双葉の戦い:すみれと一二三のマジ惚れお嫁堕ち~ふたなりタケミンと双葉のイチャラブ寝取りセックス (Pixiv Fanbox)
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※前回のお話はこちらを見てね!
(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/6339259)
──携帯端末を見つめて、佐倉双葉は大きく深呼吸をする。
双葉が今日会いに行く2人は、彼女自身が武見妙……双葉の最愛の恋人を伴わず、1対1で会うと決めている相手だった。
もしも自分1人でどうにもできなくなったら、助けを求めてほしいと妙からは言われている。その言葉は本当にうれしくて、胸が温かくなって、大好きの気持ちが膨らんでいくけれど、それでも。
「(たけみんのお陰で、あたしは強くなった……強く、なれたと思う。みんな、あたしのことを愛して、大事にしてくれるようになった。だから、あたしも愛されるのにふさわしい、強くて格好いい女になりたい)」
あの日、兄のように慕っていた初恋の相手に裏切られた少女は、今はハーレムの主の片割れとなった。仲間たちも、その保護者達も、自分を気にかけてくれた大人たちも、双葉のことを深く愛してくれている。
「……行くか」
自分でも驚くほどに力のこもった言葉と共に、双葉は歩き出す。
新体操教室から、赤い髪の大人しい印象の少女が出てきて、双葉は「よ、よう」と少しだけ上ずった声を出す。
「……双葉、ちゃん」
芳澤すみれ……長らく彼女の姉である“芳澤かすみ”だと思って付き合っていた少女。
すみれに戻ってからは、何処か素っ気なく離れてしまっていた少女は……何故か、双葉を見た瞬間にパッと表情を明るくした。
※
双葉とした会話を、すみれはほとんど覚えていない。
けれど、女の子2人でホテルに連れ込まれてしまうくらい、双葉は言葉の使い方や女の子の扱い方が巧みになっていて、そのことで自分の気持ちを再確認してしまう。
「(私、この子が好きなんだなぁ……)」
すみれは、とあるペルソナの影響で、自分を姉の“かすみ”だと思い込んで、怪盗団の仲間たちと行動していた。
そんな日々の中で、リーダーの青年と男女の感情を抱くようになったのだが……その想いに、ずっと違和感を覚えていた。
当然だ、彼を好きになったのは“すみれ”ではなく、彼女が生きていてほしいと願った姉の“かすみ”。
正気に還る中で、すみれは彼を人間として尊敬できるとしても、恋愛感情を抱く対象ではないと感じるようになっていった。けれど、それは酷い裏切りのような気もして、自分が招いた事態とは言え混乱し、困惑した。
その後に彼と出会った時、軽く流してみせたように見えて、内心は結構荒れていたのだ……“すみれ”と“かすみ”のギャップに加えて、彼が“かすみ”以外の女性とも関係があったことを知ってしまっていたから。
……そんな、あまりにも特殊な葛藤の中で、不思議な心の支えになったのが双葉の存在だった。
実際には“姉”ではなく“妹”で、怪盗団の中でも“後輩”の立ち位置の自分が、初めて見つけた庇護対象。
“かすみ”から“すみれ”へのコンフリクトが起きる中で、ただ1人立ち位置が変わらなかった双葉を、心の中でひっそりと自分の“座標”にしていたことを、話したことはない。
だから、怪盗団の面々に素っ気なくなったように見えるのに、双葉へは執着しているのが気持ち悪く見えないか、内心では思いっきり緊張している。
「その、嫌でもやめないから……あ、あいつなんかに、すみれのことは渡さないぞ……今日で、あたしのお嫁さんにしてやるからな……♥」
少し照れながら囁いてくる双葉の言葉を、実は内心では全肯定しているなんて、彼女はきっと知らないだろう。可愛くて、守られる側だと思っていた双葉の凛々しさすら感じる顔に、股間が自然とじゅん……と濡れてくる。
「う、うん……双葉のモノにして……♥ 先輩から、寝取ってぇ……♥」
もう心は彼には無いのに、双葉を煽るようにそんな言葉を口にする。
双葉の小さくて柔らかい唇が首に触れて、ちゅっ……と鋭い音を立てる。
痕がついた。口づけの痕。“かすみ”ではなく、“すみれ”が年下の少女に占有される、その感覚。
「あっ……あ、んっ……♥ そんな、ところ……み、見えちゃうぅ……♥」
「隠しちゃダメだぞ……これから、すみれはあたしのモノだって、堂々と宣伝しなきゃダメだ……♥ 新体操でオリンピックとかに出ても、あたしのキスマークを隠すのは禁止だぞ♥ 世界中の人に、佐倉双葉のオンナだって宣伝するんだ……♥」
「あっ、うぅっ……ごめ……なさっ……♥ 言葉だけで、ちょっと……んんっ♥ イッ……ちゃった……♥」
双葉が格好良すぎて、強引で……軽く達してしまった。
流石に好意がバレてしまったようで、双葉は丸くしていた目を「へぇ……♥」と笑みの形に歪めて、くちっ……と股間に指を這わせてくる。
「なんだ、両思いだったのか、あたしたち……本当のこと、言うとな……“かすみ”とは距離あるなぁと思ってたけれど、“すみれ”とは絶対に話が合うって……思ってた♥」
「あっ♥ あんっ♥ あぁっ……♥ すごっ……上手、すぎぃ……♥ 他に、相手が……んぁっ……いるんじゃない、のぉ……♥」
「……ああ、一杯いる♥ すみれも、その1人になるんだ……たくさんかわいがるから♥ 嫌、かな……?」
彼の女関係を知った時に沸き上がった失望と嫌悪感は、多分“隠されていた”ことが大きかったのだと思う。
他に何人、女がいてもいい。本命が別にいてもいい。正直に話して、本気で愛してくれるなら……喜んで、双葉のモノになる。
ぎゅっ……と言葉ではなく行動で伝わるように、強めに双葉の体を抱く。
双葉は耳元で「すみれ、好きだよ……♥」と囁きながら、片方の手で子宮をぐりぐりと撫でて、もう片方の手で膣の中を双葉の形にしてくる。
「あぁっ……♥ お腹、撫でられると……だ、ダメなのっ……♥ す、すぐ、気持ちよくなるからぁ……♥」
「えっちだな、すみれ……♥ あそこも、新体操やってるからか、すごくキツキツだぞ♥ あたしの指を、全然離してくれない♥」
「だ、ってぇ……♥ もっと、されたい、からぁ……♥ ああ、恥ずかしい……♥ 私、えっちなこと言っちゃってる……双葉ちゃんに……双葉に、もっともっといやらしいことされたいって、妄想止まらないの……♥ 私を、愛して……♥ 私だけを、今は見てぇ……♥」
「──すみれ、すみれ、すみれ♥」
囁かれるだけで、びくびくと体が震えて、何度も何度も達してしまう。
双葉の声が好きになる。これからずっと、すみれを所有してくれる人の声が、性感帯になる……。
「もう……まともに、生きていけないかも……知れない……♥ 双葉の、声……き、気持ち良すぎて……♥ 隣で聞いてるだけで……濡れちゃいそう……♥」
「それじゃあ、応援とかにもいけないなぁ……♥ あたしが『頑張れ、すみれっ!』って声をかけたら、ステージの真ん中でマン汁噴いちゃうってことだろ……♥ かわいいなあ、すみれは……でも、絶対にそんなことしないけどな♥ すみれがイク姿を見ていいのは、あたし“たち”だけだぞ……♥」
「は、はいっ……♥」
自然と敬語が喉から出て、双葉の小さな肩を懸命に抱く。
爪を立ててしまいそうで怖くて、でも気持ちよくてそんな気遣いができなくて。
かりっ……と首筋を軽く噛まれた瞬間に、すみれは腰をへこ♥ へこ♥ と上下させて、思いっきりイッてしまった。
……芳澤“すみれ”に、初めて恋人ができた瞬間だった。
※
「──双葉さん、会いに来てくれたんですね!」
「お、おう……なんか、思った以上に歓迎されてる……?」
多分、双葉が少し引いている様子を見せなければ、東郷一二三は抱き着くくらいのことはしたと思う。
それくらい、2人は親しい間柄だったし……一二三はずっと、双葉に会いたいと願う理由があった。
……そもそも、一二三が双葉と出会ったのは、将棋の指南を頼まれた彼が連れてきたのが契機だった。
彼の指南の条件として、一二三の新しい戦略の練習台になるというものがあったのだが、それを満たす相手として紹介されたのが双葉だった。
双葉は彼の後ろに隠れながら「あ、あたしの作った、将棋AIで勝負だ!」と、そんなことを宣言してきた。
今や将棋界隈において、AIの進出と活用は不可避のものとなっている。特にトータルスコアという形で「どちらが有利か」を数字で表せるようになったことから、魔法じみた印象は剥がれた代わりに、より「強い者が勝ち、まぐれはあり得ない世界」が表立つようになってきている。
一二三はまだまだ頭の旧い母のマネジメントで活動している関係もあって、AI関係にはそこまで強くない……機械の差す将棋というのは非常に鮮烈な印象だったし、何よりも双葉の素直な姿がとても好感が持てた。
負けると大げさなくらい悔しがるのに、対局中はAIに任せきりという訳でもなく、こちらの様子を伺いながら想いをよらない手を打ってくる。
彼が一二三と同じ勝負師タイプだとするなら、双葉は軍略家や軍師的な雰囲気があり、気づけば彼との対局をほったらかしにして3時間近く打ち続けていたこともあった。
AIの改良のためには、双葉自身の実力を底上げする必要があるということで、彼女に指南をしたこともある。人見知りで閉鎖的だと思っていた双葉は、新たな知識の吸収には貪欲で、一二三にきらきらした目を向けて「お前、すごいな!」と言ってくれたりして……いつしか、妹のように大事に思っていた。
そんな双葉が、パタリと教会を訪れなくなった。彼に関する様々な出来事が重なった時期は、2人とも流石に尋ねてくることは無かったが、それ以降……身辺が落ち着いたはずなのに、双葉だけが来なくなったのだ。
最初は飽きてしまったのかと思っていたが、どうも彼の様子も不審で、幾度か確認したら……複数人との交流がバレて、家出されてしまったのだと明かした。
一二三は、彼が自分以外の女生と関係があることを知っていたし、将棋に例えて「手にした駒を使うことは悪いことではない」と、それを半ば容認もしていた。
けれど、双葉を傷つけたとなると話は別だ。彼にそれだけの度量があって、皆を幸せにできると信じたから許容していたのに……可愛い妹分のフォローも出来ないなんて。
怒り狂った一二三にバツが悪くなったのか、それとも他に対処すべきことができたのか、彼まで訪ねてこなくなった後、一二三が一夫多妻制を容認していたことも双葉を傷つけた原因ではないかと、ずっと気に病んでいたのだ。だから、こうして双葉がまた自分の元へ戻って来てくれたのが、とても嬉しい。
「話は聞いています。とても、辛い目に遭いましたね……私もその片棒を担いだようなものですから、もしかしたら憎しみや怒りの対象かも知れませんが」
「そんなこと、ないぞ。一二三とは、また将棋したいなって思ってたし……それに」
急に双葉に抱きしめられる。力の入れ方も手の位置も、女性の扱い方をすっかりと理解した様子で、意外なほどに一二三の胸は高鳴った。
「それに……もう、一二三にあいつの“お痛”の片棒を担がせることなんて、させない……あ、あたしが、一二三を奪っていくからな♥」
「まあ……彼から、私を奪い取って見せると言うんですか……? それは、なんとも……」
なんとも……心騒ぐことだった。
正直なところ、双葉の一件があったことで、一二三の想いはこの少女の方へと傾いている部分がある。そんな相手が、自分を価値のある“駒”と見て、積極的に“取り”に来る……そのシチュエーションは、ひどくロマン主義を感じてしまうものだ。
何よりも、双葉の目には一二三に対する好意が宿っている。当てつけで、一二三を奪ってやろうと考えている訳ではない、そう伝わってくる。
「私は……簡単には崩せませんよ?」
「一二三こそ、あたしを馬鹿にしてると泣いて謝ることになるぞ?」
不敵に笑ってみせる双葉は、もしかしたら他の……例えば大人の女性に愛されて、自身を持っているのかなと一二三は思う。その頭を少し落ち着きなさいと撫でてあげて、それから後ろ盾になってあげるのもありかと、そんなことを考えていたのだけど。
「あはぁぁっ♥ あんっ♥ あぁぁぁっ♥ そ、んなっ……はげしっ……んんっ♥ あぁぁあっ♥ こ、こんなに、巧みで……う、あぁぁっ♥ 舌だけで、堕とされてしまいそうですぅぅっ……♥」
「へへへ♥ あんなに自信満々だったのに、一二三ってここ、よわよわだな♥ ぴちゃ、じゅるるるっ……♥ んっ、おいしっ……♥ 今日から一二三は、あたしの専用ジュースサーバー決定な♥」
「あんっ♥ あぁんっ♥ そ、そんなぁ……あっ、あぁぁっ♥ そ、そこはダメぇぇっ♥」
「ほらほら、あたしの舌で、一二三のエクスカリバーいじめちゃうぞ♥ ちろちろ……はむっ、じゅじゅっ♥ あいつとのセックスじゃ、こんなクリフェラとかしてもらえないだろ♥」
結論から言えば、双葉の“女慣れ”は一二三の想定をはるかに超えており、年下のカワイイ少女の手によって、一二三はベッドの上であんあん喘ぐばかりにされてしまっていた。
盤上ではこれまで幾度も死闘を繰り広げ、最後は必ず一二三が勝ってきたのに、寝台の上に戦場が移った途端、まるで自分の方が年下の少女めいて「よしよし」と可愛がられてしまっている。
逆手に真っ白なシーツを握りながら、甘い敗北を受け止める……双葉に負けるのが、中毒になってしまいそうだ。
「ぴちゃっ、れろぉっ……♥ 一二三って、腋マ〇コの才能ありそうだな♥ ここ舐めて気持ちよくなれるオンナは、希少なんだぞぉ……可愛がりがいがあるな♥ ん……ちょっと汗臭い♥」
「あぁぁっ♥ は、恥ずかしいぃぃっ……♥ か、堪忍してくださいぃっ……♥」
「ダメだ♥ あいつよりも、あたしを選ぶって宣言するまで、ずっと恥ずかしいところを責めるからな? とろとろにして、あたしのこと以外は考えられなくしてやる……次はお尻かなぁ?」
「ひっ、ひうぅぅぅっ……♥ な、なるっ♥ 双葉さんの、モノになります♥ オンナに、恋人にぃっ♥ お、お嫁さんになりますからぁぁっ♥ あぁぁっ♥ は、恥ずかしいのは、もうっ……♥」
完全敗北を喫した一二三に、双葉がにたぁぁ……と愛らしくも凶暴な笑みを浮かべる。その顔を見ても「あ……食べられる♥」と歓喜の混ざった感情しか湧いてこない。
「いい子だな、一二三……くふふ、これであいつのオンナは全部あたしとタケミンのものだ……♥ 後は、すみれと一二三をタケミンに紹介しないとな……♥」
双葉を、ここまでの女殺しに育てた相手に紹介される。
そのことはもう、一二三の中で甘い期待を湧き上がらせるものでしかなく、すがるように双葉の胸に顔を寄せて「好きです……♥」と小さく囁くばかりであった……。