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【第0話:サキュバスの呪い】 ボクの生まれた家系には『サキュバスの呪い』が掛かっている。男ならおちんぽが小さくなっていき、女なら雄を誘惑するムチムチとしたドスケベエロボディになるそうだ。 けれど。元男の記憶を持って生まれ変わったボクには『サキュバスの呪い』はどちらも現れていない。お兄様やお母様には、ちゃんと発現しているし。たぶん、ボクの持つ『女神の加護』のおかげだろう。 「ふっ!はぁっ!!」 軽やかな踏み込み、流麗な太刀筋。ボクの鍛え上げた剣術ならば呪いの大本であるサキュバスを倒せるかもしれない。そんな不確かな希望を抱き、ボクは屋敷に戻っていく。 その様子をじっとりとした眼差しで見ている者がいることに、ボクは全く気が付いていなかった。もしも、このとき、気付いていたら────。 【第1話:家庭教師】 「初めまして、私はメアリー。貴女の家庭教師として一年間だけ、この屋敷に滞在致します。よろしくね、エリザさん」 そう言ってメアリーは右手を差し出してきた。お父様は家庭教師だなんて何も言っていなかったけど。ボクも右手を差し出しながら「よろしくお願いします。メアリー先生」と彼女の手を握って答える。 ボクの自室に案内する道すがら。メアリー先生はお父様のご友人ということを教えて貰った。お母様以外にも知り合いがいたのか。と、ちょっとだけ驚く。 とは言え。お父様のご友人なら疑ったり怪しんだりする必要はない。むしろボク一人だけで魔法や剣術を学び続けるのも限界はある。こういう機会はとても有り難い。 「エリザさんのお部屋は綺麗ですね」 「あははっ。何も無いってだけですよ、メアリー先生。ボクはあまり欲しいものがないので、自然とこうなっちゃうんですよ。」 ボクの部屋を褒めてくれる先生には悪いけど。ほんっとにボクの部屋にはなにもない。いや、あるにはあるけど。ほとんど剣や槍なんかの武器ばっかりで女の子らしさの欠片もない部屋だ。 まあ、ボクは男だけど。 【第2話:魔法の授業-表-】 「魔法の授業を始めます」 メアリー先生の言葉に頷く。 真っ白な汚れ一つない本を開き、ゆっくりとペンを走らせる。魔法の基礎は魔力を理解し、性質を作り替えるモノが主流かつ魔法学院のモットーだと先生は話す。 しかし、あくまでも学院のモットーだ。メアリー先生いわく「魔法の使い方は個人差が激しい」とのことだ。それに先生の場合は精神を操ったり肉体を強化する『生物魔法』を得意としているらしい。 自然現象を魔法で再現する『自然魔法』とは別系統のモノである。ボクは水魔法や風魔法を得意だから必然的に『自然魔法』の使い手ということになる。 「メアリー先生、ボクにも使えるんですか?」 「いいえ。生物魔法は誰も彼もが使えるものではないですが。エリザさんは自然魔法だけでなく生物魔法も使えるようです。本当に不思議ですね」 「そ、そうですか」 たぶん、それはチートのせいです。ちょっとだけズルいことをしているみたいで嫌になった。いや、まあ、チートがあるのはボクの将来のためにも有り難いことなんだけど。 「では、手本を見せましょう。エリザさん、ゆっくりと生物魔法を発動するので見逃さないように、よく見ていて下さいね?」 「は、はい!」 そうメアリー先生は言うと部屋の外にいる小鳥に向かって紫色に発光する手のひらを差し向けたその時だった。急に小鳥が踊り始めたのだ。 「これが生物魔法…」 「初歩の魔法ですが。いくつか特定の条件を付け加えることで魔法の性能を補助したり、あるいは魔法その物を強めることも可能です」 「すごいですね、生物魔法」 「えぇ、本当に便利です」 にこやかにメアリー先生は笑う。どこか恐ろしく感じる眼差しにボクは驚きながらも魔法の授業を再開してもらうことにした。 【第3話:魔法の授業-裏-】 「メアリー先生、どうですか?」 「えぇ、素敵ですよ。エリザさん」 そう言ってエリザは両の手を頭の後ろに回し、未だ『サキュバスの呪い』の発現していない、少しだけ肉付きの悪いスレンダーな肢体をメアリーにさらけ出す。 シミや毛深い体毛もない。 まさに完成された美しい肉体をメアリーは無造作に触り、背中や腰、お尻を抱きつくようにしながら揉みしだく。普段のエリザなら即座に剣を抜き、彼女に斬りかかっている。 そうしないのは先程の『生物魔法』の手本として使った『催眠魔法』によるものだ。メアリーは小鳥とエリザ、この一羽と一人に向かって魔法を使用していたのだ。 「なるほど。このヘンテコな加護のおかげでエリザさんは私の呪いが発現しなかったのですね。とりあえず、壊しておきましょう」 パキンッ!とごく当たり前のようにメアリーは『女神の加護』を握り潰してしまった。エリザにとって『女神の加護』は自分の身体を『サキュバスの呪い』から守ってくれる大切なものだった。 【第4話:デカチチ剣士】 最近、身体が重く感じる。 ちょっと前まで着れていた衣服も小さくなってしまったのか。ボタンが留められないし、ズボンも小さくて履けなくなってしまった。成長期、いきなりすぎない? 仕方ないとぼやきながらメアリー先生の用意してくれた『☆型ニップレス』と『紐状のパンツ』『寸足らずのお尻丸出しの極短スカート』を身に付け、シャツの裾を下乳のところで結ぶ。 「よし、こんな感じかな?」 そう呟いてボクは鏡の前に立つ。 ぶるるんっ♡たぷたぷぅ…っ♡とダイナミックに揺れ弾む『サキュバスの呪い』で肥大化してしまった130cmのデカチチ、ムチムチィッ♡と膨らんだ107cmのデカケツ、メアリー先生のおかげでボクは更に立派なデカチチ剣士に近づけている。 今日はおまんこ剣術の授業だ。メアリー先生に勝って、ボクは強いってことを証明する。そのためにもちゃんと授業は受けないといけない。

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