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いつもご支援ありがとうございます。えっち小説漁ってたら、なんか機械マッサージ書きてぇな、と思って作ったやつです。曖昧なのは仕上げに時間が空いちゃったからでした。なのでラストは結構勢い任せかも?

キャラはその時書きたかったママ・サレンです。プリコネヒロインの中でもエロの書きやすさはペコと並ぶと私の中で評判です。そのうち貴族ショタの物も考えて手をつけたい。


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 子供たちが暮らす救護院を支えるべく、日々事業契約に奔走するママ・サレン。ママと言うと、当人はそのような歳ではないと思いながら、満更でもない気持ちと複雑な気持ちが半分であるのだが、今日ばかりはそのママ・サレンという名を否定しきれない場所を訪れていた。

 ランドソル某所に位置するマッサージ店。華やかな扉を潜りながら、サレンは様々な感情を吐き出すようにため息を吐いた。


(マッサージ、か……まあ、あの子たちのプレゼントを無下にしたくはないし、良い機会ではあるのよね。最近は身体も疲れが取れなくて……って、あたしったら本当にママみたいなこと考えてるわね)


 実は、忙しなく働くサレンを見てか、サレンのお着きメイドと救護院の子供たちが、マッサージ店の優待チケットを彼女にプレゼントしたのだ。こんなものをどこでという気持ちと、子供たちを触れ合える時間が減っている中で、彼らに疲れを見抜かれるほどの疲労が溜まっていることに驚きを隠せなかった。そうしてサレンは思案を巡らせた結果、最終的には短めの休暇を利用し、彼らの善意に応えるべくマッサージ店を訪れたというわけだ。

 確かに最近は働き詰めで、暇ができれば子供たちの遊び相手になる日々だ。どちらとも充実はしているが、充実だけで疲労が回復するわけがない。当人が気づかない間に、サレンの身体には激しい疲労の痕が刻まれていた。

 マッサージ一つでどこまで変わるかは分からないが、少女と呼べる若さで身体を壊すのはサレンも本意ではない。


「いらっしゃい……おっ」


 店に入るとカウンターに店員であろう男が気怠げに座っていた。そのやる気のなさは、自分に厳しく他人に甘いきらいがあるサレンをして、怠惰と言わざるを得ないものだった。

 ところが、態度を見て一抹の不安を覚えたサレンの貌を逆に見返した男の店員は、何やら急な期待を抱いた吐息を零した。


「……あの、あたしの顔に何か?」

「いや、何でもない。あんたみたいな子が来るのは、珍しいってだけさ」

「?」


 話では老若男女問わずに好まれる定番のマッサージ店とサレンは聞いていたのだが、それ故に店員の言葉は小首を傾げてしまうものだ。

 エルフ族が珍しい、という意味なのだろうか。イマイチ事情を呑み込めないサレン。彼女が戸惑う間に店員は首を振って言葉を続けた。


「本日は当店をご利用で?」

「ええ。この割引券は使えますか?」


 今さら丁寧な店員を装っても遅いと思うのだが、と思いつつもサレンは持ってきた割引券を彼に見せる。


「割引券……?」


 それを受け取った店員は、訝しむような表情で呟いた。


「あの、もしかして使えませんか? 内容が間違っているとか」


 一応割引券の内容は何度か確かめたし、場所もメイドに聞いている。その上で、内容に何か間違いがあったのかとサレンは眉根を寄せた。


「……いえいえ! 特に問題なく使えますよ! さ、奥へどうぞ!」


 しかし、そんなサレンの態度を見て彼は慌てた様子で彼女を店の奥へ案内し始めた。

 何だかおかしい気もしたが、割引が正当にされるというなら利用しない理由はない。そもそも、サレンはこのマッサージ店を利用するために訪れたのだから。


「当店は完全個室となっております。個室に入られた後は、全て機械がマッサージを進行する形になります」

「全て機械で?」


 魔法や魔物は珍しくないランドソルだが、完全なAI制御の店というのは知見が広いサレンでも初めて聞く。まさか、このようなマッサージ店に最新技術が盛り込まれているとはにわかに信じ難く、彼女は目を丸くして聞き返す。

 そうしている間にも店員は彼女を店の奥へと案内する。奥は細い通路となっており、左右に等間隔で個室の扉が並んでいる。扉は施錠の有無で使用中か未使用かが分かるようになっていた。もちろんサレンは未使用の扉の前に連れてこられる。


「はい。料金、マッサージの種類等も機械の指示に従ってもらえれば大丈夫です。料金は割引が適用されたものですのでご安心ください。では、ごゆっくり」


 そう言って店員はサレンを置いてカウンターに戻ってしまった。一人残されたサレンは、扉の前で顎に指を置いて考える。

 怪しい点は、サレンを見て態度を変えた店員くらいなものだ。もっとも、子供たちとメイドのスズメがオススメしてくれたマッサージ店が、そんな怪しい店だとはサレンも考えていない。


「完全な機械制御、ねぇ。そんなことが出来るのかしら」


 人を相手にするマッサージで、果たしてそのようなことが可能なのか。少しばかりの不安と、未知の技術を体験するまたとない機会ではあると考えたサレンは、そう訝しげに呟きながら個室の中に入った。

 個室の中は照明が行き届き、広さも一人で使うには申し分ない。ただ、一般的な施術に使うような道具はどこにもなく、中央の床に舞台で用いられるような目印が付けられているのと、扉から見て右側にモニタが誂られているくらいだ。

 殺風景な部屋にサレンは更なる疑問を覚えつつ、恐らくあのモニタが店員の言っていたものだろうと当たりをつけた。


『当店へようこそお越しくださいました。極上の心地良さをお約束します。ご要件をどうぞ!』

「本当に胡散臭いわね……」


 極上の、とか安易に使う辺りが特に。などとモニタから発せられた機械音声の文言を半目で疑うサレン。

 詐欺を思わせる謳い文句はともかく、その後しばらくは疑問を覚える事柄はなかった。必要事項をモニタをタッチして記入。マッサージに使う簡単な質問に応える。


『コースをお選びください』

「えっと……ええ? 割引されてるって言っても、ちょっと安すぎる気がするんだけど」


 サレンが再び声を零したのはコース選択時のこと。コースには無難な名称と金額が設定されているのだが、どれも信じられないくらい安い。割引ありきとはいえ、これで店が成り立つのかと事業家で合理的な思考の持ち主であるサレンは、客とは異なる視点で不安を抱いてしまった。

 とはいえ、サレンはあくまで客としてここに来ている。値段の善し悪しを定めるなら、実際にマッサージを受けてからでも遅くはない。


「スタンダードコース、と」

『スタンダードコース。ご利用時間は二時間となっております。決定後、部屋は施錠されます。衣類を全て脱いでロッカーに入れてください。準備が出来ましたら、マーカーに沿ってお立ちください』

「え……?」


 つらつらと流暢な音声の中で聞き流せないものを聞いて、サレンは頬を僅かに染めて吐息を発した。

 だが、少し考えてみると不思議なことではないとも思った。完全な個室かつ機械化されたマッサージなら、確かに衣服は必要ない。裸になって入る温泉と似たものと思えばいい。盗撮を考えても見るが、そのような危険な行為が見逃されているはずがないだろう。

 戸惑ったサレンだが、何かあれば中断すればいいだろうと指示に従うことにする。無論、衣服を脱いだ後に施錠を確かめることはしたが、彼女の不安を他所に扉は固く閉じられていた。


「あとはここに立てばいいのよね……って、まさか二時間ずっと立ちっぱなしになるんじゃ」


 準備を終えたサレンは、同年代が羨ましがるような抜群のプロポーションを布切れ一枚ですら遮ることなく露にしながら指定場所に立つ。白磁の肌に水着で存分に披露された巨乳。腰のクビレは言わずもがな、お尻も付き過ぎない程度に肉が乗り、美脚はほっそりと長く素晴らしいの一言だ。

 それを無防備に晒していられるのは完全機械化マッサージの恩恵があればこそだ。もっとも、サレンが己の裸体を晒すことを有難がる理由はないし、指定位置に立ってから二時間立ち竦む可能性に気づき、焦りの表情を浮かべたくらいなのだが。

 立ちっぱなしが問題というより、マッサージを受けに来てリラックスできない環境はどうなのか、という疑念が彼女の中に芽生えた。そんな考えを尻目に、扉の施錠と全裸になったサレンの立ち位置を確かめたAIは、マッサージの開始を告げる音声を発した。


『定位置に反応を探知。サービスへの同意と判断し、マッサージを開始します』


 瞬間、サレンの身体を何かが拘束した。


「きゃあぁぁぁっ!? え、な、なによこれ!」


 元騎士団副団長のサレンが油断しきっていたとはいえ、一切反応できない速度で機械のアームが彼女の手足にガチャンと音を立て絡みついた。

 マーカーはサレンが股を少し開いて立つ位置に設置されていた。そのため、腰と膝を無理やり引き下ろされると、お尻の肉どころか穴まで前から見えてしまうような羞恥的なガニ股ポージングになる。ついでに両手も斜めに向かってバンザイをした腋が丸見えの情けないポーズを拘束によって余儀なくされた。


「ちょっと、こんなの聞いてないわよ! 放しなさい、この!」


 如何にサレンが並の兵士を遥かに上回る技量の持ち主と言っても、手首や腰、膝という局所を拘束されては力の入れようがない。彼女の魅力的な肢体が人の目がないとはいえ無様淫らなポーズで晒されてしまう。

 否、人の目はなくとも機械の目はある。拘束されたサレンに対して、壁や床から拘束具と同じ要領でアームが飛び出してくる。

 アームの先端は人の手を模したマジックハンドのような作りになっていて、グパグパとこれみよがしに握られ開かれる黒いその手には、見るかに粘り気のある液体が滴っていた。


「ダメよ、やめなさいったら……ひゃあぁんっ♥」


 子供の悪戯を叱るような声を上げたサレンだったが、業務に従順なAIが叱られた子供のように動きを止めるはずもなく、マッサージハンドが彼女の身体を鷲掴みにした。

 なまじ裸体に直というのもあってか、過敏な反応を返してしまうサレン。しかし、その直後から彼女は声を零した理由が裸体なだけではないことを知る。


「は、あっ♥ ひゃっ、あ、あはぁぁぁぁ……♥♥」


 気持ちいい。ただただ心地が良いと、サレンは腰をねらせて、艶めかしくあられもない吐息を零した。

 マッサージハンドは子供の手のように小さい。だがそれ故に、サレンの肌理細やかな肌を逃さず揉みしだける。

 たとえば手に余るサレンの美巨乳。サイズに似合う大きめの乳輪と蕾の乳首が鮮やかなコントラストを生んだそれを、ローションを付けた手のひらがゆっくりと揉みしだく。一度で掌握しきれないのなら、何度も何度も掴めばいいと。

 下乳から上乳までをゆっくり、丁寧に、一部の隙も見せずに愛撫する。サレンの乳房はローションのコーティングで輝くだけでなく、いやらしく形を変えて『ぷるんっ♥』『たぷんっ♥』と揺れる。


「はァ♥ そ、そこっ、だめ♥ ひゃあっ、ああっ♥ おぉ、おぉぉぉ♥♥」


 今度は子を叱る母の声ではなく、愛おしい者に抱かれる雌の声をヨダレを垂らした口から溢れさせてしまう。

 乳房を愛撫し、乳輪を撫で回し、乳首を擦り上げる。サレンの貌が蕩け、出してはならない声が零れ続ける中、下品なスペースを作ることを強制された股座からトロリトロリと糸が滴り始めた。

 マッサージハンドは当然の権利とばかりにサレンの愛液をすくい上げると、ローションと共に秘部へとまぶしていく。


「んひゃあぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜♥♥♥」


 遂に致命的と言っていい声が溢れ出た。官能の吐息、嬌声と断言できる。サレンの瞳孔が怪しい動きを伴い、瞼の奥から電流の如き閃光がバチバチと彼女の中で響く。

 軽く果てた。乳房を愛撫されて、秘部を僅かに手で包まれただけで。整えられた艶のある金の恥毛は愛液とローションを浴びてぐっしょりと肌に張り付き、それらは淫靡な光沢となって一気に滴り落ちた。

 マッサージハンドは尚もサレンの身体を解していく。肉と大きさのバランスが完璧に取れた桃尻に、濡れた指先をグッと押し込んで擦る。


「ぉ゛♥ あぃぃ……き、くぅぅぅ♥♥ お、おしりはっ♥ そこはだめっ♥ あぁんっ♥ だ、だめだって、言って……んふぅっ、おぉ、おぉぉぉぉ♥♥♥」


 名器を奏でるような指遣いでサレンの美尻を指で摩る。擦って、摩る。その僅かばかりの違いが、サレンの中で無数の快感となって弾けた。

 尻肉を摩られて感じる。尻肉の裡に指を押し込まれ、擦られて子宮を揺すられる。雌の弱い場所を快楽という拒絶し難いもので責め立てられ、サレンは何も考えることができなくなる。


「やぁ……あっあっあ♥♥ あああああああああああぁぁぁぁぁぁ……♥♥♥♥」


 考えられない思考が、それならばと一色に染め上げられた。閃光の明滅が激しくなり、喉を震わせる官能の遠吠えを仰け反りながら発する。

 サレンは深くイッた。欲求を持て余す年頃でありながら、子供たちの前で立派にあらんとする心が封じていたモノを引きずり出され、彼女は股座から大量の汁を吹き散らして絶頂してしまった。


「……はァ、はァ、はぁ〜〜♥ ……あ♥ いや♥ あたし、イッ……♥」


 ローションが染み込んだ肌は荒い息に発汗し、水では得られない輝きでサレンの裸体を包み込んでいた。元々魅力に溢れすぎているサレンの裸は、下品なガニ股に卑猥な輝きを照り返す。もし男がサレンを見ていたなら、絶頂で蕩けて、その事実に呆然とした美貌の面共々捨て置くわけがない。

 再三になるが、そんなサレンに手を出しているのはAIだ。機械は放心した彼女に欲情や劣情を抱くことはない。淡々と、サレンに必要なマッサージを与えるだけだった。


 サレンの身体を愛撫したものとは異なるマッサージハンドが新たに飛び出し、妖艶に照り返す彼女の肌にペタリペタリと平べったい何かを貼り付けた。


「ひゃっ♥ あっ、ちょっと、どこに貼って……んんっ♥」


 サレンも既に気づいている。このマッサージが普通のものではないと。しかし拘束されたサレンに機械は止められない。

 乳房や下腹部、臀部に貼り付いた湿布のようなもの。それ単体では過敏な肌にひんやりとした感触をもたらすだけだが――――表面についた電極が効果を発揮すると、サレンの反応が一変する。


「ん゛おぉぉぉぉおおぉっ♥♥♥ おっおっおーーーーーっっ♥♥ し、しびれ、ふ、ふりゅえっ♥♥ おぉおぉおおんっ♥♥♥」


 湿布の正体は電極パッドだ。汗とローションで通電性を良くしてから、電流による振動のマッサージをもたらす。

 効果は覿面だ。サレンは悶絶とも快感とも取れる野太い嬌声を吐き出すと、目を上擦らせた蕩け貌になって腰を『カクンカクンッ♥』を振り乱す。前後に踊る動きには、さっきまでの離れたいという意思は感じられず、複数の性感を走り抜ける電流快感に思わず腰を逃がそうとする無意識が感じられた。同じようで違う。快感が強すぎて逃げたくなった。快楽を認めてしまった浅ましい動きだ。


「ふおおぉぉぉぉぉぉっ♥♥ とめっ、とめへっ、とめりぇえぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜♥♥♥」

『スタンダードコースはお客様に満遍なく快感をお届けいたします。〝最初〟は、お客様が最も敏感な性感を重点的にマッサージし、次いで全身の性感をマッサージいたします』


 サレンが腰を振って電極マッサージの停止を懇願する中、機械音声は粛々と彼女が決めたスタンダードコースの内容を今さらながらに解説する。


『診断の結果、お客様は肛門を中心に乳房、陰核が優れた性感であることが分かりました』

「はひっ!?♥ こ、こうも……おしりぃぃぃっ♥♥ だべっ♥ やべでぇ♥」

『スタンダードコースのプログラムに従い、お客様の肛門を洗浄拡張の後、極上の快楽マッサージをお約束します』


 美しい乳房でも秘部でもなく、自分の肛門、不浄の尻穴が最も敏感な性感帯などと言われて屈辱と羞恥を感じない人間はいない。それが本当であれデタラメであれ、サレンは顔を真っ赤にして拒絶する。

 当然AIは顧客の身体を調べて最適な結果を導き出したに過ぎない。サレンの羞恥や戸惑いは考慮の外にある。


 ずっぷんっ♥


「はぁっ、おっ、おぉっっ♥♥♥」


 不意に尻穴を突いたモノがもたらした圧迫感にサレンは舌根を吐き出した。脳天を叩かれ、呼吸ができなくなるような感覚が彼女を襲う。


 チュルルルルルルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥


「ん゛ほぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ♥♥♥」


 だが、その感覚で声を上げたサレンを嘲笑うようにシリンダーは押し込まれた。サレンの美尻が小ぶりに見える巨大な浣腸器の中には、淫猥なピンク色の液体が満ち満ちている。それを全てとなると、サレンのなだらかな腹がぽっかりと膨らむことは避けられないだろう。

 額に脂汗を浮かべ鼻の穴をかっぴらいたブサイクな表情のサレンからすれば、いつ終わるともしれない浣腸が始まったことになる。シリンダーは容赦なく押し込まれ、本来出すべき穴の中に冷たい浣腸液が逆流していく。


「お゛おぉお゛おぉぉおぉぉお゛お゛♥♥♥ おしり焼けるっ♥♥ いやあ゛あぁぁぁぁぁぁぁああ゛♥♥」

『浣腸液はお客様の衛生面に配慮し、内部で排泄物を完全に分解。胃と腸の中で凝固し、ゼリー状の排泄物となって放出されます。肛門の解放感に身を任せてください』

「ちがうっ♥ そういうこと、言ってるんじゃ、おほおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥」


 たとえ配慮されようと、お尻から排泄をするという行為に全く違いはない。この歳になって、こんな場所で排便をするなど考えたくもない。

 しかし逆流する浣腸液をサレンが止める手段はなかった。腰を前に逃がしても、浣腸器の先端は括約筋の奥に入り込んでしまっている。腸壁を擦り上げながら胃に侵入し、腸自体にもパンパンに詰め込まれていく。

 浣腸液の凝固が始まった。機械音声の解説通りなら、サレンの中にあった汚物は全て消え失せて、無害なゼリーになっているのだが。


「んごおぉぉぉぉ、おげぇぇぇぇぇ……♥ やだ、いやよ♥ こんなところで、出したくないい゛ぃぃぃぃぃぃ……トイレ、せめてトイレに行かせてぇぇ♥♥」


 もちろんサレンの心境なNOを突きつけている。誰が好き好んで排泄をしたいと思うのか。だが無理やり詰め込まれたモノは、どうあっても尻穴からしか排除できない。

 せめてこんな場所ではなく、一人で出させて欲しいとサレンは懇願した。涙ながらに恥を忍んで、子供のようにトイレを乞う。


『お客様の要望にお応えします――――簡易トイレを存分にご使用ください』

「いやあ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!♥ そうじゃない、そうじゃないのよおぉぉぉぉぉ!♥」


 ガニ股で開かれ、今にも崩落しそうな蠢きアナルの真下に設えられた〝ポリバケツ〟。少なくともサレンが懇願した状況と程遠いのは、彼女が鼻水を垂らしてまで泣き叫んだことから容易く読み取れた。


 ギュルルル、ゴギュルルルル♥ ゴロゴロゴロ……キュウゥゥゥ〜〜〜〜♥♥


「う゛っ、お゛おぉぉぉ♥♥ のほお゛おぉぉぉぉ……っっ♥♥♥」


 ところがサレンの身体はそう思わなかったらしい。ポリバケツを排泄のGOサインと考えた胃が、急速で猛烈な便意でサレンを急かした。

 それは本来の便意と違い、耐え難い痛み以外に途方のない快感でサレンの脳髄を焼く。電極マッサージを同時に受けていることを忘れるくらい、サレンの身体は排泄の解放感を一心に求め始めた。


「ヒィ♥♥ やだ、いやよぉぉぉぉ♥ こんな、こんな場所で、みっともない格好で出したくないィィィッ♥」


 サレンが幼い子供たちに好かれ、尊敬される人格だからこそ、排泄に強烈な忌諱の感情を発するのは必然だ。

 額の脂汗を飽き足らず吹き出し、歯茎がモロに見えるほど歯を食いしばって便意を否定する。轟音を掻き鳴らす腹に対し、少女はどこまでも抗った。


『スムーズな排泄をサポートいたします』


 すりっ……すりすりすりっ♥


「ぶぎょお゛おお゛♥♥♥ やべでぇ゛♥♥ もれる゛っ♥♥ う゛ん゛ぢも゛れ゛りゅう゛ぅぅうぅぅぅぅっっ♥♥♥」


 悲しいかな。身体と機械はサレンの快感を求めて、少女の羞恥心までは配慮してくれない。

 ボテ腹をマッサージハンドで摩られて豚のような悲鳴を漏らし、先ほどから『ぶぼっ♥』『ぶぴぃーっ♥』と汚い演奏を行うサーモンピンクの尻穴を優しく撫でられ、サレンの我慢はいよいよ今際の際に追い詰められた。普通ならできない放屁中のアナル愛撫に、その口から『うんち』などという下品な単語が飛び出したのが何よりの証だ。

 表情どころか言葉を選ぶ余裕すらなく、逃げ道もない。唯一の救いは、彼女の尻穴から溢れるものが汚物ではないことだ。


 ぶびっ、ぶぼびびびびっ――――ぶりゅっ♥


「あ♥」


 その解放感に、全てが徒労に終わったことを察した貌が蕩けた。

 サレンの菊門がボコッと花咲くように膨れて、奥から毒々しい桃色の流動体が頭を出す。それはズルズルと擦れて落ちて、ぶぼっという音で勢いをつけて解き放たれた。


 ぶぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅるるるるるるめりめりむりむりぃぃぃぃ〜〜♥ ぶりゅぶりゅぶりゅりゅりゅりゅりゅ〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥


「んほおおぉおおおおおおおおぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!♥♥♥♥ でりゅ♥♥ ぶっといの♥ おしりからっ♥♥ と、とびでりゅうぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 我慢の表情が遂に猥りがましいオホ声アヘ顔絶頂に変わり果てた時、サレンの尻穴が大きく拡張されながら極太のゼリーをひり出した。

 激音を鳴らしながらポリバケツに滑り落ちていくアナルゼリー。その勢い、量はサレンの知る排泄の比にならない。否、排泄のような何かと言わざるを得ないものだった。


「ん゛ぎょほーーーーーっ♥♥♥♥ ん゛お゛お゛、ん゛お゛ーーーーーっっっ♥♥♥♥ やば、やばいぃぃぃぃっ♥♥♥ おなか、おながっ、はれつ、すりゅ♥♥ こすれりゅ、こすれてりゅ♥♥ おしりのながでうんちこすれぇ♥♥ お゛っほ♥♥♥ 肛門のびりゅうぅぅぅぅぅ〜〜〜〜♥♥♥ なんれぇ♥♥ う゛ん゛ぢがなんれこんにゃにきぼぢい゛い゛の゛ほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛♥♥♥♥♥」


 気持ちよすぎて止まるはずのものが止まらない。括約筋は快楽に完全降伏しズタズタに引き裂かれ、腸壁はゼリーに擦られながら性感の目覚めに打ち震える。

 ガニ股を描いた下半身は堪らず腰ヘコダンスを再開させ、疲労も厭わずに爪先を『ぴぴーっん♥』とみっともなく立たせていた。

 今までのマッサージで得た快楽など可愛いもので、サレンは蕩けきった貌からオホ声を全力で走らせて、何度も何度も絶頂した。それは彼女が肺腑からありったけの酸素を吐き出し、乱れた深呼吸が始まるまで、アナルが見る影もなくポッカリと開き切るまで続いた。


「ぜぇー、ハァー♥ ぜぇ、はぁー♥ はっ、あっ、お゛ぉ゛っ♥♥ ふぅーっ、ひぃーっ、ほぉぉぉぉ……♥♥」


 サレンの人生でこんなにも惨めな深呼吸はなかった。サレンの人生で、お尻の穴が捲れるほどの排泄を経験したことなど一度もないのだから、当然と言えば突然だった。

 彼女の尻穴は火照り、上気して丸々とした恥の穴と化していた。媚肉などと比べるまでもなく大きく卑猥だ。ゼリーを垂れ流した腸壁はビクビクとヒクつき続けている。


『洗浄拡張が完了しました。続いて、腸内マッサージを開始します』


 恥という恥を晒し尽くし、括約筋をズタズタにされたサレンのケツ穴にマッサージハンドが伸びた。彼女が惚けて何も出来ない間であろうと、機械に心情を慮る機能はない。

 ただサレンという顧客の最も気持ちいい瞬間を、極上の快楽を延々と味わってもらうためだけに機械が動く。

 ぽっかりと開いて媚肉より巨大で卑猥な穴となったアナルに向かった機械手は、相も変わらず人の指より正確で繊細な手先を使って腸内に金属の棒を潜り込ませた。


 コリッ♥


「うっほヒィィィィィィィッ!!?♥♥♥♥」


 棒の『返し』が腸壁を引っ掻くように擦った途端、サレンはマヌケな嬌声と共に視界を明滅させ、意識の覚醒を余儀なくされた。

 媚薬の塊(アナルゼリー)が滑り落ちた腸壁は、彼女が想像した何十倍の感度に変わり果てている。既にサレンの知る排泄器官は、僅かに擦られるだけで激しくケツアクメをキメられる性感帯と化したのだ。

 まして、鋭敏な排泄器官を擦るモノが徹底した快楽マッサージを行う機械であるならば。


 グリッ♥ グリッ♥ グリッ♥


「おホッ♥ おっ♥ ぅ゛ほォ♥」


 コリィッ♥


「あはぁぁぁんっ♥♥♥♥」


 声を濁り鳴らすも、甲高く情けなく鳴らすも思うがままだ。拘束されていなければとっくに砕けて倒れている腰を淫らに振り乱し、いやらしく痙攣し艶めかしく濡れぼそった腸壁を引っ掻かれ、サレンは多様な嬌声を吐きながら数秒ごとに絶頂する。


『続けて乳房のマッサージを開始します』

「ひぃ!?♥ な、なによそれぇ♥ やめて、やめなさいっ♥ こ、こないでぇ♥」


 乳房のマッサージが並行して始まった。豊満な乳房はケツアクメに当てられ、乳首を色が変わるほど充血勃起させている。

 そこに小さくて柔らかい筒が迫る。悪足掻きで上半身を揺らすサレンだが、残念ながらというべきか、巨乳を淫猥に暴れさせる結果にしか繋がらなかった。


 にゅぷんっ♥


「っっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♥♥♥♥」


 愛撫で分析した乳首のサイズに合わせ、粒がびっしり張り詰めた膣穴もどきの『乳首オナホ』にサレンは息を詰まらせながらイッた。

 さらに。


 きゅいいぃぃぃぃぃんっ♥


「……うそでしょ」


 繊毛が目で数え切れないほど蓄えられた極小のブラシが、サレンの股間に迫っていく。合わせるようにマッサージハンドが彼女の濡れた恥毛を弄り、これみよがしに小豆のような部位を摘み上げた。

 クリトリスという敏感な場所を摘まれたサレンの反応は意外なほど鈍い。言葉も出ないという驚愕が見て取れた。が、その鈍化した感覚はすぐに吹き飛ぶことになるだろう。


「や、やだ♥ しぬ♥ そんなの死んじゃうわよっ♥ だめ、だめだめだめっ♥ やめてやめてやめて♥ しぬ♥ しんじゃうから♥ やめて♥ やめなさいっ♥ や、やめなさいって言ってるでしょおぉぉぉぉっ!♥」


 絶望と快感の予感に形容し難い表情で発狂する。腰を捻り、ガニ股へっぴり腰になってでもサレンは回転ブラシからクリトリスを逃がそうとした。

 三箇所は無理だ。死ぬ。本当に死んでしまう。立場を弁えず叱りつける叫び声を上げてでも避けねばならない。


 ゴリュッ♥


「オッホーッ!!?♥♥♥♥」


 我が儘なお嬢様の雑魚アナルに『返し』の一突きが突き刺さった。瞬間、これがオホ声とばかりの無様でみっともない悲鳴を上げたサレンが腰を真逆に振り抜いた。当然のようにサレンの腰振りを予期していた機械は、彼女のクリトリスがピタリとハマったことを確認して、回転ブラシを起動した。


「あ゛ぁ゛っ♥♥♥ あ゛ぁぁぁーーッ♥♥♥♥ ぁ゛~~~~~~~~~♥♥♥♥♥♥♥」


 ここで死ぬ。サレンは本気でそう感じた。快楽でぐちゃぐちゃになった頭が逃げろ逃げろと叫んで、全身をめちゃくちゃに忙しなく動かす。だが一歩も動くことができない。


「う゛お゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♥♥♥♥♥」


 気持ちよすぎて叫ぶことしかできなくなった。そのある意味では幸せな状況はすぐに解消された。


「あ゛ぁーーーーッ♥♥♥ じぬ゛♥ ぢぬ゛ぅ゛♥ だずげでぇ゛〜〜〜〜〜♥♥♥♥ ぎも゛ぢよずぎでじん゛じゃう゛っ、ぢぬ゛う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」


 思考の余白が快楽の奔流に支配され、僅かだが快感を〝考えて〟しまう。閃光の快楽は刹那の時間さえあれば言語化できてしまう。気持ちいい。ただそれだけを考えることができればいいのだから。

 必死の形相でサレンは助けを乞う。叫ぶことしかできなかった数秒前に戻りたいと思うのに、快楽を覚えた脳が適応し始めたばかりにサレンは死ぬほどの快感を言葉にして吐き出し始めてしまう。


「やだッ、やめなさいッ、やめろぉぉぉぉぉぉッ♥♥♥♥ ちくびやめでぇぇぇぇぇぇぇっ♥♥♥♥」


 乳首オナホがぐっぽぐっぽと咲いた蕾を包んで犯す。


「イッだ♥ イグッ♥ イぎまじだ♥ だからやべでッ♥♥ くりとりすっ♥ けずられるの♥ けずられてるッ♥ む゛りィ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 回転ブラシが真っ赤に腫れたクリトリスを削るように愛撫する。


「んほォ゛♥♥♥♥ しょこひょわっ♥ ぉお゛う゛ッ♥♥♥♥ よわいとこ、ばっかり、こずるなぁ゛♥♥♥♥ お゛ッほ♥♥♥♥♥ ご、ごめんなざい゛♥ なまいぎ言っでごめんなざいぃ♥ ゆるじで、ゆるじ……うっほほおおおおおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 棒の『返し』が全てが性感帯となった腸壁のさらに弱い部分を探り当てて擦る。


「ぁ゛〜〜♥♥♥♥ ぁ゛〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ あ゛ど♥♥ あど何分なのォ゛!?♥♥♥ おねがいだからおじえでぇ〜〜〜♥♥♥♥」

『残り時間は一時間四十八分五十七秒です。ごゆっくり極上の快楽をお求めください』

「む゛りよお゛ぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥ たえられないっ♥ なんで十分しか経ってないの♥ ぜったい二時間すぎてるぅ゛♥ こわれてる♥ ぜっだい゛ごわれでる゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛♥♥♥♥ もうやめなさいよお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥」


 本当なら一瞬で過ぎる絶頂が幾重にも重なって時間の感覚が狂い、僅か十数分を規定の時間と誤認したサレンが八つ当たりを機械へぶつけた。もちろん返ってくるのは苛立ちでも不満でもなく、淡々と粛々と、けれど激しい快楽マッサージ。


「イキたくない♥ イキたくないイキたくないイキたくないッ♥♥ イぎだぐない゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥ イグのやだ、やだ、もう゛い゛やあ゛ぁぁぁぁぁぁぁ♥♥♥♥ いぐ、いぐーーーーーーーーーッッ♥♥♥♥♥」


 次第にサレンの頭には『イク』瞬間だけが刻まれるようになった。性感帯を快楽の暴力に晒されて、サレンは絶頂の最も深く高い場所から降りてこられなくなった。一秒が数分に感じられる壊れた時間の感覚の中で、サレンは全てを投げ捨てて叫んだ。

 ここにはママ・サレンと子供たちに慕われ、優れた商人の地位を持つ少女はいない。ただのサレン。快楽に抗えない雌の身体を暴かれた女でしかなかった。

 サレンの中でどれほどの時間が経った頃だろう。


「ぅほおぉぉぉぉぉぉ♥♥ あっあっあヒィィィィィィィッン♥♥♥♥ ぎん゛も゛ぢい゛ィ゛♥♥♥♥♥ もっど、もっどイがぜでッ♥♥♥♥ 脳みそイキまくってぢぬうぅぅぅぅぅっ♥♥♥♥ イがぜでぇえぇぇえぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 あれだけ拒絶していた快楽をサレンは受け入れ、求めるようになった。ヤケになったのか、アドレナリンの分泌で絶え間ない絶頂という苦痛から免れることができたのか。

 白目と舌根を向き晒し、全身から体液という体液を噴き出す姿では判別のしようがなかった。


「あ゛っ♥♥ お゛っ♥♥♥ うほおぉぉぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥♥ ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥」


 判別の意味などないというのは、その通りではある。


 サレンはイキ続けた。機械が数える時間が正しいかどうかなど、どうでもよくなるくらい。二度と立てなくなるんじゃないかと思うくらい。頭がおかしくなるくらい。サレンはずっとずっとイキ続けた――――――――




 マッサージ店は繁盛しているとは言い難い。カウンターに座った店主が暇を持て余しているのが良い証拠だ。

 しかし、売れていないというわけではない。彼の店は固定のリピーターが〝必ず〟付く。来客が多くない分、固定層のリピートは大きい。まあもっとも、店主からすれば売上より彼女たちの来客そのものが好ましいのは間違いない。

 彼は先日も上客を手に入れた。何やら手違いで他の店の割引券を持ち込んでいたが、稀に見る美麗なエルフの少女を見逃す手はなく知らぬ顔で割引を適応した。その分落ちた売上など、彼女が固定層に加わるのなら安すぎるくらいだ。〝後始末〟まで楽しんだ彼はそう確信していた――――必ずリピーターになることも、だ。

 そう、まだ現実にもなっていないことを男は断定している。そして今、その妄言は真実となる。


「あ、あの♥ マッサージを、利用させて欲しいのだけど……あいてる、かしら♥」


 艶やかな金髪の髪を靡かせ、美貌を火照らせたエルフの少女が蕩ける甘い声色を発する。白い衣服の乳袋は肌が透けるほど汗ばみ、スカートの下から覗く太ももにはねっとりと汗ではない液体が滴っている。

 一言でまとめるならエルフの少女は発情していた――――――あの機械の虜になって狂った者は、再び扉を潜らずにはいられない。

 故に彼は歓迎する。美しく淫らな少女を。時間を忘れ気狂いするほどの快楽の虜になった卑猥な雌を歓迎する言葉を発して、彼女の淫猥な微笑みを拝むのだ。


「はい、もちろんです。お客様のお好きな時間――――極上の快楽をご利用ください」





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