Home Artists Posts Import Register

Content


先月あたりからちびちび作っていたハグキモデルのメイキングと、「リアルスプー」についてです。


(スプーに関しては、グロいモノに免疫が無い人はあんま見ないほうがいいです)


リアルスプーについては、これも前の「リアルドガース」と同様、

RATE先生からの依頼でした。 

これも期限が「今月中」ということなので、まぁ急がないといけませんでしたと。



で、ドガースのときは、ついでに「目玉モデル」を作っておきました。


今回は、ついでに「口の中モデル」を作っておこうということです。

自分用にそういうモノが充実していくと、なんかいつか役に立つし嬉しいということです。


──────────────────────────────────

というわけで、ハグキモデルはちびちびと裏で作っていました。

それの途中段階のスクショが山程ありますので、それを貼りまくってみます。




今回も、メタセコでシンプルなベースを作っていくところから始まります。


でこの資料ですが、これの写真ですね。

フリーの口中モデルが、もともとはどっかで配られていたはずなのです。

これは実際の人間をスキャンして、作られたらしいです。


でもそれ、いつの間にかダウンロードできなくなっていました

まぁフリーで配布してるモノなんて、そんなもんです。 

しょうがないし、こんなのは使い勝手悪いだろうから、自分で作ってしまおう、ということです。



こういうのを参考にするので、今回は、歯根から全力で作っていくことになります。


こんな感じでやっていきます。




歯の基本ができたらこんどは覆いかぶさっている肉の部分を考えていきます。

どうやって包むか。




今までイメージしていた歯の認識が変わりました。


このくびれている部分が、歯茎から露出しているのかと思っていました。

(つまりピンクから上からが根っこだと)

ですが実態は、この「紫の部分から」、肉で隠れている部分なのです。

そういうことがわかりました。







ここに突き刺さると。









ついでなのでクチビルまで作っとこうかなぁという感じです。


クチビルは、先のフリーモデルには無かった要素ですね。

まぁそういうところで差別化測っていこうと。


(あのフリーモデル消えてるから作る意味はそれだけであるんだけど)



あと食道の穴なんかも作ってますね。

(正確な形は良くわからないのでテキトーなんですが)


──────────────────────────────────

で、こんな感じでベースはできました。


これをスカルプトしてベイクします。


こういうところですね。



クチビルのこの部分に、「穴」を空けておきます。


なぜかというと、自分の口角にはこういう穴が空いているのです。


これって当たり前なのかと思ってたんですが、 40人に一人くらいしかこのって穴あいてないらしいですね。




──────────────────────────────────





──────────────────────────────────


UV展開。 こんな感じで敷き詰めました。


歯、ミラーでやらないほうが良かったかなぁ? (左右コピペ)

まぁ悩ましいけど、しゃあない。



──────────────────────────────────

んで、こっからサブスタでテクスチャ作りです。





こんな感じでテキトーにガーッと塗って、 フィルターでブラーをかけると、


こんな感じになる。


勿論これだけだとアレなんで、黄ばみなんかは手で描いていきます。





フィルでテキトーに塗る→ブラー、 こんだけのことでも、 クチビル出すにしたって 随分楽になります。


クチビルは、クチビルを赤く塗るのではなくて、 

「歯茎と同じ色がクチビルであり」

「肌色をその上にブラーで被せる」って感じでやっています。

そういうやり方が正しいはずです。


──────────────────────────────────


今回サブスタで覚えたこととしては、 こういう静脈の乗せ方でしょうか。



Skin Human Simpleって奴の中に血管は入っているのですが、

それの理屈が分かった感じです。




それでまぁ、これくらいの口になってきました。

(最終的に歯は別の材質でもっとテカらせたりすればいいです)




ホント、例のアレは、「実物の人間をスキャンして作られたモノ」ですからね。



一方これは、「全部手作り」で作られた歯茎です。

それにしては、結構いいとこまで迫れたと言えるのではないでしょうか??




メタセコに戻ってきて、これです。

メタセコリアルタイムでこれ。

すっごい嬉しい。




レイトレーシングでこうなりました。


──────────────────────────────────

というわけで「歯茎」は一段落つきました。


で、こっからはスプーのメイキングです。



あんま説明することもないかと思うので、

これも あらかじめ撮っておいたスクショを大量に貼り付ける感じになります。



ちなみに、「スプー」「スプー」って言ってますが、

↑これじゃなくて

↓これですからね。




──────────────────────────────────








あ、ちなみにこの部分は、ブーリアンを使って結合させました。

(勿論ブーリアンは多角形が山程発生するので、手作業での修正は必要です)





UV展開。

まぁあんま真剣に考えていません。



でこれをスカルプトしていく、と。







──────────────────────────────────

んでサブスタ、と。




ほんと、我ながらやることがパッケージ化されてきたというか、

(まぁ、こういう作業の流れが固まってくるのは必然なわけですが)


(我ながらクリーチャーは息を吸うように作れるようになってきたけど、でも女の子とか頼まれると固まる)


毎回似たようなことではあるので、あんまし説明することが無くなってくるというか。

(でもまぁ画像はいっぱいあるのですが)



返り血を浴びせることにしました。こういうのもジェネレーターです。

伸びとか垂れとかが足りない部分は、手で加筆してます。


腕のメキメキバキバキは、スマートマテリアルです。


こんなもんかなーと。




「いや、何か足りないな」と思い、手?(羽?)にも血を乗せることにしました。

ダクソ1のキノコを意識しています。



──────────────────────────────────



で、 メタセコに戻ってきます。


自家製の目玉と、

自家製の歯茎を持ってきて、組み合わせます。



なんかワクワクする瞬間です。



この辺から閲覧注意になってきますよと。

──────────────────────────────────



歯茎を変形させていきます。


ガチャ歯を参考に、壊していきます。


(そういや説明忘れたけど、このモデルは扁桃腺に臭い玉とかも描いてあります)



こうやって少ないワイヤーで管理できるから、こういうこともやりやすいのですよね。


だからこそ、この歯茎モデルは配布する価値があると思います。



↓むしろこんなの、動かしづらいでしょ?


──────────────────────────────────


で、こんな感じになりつつありますね、と。


こういうものを真面目に作ってると、頭おかしくなりそうですね。


はいだしょうこ画伯・・・









Files

Comments

Anonymous

スプーの迫力が素晴らし過ぎます…! 唇に穴空いてる方が居られたのですね、知らなかった。 ひょんな処で意外な知識が増えました!

Anonymous

「赤ちゃん抱かせて あかちゃんだかせて」 とか言ってきそうで怖いですね・・・

byneet

むしろ自分にとってはみんなついてるものだと思っていましたからね。 目の端っこに涙腺が空いてるのと同じようなことだと思っていました。

byneet

かじらないから、ですねw あれも歯茎の怖さからきてますね

Anonymous

今まで見たはいだしょうこ版スプーの中で間違いなくNo.1に怖いスプーです!w 迫力がすごい!

Anonymous

りある。。 ワラスボみたいなのにこの口ついた肌色触手クリーチャーとか・・精神面でぞわぞわしそう

byneet

どうもです。 リアルスプーでググるだけで色々出てきますね。自分も色々参考にしました。一番怖いならよかったです。

byneet

深海魚の顔とか口って皆怖いですよね。 全然関係ないですが、何か「意味」があるのかと考えてしまいます。 つまり、動物の赤ん坊が他の種であっても何故か共通して「かわいい」と思えてしまうのに理由があるのと同じような?意味があるんじゃないかとか思ってしまいます。