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4:変態王女様は可愛い少女を調教するのが趣味なご様子  何度目の絶頂で意識を手放してしまったのかは少女は覚えていないが、あの壮絶なくすぐりと性感責めの応酬に彼女の無垢な精神は途中で耐えきれなくなり、気絶という彼女に唯一残された逃避手段をもって崩壊しかけそうになっていた精神を守ることに成功した。    そして、彼女が再び目を覚ますのは時計の短針がグルリと半周した真夜中になる頃だった。  目を覚ますなり少女は身体を起こそうと力を込めるが、身体は自分の思い通りに起きてはくれない。またも手は拘束されており、そして今度はしっかりと足までも動けない様に拘束されていた。  仰向けに寝たままの格好……しかも今回は素肌を隠す為の衣服は何も着させてもらってはいない。そんな恥ずかしい格好で手はバンザイ、足は肩幅より少し広めに開かされ、それぞれ手首足首に硬い石ベッドに埋め込まれた鉄鎖付きの枷がはめられている。  少女がどんなに手に力を込めようと、足を動かそうと力んでも金属製の枷と鉄製の鎖はビクともしない。僅かにカシャカシャと鎖が動く音を鳴らす事くらいしか出来なかった。 「どうじゃ? 今度は全く身体の自由が利かんじゃろ?」  少女の意識が戻ったのを見計らい彼女が拘束されている石造りの武骨なベッドへ歩み寄ってきた王女はクスクスと湿りを帯びたいやらしい笑いを零し、ベッドの空いたスペースに腰かけながら少女に感想を求めた。 「うぅ……これ……外して下さい……」  先程まで、足だけは少しの自由を与えられて拘束されていた少女……。  今度は足も動かせず、身を大きく捩ったり起き上がろうとする事すらも許されない完全な無防備拘束にされ、急に込み上げてくる不安に少女は言っても無駄だとは分かっていても枷を外してくれと要求してしまう。 「ゲームに負けたお前さんには、これから楽しい楽しい調教を受けて貰うからのぉ♥」  少女の要求は当然のように無視しつつも、王女は不安の色を見せる少女の顔に腰掛の姿勢から自分の顔を思いっきり近づけ、その震える横顔にそっとキスをする。 「っひっっ!? ちょ、ちょ、調……教って……ど、どんな……ですか?」  不意にキスを受けた頬が女王の唇の感触に敏感に反応し思わず顔を背けてしまうが、唇の感触が想像以上に温かくやわらかな感触だった事に少女は若干ではあるが拒否感よりも癒しの様な不思議な感覚を覚えてしまう。 「お主には……わらわの好み通りの女子になって貰うぞ」 「好み通りって……? どういう意味ですか?」 「わらわはな、もう分かったかもしれんが……わらわの為に可愛く笑ってくれる女子が好きなのじゃ♥」 「王女様の為に……笑う?」 「屈託なく……幸せそうに笑ってくれる女子を目の前で眺めているのが大好きなのじゃ」 「幸せそうに……?」 「そう……だから、お主にもそうなって貰えるようにこれから調教を施してやる♥」 「い、意味が……分かりません! 何で調教を? 笑顔だったらいつでも作れますっっ!!」 「いやいや、そういう事ではないんじゃよ。お前さんの“意思”で笑顔を作ってもらってもわらわは一向に面白くはない」 「は、はい? ますます意味が……」 「自分の意思と反して笑わせてこそ……支配欲を満たせるというモノじゃろう?」 「自分の意思に反してって……無理やり笑わせる……って事……ですか?」 「そうじゃとも♥ 嫌がる女子を無理やり笑わせるのもわらわの好みじゃ♥」 「そ、そ、それって……やっぱり……くすぐって……笑わせるって事ですよね? さっきみたいに……」 「うむ♥ もちろん……そのためにお前さんをこうして裸にひん剥いてくすぐりを受けやすくし、抵抗できない様に拘束したのじゃ♥」 「ひっ!? や、や、や、やめてくださいっっ!! 私……くすぐりは……苦手なんです……。くすぐられるのは……嫌いなんですっっ!!」 「くすぐられるのは嫌いか? それはなんでじゃ?」 「えっ? だ、だって……私……肌が敏感で……。少しでも触られると……すぐ笑っちゃうし……。笑ったら苦しいし……」 「ほうほう……そうじゃな、特にお前さんは“足の裏”を触られるのが苦手なようじゃの?」 「あう……は、はい。私……足の裏は……ダメです…………」 「そうであればまずは足裏から調教してやろうかの♥」 「んえっ!? ちょっっ、王女様っッ!! やめて下さいっっ!! 私、足の裏は本当にダメで……触られるのも嫌いなんですっっ!!」 「そうじゃろ? 嫌なんじゃろ? だったら調教しなくてはいかんじゃろ……触られる事が快感になるレベルまで……」 「は、はひ?? 触られるのが快感って……なれる訳がないでしょっっ?? 無理ですよっッ!!」 「わらわは無理やり笑わすのも好きじゃが、最後にはくすぐられて快感を感じながら笑って貰いたいと思っておる。その域にお前が達した時……調教は完了するのじゃ♥」 「い、嫌ですっっ!! そんなのただの変態じゃないですかっッ!! 放してくださいッッ!! この枷を外して下さいッッっ!!!」 「フフフ♥ 暴れても無駄じゃ。大人しくわらわの愛の調教を受けい♥」  王女は靴を脱ぎ……そしてなぜか靴下までも脱ぎ始め自分も素足になり、腰かけていた石ベッドの上に立ち上がる。そして、嫌がる少女の顔を愛おしげに見つめながらゆっくりと反転し彼女の拘束された素足の方を向き直した。  暴れるようにバタバタと足先と足指をくねらせる少女……  そんな様子をボーっと突っ立ち、惚けた表情でしばらく眺めた王女は今度はゆっくりと腰を屈め少女の右ひざ部分に覆いかぶさるように寝そべり始めた。  そしていよいよ完全に寝そべりの体勢になると王女の顔は少女の丁度足裏を上から覗く様な格好となり、その無抵抗に晒されてしまっている少女の足裏に早速と言わんばかりに手を運んで配置につかせていった。 「んひっっ!? や、や、やだっっ!! さ、さ、触、触らないで……。イヤッッ!!」  いよいよ始まろうとするその“調教”を嫌がるように足をバタつかせる少女に、王女は少女がこれ以上足をバタつかせないようにと左手で彼女の足指を上から押さえつけ、少しの力を込めて無理やりに足裏を反らさせ動くことも許さないと言わんとするように足を固定した。  そして間を置かず、その反りかえった少女の土踏まず部分に王女は右手を配置していく。 「ほれ……もっと嫌がってもよいぞ? 触られたくないんじゃろ? こんな状態にされてもまだ抵抗できるならやってみるがよいぞ」  見事に湾曲した土踏まずの窪みに置かれた王女の人差し指と中指。今2本の指はまだ動いてはいない……だがその指達はこれからくすぐるぞと脅しをかけるように不気味にその箇所に留まっている。 「や、や、やめてください!! お、お願いしますっっ!! ほ、本当に……本当にダメなんですっっ!! 無理なんですっっ!!」  少女の右足を押さえつけ抱き付くような恰好で寝そべっている王女。彼女が脚と足指を押さえつけている為抵抗しようとしても足はピクリとも動かせない。しかし左足だけは王女に固められてはいない為、少し脚をパタつかせたり足指をクネらせたりの嫌がる主張は出来る。しかしそんな僅かな抵抗も、嫌がる女子を無理やり笑わせたいと自分で言った王女を悦ばせる材料にしかならなかった。 「さぁ~て、どれだけ“無理”なのか試してやろうぞ♥ ほ~~れ こしょこしょ~~♥」  必死の抵抗も懇願も虚しく土踏まずに触れていた2本の指先が王女の掛け声とともに僅かに動き始める。  ごく小さな動き……指の先がほんの数センチの範囲をコチョコチョ往復し始めただけの動きであったが……少女は―― 「ぶひゃっっ!? ちょっっっほほほほほほほほほほほほほ、んははははははははははは!! やめて下さいッッひひひひひひひひひひ、コショコショしないでぇぇへへへへへへへへへへ!! くすぐったいぃぃぃ、くすぐったいですぅぅふふふふふふふふふふふふ!! アヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」  彼女が自分で告白したように足裏への刺激には相当弱かったらしく、そのような指の小さな動きに対しても我慢しきれずに口を大きく開けて笑い始めてしまう。  それと同時に身体を左右に捩ったり手の枷をガシャガシャ鳴らせたりと無駄な抵抗も大きくなっていく。 「ムフフ♥ 可愛い笑い声じゃの♥ もっと笑わせたくなってしまうわ……ほれ、カカトの方まで触られるのはどうかの? こしょこしょこしょ~~♥」  少女の反応を嬉しく思ったのか王女の顔も火照るようにピンク色に染まっていき、興奮を抑え切れない熱い吐息も次第に呼吸と共に混じり始める。 「うぴゃあぁあああはははははははははははははは、ちょっっカカトぉぉぉぉほほほほほほ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! こそばいぃぃぃひひひひひひひひひひひ、こしょばいれすぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」  トコトコトコっと指先を足に見立てて地面を歩く様に土踏まずからカカトまでを往復していく指のむず痒い刺激に、少女は爆笑を禁じ得ない。  彼女にとっては触られただけで大袈裟に逃げたり防御したりしなくてはならない箇所なのに、足枷と王女の抑え込みによってそれらは封じられ指1本たりとも動かす事は出来ない。今すぐに暴れてこんな刺激から逃げてしまいたいけれど少女にはその権利が与えられていない。  押さえ込まれ無理やり反らされている足裏……僅かな動きも許してくれない足首の枷……。そんな無防備にさせられた少女の足裏に王女は指を容赦なく這わせてくすぐったい刺激を強制的に送り込んでくる。  悪戯を楽しむ様に……まるで足裏で遊ぶ子供の様に……コミカルな動きで少女の土踏まずやカカト周りをトコトコと歩き回って耐え難い刺激を与えながら少女をくすぐっていく。 「あは、あは、あはははははははははははははははっ! むず痒くてくすぐったいぃぃひひひひひひひ!! や、や、やめてくださいぃぃぃ!! もう触らないでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「ハァハァ……どうじゃ? 抵抗できない足裏をコショコショされる気分は? 堪らんじゃろう?」  少女が笑う声に興奮しているのか、それともくすぐっている行為自体に多幸感を覚えたのか……王女の頬は真っ赤に紅潮し漏らす息もますます熱を帯び荒くなっていく。 「あひひひひひ、んははははははははははははははははははは!! やだ、やだぁぁはははははは、やだぁぁぁははははははははははははははははははははははは!!」  少女がくすぐったさに負けて笑い、悶え、暴れようとするたびに王女の息は熱くなり、惚けたような表情になり……まるで愛おしいモノを見るような目で少女の足裏を見つめ始める王女。ゲラゲラとなりふり構わず笑う少女の声に自分でも制御できない程の性欲が込み上げてしまっている。  普段は王女として民衆の顔にならなくてはならないというリミッターがそれを制御しているが、今この地下室には少女と自分の2人だけ……誰に気を遣う事もしないで済む環境。  そんな環境なのだから王女は制御していたリミッターはすぐに外してしまった。  いつもは自制し我慢していたハズの欲望はこの誰の目も気にしなくていい地下室という閉鎖された空間によって自由に解き放たれていた。  彼女の本当の気持ち……  高圧的で強気な態度の裏に隠された……決して民衆には見せてはいけない……本当の欲望……。  自分の信頼している部下達にさえ隠し通してきた……王女の隠匿されてきた性癖……。  その片鱗を興奮の酔いに任せて少しずつ少女に見せ始める。  恥ずかしい本当の性癖を……彼女には理解してもらいたいと心の奥底では願い……顔を赤らめながらそれを行い始める。 「んは♥ はぁ、はぁ……く、悔しかったら……ほれ、わらわも裸足になっておるから……お前もくすぐってみるか? わらわの足の裏を……ほれ……」  わざわざ靴下まで脱ぎ捨てて素足になっていた王女。  彼女は顔を真っ赤に紅潮させながら寝そべりの姿勢のまま自分の素足をピンと伸ばして少女の顔まで近づけていった。  一国の王女の何も身に纏っていない美しい素足……  傷1つなく汚い要素はまるでないその見事な生足裏を王女は少女に見せつけるように指先をクネクネ動かしながら煽るように近づける。 「はぁ、はぁ、はぁ……くふ……ふふふ……笑った時の息が当たってこそばゆいぞ……ふふふ……くくくく……んん♥」  王女は少女の足裏をくすぐりながら、身体を少し外側に傾け少女に自分の足裏をもっと見てもらえるようにと体勢を整え直す。そのおかげで王女の綺麗で小さな足裏は少女のまさに目の前に晒される事となった。 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、お、お、王女様ぁ? 王女様ぁぁははははははは、な、な、何をっっ?? なんで足をぉぉほほほほほほほほほ、んあははははははははははははははははははは!!」   「ほ、ほれ! お前は手が動かせないんじゃから……た、例えば……舌を動かしてわらわをくすぐっても良いんじゃぞ? ま、まぁ……例えばの……話しじゃがな……」 「はひ、はひひひひ! 意味が……意味が分かりませんっッ!! 何言っちゃってるんですかぁ!! 舐めるなんて汚い事できませんんっっ!!」 「む、むぅ……わらわが恥を忍んで言葉を紡いだというのに……お前は何も理解していないのだな? 分かった……それじゃあ、もっと笑わせて舐めたくなるように懇願させてやるッ!!」  期待した回答が少女からは得られず、王女は惚けた顔を不機嫌な顔に切り替えプッと頬を膨らませジト目で少女の足裏を睨み直した。  そしてカカトまで登山していた指を土踏まずまでまた戻し、そこから若干の休憩めいた間を挟む。 「はひ、はひ、はひ……はふ?」  急に止まったくすぐりに困惑の色を隠せない少女だったが、その顔はすぐにまた笑い顔へと変えられていく事となる。 「カカトを弄られてあそこまで笑ったんじゃ……さぞかしここは耐えられんじゃろうのぉ♥」  そう独り言のように語りかけながら王女は次なる箇所へ指を動かしていく。  今度は人差し指と中指に加え親指の指先も足裏に触れさせ、尺取虫の様に指を開いたり閉じたりしながら進んでいき足指の方へと登らせていった。 「んぴゃっ!? あひひひひひっっ!? んあぁぁあああぁぁやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  再び始まった足裏へのくすぐり。今度は3本の指が足裏の皮膚を軽く引っ掻く様にくすぐっていく……。  最初はユックリな動きで徐々に登って行き、少女に段階的なこそばゆさを与えていった。  コチョ…………コチョ…………コチョ………………  と、ジワジワくすぐってくる指の動きに、こそばゆさを感じて仕方がない。  しかもそのくすぐっている場所が足指の付け根付近の膨らみ……母指球と小指球の丘の丁度間の箇所……。大きな丘陵と小さな丘陵の隙間の箇所であり、少女が最もこそばゆさを感じてしまう箇所であるため少女は我慢など出来ない。  どうしても笑ってしまう感情が下腹部から押しあがって来て、簡単に少女の口から笑いを漏らさせてしまう。 「いびゃああぁあははははははははははははははははははははははははは!! そ、そ、そこだめぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! そこはダメれすぅぅぅぅふふふふふふふふ、いひゃぁあぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  ムズムズっとした違和感が連続で足指の付け根の下あたりに広がっていく。広がったむず痒さは脳に感覚を伝える頃には“とてもくすぐったい”という情報に書き換わってしまい、そして脳は少女に笑う様に命令を下してしまう。その命令に少女は逆らえない……。抵抗できない……。   「わらわに恥をかかせるお前にはお仕置きが必要じゃ♥ このまま足裏をくすぐり回して笑わせ責めにしてやる!」 ――コチョコチョコチョコチョ、こちょこちょこちょこちょこちょ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!  語気を強めた王女の言葉に呼応して彼女の指も引っ掻く動きを急速に速めていった。  言葉で言わなくても足裏を掠る音はコチョコチョと聞こえるくらいに素早く……反らされた足裏の2つの丘陵の間を爪の先で的確に引っ掻いて少女に耐えがたいこそばゆさを与えていく。 「うぴゃあああぁぁははははははははははははははははは、いや、いや、いやぁぁぁぁぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははは!! や、やめぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、くしゅぐったいぃぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「どうじゃ、くすぐったいか? くすぐったかろう?」 「あひひひひひひひひひ! くしゅ、くしゅ、くしゅぐったいれすぅぅふふふふふふふふふふふふ!! んああぁあはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 「ムフフ♥ 良い声で笑っておるのぉ……いいぞぉ、とってもいいぞぉ。もっとわらわの為に笑い狂うんじゃ! ほれほれほれぇ~~♥♥」  押し出される様に反った母指球の丘陵上を爪の先でコソコソ、コソコソとこそぎまわり、少女が笑わずにはいられない刺激を与え続ける王女。彼女の口からは少女が笑い苦しむ声を上げる度に熱い吐息が漏れていき、彼女の頬も熱を持ったかのように紅潮していった。  王女の興奮は治まらない。  少女が悲痛な狂笑を上げれば上げるほど相対的に興奮は高まっていく。 「うへへへへへへへへへへへへへへへへへ、いひひひひひひひひひひひひひ!! やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、お腹が痛ひぃぃぃぃぃっっ!! お腹が捩れちゃいましゅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふ!! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  足を動かしたくても動かせないというのはとてももどかしい。  王女の細い指先がコチョコチョと這い回る刺激から逃げたいけれど、どんなに足に力を込めてもその指から逃げられない……  刺激を受けたくないのに逃げられないのはとてももどかしくて……とてもじれったくて……とても苦しい。    少しでも足を動かして王女の手から逃れられれば、自分を笑わせているこの刺激から逃げられるのに……。  腹の底から笑いを込み上げさせてくるこの刺激から一刻も早く逃げ出してしまいたいのに……。  足は枷に阻まれ逃げられない。  足指を上から押さえつけられて無理やり足裏を反らされているから、一寸たりとも動かせない。抵抗する事も出来ない。  王女にされるがまま。  王女のくすぐり責めに、笑わされるがまま……。 「うびゃああぁぁははははははははははははははははははははははははは!! もう無理ぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、もうやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! くる、苦ひぃっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ぶひゃあぁはははははははははははははははははははははははははは!!」  母指球をコショコショと爪先だけで掠ったり……  小指球をサワサワと指の腹で優しく撫で上げたり……  土踏まずをコチョコチョと素早くくすぐったり……  カカトをカリカリと強めに引っ掻いたり……  足の側面をツツツと妖しい手つきで上下に触り回したり……  少女の足裏が無抵抗なのを良い事に王女の指は様々な責め方で彼女をくすぐり犯していく。 「んへへへへへへへへへへへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、んあぁぁはははははははははははははははははははははははは!! も、もうやだぁぁあはははははははははははははははははははは、くしゅぐりはもうやだぁぁはははははははははははははははははははははは!! いへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  子供の様な悪戯のハズなのに……  たかが戯れの様にくすぐられているだけなのに……  逃げられないように拘束されてそれをしつこくやられる事がこんなにも苦しいものだったなんて……少女は今更ながらに後悔した。あの時、何でもう少し我慢できなかったのか……なぜ我慢できずにイってしまったのだと過去の自分の不甲斐なさを悔いていた。  しかし、後悔してももう遅い。  身動き一つとれないこの状態では……後悔しても何ひとつ自分に良い事など返っては来ない。  後悔よりも、今この瞬間の苦しみをどうにか治めなくては……このままでは気が狂ってしまう。 「うん? もう限界か? もう降参するのか? もう……くすぐりが嫌になったのか?」  だから、王女のこの質問にも出来るだけ情に訴えかけられるような言葉を選び、くすぐりを止めてもらえるような返答をする。 「はぁ……はぁ……。げ、げ、限界……れす! もう限界ですっッ!! くすぐりは……本当にもうやめて下さい!! ダメなんです! くすぐりは嫌なんですッッ!! ケホケホケホ……」  少し大げさ気味に咳き込んで見せ、本当に嫌がるように声を上ずらせ必死にくすぐりはやめてと懇願した少女。彼女からしてみれば“くすぐられて本当に辛いんだ”という思いを演出した次第なのだが……王女はその返答をお気に召してはくれなかった。 「そうか……まだまだ足りん様じゃのぉ♥ それじゃあ仕方がない。反対の足も責めてやろう……」  今の返事に対して何処をどう間違った解釈をしたらそのような答えに行き着くのか……少女は困惑した。もう限界だと伝えているのに王女は今度は反対の足を責めようとしている。刺激を受けていない……いや、刺激慣れしていない左の足裏に……王女は何のためらいもなく身体ごと移動していく。  右の時と同じで脚に覆いかぶさるように寝っ転がり……今度は足を上から押さえつけず、両手をワキワキさせながら左の足裏を覗き込む体勢になる。 「ま、ま、待ってくださいぃぃ! もう嫌だって言ったでしょう! 限界だって伝えたでしょう!! やめて下さいッッ!!」  もうその体勢を見ただけで、触られてもいないのに左の足裏はゾクゾクとどうしようもないむず痒さを感じてしまう。  あの指達が刺激に慣れていない左足に群がる事を想像すると……それだけでこそばゆい! 「わらわは最初に言ったであろう? わらわの為に幸せそうに笑う顔を見るのが好きだと……」 「た、確かに……言いましたけど……」 「嫌々ながらに笑うお前の顔も悪くはないが……やっぱり幸せそうに笑って貰わないと、わらわは嬉しくないぞ……」 「し、幸せそうにって……意味が分かりません! 笑うのが苦しくて死んじゃいそうなのに……そんな幸せそうにできるわけがないです!」 「うむ。じゃから“調教”してやるのじゃ♥ わらわにくすぐられて幸せに思えるようになるまで……時間をかけてな♥」 「そんなの無理です! くすぐられて無理やり笑わされて……それで幸せを感じちゃったらただの変態じゃないですかっ!」 「そうじゃ。その変態をこれから作り上げていくんじゃよ♥ わらわのくすぐりが好きで好きで堪らないと言えるようになるまで……頭が馬鹿になるまでくすぐり倒してやるから、楽しみにしておくのじゃ♥」 「い、い、嫌ですっっ!! そんなの嫌ですっっ!!」 「フフフ♥ どんなに嫌がっても、お前はもうわらわの物じゃ♥ 動けないじゃろ? 逃げ出す事も叶わんだろう?」 「はひっっ!? ま、ま、ま、待って……下さい……お願い……」 「わらわは……抵抗できない美少女を徹底的にこしょぐり回して頭が馬鹿になるまで笑わすのが大好きなんじゃ♥」 「ひっっ!!」 「腕を降ろせない様に万歳させた無防備なワキを……好きなだけこしょぐり回して無理やり笑わせたり……」 「や、やだ……やめて……だめ……」 「こんな風に足に枷をはめて逃げられなくした足裏に……こんな風に全部の指を這わせて……指先をコチョコチョと動かして……」 「変態っッ!! やだっ! 触らないでっっっっ!! いやあぁぁぁぁあぁぁぁ!!」 「刺激に弱い土踏まずを思いっきりくすぐってやったりッッ!!」 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ! 「んびゃあああぁぁああああっッ!? うぴゃああぁははははははははははははははははははははははははははは、えははははははははははははははは、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはははははははははははははははははははははは!!」 「わらわは、抵抗できない女をくすぐって笑わせ責めにするのが大好きなのじゃ♥ わらわの指で思い通りに笑わせて支配していくのが……大好物なのじゃ♥」 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いぎゃあぁあはははははははははははははははははははははははははははははは! 変態っっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、変態ぃぃぃぃぃぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、んははははははははははははははははははははははははははは!!」 「そうじゃよ? わらわは変態じゃ♥ 無抵抗な裸の女の身体中をくすぐり回して笑わすのが大好きな……変態王女様なのじゃよ♥」 「だぁぁはははははははははははははは、やめっっへへへへへへへへへへ! やめ、やめっっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! いひぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 「もうお前はわらわの物じゃ! 嫌でもわらわの事やわらわのくすぐりを好きになって貰うぞ? わらわに笑わされることを幸せに感じれる様になって貰うぞッ! そしてあわよくば……わらわの事も――」 「む、無理、無理無理ぃぃぃひひひひひひひひ、そんにゃの無理に決まってますぅぅふふふふふふふふふ、ぃひ~ひひひひひひひひひひひ!! んあははははははははははははははははははははははははは!!」 「むぅ! 無理と言ったな? わらわに調教されたくないというのじゃな? 何処までも無礼な奴め……そんな奴にはやっぱりお仕置きじゃな……。ほれ、カカトか? カカトが良いのか? ほれほれっ!! コチョコチョコチョ~~♥」 「おひゃあああぁぁははははははははははははははは、ごべんだざいぃぃひひひひひひひひひひひ!! いひゃああぁぁはははははははははははははははは!!」 「ほ~~れ、次は土踏まずじゃ♥ こ~~ちょ、こちょこちょ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~~♥」 「んびゃあああぁははははははははははははははははは、いへぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! やめっッへへへへへへへへへへ、ゆるじでぇぇへへへへへへへへへへへへへへ!! んはぁ~~っッはははははははははははははははははははははははははははは!!」 「足の指や足指の付け根を両手でモジョモジョされるのはどうじゃ? ほれっ! ほれぇぇ!!」 「えびゃあぁははははははははははははははははははははは、いひぃぃぃいいいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くるひぃぃっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、やめでぐだざいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「ムフフ♥ 足を振って逃げたいじゃろう? わらわのコチョコチョ責めから一刻も早く足の裏を逃がしてやりたいじゃろう?」 「あへへへへへへへへへへへへへ、いひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! た、たしゅけてくらひゃいぃぃひひひひひひひひひひひひ!! 枷を外してくらひゃいぃぃぃひひひひひひひひ!! ンハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「だったらもっと必死に足を暴れさせてみてはどうじゃ? もしかしたら上手い事外れてくれるかもしれぬぞ? ククク♥」  王女の言葉の誘導に乗せられるかのように少女は笑い悶えながらも必死に枷に抵抗させようと足をバタつかせたり左右に振ってみたりと試してみる。しかし、金属製の枷はその度にガシャガシャと金属の擦れる音を立てるだけで一向に外れる気配を見せない。  足首にキツく締められた金属製の枷……。その枷に繋がっている太い鉄製の鎖は少女の力でどうこうできる代物ではない。どんなに音を立てて激しく抵抗しようとも枷はビクともせず、少女の足首をしっかりと抑えつけ晒したくない足裏を無防備に晒させ続けている。絶対に王女のくすぐり責めから足が逃げ出さないようにと、枷は無慈悲に少女の足をベッドに拘束し続けている。 「に、逃げられんじゃろ? ど、どんなに暴れてもわらわのコチョコチョ責めから逃げられんじゃろ? ハァハァ♥ どうじゃ? に、逃げたくても逃げられない苦しみは? 逃げられない足裏を好き放題にくすぐられて笑わされる感想はどうじゃ? 苦しいか? 悔しいか? それとも……。あぁ……わ、わらわも……こんな風に…………お前みたいに拘束されて…………ンハァ、ハァ、ハァ♥」  少女が暴れようとするたび、逃げようとするたびに王女のS心は興奮度を高めていく。しかし同時に笑い悶える少女を見ていく内に彼女のM心にも火がついてしまいウズウズと腹の底からイケナイ欲望が込み上げてきてしまう。  くすぐりたい……。  くすぐられたい……。  相反する欲望が王女の頭の中で葛藤する。  王女はただ少女をくすぐられるのが好きなM奴隷に仕立て上げるつもりで調教を行おうとは思っていなかった。   本当の欲望。王女の抑圧されていた本当の欲望を叶えてくれる給仕が欲しかった。      小さい頃から親には甘やかされ……大事に育てられてきた王女。  彼女にとってこの何ひとつ不自由のない無菌状態に近い潔癖な王宮は苦痛で仕方がなかった。  刺激が欲しい……。  もっとドス黒い欲望をぶちまけられる刺激有る生活がしたい……。  そう思って、この秘密の地下室を作り自分の取り巻きのメイド達を使ってくすぐり遊びを行った。  性的な遊びも……そういう機械を作ったりしてみてメイド達をイカせたり笑わせたりもしてみた……  それはそれでとても楽しかった……でも物足りなかった。  子供の頃から知っているメイド達を相手にしても……興奮の密度は濃くならなかった。  次第にイジメる側に飽きが生じ、今度は逆にやられる側になってみたいと思うようになってしまったのだが……  高潔な王女である彼女をイジメてくれる勇気あるメイドは一人もいなかった。どんなに命令しても、どんなにお願いしてもイジメてはくれなかった。王女様を責めるなんてとんでもないと返されるばかり……  王女は渋々その想いを抑え込む事しか出来なかった。  この少女と出会うまでは……。

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