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■10 ノブの下腹部の機能はさらに退行しており、日にトイレに間に合う回数もどんどん減って行ってしまっていた。 その日の夜もいつものように入浴後におむつをジュンに当ててもらい、早い時間にはベッドにつき眠る準備に入ったノブだったのだが妙に眠れずにいた。 原因はジュンが眠る前にと飲ませたココアにこっそり混ぜられた利尿剤のせいではあるのだが、ノブはジュンの事を考えてしまっていたのでそれが原因とは気がつけずに「ジュン先生を意識してトイレに行きたくなってしまった」と思いこんでしまう。 だが今しがた自分から開放され、おそらく夜の短いプライベートの時間を過ごしているだろうジュンにナースコールをするのは気が引ける。大人であると自覚しているノブはそうしてジュンの事を気遣い暗い部屋のベッドの中で必死に我慢をしていたが、ふとそこでいけない想像がよぎる。 『このままおむつにしちゃったら、またジュン先生はかまってくれるのでしょうか』 40歳を過ぎ、一人の息子までいる大学教授であるノブはそこで一瞬幼児にも等しい思考をしてしまったのだ。すぐに正気に戻り我慢しようとするが、体は既にその誘惑に負け力を抜いてしまっていた。 「あっ……うぅ、だ、だめ、とまってください……おしっこ、だ、だめぇ……」 じわりと広がる、性器を中心とした下腹部まで伝わる開放感。乾いたおむつにおしっこが当たり、それが吸収されながら広がっていく温かさ。「もう我慢しても遅い」という思考がノブを支配し、足周りや性器の力をどんどん奪っていく。 まるで夜にトイレへ行くのが怖い子のように、ノブは布団の中でおむつに「おもらし」をしてしまっていた。 ジュンへの想いはノブの「大人の忍耐力」を気が付かないうちに削っており、今のノブはジュンの事を考えているとトイレの我慢が効かない子供に堕ちるようになってしまっていたのだ。 眠る前だというのにおむつをたぷたぷにするほどおもらしをしてしまったノブ。半泣きになりながらもその頭には 『ジュン先生に言わなくちゃ、でもナースコールは迷惑が』 という思考がぐるぐると巡っており、混乱したノブは濡れたおむつとずれたズボン姿でついに自分の病室を抜け出してきてしまう。 ジュンの個室は患者をすぐ診れるようさほど遠い場所にはない。だがノブは暗い廊下とはいえ人に見られるかもしれない場所でおむつを晒したままジュンに会いに来てしまう。今までの彼ならばあり得なかった事だが徐々にジュンへの依存を高めていったノブはジュンに会いに行くという優先度が勝ってしまったのだ。 そうしてジュンの部屋にたどり着いたノブは、正直におもらしを告白しジュンの部屋でおむつを替えてもらう。 ……だが、たっぷりジュンに可愛がってもらったあと正気になった彼がまた錯乱してしまうのは目に見えていることだろう……。 続く

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Anonymous

皐月ウサギ先生の各作品はこんなに可愛いww