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#27  密着している身体……柔らかさ、体温までも感じ取れる七穂の肌……  目の前には皺なく伸ばされ見せつけられている彼女の綺麗なワキ……  そして頭には、あなたの思考を迷わし搔き乱す凶悪な刺激を送り込む……ヘッドマッサージャー。  視覚・触覚のみならず思考さえも誘惑してきている七穂の総攻撃に自制心を保つ事が出来るハズもなく……  あなたはついに欲望のタガを外してしまい“行動に出る”事を余儀なくされてしまった。 「キャッ!? せ、せ、先輩?? あ、あれ……?」  まずは、壁に押し付けるように密着している七穂の身体を掴んで力づくで位置を入れ替え、七穂を壁際の方へと立たせ直す。  そして驚いて身の危険を感じ手を下げようとする七穂の手首を、左右両方まとめて素早く左の手で掴み、壁に押し付けるように圧を掛け抑えつけて腕を降ろせないよう固定する。  脚での反撃をさせないために自分の脚を押し付けて動きも封じ、身体も七穂の身体にのしかかる様に体重を掛け……彼女との立場を完全に逆転させ身動きが取れないよう施した。  あなたの突然のその行動に目を白黒させて驚きを隠せない様子の七穂……あなたはそんな彼女の無防備に開いてしまっているワキに右手を近づけさせて反撃を試みようと指をワキワキさせ始める。 「ちょっ! 先輩! さ、さ、触ったら……分かってますよね? 私のワキに少しでも触ったら誘惑に負けたと判断してこの後のデートは……」  まさかこのように強引な手法で身体の自由を奪われるとは思いもよよらなかったであろう七穂は、あなたがこれから行おうとする行為に苦し紛れの警告を放つ。しかし、タガが外れて自制の利かなくなったあなたの頭にそのような言葉は一切響く事はなく……欲の赴くままに手を動かしつつ、眼下に晒されている彼女のワキにその手を触れさせていった。   「ほ、ほ、ホントに許しませんよ? 触ったらホントにぃ! 絶対、許しま……ッっッは!!?」  七穂の伸びきったワキの窪みに人差し指が初めて触れると、七穂は警告の言葉を中断して初々しい反応をあなたに返して見せた。  ピクンと跳ね上るように震えた身体……  その指がワキに触れた途端に、不安と戸惑いが混在していた表情が笑みの表情を含ませ始める。  あなたの人差し指は、七穂のワキの筋をほじくる様にカリカリと少し力を込めて引っ掻く動作を始める。すると、七穂の顔は増々笑みの形に口元が歪み、結んでいた唇をプルプルと震わせる動きを見せ始める。  あなたが七穂に「くすぐったい?」と小声で問いかけると、七穂は目を閉じつつも首をぶんぶんと横に振って「くすぐったくない!」と言わんばかりの意思表明を行う。  しかし、思いとは裏腹にあなたから送られる刺激は想像以上に耐え難いようで、七穂の口からは「くっくっくっ」という小刻みな小笑いが吐き出され始めた。  七穂のワキは触り心地が良すぎて、いつまでだって触っていられる。柔らかすぎず……かといって筋張り過ぎていない……適度な肌の弾力と、適度についた筋肉……  他の肌と違いココだけは体温が高いのを指先にも感じるし、なんなら彼女の心臓の高鳴りも指先から伝わって来るかのようだ。  少し撫でてあげているだけでも七穂は我慢できず、小刻みに震えながら笑いを少しずつ吐き出そうとしている。  こんなワキを晒す様な服を着て誘惑してきた割には、いざ触られる段になれば僅かな刺激にも耐えられない程弱いというありさま……  よくもこんな体たらくで誘惑出来たものだ……と、あなたは半ば呆れるように息を吐き……そして彼女を本格的に笑わすべく右手の指を全て彼女のワキに当ててくすぐる構えを取った。  人差し指の撫で上げが思いのほかくすぐったかったと思い知った七穂は、その刺激が序の口だという事を悟り今度はあなたに対する命乞いを始めるようになる。 「せ、せ、先輩っ! わ、ワ、分かりました!! 私が調子に乗っていたのは認めます! これ以上の過激な誘惑はしないと誓いますから……だから、その手をワキから離して……ウヒぃッ!!?」 ――コチョ♥ ……コチョ♥  命乞いなどもはや遅い! と言わんばかりにあなたは七穂の乞いの言葉の途中で指を動かし始める。 「うひゃっっははっ!! ちょっ! 先輩っひひ!! それ駄目っへへへ!! 指でコチョコチョするのは反則ッっふっ!!? うくぅぅ~~ふふふふふふふふふふふふふ!!」  5本の指全てを七穂のワキの肌に触れさせて、ワキの上を歩き回るかのようにコチョコチョとくすぐり回る刺激を送り込むと、七穂は途端に頬の口角筋を力一杯に上げ今にも大きな笑いを吐き出しそうな顔を作り上げてしまう。  しかしながら、この場所がショッピングモールの店の中である事が彼女の笑いだしたい欲にブレーキをかけているようで、どうにか必死に笑いを吐き出すまいと口を閉じようと努力させている。  しかしあなたはそんな必死に声を出すまいと我慢しようとする彼女に、無慈悲極まりない刺激を送り込み始める。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ コチョコチョコチョ……カリカリカリ♥ コチョコチョ、カリカリ、コチョコチョ、カリカリ♥  指先で優しく撫でて回る刺激を行いつつも、時々全ての指で一斉にワキの中心を引っ掻く様な刺激を変化球的に挟み出すと……その刺激が七穂にとってクリーンヒットを決めてしまったようで、折角我慢しようとしていた笑いも我慢していた分を吐き出させるかのように激しい笑いへと変換されあなたの望む反応を目の前で披露する事となってしまった。 「プッッッヒャ!? いひゃ~~~~~っはははははははははははははははははははははははははははははははは、カリカリだめぇ~~へへへへへへへへへへへへ!! 脇の下カリカリは弱いぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 弱いからダメぇぇぇへへへへへへへへ!! やめてぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」  身体をジタバタさせて、顔を左右に勢いよく振りつつあなたのくすぐりに笑い悶えてしまっている七穂。あなたは彼女が嫌がるくすぐりを敢えて長めに行って笑いを途切らせないよう配慮する。 「お゛ぁ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うははははははははははははははははははは、くしゅぐったいぃぃぃ!! ホント無理ぃィひっひっひッヒッひっひっひっひッヒッひっひっひっひ、うひゃ~はははははははははははは、うはははははははははははははははははははは……」    これが夢だった……  七穂を自分のくすぐりで笑わせ、悶えまくる姿を目の前で見る事が長年の夢だった……  いつもなら、動画やAVに七穂を重ね合わせて妄想する程度しか許されてはいなかったが……今この目の前に見えている光景は現実。夢や妄想だけで見ていた彼女ではなく紛れもなく七穂そのもののリアクション……  それをこんな形で見る事になるとは……それこそ夢にも思わなかった。思わなかったが、現実は妄想などでは味わえない程臨場感があり素晴らしい。  七穂のワキに実際に触れている指……  その指がくすぐっている感覚……  そのくすぐりに素直に笑い悶えてくれている七穂……  耳を劈くほどの彼女の笑い声……腕を下げようとしたりくすぐりから逃れようと捻ろうとする身体の抵抗感……  あなたにくすぐりを止めさせようと脚でも抵抗しようとする彼女の必死さ……  その全てを今、目の前で味わっている……それがあなたの興奮を更に底上げし、フェチ欲を高め続けていく。  もっとくすぐりたい。もっと笑わせたい。もっと悶えさせたい……  その様な強い思いが次々と頭を過り、くすぐる手にも七穂が笑い易くなる工夫が施されていく。 ――モニョモニョ♥ コショ~~~~♥ モニョモニョ♥ コショコショ~~~~♥  腋窩の端にある筋肉の盛り上がった縁を指先で摘まんで優しく揉むような刺激を挟んであげたり、腕の付け根付近から袖口から出ている肌の限界ギリギリの部位までを一気に爪の先でツゥ~~~っとなぞってこしょばしたり…… ――コリコリ♥ コソコソ♥ コリコリ♥ コソコソコソ……  脇の下の敏感な部位を摘まんで指先でコリコリと少し強めにしごいてあげたり……かと思えば今度は逆に触るか触らないかの絶妙なフェザータッチでワキがむず痒くなる様に優しく触って刺激したり…… ――コチョコチョ♥ コソコソ……モニョモニョ♥ コショ~~コソコソ♥ コチョコチョ、コリコリ、コショコショ♥  それらを順不同で組み合わせて刺激に慣れさせないよう工夫したり……  七穂が笑わずにはいられない刺激を集中的にワキに送り込んで、彼女の笑いを更に更にと引き出していく。 ――コチョコチョ……モニョモニョ……コソコソ♥ コチョコチョコチョコチョコチョ、こしょ~♥ コショコショ♥ こちょこちょ……コチョコチョ♥ 「ぶぎゃ~~ははははははははははははははははははは、先輩ぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、やり過ぎィぃ!! やり過ぎですよぉォほほほほほほほほほほほほ、もういい加減手を離して……っへへへへへへへへへへへへ、うひ~~~っひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  あなたのくすぐりテクニックに抗う事の出来ない七穂は、そこが公共の場である事を忘れる程の笑いを高らかに上げ続けている。  あなたは、そんな彼女の姿に興奮が抑えられずあの手この手と七穂のワキをくすぐり続けてしまうのだが……  ここがホテルや自宅ではなく一般の雑貨屋の中であるのは間違いなく……七穂がこの様に声を上げていれば当然それを“異変”だと察した店員が様子を見に来るのは当然の運びで…… 「あ、あ、あの……お客様?」  と、控えめに声を掛けて来た女性の店員に夢の世界から一気に現実世界に戻され、慌てるように七穂を押さえつけていた手を離し気まずそうに身体からも距離を置いて離れる動作を行う。  七穂の身体から離れると興奮の熱が急激に下がっていくのを感じて、何とも言えない切ない気分が後を引くように頭の隅にこびりついていく。  そしてそれと同時に、やり過ぎてしまったという後悔と七穂に恥ずかしい思いをさせてしまったという罪悪感が同時に浮かび、背筋に不安の寒気が走り始める。 「他のお客様もいらっしゃいますので……大きい声を出すのはお控えください……」  騒ぎが収まった頃合いを見計らい店員のお姉さんが優しく諭すように言葉を掛けてくれた。  あなたはそのお姉さんに謝罪の言葉を零して、彼女がレジへと帰って行くのを見送った。  そして、そのお姉さんの姿を見ている背後では……無言のまま物凄いオーラを放つ七穂の存在感があなたの背筋に無言の訴えをぶつけている事に気が付いた。 『なんて事をしてくれたんですかッ!』と言わんばかりの重い圧に、あなたは中々彼女の方を振り返るきっかけを掴めない。  振り返れば鬼の形相で睨む彼女の顔が待っている事など容易に想像がつく……  きっと、相当な怒りを買ったに違いない……と、あなたが怯えつつどうやって話し掛ければいいだろうかと手をこまねいていると……意外な事に七穂があなたの背中をポンと叩き笑顔を携えてあなたに先に話しかけに来てくれた。 「いやぁ~~~流石先輩ですね♥ あんなにワキがくすぐったくなるなんて思いもよりませんでしたよぉ~♥ 良い体験をさせて貰いましたぁ……あんな風にくすぐれば笑っちゃうんですねぇ~?」  背後からあなたの腕に自分の腕を絡め、顔を肩横に寄り掛かる様に沿わせその様に感想を述べて来る七穂。あなたは一瞬、その言葉の優しさに安堵し緊張を解こうとするが…… 「この体験は……しっかりホテルで生かさせて頂きますから……覚悟してくださいね?」  腕を組みつつも、その言葉を強調するかのように二の腕の内側をギュッと抓って痛みを送り込んでくる七穂に……あなたは緩めかけた緊張を再び高める事となった。  優しい声で笑顔を見せているが……彼女の内心は怒りに満ちている。  その抓り方があまりに容赦のない抓りであった為、彼女がいかにあなたの行いに対して恨みを覚えているかが手に取るように分かる。    公衆の面前で笑わされたという恨み……  無理やり笑わされたという怒り……  それよりなにより……約束を破って反撃してしまったあなたの裏切り行為が許せない……その様な想いがこの抓りに現われていた事を感じ取ってしまう。  七穂は抓り終えた後あなたとの腕組みをすぐに解除し、自分でヘッドマッサージャーの商品の方を2つ手に持ちそれを購入するためにレジへと並びに行った。  マッサージャーを買い終えた七穂は満面の笑みを浮かべてあなたと再び腕を組みあなたの顔を見ながらこのように零した…… 「それじゃあ先輩……約束なので映画は見ずにこのままホテルに向かいましょっか♪」  その口調は優しく、とても彼女が怒っているようには思えなかったが……  あなたを店の外へと引っ張っていく七穂の力は、ある種の強制力があるかのようにあなたの“まだ留まりたい”と思う気持ちを無視して有無を言わさず無理やりあなたの身体を店の外へと引き摺り出していく。  この強制力の強さはイコール恨みの強さであろうと理解すると同時に、これからホテルで行う“手を出した罰”への心意気の強さであると悟る事が出来る。  半ば強制的にショッピングモールを後にする事となったあなただったが、ホテルへと向かう道中の七穂は不気味なほど優しかった。  普通にデートするときよりも気を遣ってくれている様子がうかがえた。  しかしそれも……これからの罰が過酷になる事を暗示する予兆にしか思えない。  この優しさが不気味であればあるほど……七穂が行おうとしている罰がより過酷なものになるだろうと想像が出来る。  七穂の口は笑顔を作っているが、目の奥は笑っていない……  いつものキラキラした光を放っていない……  見えるのは薄暗くねっとりとした……ネバつくように差し込まれる怪しい光だけ……  それが何を意味する光なのかは、ホテルでの罰を受け嫌という程思い知る羽目になる。  そして……  安易に手を出した事に……深い反省を強いられる事となる……  彼女と入る……あのホテルの一室で…… →#28へ

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