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17:唯一の手段 「さぁ、この状況で言い逃れができますか? この熱くて粘っこいお汁をたっぷり股間にこびり付かせて……」  目を細めジットリと睨む目を向ける春奈に琉姫は顔を真っ赤に染めて無言のままソッポを向く。 「あれ~? 何で横を向くっスかぁ? ほら、もっと見てください? 琉姫さんの零してたエッチ汁なんスよ?」  ほれほれ~と言わんばかりに横を向く琉姫に合わせて2本の指を追従させ見せつけてくる春奈に、琉姫は必死に顔を横に振ってその指を見ないように努めている。 「ほら、これが証拠っス♥ ちゃんと受け入れてください?」  中々指を見てくれない琉姫の態度にじれったさを感じた春奈は彼女が横を向き直した瞬間に「えい!」と声をかけて彼女の頬にその半透明な液体を擦り付けるという強硬手段に出た。 「んひゃっっっ!?」  真っ赤に熟れたリンゴのような頬に伸ばすように塗られた自身の愛液の感触に琉姫は思わず悲鳴を上げる。  塗られた液体に頬の火照った体温を奪われゾクゾクッと寒気を感じた琉姫は、それを振り払おうと首を勢いよく横に振ってみるのだが……粘りのある液体が頬から都合よく離れてくれることはなく、彼女の頬に動かぬ証拠を張り付けられる結果となってしまった。 「む、む、む、胸を……揉まれたから……」  無言で拒否を続けていた琉姫は動かぬ証拠を突きつけられ、渋々言い訳にもならない言い訳をボソボソと口から出していく。 「はい? 何です?? 何て言いました??」 「んぐっ!! だ、だからっっ!! 胸を揉まれたから……少し……エロい感じに……なったって言うか……」 「それだけではないッスよね? 私にくすぐられたから……気持ち良くなっちゃったんでしょ?」 「ち、違うっっ!! そんな筈……ないわ……。くすぐられて……感じるなんて……変態じゃない……」 「えぇ~? でも目の前の後輩さんは感じているみたいっスよ~? くすぐりで……」 「っっ!!?」  春奈に促され思わず顔を正面に向け直してた琉姫は後輩である美香の狂いっぷりを再び目の当たりにする。 「はきゃ~~っっっははははははははははははははははははははははははは、いへひぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いぎゃぁあはははははははははははははははははははははははははははは!! 身体中がくしゅぐったいぃぃぃぃひひひひひひっひ!! くしゅぐったくてキツイのにぃぃぃひひひひひひひひひ、ぎもじいいぃぃぃひひっひひひひひひひっひ!! 苦しいのがぎもじいぃぃぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  刺激から身を守る為の衣服が何一つ着せられていない彼女の裸体に這い回る……見るもおぞましい柔らかそうな鳥の羽。  刺激に弱いワキや足の裏は勿論、首筋や背中、太腿や内太腿……胸の先端から脇腹に至るまでありとあらゆる刺激過敏な箇所を撫で回して彼女が笑わずにはいられない刺激を休みなく与え続けている。  その刺激に対して美香は手の枷、脚の枷、腰に巻かれたベルトそれぞれに激しく抵抗し嫌がる様な動きを見せるのだが、笑い苦しみながらも快感を得ているようで彼女の真下にある石造りの床には、乙女の秘裂から何度も噴いたであろう潮の水たまりが複数見受けられた。 「んはぁぁはははははははははははははは、気持ち良くでぇぇぐるじぃぃぃぃひひひひひひひひ!! も、も、もうイかせないでぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 狂っちゃうッッっふふふふふ!! 身体中がくしゅぐったくて、痒くて、苦しくて、気持ぢよぐで、訳が分かんなくでおがじぐなるぅぅぅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふ!! イキだぐないぃぃぃぃぃひひひひひ!! もうイギだぐないのぉぉぉぉぉぉ!! あっ、あっっ、あぁぁぁぁぁあぁっっっ!! んあぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁぁっっっっ!!?」  そんな事を言っている内にも美香の股間からはまたも勢いの良い恥水が噴射される。くすぐられてはイって……またくすぐられてはイって……琉姫が見ていなかった間にそれを繰り返されて来たのだ。美香自身の疲弊具合がそれを象徴している。  目の焦点は合わず、身体はくすぐりの不快感と射精の繰り返しに強制的にビクビクと痙攣させられ、笑いによる横隔膜の収縮運動も止められない様子で時折痛みに腹を捩ってその痛みを軽減させようとする動きも見られる。  このまま続けられたら、本当に命にかかわるかもしれない……琉姫は改めて自分の羞恥心よりも後輩の身体に意識を移して声を上げた。 「あ、あ、あんた達!! 美香に何をしたの!! さっきまでとは比べ物にならないくらい疲弊させられているじゃない!」 「あら……気付いちゃった? ウフフ♥ 私が何かしたって……気付いちゃったのね?」  琉姫の怒声に対し何やら怪しい笑みを浮かべる楓……。彼女は手をテーブルの上に掲げ、ソコを見ろと言わんばかりに視線の促しを行う。 「ほら……コレを見て? さっきまでここに注射器が3本あったの♥ でも今は……」  腰の高さまである丸テーブルの上には、空になった注射器が2本……それと黄色い薬液で満たされた注射器が1本残っていた。それはつまり…… 「まさかっっ!! また打ったのね!! 2本目を……美香に……」  この狂いよう……この異常な笑い方……射精の回数……。そしてテーブルの上に残された2本の空になった注射器……。それが示す状況は琉姫が言いかけている言葉に他ならない。 「そッ♥ 2本目は琉姫ちゃんに打ってあげる為に用意した特別薄い濃度の薬液だったんだけど……それでも効いちゃっているみたいね♥」 「なっっっ!! 私に打つためだった……薬液!?」 「お試し用のクスリだったんだけど、もうさっきから射精が止まらないみたいだし……やっぱり少しの薬効でも効いちゃうみたいね? 快感増幅作用が……」 「い、今すぐやめさせなさい!! このままじゃ……美香が死んじゃうっッ!!」 「良いのよ、これは“処刑”なのだから♥ 快感に溺れながら疲弊させられて、呼吸もままならなくなって窒息死していく……面白い処刑方法だと思わない? 死ぬ方も快感の絶頂で死ねるの……最高の死に方だとは思わなくて?」 「ふ、ふざけてる!! 殺し方に最高もくそもないでしょ! 早く拘束を解いて彼女を解放してっっ!! 今すぐによっっ!!」 「フフフ♥ 所で……そういう死に方も面白いとは思うけど、今深刻なのはそっちじゃないかもしれないわね?」 「な、なに? どういう……意味?」 「人間の身体は5~10%以上の水分が失われると頭痛と体温の上昇、そして身体の痙攣を起こし始める……」 「……??」 「そして20%以上の水分が奪われると……分かるわよね? 警察学校を出たのだったら……」 「っっ!!?」 「あれから……どれだけ射精させたかしら? あれからどれだけ汗をかかせ涎を吐き出させ涙を流させたかしら?」 「うっっくっっっ!!」 「唯一の水分接種は……コレ♥ この注射の薬液だけなのよ?」 「………………くっっ!!」 「彼女には……最後にこの高濃度のおクスリを注射してあげようと思っているの♥」 「なっっ!!?」 「多分……この薬液に含まれている水分なんて一瞬で射出されちゃうでしょうね♥ これ以上身体中を敏感にさせられちゃったら……オシッコが止まらなくなるくらい射精しちゃうと思いますし……」 「や、やめっっっ!!」 「コレを注射すれば……確実に彼女は死ぬわ♥ 無様に笑い狂いながら……イキ狂いながら……ね」 「や、やめなさいっ!! 絶対にそれは打たせない!! 絶対に……」 「今の貴女に何が出来ますの? 春奈ちゃんに悪戯されて顔を真っ赤に染めながら恥ずかしがりながらも快感を感じてしまった……何の抵抗も出来ない貴女に……」 「くっっっっ!!」 「今の貴女は無力ですの♥ 黙って見ていなさいな……後輩がイキ狂う姿を……。脱水症状が進んで苦しみのたうつ彼女の姿を……」 「や……めっっっ!! くぅぅぅぅぅっぅ!!」  琉姫はここぞとばかりに手の枷脚の枷を力の限り引っ張ってどうにか奇跡的に外れてくれないかと抵抗を試みる。しかし、その様な奇跡が都合よく今のタイミングで起こる訳もなく……。今度は縋るような目で志乃に視線を運ぶ。  しかし、志乃は楓の後ろで首を横に振る。まるで「そのタイミングではない」と言わんとするように目を閉じ申し訳なさそうに……。 「……くぅ………………」  この場で唯一自由に動ける志乃も手が出せない……。そもそも志乃は味方なのか? 部下や同じ職場の職員を見捨ててまで行動に出ようとしない彼女は本当に琉姫の味方なのか? その部分も未知のままなのだ……頼ること自体が間違っている。敵か味方か分かりもしない相手を信用する余裕が今の琉姫に全くない。今まさに薬液の入った注射器を身動きの取れない美香に注射しようと楓が迫っている。  決断するしかない。もう……もはや……この手しかないのだから……。 「わ、分かった!! 分かった!! その注射……私に打ちなさい!!」  瀕死の美香に打たれるよりは自分に……その言葉を伝える事しか今の琉姫には出来ない。 「うん? なぁ~に? 琉姫ちゃんも……この注射を味わいたくなっちゃったの?」  注射器を持った楓の右手がピクリと止まる。 「そ、そうよ! 打ってみたく……なったわ……気持ち良くなれるんでしょ? ソレ……」  そしてニヤリと口元を歪ませた楓が、ゆっくりと琉姫の方へ振り返る。 「そう。とっても気持ち良くなれるおクスリですわ♥ でも……」 「……でも?」 「今の流れだと、ただ琉姫ちゃんが美香ちゃんを助けたいっていうだけで打つって言っているだけでしょ? 本当に興味を持ったわけじゃないじゃない?」   「そ、それは……」 「まぁ、分からなくはないけど……。私としては心の底からこのクスリを求めて欲しいって思っていますのよ? でないと……その1回を凌いで、気力で克服しちゃいそうだもの……強情な琉姫ちゃんの事だから……」 「………………」 「私はね? このおクスリで貴女の事を虜にしてしまいたいの♥ 今後……私に逆らえなくなるように、コレがなくちゃ生きていけない……って思える様にしてしまいたいんですの♥ そうしたら……警察署に戻っても変な事は起こせなくなるでしょ?」 「……成程……抑止力と新顧客の両方を得られて……あんたは一石二鳥って訳ね……」 「新顧客? あら……そうね♥ 虜になれば……そういう事にもなりますわね♥」 「だったら……尚更今、美香を殺すべきではないじゃないの?」 「…………へぇ? どうして?」 「彼女にしたみたいに……人質にしたらいいわ。私が逆らえない様に……」 「……それはどうかしら? 実の妹だから人質になり得たけど……署の先輩後輩の間柄で家族以上の人質なんてものになり得るものかしら?」 「なり得るわ! だって……私は……今すぐ彼女を救いたいって思っているもの……」 「はひ、はひ、はひ……せ、せんぱいぃ……」 「彼女が死なない為だったら、彼女にされる筈だった処刑……私が受けても良い!」 「ふぅ~~ん? それは……中々思い切った事を言うわね? それとも舐められているのかしら? 私達の処刑が……自分だったら耐えられるって……」 「違う! そのクスリがどういうモノかは……美香を見てて分かった! 正直……私だって怖い! でも、美香が殺されても殺されなくても……結局私への調教はやるつもりなんでしょ? それを使って……」 「……そうね。そのつもりだったわ……」 「だったら……美香は殺さない方が私への抑止力の1つとして……保険として役になるはずよ! 私は彼女が助けたいんだから……」 「その……“助けたい”って言う言葉……今一信用できませんのよねぇ~」 「信用できなくても……手札は多い方が私の感情を揺さぶりやすくなるんじゃない? 逆に殺せば……私は怒りで……意地でも抵抗しきって見せる事になるわよ?」 「……成程……流石は志乃ちゃんに引き抜かれただけがあるわね……あれだけイジメられたのに、頭の回転も衰えていない……」 「貴女達は結局そのクスリを売り捌くための土台が欲しいだけなんでしょ? だったら……殺すというリスクは出来れば負いたくない筈よね?」 「っ!?」 「だったら……美香じゃなくて私を調教に掛けたらいいじゃない。その方が安上がりで手っ取り早いでしょうが!」 「くっっ!! 生意気な事言ってくれるじゃない……。さっきまで顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたくせに……」 「う、うるさい! さっさとやればいいでしょ? ほら! 美香を解放してあげなさいっ!!」 「本当は……目の前で後輩を殺してあげて、悲しみと不甲斐なさに苛まれて意気消沈している所にクスリを使ってトドメを刺してあげようと思っていたけど……もはやその計画も、使えなくなった様ですのね……」 「そう……殺しても無駄よ! 私は絶対に負けない!! そう言う事になっても絶対に絶望なんてしないわ!!」 「良いでしょう……その貴女の悪足掻きに乗って差し上げようじゃありませんか。その代り……」 「…………?」 「琉姫ちゃんには地獄を見せてあげるわ♥ 今までの行為が愛撫だったんだって思えるほどの……地獄を……」 「うぅ……(ゴクリ)」 「皆さん、それじゃあ……美香ちゃんへの責めをやめてあげなさいまし……」 「はぁ~~~い」  楓の言葉に次々と羽根を降ろし始める部下の女性達。薬効により敏感にさせられた神経をおぞましい動きで刺激していた羽根が次々と肌から離れていくが触られていた余韻はしばらく収まらず、美香は汗と涙と涎にグシャグシャにさせられた口元を笑いの形から直す事が出来なくなっている。  大量の汗……何度も失禁したかのような恥液の水溜り、今にも乱れてしまいそうな苦し気な荒い呼吸。疲弊しきった美香はただただ肺に酸素を取り入れる行為だけを繰り返す。  ようやく責めをやめてくれた女達に琉姫は一瞬安堵の息を零す。これで美香はどうにか死なないで済む……その保証を手に入れる事ができ、心の底から安堵する。  しかし、そんな様子を見た楓は……口角を上げ切れるだけ上げてほくそ笑む形をとる。  そして…… 「美香ちゃんを降ろしてあげたら……今度はそっちに……」  そのほくそ笑んだ顔のまま琉姫の方を振り返り……琉姫にその“楽しみで仕方がない”と言わんとするような顔を見せつける。 「琉姫ちゃんを裸にひん剥いて……しっかり拘束し直しなさいな♥ 絶対に逃げられない様に……ね♥」  その顔を見て寒気を感じ取った琉姫だが、負けてはいけないと睨む目を強めていく。 「はぁ~~~~~~い♥」  しかし……その強気な目も、自分の拘束が解かれるにつれ……次第に強さを失っていく。  まるで処刑台にこれから吊るされるかのような……深い闇に突き落とされそうな絶望。それを背中にヒシヒシと感じ始めていた。  本当に……これで良かったのか? 身代わりになる事で良かったのだろうか? 他にもっといい手があったんじゃないだろうか?  そんな事を頭に巡らせながらも、強気な吊り目も徐々に不安の影を帯びていく。  服を脱がされる度に……その不安も強くなっていく。  少しでもその不安を紛らわせようと一命をとりとめた美香の姿を目で追う……。  しかし、彼女は隣の部屋へ連れて行かれ、その姿を長く収める事は叶わなかった。  だったらと言わんばかりに敵か味方は分からないが志乃の方を見ようと視線を動かすが……。  先程まで楓の後ろに立っていた志乃の姿は……  忽然と姿を消すように……その場から居なくなってしまっていた。

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