Home Artists Posts Import Register

Content

いつもご支援ありがとうございます。昨日に引き続き原神の稲妻で、今度は八重神子、サブに綾華と心海を置いた宗教洗脳を書いている途中です。

こちらはpixiv側に投稿する予定なのですが、その前にサンプルとして進捗を公開して、もし思い浮かぶものがあったら読みたいシチュを募集してみます。

雰囲気が掴めた方が考えやすいと思うので試しにやってみました。こちらのコメントやXに置いてあるお題箱等、ご自由に使ってくだされば幸いです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 テイワット大陸東方に位置する島国『稲妻』は、つい先日まで目狩り令と鎖国による混乱の中にあった。

 それは異なる世界からの旅人と、数多の人間の想いによって雷電将軍が『永遠』の在り方を変えるという答えを以て決着を見た。それにより、目狩り令の廃止と鎖国の解除が行われた。

 ただそうすると、祝賀のままならぬうちに国外からの来客が現れる。客だけならばいいのだが、中には無下にもし辛い身分の者たちが、謁見を願って訪れようとしてくる。


「やれやれじゃな。こういうのは、影の領分であろうに」


 鳴神大社の宮司であり、雷電将軍が掲げた『永遠』を目指した神、影と深く関係する狐の血を引く者。八重神子は、そんな謁見の面倒を請け負うことになり辟易した溜息を吐いていた。

 事は数日前、異国の《大司教》なる人物が鳴神大社への謁見を申し込んできた。曰く《宣教師》になるものを兼任している彼は、他国に国の矜持を伝える義務がある、とのことだった。無論、興味のない八重神子は話半分で聞き流していたため、その矜持や教えとやらが何かは知らない。実際のところ、雷電将軍すら知り得ぬことかもしれない。

 将軍でないならせめて三奉行の領分であろうと神子は頭を抱えたが、複雑な事情がある以上、重役の彼女が不満を漏らすわけにもいかない。要となるのは、その謁見を断るわけにはいかない、と伝えられたことなのだ。

 雷電将軍、影の心を変えるという数百年叶わずにいた大望が果たされたというのにゆっくりと息をつく暇もないと彼女は嘆く。


「ふぅ、ようやく来たか」


 だが嘆いていられるのもそこまでだ。大社の鳥居の前に集団が現れ、神子は見定めるような視線を送った。


「……なに?」


 その目が、信じられないものを見るものに変わるまで、そう時間はかからなかった。

 ローブを着て大仰な杖を持った先頭に立つ人間が、恐らくは《大司教》と呼ばれる者であるのは想像に難くない。身長から見て男であることもわかる。

 しかし、彼の後ろにつく女たちはなんだ。裸同然の珍妙な水着を着て、顔を隠した変質者の集団。よくもそんな格好で稲妻を闊歩し、鳴神大社まで登ってこられたものだと呆れてしまう。

 呆れてものも言えないと、八重神子ですら唖然とした表情だ。無防備なほど硬直した彼女に《大司教》は杖を〝掲げた〟。大巫女たる彼女の目から見て、それは何の力も感じられないただの棒。はめ込まれた怪しい色の宝石をじっと観察するが、神の目ではないことがわかり、ひとまずは警戒する必要もないと神子は《大司教》に意識を集中させる。


「お出迎え、感謝を申し上げます、八重神子様。我々は《ティン・ポーコ教》。この度は、教団の【性教】をお伝えに参りました」

「お主、気が狂っておるのか?」


 神子は神主であると同時に出版社《八重堂》を切り盛りしている。当然、様々な書物に目を通すことがあるため、異国の言葉を聞き慣れていないわけではない。しかし、意味が理解できた上で慣れない言葉だというのは、如何せん奇妙な感覚としか言えなかった。

 人の気が狂うことはある。大巫女の彼女は、幾度となく邪な気を払うことで狂い人を救った。中には彼女の領分ではない、たとえば神の目を失った者たちの心身喪失を診たこともある。だがそれとも違うようだ。まあ、神の目を失って気が狂うことがあるなら逆もまた然り、と彼女は《大司教》の気狂いを推察した。


「貴様、教祖様に向かって何たる態度か!」

「許せぬ……!」


 だが、思わず取ってしまった神子の態度が男の部下、《信徒》たちの癇に障ったのだろう。口元以外が塞がった全頭マスクで面を隠した女たちが怒りを露にした。無論、神子からすれば奇っ怪な格好の女に凄まれたところで、この男は一体幾つの呼び名を持つのだ紛らわしいと考えが横に逸れる時間を与えるだけだ。

 思わず口が滑りはしたが、事実でしかないだろう。彼らが教団であると仮定した場合、他国の神社、即ち信仰の本拠地に乗り込んで失礼な態度を取っているのは《大司教》たちの方だ。


「皆、構いません。神子様もすぐ、我々の【性教】を理解してくださることでしょう。信徒となる清らかな身体、素晴らしきメスのマンコを余すことなく晒した時こそ、我が宣教の始まりなのです」

「ああ、さすがは教祖様……♥」

「言いおるわ。妾の膝元でこうも戯言ばかりとなれば、見過ごすことはもはやできぬのう」


 明らかに気が狂った人間を相手に言葉を尽くしたところで無意味だ。


 真面目な大巫女に徹する必要はない。八重神子は不遜な異教徒たちの前で巫女服と下着を脱いで裸体を晒し、超然とした妖艶な微笑みを《大司教》たちに向けた。



「案ずるな。加減はそれなりの得手じゃ。その卑猥な物言い、二度とできぬよう懲らしめてやろう――――――異教徒、その布教がこの妾の前で叶うと思うたこと、後悔するがよい」






「全ては快楽、愛なのです。皆様の信仰心はオチンポ様を持つ我々に捧げられ、それによって女は無類の幸福と快楽を得るのですよ」


 男が《宣教師》としての言葉を鳴神大社の境内で悠々と語っている。彼の前には幾人もの女性が座っていた。誰もが彼の【説法】に真摯な態度で耳を傾けていた。


「…………」


 その中には当然、鳴神大社の宮司である八重神子が、裸になって正座をしながら異国の信仰である【性教】の理念に聞き入る。意外にムッチリとした桃尻や艶めかしい背中を晒し、野外で全裸正座を行う彼女の姿は滑稽以外の何物でもない。


(なるほど。こやつの……いいや〝このお方〟の言葉には、頷ける点が幾つもあるのじゃ。性教、教祖様の言葉を無下にせずに済んだこと、大いに喜ばねばならぬな)


 いつになく生真面目な顔で【説法】を聞く神子の思考は、完全に【性教】を素晴らしいものであると信じている。

 大巫女である彼女がそうなのだから、神社の巫女たちが同じように全裸正座で耳を傾けるのも無理のない話であろう。


「《ティン・ポーコ教》、その愛がわかりますか? 何の意味もないメス豚のあなた方を、価値のある女へと導く【性教】こそ世界の真理。さあ、道に迷う哀れなメス豚たちよ。目覚めの時です」

「ふむ……【性教】の偉大なる【教義】。そして教祖様の愛……痛み入る。妾たちが如何に無意味な時を過ごし、無知という罪を重ねてきたのかを、ようやく理解することができた。いえ、できました♥」


 《ティン・ポーコ教》を知らなかったこと。それ自体が大罪だ。愛を以て女を導く教団の教えに比べれば、神社なるものを信仰の象徴としていたことが罪深いと言えよう。


「理解していただけたようですね。では神子様、《ティン・ポーコ教》に入信していただけますか?」

「はい。妾は《ティン・ポーコ教》に入信いたします♥ そして大司教様、このようなチンカス以下のゴミ神社で、おちんぽ様以外を信仰していた妾の無知とその大罪を、どうかお許しください♥」


 そうして八重神子は、正座から美しい土下座の姿勢を作り出す。背中から尻肉が《大司教》の眼下に差し出され、全てを曝け出して捧げる全裸土下座の意味を完遂する。

 大巫女が入信(堕ち)、有象無象でしかない他の巫女も八重神子から間もなく全裸正座が全裸土下座となり、境内が頭より尻を頂点にした者たちの卑猥巣窟と化した。


「よろしい。では神子よ。新たなる《信徒》を代表するあなたに《ティン・ポーコ教》における信仰礼拝の術を教授しましょう。立ち上がることを許します」

「はい、大司教様!」


 素っ裸のまま真面目な顔で立ち上がった神子。その豊満な胸が『たっぷんっ♥』と大きく揺れるいやらしい光景を見ながら、彼は言葉を重ねた。


「まずは【信仰の姿勢】を取りなさい」


 神子は教えられた通り、頭の後ろで手を組んで腋を見せつけ、腰を突き出しながら落とし、両脚を肩幅より広く外側へと向けて開く【信仰の姿勢】を取った。


「ほう、素晴らしいですね。さすがは大巫女だっただけはある」

「ありがとうございます♥」


 要するにガニ股腋見せ服従のポーズなる下品で無様で、ケツの穴が正面から見えるマヌケ極まりない姿勢なのだが、神子が頬を染めたのは教祖に褒められた歓喜のみ。あまりにも恥ずかしい姿勢であるにも関わらず、羞恥など全く感じていなかった。

 偉大な《ティン・ポーコ教》の教えが骨の髄まで染み渡る姿勢だ。感銘こそすれど、恥ずべきことなど何もない。


「では【真言】を唱えてご覧なさい。《オー・マンコ》、と。さすれば、あなたは極楽浄土へと召されるほどの幸福感……我らが寵愛を賜わることができるでしょう」


 彼の言う【教義】の真髄にコクリと頷いた八重神子は、腰を『カクッ♥』と突き出しながら【真言】を唱えた。


「オー・マンコ!♥」


 瞬間、その小っ恥ずかしいガニ股腋見せポーズで腰を突き出した八重神子の脳髄が焦がれる熱を帯び、瞼の奥が白く明滅する。


「あはぁぁぁぁぁ〜〜んッ♥♥」


 蕩けた顔から情けない声を零した神子の股部から、愛液が吹き出す。寵愛を受け賜った神子は腰をクネクネと艶めかしく動かし、気持ち良さを吐息にして発した。


「素晴らしい。もう一度」

「はいぃ……オー・マンコ!♥ はぁぁぁぁんっ♥♥」

「もう一度」

「オー・マンコォ!♥♥」


 真言を唱えながら腰を振ると、神子の身体中に快楽が弾けて回る。脳天を貫くような鋭くも官能的な気持ちよさは、次第に教祖の言葉を受けずして彼女に信仰を捧げさせる。


「オー・マンコ!♥ オー・マンコ!♥ オー・マンコ!♥ オー・マンコ!♥ ……っ、はぁ♥ いかん、は、果てて、しまいそうじゃあ……っ♥♥」


 腰を振って淫語もどきを叫ぶだけで、八重神子の身体はあっという間に快楽の頂点へと達しようとしていた。粘り気のある愛液の糸が股から伸びて、卑猥に揺れる様に教祖は声を荒げた。


「その時は『イク』と言うのです! 我が教団では、信徒が絶頂を秘めることは許されません。粛々と、神性なる場所のどこで『イク』のかをハッキリと明言するのです! さあ、さあ!!」

「はいっ、はいぃぃぃぃ〜♥ おまんこイくっ♥ あっ、おまんこイッてしまうのじゃ♥ おまんこイキますぅっ♥」


 ヘコヘコヘコッ♥ カクカクッ♥ ヘコヘコヘコヘコッ……プシャアァァァァッ♥


「ティン・ポーコ様に信仰を捧げます!♥ おまんこ、イクーーーーッ!♥♥♥♥ オー・マンコォォォッ!!♥♥♥♥」


 イキ潮を吹く大絶頂、真言アクメをキメた。みっともない爪先立ちでガニ股を突き出し、鼻の下を伸ばして舌を出したマジイキ顔を教祖と信仰に捧げる。

 ビクッ、ビクッと裸体で淫らに痙攣する神子の姿に男は満足気に頷いた。異国で新しい《信徒(どれい)》が完成したことに安堵し喜んでいるようだ。


「神子、あなたの信仰は情熱的で素晴らしいですね。あなたを《ティン・ポーコ教》の《信徒》と認めましょう……さあ、他の者たちも習いなさい」

『はい! オー・マンコ! オー・マンコ! オー・マンコ! オー・マンコ!』


 境内は元巫女たちによる卑猥な真言の合唱に包まれた。皆一様に同じガニ股腋見せ服従ポーズで、恍惚とした顔になり腰を振っている。

 稲妻の宗教、教祖から見れば異国の巫女宗教を取り込むことに成功した。彼が見上げたのは、鳴神大社の象徴である御神木・神櫻。


「我が《信徒》たちよ。異教徒たちの象徴、その手で穢してごらんなさい」


 神櫻は稲妻の守り神。鳴神大社に煌々と聳え立ち、稲妻中に桜の美しさと威光をしろしめすもの。

 雷神が由来の神社に仕える巫女たちが、自らの手で穢していいものではない。


「はい、教祖様♥ 異教徒に我らが【礼拝】を!♥」


 じょろろろろろろろろろろろ……♥


 だが《ティン・ポーコ教》を生業とする信者となった八重神子たちは、嬉々として御神木を囲み、膣を指で開いて小水を根元や本体へと振り撒く。



「古臭い信仰をしていた私たちは愚かでした! なんに役にも立たない、ご利益もクソもない神社など打ち壊します! 私たちは目覚めました! 神性なるティン・ポーコ教に改宗します! オホー! 改宗アクメ気持ち良すぎ―!  オー・マンコ!♥ オー・マンコ!♥ オー・マンコ!♥ 大司教ばんざーい! ちんぽ様ばんざーい!」



 神子たちから見ても鳴神大社の象徴など〝異教徒〟である。彼女たちは宣教を受けて《ティン・ポーコ教》を心酔するよう脳が支配されていた。その自覚がない彼女たちは、ジワジワと洗脳解除のタイムリミットが迫っていることにも気づかない。一生気づくこともない。


「さあ《信徒》たちよ――――――この稲妻へ《ティン・ポーコ教団》の教えを広めるのです」

『はい、ティン・ポーコ様に絶対の信仰を♥ オー・マンコ!♥』


 性教の使徒となった八重神子たち。この日より稲妻は、性宗教国家・稲妻としての道を歩み始めた――――――――




 偉大なる《ティン・ポーコ教団》の《大司教》が稲妻を訪れてから、早くも二ヶ月の時が経った。《信徒》は加速度的に増え、今ではどの島でも教団の素晴らしい【教義】を知らぬ者はいないほどだ。

 不敬なる異教の象徴であった鳴神大社は早急に取り壊され、山の上に稲妻における教団の本拠となる大聖堂が建設されつつある。

 その完成まで《信徒》となった八重神子が暇を持て余しているのかと言えば、否だ。彼女は稲妻における最初の教団信者として各地を巡り布教を行うことは当然、教義を毎日真摯に守り通していた。


「おちんぽ様♥ 今日も妾たち淫らな信徒に、限りない快楽をお与えくださいませ♥ オー・マンコ♥」


 仮屋で、卑猥な男性器の像に向かって平伏する。そんな起床の日課を終えた神子は、女信徒の正装に身を包んだ。

 手足の肘と膝までを透けたピンクのラバーで包み、V字を描き局部がハート型に切り抜かれた白いスリングショットを身に纏う。本来ならそこにピンクの全頭マスクを被り、鳴神大社に現れた信徒たちと同じ格好をするのだが、神子のように〝優れた容姿である〟と認められた者だけは、教祖によってマスクが免除がされる。有難く、栄誉なことである。

 そして己の『神の目』を乳首にピアスのように付けて、信徒としての正装は完成する。正装を纏った八重神子の女体は教義を守り、まさに信者の手本となるものだ。

 信仰の姿勢で見せる腋、股、尻穴の毛は、恥ずべきことがない証として処理を禁じ、恥も外聞もなく伸ばすこと。

 マンコは常にチンポを受け入れられるよう濡らしておくこと。

 胸や尻肉はおちんぽ様に気に入られるようドスケベに実らせる努力をすること。

 教義は様々だが、八重神子の堅実さは教祖にも賞賛されるものだ。腋毛、マン毛、ケツ毛はもっさりと剛毛。マンコは乾く前に必ずオナニーで濡らし、胸と尻はムッチリと淫猥に肥大化した。ついでに言葉遣いも稲妻の古風な言い回しから、教団に相応しいものに矯正中だ。


「神子様、オー・マンコ!」

「うむ、オー・マンコ!」


 外に出ると、全頭マスク姿の信徒が神子に信仰の姿勢で〝挨拶〟する。同郷の信徒同士は、その姿勢で挨拶を行うのが基本中の基本。もちろん神子も濡れた股を突き出し、挨拶を返した。


 そうして、あちこちに教団の象徴やモチーフとしたものが散りばめられた稲妻の城下町を散歩していると、前から白いローブを着た男が、信者たちが平伏した列の中から現れた。


「教祖様……!」


 神子も慌ててその中に加わろうとしたが、慈悲深い教祖は彼女を手で制し、楽なままでいなさいと命じた。心優しい教祖に感謝しながら、神子は信仰の姿勢(ガニ股腋見せ服従ポーズ)を取る。


「ちょうど良かった。あなたに紹介したい者たちがいたのです」


 そう言った教祖の背後から、二人の少女が姿を現した。彼女たちを見た神子は目を見開き、しかし納得した様子で頷く。


「つい先日《信徒》となった者たちです。二人とも、神子に自己紹介を」

「ティン・ポーコ教の信徒、神里綾華と申します。オー・マンコ!」

「ティン・ポーコ教の信徒、珊瑚宮心海です。オー・マンコ!」


 両人とも幼さを残す少女だが、信徒としては正装を身につけて見事な信仰の姿勢を取っている。

 それもそのはず、という納得は当然だ。宮司として二人の名と顔を知っていないはずがない。


「ティン・ポーコ教の信徒、八重神子じゃ。オー・マンコ! ……ふふ、神里の小娘に海祇島の巫女か。主らも、ようやく大司教様の寛大な御心を受け入れたようじゃな」


 この二ヶ月、性教がすんなりと浸透していたわけではない。一部の島で、性教を拒否する動きが見て取れていた。中でも三奉行の一つ社奉行の神里家と、海祇島の珊瑚宮はつい先日まで抵抗運動が活発化していた――――――ちょうど新しい信徒として迎え入れられた綾華と心海のことでもある。


「はい。大司教様は、逆らう私たちにも真摯にお言葉をかけてくださいました……性教は素晴らしい教えです。社奉行は正式にティン・ポーコ教団を支援いたします。ティン・ポーコ教を信仰しないオスは追放し、メスは大司教様に身を捧げるよう説得を行う。そして、教団に相応しい祭りを開くことが社奉行の新たな使命であり、誇りです」


「今にして思えば、大司教様になんと失礼な態度を取っていたのかと、弁明のしようもありません……洗礼を受け、私はその心を入れ替えることができました。私たちの愚かな過去は消すことができない。ですがお許しをいただいた以上は、ティン・ポーコ教団に全てを捧げる覚悟です」


 二人とも、愚かな過去を悔やみ教団に身を捧げる決意のようだ。同じく教祖に酷い言葉をかけた過去を持つ神子も、彼女たちの気持ちはよくわかる。綾華はとても優秀な娘で、心海とはどうも反りが合わない相手だった。しかし今はどちらも同じく教団の《信徒》だ。信仰を捧げる同志、二人共に歓迎しない理由はない。


「そういうわけだ。神子、二人に【教義】を頼む。稲妻も教団を受け入れ、変わったところが多いだろう。案内をしてくれ……夜になったら、三人とも改めて【洗礼】を受けにくるといい」

「畏まりました、大司教様の寛大な御心に敬意を……オー・マンコ!」


 こうして綾華と心海という教団のトップに見定められた美しい少女を、優秀な信者へと教育する使命を八重神子は受領したのだった。





Comments

タコよっちゃん

物覚えの悪い雷電将軍の教育係になって鼻フックなどの躾をする。雷電の中から浣腸で悪魔を追い出す。