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#17  ――シャァァァ……  こういうホテルにありがちな全面ガラス張りで外から入浴シーンが自由に覗けますと言わんばかりののシャワールーム。そのシャワールームに入って悠々とシャワーを浴びているのは他でもないあの七穂であり、拘束されたあなたは身動きが取れない状態を維持されながらそのルームから漏れ聞こえて来る彼女の入浴音を聞いて一人悶々させられ待たされている。  通常であればシャワーを浴びている彼女の裸体を外から眺めながら、これから行うであろう交接への期待値を高める所ではあるのだが……今のあなたは罰を受ける立場であり、そういうご褒美的な映像を視界に納めるという行為を七穂は許してくれていない。  彼女はあなたがシャワーシーンを覗けないよう顔にアイマスクを装着させ視界を奪い、その状態のまま放置してシャワールームへと入ってしまったのだ。だから当然視界はゼロであり……彼女の裸体どころか部屋の様子すらも見えない暗闇の中にしばし置かれ、ただただシャワーを浴びる音を聞きながら待つ事しか許されなかった。  しかしながら……視界を奪われたことによってあなた意識は七穂の浴びるシャワー音に集中する事となり、頭の中で彼女の裸体を鮮明に想像してしまう。  シャワーが当たって水が弾ける音を聞いて七穂の身体の何処に水が当たったかを想像し……その音の大きさや音の高さで皮膚の柔らかさなどまで想像し……シャワーの音が下から聞こえ始めたら「今脚の方を洗っているな?」と想像したり……上の方から聞こえれば「髪や頭を洗っているかも……」と想像したり、音が聞こえ辛くなったら「背中を洗っているのかな?」などと想像し頭の中で七穂の裸体を勝手に作り上げていく。  目が見えないからこそそういう妄想は捗る一方であり……視覚が奪われてもどかしいからこそ想像による興奮は普段より高まってしまう。  七穂はそんなあなたの……勝手に想像して勝手に興奮してしまっている実情を知りもせずマイペースに時間をかけシャワーを全身に浴び、十分に洗い終えた頃合いを見計らってシャワーを止め、シャワー室をから出ると脱衣所にて濡れた肌にタオルを這わせて水滴を除き用意していた服に着替えを行った。  着替えが終わった七穂が脱衣所から出て部屋へと繋がる扉を開くと、湿度の高い熱気と柑橘系のシャンプーの匂いが一気に部屋の中に広がった。  あなたはその匂いと熱気を感じ取り七穂が今どの位置に立っているのかをおおよその想像で確認する。 「はぁ……さっぱりしたぁ~♥ フフフ……お待たせしてすいませんでした。今アイマスクを取ってあげますね?」  七穂の足音が近づくたびにシャンプーの匂いと身体に使ったであろう石鹸の匂いが交じり合って香ってくる。その匂いに誘われ思わず抱き着いてしまいたい衝動があなたを襲うが、手足の枷がそのような行為を許してくれる事はない。  彼女にもっと近づきたいと思っても足が動かせない……彼女の身体を触ってあげたいと思っても手も降ろせない……じゃあせめてこの魅力的な香りを少しでも近くで嗅いでみたい……と思うけれど、首を下に曲げる事も許されない……それがもどかしくて堪らない。  七穂の接近によってシャンプーと石鹸の匂いが強くなっていくが、アイマスクを外される瞬間はそれにプラスして七穂自身の身体の柔らかな匂いを間近で嗅ぐ事が出来た。それはアイマスクを外す為に彼女が手を伸ばして来たからこそ嗅げた匂いであっただろうが……その香りは無臭であるにもかかわらずフェロモンの様なものが感じられあなたの意識を虜にしてしまう。  思わず触りたくなってしまうような無臭の芳香……シャワーを浴びた熱が肌から発散されている事が原因だろうが……その芳香は嗅ぐだけで酔いが回ってしまいそうな勢いのある香りを放っている。 「はい♥ 取ってあげました♥」  あなたが七穂の香りに翻弄されていると、彼女の手によりアイマスクが外されあなたの目に視界が戻される。  そして最初に見た光景は目の前であなたの顔に向けて手を伸ばす七穂の姿であり、彼女の服装が先程までとはまるで違うものに着替えられている事にそこで気付く事となる。 「フフ♥ 良いでしょ? コレ……」  胸元までパックリと開いた白い襟と、黒いエナメル色の光沢を放つピチピチな上下一体型の衣装。股間部にはエグ目な角度で入ったV字のハイレグになっていて……大きく露出した脚にはエロティックな網タイツが穿かれ、靴はヒールの高い赤いハイヒールを履いている。そして、頭には片方の耳の曲がった長いウサギ耳がカチューシャとして付けられていて、首元には小さなフリルの付いたカフスと蝶ネクタイが印象的に飾ってあった。  カジノなどに居るバニーガールそのものの衣装……あなたはその姿を見て最初にその印象が過った。 「このホテル……コスプレ衣装は無料で貸し出しされてるので……折角なのでコレ借りたんです♥ どうですかぁ? 中々セクシーでしょ?」  セクシーどころか……際ど過ぎて目のやり場に困るほどだ。  特に上着の部位に当たる胸元は露出がかなり際どく、油断すれば胸の先端が見えてしまうのではないかという程胸の肌をギリギリまで晒し出してしまっている。  上から覗けば七穂の胸の谷間は丸見えだし……その谷間も寄せて上げている訳ではない様子で服に対して胸の収まりが若干悪く、少し身体を動かせば胸全体がポロリと零れてしまいそうなほど危うく見える。  七穂はあなたを誘うように右手を自分の頭の後ろに回して腰をくねらせセクシーポーズを取って見せるが、流石にあなたの視線は彼女のワキよりも胸の方に注がれ目が離せなくなってしまう。  ここまで大胆な格好をする七穂を見るのは初めてだ。  正直……彼女の胸が、こんなにも母性を主張するような膨らみがあったなんて思いもよらなかった。  服に対して胸の大きさが足りていないのはご愛敬だが……それでもあなたが想像していた貧乳イメージの胸よりも倍くらいの大きさがある。  普段、胸を意識させるような衣装を着ていなかったからそう思えているのかもしれないが……しかし、七穂が前に言っていた「胸も成長しているんです!」という言葉もあながち間違いではなかったのだと気付かされる。 「あれあれ~? 先輩ってば私の胸なんかに見惚れちゃってぇ~~♥ 今日は随分とスケベさんですねぇ~?」  あなたの視線が胸に釘付けになっているのを察した七穂は、その様に茶化すとあなたの顔の横に移動しソッと耳打ちするように囁きを入れ始める。 「でも……残念ですけどこのお胸は今日はお預けです♥ まぁ触りたくても触れませんもんね? 先輩はこの十字架にコーソクされているんですから……」  その様に囁くと七穂は再びあなたの目の前に立ち直し、ニヒヒと笑いながら目の前に両手を掲げ指をコチョコチョと動かす素振りを見せ始めた。 「今日はこのセクシーな格好で先輩の事……い~~っぱいお仕置きしてあげますね? 何をするかは……言わなくても分かっているとは思いますけどぉ……」  あまりにもいやらしくくねっていく七穂の手の動きを見てあなたは身体中に寒気が走り始める。  これからあの指が自分の身体に触れていくのかと思うと……想像だけでゾクゾクさせられてしまう。 「ここからは本屋でされた仕返しを私の気が済むまでやらせてもらいますから……覚悟してくださいねぇ? ウフフフフ♥」  子供の様に笑いながらあなたにそのように告げた七穂は空中でうねらせていた手をあなたの顔に近づけ刺激の想像を更に促していく。  その細い指先を見れば見る程刺激が想像させられあなたの身体は勝手に寒気を催し肩を震わせてしまう。  七穂はその様子を見てクスリと笑みを零しその手をゆっくりと下げて“責める予定”の箇所へと向かわせていく。  刺激に敏感なワキの僅か上空を焦らすように通り過ぎ、胸横の脇の下もくすぐるフリをしながら通り過ぎていく……  そして最終的に辿り着いた箇所は……  あなたが本屋で七穂をくすぐった時と同じ……  脇腹の部位だった。  #18へ→

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