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※若干胸糞注意です!

 娘を通わせている保育園の保育士、田中さん。偶然彼がゲイだと知った俺は、自分の思いを伝えることにした。妻も子もある身だし世間的には仲良し家族とみられているが、俺を愛してくれている妻の気持ちはともかく世間体のためだけに結婚しただけの俺の感情は冷めきっており、不貞に対する後ろめたさなど何もなかった。すると嬉しいことに、田中さんも俺のことが気になっていたのだという。

「この保育園のパパさんたち、みんな顔はイマイチっていうか。そう思ってたら、山本さんが入ってきて。めっちゃイケメンじゃないっすか。ずっといいなーって思ってたんですよ、僕。そうかー山本さんもこっちだったんですね。嬉しいなぁ」

 そう嬉しそうに、俺のことを持ち上げながら話す田中さんに俺も嬉しくなる。

「山本さん、いつなら空いてるとかってあります?僕は一人暮らしなんで、夜ならいつも空いてるんで」

 そっと電話番号と通話アプリのIDが書かれた紙をそっと握らせてくれたふっくらとした大きな手に、意外と積極的なんだなと顔が緩むのを抑えきれなかった。


 数日後、上司と飲みに行くと妻には告げ、彼と食事をした後連れだってアパートに向かった。ホテルを使おうかともいったのだが、金がもったいない、自分の部屋なら自由に使っていいからという申し出にありがたく乗ることにした。 

 先に風呂を済ませ下準備をし、煎餅布団の上で彼を待つ。妻との月2・3度の義務的なセックスはゲイである俺には苦痛でしかなく、ましてや筋金入りのウケであるのにアナルをいじることもままならない。久しぶりの男同士のセックスに心が弾むのをどうにも止められない。だが風呂から出てきた田中さんの姿を見たとき、俺の心臓は一瞬確かに止まったと思う。

「どうしたんすか?変な顔して……あー、やっぱこれ、気になっちゃいます?」

 そう言って厚い胸や割れた腹を撫でまわす。彼の胴には極彩色の鳳凰が舞っている。肩から腕には金魚が踊り、脚には蛇が巻き付いている。その隙間を埋めるように牡丹や菊が咲き乱れている。

「かっこいいっしょ?まー仕事が仕事なんで、夏も半袖着れないのが辛いっすけど。ま、山本さんも気にしないでくれると嬉しいっつーか。ははっ、顔真っ青っすよ?」

 俺の顔を覗き込み、頬をペチペチと叩きながら酷薄な笑みを浮かべる彼に、子供たちに囲まれ柔らかく微笑む昼間の姿がふっとオーバーラップして消えた。


 彼がブリーフを下ろした時、俺は二度目の絶句をすることになった。長さも太さも規格外。色素の沈着した亀頭は鈍く黒光りし、睾丸はプリプリと重たげに揺れる。指の回らなそうな太さの陰茎は、亀頭近くに複数のいびつなでっぱりが見て取れる。

「僕のでかいっしょ?このサイズでシリコンボール入れてるもんで、誰も最初は痛いのなんの言うけど、慣れるともうこれ無しじゃいられなくなるんすよね……でも毎日はつらいってみんな言うから、セフレ複数用意してローテーションで使ってるんですよ。入れ替えあるんで、今山本さん3人目。嬉しいなぁ、山本さんすげータイプなんで……子のチンポに耐えてもらえるよう頑張ってくださいね」

 ギンギンになったペニスをもてあそびながら、外道な話をこともなげに語る。愛情の対象じゃなく、性のはけ口としてモノのように扱われる期待。冷え切った頭と裏腹に、体は熱を持ち始めてしまった。

「あっ、ちょ……これ無理、抜いてっ……!」

「大丈夫、先っぽ全部入ったから……ここまで入ったら入れちゃった方が辛くないよ」

「無理ぃ……ッ!!?」

「ほーらいいとこ当たった。動くからしっかりつかまってなね」

 対面座位でつながる。本当なら愛を語り合いながらするような親密な体位を、並外れた巨根をどの程度受け入れられるかのテスト代わりに使っている。せめてゆっくり入れたいところを、こちらの都合など知ったことではないとばかりズンと下から突きあげる。亀頭が、シリコンボールが、敏感な前立腺を雑に刺激し、痛みと紙一重の強すぎる快感に情けない声が上がる。

「ほーら美咲輝ちゃんのパパ頑張って、根元までもうちょっと。頑張れ、頑張れ」

 娘の名前を出しての半笑いの応援に涙が滲む。

「いい顔してるよーパパさん。奥さんにも美咲輝ちゃんにも見せたことのない顔、僕にもっと見せてほしいな」

 そう言うと無理やり俺の体を押し下げ、一気に根元まで貫いた。

「~~~~~~~~~!!!??」

 俺は涙をこぼし、声にならない悲鳴を上げるほかなかった。


「も゛っ、やだぁ……おがしくなるぅ……!ごわいい……!やめてぇ……」

 それからはただひたすら未知の快楽だった。肛門への刺激、前立腺への刺激、腸壁への刺激、更にその奥、今まで到達することのなかった場所を無理やり押し広げられる快感。意思とは裏腹に内蔵はうごめき、田中さんにも快感を与えているに違いない。

「いいっすねー最初から全部入るだけでも優秀なのに、ちゃんと自分でも気持ちよくなってるし、すげえ締め付けもいいし。いやーこのマンコ拾いもんだわ」

 こちらの抗議などどこ吹く風、マイペースに、自分が気持ちよくなることしか考えていない単調な動き。それでこちらは気が狂うほどの快感を与えられているのだからたまらない。

「おねがい、ほんとに、これいじょうされると、俺、ダメになる、こわい、ほんと、やめて」

「そうは言ってもさー気持ちいいんでしょ?」

「ぎもぢいいっ!ぎもぢよすぎて、こわい、しんじゃう」

「ははっじゃあ死んじゃうといいよ、とりあえずマーキング代わりに一発出しとくかな」

 途端に突き上げが速くなった。もはや快感に体も思考もついていかない

「ああ~~~~~ああ~~~~~~」

 喘ぎ声とも言えない、間抜けな間延びした声が口から出ていく。「気持ちいい」が田中さんのチンポから染み出し、俺のマンコにしみ込んでどんどん濃度を増していく。これ以上溜まったら溢れる、と思った時、

「ああ───────ああ───────」

 と俺の口から叫びが漏れた。爆発した、としか表現できない快感。

 肛門の奥から始まった爆発はチンポと連動し、激しく精液を噴き上げる。

「ああ───────ああ───────ああ───────ああ───────」

 俺は馬鹿みたいに叫ぶしかできない。ケツもチンポも甘く溶けていき、叫んでいないとどうにかなってしまいそうだったから。

「うおっすっげぇ締め付け……僕も出すぞ、ありがたく受け取れよ……」

 肛門の奥で田中さんの、いや龍亮様のチンポ様がひときわ大きく膨らみ、弾けたのを感じた。「気持ちいい」に代わって「幸せ」が流れ込んでくる。俺は静かに滂沱の涙を流していた。

エピローグ

「じゃ、僕が呼び出した時はできるだけ対応してね。そっちも家庭があるのはわかるけどさ、それは俺にはどうでもいいことだから。仕事だとか何とかいえば大丈夫でしょ?なんだったらさっさと別れちゃって、僕専属マンコになってもらってもいいよ。とにかく僕、光晴のマンコ気に入っちゃったからさ」

 なんでこんなことになってしまったのだろう。あれから何度もイかされた。圧倒的な巨根で、圧倒的な快感を一方的に与えられた。自分の意志に関係なく次々と強引に押し付けられる快感は、確実に俺の心も体も作り変えてしまった。そして今、ぐっぽりと広がった肛門から濃厚な精液を垂れ流しながら、はたから見れば甘いピロートークの真っ最中だ。交わされている会話の内容は最悪だが。

「あ、いっそ奥さんもコマしちゃって、夫婦でオナホになってもらおうか。女は頑張らないと抱けないけど、まあ抱けば大体堕ちてくれるんだよね。そうすれば気兼ねなく光晴のここ使えるね」

 おもむろにつき込まれる2本の指。くちゅくちゅとかき回されると、そのもどかしい快感に体はまた龍亮様のチンポを求めてしまう。

「はい、妻も、なんだったら娘だって差し出します。だから、俺のこと、龍亮様のものにしてください。好きに使ってください。龍亮様……」

 考えるより先に言葉が漏れる。龍亮様はにっこりと微笑むと、そっと口づけをしてくれた。残酷なくらい優しい口づけだった。


以下眼鏡無し差分です






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