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12:強制“笑欲”執行 「いぎゃあ~~~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、えぎゃははははははははははははははははははははははははは、はひぃ、あひぃぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いひぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ひぃぃ、ひぃぃぃぃっっ!!」  こういう刺激に……今まで散々苦しめられてきた筈なのに…… 「がはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ウハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、いはひひひひひひひひひひひ、ヒギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、いひ、ぎひぃぃっっ!?」  笑ってしまえば……また苦しくなってしまうと十分すぎる程理解できている筈なのに…… 「あげへへへへへへへへへへへへへへ、や、やめへっっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ! くひゅぐりっっひひひひひひひひひひひひ、くひゅぐり……やめでぇぇぇぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、ひぃっっひひ、ぅひぃぃ!!」  脇の下に突き立てられた万理華の小さな指が私の肋骨の隙間の中で少しでもモニョモニョとマッサージするような動きを行えば、私は自分の意志とは無関係に大口を開けて笑い出してしまう。 「おでがひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、くるひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、もう笑うの嫌なのぉぉぉほほほほほほほほほ!! くひゅぐるのやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! うギひィぃ~~っッ!? いひ~~っひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……」   腹筋なんてもう痙攣を繰り返してしまう程に筋肉疲労を起こし、胸の苦しさも尋常ではない。喉は焼けるように熱く痛み、狭い中で暴れ回った身体の節々は固いガラスにぶつかりまくっていて打撲痛を複数抱えている。  苦しい……辛い……痛い……  馬鹿笑いを見られるのが恥ずかしい……。抵抗できないのが悔しい……。私の事など気にする様子もなく楽しそうに責めている万理華の事が……憎らしい……腹立たしい! でもその怒りや私の苦しさを誰も理解してくれていないと思うと……虚しくて悲しい。  いつ終わるとも……いつまで続くかも分からない……先の見えない恐怖……  節々の痛みや息苦しさが続く事で自分の身体がおかしくなってしまうのではないかと考えてしまう不安……  このまま私の意志を無視され続け……自我を失ってしまう程に笑い狂わされたら自分はどうなってしまうのか? 自分という意思は……キチンと私の意のままに保ち続けることが出来るのだろうか?  もしも自分が自分でなくなってしまう位まで責め立てられたら……一体私はどうなってしまうのか? それを考え始めると怖い……滅茶苦茶怖い……。  様々な感情が脳内で交錯し、一体何を考えればいいのか自分でも判断できなくなってきているが、それでも私は口を大きく開けて笑っている。  涙を流しすぎて腫れてしまっている目は目尻を垂れさせられるだけ垂らせ、号泣してしまっているかのように笑い涙を涙腺から溢れさせ続けている。  汗と涎でビショビショに濡れた口端は常に口角筋を限界まで酷使して笑みの型を形作っている。  眉は……笑いが止められない私の困惑を表すかのように困り眉の形に曲がっているが、笑いが激しくなると眉間に皺を寄せつつ苦しそうな体裁を作り出していく。 「ギャ~~~ッッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、おでがいぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ゆるじで!! ゆるじでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! もう笑いだぐないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ!! うひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、んはははははははははははははははははははははははは!!」  顔だけ見てもその責め苦が相当に“苦しい”という事を伝えている筈なのに…… 「あがっはっっ!? ひぎゃははははは!? うへひひひひ……いひひひひひひひひひ、うひひひひひひひひひひひ、くははははははははははははははははははははははは!! おでがっっはははははははははははははははははははは、ぎひひひひひひひひひひひひひ!! おでがひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……誰がぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、この子止めでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 誰がぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは」  この生き地獄を早く誰か止めてくれと必死になって懇願しているのに…… 「“止めて~”じゃないでしょ? ごめんなさいって言わなきゃ駄目っ! 許してあげません♪」 「ひぎっっひひひひひひひひひひひ、ごべんだざいぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひ、わだじが悪かったでずぅぅぅぅぅふふふふふふふふふふふ、ごべんだざいぃぃぃぃひひひひひひひひひひ!!」 「何に対して“ごめんなさい”なの? お姉さんは何に対して反省をしたの? 万理華に言ってみて? ほら!」 「あがっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いへへへへへへへへへへへへへへへ……わ、わ、わかんないぃィぃひひひひひひひひひひひひひ、謝れって言われたから謝まっだだけだがらぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わがんないぃぃひひひひひひひひひひひひひ!!」 「あぁ~~っ! 何に反省したのか分からないで謝ったなぁ~? 万理華……そういうの好きじゃないなぁ~~だったら……もっとキツ~イお仕置きしちゃおっかなぁ~~?」 「ギャアァァ~~ッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、ごべんだざいぃぃひひひひひひひひひひひ、ホントにごべんだざいぃィぃィひひひひひひひひひひひひっひひひひひひひひひひひひひひひ!! これ以上は許じでぇへへへへへへへへへへへへへ!! お願い許じでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「あぁ……また謝った! 今のは何の反省? なんの“ごめんなさい”だったの?」 「アギヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、わ、わ、わがんないぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、分がんないげど許じでぇぇへへへへへへへへへへへへへへ!! うぎひへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ンヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ」 「謝る時はちゃんと心を込めて“ごめんなさい”って言わなきゃ駄目なんだよ? お姉さんってばオトナなのにそんな事も知らないの?」 「げぎっひひひひひひひひひひひ、いへひひひひひひひひひひひ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うははははははははははははは、ごべんだざいぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ごべんだざぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!」 「また適当に“ごめんなさい”って言ったね? 言っておけば許してもらえるって思ったら大間違いだよ? ちゃんと“○○してごめんなさい!”って理由も付けて謝って? ほら!」 「あがっはははははははははははははははははは、り、理由っっふふふふふふふ? 理由??」 「そうだよ? 理由が有るから謝っているんでしょ? だったらその理由……ちゃんと答えてよ?」 「はぎっっひひひひひひひひひひひひひ、わ、分かんないぃぃひひひひひひひひひひひひ!! 理由なんて考えらんないっっひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「分からないんだったら……もっとお仕置きだよ? 適当にごめんなさいって言った罰を……やる事になるよ?」 「だはぁぁ~~っはははははははははははははははは、だめ! もうダメっっへへへへへへへへへへへへへへへへへ、これ以上は無理ぃィひひひひひひひひひひひひひ、おでがいぃぃひひひひひひひひひひひひひもうゆるじでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「ダメって言っても許しません♪ ちゃ~~んと心の底からごめんなさいって言えるようになるまで……この、お姉さんの“ワキのシタ”を……滅茶苦茶にしてやるんだから♥」 「ぐひぃっ!? あぎひっっ!! ま、ま、待っで!! 待っでぇぇ!! お願い待っでぇぇぇぇぇ!! いやぁぁぁああぁぁぁぁぁぁっっ!!」 「反省しなさいっ! そ~れコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~~♥♥」 「ぴぎっ!? ぃぎャああアああァあぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!??」  両腕を限界まで頭上に上げさせられいている私の無防備な脇の下を万理華の小さな手がこれでもかと言わんばかりに上に下に左に右にと這い回り、私の伸びきった脇下の敏感な肌を縦横無尽に引っ掻き回して私にこれまで以上の暴力的なこそばゆさを味あわせる。  そのこそばゆさたるや思わず最初に出た声が甲高い悲鳴であった程に強烈で、私は一瞬のうちに頭の中が真っ白に染め上げられてしまう。 「こ~~ちょ、こちょこちょこちょ~♪ コチョコチョコチョ~~♥ こちょこちょこちょこちょこちょぉ♥♥」  肋骨の隙間に指を潜らせて先程までのようにモニョモニョと意地悪くくすぐったかと思えば、肋骨の終点付近の骨と皮膚の境目の部分に手を滑れせてそこに爪を立ててカリカリ引っ掻いたり……  指の腹だけで肋骨自体をモミモミとマッサージし始めたり、胸の付け根から脇腹の手前までのこそばいラインをソワソワソワ~っと優しく指先だけで撫でてこしょぐったり……  先程までのマッサージ一辺倒なくすぐり方と違い、私の脇の下に同じ刺激を与えまいと手を変え品を変え様々刺激を一斉に送り込み始める。  もう……そのくすぐり方が、くすぐったくて……くすぐったくて……  暴れる力すら残っていないと自覚していたはずの私の手足は私の残った体力などお構いなしに再び無駄なバタつきを繰り返してしまう。 「ギャ~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、いぎゃ~~っははははははははははははははははははははははははははははは、うげひへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、んはははははははははははははははははははは、ぎひぃぃっひひひひひ、いひぃぃ~っひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ」  死ぬほどしんどい思いをしているのは分かっているのに……  これ以上声を上げてしまえば頭も体もおかしくなってしまうと不安を募らせていた筈なのに…… 「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うひゃはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、エヒャヒャヒャヒャヒャヒャッヒャヒャ、いひひひひひひひひひ、うひひひひひひひひひひひひひひひ、ゲヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……」  笑いが……止まらない。 「おがはっははははははははははは、えげっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、うへひひひひひひひひひひひひ、いひひっひひっひひひひひひひひひひひ、うひひひひひひひひひ……」  笑いたくないのに……笑ってしまう。 「ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うはははははははははははははは! ひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ゲヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ、うえへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ……」  笑いたくない! と思えば思う程……お腹の底から可笑しさが込み上げてきて私は笑ってしまう。 「アニャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……いへへへへへへへへへへへへ、ウヒェヒェヒェヒェヒェヒェヒェヒェ、おこほほほほほほほほほほほ、ほへへへへへへへへへへへへへへへへ、えへ、えへ……んへへへへ……へへへへ……」  苦しくて苦しくて……もう限界だ! と、思っていても笑ってしまう。 「あぎひっっひっひっひっひっひっひっひっひ……いひぃぃっっひ……ひひっっ……ひひひひひひひひひひひひひひ、ンヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……」  もはや……万理華に何処を触られても……こそばく感じてしまう。  彼女の指が私の皮膚に触れると想像しただけで……もう、それだけでこそばくて我慢できなくなってしまう。 「エヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、むひひひひひひひひひ、うひひひひひ……いひひひひひひひひひひひひ……けへへへへへへへへへへ♥ はひはへ……けへへ……うへへへへ……」  想像だけでもこそばいのに……触られればその何倍ものこそばゆさが私を襲う。  私はその刺激にも勿論笑わされるし……反応を余儀なくされてしまう。 「おごほっほっほっほっほっほっほ、えげへへへへへへへへへへへへ……いひぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ウヘヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  もうダメだ……何も考えられない。  何かを考えようと思考を巡らそうとしても結局“くすぐったい→笑う”を繰り返すだけで何かを思考するだけの猶予も与えられない。  頭の中だけでなく目の前まで真っ白に霞掛かってきた……  意識は朦朧としてきて頭の奥に鈍い残響音が延々と鳴り響き続けている。  この残響音は聞き覚えがあるものだ。  低く鈍い音に変わってしまってはいるけど……この音は紛れもなく私の笑い声だ。  自分の笑い声も“声”として認識出来ないほどに私の意識は混濁を極めた……  もはや笑っているのか叫んでいるのか泣いているのか……自分でも分からない。分からないけど声だけは上げさせられている。  自分が今酸欠を苦しんでいるのか……それとも体中の痛みに悶えているのか……はたまた万理華のくすぐりにくすぐったがっているのか……それすらも判断できない。  分かっているのは反射的に声を上げさせられているという事のみ……  機械の動作のように……万理華の指が動けば口を開けて笑う声を上げる……それを繰り返しているだけだ。  そこに私の意識は介在していない。  私は万理華によって人形に変えられてしまったのだ……  指を動かせば勝手に笑う……笑い人形に……

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