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1:それは他愛もない児戯のように人は売られていく…… 某日、某時間……某“奴隷”販売市場 「お母さま?」 「うん? なぁに? 万理華ちゃん……」 「あの方々は……なぜあのように必死に自分の事を“買ってください”と叫んでいるのです? 他のトコロではあんなにお客様に向けて積極的にお願いなんてしていなかったのに……」 「フフフ……そうね。万理華ちゃんはどう感じる? もし自分が……お金の為に自分の身体を売りに出されるとしたら……」 「カラダを……売りに……出す??」 「あぁ、勿論私はそんな事はしないわよ? 可愛い万理華ちゃんをはした金のためにそんな醜い檻の内側に入れたりは決してしない。むしろ今のように、この市場を仕切る者の立場に居るのが当然なんだから……」 「売りにって……あんな風に……裸ん坊にされて、みんなに見られるの? 動けない様にされて……」 「そうよ。奴隷に衣服は必要ない……生まれたままの裸ん坊にして買い手には見て貰うの♥ この無抵抗で無防備なワタシをどうぞ買ってくださいませって言わんとするようにね……」 「ひっ! やだ! そんなの恥ずかしい! それに……買われるって……そのお客様のものになってしまうって事だよね?」 「そう……買われたらその人のモノになる……身も心も……人権すらもね……」 「じ、ジンケン??」 「人間が人間らしく生きられる権利……それが人権よ。私や万理華ちゃんには生まれもって勝手に付与されている当たり前の権利なんだけど……彼女達にはもうそれは無くなってしまっているわ……」 「ジンケンって……無くなったら……どうなるの?」 「人として生きてはいけなくなる……」 「えっ??」 「人権を無くした人間は……人権を奪った者の玩具にされても文句が言えない……例えそれがどんなに理不尽な事であっても……」 「ひっ……お母さま……怖い……」 「アハ♥ ゴメンゴメン……驚かすつもりではなかったの♪ でも、万理華ちゃんが見ず知らずの他人に身体を買われて……好き勝手カラダを悪戯されたら……嫌じゃない?」 「うぅ……嫌だ! 絶対いや!! 気持ち悪いっ!!」 「そうよね? 私もそう思うわ♥ だから、今まで見てきた他の企業さんの奴隷市場やオークションはみんな嫌そうな顔してたでしょ? 売られるとどんな目に合わされるか分かっているから……みんな売られるのを嫌がって暗い顔してたり文句を言っていきり立っていたり泣き出す子だっていたでしょ?」 「うん……なんか……可哀そうだった……」 「私はね……そういう消極的で殺伐とした雰囲気を市場に求めてないの♥ そんなの……お客様も見ていて面白くないと思うし……」 「う~~ん そうなのかな?」 「まぁ、そういう陰鬱な雰囲気の方が奴隷市場っぽくて好みだっていう人も少なからず居るでしょうけど……私はその真逆の市場を作りたかった……」 「真逆……?」 「売られるのを嫌がる奴隷達ではなく……是非自分を買ってくれと買い手にアピールする奴隷市場にしたかったの♥」 「え? でも……買われたら……ジンケンっていうのが無くなっちゃうんでしょ? それを聞いて……嫌がらない子なんているのかなぁ?」  「フフフ……それは発想の転換ってやつよ♥」 「ハッソーのテンカン??」 「買われなければ買い手がつくまでひたすら待つ……もしくは廃棄処分にしちゃう……っていう古い慣習を捨てて、私の市場では買われなかった者をショーに出すことにしているの♥」 「ショー??」 「うちの市場に来てくれたお客様には買い取り時間が始まる前に、必ずあるショーを開いて見せる決まりにしているわ」 「ショーって……サーカスとか手品とかのアレ?」 「そう。この広いステージの真ん中に前の日に売れ残ってしまった娘を連れてきて……しっかり拘束して……お仕置きを受けて貰うのよ♥ 売れるよう努力しなかったお仕置きをね……」 「オシオキ?」 「このお仕置きはその日売られる予定の奴隷ちゃん達にもしっかり見せる事にしてるから……それを見た奴隷ちゃんたちは必死になってその日の購買タイムにアピールをする事になるの。売れ残ってあんな悲惨な仕置きを受けるくらいなら早く買い手がついた方がまだマシって思う事になるから♥」 「そんなに嫌な事するの? その……オシオキ……って……」 「そりゃあお仕置きだもの……嫌がる事をしないとダメじゃない?」 「どんなことを……するの? オシオキ……」 「ウフフ♥ 知りたい?」 「う、うん……」 「じゃあ、ヒント出しちゃおっかな♪」 「えっ? ヒント?」 「そっ♥ 万理華ちゃんでも絶対分かるお仕置きだから……すぐ分かると思うけど……」 「私でも……分かる?」 「じゃあ、最初のヒントね?」 「う、うん」 「今購買が行われているあのステージの端っこに……さっきお仕置きで使った拘束ボックスが残ってると思うけど、アレに裸にひん剥いた奴隷ちゃんをどんな風に拘束するか想像できる?」 「こーそくボックス? あの変な形の透明な飾り物の事? あれ……誰かの形をした大きな硝子のお人形さんかと思ってた……」 「そう。全部が強化硝子で作られた透明度も耐久性も高い特製の拘束ボックス……。アレに奴隷ちゃんをまず閉じ込めちゃうの♥」 「閉じ込めるって……あのお人形さんの中に入れちゃうの? アレに?」 「えぇ。あの人型の拘束台はちゃんと人を収容できるように横から半分に開けられるようになってるわ……蓋を開けて奴隷ちゃんをあの“型”通りの姿勢で入れて蓋を閉じる……そうするだけで拘束具も使わずにきっちり拘束する事が可能になるわ♥」 「こーそくって……あのお人形さん変な形してるよ? アレに合わせて中に入らなくちゃいけないの?」 「ウフフ♥ 流石我が娘ね……良い所に気付くじゃない……」 「えっ? そ、そう??」 「変な形って言ったけど……どこがどう変なのか……教えて貰えるかしら?」 「あ、う、うん……。あのお人形さん……私の持ってるお行儀の良いお人形さんと違って……なんか……手を上げてバンザァ~イみたいな格好してる……」 「そうね……普通のお人形さんはあんな大胆な格好は取ってないわよね? お行儀よく手は身体の横に添えられる事の方が多いもんね?」 「うん……でも、あのお人形さん……手を上にいっぱいいっぱいに上げちゃってる……」 「お人形さんが万歳してるって事は……あの中に入れられる奴隷ちゃんはどんな格好になるかしら?」 「それは勿論……お人形さんと同じ……バンザイの格好になっちゃう?」 「そう♥ それがまずは最初のポイントよね?」 「……え? そうなの?」 「万歳をしないと入れないわよね? あのお人形さんには……」 「う、うん……お人形さん固そうだから……曲がらなそうだし……」 「そうなの……曲がらないの♥ あの硝子で作られた“型”はどんなに強い人が力を込めようとも腕を降ろさせる事はおろか関節の一部だって動かすことは出来ない……。硝子の見た目だけど硬度は鉄でできた型とそう変わりはしないわ……だから、アレに入れられた奴隷ちゃんは必ず“万歳”の格好をしなくてはならなくなるし、その万歳の格好も崩せなくなる……まさに人形の通りの格好を強いられるって事よ♪」 「へぇ~~でも……なんで万歳させるの? 女の人が万歳してるのを見るのが楽しいの?」 「フフ……無垢な顔して核心を突く質問をするわね……見込みがあるわよぉ~万理華ちゃん♥」 「……???」 「そう“ただ”万歳させておくだけだと……お仕置きにはならないわ……。でも万歳をさせておかないと出来ないお仕置きっていうのもあるのよ♥」 「万歳させていないと……出来ないお仕置き?」 「万歳だけがそのお仕置きのポイントではないんだけど……まぁ、最初は分かり易く万歳の部分だけでヒントを出してあげるわね?」 「う、うん……」 「ココからじゃ……ちょっと遠くて良く見えないかもだけど、実はあのお人形さんね……腕の付け付近に開閉可能な透明な小窓が付けてあって……その小窓を外から自由に開け閉めできるようにしてあるの♥」 「透明な小窓??」 「その小窓を開ければ……何処が触れるようになるか……分かる?」 「えっ? 触る? 触れるようになるの? あの固そうなお人形さんの中に入れられた人を?」 「そうよぉ? 小窓を開ければすぐに奴隷ちゃんの素肌を触ることが出来るようになっているの♥ そして素肌を触る行為そのものがお仕置きの本質と言えるわ」 「スハダを触る? それがお仕置きなの? ただ触るだけで……お仕置きになっちゃうの?」 「フフフ、まだ分からない? じゃあ……万理華ちゃんは……悪戯して私に叱られてお仕置きされる時って……どんな事されてるっけ~?」 「う~~ん……お母さまからのお仕置きって……その……お尻を叩かれたり……おやつを抜きにされたり……とか?」 「そうよね? 私ってば優しいから……万理華ちゃんにはあまりキツクお仕置きはしてないわよね~?」 「えぇ~~? お母さまのお仕置き……凄くキツイよぉ~~? やめてって言ってもお尻……いっぱい叩くし……」 「でもやめてあげてるでしょ? 痛い~~って泣き始めちゃったら……」 「うん……まぁ……」 「でも大人にするお仕置きはね……どんなに嫌がってもどんなに泣き叫んだとしても決してやめてあげないの♥」 「えっ?」 「苦しくて辛くて……もう嫌だって思っていても、責めは続くのよ……それが大人のお仕置き♥」 「な、何それ! そんな事されたら……私のお尻無くなっちゃう……」 「あ、でもね? 私の考えたお仕置きは万理華ちゃんにするような“痛い”事はしないのよ?」 「痛い事は……しないの? それ……ホント?」 「そう。決して痛くないし……むしろ奴隷ちゃんが楽しくて愉快になるような事をするのよ♥」 「楽しくて愉快になる事ぉ~? 何それぇ~~? お仕置きじゃないじゃん!」 「ううん、これが立派なお仕置きになるの……」 「嘘だぁ? だって……楽しそうなんでしょ?」 「そう……楽しそうに“見える”のよ♥ 客として見ている限りはね……」 「……??」 「万理華ちゃんは……嬉しい時や楽しい時ってどんな風に喜んだりする?」 「んえ? どんな風に喜ぶって……どういう事?」 「いやほら……楽しい時に泣いたりする? それとも……楽しいのに怒ったり嫌な顔したりする?」 「ううん、楽しかったら……ニコニコするよ? 嬉しい時も……ニコニコ……するかなぁ……多分……」 「そうよね? 楽しかったらニコニコ~って笑うわよね?」 「わらう? う、うん……そうだね……」 「じゃあ……もしさ……。楽しくもないのに笑わされたら……どう感じると思う?」 「楽しくもないのに……笑う? うぅ~~~ん、どういう意味か分からないよぉ~~だって、楽しい時にしか笑わないよね?」 「そう……人間は楽しかったり可笑しかったりした時しか自主的に笑わない生き物よ……。でも、人間は……とある箇所を触られたり刺激されたりすると楽しくなくても笑ってしまう生き物でもあるの……」 「とある……カショを……シゲキ??」 「ほら……万理華ちゃんにも毎日してあげてるじゃない♥ お風呂上りに“練習”と称して……」 「万理華にも……?? お風呂上りに……練習って……あっ!」  「私が直々に教えてあげてるでしょ? どういう場所を触られたら笑いたくなるのかを……」 「もしかして……コチョコチョ? お母さまが“今後の為に”って教えてくれてる……コチョコチョの事??」 「そう♥ 散々私にヤられてもう覚えたでしょ? 人間はどういう場所を“コチョコチョ”されたら笑ってしまうのか……」 「うん! 腕の下のトコとか……足の下の方とかが弱いんだよね? 私……頑張って我慢しようとしてるのにいつも笑っちゃうもん……」 「フフ♥ その腕の下のトコは何ていう場所だったっけ? それも教えたでしょ?」 「えっと……うんと……確か……ワキ……だったっけ?」 「そうよ、正解♪ じゃあ足の下の方はなんて教えたっけ?」 「えぇっとねぇ~~~う~~ん、あ! 足の裏!」 「うんうん、ちゃんと覚えてるわね……良い子よ♥」 「エヘヘ……良かった~~覚えてた♪」 「ヒントを上げるとか言ったけど……もうほとんど答えを言っちゃったわね。これで分かったでしょ? 売れ残った奴隷ちゃんに行うお仕置きの内容が……」 「え? あぁ……じゃあ、そのコチョコチョをするって事? 奴隷さんに?」 「その通りよ♥ あの強化硝子で作られた拘束人形に奴隷ちゃんを閉じ込めて身動きを取れなくしたら、敏感な部位の小窓を開いて直接コチョコチョ~ってしてあげるの♥」 「それって……お仕置きになるの?」 「ん? なんで?」 「だって……お母さまが私にするコチョコチョは……楽しいだけで……別にお仕置きみたいな感じはしないよ~?」 「アハハ……それはそうよ♥ 万理華ちゃんにやってるコチョコチョはスキンシップのくすぐりだから、笑う事を楽しむだけのお遊びみたいなものよ」 「お遊び? 練習って言ってたけど……遊びの練習をしてたの?」 「アレは万理華ちゃんにスキンシップを取りながら“くすぐり”に弱い箇所を教え込むために行っていたの。人間の身体は何処にどんな刺激が加えられると弱いのか……実際に肌で感じてみて理解できたでしょ?」 「うん……覚えてるよぉ……。お母さまったらいつもやめてって言っても万理華の事押さえつけてコチョコチョするんだもん……嫌でも覚えちゃうよぉ」 「万理華ちゃんは……私にコチョコチョされて……楽しかった?」 「うん……楽しかったけど……なんだか……息が苦しい時もあった……」 「なんで息が苦しくなったか……分かる?」 「う……ん……多分……笑ってたから……かな?」 「笑ったら苦しくなるの? 楽しい事なのに? なんで?」 「う~~ん、分かんないけど……笑い続けてたら……息がし辛くなって……苦しくなった気がするの……」 「フフフ……そうね。笑うと呼吸も乱れるし、肺が酸素をうまく取り込めなくなるから……酸欠になって苦しくなる……そう教えたわよね?」 「うん……なんか難しくて……お母さまの説明は良く分からなかったけど……苦しくなるっていうのは経験したから分かる……。楽しく笑ってるのに……なんか不思議な感じだった……」 「まぁ詳しいメカニズムの説明はまだ万理華ちゃんには早いから深くは教えてないけど……でも、自分の身体に植え付けられてるから分かるでしょ? コチョコチョされる事は何も楽しいだけのじゃれ合いではないって……」 「う、うん……“やめて!”って言ってやめてくれなかった時とか……苦しくて怖かったような気がする……」 「その“やめて!”って言われてもず~~っとやめずに延々とコチョコチョするのが奴隷ちゃん達へのお仕置きなのよ♥」 「えっ? やめてって言っても……やめてくれないの? お母さまはすぐにやめてくれるのに……」 「相手が万理華ちゃんだったら……そりゃやめてあげるわよぉ~~。だって笑い続けるのは苦しくなるって……分かっているから♪」 「奴隷さんには……やめてあげないの?」 「えぇ、やめてあげないの♥ それどころか……もっともっと、も~~っと苦しくなるようにいっぱい笑わせようと頑張っちゃう♥」 「えぇ~~! そんな事されたら万理華だったら逃げちゃうよぉ~~? 苦しいのヤだもん!」 「そうね……万理華ちゃんはいつも逃げちゃうもんね? 私が捕まえようとしても……」 「楽しいコチョコチョは好きだけど……苦しいのはヤなの! 苦しいコチョコチョは嫌いっ!」 「苦しいのは嫌よね? 辛いのは逃げたいわよね? 大人でもそれは同じよ。辛く苦しい事から必死に逃げようとするものなの……」 「逃げたら……苦しくならないよね? 逃げられたら……」 「“逃げられたら”……ね?」 「えっ?」 「ほら……奴隷ちゃんはあの硝子の人型拘束台に入れられるって言ったでしょ?」 「うん……」 「アレに入れられて……万理華ちゃんは逃げ出せると思う?」 「ううん……あんな狭いトコに閉じ込められたら……逃げれない……」 「そうよね? 奴隷ちゃんも同じ♥ あの中に閉じ込められたら……外から開けて貰えるまでずっと身動きが取れない格好を強いられるの……」 「うえぇぇ!? そうなの? そんなの……やだ……」 「そして、さっき言った開閉式の小窓……特に、腕の下の所にある小窓を開けると……奴隷ちゃんのあの部分だけを露出させることが出来るの♥」 「あの部分??」 「ほら……腕の下って……なんていう部位だって言ってたっけ?」 「あっ! わ、ワキっ!!」 「そう。腕の下の方にはワキがあるわよね? そこを露出させるための小窓が用意されてあるってわけ……あの人形にはね♥」 「ワキのトコが開くって事は……そこをコチョコチョするの?」 「ウフフ♥ まぁそうなんだけど……でも、小窓が開くのはそこだけじゃないのよ? 型が立ちの格好になっているから見えてないけど、足の裏を責める為の小窓もあるし、お腹の所にも開けられる小窓がある……後脇腹とか胸横の少し下の部位にも小さな窓が設けられているわ♥」 「ひぃ~~! お胸の……横にも?」 「横だけじゃなくて……乳首を弄れる小さな小窓も開けられてるし……股のトコにも性器や尻穴を弄るための窓が作ってある……」 「セーキ? セーキって……何?」  「あぁ……うんとね……そうね……おしっこする所って言ったら分かり易いかしら?」 「おしっこするトコ? そんな所もコチョコチョするの?」 「万理華ちゃんにはまだ教えてない事だけど……大人の女の人はね……お股のトコをコチョコチョしてあげたらとっても気持ちが良くなっちゃうのよ♥」 「気持ちが良くなるの? お股の所??」 「気持ち良くはなるけど……それも度を超すと辛くなっていくの」 「気持ち良いけど……辛くなるんだ~~? 不思議ぃ~~」 「フフフ……今度私が直々に教えてあげるから楽しみにしてなさい♥ 何処をどう弄ったら気持ち良くなるのか……しっかり教えてあげる♥」 「う、うん……楽しみに……してる……」 「さて……もう殆ど分かったでしょ? 売れ残った奴隷ちゃんをどんな風にお仕置きするのか……」 「う~~ん。うん……。分かったけど……でもコチョコチョするだけなんでしょ? 私だったらお母さまにお尻を叩かれる方が嫌だけどなぁ~~~」 「コチョコチョするだけ……確かにそうだけど、そのコチョコチョされるっていうのが……とっても苦しくて辛い事なの♥」 「……? 何で?」 「さっきも言ったように……あの拘束人形の中に閉じ込められたら逃げる事はおろか腕を下げる事も脚を開く事も閉じる事も叶わないくらい自由を奪われる……」 「う、うん……狭いし固いんだよね? あの中……」 「そんな逃げられなくされた状態で“ワキ”とか“足の裏”とか“脇腹”なんかを好き勝手にコチョコチョくすぐられたら……万理華ちゃんならどうなっちゃう?」 「ワキとか……足の裏を同時にコチョコチョ? そ、そんなの笑っちゃうよ! いっぱい笑っちゃう!」 「そうでしょ? 笑っちゃうわよね? いっぱい笑っちゃうわよね?」 「うん……いっぱい……笑っちゃう……」 「いっぱい笑い続けたら……どうなる?」 「え? いっぱい笑い続けたら……?」 「いっぱい、いっぱいコチョコチョされて……いっぱい笑わされたら……どうなっちゃう?」 「そんなの……苦しくなっなっちゃうに決まってるよぉ!」 「そうね……苦しくなるでしょうね。でも……苦しくてもやめて貰えずにもっとコチョコチョされたら?」 「やめてって言っても……やめて貰えないの? そ、そんなの……分かんないよぉ……お母さまはいつもすぐにやめてくれるし……」 「奴隷ちゃんにはそんな慈悲は一切かけないわ♥ どんなに苦しいって訴えかけてもコチョコチョは止めないし奴隷ちゃんがもっといっぱい笑うように工夫してコチョコチョしまくるの♥」 「えぇ!? 止めてあげないの? もっとコチョコチョするの?」 「そうよぉ~~奴隷ちゃんが泣いて懇願してもコチョコチョは絶対にとめない……声が枯れるくらいまで笑わせ続けてあげるのよ♥」 「そ、そんなの死んじゃうよぉ~~苦しくて……死んじゃう……」 「ウフフ……大丈夫♥ 奴隷ちゃんだっていちお商品なんだから、死んだり発狂したりしない様に気を付けながら限界ギリギリまで責め立てるようにしているわ……」 「限界のギリギリまで?」 「一見……残酷なように見えるけど……この責め苦を、売りに出される前の奴隷ちゃん達に見せれば効果はてきめんなのよ♪ みんな目を血走らせてアピールを始めるわ♥ 自分を買ってくれって……必死にね……」 「そんなに……キツイんだ? コチョコチョのお仕置き……」 「でもね、このお仕置きは随分と優しい方なのよ? だって……闇市の深い方では、売れ残ったら即廃棄処分にしたり手足を切断して見世物小屋に送ったりとか……怖い事をしてる店もあるんだから……」 「て、手、手足を……切断っ!!?」 「そんな悲惨な事……したくはないじゃない?」 「うん……ヤダ……怖い……」 「だから……うちは、コチョコチョなの♥」 「……だから……コチョコチョ?」 「販売タイムの前にショーを行う事によってそれを見たいと思う人達がいっぱい集まるじゃない? そのショーを見た人達が次の販売タイムにも参加してくれたらそれだけで売り上げにも繋がるし……その仕置きを見た奴隷ちゃん達も必死になって自分を売り込もうとするからお客さんだって盛り上がって財布の紐が緩む……奴隷の側も買い手側も熱気が高ければ高いだけ市場全体の活気にも繋がるわ……」 「…………うん? う、うん……」 「さらに言えば“くすぐり”っていう仕置きは商品の大事な肌に殆ど傷を付けずに行うことが出来て、これを受けた人にも見た人にも強烈なトラウマを植え付けることが出来るから、理不尽に奴隷に堕とされたって子でも仕置きを受けたくないがために自発的に自分を売り込んでくれる……まさに一石投げれば二鳥も三鳥も効果が得られるっていう素晴らしい仕置きなのよ? くすぐりって♥」 「……なんか……すごい世界だね? お母さまのお仕事って……」 「フフフ……そう思う? で・も・ね♥ このくすぐり責めっていうお仕置きは……そんな経営的な利点なんかよりも、私にとっては、ず~~っと別のメリットを感じているわ……」 「別の……めりっと?」 「万理華ちゃんも一度ヤっていたら分かると思うけど……抵抗できない哀れな女の子の無抵抗なカラダをこしょぐって……自分の思い通りに笑わせられたら……それだけで気持ち良くてエッチな気持ちになってくるの♥」 「え、えっちな……気持ち?」 「堪らないわよぉ~~? 必死に逃げようと硝子の中で藻掻いてる可愛い女の子を無理やり笑わせて苦しめていく過程を味わうと……もう想像しただけで濡れてきちゃうわぁ~~♥」 「ぬ、濡れる?? 濡れるって……?」 「ウフフ……万理華ちゃんにも明日……味合わせてあげるから……楽しみにしてて?」 「えっ!? あ、明日??」 「そう……ほら……あの子……見て?」 「う、うん??」 「みんな必死にアピールしてるのに……あの子だけは全くアピールしてないし……寄ってきて交渉してきたお客さんにすら首を横に振って拒否しているでしょ?」 「そ、そうだね……あの綺麗な女の人だけ……ツンツンしてる……」 「ああいうプライドの高い人種は……1度ショーを見ただけではこちらの意図通りに動いてはくれない事が多いわ……。実際に自分が仕置きを受けるまでは……ね……」 「でもお客さん……あの人に次々に声をかけに行ってるよ? あのお姉さんは……お客さんの事無視ばっかりしてるのに……」 「アレはね……うちの店特有の恒例行事ってやつよ♥」 「こーれーぎょ-じ? 何それ?」 「お客さんはね……あの子が売れ残るって事を何となく分かってるの。だから今は到底許容できないような条件を突き付けてワザと彼女の首を横に振らせているのよ……」 「ワザと嫌がるような事を言ってるって事? お客さんが? なんで……?」 「売れ残れば仕置きを受ける……。仕置きを受ければ二度とこんな仕打ちを受けたくなくて必死にお客さんに売り込むとする……。そういう一連の流れが出来ているから、お客さんは今のうちに無理難題を彼女に吹っ掛けておいて、いざ次の日の“本番”が来たときに彼女が断り辛くなるよう仕向けているの♥」 「お姉さん……断れなくなるの? その“ムリナンダイ”とかいうのを……」 「万理華ちゃんだって、嫌いなピーマンを3個食べなさいって言われたら……拒否するでしょ?」 「う、うん……3個も食べれない……」 「その時お尻ぺんぺんされて痛い思いをしたとするじゃない?」 「えっ? 悪い事してないのに??」 「例えばの話よ。何か悪い事をしたとして……お尻をいっぱい叩かれたとするわよね?」 「う、うん……」 「その後にピーマン食べなかったらまたお尻叩くわよ! って言われたらどうする?」 「んえぇぇ!? またお尻ぺんぺんされるのぉ!? やだよぉ……」 「でもピーマン食べなかったらされちゃうよ?」 「そうだとしても……それでも3個は絶対に無理だよぉ~~!」 「じゃあ、1個だけにしてあげるから食べなさいって言われたら?」 「う、うん……それだったら……頑張るかも……。嫌だけど……」 「まさにそんな感じよ。彼女に行われているのはそういう“下地作り”なの」 「シタジ作り?」 「うちの店ではお客さんに奴隷を“雇う”権利というのを販売しているの……それは教えたことあったわよね?」 「うぅ~~~ん、難しくて良く覚えてないかも……」 「他の奴隷市場とかでは、奴隷の永久所有権を売っていて……簡単に言えば、お客さんが奴隷さんを買えばその奴隷さんの所有権は全部お客さんのものになるの……」 「奴隷さんを買うって事だよね? 一生お家に置いておくために……」 「そう。でもうちではそういう“永久所有権”は基本的に認めていないわ」 「え? でも他のトコロは……そういう売り方をしてるんだよね?」 「うちはね……“永久所有権”ではなくて“期限付き所有権”で奴隷を売りに出しているの」 「キゲン……付き?」 「簡単に言えば……DVDをレンタル屋さんに借りに行くじゃない? それと同じって考えればいいわ」 「あぁ! あのアニメのヤツ? それだったら万理華も借りに行ったことある!」 「アニメのDVDならせいぜい1週間ほどのレンタルしかできないけど……うちの奴隷さんは最短で1年……最長で5年まで所有が認められているわ。かなり長期的なスパンでの貸し出しになるアニメだと思えばあなたにも分かるかしら?」 「レンタルって事は……戻ってくるの? 奴隷さんも?」 「そう、戻ってくるわ。返したくないと言われても奴隷さん自体の本契約は私の市場で行っているから必ず返してもらってる。五体満足の状態でね……」 「へぇ……」 「この部分が他の奴隷商と一番違う部分であり、良い面でもあるの……」 「良い面?」 「本来なら売られれば一生その家から出してもらえないっていうのが奴隷の鉄則の様なものだったけど……うちではそれがない。どんなに酷い主人に巡り合ったとしてもいずれはココに戻ってこれるという保証があるし、五体満足で戻してくれるという保証まで付く……見方によってはメイドさんや奉公人の立ち位置と大差がないと考える人だっているくらいよ」 「メイドさん? うちにもいる……あのメイドさんと同じ?」 「でも……そのメイドさんと決定的に違うのは、購入時に様々な“オプション”を付けることが出来る……って部分なの」 「オプション?」 「そのオプションの部分は……お客さんの趣味嗜好に合わせて自由に交渉することが出来る部分で、奴隷側もその提示されたオプションを受け入れるかどうかを自由に選べることが出来るの」 「奴隷さんも……選べるんだ? そのオプションを付けていいかどうかを……」 「オプションは身体的、精神的負担の度合いに応じて大体の相場が決まってはいるんだけど……こういう市場に来て奴隷を買おうって人間が付けたがるオプションなんだから1つ付けるだけでも年間数百万単位のお金が必要になるわ……まぁ、余程のお金持ちでない限りは変態的なオプションを複数なんて付けられないでしょうけどね……」 「へんたい……てき?」 「例えば……鞭打ちプレイの許容とか、低温蝋燭によるSMプレイの許容とか、手錠拘束&アナルSEXの許容だとかスカトロプレイの許容……なんてものも要求する人いるわね……」 「エスエム?? スカ? トロ?? 何それ??」 「うん……まだ万理華ちゃんは知らなくても良いかなぁ~~♥ まぁ、それだけディープな変態行為をする権利を値段と共に交渉するって訳よ……うちではね♪」 「ふ、ふぅ~~ん……そうなんだぁ……」 「それでさっきの話に戻るんだけど。さっき言ったあの綺麗な女の人に言い寄ってる変態さんたちは、彼女に格安でえげつない内容の条件を突き付けてると思うの……」 「格安で……えげつない?」 「とても許容できるような内容ではないオプションを提示してるとは思うから、ほとんど相手にせずあんな風にそっぽ向いちゃってるんだと思うんだけど……これが明日の購買タイムになったら立場は逆になるのよ♥」 「立場が……逆??」 「そう……。長い時間のくすぐり責めに精神も肉体も疲労困憊させられ……二度とあんな仕打ちを受けたくないって心から思っている時に、二日目の販売タイムが始まるの。売れ残るわけにはいかないと心に刻まれた彼女は……そりゃあもう人が変わったかのように“自分を買って!”と猛烈にアピールしてくれると思うわ♥」 「他の奴隷さんみたいに?」 「それ以上に必死になるはずよ? 売れる為ならどんな条件だって呑む! そんな勢いでお客さんに頼み込むと思うの……」 「そんなに必死になるの? あのお姉さんが?」 「なるわ。十中八九なる! 今までがそうだったから……」 「へぇ……そうなんだ~~? そうは見えないけどねぇ……」 「売れる為に必死になっている彼女に、あのえげつない条件を出していた客たちが群がってくるの……今度は値段だけを少し適正に近づけた……良心的に見える価格を提示してね……」 「りょーしんてきな……かかく?」 「オプションの内容は相変わらず負担の大きい内容だけど、昨晩よりも値段は倍以上に上がっている……。必死にお客さんに買われようとしてる彼女は……それを聞いて拒否すると思う?」 「え? でも……内容は……酷いんだよね?」 「酷いけど、昨日程安い値段ではない……。オプションで付けられた値段は奴隷生活が終わったと同時にその奴隷ちゃんのものになる手筈だから、高ければ高い程良い! だから前日は絶対に無理だと思っていた条件でもお金の為なら仕方がないと妥協してしまう……。彼女にとってオプションの内容どうこうよりも……売れ残った時の仕置きの方が怖さは増しているのだから……」 「……そんなにお仕置きされるの嫌がるんだ……誰でも?」 「ちなみに……さっき言ったお仕置きだけど、どれくらいの間続けるか当てられるかしら?」 「え? コチョコチョのお仕置き? どれくらいって……時間の事?」 「そう。時間の事よ♥」 「う~~ん、10分……とか?」 「アハハ……それは遊びにもならないわ。もっとよ……」 「じゃあ……30分?」 「ブー! 全然違いまぁ~~す」 「それじゃあ……1時間くらい?」 「フフフ……違うわ……もっとよ……」 「も、もっと? もっと長いの?」 「答えはね……6時間♥」 「ろ、ロ、ろ、6時間ッっ!!? 6時間って……1時間が6回の!?」 「昼の3時に始めて夜の9時まで休憩を少しだけ挟みつつぶっ通しで笑わせ続けるの♥ っで、それが終わったらすかさずその日の販売タイムに出されるの。勿論、その販売タイムでまた売れ残ってしまえば次の日の3時にまたお仕置きを6時間受けて販売タイムに出される事になるから……このお仕置きを受けた女の子は必死にならざるを得ないのよ。例えどんなに悪い条件をオプションに付けられても……ね♥」 「ひ、ひぇ~~~! 6時間は……凄いね……万理華だったら耐えられないよぉ~~」 「安心なさい。万理華は“される側”じゃなくて“する側”だから♥」 「する側??」 「ほら言ったでしょ? 明日……万理華ちゃんはショーにデビューするの♥ 今まで身体に教え込まれたコチョコチョを今度は売れ残った悪い奴隷ちゃんに施す側になってもらうわ♥」 「私が……コチョコチョ……する側?」 「そうよぉ~~? あなたよりも一回り大人の女の人をコチョコチョして……いっぱい笑わせてあげなさい? 私も仕置き師として手伝ってあげるから♥」 「私がして……良いの? あの綺麗な……お姉さんを?」 「そうよ……ほら良く見ておきなさい? あの生意気にお客さんを睨んで、侮蔑の言葉を吐いているあの顔を……」 「あの人……お客さんに向かって子犬みたいにキャンキャン吠えてるね……」 「でしょ? あの子はね……父親の借金を返済させられるために……実の母親に身体を売られた可哀そうな子なの……。それが故に気も強しいプライドも高い……奴隷に堕とされた事を認めようともしない困った新人奴隷ちゃんなの……」 「あの困ったお姉さんを……万理華がお仕置きするの?」 「そうよぉ~~あの綺麗なお顔が滅茶苦茶に歪むくらい大笑いさせてあげましょ?」 「万理華のコチョコチョで笑ってくれるかなぁ?」 「大丈夫よ~~♥ 万理華ちゃんのくすぐりで……笑わない人なんていないから……」 「えっ? そうなの?」 「そういう風に……教え込んだつもりだから♥ 貴女を迎え入れたその日から……今日まで……毎日……ね……」

Comments

ガリタル

相変わらずくすぐる前の前フリが上手いですね。この拘束や責めの詳細を言う描写は最高です。いつものくすぐられる本人を怯えさせる展開も好きですがこういうのも良いですね。

ハルカナ

有り難うございますm(_ _)m 本人がいる場合と居ない場合では妄想する視点が変わってきますからね✨ 本人がいればどんな酷い目にあうか読み手も想像してしまいますし、本人不在なら逆にどう責めてやろうかとS目線で妄想が膨らみます🎵 どちらも好きなシチュエーションですが本人が居ない上での説明の方がエロさが増すような気がしてます。