責めなので初めてのお客様には先ほど言った3コースまでしか選べないようにさせて頂いています。2回目以降来店されて、更に3人のプレイをギブアップ無しまで耐え切ったお客様だけにご案内していますので……死ぬほど苦しい思いをしたいと言う事でしたら選んでみてくださいね?」  初心者にはかなりハードな責めなのだろうという事が彼女の説明で理解できた。貴方はそういう『死ぬほど苦しめられる』という行為に興味を抱きつつも、始めての来店であるためそれを選べないと言う事に何故か安堵の息をついていた。  選べたら選んでいたかもしれない……そんな事を貴方は思い浮かべ背筋に寒気を僅かに感じ身震いをする。 「そうそう、コンパニオン(店員)はシチュ―ションに応じて担当が違いますので注意してくださいね? 奴隷調教は三女の鈴菜(すずな)が少し口汚く責め立ててくれて、機械くすぐり実験は次女の恵理(えり)が機械を用いて貴方を責め立てます。そして浮気尋問を担当するのが私……長女役の美咲(みさき)です。私は見た通りおっとりしてますので、優しく丁寧にお相手させて頂きますよ♥ 多分……フフフ♥」  受付のお姉さんはそこまで話すと説明書類に目を落しながらも少しだけ口元の口角を上げた。貴方はその影を帯びた彼女のほくそ笑みにまたゾクリとした寒気を味わう。 「料金もレベルが上がる度に高くなるのでお財布事情に合わせて選んでくださいね? ちなみに私が担当するシチュエーションが一番お安くてお得です♥」  受付のお姉さん改め美咲は、貴方を上目遣いで見ながらニコリと目を細めて笑う。その笑顔にまたもドキリとしてしまった貴方は、彼女の輝くような笑顔から目を離せなくなる。 「そして、どのコースもお客様が『ギブアップ』と言われるとそこまででプレイは終了となりますので制限時間の1時間を耐えられるか途中で止めるか、お客様自身でお選びになってくださいませ♥ ちなみに1時間耐えられれば次回から使えるクーポンを差し上げていますし、たとえ途中でギブアップされても最後に1度だけ“抜いて”差し上げますので1時間丸々くすぐりを味わうか、それとも最後に気持ち良いプレイでフィニッシュしたいか……その日の調子に合わせて選んでくださいませ♥」  “抜いて”という言葉がナニを抜いてくれるのか? その答えはプレイしてみれば分かる事だろう。まぁ、なんとなく貴方は想像出来ているのだろうが……。 「では、説明は以上となりますが……早速プレイを選ばれますか?」  ユルフワな容姿の店員さん……もとい、コンパニオンの美咲はそう言葉を紡ぐと見せていたパンフレットを「どうぞ」という言葉を添えて貴方に渡してくる。貴方はそのパンフレットを受け取り、財布とコースの料金を見比べながら大きく首を縦に振ってYesの回答を彼女に返す。 「はい。では今日はどのシチュエーションにされますか? 3つのコースからお選びください」  美咲の促しにそって貴方は今一度パンフレットに視線を落す。  パンフレットには、『浮気尋問編』……彼女に浮気がばれてしまった貴方の受難。『機械くすぐり実験編』……マッドサイエンサー恵理によるくすぐりマシン稼働実験を体験。『くすぐり奴隷調教編』……くすぐりのプロである三女が言葉でもくすぐりでも貴方を追い詰めます。と説明書きが添えられていた。  貴方はコレを見て…… A:長女の『浮気尋問編』を選んだ。→→♯4へ B:次女の『機械くすぐり実験編』を選んだ。→→♯5へ C:三女の『くすぐり奴隷調教編』を選んだ→→♯6へ

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