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いつもご支援ありがとうございます。募集箱から書いたんですよね。けど足りねぇなぁーと思って書く直前に思いついたものをオマケで書いたんですよ。そしたら長さ同じくらいになりました。いや、ミカ書くの初めてだから色々して上げたくて。

前半が聖女化洗脳。後半が趣味丸出しのお下品人格排泄信徒化です。前半の聖女化は処女ぶち抜いてんのに後半の信徒かは処女守ってんの控えめに言って意味わからんとは思うんだけど後半のアナルに被らせるのもな!と言い訳してリクエスト文通りにした。


ちなみに聖女化を書くに際しておたかつ先生のこちらの作品からネタの許可をいただきました。ぶっちゃけ捕まるところからやりたかったし、あんまり活かせたとは言えないので許されるなら別の形でチャレンジしてぇなぁと。




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 ゲヘナとトリニティの安寧を巡るエデン条約。騒動の折、紆余曲折を経てトリニティの監獄に収監されていた生徒会長の一人である聖園ミカ。だが、彼女の身柄は不意の転移で失われ、誰にも知られぬ場所へと移り変わった。


「んん……あ、れ?」


 それは他者から見たミカの話でもあり、ミカから見た自らの話でもあった。

 その瞼をぱちくりと開き、目を覚ましたミカ。てっきりいつものように牢の中だと考えていた少女は、眼前に広がる鉄の壁に大きな違和感を抱く。

 周囲を囲む壁は、ミカが前後に身動きする隙間さえほとんど見当たらない。狭苦しい通路に挟まり、白い羽までギュウギュウと押し込まれるような圧迫感にミカは眉根を顰めた。


「ちょっとナギちゃーん。確かに我が儘たくさん言っちゃったかもしれないけど、いくら何でもこれは……って、は、裸!? や、やだ……いつの間に……」


 しまいには、そんな狭苦しい場所に閉じ込められながら衣服が剥ぎ取られ、裸に剥かれているという事実。そのことに遅れて気づいたミカは、冗談で済ませられない羞恥心に頬をほんのりと赤らめる。

 年頃の少女が裸身を見られる羞恥は耐え難いものだ。誰にも見られないだろう閉鎖的な空間だからまだ落ち着いていられるが、それでも入れられた際に〝誰か〟に見られた可能性というものは考えてしまう。


「な、ナギちゃん、流石にこれは……って、ナギちゃんはわけないかぁ」


 無論、このような仕打ちを幼馴染みのナギサが行うなど考えていない。よく何も考えていない、思ったことを口に出すと言われるミカではあるが、いざと言う時の頭の回転は早い方だった。加えて、ナギサのことをよく知っている。彼女がミカを裸に剥いた挙句、狭苦しい拘束具の中に放り込むなど幾ら怒り狂っていようとありえない。

 ならここはどこだろうか、と当然の疑問に収束する。一面は鉄の壁に覆われ、外とは景色どころか音すら遮断されている。


「もう、誰がこんなことしたのかな。私に恨みを持ってる子は……まあ、今はたくさんいそうだけど。もしかして魔女みたいに火炙りにされちゃったりして〜。うーん、蒸し焼きは流石に嫌かなぁ」


 花よ蝶よと崇められたのも今や昔。罪を犯し、投獄され、悪意の渦中に放り込まれたミカには恨みを買った相手が容易に浮かぶ。困り顔で独り言ちるミカ。狭い空間に響くだけの声に反応するものなどいない。


【否。汝は聖女ナリ】


 故に、その声はありえないものだった。鼓膜と脳髄を震わせる何者かの声にミカは目を見開き、細めた。


「誰? もしかして、おかしくなって頭の中にお友達ができたとか」

【目覚めよ、目覚めよ、目覚めよ。汝は聖女ナリ】

「……なわけないよねぇ。誰なのか本当にわからないんだけど、うるさいなぁ」


 そもそも『聖女』とは何なのか。魔女はともかくとして、聖女扱いされる筋合いはミカにはない。

 監視役すらいない狭い拘束器具の中に押し込められ、耳を塞ごうと脳に響く声を無理やり聞かされる。ミカの機嫌は目に見えて悪くなっていた。


【目覚めよ、目覚めよ、目覚めよ。目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ目覚めよ――――聖女に相応しき者ヨ】

「だから――――うるさいってば!!」


 瞬間、ミカが拳を振り抜いた。勢いを付けるだけの幅のない閉鎖的な空間に、風を切り裂くような音が生じた。普通ならばありえないことだが、監獄の鉄柵や壁を拳で破壊せしめるミカの腕力は、そのありえない現象を現実にした。

 絶対的な戦闘能力。それが聖園ミカが持つ唯一無二の特徴だった。そんな彼女の拳は眼前の壁に炸裂する――――同時に、鉄は震えた。


「〜〜〜〜〜ったぁ…………うそぉ」


 しかし、鉄は激しく振動するもビクともしなかった。分厚い壁を粉々に砕くミカの膂力を以てして、ヒビ割れることさえない。鋼鉄を超えた何かで出来ている壁に、ミカは呆れと驚きを含んだ吐息を漏らした。

 自分の力を知っているからこそ、砕けるどころかヒビすら入らなかった壁にミカは本心から驚愕する。


 ミカは知る由もない。彼女が壁だと考えていたものが、聖女に相応しき者を納める棺だと言うことを。

 生み出した者が誰かは知れていない。敢えて名付けるなら『大いなる意思』が創り出した鉄の処女(アイアン・メイデン)。意思はミカを〝彼女〟に適した身体と力の持ち主だと見定め、因果を捻じ曲げて鉄の扉を潜らせた。


 ユスティナ聖徒会において最も偉大と謳われた聖女――――バルバラ。聖園ミカという器に、聖女に〝成る〟ための処置を施すために。


「ど、どうしよう。誰かに助けを……せ、せんせ――――」


 己の力が通用しない鋼鉄の棺にミカは狼狽え、生徒の一人として助けを求める。


「ん゛お゛っ♥」


 そんなミカの身体を衝撃が襲った。腹の底から出した下品な悲鳴が響く。唇が鋭く尖り、見たこともないおかしなオホ口を開いて硬直した。

 鉄の床をすり抜け、飛び出したディルドが少女の秘部を突き穿った。


「んおぉぉぉぉぉッ!!?♥♥♥♥」


 ぷしゃぷしゃぷしゃぁぁぁぁぁっ♥


 次の瞬間、ミカはイッた。爪先を立たせ、乳房を揺らして首根を反り、目を上擦らせた人生初のガチイキ顔を晒し、頭上に浮かんだ美しいヘイローにノイズを走らせながらイキ潮を壁と床にぶちまけた。

 ミカの膣穴を穿ったディルドは、まるで彼女のために用意したかのように完璧なサイズだった。それでいて、ミカの弱所を一瞬で抉り絶頂させる完璧なフォルムだった。


(……え、え? なに、今の……あたま、真っ白に……なのに、気持ちよくて……?)


 秘部に卑猥な玩具を挿入され、果てた。言葉にすればそれだけのこと。けれど、ミカの思考はその理解を拒んでいた。頭が真っ白になって絶頂した。やはり、それだけのことを理解し切れない。

 理性が官能を味わうより速く達した絶頂。突如として引き起こされた異常に、ミカの思考が置き去りにされる。


【挿入完了。聖女化、侵食開始】


 シュルルルルルルルルッッッ!


 鉄の処女は瞠目して動けない魔女に刑を執行する。秘部とディルドの結合部付近から黒いベルトが音を立ててミカの太股から首元を戒める。無数のリングを繋ぎ目に身体を縛り、卑猥に見せるボディハーネスが一秒足らずで白磁の生肌に喰い込んだ。


「ひゃあ!? なにこれ!? 硬くて外れない……やだ、食い込んで……ンンンンッ♥」


 白い玉の肌と黒いボディハーネス。二色のコントラストとその喰い込みが扇情的な魅力を生み出す。当然、そんな魅力など御免蒙るミカはボディハーネスを外そうとするが、鉄の処女と同様に彼女の力は全く通じず、万力に挟まれたように肌が締め上げられて身悶えをした。


「はぁ、はぁ……ん、んん……やだ、やだぁ……だれか、たすけ……」



【侵食進行。侵食レベル増幅・絶頂】



「――――イグッ!♥♥♥♥」


 追い詰められ、助けを求めるミカの顔は艶やかなものだった。ディルドが蠢き、少女の膣壁を的確に刺激したことで、その艶やかな表情は卑猥なものと化した。


【絶頂。絶頂。絶頂。絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂絶頂】

「ん゛ッイ゛ぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜ッッ!♥♥♥♥」


 鼻の下は大きく伸び、白目を剥きかけたアヘ顔を晒す。かっぴらいた鼻の穴や口から鼻水とヨダレ、揺れる美乳から大量の汗、突き出した股部から蒸気を発する潮吹き。ボディハーネスに彩られた裸身から体液という体液を噴き散らし、ミカはイキ狂う。


「イグッ!♥ またイグッ!!♥ ッヘェア゛♥♥ ヤッベ♥ イグイグイグーーーーーッ!!♥♥♥♥」


 何も考えられない。本当の意味で、考えるより先に口から言葉が飛び出した。唾をはしたなく、鼻水をみっともなく垂らし、イキ潮を淫猥に吹き上げてミカの思考は絶頂一色に染め上げられた。


【侵食進行。感度増大。抵抗力低下。聖装・着衣】


 ビキビキビキッ♥ ビチビチビチビチビチッ♥


「ンッひィィィィィィィン♥♥」

(なに、なになになに!?♥ 身体に、何か、はりついてりゅうぅぅぅぅぅぅぅ!!?♥♥)


 ボディハーネスが展開された時と同様に、股部から黒い染みがミカの肌に張り付く。鋭い針で刺されるような感覚。けれど、それが途方もなく気持ちよくてミカは限界まで仰け反りながら愛液を滴らせた。

 その愛液が滴る先は肌の上ではなく、段々と黒い染みの上となる。キツく喰い込んだボディハーネスと肌の隙間を抜い、肌に張り付くラバーはミカの裸身と一体化する。

 尻のラインをピッタリと浮かべ、恥ずかしい肛門の皺をも浮かび上がらせる。美乳を覆い、乳首の形をくっきりと浮かび上がらせる。腋の下の窪みまで浮かばせるこだわりのラテックスラバーは足の先にヒールを生み出し、爪の先をも呑み込み、ミカの首から下を裸以上にラインを表す漆の如き光沢で包み込んだ。


「フーッ♥ フーッ♥ ひゃにこへぇ……私の身体……返してぇ……♥」


 返して。ヨダレが垂れっぱなしの口で歯を食いしばったミカが無意識に言った。

 そう、そのラバーを着た者の身体の所有権は、もはや当人にはない。


 ギチギチッ♥ ギチチチチチッ♥


「んヒィーッ!?♥♥♥」


 身体を自由に動かすどころか、ラバーを締め上げるボディハーネスの刺激に目を剥きながらマヌケな嬌声を張り上げてしまう。ミカの身体は数刻足らずで無垢な素養を失い、易々とイッてしまう淫猥な聖女の身体へと成り果てた。


【侵食・最終レベル。聖装・着装完了。実戦投入用教育・開始】

「むぐぅぶ!?♥」


 ガスマスクがミカの顔面を塞ぎ、シスターフッドが着用する物と似たベールが鮮やかな髪に被せられた。

 無骨なガスマスクを押し付けられ、外見の特徴からミカと判別できるものは白い羽とピンクの髪を残して消え去った。肌は一部の隙もなく卑猥なラバーに覆われ、およそ『聖園ミカ』を構成する個性は失われたと言っていい。


「コフーッ♥ コフーッ♥ フーッ、フーッ……♥」

【教育・初期レベル。肉体、ヘイロー・干渉・改変】


 肉体のほとんどがミカであることを失ったのなら、次なる『バルバラ化』は精神に及ぶ。


【絶頂】


 無情なる聖女化の侵食は、ミカを数百イカせてなお足りない。

 乳首、陰核、秘部、尻穴、腋、ヘイロー。鉄の処女内部に現界した妖しい光が、聖園ミカを形作るありとあらゆる肉体と精神を撃ち貫いた。


「ン゛ッホーーーーーーッ!?♥♥♥♥」

(ぎょへ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?♥☆♥☆♥☆)


 乳首でイく、陰核でイく、秘部で尻穴で腋で臍で太股で足裏で、全てでミカはイッた。同時にヘイローを撃ち抜かれ、精神は別にイッた。

 身体はマヌケな嬌声を上げ、精神はそれ以上に品性下劣な悲鳴を叫び上げる。ガスマスクとラバースーツに身を包んだ少女はただでさえ卑猥な身体を艶やかに痙攣させ、妖しい光の中でひたすらよがり狂った。


「ん゛ッぶお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉッ!!?♥♥♥♥」

(お゛ぎょぎょぎょ〜〜ッ♥☆♥☆♥ あ゛だだだだだだままままままま♥☆ イグググググググググ♥☆♥☆ ほんぎょっ、ほげっ、あべべべっ、ホッヒョオォォォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!?!?♥☆♥☆♥☆♥☆)


 それは言葉ではなかった。苦しげな悲鳴。快楽の嬌声。様々なものが綯い交ぜになったミカでありミカではない者の声。

 自分では無い何かに〝成る〟には、それほどの苦痛と快感を伴う。価値、倫理、信念、記憶、肉体。『聖園ミカ』という人格が器を『聖女バルバラ』に明け渡すため、鼻水を噴きヨダレを垂らしアヘ顔アクメをキメる。

 正気ではない人格教育・洗脳を経てミカの肉体と精神は変質を迎えた。鮮やかな色合いだったヘイローと髪は、幽世を思わせる青白い漂白へ。白かった羽までがその色に屈して行く。



(ん゛っぎょほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜――――――――――――――――お゛ッッッ♥☆♥☆♥☆)



【聖女バルバラ・起動】



「んおぉぉぉぉぉぉおぉおおおぉ…………ッ!!」



 不動の処女が打ち破られる。そこに立っていたのは聖園ミカと呼ばれた少女ではなく――――堕ちた羽と髪を靡かせた、淫猥なる聖女だった。




 その日、シスターフッドは壊滅した。謎の襲撃者はシスターたちと似て非なる装いで教会で祈りを捧げる少女たちを打ちのめし、反撃の隙を与えることなく蹂躙せしめた。

 戦いでさえなかった。圧倒という言葉すら物足りない。力の器を依代とした聖女は、銃弾の一発も寄せ付けることなくシスターたちを地に打ち捨てた。


「コホーッ♥ コホーッ♥」


 疲れなど感じさせない蹂躙に幕を引きながら、聖女の息は荒かった。瓦礫の山を踏み締め、シスターたちの背中を踏み躙りながら、身体を締め付けるラバーとハーネスに官能の息をマスクの中に吐き出し続ける。


【信徒対象・索敵――――二名、発見】


 聖女バルバラが倒したシスターたちの中から、意思が二人を示した。

 伊落マリー。若葉ヒナタ。両者ともに熱心な修道女で、聖女の襲撃に際して祈りの時間に運悪く居合わせてしまった少女たちだった。

 この聖女はまだ生まれたばかりだ。使役する信徒が足りていなかった。触媒と言い換えるべきだろうか。


【捕縛・開始】

「コホーッ♥ コホーッ♥ コホーッ……ん゛ッ、ンンン゛ッ♥」


 聖女が倒れ伏した二人に手を伸ばす。が、脳髄に染み込む声に何者かの意識が反発し、光沢の指先をせき止める。燻んでいた髪や羽が激しく抵抗をするように、先端から鮮やかな色を取り戻し始めた。

 呑み込まれたはずの自意識が、仲間を撃って捕まえることを拒絶しているのだ。聖女化が成されたとはいえ、初期段階の洗脳は未だ不十分。これから戦場や祈りの場で慣らしていく必要があった。


【教育・開始】


 ブィィィィィィィィンッ♥


「お゛ッほお゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!♥♥♥♥」


 その嬌声は聖女か、はたまた元となった魔女か。折檻用のディルドが振動を放ち、聖女が背中を大きく仰け反らせてイキ潮を吹き上げた。

 戦場の跡地でアクメする少女は吠えた。それが収まった頃、聖園ミカは再び聖女となる――――その時まで、淫猥な嬌声は崩れ去った教会に響き渡り続けた。





《オマケ・無様敗北でユスティナ信徒化》



 ベアトリーチェが放ったかつての聖徒会の聖女とその信徒たち。聖女の圧倒的な武力と無限に湧き出る信徒たちを前に、殿を買って出た聖園ミカ。

 しかし、本来あるべき流れから逸脱し、来るべき救援の手が遅れたことで、彼女は聖女の前で膝を突くほど追い詰められてしまった。


「はぁ……はぁ……うぅ、痛い、疲れた……あーもう傷だらけ……でも、まだ大丈夫……」


 傷ついた身体に鞭を打つミカだったが、両足の膝が笑って立ち上がることが出来なかった。如何にキヴォトスきっての武力を持つミカと言えど、追撃戦から無限に湧き出るユスティナ聖徒会を相手にすることは不可能だった。

 魔女はこのまま朽ち果てる。十分に時間は稼いだのだから、十分かもしれない。そんな諦めが微かに脳裏を過ぎったその時、声は響いた。


【信徒候補、沈黙。侵食開始】

「……へ?」


 無骨なガスマスクから発せられるくぐもった声。ミカを追い詰めた聖女バルバラが、沈黙を破って発した言葉にミカは素っ頓狂な声を返した。

 発せられた言葉を正確に読み取ったわけではなく、物言わぬ兵器だと思っていた聖女が言葉を発したこと自体にミカは驚愕した。故に、言葉通りミカを侵食するための攻勢に彼女は反応できなかった。


 シュルルルルルルッッ!


「な、なに!? こんなこと、さっきまでして来なかったのに……きゃあぁぁぁぁぁっ!」


 聖女の身体をピッチリ包むラバーと同質のベルトが飛び出し、ミカの両手を絡め取る。仮に反応出来ていたとしても、満身創痍の彼女では抵抗が出来ない。

 悲鳴を上げたミカはベルトの根元、聖女バルバラの胴体目掛けて頭から引き寄せられる。ぶつかっちゃう、と咄嗟に目を閉じて衝撃を待つミカ。


 ズブズブズププププッ♥


「んんんんッ!? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?」


 だが、ミカが想像した腹にぶつかる衝撃はなかった。その代わり、少女の身体は聖女バルバラの〝体内〟に呑まれた。

 形としては、ミカの腰部羽辺りまでが体内に呑み込まれ、残された下半身が床に届かない脚をジタバタとみっともなく暴れさせている酷くマヌケな光景が生まれたことになる。

 腹に少女の半身を取り込んだ聖女と、呑み込まれて脚を必死に暴れさせてボロボロのスカートを翻す少女。先ほどまで鉛玉を撃ち合い、殺し合いをしていたとは思えない光景だった。


「〜〜〜っ、っっ〜〜!!」

【捕縛完了。教育開始。抵抗力剥奪・快楽電流】


 ガシッ――――バチチチチチチチチチッ!♥♥


「ン゛ッッ!!?♥♥♥ ぶぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!♥♥♥♥」


 聖女が武器を手放し、ミカの腰を両手で掴んだ途端、強烈な快楽電流が少女の全身を駆け巡った。体内に呑まれた上半身から豚のような喚き声が聞こえ始める。

 快楽電流によって暴れていたミカの両脚がビクビクと弛緩し、爪先を立ててガニ股になった状態で大量の愛液を股座から吹き散らす。


「んにょほおぉぉぉ〜〜ッ!?!?♥☆♥☆♥ おぴょぴょろぴよよろろろれれおりょれらのばばばばららんへぇぇぇぇ!?♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆」


 プシャブシャプシャッ♥ ブッシャァァァァァァァァ♥ じょろろろろろ、じょぼおぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜……♥♥


 おそよ人とも少女とも思えない解読不能の叫びをミカは響かせ、挙句の果てに白いタイツに汚い染み込みを作る失禁を派手に散らしてしまう。快楽電流の破壊力はそれほどに及び、ミカの全身を駆け巡り品性を悉く奪い去る絶頂を与え続けた。


【抵抗・沈黙】

「……おひっ、おひょおぉぉ…………♥♥」


 ポタポタと液体を滴らせるガニ股半身が卑猥に痙攣する。


【人格漂白・開始】

「ん゛ぼごぉぉぉぉぉっ!?♥」


 恥じ入る暇など与えない。何も無かった体内から〝何か〟がミカの口内に入り込み、喉を開き、胃の中を我が物顔で這いずり回った。

 ミカの腹がグギュルルルと胃痛を奏でる。地鳴りのような音は激しさを増し、絶頂の余韻で痙攣していた身体がより妖しい震えを醸し出した。ミカの中の何かを吸い上げ、肥大化する〝何か〟。少女は何かとしか表現できないおかしな物質に恐怖を覚え、震え上がることしか出来ない。


 ゴギュルルルルルッ♥ グギュルルルルルルルルッ♥


「う゛ごっ♥ う゛ッお゛ッ♥♥ お゛ぉぉぉぉぉ……ッ♥♥」


 腹が唸る。胃の中で準備を終えたと見るや、腸壁をまた〝何か〟が勢いよく押し広げていく。

 それ以上イかせると大変なことになる。それがわかっていながら、ミカは僅かな力を込めることさえ許されなかった。やがて凄まじい勢いで腸壁を掻き分けたモノは、括約筋をたった数秒も持たせずに崩壊させた。


 ぶっぼぶびぶびぃぃぃぃ!♥ ぶぼぼぼっぶぶぅぅぅぅぅ!♥ ぶっっっぼぉぉぉぉぉぉっ!!♥


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!♥♥♥」


 もしうら若き乙女が放った音なら、死にたくなるのは間違いない。なぜそう断言できるのかと言えば、そのうら若き乙女に該当するミカが、丸見えになったケツを真っ赤に腫らして気を失いかける羞恥を覚えたからだ。

 ミカの口から肛門を通り抜けた何かは、前準備とばかりにガスの代わりを果たした。わざわざ放屁もどきの爆音を少女の菊穴から響かせてタイツを突き破り、尻にかかったスカートや髪を突風で退かし、開いたサーモンピンクのアナルを暴き立てた。

 汚らしい爆音を立てたミカのケツ穴はガニ股に彩られ、下半身だけが突き出た卑猥な壁尻もどきを完成させた。


【人格・排除】


 ――――むりゅっ♥


「!!?♥」


 むりっ、むりむり、ミチミチミチッ♥


 そして、丸見えになった肛門から音が鳴る。放屁の次にくるもの、ぷっくらと膨らんだ肛門口を拡げるモノと言えば、ミカの知識には一つしかなかった。


(ひっ、ひぃ!♥ うんち……私、こんなところでうんちしたくな……あっ♥ これちがう♥ うんちじゃ、ないひぃぃぃぃぃっ♥)


 ぶり、ぶりぶりゅぶりゅぶりっ、ミチミチミチィ♥


 音は確実に排便のそれだ。排泄物が肛門を拡げる音だ。けれど、ミカはそれが別の何かであると気づいた。

 察したところでどうにもならない。ミカからは見えないモノは肛門の入口で肥大化し、小さかった穴を特大サイズのアヌスへと変貌させている。まるで、排泄物などより余程大きく大事なものを余さず排除する門を創り出すように。

 排泄物でなければ、何なのか。ミカの腹から何かを吸収して、ひり出ようとするモノ。なぜミカはそれが普通の排便ではないと理解したのか。


(…………あっ、わかったぁ♥ これぇ、わたしが――――――)


 答えに辿り着いたミカの思考は、拡張を終えたアナルからピンク色のゼリーになって飛び出した。


 ぶりゅりゅぶりぶりぶりもりもりもりぼりゅぶぶぶむりむりむりゅりゅりゅっ♥


「んほおおぉおおおおおおおおぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?♥♥♥♥」


 ミカの髪色と同じモノ。けれど腸汁が絡まって輝く流動体は特別卑猥に見える。限界を超えたケツアクメ声が響く中、ポッカリと開いた不浄の穴から勢いよく滑り落ちるモノとなれば、尚更卑猥に思えてしまうのも仕方がない。


 ブビビッ、ぶうぅぅぅ!♥ ぶりゅりゅぶりゅぶりりむりむりむりむり!♥ ぶりゅりゅぶりぶりぶりっ、ずるるるるるっ、ぶぼぼぼぼぶりぶりぶりぶりぶぶびゅぶりゅうぅぅぅぅぅぅ♥


「でりゅ、でりゅでりゅでりゅりゅりゅりゅうぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜♥♥♥♥ わたひのうんちでひゅっ、わたしがうんちになってでてりゅうぅっ!?♥♥ おほほほぉおおぉんっ♥ んむぉぉおおぉおおぉッ♥♥ う゛ほおぉぉぉぉぉおおぉぉぉおぉぉぉおぉおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 人格の排泄。聖女バルバラに『大いなる意思』が仕込んだ信徒化に必要不可欠の洗脳工程を円滑に進めるための隠し機能。

 ヘイローを外部から破壊することは難しい。だが、内部から人格そのものを抜き取ってしまえば話は別だ。

 生徒の体内に人格吸収因子を侵入させ、ゼリー状の物体に変換。排泄器官を急速改造した後、尻穴からゼリーを排便、人格を肉体から完全に排除する。


 ブボッ♥ ブリュリュリュリュッ♥ ブリュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥ ズリュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥


「お゛っ、お゛ぉっ、お゛ッほぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおッ!♥♥♥♥ ぢぬ゛っ、ぎぼぢイイィ゛ーーーーーッ!!♥♥♥♥ ぢぬ゛っ、ぢぬ゛ぢぬ゛ッ、ぢぬ゛ぅぅぅうぅうぅぅうぅうぅぅぅぅ♥♥♥♥♥ ん゛ほぇ゛え゛え゛ぇぇええええええええええええッ!!♥☆♥☆♥☆」


 ゼリーの太さ、大きさ、音色はそれだけ元の人格が強い証拠だ。その分死に近づく苦痛と死を逸脱した快楽を味わう時間も長くなる。

 長い長い人格排泄。ミカのケツ穴から噴き出しガニ股から飛び出すピンクゼリーが地、べたにベチャベチャと水っぽい音を立てながら大きなどぐろを巻く。

 聖女バルバラの体内でオホ声アヘ顔ケツアクメをキメるミカ。伸ばした鼻から水を噴き、舌根をベロンと虚空へ見せつけ、寄り目を上擦らせて白目を剥きかける。頭上のヘイローがジジジッとノイズを走らせたかと思えば、その形が不意に消失した。


「おぴょっ♥☆♥☆♥☆」


 ミカがマヌケ極まる嬌声を発し、アナルゼリーの先端を排泄し終えたのはその直後のことだった。

 ポッカリと穴を開け、ホカホカと蒸気を発したミカのアナル。絶頂しっぱなしで戻らなくなったガニ股は痙攣を続けているも、それはミカの意思というより肉体の反射的反応であろう。


『〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!♥ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!?♥』


 ミカの意思は、どぐろを巻いた巨大な排泄物の上に浮かんだ天使の輪の中にあるのだから。

 ヘイローを破壊することが難しいのなら、対外に排泄してしまえばいい。それこそが人格排泄だ。では、排泄した人格がどこへ行くかと言えば、言うまでもないだろう。

 人格を固めて排泄するから人格排泄であり、元の精神がアナルゼリーの中に在るのは至極真っ当な理屈だ。キヴォトスの生徒たちの場合は、意識の覚醒がヘイローに現れるため、人格がゼリーに転移し身体から排除されたということが非常にわかりやすいのも特徴だった。


【人格漂白・完了。肉体侵食・開始】


 汚れた床に汚らしく積まれたゼリーの上に浮かぶヘイロー。意思だけが残留した流動体ではなく、虚無と化した肉体に聖女バルバラが手ずから処置を施す。

 バルバラがミカのアナルを『ずぼぉ♥』とフィストファックし、今度は下の穴から〝何か〟を注入する。その何かは再び胃の中に滞在すると、ミカの身体を〝乗っ取り〟始めた。

 ボロボロたった制服が塵に帰り、足の先から尻肉、背中の羽までも青白く染め上げられていく。白身が抜けた身体にユスティナ聖徒会制服のハイレグレオタードが絡み付く。聖女に従う雑兵の生徒と羽以外を全く同じとしたミカの半身が、バルバラの体内からズルリと抜けて露となった。

 信徒たちと同じベールと、ヒビ割れた天使の輪。豊かだった表情から意思が抜け落ち、人形めいた顔立ちの聖園ミカが現れた。


【肉体侵食・完了。汝、ユスティナ信徒1747号・復唱】

「ハッ! 我ハ、ユスティナ信徒1747号!」


 ビシィッ♥


 否、彼女は優に1000人を超えるユスティナ信徒の一人。人格を失い、特異性を喪失し、無限の再生能力だけを得た無個性な人形兵士。

 故に、少女は命じられるがままに敬礼をした。ガスマスクを着用し、戒律の守護者として武器を持ち、統一された卑猥な個性を持つユスティナ生徒に紛れる――――1747号が聖園ミカの肉体に与えられた新たな名であると。


『っっっ〜〜〜〜〜!?♥ 〜〜〜ッッ〜〜〜〜〜〜〜〜!!♥♥♥♥』


 故に、意思は置き去りにされる。ビクビクと僅かに蠢く流動の肉塊。醜いゼリーの頭上で震える美しき天使の輪。

 誰に見つかることもなくその精神が崩壊し砕け散るか、あるいは汚物として処理されるか。

 どうであれ、聖園ミカの身体と心はここで別れた。肉体は姫を得ることなく人形となり、精神は救われることなく汚物紛いのモノと結合した。


(だずげでっ♥ だれかっ、ごめんなざいっ♥ ゆるじでぇぇぇぇぇぇぇ♥ ナギちゃ、セイアち……せん、せ――――――――)


 なればこそ、聖園ミカの記録は卑猥で下品な最期を迎える。この因果に救いなどなく――――――魔女は涙さえ流さず、役目を終えた。



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敬礼はさせねばならぬと思った。雑魚兵士化と言えばなものでもあるし、私もやりたい病が出たのもある。

アナルゼリーネタが一番エンジンかかる節がある。書いててノリが違ぇんだもん。可愛い子に汚い音出させるのは好き。でもガチスカや匂いネタは苦手だし書けない…………いや自分でもビックリするくらいNGラインが意味不明だ。

せっかくミカ解禁したし何か書きたいなぁとか思ったり、前半で連れ去られたマリーの洗脳してみたいなぁとか考えてみたり。信徒の服を着せられて毎日お祈り()するマリーちゃんとか。ふたなりでもいいぞ!みたいなのを……ワンチャン?

Comments

ミテイル

性を知らない子が快楽の鞭を叩き込まれて無理やり従順淫乱女にされるのいいですね!ガスマスク越しの喘ぎ混じりの呼吸音と、お仕置きで無様に悶絶する描写もエッチでした。 リクエストを採用してくださってありがとうございました!

そふぃ

大好きな作品で大好きなキャラの無様エロが読めて嬉しい…ありがとうございます…! しかも洗脳と排泄という2本立てで豪華すぎる…丸呑み系で呑み込まれた後よりも呑み込まれる途中が大好きなので今回のは本当に最高でした!

おたかつ

最高でした! お姫様なミカ様がアイアンメイデンの中で品性下劣な悲鳴上げて全身絶頂しちゃう聖女バルバラ化も下品な音立てながら人格アナルゼリー排泄しちゃうユスティナ信徒化もめっちゃ良き………どっちも姿がエロすぎるから同じくらいのボリュームになっちゃうのはしょうがないことなんだ……(体験談) おかげさまでまたバルバラ化書きたくなりました! 最後に私のネタを使っていただきありがとうございます!!

いかじゅん

こちらこそリクエストありがとうございました!可愛らしい生徒に頭のおかしい快楽叩き込むの楽しいですねぇ!

いかじゅん

こちらこそ日頃のブルアカではいつもお世話に……私もミカが大好きなのでお届けすることが出来て良かったです!呑まれる系の途中が好きなの分かります分かります。ミカはまた何か書きたいなぁ。

いかじゅん

ありがとうございます! あの聖女クソえっちな癖に信徒までエロいとかヤバすぎる。敵キャラまからこそできる性癖の塊すぎてやっぱ長さが伸びるのが定めですよねぇ! 私も構想を練って別の形でチャレンジしてみたいです。お借りしたネタで書くことができて大変に楽しかったです。改めてありがとうございました!