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いつもご支援ありがとうございます。昨日の夜眠すぎワロタで更新が朝になりました。

というわけで転生者ロナールの続編になります。基本的に1話をそこそこの長さにして、次に繋ぐ感じにする……のが現状の想定になるのかなぁとは。あんまり早くやりすぎても拡張性皆無の短い感じになっちゃいますからね。まあどこかで終わりにはしないとでしょうけれど。


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 ロナール・グリフィスの朝は早い。生真面目な、家族を問わず信頼のおける男という評価を得るために日夜努力を怠らなかった彼だ。生活習慣が誰よりも整っているという自負があった。

 煩わしく思う時もあった。しかし、今は違う。朝、触り心地の良い寝具を退けて起き上がれば、彼の隣には恋人の姿がある。

 美しい裸身だ。羨望を向けられる美貌というのは、きっと彼女のことを言うのだろう。艶やかなスミレ髪が乱れている様も、豊満な胸の先から生い茂った丘の下まで、全てを見られるのが努力の特権だと言うのなら、彼は過去の自分に感謝をする。


「ん……おはよう、ロナール♥」

「おはようレン」


 同時に、この機会を与えてくれた神に祈りを捧げてもいい。教会を尋ねるべきかな、と冗談めかした考えを頭に浮かべながら、目を覚ましたレンの頬を撫でる。ロナールの手を愛おしげに受け止め、蕩けた顔で擦り寄る愛らしさが堪らない。


 レン・ブライトの恋人、ロナール。【原作】では決してありえない立場を得た彼の正体は――――――転生者である。




 ロナール・グリフィスは転生者。彼が異界の地から放浪し、ロナールという少年の精神に転生した事実を知る者はいない。この世界の住人から観測されない次元でのやり取りだ。ロナールが口を滑らせない限り、転生の事実が暴かれることはない。

 そのため、彼の現実は至って平穏だった。もちろん【原作】の事態を考えれば平穏とは程遠い事件が多発しているのだろうが、少なくともロナールの〝計画〟は平穏に進んでいる。

 その証拠にレンは彼の傍らにいる。共和国アラミス高等学校に交換留学で編入した【原作】において寮住まいだったレンは、ロナールと実家で半ば公認の同棲生活を送っていた。周りからの信頼があればこそであり、名門の生徒会長と副会長が同棲とはいえ浮かれた生活をするはずがない……などというのは他者が抱く幻想であり、レンはロナールの手で着実に淫らな道を歩んでいた。

 今やこの豪邸どころか、学校での淫行さえ受け入れ始めた恋人。ロナールの努力次第で、どんな【原作】ヒロインでも好みの色に染め上げられると証明されたようなものだった。


「今日はアニエスくんたちとショッピングかい?」

「ええ。そういうロナールは、またいつもの場所でしょう。ふふ、お気に入りだものね」

「からかわないでくれよ。君といる以外では、あの店が一番落ち着くんだ」


 ならば彼は思案する。手を伸ばし、計画を進める。レンと仲睦まじい朝食という優雅で優越感に浸れる一時を過ごす間にも、彼は己の欲求を叶えるための努力を怠らない。

 レンは手に入れた。それなら〝次〟だ。彼女をより淫蕩な人格に堕としながら、他に狙いを定めているヒロインを攻略する。ロナールの野望は、この高校生の時間をふんだんに使うことで本格的に進めることができる。

 これまで長い時間、丁寧に積み重ね、大胆に育て上げた自らの地位、能力、関係性。転生者風に言うならそれらも〝チート〟というべきものだ。世界の先を知る転生者ロナールだからこそ得られたものを、この時代で解放していく。


「じゃあ行ってくるわね。レンがいない時の浮気は〝ほどほどに〟ね♥」

「ああ……って、それはそれでどうかと思うけど」


 ちゅっ♥


 キスの見送りは忘れずに。レンはアニエスたちとショッピングということで、ロナールとは別行動だ。

 荷物持ちとして着いていくことは容易だが、女性だけで積もる話もあるだろう。時には距離を置くことだって配慮の一環だ――――というのは当然ながら建前である。

 必要なら信頼を駆使して着いていく。今日は必要な日ではないから、レンの楽しみを優先して見送った。

 【原作】におけるメインヒロインであるアニエス・クローデル。彼女は非常に魅力的な存在だ。いつかレンと3Pで楽しみたい。それがロナールの性根にある正直な願望ではあるのだが、まだ先の話だ。

 アニエスは学校の後輩。言ってしまえば、手を伸ばすタイミングはいくらでもある上、仕込みなども手軽に行える。自分の庭と言える学園内で純粋なアニエスを囲むなど、高難度のレンを攻略した彼からすればいくらでもやりようがあった。


「ま、メインと言うんだ。楽しみはとっておきたいよね」


 もっとも、手を回すことで堕落していくヒロインをじっくり楽しみたい、という下衆な考えが本命なのだろうが。

 上機嫌に鼻歌など歌いながら、道具類の準備を済ませて出発する。場所は共和国・旧市街。国の発展に取り残され、ロナールのような上流階級の人間が立ち寄る理由はほとんどないくたびれた街。そこにロナールの求める〝マドンナ〟はいる。



「いらっしゃい……おう、また来たのか。いつものでいいな?」

「はい。お世話になります、店長」

「はっ。ガキだろうが客は客だ。ゆっくりして行きな」


 店主であるビクトルの歓迎を受け、ロナールは老舗の端に備え付けられたテーブルを選んで座る。休日はここが彼の指定席のようなものだった。

 ビストロ《モンマルト》。ロナールが勉学に励む際に愛用する店舗で、庶民的な雰囲気で客足が多く、旧市街の中でも特に賑わいのあるカフェだ。

 ただ本格的に賑わうのは夜になってからで、朝は静かな雰囲気が味わえる。このモーニングタイムを感じながら勉学に励む。


「おはよう、ロナールくん。今日もご苦労さま」

「おはようございます、ポーレットさん。いえ、これも学生の責務ですから」


 その中の癒しの時は、間違いなく店のマドンナを目にすることであろう。

 コーヒーをテーブルに配膳しに現れた妙齢の美女。かなり若く見えるが、これでも二十代の後半を数える女性だ。淡い赤色の髪を流し、翠の瞳は優しい色。聖母のように暖かな雰囲気を纏い、常連客のマドンナと持て囃される店主の一人娘。

 ポーレット――――彼女こそ、ロナールが《モンマルト》に通う最大の理由だ。


「恨を詰めすぎないようにね。何事も節度が大切だから」

「ありがとうございます。けど、ここで勉強させて貰えると、やる気も体力も逆に回復しちゃうんです。ポーレットさんのお陰ですかね?」

「うふふ。そうだとしたら嬉しいわ」


 もちろん、その事実はおくびにも出さない。若い学生の冗談で自分も一人の男であるとアピールするが、それだけだ。それ以上は店主の目を意識し、余計なことはしなかった。

 何より、ポーレットのガードが硬い。しっかりと歳を重ねているのと、過去の経験がそうさせているのだろうとロナールは考えていた。

 ポーレットは一児の母だ。が、娘のユメに父親はいない。とある事情を抱え、彼女は六年前に父が構えるこの実家に帰ってきた。詳しいことはポーレットだけが知っている。少なからず彼女を狙う男たちも事情を知らないため、アプローチはことごとく徒労に終わっている。

 しかし、ロナールは違った。彼は【原作】の知識を持っているため、ポーレットがどういう立場であるかは知り尽くしていると言っても過言ではない。


(とはいえ、それが何だという硬さだがな)


 ロナールは自身の冗談を笑顔で躱し、店を切り盛りする看板娘を見遣る。過去は知っている。が、それが直接的に役に立つかは別の話だ。仮に利用できたとしても、分かりやすすぎる脅迫ではないか。

 転生者ロナールはそれを望まない。彼はあくまで、自分の意思で彼に従う女が欲しい。自分だけのポーレットが欲しい。反抗心を抱かせるやり方はナンセンスだ。

 かと言って普通のアプローチも難しい。ロナールは学生で、ポーレットは大人だ。温厚な態度とは裏腹に、強固な線引きをしている彼女にいくら粉をかけたところで上手く避けられて終わりだ。如何にロナールが雌を堕とす調教スキルと絶倫チンポを所有しているとはいえ、それを活かす関係を築くことができなければ全く意味がない。


 であるならば、この店の常連になる意味はなかったのか。否、そういうわけではない。

 ポーレットの身内と仲を深めておくのは大切だ。店主のビクトル、その孫娘のユメ。そして老舗を構える雑居ビル内で特殊な仕事に就いている〝彼〟。

 今後のために培う信頼は幾つあってもいい。身の上の潔白はあればあるほど自分の味方をしてくれる。

 それにポーレットの直接的な攻略は難しいとは言ったが、できないわけではない。やりようはいくらでもあるのだ――――レンに対してそうだったように、背後から気付かれず手を回すのは転生者の得意技だ。


「そろそろか」


 勉強開始から数時間、ポーレットが店の裏に引いたことを合図に、ロナールは行動を起こした。

 今日は仕込みの試運転にやってきた。正確に言えば、その仕込みを確かめる手段の試運転という非常に回りくどいものだが。

 彼は最新型の導力ネット端末《Xipha》を取り出してテーブルの上に置き、ワイヤレスイヤホンを耳つけて操作をする。端の席で目立たず数時間勉強に励んでいた真面目な学生が、気分転換に音楽を聴き始めた。傍目から見ればそんな筋書きだ。

 怪しまれることなくXiphaを起動したロナールは、とあるシステムを遠隔操作する。すると、テーブルの上に置かれたXiphaのモニタが切り替わり、リアルタイムの映像が投影された。


 店の裏手に引っ込んだはずのポーレットの姿が、ロナールのXiphaに映っていたのだ。


「流石はレン。完璧だな」


 画質の鮮明さに加え、映像の切り込み口をどこに切り替えてもバレた様子は見られない。美貌に溢れるポーレットの顔、エプロンを膨らませるポーレットの乳房、ジーパンにムッチリと張り付くポーレットの臀部。どこも簡単に切り替えられる。

 有り体に言えば監視用の導力システム。対象を選択し、小型のステルス自立カメラを飛ばすことで二十四時間体勢で監視可能。小型ながらカメラの精度、画質共に申し分がない。


 言葉を飾ることなく伝えるのなら、要するに盗撮用に組まれた超テクノロジーの監視システムである。まだどこにも出していない技術を結集し、天才児のレンが主導して開発したロナール専用の導力システム。彼が如何にレンの信頼を得ているかの証明でもあった。あるいは、レンが彼の言いなりになっている証明か。

 システムは無事に起動し、何の問題もなく動いている。ロナールから見えない位置にいるポーレットを完全に監視できている。試運転としては十分だったが、ロナールはシステムを止めない。


「どうせならもう少し、ね」


 悪戯心が膨らみ、彼はポツリと呟いた。どうせ後に見れるものだが、それとは別に見てみたいものがある。

 Xiphaの画面に映るポーレットが扉をくぐった、カメラもスイスイとその中へとついて行く。中は個室で、便座がある。そこは紛うことなきトイレだった。

 人間が避けることのできない生理現象。マドンナと呼ばれるポーレットと言えど例外でなく、それを処理するために仕事中に適度なタイミングで裏に引っ込むことは分かっていた。

 トイレに入ったポーレットは、ジーパンに手をかけて慣れた様子で引き下ろす。


 ぷるんっっっ♥♥


「ぉ……っと」


 誰にも見られない場所。僅かな油断の表れが、たわわな尻肉の揺れとなってロナールの視界を蹂躙した。

 レンをも上回る臀部は100センチは下らない。ジーパンとショーツを下ろしただけで、とてつもない揺れを引き起こしたことからもサイズ感が読み取れる。巨大で卑猥なデカケツは、監視するロナールが感銘の吐息を零しかけ、慌てて声を抑えるほどの破壊力を秘めていた。

 一児の母がこのエロさを保っているのは奇跡的という他ない。監視されているとも知らず、下半身を露出したポーレットが便座に座る。大きすぎるケツが便座に『ムチィ♥』といやらしく喰い込む。当然中まで追いかけたカメラによって、ポーレットのマンコとアナルも間近で暴かれていた。

 マンコは子を産んだとは思えないほど整い、年相応に毛深い。アナルは少し開き、肌より濃いめの色合いだ。


『ん……っ♥』


 と、カメラがポーレットのいきみ声を拾う。用を足すだけだというのに、どこか色っぽい彼女の声と共に黄色い水が便器の縁を叩く。

 じょぼじょぼと滴り落ちる濃厚な色の水。尿道から溢れて陰毛から小規模な滝を作って滴り落ちるそれは、マドンナのおしっこ。ポーレットの小便。惜しげのない排泄シーンだった。

 アナルがヒクヒクと蠢く中、小便が勢いよく弾け飛ぶ。ロナールはその音を、光景を脳に焼き付ける。真面目な学生が行きつけの店の看板娘へ盗撮行為を働き、あられもないトイレシーンを音付きで観察しているなど、誰もが思わない。

 やがて水の勢いが止まったところで、トイレットペーパーでしっかりと汚れを落として用を終えるポーレット。


『あんっ♥』


 その時、甲高い声が僅かながらに零れたのをロナールは聞き逃さなかった。


「結果は楽しみなのは、いつも変わらないな」


 彼女のようにロナールが狙う価値のある雌候補の美女なら、尚更。

 マドンナの放尿シーンを心ゆくまで味わったロナールは、何事もなく店の中で勉強を続けた。卑猥なデカケツを晒した小便をキメた美女が、慈母の如き笑みを浮かべる姿を糧にしながら。




 動きがあったのはその日の夜のことだった。


「予想ドンピシャだが、ここまで当たると笑いが出てくるな」


 計算して投与したとはいえ、効果はどうしても個人差がある。今日がその日だという保証はロナールの直感のみだったが、こうも上手く当たると嬉しい笑いが込み上げてくるのが人間だ。内心、途方もなく爛れた野望を秘めているロナールが一人で堪え切れるものではなかった。

 昨今流行りの導力映画を家でも大迫力で観られるように。そんな願いで作られた観賞用のモニタルーム。自室ではなく専用で作ってしまうこういうところは金持ちらしいな、などと彼はモニタルームで自嘲する。しかし、あるからには存分に活用させてもらおうと、Xiphaを大画面に繋いで映像を出力した。


 Xiphaは今朝と変わらずステルス導力カメラと接続している。つまり、映し出されるものは店では見ることが叶わないポーレットの姿――――――その一糸纏わぬケツが揺れている光景が再び映り込んだ。


「おっと。少し遅れてしまったな」


 本当なら服を脱ぐ場面から見たかったのだが、仕方がない。多少残念な気分になりながらも、気を取り直してポーレットの全裸を観察した。

 昼間に見えなかった上半身が完全に露出していた。経産婦であるためか、茶色が濃いめの乳首を蓄えた爆乳。よくもこれだけのモノをエプロンの下に押し込めていたものだ。サイズ感でいえば、クロスベルの二大爆乳に勝るとも劣らないだろう。

 そんなエロティックな裸を自室で晒し、ポーレットは何をしているのかと言えば、何やら棚の上をガサゴソと探っていた。ポーレットでも台座がなければ届かないような場所を探っていたため、開幕から淫らに揺れるデカケツが見れたというわけだ。


『はぁ、はぁっ……』


 裸もそうだが、余裕のない荒い息遣いが昼間と雰囲気が大きく違うことを醸し出していた。焦っていた様子で物を取り出していくポーレット。

 見れば出てくる出てくる。バイブ、ローション、目隠しなどの拘束具が。


「ククク。中々良い性癖が開花したみたいですね、ポーレットさん」


 あられもない情事が垣間見える道具がコロコロと床を転がる様を面白おかしく笑った。全く予想通りに欲求を抱えて爆発しかけている未婚の若母を見て、彼は思い通りだとほくそ笑んだのだ。

 これこそが彼の仕込み。彼は直接的な悪事はしない。あくまで自分の意思で雌に従って欲しいからだ。逆に言えば、直接分かるものでなければいくらでも仕込みを加えるということ。レンに対して自分へ好意を向けるよう念入りに策略を組んだ時と同じく、ポーレットに対してそのチート知識と悪知恵を遠慮なく働いた。


 やったことは単純だった。夫を作らず一児の母になった彼女を性的な欲求不満に追い込む。

 実家の他に独自のルートを持つロナールにかかれば、一般人のポーレットが違和感を持てない高価な媚薬を長期間に渡って服用、ないし吸わせ、通販のチラシなどを仕込んで大人の玩具を買うように誘導。

 お遊びの媚薬とは程度が違う。ポーレットはあっという間にドロドロのオナ狂いになっていた。母としての自尊心、精神力が押さえつけるのも限界。そうした時、娘をビクトルと寝るよう促し、一人別の部屋で溜まりに溜まった情欲を一気に解放する。

 それがロナールの立てた計画だった。オナニーが染み付くまで、彼に出来ることはほとんどない。下手をすればポーレットが別の方法を取る可能性もあった。だが、彼はもはや成功を疑っていない。


『はぁー、はぁー、ハァー♥』


 巨大なモニタに映った裸の女がその証拠だ。買い込み、人目につかない場所に隠した淫具を自室に解放し、ヨダレを垂らし発情しきった貌の美女を見て、計画の順調な進行を疑う愚か者はいないであろう。

 娘と離れ、一人の女になる。並々ならぬ性欲に蝕まれたポーレットは、床に四つん這いで寝そべると、太ましいバイブを手に取ってローションを垂らす。逸物並に太いピンクバイブを自身の下半身へと持っていき、先端をマンコ……ではなく、アナルにぐちゅぐちゅと擦り付けた。


『おっ、おっおっ♥♥ んふぅっ、おっ♥』


 いきなり後ろの穴か、とロナールはニヤついた笑みをさらに深めた。

 酷い別れをしたとはいえ、少なからず想う気持ちが残っている女の証で慰めることを避けたのか。それとも、アナルが感じやすいと本能的に察したのか。どちらにしろ、昼間に見たアナルの開きはそういうことだったのだろう。


『おっ、ほ♥ ほぉぉぉぉぉぉぉ……♥♥』


 ずぷっ、ずぷずぷずぷ、ぬぷぷぷ……♥


 ぷっくらとした肛門口にローションを塗り移したポーレットは、バイブをそのまま腸内へ挿入する。曲がりなりにも出すための穴、しかもバイブは極太仕様。凄まじい圧迫感と引き換えに解消されていく情欲に、ポーレットの表情が聖母とかけ離れた人に見せられない物になる。無論、ロナールは彼女の鼻から水が滴り落ちるところまで超高画質で見させてもらっているのだけれど。

 バイブが奥まできっちり入り切り、いざ電源を入れる。


『んっ、はぁ……♥ はぁ、あ……んん……っ♥』


 とはならず、ポーレットは散乱した玩具を集めて窓際に向かう。キュッと尻穴を閉め、落とさないようゆっくりとだ。

 ロナールが仕込んだ媚薬は並外れたものだと言ったが、その説明だけでは不足してしまう。

 ポーレットの身体に蓄えられた媚薬は、強烈な発情作用をもたらす。その発情作用が他の媚薬と大きく異なる点で、あまりの強さに大抵の自慰行為では全く満足できなくなる。それどころか、生半可な慰めでは逆効果になる。解消されるのではなく、発情が激しくなってしまう。

 そうなった女は何とか欲求を消し去るため、普通の精神状態では取ることができない行動、性癖の開花とも呼べる現象に苛まれる。

 それがどんなものかは本人の資質次第で、仕込んだロナールにも予測不能なものだった。彼は今日初めて彼女の性癖を目で見て取った。


 一つ目はアナニー。これは何度も驚くほどのものではない。レンとの行為に慣れた彼からすれば、比較的大人しいとさえ考える。

 しかし次は違った。ロナールはポーレットの行動に目を見開いた。彼女は何と、部屋の窓を開き、そこから自身のデカケツを突き出したのだ。


『おっ、ふぉぉぉ……♥♥』

「おいおい、マジか」


 つい素になって独り言ちる。カメラを窓の外に回り込ませれば、たわわなケツが風を浴びて揺れているではないか。愛液の糸が風にたなびき、店の入口にあるテントに落ちる。当然、バイブが飛び出したケツ穴も丸見えになっていた。

 露出癖。オナニー前に全裸でいた時点でそのきらいはあったのだろうが、ここまで派手な露出を見せられては確信せざるを得ない。店前を通りかかった者が見上げれば、その淫らな巨尻が丸裸のバイブ付きで窓の外に浮かんでいる。これを露出狂と呼ばずに何と言うのか。


「しかも軽度のマゾ趣味も添えて、か」


 加えて窓からケツを突き出したポーレットは、簡単に解ける玩具の手錠と目隠しを装着。セルフ拘束というマゾ性癖まで見せつけた。

 アナル開発、露出癖、マゾ癖。一つ一つならまだしも、まとめて一気に目覚めるとは予想だにしなかった。媚薬の評価を上方修正と同時に、エグめの性癖が出たポーレットに期待が膨らむ。


『はっ♥ はっ♥』


 目隠しをしたポーレットが舌を出して呼吸をし、リモコンを握って裸身を震えさせる。バイブの遠隔操作用のものであろう。

 部屋に入って来られれば終わり。外から誰かに見られても終わり。理性が削れた果てにあるとてつもなく危険なオナニーをスイッチ一つで始める。

 震えから恐ろしさが伝わってくる。表情から躊躇いが伝わってくる。けれどその二つは、隠し切れない大きな期待も孕んでいた。


 カチッ、とバイブのスイッチがONになる。途端、外側に飛び出したバイブが上下左右にしなりを上げた。


『ッお゛♥ ぅんおぉぉぉぉぉぉぉぉ……♥♥』


 直腸で唸り声を上げた極太バイブは、持ち主の性感帯を情け容赦なく責め立てる。壁を擦り、捲り、口を拡げて這いずり回る。プルプルとデカケツを震わせる持ち主にして咥え主は、真下にある店舗テントにバイブをすっ飛ばしてしまわないよう、必死になってアナルを閉めた。


 ヴィィィィィィィンッ♥


『お゛ぉオ♥♥ おしりっ、すご……ん゛ぅ゛♥♥♥ こ、こえ、でちゃう……う゛ぅッ!♥♥』


 それによってバイブの動きをより気持ちよく感じ、声に抑えが効かなくなる。彼女は尻穴だけではなく、歯も食い縛らなければならない。万が一にも愛娘がポーレットの濁声で起きてくるようなことがあれば、情欲を解消するどころの話ではなくなってしまう。


『ふっ、ふっふ♥♥ ふお゛ッ、お゛ほ♥♥ んほ♥ お゛っお゛っ♥』


 だがワキワキと動く手であえて口を塞がないのは、身体が今できるギリギリを求めているからに他なるまい。バイブを落とす危険を顧みず、固定なしの括約筋のみで維持しているのも、スリルなくして身体の欲求が解消されないことを理解しているからだ。


『お゛ッ、ん゛お゛っ♥♥ お゛ぉおぉおおっ、ほぉっ!♥♥♥ ふっ、ふっ、ほっ、ほほ♥♥ おほ〜〜〜〜〜〜♥♥』


 理性の思考ではなく本能の嗜好で。鼻の下を伸ばし、緩んだ口が歯を食い縛ることを止めて不細工手前の尖り唇になる。窓際の両脚はガクガクと震え、ある到達点が近いことを如実に表していた。

 無機質なバイブは焦らすようなことをしない。主の欲望を叶えるためだけに、尻穴の中を駆けずり回るように暴れた。


『ふぉぉぉぉぉぉっ、おおぉぉおおぉぉぉぉ〜〜〜〜〜♥♥♥ い、い、いぐっ、イグッ!!♥♥♥♥』


 ブシャッ♥ プシャプシャプシャァァァァァァァァッ!♥


 何と下品で野太く、はしたなくみっともなく、それでいて淫らな絶頂宣言であろうか。

 爪先を立たせ、オホ口を開いたポーレットのデカケツが一段と跳ね上がり、マンコから湯水の如きアクメ潮が溢れ出した。


『あ゛ッ♥ あ゛ぁぁ、また……っ♥♥』


 同時に、ポーレットのくすんだピンク色の乳首から『ぷぴゅるっ♥』と白濁とした液体が四散する。

 母乳だ。元からか、あるいは妊娠後に媚薬を摂取した影響か、極度の興奮状態になると母乳が止まらなくなるらしい。

 目が隠れていたのが残念だと思ってしまうガチアクメ顔を披露した直後、母乳が出る事実のオマケまで付けてくれた。これにはロナールも満足の一言だった。


『おっ、おぉっ、おぉおぉぉぉおぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥』

「おっと。御婦人はまだのようだね」


 一人勝手に満足したロナールを引き戻す、雌が腹の底から出す野太い官能の声。イッても止まらないバイブがケツ穴で暴れ、イッても収まらない情欲によってポーレットが喘ぐ。

 今しばらくはこの危険で淫らなオナニーは続くだろう。収まれば、正気に返ったポーレットが慌てふためき後始末をする光景が見られるはずだ。が、ロナールはそれ以上の楽しみに思いを馳せていた。


「仕込みは上々、細工も流々――――あとは仕上げを御覧じろ、か」


 次はもっと近くでポーレットの淫らな声を、エロい姿を見られる。欲求が膨らんでいるのはロナールも同じこと。

 転生者ロナール。彼は目標を夫を持たない若母に定めた。もはや射程圏内、捕まえたも同然――――淫靡に染まった者が、彼のチンポに逆らえるはずがないのだから。


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とりあえず関係を持つ予定の次話まではポーレット。その次をどうするかなぁ、って悩んでます。

いやぁエレインを書きたいんですけど、私の中で彼女に似合うシチュがなかなか……明らかに未練があるどころかハッキリ矢印向けてる系なので、その場の雰囲気に流されるのは書く方の手が止まっちゃうんですよねぇ。

一応パーティー出席(潜入)のためにロナールの力を借りる、くらいまでは考えているんですが。いっそ、そこから取っ捕まえて顔を隠して調教してやろうか。ロナールだけどロナールじゃない、よくある変則的なネタ。ていうかそのくらいしないとエレイン書くの私の中で難しすぎる。

Comments

タコよっちゃん

本番シーンが無いのに、これが人妻のエロさ 続編楽しみにしています!