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※こちらのお話の裏話となっています。ご参照ください。

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/6374373)




 ──エイダ・ウォンにもたらされたのは、とても信じがたい情報であった。

 かつて彼女が所属していた製薬会社……彼の悪名高きアンブレラ社と対立関係にあったハイブキャプチャフォース……H.C.F.の作り上げた生物兵器が、なんと日本の小学校に通っているというのだ。

 新種の真菌を人のゲノム杯に組み込み培養した、新型B.O.W.「E型被験体」の第一号……通称“エヴリン”。

 真菌の集合体であり、同時に改造人間でもあるエヴリンは、組織の構成員であるミア・ウィンターズによって調教され、運用される予定だったが……想定外のバイオハザードの発生や、シャドルーやネスツといった秘密結社との暗闘の末、エヴリンは失われたはずだった。

 そもそもエヴリンは保全用化学物質を一定期間ごとに注入しなければ体が安定しないはずであり、更に六か月以上に渡り調整が行われない場合は、通常の二十五倍の速度で老化し、滅び去るはずなのである。

 もっとも、その過程で精神異常を来たし、周囲にとっての恐るべき脅威となるはずだが……エヴリンが起こしたと思われる事件については確認がされず、破棄された後に直ちに死亡、消滅したはずだとH.C.F.も、その命令で直接的にエヴリンを創造した“コネクション”も想定していたのだ。


「けれど、私はここにいる……完璧に安定し、特異菌の力も有したままで存在している。このことをどう考えるの、エイダ・ウォン?」

「くっ……」


 エヴリンの正体を探るために来日したエイダだったが、彼女が所属しているクラスがあまりにも異常な環境……様々な諜報機関や犯罪結社の重要人物、あるいは突起戦力がそのまま取り込まれており、エイダは早々に見切りを付けて国外へと脱出した。

 しかし、エヴリンは自分がエイダに監視されていたことを掴んでおり、エイダが帰還の際の経由地とした中国まで追ってきて、こうしてホテル内で拘束を受ける羽目になったのである。


「ちょうど花代ちゃんがお嫁さんを追いかけるのに、付いてきてほしいって言われたからね。中国は初めてだけれど、結構好みの国かも。いろんな人たちが雑多に存在しているのが……私の“安らぎの場所”に少し似ているから」

「……信じられないわ。あなた、本当に人間の世界に適応したというの? E型真菌を使って、あのクラスを洗脳したんじゃなくて……う、あぁぁぁっ!?」

「口の利き方に気を付けな、お・ば・さ・ん? 私とあの娘たちの友情を疑うようなお粗末な脳みそしか無いのなら、あんたをモールデッドに変えてやってもいいんだよ」


 エイダは完全に自身を拘束している黒い触手にめきめきと腕を捻り上げられ、くぐもった悲鳴を上げる。

 改めて信じがたいことだが、エヴリンは特異菌による能力も多方面に強化されている上、それを用いて細胞劣化による急速老化すら克服しており……何よりも、大切だと任じるものを得て、精神を安定させているのだ。

 これまで数多の危機を常に余裕を以て突破してきたエイダをして、ここまで強力なB.O.W.に拘束された経験はなく、思考もうまく回転してくれない。


「さて、これまでの私だったら、みんなの安全のためにもお前を容赦なく消してしまうところだけれど」

「……!」

「けれど、正直なところ花代ちゃんや紅葉が少し羨ましいって気持ちがある。それに今度、転校した友達に会いに行くんだ。石川県の金沢……珍しい蝶がいっぱい居るって聞いてる。その時に、私も綺麗な“蝶”を自慢したいな……」

「な、なにを言って……んむぅぅぅぅぅっ!?」


 突如としてエヴリンの足元から伸びてきた触手が、エイダの口内に無理やり侵入し、どろりとした液体を喉の中に流し込む。エイダは複数のウィルスに対して完全抗体を持つが、E型真菌に関しては耐性がない。モールデッド化する自分を想像し、その股間が緩んでじわぁぁ……と色を濃くしていく。

 その様子をエヴリンは楽し気に見つめていたが、ふんと鼻を鳴らして「殺す気はないよ」と言い放つ。


「げほっ、えほっ……そ、それじゃあ、何をして……あっ、あぁぁぁっ♥」


 その体に、急速な変化が訪れる。ウィルスによる変貌よりも、あるいは劇的なほどに。

 その胸部や臀部がむちぃっ♥ ばつんっ♥ と一気に肉付きを増し、むわぁぁっ……雌臭を撒き散らしながら体毛が濃くなっていく。乳輪も大きく広がって下品な色合いに代わり、エイダをして「ひぃぃぃっ!?」と悲鳴をひり出すのを止められなかった。


「な、なんてことを……おほぉぉっ♥ 臭ぁぁぁっ♥ 腋、甘臭ぁぁぁっ♥」

「すんすん……ふふ、いい匂い♥ なんだか、急にお前のことが可愛く見えてきたよ、エイダ・ウォン……♥ でも、お嫁さんにしてやるには、お前はまだ信用ならない……その体に相応しい、私の便姫にしてやるよ……♥」

「べ、便……はがぁぁぁっ♥」


 伸びてきた触手が無理やりエイダの口を開き、顔を上に向けさせた状態で固定する。

 エヴリンは特異菌の力を使っているのだろう、ふわりと虚空へその小さな体を浮き上がらせると、その下穿きをズラして毛の一本も生えていない秘所を露わにする。


「ふふふ……あのクラスにいて、学んだことがあるんだ♥ 格好良くて、美人で、誇り高い……そういう女を折るのは、とても楽しい♥ 勿論、へし折った後は一生大事に飼ってやる……私も、一度やってみたいと思ってたんだ♥」

「は、はへぇぇぇ……や、やめれっ、やめなさっ……あぎゅっ♥ んげおぉぉぉぉぉぉっ♥」

「んっ……飛行機の中で、中国茶をいっぱい飲んだからかな♥ おしっこ、すごい出ちゃう……ふふ、恥ずかしい……♥ 一滴も零すなよ♥ 零したらモールデッドだからな……お前の愛しいエージェント・レオンに、正体も知られないままで撃ち殺されるかもなぁ♥」


 個人的に執着している人物のことまでバレており、そのことがエイダの絶望をますます増していく。

 ガクガクと膝を震わせ、何度もえづきながらも、エイダは何とかエヴリンの放った小水を、すべて口で受け止めた。


「おげぇぇっ……♥ おっ、ほぉぉっ……♥ ど、どうしてぇぇ……お、おしっこなんて飲まされて……体が、熱くなるのよぉ……♥」

「さっき飲ませた液体さ♥ お前の脳を少しだけ改造したんだよ♥ お前は、あたしから分泌されるものは何でも歓喜と共に受け止めてしまうんだ♥ ぺっ♥」

「んへぇぇぇっ♥ イグぅぅぅぅぅぅっ♥」


 口の中に唾を吐かれて、それだけで仰け反って絶頂してしまうエイダ。

 自分たちがどれほど恐ろしいものを作り出してしまったのか、その事実に戦慄しながら、エイダの中では次に何を飲ませてもらえるのか、期待している気持ちが湧き上がってくる。


「ああ、その顔だ……本来は組織にだって真の忠誠なんて捧げない、誇り高い雌狼の顔♥ それが卑しい期待に歪むところ……可愛い、とっても素敵♥ 歪んでいると思う? でも、どんな形であれ、他人を愛することができるようになったんだ……成長を悦びなよ、ママ?」


 わざとらしくエイダを“母親”だと呼んでみせると、エブリンは開いたままのエイダの口に、ドカリと自分の尻を乗せる。

 その行動の意味を理解し、エイダは震えながら首を懸命に振ろうとする。


「便姫にするって言ったのに、小さいほうだけだと思ってたの? そんな甘ったれたことを考えてるから、操っているつもりで翻弄される羽目になるのさ♥ 私への忠誠の証、しっかりと受け止めろぉ♥ んっ、出ちゃう……♥」

「もがぁぁぁぁぁっ♥ ほ、ほがぁぁぁぁぁぁぁぁっ♥」


 絶望の悲鳴を上げるエイダの口内で、むわっ……とガスが吹き抜けた。

 エヴリンは小さく「ちぇっ、引っ込んだ」と呟いていたが、ふと見下ろすとエイダの様子が変わっていた。

 完全に正気を失った澱んだ目で、エブリンの尻穴をぴちゃぴちゃと舐めてくる。垂れ下がるほどに生えた陰毛を愛液で濡らしながら、ヘコヘコと腰を振って見せる。

 エイダの心は恐怖に屈してへし折れ、完全にエヴリンのものとなったらしい。


「あはははっ♥ いいね、この感覚……みんなの気持ちが、少しわかった気がするよ♥ おっと、所有物には名札を付けないとね……♥」


 触手の先端が鋭利に尖り、エイダの乳首をあっさりと貫く。

 エイダが「もあぁぁぁぁあっっ♥」と尻穴を舐めながら喘ぎ続けるのを楽し気に見つめ、その乳首に「えぶりん」と書かれた名札を通してやる。


「ちゃんと、責任もって飼ってやるからね……これからも“家族”としてよろしくね、エイダ♥」

「は、ひぃぃっ……♥ わ、わたひはぁ……エヴリン様の、便女ですぅぅぅ……♥」

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