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いつもご支援ありがとうございます。それと更新が遅くなって申し訳ありません。

ちょいとあれこれ書いて、結局行き詰まるのをかなり繰り返していて、このままじゃマズいと一度確実な完成を見込める即堕ち系にシフトしました。カーマ、雷電将軍、イラストリアス、美九、ヒンデンブルク、アスナ。軽く数えただけでこれらがそれぞれ5000文字〜1万文字書いて放置されてるとかマジで洒落になってない。完全に癖になる前に直さないと……と、私的な悩みは読者には関係のない話。

いつもより短いとはいえしっかり書いていくつもりです。それと上位プランも。受け取った全てとは決して言えませんが、その月のできる限りをお届けするつもりです。よろしくお願いします。


あ、真面目な話ですけど投稿内容は凄く無様エロです。表で出してるナルメアさんのカンチョー無様敗北もよろしくね!


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 現代の魔法遣い『魔法師』を養成することを目的とした国策高等学校、国立魔法大学付属第一高校。通称魔法科高校。

 些か堅苦しい大仰な肩書きではあるが、実態は普通の高校生と変わらない少年少女たちが多く通っている。世界の行く末を担う能力を持つとはいえ、その大半は普通の感性を持つ普通の人間だ。差別意識が問題になっているとはいえ、本質的には魔法を使わない人間とさして変わりはない。

 光井ほのか。北山雫。そして司波深雪の三人が、とある噂を聞き、今は使われず実質廃屋となった旧校舎を訪れるのは、年頃の少女として見ればさほど不思議なことではなかった。


「そういえば、深雪はどうしてついてきたの?」


 旧校舎とはいえ、元は名門校で使用されていたものだ。廃屋という表現からは程遠く、多少の埃が被っているとはいえ、並の高校の校舎には負けていない。

 そのため、中を散策しながらも少女たちは安心して会話に花を咲かせることができた。雫が深雪にそう問いかけたのは、目的とした噂と彼女が関わりがないと知っていたからだ。それとも心の底ではやはり、と疑問を抱いたからでもあった。

 雫の問いかけに深雪は足を止めた。性別を超えた美しさ。左右の均等が完璧に取れた女神の如き肢体。制服姿であるにも関わらず、世界的トップモデルが裸足で逃げ出しかねない美貌は、なぜか問いかけた雫ではなくオドオドと歩いていたほのかに笑みを向けた。絶世という表現ですら足らない美少女が、笑顔の中に笑っていない目を作るのは、親友間であれ恐ろしくて堪らないだろう。


「そうね。わたしには関係のない噂だけど……今は使われていない校舎に、根も葉もない噂だけで立ち入る友達を放ってはおけないでしょう?」

「うっ……」

「許可も得ていない、浅慮と言わざるを得ない」

「うぅ……!」


 深雪の指摘にほのかが段々といたたまれず小さくなっていく。雫がからかい過ぎと目で促すと、深雪は恐ろしい笑みの演技を引っ込めてクスリと本当の微笑みを零した。


「冗談よ、ほのか。この校舎はまだ魔法科の私有地。生徒の出入りは制限されていないわ。まあ、根も葉もない噂というのは本当のことだけれど……」


 一体どこからそんな噂が流れたのだろう、と深雪は小首を傾げた。

 使われていないとはいえ、旧校舎は魔法科高校が持つ敷地の一つだ。様々な問題と直面してきた魔法科高校だが、この場所はそれらの問題と関わりが浅い。

 確かに生徒が使う意味はないが、悪意を持った人間が隠れ潜むには目立ちすぎる。まずいの一番に潜伏先に挙げられ、捜索される場所を好き好んで選ぶ人間には深雪が冗談で口にした浅慮の二文字がお似合いだ。

 そういった意味で、この旧校舎は安全が確保されている。ほのかと雫のみならず、次期生徒会長として名高い魔法科高校の優等生、司波深雪がついていれば尚更だ。


「恋愛成就。まあ、あやかるには漠然としすぎて弱い噂だよね」

「うぅぅぅ……わ、分かってるけどぉ」


 通う高校の間近に位置する旧校舎。その噂の温床が視界の端々に映るとなれば来ずにはいられなかった。そう言いたげな涙目のほのかは、深雪の兄へ深い恋慕の情を抱いている。

 好きなままでいていいと言われ一方的に慕っているとはいえ、恋愛成就を忘れたわけではない。そんな彼女の耳に飛び込んできたのが、旧校舎の恋愛成就の噂である。

 曰く、旧校舎奥である祈りを受けると、たちまちに恋が叶うという噂。深雪の言う根も葉もない、雫の言う漠然としすぎているという評価が的を射る抽象的な噂話だ。

 一体いつから、どこからその噂が流れたのかさえ分からない。確かなのは、旧校舎の奥へと向かえば少女の恋が叶うかも、と結果的に青春のほんの小さな一幕になるであろう噂にほのかは飛びついてしまい、雫と深雪は付き添いで来ることになったわけである。

 だが、恋愛成就の噂をこき下ろした二人も呆れ果てて付いてきているわけではない。ほのかの必死の想いに穏やかな感情を抱いていることは、二人の微笑みから明らかだ。深雪は嫉妬が混じってはいるが、親友相手に大人気ない態度を取るほど彼女は子供ではない。


「うふふ、お兄様が相手なら仕方がないわ。お兄様は」

「素晴らしくて素敵で完璧な人、でしょ? 深雪の達也さん自慢が本格的に始まる前に、校舎の奥へ」


 行こう、と雫が言葉を重ねようとした時だった。仮に彼女が言葉を発していなければ、深雪の兄へと賛美は一言では言いきれないほど溢れていたであろう時間。


『ん゛ッほぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーッ゛♥♥♥♥』

「ッ!?」


 雫とほのか、深雪でさえ驚愕し目を見開くような雄叫びが響き渡った。獣の遠吠えと聞き紛うほどの奇声。


『カンチョーキクう゛ぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥』


 獣紛いの叫びを人のものだと判別できたのは、直後に発せられた奇っ怪な言の葉のおかげだった。それがなければ、三人は旧校舎に獣が紛れ込んだと本気で勘違いしたかもしれない。それほど野太く、雄叫びの如き悲鳴が轟いた。


「……え、え? か、かんちょー……? な、なに?」

「わからない。けど」

「ええ。放っておけないわね」


 如何に奇っ怪であろうと、人が発した悲鳴を捨て置けるはずもない。

 念の為、携帯していた魔法を使用するための道具CADを手に携える。普段は使用が許可されていないが、緊急事態で自衛手段を用いらないわけにはいかなかった。いざという時自分たちを守る魔法を準備しながら、三人は悲鳴が聞こえてきた方向へと少女たちは向かっていく。


「……あ、誰かいるみたい」


 場所は奇しくも旧校舎の奥、原校舎で言う講堂に当たる場所。警戒しながら中へ入った三人の目に、悲鳴を上げたであろう少女の姿が映り込む。

 深雪たちと同じ第一高校所属を示す制服を着て、なぜかガニ股で腋を見せつけるように頭の後ろで手を組んだ品性に欠けた姿勢の姿で、だ。


「大丈夫ですか? 私たち、悲鳴を聞いてやってきて」

「っ! 待ってほのか、迂闊に」


 姿勢は奇妙なものだが、学内の生徒なら案じる方が先に来る。ほのかの優しさは正しいものだ。同時に、雫と深雪の警戒も正しい。

 どちらも正しいが故に、魔の手にかかったのは領域に足を踏み入れた光井ほのかが先だった。

 深雪と雫の背筋がゾクリと凍りついた。ガニ股姿勢の少女に駆け寄ったほのか。光源がないに等しいため薄暗い講堂の中に潜んだ人影が、ほのかの前にあることに気づいた。親友に迫る光景の恐ろしさと、人影が纏う異質な雰囲気に二人は魔法式を展開しつつ声を荒げた。


「「ほのか、戻って(逃げて)!」」

「え?」


 だが遅すぎた。ほのかは振り向いてしまった。なぜかその動きだけが間に合い、魔法科高校に比肩する者がいない深雪の魔法式ですら展開が間に合わない。


 ズップゥゥゥゥッッ♥♥


「うオ゛ッッひィ!!?♥♥♥♥」


 それほどの速度で男の指は突き刺さった。ぴっちりと張り付く純白のスカートを巻き込み、光井ほのかという純心な少女の腹からケダモノの如き叫び声を引き出した。

 男が指で突き穿ったのはアナルだった。年頃の少女なら、秘部と並んで人に見られることを嫌う。否、人として他者には決して見られてはならない尊厳の穴。その穴をスカートの生地に浮かぶほどくっきり強く【カンチョー】された挙句、ほのかは。


「す、すす……すきっ♥♥♥♥ すきですっ♥ すきすきすきぃぃぃぃぃぃいん♥♥ 好きイ゛ィ゛ィ゛ィ゛ーーーーーーーッッ♥♥♥♥」


 愛を吐露した。色彩を妖しく卑猥な色に変えた少女は、爪先立ちで尻を突き上げた姿を晒すと、股間から下着とスカートの布地を吹き抜けるほど強烈な潮吹きを噴射した。

 ほのかはイッていた。妖しい色の色彩が、上擦らせた目をさらに寄り目にした顔面が、鼻の下を伸ばして舌を突き出したあられもない貌が告げていた。

 それ以上に、絶頂姿さえ気にならないくらいにありえない〝愛の告白〟に雫は動揺した。ほのかの想いの強さを誰より知っているのは、親友である雫だ。


「ほの、か……?」


 一人目が堕ちた。このまま雫も男の魔の手にかかる。


「動くな」


 瞬間、極寒の冷気を想起させる声が響いた。

 それは何ら比喩表現ではなかった。深雪の声は零度の氷より冷たく、彼女の放つ魔法はより比べるまでもなく周囲を凍土と化す。

 直接当てられていない雫でさえ身体を迂闊に動かすことを避けた。その魔法は男を瞬時に凍りつかせた。


 振動減速系広域魔法『ニブルヘイム』。深雪が得意とする魔法であり、本来ならば学生が扱うことはまず不可能である広域の冷却魔法。


「祈るがいい。わたしの友人に狼藉を働き、命があることを」


 深雪は羽虫を見る冷徹な目で、その魔法を一瞬にして操って見せた。使用した広域魔法を雫だけでなく、恍惚と余韻に震えるほのかや少女たちを氷結に巻き込むことなくコントロールした。

 ただ使えるというだけではない。深雪は『ニブルヘイム』を完全に制御していた。だからこそ、雫が動けずとも彼女が動いた。驚愕はあったが、それ以上に自分の使命を全うした。己なら出来るという確信を持って、深雪は持ち得る力で友人を救い出した。

 ほのかの醜態で何とか留まった場には、放心した少女たちと男の氷像。そして深雪と雫が残った。


「……殺してない、よね?」

「もちろんよ。この男には聞かなきゃいけないことがあるわ」


 恐らく、とは敢えて付け加えなかったのだろう。祈るがいいと言い放つほど凍土の怒気を発していた深雪が、男の命まで勘定に入れていたとは思えない。


「ん……ありがとう深雪」

「ううん。もう少し早ければ……今はほのかと、あの人を助けましょう。何か精神干渉魔法を受けた可能性もあるわ」


 深雪の兄なら一目で起動式を見抜いたかもしれないが、彼女には単なる尻穴を穿つ子供の児戯にしか見えなかった。しかし、それを受けたほのかの反応は顕著だった。少女の想いの深さは深雪とて知っている。

 そんな彼女が見ず知らずの男に尻穴を突かれ、好意を叫ぶはずがない。


 ドチュンッッッ♥♥♥


「んオ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛!!?♥♥♥♥」

「…………え?」


 まして、雫と同じ成人男性顔負けの野太い叫びを発することなど、ありえなかったはずなのだ。

 雫が魔の手にかかる未来は深雪の尽力によって避けられたはずだった。けれど、深雪が呆然と目を見開いて振り返った時に、北山雫の全ては〝終わって〟いた。

 彼女の末路もほのかと全く一緒だった。目を覆いたくなるマヌケな蕩け顔で、爪先立ちで突き出した尻にミチミチと音を立てて指を突き立てられて。


「すき、すきすきすきぃぃぃぃぃぃぃ♥♥♥♥ 愛してるぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥ ご主人様、愛してますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 司波深雪の凍結魔法で身体の隅々まで均質に凍結したはずの男を【ご主人様】と呼び崇め、彼への愛を叫んだ。


「そ、ん……な……」


 深雪に傲りがあったわけではない。だが彼女は己の才能が如何程のものかを自覚し、桁外れの権能を持つことを知っている。そんな彼女が得意とする最大の魔法が効果を発揮せず、二人目の親友が【カンチョー】なる妙技にかかり堕ちた事実を安易に認めることなどできない。

 しかし現実に、雫は深雪の目の前でケツアクメをキメながら【ご主人様】への深い愛情を叫んだ。感情を激しく昂らせることが少ない雫が、恥も外聞もなく『好き』と愛の告白を響かせた。二度目だからこそ、深雪はその衝撃に頬を引き攣らせた〝怯え〟を見せた。

 それは純然たる恐怖だ。先ほどまでの怒りとは違う。二人が【カンチョー】の魔の手にかかった。その二人が男への好意を発した。


「……っ!!」


 次は自分が〝そうなる〟かもしれない。それは、己の命を捧げ、けれど対価を求めない大きすぎる『愛』を兄に抱く深雪にとって、耐え難い恐怖の想像だった。

 その想像を具現化してやると、男は雫の尻穴に立てた指先を深雪に向けた。手を合わせ、中指と人差し指を立てた【カンチョー】のジェスチャー。傍から見れば滑稽な姿が、おまえにはこれで十分だとも取れる挑発的なポーズとして深雪の目に映る。


「く、来るな!」


 深雪は高圧的な警告を発しながら後退る。怯えた少女が思わず逃げ出したとも取れる構図だが、深雪の行動は恐怖の中でまだその理性が働いている証拠だった。

 彼女の狙い通り、というより初めからそうすると決めていたように【ご主人様】は深雪を真っ直ぐに追いかけた。雫たちから彼を引き離した深雪は、片手を高々と掲げて『ニブルヘイム』を再び発動させた。

 今度は純粋な凍結現象に留めない。講堂の天井近くで発動させた魔法が上昇気流を生み出し、風を吸い上げる。急激な減圧で冷却された空気が、水分を氷の粒子へと変える。

 氷の粒は水の結晶。しかし生まれた雨粒は摂氏マイナス二百度の液体窒素。触れることはおろか、気化による低温も当然命に関わる代物だ。

 深雪はそれを絶妙なコントロールで【ご主人様】にのみ降り注ぐ殺意の雨とした。彼が歩む空間のみが『ニブルヘイム』による明確な攻撃を繰り出した。完全な殺傷による停止を狙ったのだ。


「止まれ! と、止まりなさい……!!」


 だが【ご主人様】には通じなかった。凍結を喰らった〝フリ〟をしていたと言うかのように、彼は摂氏マイナス二百度の液体窒素の雨すら通らない。正確には、通っているはずなのに何の効果も得られない。

 魔法の干渉が行われたと思った矢先、彼の身体には傷一つなくなる。深雪の兄が用いる巻き戻しと似て非なるもの。そして巻き戻しすら及ばないまさに神の次元にある権能。


「っ、あぁぁぁぁぁっ!」


 それを認めるわけにはいかない深雪は、全身全霊の魔法を【ご主人様】に放った。

 『ニブルヘイム』が通じないのなら『氷炎地獄(インフェルノ)』を。それが駄目なら重力制御魔法、術式凍結魔法。それでも止まらないのなら精神凍結魔法『コキュートス』を。


「あ、あ……ぁぁ……」


 ――――なお止まらないのであれば、司波深雪が目の前に立った【ご主人様】を止める術はない。

 比肩し得ぬ天才である深雪があらゆる手段を講じ、そして解明できぬのならば彼に有効な手段はこの場に存在しない。

 当事者である深雪はそれを理解した。魔法など及びもつかない存在があることを。それが目の前に立ち、深雪に向かっておぞましい指を向けていることを。

 その指を突き立てられた時、何が起こるかを深雪は知ってしまっていた。仮に知っていなかったとしても、眼前で見上げた姿に少女は形容し難い恐怖が知らしめた。


 これは、触れられた瞬間に〝終わる〟ものだと。過去に味わった死の間際など生温い。司波深雪としての本当の〝終わり〟が訪れるものだと、少女が察するにあまりある光景だったのだ。


「ひ、ひぃ!」


 深雪は普段の振る舞いからはとても信じられない悲鳴を上げた。本物の終わりを前に情けない声を上げ、白いスカートに深い染みを作った。淑女の風上にもおけない恐怖失禁は非の打ち所のない曲線美を伝って床に滴る。

 完璧な美麗の女体に有るまじき醜態を晒してなお足りないのか、深雪は【ご主人様】に背を向けて逃げ出した。否、逃げ出そうとして、己の背後には壁しかなかったことに絶望した。

 そうして彼女は自らさらけ出してしまった。肌の肉が透き通るほどスカートが張り付いた臀部。誰より美しい形を保った尻肉。


「た、たすけ――――――」


 こんな死に方は嫌だ。愛する者に助けを乞う言葉が最後まで積むがれることはなく、指は突き立てられた。布地ごと穿通した指は深雪の完璧なアナルに触れたのだ。


 ブッスゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!♥♥♥♥


「う゛ッほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ゛ッ゛!!!?♥♥♥♥♥」


 この〝世界〟における中心点の少女に対し【ご主人様】は最大級の賛辞を送った。全身全霊全力の【カンチョー】攻撃は、それだけ深雪の無様への期待があればこそだった。

 期待に応えた深雪は、他の少女たちですら比べ物にならない野太さと下品さ、ゴリラもかくやという嬌声を叫び上げた。旧校舎どころか、本校にすら轟きそうな雄叫びだ。

 その中で深雪は〝理解〟した。指先から尻穴を通じて全てを理解する。彼がどういう存在であり、何を目的として現れたのかを。今自分が何をされ、何に成り果てようとしているのかを。


(ひっ、あひっ♥♥ うっひヒィ〜〜〜〜!?♥♥♥♥ け、ケツ穴あ゛づい゛ィ゛ッ♥♥♥♥ じぬ゛ッ♥ しんじゃう゛ぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥ この人のっ♥♥ ご主人様のッ♥♥♥ モノになるッ♥♥♥♥ 解る♥ 全部解る♥ 悔しいのに♥ わたしには、わたくしにはお兄様だけなのにぃぃぃぃ〜〜〜〜♥♥♥♥ イッちゃううぅぅぅぅぅ〜〜〜〜♥♥♥♥)


 【エロ攻撃】。彼が繰り出す技の真髄は魅了の力。それは愛とも言う。ただし少女たちの可愛らしい恋慕と比べるべからず、どれだけ愛する者がいようと。どれだけ高尚な理念を掲げていようと。すべてが【ご主人様】への〝愛〟で塗り潰されてしまう絶対的な【好感度】の〝破壊〟だ。

 無論、深雪とて例外ではなかった。普通の【エロ攻撃】なら何度か耐えたであろう彼女も、興が乗った彼の全身全霊の【魅了カンチョー】には一秒も自分を保持していられない。

 心(いのち)を絶たれる屈辱をも幸福に変え、司波深雪は叫ぶ。


「好きイ゛ィ゛ィ゛ィ゛ーーーーーーーッッ♥♥♥♥ 大好ぎぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ ご主人様さいごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥」


 全くもって理知的ではない。聡明な頭脳を投げ捨て。魔法の才能すら必要とせず。ただ【ご主人様】への『愛』を発露する。

 アヘ顔ガニ股鼻水イキ潮ダブルピースという憤死ものの恥を晒しながら、深雪は旧校舎の噂をその身を以て真実とした。

 旧校舎の奥で祈りを受ければたちまちに恋が叶う。尻穴を穿たれた無様な姿で愛の告白をする少女たち、その恋は必ず叶う。それがかつての己が望む相手でなかったとしても【好感度】は正直に、誠実に、顕著に【ご主人様】への愛を発する。


「ンホ〜〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥ ご、ご主人様のぉぉぉぉぉぉ――――――――」


 そして深雪だけは特別に無様極まる〝敗北宣言〟がある。

 この世で最も美貌を持つ、人間以上に人間として完成された少女は、その類稀な満面で最高のアヘ顔を作り、清楚なスカートの表面にぽっかりと浮かんだ淫猥下品なケツの穴を差し出して、心(いのち)の終焉と引き換えた〝屈服〟を解き放った。




「カンチョーキクう゛ぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ♥♥♥♥」






Comments

タコよっちゃん

深雪が強いほど相手との格差が目に見える。 カンチョー無様サイコー!