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18:ブリード・ラッツ 「ウフフ♥ 良い格好ね琉姫ちゃん♥」  一糸纏わぬ格好にさせられた琉姫は、つい先程まで美香が拘束されていた“キ”型の拘束台に代わりに拘束され直した。  汗やら何やらの湿りが拘束台にはこびり付いていて、背中を柱に合わせただけで美香の負わされた苦しみを改めて肌に感じる事が出来る。 「ヤるなら……さっさとヤりなさいよ……」  大きく広げさせられた手の手首への枷……同じく大きく股を開かされ脚を宙に浮かせた格好にさせられた足首への枷、そして腰のベルトによる5点拘束は、琉姫が拘束されていた膝立の拘束よりも自由が利かず……身を振る事もよじる事も出来なくなったこの状態に、そこはかとなく不安が湧き上がり返す言葉も語尾が小さくなってしまう。 「怖がらなくてもダイジョブ……すぐに楽しい気分にして差し上げますわ♥」  楓は片手に注射器を持ち、針先から薬液をほんの少しだけ押し出していかにもこれからソレを注射してやろうというパフォーマンスをとった。しかし、その注射器は琉姫に見せるだけ見せつけるとすぐに丸テーブルの上に置かれ、代わりに椅子に立てかけてあったバッグのポケットから“小瓶”と“筆”を複数個取り出しそれを琉姫に見せ始めた。 「でもその前に……下地を作らせてもらおうかしらね♥ ほらみんな? コレを琉姫ちゃんに塗って差し上げて?」  楓がその小瓶と筆を近くの部下に渡すと、その部下は他の部下たちに行き渡るよう筆を配り始める。  習字の授業などで使われる毛束の少ない小さな筆……俗に言う小筆を渡された部下達は、瓶を持ったリーダー格の女性に詰め寄り順番に瓶の中の液体に筆を浸していった。 「何を……するつもり?」  瓶に入っていた液体は半透明で僅かに白く濁っている。粘り気はないが筆に良くなじむ様で、固かった筆先を瞬時にしっとりとした筆先へと変えていった。 「これはね……塗るタイプのラフスタシィ……って言ったら分かりやすいかしら?」 「ぬ、塗る……タイプ?」 「勿論、直接薬液を注射した方が効果は高いんだけど……塗るだけでも神経を過敏にする事は出来ますの♥」 「神経を……過敏に?」 「残念ながらコレ単体では気持ち良くはなれないんだけれど……コレをやった後に少しくすぐられて……その後に注射の方を打てば飛ぶように気持ち良くなれますわ♥」 「飛ぶ……様に……」 「その下地が出来るまではとっても苦しいとは思うけれど……我慢できますわよね? 身代わりになるって言ったのだから……」 「っっく!! 勝手にすればいいじゃない……あんたの好きにしなさい……」 「ムフフ♥ そうさせて貰うわ♥」  楓が不敵に笑みを含み合図を送る様にパチンと指を鳴らすと、部下達はゾロゾロと琉姫の裸体の周りに集まり始める。  それぞれが彼女の見事に引き締まった白い肌をしばらく鑑賞した後、一斉に薬液を浸した小筆を琉姫の身体の各部位に向けて構えだす。 「っっく!!」  琉姫はその見るからにこそばゆそうな小筆をなるべく見ないようにと顔を横に向けキュッと目を閉じる。  あわよくば……このまま筆を収めて解散してくれないだろうか……などと目を瞑りながら淡い希望を持ったりしていたのだが、その希望が叶えられる事は勿論なかった。 ――サワ♥  リーダー格の女性が、先陣を切る様に琉姫の腋の窪みに筆先を着地させ軽く上下に動かして見せる。 「うぷっっっふ!!?」  しっとりと濡れた筆先が小さな動きで腋の窪みをコショコショとくすぐり始めた感触は、琉姫の想像以上にじれったい感触だった為思わず我慢する為に溜め込んだ息を少し吐き出してしまう。  先程まで春奈に乱暴にくすぐられていた腋……。そこを今度は優しく繊細に触られてしまうとこそばゆさのギャップが生まれ余計に意識してしまう。 ――サワ♥ スーーッッ、サワ♥ スーーッッ、サワサワ♥  腋への刺激が始まったのを見るや否や、他の女性達も筆先を琉姫の素肌に当て始め思い思いに筆を動かし薬液の塗りたくりを始める。  内太腿……足の裏……脇腹……背中……首筋……脇の下。およそ人間がこそばゆさを感じてしまうであろう箇所を中心に細い筆先をコチョコチョと動き回らせて……まるで塗り絵をするかのように薬液を塗り伸ばしていく。 「んはっっっっっ!!? ちょっっっ!! 気色悪いっっっ!! んひっ!? んくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」  身体中を小筆の先端が這い回るおぞましい感触を受け、僅かに動かせる下腹部をくねらせながら悶える琉姫。嫌がる彼女に対し女性たちの顔は一様にニヤケ顔で、彼女がもがけばもがくほどに口角は上がっていく。琉姫が悶える姿を楽しんでいるかのように……。 「フフフ♥ そろそろ良いかしら? 皆さん……試しに少し筆を離して差し上げて?」  楓がそのように指示を下すと、部下の女性たちは未だ液体の付着したままのの小筆を一斉に下げ始める。 「んっ……くっ!?」  筆が肌から離れた瞬間、その筆たちに塗られていた薬液が空気の僅かな揺らぎに反応して主張を始める。  空気の動きが直に感じられるような……揮発性の高い薬用アルコールを塗られた瞬間のような清涼感。スーッと瞬間的に体温を奪われる様なその感覚が全身から発せられ、琉姫は背筋さえも震えるほどの強烈な寒気を味わう。   「このお薬は空気に触れると、無駄な液体はすぐに蒸発して消えるけど……有効な薬液は皮膚の中に浸潤して神経を犯し始めますの♥」 「っっ!? んはっっっっっ!! な、なに……これっっっ!! ぅんんんっっっ!!」  揮発しきった液体は体温を奪った後、今度は皮膚の中に浸潤していくように染み込んでいく。そしてその浸潤がある程度深まると今度はその周りにあった神経がウズウズと疼き始め外刺激に対して敏感にさせられていく。  風が僅かにそよいだだけで風の流れて来た方向から最後に流れていく方向まで細かく理解できてしまうかのような……空気の粒子さえも感じられるかの様な敏感な感覚に塗られた箇所の神経が変化させられ……琉姫は嫌な予感と共に顔色を青く染め始める。  空気感すら敏感に感じ取れてしまう神経にこれからどんな刺激を加えられるのか……簡単に想像が出来てしまうのだから……。 「さぁて、何か言い残しておくことはあるかしら、琉姫ちゃん? これからは、まともに口を利くことも出来なくなるだろうから……今のうちに喋っておいた方が良いわよ?」 「はひっ! あひっっっっ!! ま、待って……まだ……触ら……ないで!!」 「ウフフ♥ この薬液の効果……中々のものでしょ? 神経がビンビンに過剰反応しちゃうのがヤられる前に分かっちゃうものね……」 「だ、だ、だめっっ!! 今触られたら……私……どうかなっちゃう……」 「う~~ん、大丈夫♥ 貴女には役割を持たせる事になっているから……殺したりはしませんわ♥」 「はひっっ! あひっっっ!! 風が……吹くだけで……んんっっ!! こそばいっっっ!!」 「でも、貴女が心の底から私達の仲間になれるよう……徹底的に責め抜いてあげますわ♥ 苦痛と……快楽を交互に与えながらね……」 「ま、ま、待って!! わ、私は! 絶対に屈服なんてしない!! 絶対しないから……だから……」 「あら? だったら……生死の境を何度も彷徨う事になるかもですわね? ンフフ♥ 楽しみ……」 「む、む、無駄だから!! 何をやっても無駄だから!! 時間もお金も人員も人質も……全部無駄だから……。だから……こんな無駄な事は……やめて……」 「人生に“無駄”な事なんて一つもないのよ? 琉姫ちゃんが粘れば粘るほどに……私のお楽しみ時間が長くなっていくんですもの……♥ それこそ無駄なんて一つもないわ♥」 「や、やめ……んはっ!? こんな状態で……触られたら……はひっっ!? た、耐えられるはずが……」 「耐えなくていいんですのよ♥ 貴女は……私に……身も心も犯されればいいの。イキ果てるまで……ね♥」  「し、死ぬ……。今……くすぐられたら……死んじゃう……」 「殺さないって言っているでしょう? その代り……死んだ方がマシって思えるほどの苦痛と快楽の深淵を見せてあげる事になるけどね♥」 「い、い、嫌っっっ!! やめ……て……」 「さて……もう最後のお喋りは終わったかしら?」 「ま、ま、ま、待って!! お願いっっ!! 待って!!」 「あらん? さっきまでの強気は何処へ行ったの? そんなに顔を強張らせて……」 「さ、さ、触っちゃだめ!! 今は本当に……ダメよ!! 触らないで……触らないでッッ!!」 「フフフ……♥ クスリが強まってきたのを肌に感じているんでしょ? それで慌てちゃってるのね?」 「す、少しでも触ってみなさい! 後悔する事になるわよ! 私が……必ず後悔させてやるんだから!!」 「“後悔”はしたくはないわね……だから、私も後悔しないために本気でいかせてもらおうかなぁ♥」 「はひっ!? な、な、なに? 何を……する気?」 「……この喋り方も疲れてきてたし……この変装……そろそろ邪魔になってきちゃったわ。もう脱いじゃって……いいわよね?」  楓はそう言葉を零すと自分の頭に手を運び自分の頭頂部の髪を軽く摘まむ。すると……。 ――パサッ!  黒真珠のような光沢を放っていた美しいストレートの髪は横にズレ、そのまま重力に逆らわずに自重で床へ落下していった。 「ひっ!? う、ウィッグ!?」  彼女の美しい黒真珠のような髪は……疑似髪であるウィッグ……。地毛を隠すために着用する模造髪が被せられてあり、本来の髪はその下に隠されていたのだった。 「ふぅ……。変装するっていうのも大変よね? ウィッグは蒸れて暑っ苦しいし……ほくろ隠しのシールももっと蒸れるし……喋り方は慣れないし……」  ウィッグの下から現われた本当の髪……大きなお団子のように頭頂部でまとめられたその髪の紐を解くとフワリと腰の下まで地毛が降りてくる。  その髪は……例えるなら物語に出てくる“魔女”のよう……。  蛇が這い擦るかのようにウネウネとウェーブの掛かった癖の強い髪質。根元から徐々に色素が薄くなる様に着色された深緑の髪色。心なしか髪型に合わせ朗らかだった顔も吊り目がちな凶悪そうな顔つきに代わっているように見える。そして喋り方も裏声に近い丁寧なお嬢様言葉から、低く圧を感じさせる言葉遣いへと変化していた。 「あ、あんた……その髪……。その泣きぼくろ!! まさか……八重神(やえがみ)……悠里(ゆうり)?」  吊り目になった凶悪な顔の目元に貼ってあったシール。その肌と同化する様な色のシールをはがすと、特徴的な泣きぼくろが現われる。  琉姫はその顔を見るなり敏感になった身体の事も一瞬忘れて驚きの声を上げる。そしてその変装者の正体を本名付きで暴き当てる。 「あら、私の本名まで……良くご存じね? 署内に手配書でも出回っていたのかしら?」 「出回っていたも何も……あんた達『ブリード・ラッツ(繁殖する鼠達)』は国際指名手配犯じゃない! 署内で知らない職員なんていないわよ!」 「あらあら♥ 私ってば……そんなに有名人? 嬉しい限りだわぁ~♥」 「地下の闇社会から薬物汚染を広げて表の様々なコネを得ながら国の要人でさえも薬漬けにしていく……。薬漬けにしてきた小国は数知れず……まるで繁殖を繰り返す鼠のようにクスリが広がる事から名付けられた国際指名手配グループ……」 「そう。それが私達、ブリード・ラッツの由来よね……。流石によく知っているわ♥」 「指名手配の支部リーダーの女性は目元に泣きぼくろ……髪は魔女のようにうねっていると聞いたことが有ったわ……」 「それを隠して日本に戻ってくるのは……中々に大変だったのよ? ほら……日本は熱いし……」 「あんたが……まさかそんな大物だったなんて…………んくっっっ!!?」  目の前に現れた大物にしばし身体への意識が途切れていた琉姫だったが、ジットリした目で悪戯っぽく人差し指を伸ばしてきた楓……もとい、悠里に意識を戻され、再び凶悪な神経過敏の身体にさせられていた事を思い出す。 「はひっっっっ!! ちょっっっ!!」  自分を正面からジッと睨む様に見ていた悠里が急にニヤリと笑い、伸ばした人差し指を空中でコチョコチョと動かし琉姫の腋に近づけていく。  その動きに異常な寒気を感じ取った琉姫は、必死に抵抗を試みようと身体をバタつかせる。 「そ、その指で何をする気!? やめなさいっっ!!」  人差し指が到着した箇所は先程薬液を染み込まされた琉姫の無防備に開かれた腋の窪み……。 「これから何をされるのか……分かってるくせにぃ~♥」  指の爪先を、未だ湿って見える腋の窪みの丘陵にそっと乗せ……そして……。 ――カリッ♥ 「ぶひゃっっっっっっっ!!?」 ――カリカリ♥ 「んひゃあああぁぁぁぁっぁぁぁぁああぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!?」  指の先だけをゆっくり動かして丘陵の柔肌をこそぎ掻いていく。その刺激は今の琉姫には耐え難く、吹き出してしまうと共に絶叫に近い悲鳴を上げさせられてしまう。 「ムフフ♥ ほら……笑っちゃえ♥」 ――カリカリカリ……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!  指先での引っ掻く動きを少しの間続けるが、すぐに他の指を合流させ腋の丘陵を指が取り囲む様に配置していく。  そして刺激を途切れさせまいとその指達はすぐにワシャワシャと素早く動かし始め琉姫の腋を思いっきりくすぐり始めた。  指一本だけの刺激からすぐ後に襲ってきた5本指のコチョコチョ引っ掻き回す刺激に、悲鳴を上げた直後の琉姫はすぐに…… 「んぴゃっっはっっっッ!!? いぎゃああぁぁぁっぁぁっぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははは、えきぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ、いやあぁぁぁははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  刺激の強さに驚くようにカッと目を見開き、何の我慢も出来ないままに吐き出す様な笑いを強いられた。 「ほらほらぁ~~♥ もっと笑いなさい? 敏感になり過ぎた腋をくすぐりまくってあげるから、もっと苦しそうに笑い狂いなさい!! ほらほらほらぁぁ~~っ♥」   ――コチョコチョコチョコチョ! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!  頬を赤く染め、くすぐる事に執着を始める悠里は右の腋、左の腋へ交互に指達を這わせ少しでも刺激に慣れないようと工夫して琉姫を無理やり笑わせる。  右を責められれば左が刺激に敏感にさせられ……逆に左を責められれば右が敏感にさせられていく。クスリを塗られ、ただでさえ刺激に弱くなってしまっている腋に、悠里は容赦のない責めを最初から仕掛けてきた。 「ぶはぁっっっっははははははははははははははははは、ひぎゃああぁぁははははははははははははははははははははははははははは、くひゅぐったいぃぃぃっひひひひひひひひひひひひひひ、くひゅぐったすぎぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! だぁ~~っはははははははははははははははははははははははははははははは!!」  一度くすぐられた箇所はしばらく刺激されていなくても、そのこそばゆさを覚えている為次に襲ってくる刺激を予測してしまう。クスリの薬効で触られていなくても空気の揺らぎでゾワゾワ感じてしまう程敏感にさせられている肌は、その刺激予測を過剰なまでに強く予想してしまう。そしてその過剰な予想のまま実際に触られると…… 「えぎゃああぁぁぁははははははははははははははははははははははは、いびっっっひひひひひひひひひひひひひひひひひいっひひひひひひひひひひひひひひ、はひぃ、はひぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! はぎゃあぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  刺激を焦らされた分も上乗せされ、予測以上の刺激を精神的に喰らってしまうことになる。  こうして頭の中で膨らませてしまった過剰な刺激予想が、実際に触られる事で更なる起爆剤となり琉姫を狂ったように笑わせてしまう。悠里はそう言う事も考慮の上で片方ずつ交互にくすぐっているのだ。 「どうしたの? まだ腋だけの刺激なのだけど……。今からそんなに笑い狂ってたら、後が持たないわよ? ほら……塗られた箇所を全部思い出してみなさい?」  笑いが止められない琉姫に考える力などほとんど残ってはいないが、悠里の言葉に思い出せるだけ思い出してみる。自分がこの部下達に何処を塗られていったのかを……。 「はひっっっっひひひひひひひひひ!! いひぃっぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひ、もうやめでぇぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへ!! くしゅぐったすぎで死んじゃうぅぅふふっふふふふふふふふ!! くびゃあぁぁはははははははははははははははははははははは、イヘヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」  でも思い出せるのは足の裏と脇腹くらい……。他にも敏感な箇所は満遍なく塗りたくられたとは思うのだが、琉姫にとって腋の次に今絶対に触られたくない箇所がそこであったためその2ヵ所だけが頭に浮かんだ。  腋を軽くくすぐられているだけなのに、とても我慢出来そうもないこそばゆさに襲われてしまっているこの現状……もしもこのまま部下達に命令が下され他の箇所もくすぐられたら……。  そう考えただけで寒気を通り越し背中に痺れすら感じるようになってしまう。ビリビリと……全身が麻痺してしまいそうになる程の……嫌な予感と言う名の痺れを……。 「さぁ、ここからが苦しみの本番よ♥ みんな? 準備は出来ている?」  その嫌な予感は悠里の言葉によって現実になってしまう……。 「待っっっふふふふふふふふふ、待っぺぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! はぎゃあぁぁあぁははははははははははははははははははははははははは!! ぢょっど待っっっははははははははははははははははははははははははははは、いぎゃあぁぁははははははははははははははははははは、きひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  制止を呼びかけ少しでも情に訴えかけたい琉姫だったが……、制止の言葉が言葉にならない。  そうこうしている間に琉姫の周りを再び取り囲もうとしている部下達の様子が横の視界に入ってくる。  琉姫の脇腹……首筋……背中……お尻……足の裏……。それぞれに薬液を塗った担当者が再び同じ場所へ戻って配置についていく。  今度は、筆の代わりに……両手を構えながら。 「おでがいぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひ、待っでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 触っぢゃだめぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! いぎゃあぁあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! えひゃあぁぁぁ~~ははははははははははははははははははははははっはははははははははははははははははは!!」  琉姫の声は部下達には届かない。しかし、悠里の声はちゃんと届く。 「さぁ、みんな? 何の抵抗も出来ない琉姫ちゃんの身体中を存分にコチョコチョして差し上げなさい♥ 死ぬほど笑わせ責めにして苦しんでもらいましょ♥」  部下達が思い思いに甘ったるい返事を返して……そして始められてしまう……。  狂乱の宴が……。

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