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いつもご支援ありがとうございます。更新ペースがバグってる時は止まるに止まれね〜なモチベしてる時なので、とりあえず喜んでもらえたら大丈夫です。ついでに感想とかいいねももらえたら嬉しいです。

先日発売された推し絵師の推しキャラCG集でおほ〜んほ〜したらできました。雷電将軍が謀反を阻止失敗して無様醜態を晒すことになるお話が、一日でな!!

ついでに綾華、神子、心海と好きなキャラもぶち込んで、晒し者から牢屋に叩き込まれてまた晒し者になるまで、徹底的にやっちゃいました。

ちなみに牢屋というか監獄編は綾華とかで番外編としてやるかもしれない。かもしれないだけ。


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 テイワット大陸・稲妻。御建鳴神主尊大御所様、またの名を雷神バアル・雷電将軍が統治する東方の島国。

 とある旅人と様々な者たちの想いと共に、紆余曲折を経たかの国は、『永遠』を志し、その敵を廃した雷電将軍の統治が別の形を迎ることで決着した。

 目狩り令の廃止。そして鎖国からの解禁。神の威光、威厳、信仰に新たなる形が現れた。稲妻の未来は全く異なるものへと変化する。


「将軍様、謀反でございます!」


 だが、永遠を否定し未来を望む勇気ある者たちがいるように、永遠が否定されたことで愚かな行為に走る者たちもいる。

 雷神を崇める土地に潜む謀反の気配。彼女の統治に抗うのではなく、幕府内に巣食っていた勢力。彼女の力を利用せんとした者たちや、珊瑚宮のように正当に力を行使した者たちとは違う。

 戒められていた内部からの反乱軍。鎖国からの解禁という混乱に乗じて、彼らは国家転覆を目論み動き出そうとしていた。


「愚かな」


 全くもって愚かしいと、雷電将軍は冷ややかな言葉と冷淡な眼を以て彼らの謀反を断じた。

 国の混乱が雷電将軍の力に影響を及ぼすとでも思ったのか。確かに信仰は神の力と密接な関係にあるが、だとしても愚者に後れを取るはずもない。無双の一刀は未だ健在。


 先を見据えすぎるあまり、神の存在すら見誤った痴人たち。度し難い存在に、稲妻における裁きの執行者である雷電将軍は影に調整されたその権能を迷うことなく振るう。

 そんな雷神の断罪をも恐れぬ謀反人たちが将軍の御座である天守閣へと乗り込んできた。長年燻っていた彼らだが、謀反の際に妨害なく天守閣へと乗り込む手際は完璧に実行できていた。辿り着いた者は幕府側からの反乱軍のみならず、どうやらファデュイの一員の姿も見て取れた。先日の動乱でファデュイの執行官『淑女』を将軍が排除したことも関係していることが読み取れる。

 幕府の反乱軍とファデュイの魔術師たち。しかし、雷電将軍にとっては全てが有象無象だ。志しもなく、ただ頭を取れば自分たちの国に堕ちると信じて疑わない痴人たちへ雷電将軍は豊満な胸板から雷の刃を抜き放った。


「この手腕は見事だと賞賛します。ですが、あなた方の謀反――――――ここで幕を引くとしましょう」


 雷霆の放つ神の一太刀。それは愚かな選択を行った者たちの心を挫き、謀反なる無知で無謀な行為を打ち砕くであろう。

 しかし万が一、もし億が一でも謀反が成功する未来があったのなら。なぜか雷電将軍が戦うことすらしなかった【プレイヤーが操作を怠った】としたら――――――その時は本来ならばありえない敗北の未来が訪れるのだ。





【ファデュイの女調教術師】

『名の通り、女が女を調教する特殊な技術を持つ術師。普段はファデュイの雷蛍術師と変わらないが、もしも使用キャラクターが彼女の調教を受けてしまったら……』





 謀反による混乱は稲妻城の外にも影響を及ぼしていた。

 突如として同軍が争い出す異常事態に市民は混乱し、混戦の模様と化していた。門が固く閉ざされた稲妻城前でも、謀反を起こした者たちと幕府の正規軍が激しい戦いを繰り広げている。


「怯むなぁ! 必ずや門を守るのだ! この狼藉者共を将軍様の元へ一歩も通すでないぞぉ!!」


 突然の謀反に半ば恐慌状態に陥りかけていた幕府の兵士たちも、歴戦の兵士による鼓舞で本来の勢いを取り戻しつつある。

 閉ざされた門の内側は絶対に安全だ。何故ならば、城の上層にはかの雷神・雷電将軍がいる。彼女がどのような決断を下そうと従うことができる。そんな忠義に溢れた者たちが城を閉ざす門を任されているのだ。


「将軍様さえご無事ならば、このような謀反は恐るるに足らず!」


 討ち入りなど許すものか。新たな国造りを打ち崩さんとするこの時代の遺物たちは、すぐ愚かな逆賊として罰に処されるであろう。

 将軍さえいれば。門を開けさえしなければ。我らの勝利が揺らぐことはない。


 そう確信していた幕府軍の兵士たちは、信じられない光景を目の当たりにした――――――鉄壁の門が開けられたのだ。

 未だ反乱軍と交戦を続ける幕府側が表から開けるはずがない。なら内側から、将軍の勅命で開けられたのか。しかし、どうしてこのような状況で。幕府だけでなく、反乱軍すら手を止めて流れるように思考を行う。

 答え合わせはすぐに果たされた。彼らの考えた通り、雷電将軍によって門は開いたのだ。ただし、彼らの思い描いた形ではない。勅命でもない。雷電将軍その人が、門を開いたのだ。


「将軍様の、おな〜り〜♥」

「む゛ふっ、う゛ぅ゛ー……ッ!♥」


 変わり果てた信じられない姿で、雷電将軍は門の中から引きずり出されてきた。

 ファデュイの雷蛍術師が大仰な仕草で将軍の出立を盛り立てた。貴人を敬う気などなく、完全に小馬鹿にしきった楽しげな声色だ。

 それもそのはずだった。現行の神にして何百年と稲妻を武力と信仰で治世してきた雷電将軍を奇妙な形の木馬に乗せたマヌケな姿で、彼女を慕う者たちの前に恥を暴くように見せつけたのだ。女への調教願望を持つサディスティックな術師からすれば、これ以上ない昂りと悦びであろう。


「む゛ふう゛ぅ゛う゛う゛っ゛!♥」


 着物の胸元や局部が大胆に焼き切られた敗北の痕を如実に残した姿の将軍は、跨る部分に少し丸みを加え、秘部にしっかりと食い込むよう設計された三角木馬に乗せられ、言葉にならない無様な悲鳴を上げていた。

 三角木馬は術師の元素力で生み出した紐によって牽引され、宙に浮いて不安定に揺れ動き、剥き出しになった将軍の秘所を度々激しく刺激する。何とかくい込みを避けようと腰を浮かす将軍だが、そうする度に先端がくい込み卑猥な音を立てていることには気づいていなかった。

 さらに、豊満な双丘を弾ませて運び出される将軍の面はこれでもかと言う敗北の証が取り付けられていた。

 顔面に異国の言語である逆Y字を描くように結ばれたベルトは轡の戒めをより強固なものとしている。

 鼻先に付けられた二股の鈎は鼻梁の深くにくい込み、鼻をこじ開けるように引っ張り上げている。

 目を覆う分厚い帯は、ベルトによって上から完全に固定されて色合い同様に雷電将軍の視界を漆黒に染め上げている。

 轡から唾液を滴らせ情けない呻き声を上げ、黄金比の造形である美しい顔面を酷く歪める鼻の穴からはみっともなく鼻水を垂れ流す。

 数百年に及ぶ武芸の激突ですら息を乱れさせぬ雷神が、数百の人間の前で荒く無様な吐息を発する。

 彼女が将軍であると証明する物は、身に纏うボロボロの布となった着物と乱れた紫紺の髪、彼女を不敬な目で見ていた者であれば、露になった豊満な女体であろう。それだけあれば、門の奥から現れた謀反の協力者が連れてきた、無様に辱められ晒された敗北者の正体が雷電将軍であると定めるには充分すぎる。


 事実として雷電将軍は敗北した。謀反人とその協力者たちに敗れた彼女は、調教術師の手でたっぷりと可愛がられた。

 なまじ神としての機能のみを追求した雷電将軍の肉体は、調教術師の手管にはあまりに無力だった。触れられなければ起こりえなかった〝女の快感〟を呼び起こされた雷電将軍の女体は、影すら知り得ぬマゾヒズムに目覚めてしまった。

 そうして謀反の成功と将軍の決定的な敗北を知らしめるため、彼女は術師謹製の三角木馬に乗せられ、城の外へと赴くことになったのだ。


「む゛う゛ぅ゛っ、う゛ぶぅ゛ぅ゛っ゛♥」


 両脚は三角木馬の側面に折り畳むように拘束され、両手は刀を握れぬよう元素を遮断するラバー製の手袋を被せられ、後ろに纏めて縛り上げられている。

 どうあっても脱出不能の木馬拘束だが、雷電将軍は身体を調教された程度では根を上げることをせず、不安定なままガクンガクンと身動ぎをする。豊満な胸共々、ロデオのように暴れる雷電将軍は信じられないほど惨めでみっともなく、兵士たちも目を疑って救援に向かうという考えすら浮かんでこないようだ。


「あ〜あ、そんなに暴れてたらお股にもっとくい込んじゃうよ〜♥」


 そして、時の将軍を調教できるのみならず、大衆の前で彼女に恥という成果を見せつけられる最高の機会に恵まれた調教術師がこの機を逸するはずもなかった。


「ほら、大人しくしなさ〜い♥」

「む゛う゛〜〜〜〜〜〜〜ッ゛!?!?♥♥♥」


 元素リードを意のままに操る術師は、暴れる雷電将軍の股に三角木馬を食い込ませる。どんなに我慢強い女でも十秒で達する強力な媚薬が塗られた木馬の先端が膣に深くくい込むと、数百年知り得なかった得も言えぬ快感に雷電将軍の背筋が大きく反り返った。

 その隙に術師は指先に宿した雷元素を彼女の乳首に押し当てた。


「ん゛ぅ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 乳首が電流に焼かれる痛みすら快感に変貌し、雷電将軍は木馬の先端にくい込んだ秘所から大量の汁を吹き出した。

 公衆の面前でイキ潮を噴射した将軍を嘲笑うように、術師の指は軌跡を描いて行く。股に向かって降りたと思えば、返すように上がっていく。

 それはやがてVの字を描き、雷元素で出来た細糸となり乳首と陰核の三点を結びつける。


「かんせ〜い♥ 動くとビリビリするから気をつけた方がいいよ、キャハハハ〜♥」

「ん゛ぶぎっ、お゛っぎ♥♥ ん゛ぅ゛ぶう゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜〜〜っ゛っ゛♥♥♥♥」


 宙に浮く三角木馬の振動、術師の悪戯、さらに将軍自身による快楽の喘ぎで、三点の恥部を結ぶ雷元素による刺激がもたらされる。

 この国で雷の元素を最も速く鋭く、繊細で綿密に操ることのできる雷が、一介の術師でしかない女の雷元素に弄ばれてイカされる。


 木馬の上で身体を痙攣させながら鼻水を噴き汚く喘ぐ雷電将軍。その姿は幕府軍から戦意を奪うには充分すぎた。

 失意と失望と嘲笑は、神から信仰という力を奪っていく。雷電将軍を乗せた木馬は稲妻各地の各地を渡り、彼女の決定的な敗北を国の全土に知らしめた。それは謀反人たちへ勝利という大義名分を与えると共に、再び反乱軍へと堕ちた者たちが次々と捕縛されるという結果に繋がっていく――――――――




【思い上がった無能な兵士】

『自分を有能だと思い込んでいる元幕府の兵士。反乱を目論む人間に唆され、捨て駒にされるだけの男。しかし、敗北した女たちを弄ぶことのできる、そんな奇跡的な立場を幸運にも持ち得たとすれば……その無能さは、美貌と知性を持つ女を屈辱の底へと堕とすだろう』





 雷電将軍が謀反人とその協力者に敗北するというありえない現実は、稲妻全土に知れ渡り、国が始まって以来の大混乱をもたらした。

 勢いに乗った反乱軍、否、現稲妻幕府は勢いに乗って混迷を極める各重要拠点を制圧。状況を呑み込み切れずに反乱軍へと堕ちた者たちは、彼らの勢いに次々と呑まれて消えていった。

 敗北し捕虜なった者たちが大量に現れると、一部の重要な人間たちは制圧された稲妻城の地下に建設された牢獄へと輸送された。そこは、大義も思想も持たず、己を有能だと思い込んだ男によって取り仕切られていた。


「ほらほら、キリキリ歩くんだよ!」

「む゛う゛ーッ!?♥♥」


 薄い灯火が連なる地下牢獄の通路。長々と張られた荒縄を跨ぐように歩かされる女たちが情けない嬌声を上げた。

 彼女たちの歩みを取り仕切る男に股縄を揺さぶられ、わざと結んで作られた縄のコブが秘部に擦れてくい込み、快楽痙攣が両脚の動きを封じ込める。

 男の言葉と真逆の結果をもたらしているのは明白だが、彼は止めない。捕縛した女を弄ぶ権利は、この牢獄の管理人である自分にあると言わんばかりの横暴な態度だ。

 捕虜の扱い、それも直前まで善良な稲妻の民だった者たちに性的な責め苦を味わわせることが目的となった男は、如何にして牢屋に入れるまでの時間を引き伸ばすかに注力している。身勝手で、迅速な投獄という目的すら危ぶまれる本末転倒な遊びに巻き込まれた者たちは溜まったものではないだろう。

 けれど、敗北者に反論の権利はないとばかりにフェイスクラッチ付きの轡と目隠しを施された女たちは、一刻も早くこの屈辱を終わらせんと身を震わせながら歩き続けるしかない。

 神が統治する国家の転覆が成される異常事態に乗じて、各地から捕縛し輸送された重要人物たち。


 社奉行の上役にして白鷺の姫君。

 鳴神大社の宮司であり狐神使。

 海祇島の軍師と呼ばれし現人神の巫女。


 稲妻を支える錚々たる面々が囚われ、無能な男の遊びを一刻も早く終わらせようと両脚を無様に震わせて歩く。


「ひひ、雷神様もキリキリ進んでください。いや、元雷神でしたね。げひゃひゃひゃひゃ!」

「む゛ふ゛ーッ゛!♥」


 その中には当然、反逆者たちに敗北する醜態を晒した御建鳴神主尊大御所様、雷電将軍の姿もあった。神である彼女も他の者同様に、敗北の証である恥部丸出しの衣服を着たまま屈辱の綱渡りを興じさせられている。

 首輪の鎖で連なるように連行される彼女たちは、股綱渡りから逃れることはできない。後ろ手に縛られ、素足を惨めな爪先立ちにして、邪な欲望が望む美女の無様な醜態を演じなければならない。

 股の縄はコブが結ばれているのみならず、調教術師が無能な男に与えた媚薬がたっぷりと振り込まれた特別なものだ。彼の乱暴な手腕で彼女たちを苦心させているわけではないのだが、無能に踊らされているという自覚はない。自分がこのような美女たちを辱め、踊らせているのだと満たされた自尊心を存分に振り上げた。


「全然早くならないじゃないか。僕の手を煩わせる仕方ない雌豚どもめ……!」


 男は兵士の癖に全く鍛えていない贅肉をだらしなく揺らしながら、あるものを取り出した。

 じっくりと楽しみたいと考えながら早く歩けと嘯く。そんな傲慢な男に相応しい小道具、鞭だ。それも無能で女を調教する技量も持たない男でも使いやすい馬の調教に用いるような短鞭だ。

 暗に一人では何も出来ないと馬鹿にされていることにも気づかず、男は与えられた鞭を雷電将軍の臀部に叩きつけた。


 バチィィィィィィィンッ♥


「ん゛ぶぎぃ゛ーーーーーッ!!?♥♥」


 力に任せて振るった鞭は凄まじい音を響かせた。将軍の艶めかしい尻肌に痛々しい裂傷の朱色を刻み付ける。

 調教と媚薬で鋭い痛みが激しい快感に変換されてしまう雷電将軍は、爪先を『ピピーッン♥』と限界まで立たせてあられもない悲鳴を上げた。


「ひひ、何が雷神だよ。ケツを引っぱたかれて喜んでる変態じゃないか! 他の連中共々、このままちゃんと躾てやる!」


 バチィィィィィィィンッ♥ バチィィィィィィィンッ♥ バチィィィィィィィンッ♥ バチィィィィィィィンッ♥


「ん゛っ、ふ゛う゛ぅ゛ぅ゛っ゛♥♥ ん゛ぶぐう゛〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 股縄でただでさえ無理な姿勢を維持させられていた将軍は、鞭打ちの鋭すぎる快感を堪えることができない。両脚がガニ股と内股を行き来する品性のない姿を晒し、鞭で叩かれる度に鼻水を思いっきり噴き出す醜態まで重ねてしまう。もちろん股からは愛液がとめどなく噴射して、彼女がドマゾアクメをキメていることを顕著に表していた。

 目を隠しても耳は塞いでいない。そして将軍が鞭の快感を覚えて上げてしまう雄叫びで股縄が震える度、囚われた者たちもまた両脚を産まれたての子鹿のように無様に震わせる。素股の縄が鞭打ちで軋む度にくい込みよがってしまう。調教された身体は敗北の実感と、次は自分が鞭を打たれるという恐怖で下品にも失禁してしまった。


「む゛ほお゛お゛お゛お゛お゛お゛オ゛お゛ッ゛!?♥♥♥」

「ん゛む゛があ゛ぁ゛……っ゛♥♥」

「ふーっ、ふぶぅーっ、ふぅぅー……ん゛ぎっ、ぶぎぁ゛あ゛ーーーーーっ゛っ゛!?♥♥♥♥」


 誰がいつ打たれるかもわからない。自分たちが零した汁に足を取られ、股に媚薬縄をくい込ませて野太いイキ声を上げる。


「ふひひひっ! そらそら、頑張って歩けよぉ! 自分たちの牢屋まで! まだまだ先だよぉぉ!!」


 バチィィィィィンッッッ!♥♥♥♥


「ん゛い゛ぅぐう゛う゛う゛う゛ぅ゛っ゛っ゛!♥♥♥♥♥」


 国を統べる雷神がマゾアクメをキメる姿ほど無様で滑稽で、無能な男のくだらない自尊心を満たす行為は他にないだろう。

 指先だけで倒せる男に鞭を打たれ、恥辱の股縄を闊歩させられる。時に情けない内股で、時にみっともないガニ股で。真っ赤に腫れた尻肉に滴る玉の汗でビクビクと身体を跳ね上がらせて。敗北の事実を一瞬一瞬、確固たるマゾ快感で刻み込まれて。

 彼女たちは時間を忘れ、一刻も早く屈辱が終わることを切に願った。


 張り詰めた縄は牢獄内をグルリと一周している。そんな単純な仕掛けにさえ気づけないマヌケな敗者たちの歩みは、半日以上に渡って続いた。膣穴に取り返しのつかない媚薬が染み込んだのは言うまでもないことだ。






【元幕府軍の隠者】

『反乱軍に寝返った名も無き隠者・忍。国を仇なす間者に向けられるはずだったその拷問技術は、異国の道具を得て、国を統べる者たちを淫獄へと誘う』





 幕府の転覆が成ったとはいえ、彼らが元反乱軍であることに変わりはない。国を統べるために必要な情報は、元幕府の重鎮や稲妻三奉行の人間たちが握っている。

 彼らに下る者はいいが、そうでない者たち。敗北しながら事実を受け入れない往生際の悪い者たちは、牢屋の中で執拗な快楽拷問を受けることになった。


「私を捕え、拷問をかけたところで意味はありませんよ。私には、反乱分子に情報を吐くように造られてはいません。無意味なことを止めて、この拘束を解きなさい」


 無論、数百年の治世で一番情報を握っているのが誰であるかなど考えるまでもない。

 牢屋に入れられた雷電将軍は笑みすら浮かべず、拷問を仕掛ける隠者に淡々と告げた。

 だがその格好は敗者のものから変わっていない。情報を吐かせるために顔面の拘束を解かれ、その代わり裸体に剥かれ、開脚姿勢を強制する竹を膝に縄で結ばれ、下品なガニ股をみっともなく広げていた。

 元統治者、神としての矜恃か。自立して倒れることはしないが、その分だけ長身で豊満な身体を嘲り笑えるガニ股は維持されてしまう。

 股からは媚薬の影響で愛液が垂れ流しになり、長時間の辱めで全身から滝汗が滴っている。それでも、彼女が言い張るように羞恥で情報を吐き出す機能がないのか、平然とした態度を将軍は貫いていた。もっとも、冷静だろうが凄んでいようがマヌケブザマな格好には変わりないが。

 雷電将軍の忠告……負け惜しみを聞き流した隠者は、試しに鞭を振るう。もちろん、拷問の技術を完璧に身につけた隠者の振るう鞭は、無能な男の振るうものとは精度と威力が違う。

 肌を極力傷つけず、けれど最も痛みを伝える適切な力加減。長鞭は無機質なしなりを上げて、雷電将軍の股間部を強打した。


 ベチィンッ!♥


「お゛ッぎょっ゛♥♥ う゛ごぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛……っ゛っ゛♥♥♥」


 やはり先の言葉は強がりでしかなかったらしい。

 股間を鞭で打たれた雷電将軍は、目を上擦らせ上げた悲鳴を堪えるように歯を食いしばった。それは、鞭打ちに耐えられないと公言しているのと同義だ。

 鼻フックも無しにブサイク顔を晒した雷電将軍は、腰をビクビクと痙攣させる。痛みではなく絶頂を堪える。快楽という気持ちよさを抑え込むというおかしな行為を、おかしな顔で行う雷電将軍に、隠者は絶え間なく鞭を振るった。


「ァ゛っう゛お゛お゛っっほぉ゛っ゛♥♥♥♥ お゛う゛ッ゛♥♥♥♥ ほォ゛ッ゛♥♥♥♥ はあ゛っ゛♥♥♥♥ ん゛う゛ぎぃぃいいぃいぃぃ……お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥ あぎぃいいぃいぃいぃいぃいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ♥♥♥♥♥」


 如何に神であろう精神の摩耗からは逃れられない。同様に、神の造った機能が人の快楽に押し流されないという確証はどこにもない。

 マゾヒスティックな責め苦を受け、それを快楽と思い込むよう調教された雷電将軍の身体は、むしろ普通の人間以上に刺激に弱くなった。股間を鞭で打たれ、舌出し仰け反りイキ潮アクメをキメる女など、もはや統治者たる資格はない。

 仕えるべき主君を見限った隠者は、淫乱な神の癖に見栄を張る愚者から情報を引き出すため、徹底的な拷問を始めた。

 痛みよりも快楽に弱い彼女への合理的な拷問。それを成すには、新たな主が異国から持ち込んだ淫具が適切だろう。

 隠者がまず取り出したのは男性器を模したもの。この国で言うならば張り型だろうが、鎖国令が敷かれていた稲妻では中々手に入れられない機能が備わっている。


「っ……はぁぁんっ♥♥♥」


 鞭に打たれて愛液をダラダラと垂らす膣穴へと順当な挿入を成功させた隠者は、恥ずかしげもなく喘ぐ淫乱将軍の膣内で張り型のスイッチを入れた。


「んひぃい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!?♥♥♥♥」


 瞬間、膣穴に挿入れられていた張り型が激しく振動した。

 風元素を取り込ませた張り型は、起動すると内部で乱気流が発生し、本体が不規則かつ縦横無尽に振動する。張り型は膣穴を圧迫するほどの大きさを持つため、元素力を使用した強烈な振動が余すことなく伝わり、膣壁の弱所を逃さず突き刺せる。


「ん゛ほおぉお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉおお゛ぉっ♥♥♥♥ やめっ、やめなさっ、ん゛ん゛ッお゛おぉぉぉぉぉおおお゛お゛っ゛!!?♥♥♥♥♥」


 膣穴を掻き回されると破壊的な快楽が全身を貫くのだろう。眉を八の字に曲げ、鼻の下を伸ばして舌を突き出した蕩け顔の将軍は、無意識に懇願の言葉を吐き出しながら、腰を引いてみっともなく逃げようとする。無論、張り型が膣穴に挿入されている限り、腰をどれだけ振っても意味がないことはわかっているはずだ。けれどいっそのこと倒れた方がマシな腰振りダンスを踊ってしまう。無自覚に快楽を恐れ、逃れようとしている証拠だった。

 異国の責めが有効と判断した隠者は次々に淫具を投入した。

 水と氷の元素を複合させて生み出した小型の吸引バイブは、表面は水スライムのように柔らかく、中は氷スライムのように硬い。


「う゛ひい゛ぃ゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛ん゛ッ゛!♥♥♥♥♥ はぁ゛っ、はぁ゛ぁ゛っ゛♥♥♥♥♥ う゛ごお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛!!???♥♥♥♥♥♥」


 自立稼動で回転、吸引を行って適切な刺激を包み込んだモノに与える。雷蛍術師の手で電流責めを受け、皮が剥けっぱなしで飛び出したクリトリスには強すぎる刺激だったようだ。有効だとわかったので、隠者は追加で乳首へも取り付けておくことにした。


『無礼者! そんなところに、ふ、不浄の穴に触れ……お゛ッほ♥♥ ンホーッ♥♥♥♥』

『くっ……い、いつまで弄っておるかっ♥ 童の分際で、妾にこのような……う゛お゛ッ゛♥♥♥』

『お、おねがいします♥ 厠、へ♥ いかせて、ください……あっ♥ やだ、だめ♥ も、もれちゃ……っ〜〜〜〜〜〜♥♥♥』


 少し耳を澄ませれば、他の独房内でも重要人物から情報を抜き取る拷問が進んでいるのがわかった。

 項を焦っているわけではないし、時間もたっぷりと得ているが、ここで彼だけが手を休めるのも怠慢というものだろう。

 とりあえずは目下、雷電将軍が屈辱のまま無様に倒れるほど、イキ狂わせることから始めることに決めた彼は、複数の淫具を同時に起動した。


「お゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」






【新生幕府の女調教術師】

『こーんな楽しい職場だもん。ずぅっと居ていいよね♥ ……と言った彼女は、ファデュイから新生幕府軍へと鞍替えした。全てはお気に入りの女たちを思う存分調教するために。

彼女に調教された女の行き着く先は悲惨なものだ。心から頭を垂れるマゾヒストか、心だけを置き去りにされたマゾヒストか――――――当然、公開調教は彼女の得意分野である』







 雷電将軍の統治が崩壊してから三ヶ月。つまり反乱軍が【新生幕府軍】を打ち立ててから、独裁統治を開始してから、それだけの時間が経ったということでもあった。

 異邦人と組みして雷電将軍ら元幕府軍を殲滅、ないし捕縛した彼らに立ち向かうことのできる戦力などあるはずもない。鎖国から解かれたばかりの稲妻から国家転覆の情報が拡散されるのにも時間がかかり、外部からの救援など望めるはずもなく、新生幕府に仇なす反乱軍は極少数の戦力に留まっていた。

 戦力図は誰の目から見ても圧倒的だった。傍若無人な振る舞いと暴力的な統治で虐げられる者たちも、新生幕府に叶うはずがないと屈服を選ぶ動きが活発化していた。しかし、力無き民衆の中でも希望を捨てない者たちは、この国の統治者たちの帰りを待っていた。

 白鷺の姫君、狐神使、現人神の巫女、そして雷神バアル。彼女たちの誰か一人でも、きっと新生幕府の不当な統治を誅するはずだと。力無き者たちはその想い、即ち信仰によって国を支える。


 そして下々の民の祈りに導かれるように彼女たちは姿を見せた――――――敗北し、変わり果てた姿を。


「は〜い、民のみなさぁん♥ 新生幕府軍で〜す♥ 今日はぁ、私たちに逆らった反乱軍の女の子たちをぉ、みんなのために大公開〜♥ 覗き魔大歓迎でぇ〜す♥」


 元ファデュイの雷蛍術師。現在は新生幕府軍の調教術師となった少女が、稲妻城下を我が物顔で闊歩する。

 圧政を敷き、逆らう者は容赦なく罰する新生幕府の尖兵ともなれば民に恐れられて久しい。普段なら彼女が大手を振って歩けば、無力な者たちは隠れ潜むばかりなのだが、今日は様子が違った。怯えて隠れながらではあるが、城下を歩く調教術師を覗き見ている。

 あるいはそのほとんどが、調教術師の使い魔が吊り上げた女たちを見ていると言うべきだろう。


 両方の足首に結び付けられた鎖で、横一列で逆さまに吊り上げられた女たちが、ブランブランと揺れながら調教された裸体を無様に晒している。ある者はその光景に絶望を。ある者は羨望を。ある者は欲望を滾らせた。

 絶望を感じなかった者は軒並み、奪われた娯楽の代わりとしてその無様惨めな女たちを覗き見ているに違いない。何せ元はこの国の統治者にして、絶世の美女たちだ。無力であろうに厚かましく、男として股間のモノをイキリ勃ち上がらせるのに何の不足があろうか。


「元社奉行の神里綾華ちゃん♥ 元宮司の八重神子ちゃん♥ 元軍師の珊瑚宮心海ちゃん♥ そしてそしてぇ、元雷神の雷電将軍ちゃん♥ みんな知ってる顔ばっかりで嬉しいよねぇ♥ あは、疲れて寝ちゃってるのが残念だわぁ〜♥ キャハハハハ♥」


 逆さ吊りで運ばれる女たちが都合よく眠っていられるはずもなく、全員先日からの激しい拷問調教で精根尽き果て、白目を剥いて気絶しているのだ。

 脱力した身体は地面に向かってバンザイのポーズを描くだけ。凛々しく気高い女たちの顔が白目アヘ顔で完全に敗北した姿を前にしては、民衆たちは二度と希望など持ち得ない。

 彼女たちの身体は、地下牢獄という堕落の一途を辿る場所に閉じ込められていたことで、淫猥な肉を付け、下品な毛を茂らせていた。胸と尻は下品なほど肥大化し、陰毛は腹肉に線を伸ばし、腋の下は喪女同然のジャングルと化している。何百年と維持されてきた神の肉体を持つ雷電将軍すら例外ではなく無様下品な変化を遂げ、より淫靡な絶望感が生まれていた。

 圧倒的な存在が落ちぶれた結末を前にして、自分たちの醜態など考えられるはずもない。隠れて覗き見れるのをいいことに、雷電将軍たちを救おうともせず肉棒を取り出し扱き出す者たちまで現れ、調教術師はクスクスと嘲笑を零す。


「でもぉ、せっかくなら起きてた方が楽しいよねぇ♥」


 調教術師は手のひらに雷元素を集中させ、将軍たちを逆さ吊りに拘束している鎖と同じものを顕現させた。驚いて身を竦ませる者もいたが、大体の人間は狙いが自分たちにはないことを察していた。

 さらに使い魔が左右に分かれ、将軍たちの両脚を左右に広げさせた。尻の駄肉がブルンッと揺れながら剛毛恥部がみっともないくらい露になった。

 彼女たちは股座をおっぴろげてもなお失神したままだが、これならば目を覚ますだろう――――――鎖が雷電将軍の股間を引っぱたいた。


「ん゛ぎょへえ゛ぇ゛え゛え゛ぇ゛え゛ぇ゛え゛ぇ゛ぇ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?♥♥♥♥♥」


 神の顔、神の声で発していいものではない奇っ怪なイキ声を上げ、雷電将軍が目を見開いた。

 目は白目を剥きかけた状態まで戻ったが、それでも無様だ。寄り目を上擦らせた目は、いっそ白目を剥いていた方がマシなマヌケ面だ。

 目覚めた雷電将軍は股に喰らいつく鎖の刺激、肌を抉られたような衝撃にビクンビクンッと裸体を痙攣させる。そこからイキ潮を噴射したかと思えば、噴水の如き勢いを維持して液体の色を段々と濁らせていく。


 じょろろろろろろろろろろろ……♥


「あ゛ひぃいぃいぃいぃいぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 神の股間からおしっこが放たれた。もはや神ではない落ちぶれた雌豚であることを自ら決定付ける失禁がアーチを作り、雨となって城下に降り注ぎ、やがて彼女の裸体を汚していく。


「続けてぇ、他の子にも目覚まし〜♥」


 雷電将軍の失禁が終わる前に調教術師は鎖を三度振り下ろした。鎖は三回とも寸分の狂いもなく綾華、神子、心海の股間を叩く。


「お゛げッ゛!?♥♥♥♥」

「ぶぎぃ゛!?♥♥♥♥」

「あ゛がっ゛!?♥♥♥♥」


 じょろろろろろろろろっ、じょろろろろ、じょろろろろろろろろろろろろ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥


 失禁が連鎖的に撒き散らされる。この国で高い地位にあった者たちが、鎖で股間を殴打されて噴水と見紛う小便を散らす様は、言葉にし難い感情を民衆の中に渦巻かせる。


「じゃあこの次はぁ、鳴神大社へ挨拶しに行こっか〜♥ もっと見たい人は、ついてきて〜♥」


 気高く美しかった権力者たちの雨小便が国中に降り注ぐ。それを見てみたいと思う狂った者たちは虚ろな足取りで調教術師と無様な逆さ吊り女たちの後を追った。その数だけ信仰が崩れ、国は堕ち滅びる――――――少なくとも十数人は下らない集団がさらに増えていくのはわかりきったことであろうか。






【アナルメイデン】

『彼女は、万能の術師に値するだけの類まれな元素の制御力を持ちながら〝女の尻穴を辱める〟ことが生き甲斐である。人に理解されない性癖を持った彼女の調教術は、しかし誰もが認めざるを得ない神技だ。もし彼女に気に入られる尻穴を持っており、彼女の調教を受ける機会があれば……たとえ神であろうと、たちまちに今生語り継がれる恥を晒すことになるだろう』







 稲妻の城下町は数ヶ月ぶりの活気に満ちていた。もっとも、無辜の民を傷つけ犯す荒くれ者に沈んだ民たちの活気など、それを人は狂気と呼ぶのであろうが。

 秩序が崩れた城下町の中心、大きな立ち台の上に並ぶ女体の尻肉たち。元素力を封じるラバー拘束具で後ろ手に戒められ、裸体を畳み頭を垂れた女たちの尻肉だ。極上で艶美に違いない。それでいて落ちぶれて汚らしい。

 土下座のような姿勢で拘束された女たちの前に立つのもまた女。だが、彼女は勝利者の側に立っている。身分はまるで違う。現幕府軍の将、ミラーメイデンが言葉を発する。


「無礼者ども。名と、平伏の言葉を捧げよ」


 顔を隠す彼女こそが無礼者と、本来なら言える立場にある女たちがビクリと肩を震わせ、床に額を擦り付けながら言葉を発した。


「……か、神里綾華♥ メイデン様に屈服いたします♥」

「八重神子♥ メイデン様に服従するのじゃ♥」

「さ、珊瑚宮心海……メイデン様に、忠誠を誓います……っ♥」


 綾華たちはあっさりと従った。肥大化し縦に割れたケツの穴が『ヒクヒクヒクッ♥』と高速で痙攣しながら『ぶぴぴっっ♥』と腸液混じりの汚音を奏でる光景は、プライドの欠片も感じられない。躊躇いなど形ばかりで、彼女たちはミラーメイデンに尻穴を躾られ、心が尻穴狂いであることを認めて逆らうことができなくなっていた――――――ただ一人を除いて。


「……っ゛♥♥」


 雷電将軍だけはメイデンに屈服を宣言することも、服従することも、忠誠を誓うこともしなかった。未だ彼女の身体は雷神バアルの使命を気高く貫いていた。恐らくは彼女を生んだ影が表に出ていても、同じことをしたはずだ。それだけ雷電将軍の名は、稲妻の統治者たる神は重いのだ。

 しかし、言葉を吐き出さぬよう必死に歯を食いしばり頭を垂れる姿に神の片鱗は見られない。尻穴が下品に疼いて蠢動しているのも、彼女がこの期に及んで立場を弁えぬ愚者であることを告げている。この場の誰も、雷電将軍が稲妻の君臨者であることを認めてはいなかった。


「その言葉、聞こえたわ。無礼者には、制裁を」

「っ゛♥♥♥ や、やめっ……♥♥」


 雷電将軍の無言を〝抵抗〟とミラーメイデンは判断した。己の考えで下した反抗心、その末路に雷電将軍は情けないほど震えた。

 だが後悔は遅い。弁明の機は逸した。雷電将軍は、メイデンが慈悲を見せるまで罰を受ける。

 雷電将軍のだらしないデカケツの前に降り立ったメイデンは、その指に水の元素を纏わせた。それは次第に粘り気のある【媚薬ローション】へと変化し、将軍のケツ穴に塗りたくられていく。


 くちゅくちゅくちゅっ♥ ぐりぐりっ、ぬちゅ、ぐちゅぐちゅう……♥♥


「う゛ほォ゛……ッ゛♥♥ お゛っお゛っお゛っ゛っ゛♥♥♥」


 たっぷりと念入りに、神気取りの貧弱アナルへ指を擦り入れる。汚いオホ声を上げ、跪いた床に大量の愛液を滴らせる雷電将軍を徹底的にケツ穴責めに処す。


「お゛っ、のほォ゛♥♥♥ ん゛ッほ♥♥ う゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉ……っ♥♥♥」


 数時間は、神の数百年に比べれば瞬きほどの時間だ。摩耗などするはずもない短い時間に、アナルの粘膜を媚薬ローション漬けにした。

 メイデンは一転して炎元素を生み出し、固体化させていく。次第に玉が連なった淫具・アナルパールの形に生成すると、彼女はそれをクパクパと半開きになった雷電将軍のケツ穴に投入した。


 ジュボボボボボボッ♥♥


「ん゛ぎごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛♥♥♥♥」


 炎元素で作られたアナルパールは、文字通り尻穴に火をつけるような熱を帯びている。水元素のローションでしっかり慣らしておかなければ、間違いなく悲惨なことになっていた。無論、アナルの扱いではテイワット大陸でも右に出る者はいないメイデンが、狙ってやったことだ。焼き焦げるような、けれど焼けない炎が雷電将軍のアナルを熱していく。

 挿入から数分後、メイデンは炎元素のアナルパールをゆっくりと引きずり出す。


 ずりゅりゅりゅりゅ……♥


「う゛ほぉ゛お゛ぉ゛ん゛ッ♥♥ お゛ほぉ゛〜〜〜〜〜〜ん゛ッ゛♥♥♥ お゛ッほォ゛〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥」


 玉の一つ一つがぶぽんっ、ぶぴんっと品性のない下劣な音を立てて抜ける度、頭を垂れた将軍の喉奥からあまりに情けない嬌声が溢れ出る。

 そして最後の一玉を引きずり出す、まさにその時、メイデンは炎の元素を氷の元素へと変換した。正反対、熱するのではなく冷やす。水元素とも共鳴し、燃やすのではなく凍りつかせる。

 直前の状態を考えれば劇薬にも程がある刺激物を、メイデンは一息で直腸の奥へと差し戻した。


「あ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛……へぶッ♥♥♥♥」


 焼かれかけたケツ穴を今度は凍りつくような冷たさで制圧されて、全身が貫かれ四肢がもがれ心臓を握り潰されるような衝撃に包まれる。

 さしもの将軍も堪えきれず頭を上げるが、メイデンの長くしなやかな脚で即座に叩き伏せられ、素っ頓狂な悲鳴を零しながらイキ潮を吹いてしまった。


「フーッ♥♥♥ フーッ♥♥♥ フーッ♥♥♥」


 アナルが串刺しにされた錯覚を覚える気が狂うような刺激に、将軍は獣の如く荒い呼吸を行う。

 あまりの冷たさに、凝固したような状態になった将軍の尻穴。括約筋すら凍りついてガチガチに固くなった排泄穴は、本来なら使い物にはならない――――――他人から擬似的な排泄物を引きずり出されでもしなければ。


 ずり゛ゅずり゛ゅずり゛ゅずり゛ゅずり゛ゅり゛ゅり゛ゅり゛ゅう゛ぅ゛ぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥


「ほ゛ッ゛お゛♥♥♥♥♥ ん゛ッぎあ゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?!?!?♥♥♥♥♥」


 氷のアナルパールが一気に引き抜かれ、雷電将軍は人の身とは思えない絶叫を発した。

 硬く冷たい尻穴がひょっとこ口のように伸びるほど強引にアナルパールを引きずり出され、雷電将軍はこの世のものとは思えない痛みを味わう。それが快楽に変われば、神の身体を持ち得ようが発狂の絶叫を轟かせるのは何ら不思議なことではない。


「げ、げづあ゛な゛ァ゛♥♥♥♥ め゛く゛れ゛る゛う゛ぅ゛♥♥♥♥♥ け゛つ゛の゛あ゛な゛か゛ち゛ぬ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っ゛っ゛♥♥♥♥♥」


 神の我慢をも容易く超える悶絶快感。捲れるどころか火山口のようにアナルが伸びる擬似排泄は、最後の最後までパールが腸壁に張り付きしつこい粘りを見せる。まるで雷電将軍の心のような執念深さは、よく言えば色狂いの淫乱アナル。悪く言ってしまえば乞食根性丸出しの変態アナル。どちらにしろ執念深いのではなく、往生際が悪いというべきか。

 メイデンは渾身の力で、雷電将軍の淫乱変態アナルからパールを引っぺがした。


 ぎゅっっっっっぼん゛っっっっ!!♥♥♥♥


「ア゛ァ゛ーーーーーーッ゛ッ゛♥♥♥♥ イ゛グウ゛ゥ゛ゥ゛ウ゛ゥゥゥゥゥウ゛ゥゥウ゛ゥゥッ゛ッ゛!!!!!!♥♥♥♥♥ ア゛ナ゛ル゛ゥ゛く゛っ゛ぶぐう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っ゛っ゛!!!!!!♥♥♥♥♥♥」


 あの神はどれだけ恥を知らないのか。ケツ穴からマヌケな音を響かせながら雄叫びを上げる雷電将軍は、侮蔑の衆人環視に晒される。破壊された機能は、監獄で散々躾を受けた言葉を、メイデンのアナル調教がもたらした言葉を自然と選び、叫び上げていた。

 将軍がこれ以上ない隷属を捧げた瞬間を見て聞いたミラーメイデンは、炎と氷の相反する元素を結合させ、生み出した【焼き鏝】をその尻肉に押し付けた。


「いぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!♥♥♥♥♥ あ゛ぢゅ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛っ゛!!?♥♥♥♥♥」


 神としてはあまりに似合わない、だがケツアクメをキメる敗者としては何ら不思議でもなく似合う悲鳴を城下町に響き渡らせた。我が物顔で稲妻城を支配する者たちへ届くような敗北宣言だ。

 綾華、神子、心海にも焼き鏝が同じように押し付けられ、同じように狂った悲鳴を上げる――――――駄肉のデカケツに『雌豚』の二文字が刻み込まれた。


 二大元素を複合した刻印は、単体の元素力では決して打ち消すことはできない。たとえ神であろうとその眷属であろうとだ。彼女たちの尻肉に刻まれたモノは一生消えない。二度と消すことはできない。敗者として潔く散ることもできず、自らの名を捧げて新たに雌豚の名を授かった隷属者。


「その罪を洗い流せ、雌豚ども♥」


 ちょろろろろろ……ぶっすぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥


 遂には失禁と放屁を漏らし、稲妻の盟主たちは名実ともに『雌豚』と化したのだった――――――――







【真面目で勤勉な幕府軍の兵士】

『既に元と言うべきだが、彼は将軍幕府の中でも勇猛な兵士だった。どんな時でも雷電将軍を心酔し、時に盲信とさえ思える忠義を尽くした男だ。

動乱の中でも彼の忠誠心は変わらなかった。必ずや雷神バアルが再び降り立つ日を信じて小さな希望の火を灯し続けた。

もしそんな彼の心が折れる日あらば――――――五百年にも渡った統治、その本当の終幕であるのかもしれない』






 鎖国時とも比にならない厳しい規制、暴力的な統制が敷かれた稲妻の夜は深く暗い。唯一、新生幕府の本拠地である稲妻城のみが喧騒を絶やさない。

 その下方に位置する城下町は静まり返っている。誰かが騒ぎ、処罰をされればその者の責任となる。生きるために余分な優しさを捨てた民衆からすれば、当然ながらそれに適した処世術を身につける。

 そういう意味では、やましいことを目論む人間が潜むには絶好の静寂だ。多少騒ぎを起こそうが、我関せずを城下町の人間は貫く。正そうとする善良な人間などとっくに処罰を受けているか、女なら稲妻城で奉仕者、よくて肉便器になっている。

 ともすれば、この静寂を利用して稲妻城へと奇襲を。そう考えるべきかもしれない。だが一見して隙だらけの稲妻城へ、反乱軍へと落ちた幕府の兵士は近づくことができない。静寂が味方をするならば何故、と思うだろう。しかしその疑問は、稲妻城の正面に打ち立てられた巨大な〝壁〟を見れば、瞬く間に氷解することになる。

 その〝壁〟は単なる木の板で、槍で突けば穴が開き、刀で切れば両断できる脆弱なものだ。そんなものがあったところで、力で乗り越えていけばいいだろうに、誰もできなかった。


「…………」


 無論、雷電将軍への忠誠心で反乱軍へと生き延び落ちた旧幕府兵士も同じだった。そして、その突破できぬ〝壁〟に今日、彼はゆっくりとだが近づいていく。静寂に潜むのはやましい心があるから。そう言われても、今日の彼は否定できそうにもなかった。

 落ちぶれた旧幕府軍が近づけない〝壁〟。逆に、真っ当な市民が活用する場合が群を抜いている。反乱軍とは正反対の愚民に落ちた者たちの言う活用の意味は、語るに落ちるというものだ。

 彼らが使ったあとは汚らしく、むせ返るような匂いが充満している。夜が来るまで忙しなく楽しむと、掃除もせずに立ち去るからだ。鼻が曲がりそうになる匂いに耐えながら、兵士は〝壁〟の一角に近づいていく。


「雷電、将軍……様……っ!」


 その壁――――女の尻がガニ股で突き出され、恥部の全てが無防備に晒された、言うなれば【壁尻】に兵士は怨嗟を吐き出すように語りかけた。

 脆い木の壁から飛び出した女の下半身。ズラリと並んだそれらの正体は、尻の上部に貼り付けられた写真が示す通り元々は幕府を支えていた美女たちだ。いつ撮られたかもわからない生真面目な顔写真と、男に汚された駄肉を実らせた尻が背徳的なギャップをもたらしている。

 これらは、新生幕府軍にとって用済みの女たちを使った公衆肉便器と呼ばれる壁尻だ。愚民たちのフラストレーションをあらゆる意味で抜き取るため、溜まった恨みつらみを彼女たちへぶつけるために用意された生贄だ。

 新生幕府からすれば利用価値がなくなった女たちを有効活用できる場。そして圧政を受ける者たちにとってはまたとない無料の性処理場。何故救ってくれなかったのか、と怒りの矛先を誤ったまま愚民たちは壁尻を使う。

 これを新反乱軍が突破できないのは簡単な話だ。リスクがあまりにも高い。崩せば新生幕府の怒りを、何より愚民の怒りを買う。仮に助けることができたとしても、調教され尽くし堕落した彼女たちを解放し、立ち上がらせる手段は新反乱軍にはない。

 結局は体のいい言い訳を並べなければならないほど、新反乱軍には力がない。壁尻へ、雷電将軍へ絶対の忠節を誓った兵士が訪れたように――――――助ける気がないというのなら、そういうことだ。


「なぜ、我らを救ってくださらぬ……!!」


 彼は、謀反が起きたあの日に慌てふためく兵士たちを鼓舞し、雷電将軍の凱旋を誰より信じていた男だ。当然、彼女が敗れ無様な姿で城を下り、稲妻へ負け犬の姿を知らしめる様も見た。それでも彼女のことを信じた。信じ続けた。

 だが、人は神ではない。神ですら摩耗からは逃れられない。彼が己の無力ではなく、雷電将軍への疑心へと行き辿り着くのはもはや必然だった。

 絶対の忠誠が、絶対ではなくなった。それは雷電将軍の統治が終わりを迎えたことを意味していた。否、彼女が無様な壁尻と化す以前から、そんなものは幻想と消えていた。

 兵士は神里の姫や珊瑚宮の知将、まして妖艶な祭司には目もくれず雷電将軍の壁尻を選んだ。白濁液に塗れていない場所などない『雌豚』の尻肉へ、怒りのままに殴打を加えた。


『ッッッ♥♥ ッ、ッッッ゛……♥』


 ブビッ♥ ブボッ♥ ブビブビブリリリブリュリュッ♥


 衝撃で、二つの媚肉から汚らしいザー屁が噴き出した。尻の穴までびっしり伸びた剛毛が埋もれて白濁に染まるほどのザーメンを浴びていて、穴の奥が無事である謂れない。


『ッ゛ッ゛ッ゛♥♥♥ ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛……ッ゛♥♥♥』


 男はひたすら尻を叩いた。雷電将軍への失望か、それとも〝使う〟ためか。やはり誰も咎めには来なかった。

 やがて叩いても『ぶすぅ〜♥』と空気が抜ける音しか出てこなくなる。彼は敬愛していた雷電将軍の蜜壷に、躊躇いなく肉棒を挿入した。


『ィ゛ゥ゛ォ゛ォ゛ォ゛……ッ゛♥♥♥』

「魔羅を挿入れられて、悦んでいるのか……この、雌豚が!」


 愛は反転すれば身勝手な憎悪に変わる。これだけ使われていてなお締まりの良い名器の膣穴は、彼の肉棒を激しくいやらしく包み込む。かつての武芸など一つすら披露できるとは思えぬムチムチの贅肉が付いた太ももが震え、脚先がみっともなく立つ。尻を引っぱたかれザー屁をひり出したことを恥ずかしいとも思わず、男の魔羅に悦ぶ。それは彼が敬愛した雷電将軍などではなく、雌豚の壁尻だ。


 ぱちゅんっ♥ ぱちゅんっ♥ ぱちゅんっ♥


『ン゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛……ッ゛ッ゛♥♥♥♥』


 乱暴に犯されて壁の向こうから獣と聞き紛う汚声を上げる。そんなド変態マゾ便器に敬愛と配慮など、ない。


 ドピュドピュドビュッ♥ ブビュルルルブビュルッ♥ ブビュルルルルルルルルッ♥


『ン゛ホ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥』


 こうして、彼女を敬愛する者にさえ見限られた雷電将軍は、敗戦の将にして最低下劣な神『雌豚』として稲妻の地に名を刻む。

 外道をもって他国を侵略するテイワット大陸最大の悪逆国稲妻。その始まりを招いた最悪の神として、淫乱な雌豚として、彼女は未来永劫に渡って歴史に語り継がれることとなる――――――




Comments

vrx45

ミラーメイデンのアナル調教のシーン凄くしシコれる… そこだけで1本見てみたいレベルです

いかじゅん

ありがとうございます。そこを評価していただけて嬉しい……もしかしたら時系列を空白にしておいた監獄で一本やる時にメインになるかもしれません。