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いつもご支援ありがとうございます。本日は書きたかったけどネタがなかったヒロインシリーズから井上織姫ちゃんです。ムチムチ爆乳女の子……嫌いなはずもなく……というわけでオリジナル鬼道で無様敗北してもらいました。せっかくアニメもやってるしね!

この子を書いてるとクリ〇ゾン先生を思い出す。その節は大変お世話になりましたという話はおいておいて、本編をどうぞ。


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「涙ぐましい努力はここまでかな? もう逃げられないよ、旅禍のお嬢さん」

「っ……」


 死覇装を纏った男の死神が、死覇装を着た少女を家の壁端に追い込んでいた。

 傍から見れば同士討ち、あるいは片方が裏切り者と言ったところだろうが、どちらでもないことが男の発言から読み取れる。旅禍の少女――――追い詰められた井上織姫は唇を噛んで思案する。


(どうしよう……石田くんと離れてから、この人に見つかってずっと追いかけ回されて……もう、力も使えない)


 朽木ルキア救出のため、尸魂界へ乗り込んだ織姫たち。その最中、死覇装を奪って紛れる作戦を駆使した織姫だったものの、仲間とはぐれてから見つかった敵の死神に追いかけ回され、絶体絶命の危機に瀕していた。

 逃げても逃げても先回りされ、能力で打ち倒そうとしても彼女の攻撃は何一つ通用しなかった。その時点で並の死神ではなく、普通の人間である織姫が素手で不意を衝くことさえ難しい。


「死覇装を奪って潜入したのは良い判断だった。が、残念だったね。僕は女隊士の顔を全て覚えている。特に、君のように美しい子を忘れるはずがないんだ」

「…………」


 それ以上に織姫を追い詰める男の執念深さと、気味の悪さ。

 胡桃色の髪を結い上げた童顔の美少女。死覇装に押さえつけられた乳房も、若さに見合わぬかなりのものだ。彼の目は、明らかに〝そういうこと〟を狙っている。

 織姫を捕まえ、殺すだけならいくらでもチャンスはあった。それをせずにいたぶるように追い詰め、助けが期待できない人気のない小屋まで誘導をした。弱った織姫を眺める視線は、舐め回し嬲るようないやらしいもの。男から逃れようとし、全力を尽くした後に気がついたのは織姫の明確な失敗だった。


(何とかして、この人から逃げないと)

「無駄だ。君の足では死神の瞬歩からは逃げられない。さて、改めて。君は旅禍だな」


 この人は危険だ。視線から感じる〝何か〟を本能的に読み取り、どうにか逃げようとする織姫だったが、その思考が読まれた上に袋の鼠。

 そして男は織姫が瀞霊廷への侵入者である〝旅禍〟だということを何度も確認する。織姫にではなく、自分自身に問うて確かめる奇妙な語り口だ。


「ならば君には〝最後まで〟シていいということか。何という僥倖だ。侵入者の中で君と出会ったことに感謝をするよ」


 何かしてくる。攻撃に耐えられるよう身を構える織姫だったが、今から彼女に出来る抵抗は何もない。

 男の術によって、織姫は追い詰められた渋面から解放される。男からすれば美しい少女の素晴らしい顔が見られる瞬間であり、織姫からすれば永遠にも思える屈辱の始まり。


「淫道の一・淫華爆」

「っっ…………え?」


 男は力を解き放ち、織姫に行使した。しかし、咄嗟に腕で身体を守った織姫は何も起きないことに訝しむような声を漏らす。そんな彼女の様子に、技を使った男はニヤリと笑った。


「何も起きない……と思っている顔だね。けどよく〝感じて〟ごらん。変化はもうとっくに起こっているよ」

「変化って、言われても……ンンンッ!?♥♥」


 すると、不意に衝撃が襲ったように織姫が声を上げた。身体をくねらせ口を手で覆う。その声と色艶のある仕草は、正しく官能という表現が的を射る。

 何もされていないはず。なのに織姫は声を上げた。その理由を彼女は遅れて知る。


(やだ、これ……あたしの身体が、おかしくされてる……変に、されちゃってる……♥)


 下半身から溢れた熱が織姫の全身を一気に駆け巡る。背中を通り抜け、肩から腕の先、首の根から乳房の先、脳髄から瞼の裏まで。

 全身が痙攣し、耐えるために閉じた瞼にビリビリと閃光が走っている。立っているだけで全身がおかしな感覚に犯されるような、それが気持ちよくて受け入れてしまいそうな、理性がそれはダメだと必死に宥めて拒絶をするような。


「あ、あぁっ♥ んぁぁぁっ♥」


 様々な感情が行き来をする中、織姫は与えられた一つの感覚に屈したように喜悦の声を上げて膝を折った。

 敵の前で膝を折る。まだ力尽きたわけではない。けれど立ってもいられない。身体を手で抱きしめていなければ、この〝何か〟には耐えられそうにもない。


「気持ちいい、だろう?」

「っ、そんなこと、ありません……」


 そう、気持ちいい。恥ずかしがって即座に否定をした織姫だったが、彼女の火照った顔では説得力に欠ける。熱が灯った扇情的な表情に加えて、何よりそれを誘導した術を使った男に対しての返答としては、強がり以外にはならない。


「恥ずかしがって隠す必要はないよ。これを受けて正気でいられるだけで、君の精神力は大したものだ。並の女は欲求に耐えられず自慰行為へ移るはずだからね」

「〜〜〜っ〜〜♥♥」


 身体を抑えるために抱きしめているのではなく、手が動いて恥部を弄らないためにそうしている。そのことを暗に見抜かれ、織姫は耳まで真っ赤にして顔を俯かせた。

 手が動いてしまいそうだ。身体を駆け巡る情欲の炎。死覇装が擦れるだけで感じて、きっと喘いでしまう。大きな乳房が『ぷるんっ♥』と揺れようものなら織姫は甲高い声を抑えられない。濡れた恥部を掻き毟りたい、胸を揉みしだきたい。

 織姫が感じる性的欲求。並べてしまえば淫乱という他ないその欲望を生み出したのは、男が唱えた【淫華爆】が原因であろう。


「あたしの身体に、何をしたんですか……っ♥」

「特別なことはしていないさ。ただ、君の中に眠る性感を解放し、女から一匹の牝にしてやっただけのことだ」


 何も考えられなくなる性的欲求。動物的な衝動、獣の如き本能を解放する淫猥な技。


「これは僕だけの鬼道だ。女を一匹の牝に解放〝してあげる〟ために開発したオリジナルの鬼道……故に【淫道】。分かりやすくていいだろう?」

「淫、道?」


 そんな卑猥な術を手ずから開発したと言ってのける死神の男は、呆気に取られた織姫を見下ろしてくつくつと笑った。

 彼は無類の女好きだ。それも、単に口説いて侍らせるような生易しい欲望ではなく、一方的に与えられる快楽に悦ぶような品性下劣、低俗で下品、卑猥で淫猥な牝が好きだった。

 当然、そのような女がいるはずがない。仮にいたとしても、それは誰にでも股を開くような尻軽であり、彼のためにある彼の望む牝ではない。

 だからこそ彼は術を開発した。自分だけの牝を創るため、自分だけに許されたオリジナルの鬼道を。それが織姫に行使した【淫道】だ。


「だが、流石に同族の死神を相手に無闇に使っては、僕の力が知れ渡ってしまう。それは不都合だ……そんなところに、君のように都合よく美しい旅禍が迷い込んできた」


 まさに僥倖という他なかった。表向きは一介の死神でしかない彼が、淫道を自由に扱える機会というものはそうない。

 そこに降り立った井上織姫という旅禍の少女は、牝に飢えた彼からすれば尸魂界に舞い降りた女神のように思えたことだろう。


「悦びたまえ。君は今から素晴らしい牝に生まれ変わる。その時、君は僕に頭を垂れて感謝をするだろう」

「そんなこと……絶対にしません!」 

 当然のことではあるが、その男の理屈は身勝手極まりなかった。織姫が憤りを覚え、彼を気丈に睨みつけるのも至極真っ当な態度であろう。


「あたしは、こんなおかしな術に負けない! 女の子をそんな風に呼ぶような人の言いなりになんか……なりたくないし、なったりしません!!」

「ふふ……その宣言が何分持つか見ものだな」


 真っ赤な顔で睨みつけたところで、男を悦ばせる結果に繋がるだけだ。そうとも知らず息を荒くした織姫を嘲笑うかのように、男は手を翳して言葉を続けた。


「折角だ。その大きな胸から牝にしてやろう――――淫道の四・桃山崩」

「んんんっ!?♥ あっ、あぁぁぁッ♥」


 手のひらから発せられた卑猥な光を浴びた瞬間、織姫は強がっていた表情を蕩けたものへと変えて身悶えをする。


「あっ、あぁっ♥ む、胸が♥ なんで、何もされてないのに、いやぁぁぁっ♥♥」


 織姫の身体に変化はない。これも傍から見れば織姫が床に転がりながら胸元を抱きすくめ、勝手に身悶えをしているようにしか見えなかった。

 無論、それは傍から見ればという前提だ。織姫の側に立てば異常はすぐに分かった。彼女の胸は揉みしだかれているのだ。見えない手がどこからともかく伸び、織姫の爆乳を直に揉みしだいていた。


「不思議な感覚だろう? 何もないのに、何かに触れられているというのは」

「あっあっあっ♥ とめっ、とめて、やめてぇぇぇぇっ♥♥」


 むぎゅっ♥


「んひぃぃぃぃぃぃッ!♥♥♥」

「何もない、と言ったばかりだ。人の話は聞くものだよ」


 見えない手を掴んで止めようと死覇装に自らの手を入れた織姫だが、実態のないものを掴むことはできない。胸が揉みしだかれている〝ような〟感覚に加えて、自らが直接胸を揉む鋭い感覚まで味わった織姫が一層甲高い嬌声を響かせた。


「威勢が良かったのは最初だけか。所詮、一皮剥けば牝でしかない。――――そろそろ胸にトドメをあげようか。淫道の十二・頂蕾落雷」


 淫道で胸を責められのたうち回る織姫。その死覇装から溢れんばかりに暴れ回る乳房に指を向け、男は新たな淫道を放つ。

 彼だけに見える淫猥な光は揺れて乱れる織姫の爆乳、その先端に突き刺さった。


「あ゛ッ……♥♥♥」


 途端、織姫が目を剥き身体を硬直させた。ほとんどが白目になって焦点が残らず、舌を突き出して唸るように声を上げた。


「ヒィぐぅぅううぅうぅぅうぅッ!!♥♥♥♥」


 プシャァァァァァァッ♥


 一泊を挟み、そのアヘ顔が潮吹き絶頂へと開花した。乳首だけに狙い澄ました雷の如き快楽物質の注入によって、織姫は無様なブリッジで死覇装の股間を水浸しにしてアクメをキメた。

 ガクンガクンと腰が上下し、遂に死覇装から零れた爆乳が限界以上に勃起させた乳首を堂々と晒す。横太に腫れ上がった乳首がピクピクッと痙攣し、それと連動するように織姫の全身がビクビクッと震える。


「あ、あっ、あっ♥♥」

「初めてにしては良いイキ方だ」


 首を仰け反らせてブリッジをしたまま断続的に喘ぎ、袴から透明な水を大量に滴らせる織姫を彼は褒め称える。無論、その意味は〝牝として〟という代名詞がつくものだ。


「さて、次はどんな反応をしてくれるかな。淫道の十五・陰核隆起」


 淫猥な光が三度少女を貫く。織姫は避けるどころか感知することも儘ならず、己の股間部に光が突き刺さる瞬間を体感することしかできなかった。


「ヒッ――――ぐひぃぃぃぃぃぃぃッ!!?♥♥♥」


 淫道が炸裂した股間を両手で抑え、再び悲鳴を上げた織姫がジタバタとのたうち回る。効果が発現した瞬間にイキかけるほどの破壊力を持つ淫道に、彼女は翻弄されるばかりであった。


「は、ハァ、ヒィンッ♥ あ、あっ、膨れて、腫れへっ♥♥ やだ、イッちゃう♥ あ、あぁっ、アァァァーーッ!♥♥♥」


 堪らず死覇装を脱ぎ捨て、現世から持ち込んだ下着を股から引き剥がす。そうでもしなければ即座にイッてしまいそうな過敏なモノの感覚に、織姫はがむしゃらに脱衣を果たす。

 その股間は膣壁から染み出した愛液が『むわぁ♥』と淫臭を漂わせ、ムチムチの太股や尻臀を艶めかしく彩っていた。だが何より目を引いたのは、陰裂から数cmほど飛び出し充血した陰核……先の淫道で剥かれ腫れたクリトリスだ。


「ンハァッ♥♥ ン、ンンンッ、アッアッアッ♥ だめ、風が当たっただけなのにィ♥ イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥♥」


 陰核隆起で肥大化したクリトリスは、発情敏感化した身体と合わさり下着に擦れるだけで絶頂できる性感帯と化す。たとえ服を脱ぎ逃れようとも、空気に触れるだけでイキかける。織姫が強風だと感じて狂ったように悶えたものは、単なるそよ風、空気の循環でしかなかった。

 何とか陰核絶頂を避けようとして、両手で股間を覆う。肌に触れないように、風に当たらないように。裸になった羞恥を忘れるほどの過敏陰核。股だけを抑えて歯を食いしばる織姫の姿は滑稽であり、牝に相応しい卑猥な無様だ。


「おや、死覇装を脱いでしまったか。よく似合っていたのに残念だ……では、こちらをプレゼントしよう」


 彼女が自ら脱ぐだろうことは、陰核を肥大化させた男自身が誰より知っていたはずだ。だというのに厚かましく白々しい態度を見て、彼は織姫に新たな衣装を贈る。


「淫道の三十七・拮抗瀑布」

「あぎィッ!♥ し、縛られて……アァッ♥♥」


 光の縄が織姫の首から股間に掛けて結び目を作り、腕を背中に回すように巻き込んで縛り上げる。

 所謂、亀甲縛りと呼ばれるものだ。足までは拘束が行き届かないため、硬い結び目に反して拘束力は低い。が、その見た目と股間への鋭い喰い込みで十二分に牝を辱めることができる。


「んああっ♥♥ だめ、いく、イッちゃう♥ クリトリスだめぇぇぇぇぇぇえぇぇえぇっ♥♥♥♥」


 しかし、陰核隆起と掛け合わせた一番の効果は腕を封じることにあった。亀甲縛りで身体を隠すことが出来ず床に転がり、肥大化した陰核が冷たく鋭い風に撫でられる感覚でひたすらイキ続ける。

 辱める目的だけの拘束姿でイッてしまう羞恥に目を瞑る織姫。そんな少女の瞼の裏は絶えず快楽電流が眩く火花を散らし、暗い闇をもたらすはずの眼球さえ快感から逃れることの出来ない淫獄に堕ちていた。


「淫道の七・鯉口吸気」

「ンほひィィィィィィィンッ♥♥」


 もちろん男は手を休めない。牝の本性を暴く術を織姫に絶え間なくかけ続けた。

 戒められた身体をくの字に折り、鼻の下を伸ばして唇を尖らせた下品な蕩け顔を見せる。またもや目に見えないモノが織姫の身体を襲う。


「大きな陰核を吸い上げられる気分はどうかな? まるでペニスをしゃぶられている気持ちよさだろう……まあ、君は牝だから初めての体験だろうけど」

「ひっ、あひっ、おほぉぉぉッ♥♥ しゅわないれっ、くりとりすちゅぱちゅぱしゃれへいきゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜♥♥♥♥」


 風が吹くだけでイキかける超敏感な肥大化クリトリスを、見えない舌が舐め回すようにしゃぶり、見えない口を窄めて吸い上げる。クリトリスが目に見えるほど大きくなっていることも相まって、高等なテクニックのフェラチオを受けているような感覚が織姫の正気を蝕んでいく。


「クク、それだけイキ続けられるなら、陰核だけでは物足りなそうだね。寂しげに尖っている乳首を気持ちよくしてあげよう」


 ぺろぺろぺろっ♥ ちゅぱちゅぱぺろレロレロレロォ♥


「あッヒィィィィッ♥♥♥ ちくびらめっ、そんなきもちいいところ、舐めたらだめだめひぁあああアアッ!♥♥♥♥」


「次は唇、それにアナルも寂しそうだ」


 ぢゅるっ、じゅぼぼぼ、ずぢゅるるるるっ♥ ちゅぱちゅぱちゅぱ♥ ずぞぞぞぞぞぢゅぼぉぉっ♥


「ん゛ッぶお゛ぉぉぉぉぉぉぉッ!!?♥♥♥♥」


 淫道から逃れる術が見つからず、織姫はひたすら嬲り倒される。唇を吸い上げられてひょっとこ不細工キス顔を晒しながら、乳首を舐め回されてアナルまでも不自然に盛り上がり、陰核への吸引も当然のように継続する。


(イクッ♥ イッちゃう♥ イッちゃうダメなのにとまらない♥ 耐えなきゃいけないのに、こんなの、イキっぱなしで、頭がおかしくなっちゃうっ!♥♥)


 人間の脳は快楽の頂点に居続けられるように出来ていない。必ず休むべき間というものが存在する。

 淫道はそれを完全に無視していた。発情した身体は疲れを知らず、責め立ててくる見えない力は絶頂の加減など露ほども配慮しない。イカされ続ける負担は、自ずと身体ではなく織姫の心にかかる。


(もうイキたくない……イキたくないよぉ……♥ でも流されちゃだめ……こんな人に、負けたらだめ……あぁっ♥ でもでも、だってぇ……♥)


 まだ幼い少女の心に莫大な快楽など毒でしかない。育ち切らぬ理性を蕩けさせ、安易な快楽の道へ堕ちるよう促してしまう。イッてしまうと幾度となく叫びながら、イキたくないと心は言う。そのどちらが本音であるかを争っている。

 流された方が楽だ。痛いほどの快楽より、望むままの快楽を得た方がいい。男の言う牝に従おうとするその心を織姫は必死に押し殺す。快楽に流されたら、絶対に後悔する。何のためにここまで来たのかを忘れてしまっては、自分は皆に合わせる顔がないと。


「これにも耐えられるか。大した人間だ……なら、とっておきの淫道を差し上げよう」


 だが、男からすれば気丈な少女の貌など見たいものではない。彼が欲しいのは、快楽に蕩けきった下品な牝の貌だ。


「淫道の九十・鏡縁膣女」


 それを織姫から引き出すべく、彼は淫道の中でもとっておきの術を発動した。

 彼の片手にプヨプヨと柔らかいピンクの筒が収まる。それは彼の牝への〝基準〟が具現化したモノ。初の挿入は牝が屈して自ら求めるべきこと。故に、織姫が墜落しない限り彼から秘所を貫くことはない。織姫の心が折れない限り彼女が想い人に捧げる純潔は守られる。

 即ちこの術は――――処女を貫くことなく牝を犯す。


 ズプッ♥ ジュププッ、ズリュズリュ……♥


「ん゛お゛ぉッ!?♥♥♥」


 男が取り出した逸物を筒の裂け目に押し込むと、織姫が鼻の下を伸ばしながら寄り目になって野太い嬌声を響かせる。

 これまでにない変化は膣に生じた異常から来たものだ。何もないはずなのに膣が広がり、巨大な何かを挿入れられている。それ自体は今までと変わらない淫道だ。

 異なるものがあるとすれば、淫道を使う本人の魔羅は見えない手などより遥かに鋭く織姫を穿つ。そして遠隔で繋がった挿入の感覚は、織姫に一切の痛みを与えず強烈な快楽だけをもたらすものだった。


 どちゅんッッッッ!♥


「お゛ッほォォォォッ!♥♥♥ イグッ、イグイグイグゥッ!!♥♥♥♥」


 織姫の貌を見ればその衝撃の違いは容易に知れた。男が筒の奥に亀頭を叩きつけた瞬間、織姫は力の限り背筋と首を反らし舌を伸ばした。彼女の舌出し仰け反り本気絶頂に合わせて、これまで以上のイキ潮が肥大化クリトリスを打ち据えながら噴水のように吹き上がり、雨のように滴り落ちる。

 腹の底から下品な声をひり出しながら挿入だけでエクスタシーに達した織姫。ビタンビタンと床で暴れる一匹の牝を最高の気分で見下ろしながら、男はペニスを挿入れた筒を上下に動かし始めた。


 じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽっ♥


「ん゛ほっ♥♥ お゛っお゛っお゛っ♥ アソコいくっ♥♥ つ、っつかない、でェッ!♥♥ おひィッ♥♥ んあぁぁ、ッヘァ゛♥♥♥ ひぐぅッ!!♥♥♥♥」


 派手な動きはない。ただ自慰行為に耽る一方的な挿入とピストンが、込められた霊圧を通じて織姫の膣を襲う。感覚が共有された筒を振るだけで、織姫側の身体の動きに配慮することなく一人で気持ちよくなる。

 もっとも本命は織姫の膣開発にある。感覚だけを与える遠隔挿入は処女を失わないだけではなく、肉体のセックスでは出来ない高速ピストンを可能とする。これから力を振り絞り織姫が逃げ出そうと、彼がこの筒を持っている限り彼女はいつ如何なる時も秘部を開発される運命にあった。


「淫道の二・淫言讚歌」

「――――お゛っ、おまんこイグッ!!♥♥♥♥ おちんちんきて、イグゥゥゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥」


 一人で快楽に悶える爆乳美少女の口が突如として卑猥な言葉を発した。

 牝らしい姿だけでなく牝に相応しい言葉を強制した男は、織姫の秘部を飽きることなく犯した。その分だけ織姫はイキ続けた。絶頂以外に出来ることは何もないほど、淫らな声と言葉を上げて身体中から体液という体液を吹き散らす。見えないペニスを感じて蠢動する膣壁から分泌される快楽物質が、織姫の脳髄を守る理性をドロドロに溶かしていく。


「あ゛っ♥ あ゛お゛ッ♥♥ ん゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛♥♥ ア゛ア゛ァァァァァァーーッッ!!♥♥♥♥」


 やがて開花した淫語をも失って、完全に白目を剥いてしまった織姫は品性のない嬌声を発しながらイキ狂うだけの牝になる。下卑た男に翻弄され、膣を模した玩具を使って犯され、乙女失格の声と貌と姿を晒して彼女はアクメをキメる。


「じぬ゛ッ♥ しんじゃう゛ぅぅぅッ!♥ ちんぽでイ゛ギずぎでぢぬ゛ぅ゛ーっ♥♥♥ まんこアグメイグゥッ!♥♥♥♥」


 考える前に言葉を口走る。思考より先に身体が織姫の考えを叫ぶという、一見して意味不明な光景がそこにはあった。

 あるいは牝であって井上織姫ではない。淫語を手に入れ言葉を失い、イキ狂う中で猥りがましい嬌声だけを取り戻した。男の望む牝として生まれ変わりつつある織姫に、彼はトドメの一発……否、始まりの一撃を注ぎ込む。


 ドピュルッ♥ ドピュドピュドピュドビュブリュブビュルルルルルルルルッ♥


「オ゛ォ゛ッ♥♥♥」


 牝であれば反応せざるを得ない子宮への奔流。あるはずのないザーメンが胎内を満たす感覚に、織姫は喉を枯らす勢いのアクメ声を轟かせながらイッた――――――



「ン゛ッホオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!♥♥♥♥♥」


 瀞霊廷中に響き渡るようなイキ声を、爪先を限界まで立たせて振り上げ抜いた腰から水流を撃ち放って発する。

 白目で伸ばした鼻の下をぐちゃぐちゃにしながら、舌をだらしなく垂らして十数秒の極限絶頂を体感した織姫は、声が途切れた直後に糸が切れたように己の身体を淫汁の溜り沈めた。


「……堕ちるより早く限界を迎えたか」


 身体は淫道で十分に耐えられるはずだが、やはり人間相手だと違うものかと男は独り言ちる。

 膣穴を模した筒から肉棒を引きずり出せば、ドロリと汚らしい白濁液が多量の糸を引いていた。織姫に感じた欲望がどれほど大きいかを悟らせる射精。それを完全に堕ちた織姫にぶちまけた時の快感は、果たして如何程だろうか。


「まあいい。旅禍の混乱を利用すれば、時間はいくらでもある――――君を牝にする時間も、まだ尽きてはいないさ」


 今は妄想するだけの快感が現実になるまで、彼の淫道は織姫を襲い続ける。

 イキ果てたところで織姫の恥辱は終わらない。より凄惨で頭が狂う快楽の時間へ、男は少女を誘うのだった。



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最初は魂魄ぶっこ抜きという名の人格排泄アナルゼリーやろうと思ってたんですけど、考えてたより快楽堕ち要素が強く出たのでこんな感じにしてみました。オナホの感覚共有って意外としたことなかったねんな。

ちなみに織姫は死覇装姿なのは私が好きだからです。改めて見ると色んな衣装着てるなぁこの子、すこ。


通常プランだと初書きのBLEACHヒロインでした。反応そこそこ良かったらこれの後編とか書いてみるかもしれなくもない。なので感想とかいいねで私の承認欲求を満たしてもらえると嬉しいです。とりあえず言うだけ言ってみるいつものやつ。

Comments

Anonymous

素晴らしかったです 夜一さんシリーズの催眠や完堕ちも楽しみにしています

ミテイル

死覇装姿を見てきましたが可愛かったです その姿で全身細かく責められて太いイキ声を上げる織姫、とても良かったです

いかじゅん

ありがとうございます!こちらの続きは多分書くかな?という感じなのでのんびりお待ちいただければと思います!

いかじゅん

やっぱり可愛いですよねぇ……ヤるならこの衣装でと考えてました。ありがとうございます!

Anonymous

井上織姫好きなので読みたくて支援しました笑 凄い良かったです笑 淫道の話をまた読みたいので機会が有れば続編、別キャラお願いします笑

いかじゅん

ありがとうございます!織姫いいですよね……続編や他キャラお届けできるよう頑張ります!