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ここはダンジョン街───。 金銀財宝の涌き出る洞窟、あるいは塔、あるいは迷宮、あるいは屋敷かも知れない不思議な建物の多く存在する大都市───。そんな街の一角で今日もお宝を求めて、数多の冒険者はダンジョンに挑む。 ◆ うっすらと迷宮の通路を照らす魔法のランタンの光を頼りにロングソードと丸盾を携えた異世界のふたなり転生者にして冒険者の女の子ことシオン・ソウマは楽し気に石煉瓦の壁に目印を刻んでいる。 勿論、帰るときに迷わないためだ。 「お宝見つけて、娼婦館だ~っ♡」 るんるんっとシオンはピクニック気分でダンジョンの通路を歩きつつ、いきなり飛び出してきた魔物やトラップを簡単に切り払う。 何を隠そう。 ふたなり転生者、シオン・ソウマには『チート』という絶対的なアドバンテージに加えて、女神様のご好意で少なからずダンジョンの知識を得ることが出来るのだ。 ふとシオンの歩みが止まる。その理由『自分の知識には存在していない通路』を発見し、おまけにかなり強そうな金銀財宝の気配を感じるからだ。 「どんなお宝かなぁ?♡」 どこか浮わついた足取りで通路に踏み込んだ瞬間、シオンの身体は小さな小箱───オモチャの宝石箱の様なものに吸い込まれ、コトン…と音を立てて、地面に転がった。 よくオモチャの宝石箱の蓋を見れば浅黒くてごん太いこん棒────。いや、シオンのふたなりチンポと巨大なキンタマが蓋の中心にそびえ立つように生えていた。 「………っ!?……っ!」 カタカタと宝石箱は揺れる。 だが、そんなことをしたってシオンは自由になれるわけもなく、ダンジョンの薄暗い通路の真ん中、それも未発見の場所にいる。 「ギギッ」 ゆっくりと暗がりを抜けて宝石箱のそばにやって来た小さく緑色の肌をした細身の生き物───ゴブリンだ。ファンタジー物の定番とも言える雑魚すぎる魔物。 シオンはゴブリンの気配を察知し、どうにか逃げようとするが。まったく宝石箱を脱け出すことは出来ず、とうとうゴブリンに気づかれてしまった。 「チンポっ!ニンゲン、チンポっ!」 ゲラゲラと下品な笑い声を上げ、宝石箱に閉じ込められて、チンポだけを露出しているシオンの事をバカにしたように持ち上げる。 ゴブリンに宝石箱が揺れる度、シオンのクソデカキンタマとふたなりビッグチンポも同じようにブラ~ンブラ~ンっ!と振り乱れる。 「……~~っッ!!?」 あまりにも屈辱的な仕打ちにシオンは怒りに任せて、宝石箱に閉じ込められた自身を持つゴブリンを罵倒し、このゴブリンには必ずや復讐すると心に誓う。 ◆ シオン・ソウマという冒険者は消息を絶って数日、あるいは数週間、もしかしたら数ヶ月が過ぎているかも知れない。けれど。彼女は未だダンジョンの未発見エリアにいる。 それもゴブリンのオモチャとして。転生者という絶対的な強者だったはずなのに。チートという無敵の強さを持っていたはずなのに。今のシオンはゴブリンにチンポとキンタマを好き放題に弄ばれ、みっともない射精を披露するオモチャなのだ。 「イケッ!イケッ!」 「~~ッッッ!!!♡♡♡♡」 ゴシゴシッ!とチンポのことなんて考えていない乱暴な手コキでチンポをシゴかれているというのにシオンは惨めすぎるほど呆気なくザーメンをピュッピュッと射精した。 あれほど大きかったチンポとキンタマは度重なる強制射精に伴って、縮み、現在は小指の先程度の大きさしか残っておらず、キンタマもプリプリと新鮮なザーメンをこれでもかと蓄えていたとは思えないほど萎れ、キンタマなんて不相応かつ立派な名前では呼べない搾り滓だ。 ◆ 数ヶ月後。ようやくゴブリンの巣穴から助け出されたシオン・ソウマのカッコいいチンポは見るも無惨なクソザコ短小チンポになっていた。 そして、当然のごとくチンポの大きさこそ正義である、この異世界において。ゴブリンの強制射精を受けて、赤ちゃん以下のクソザコチンポにされてしまったシオンは冒険者ではなくなった。 「んもほぉおおおっ!!♡♡♡やべろっ、やべろおぉっ!?♡わだじはチンポなんが、おっ♡おほおぉおっ!!♡♡♡♡♡」 シオンはかつてクソデカチンポだったダルダルの皮を振り回しながらオマンコを見知らぬ女性にパコられていた。それもこれもチンポが小さくされてしまったからだ。 どれだけ嫌がってもチンポの小さいシオンはダンジョン街の公衆便所であり、強くてカッコいい冒険者なんかじゃないのだ。

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