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*公開から2ヶ月経過したため、通常プランで閲覧を可能にしました。


いつもご支援ありがとうございます。今月ラストの上位プラン更新です……ところで新規役こないんですけどこれはあの文面通りだからさっさと撤去しろカスってことですかね。残すものと消すものの厳選がダルいわね……。

そんなこんなでゴブリンスレイヤーです。ともあれ、ゴブリンは滅ぶべきだと考える次第である。


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 何事にも運というものがある。簡単な言葉では運命であり、突き詰めれば盤面を整理できなかったが故の慢心、知識不足をその二文字で片付ける、なんてことがあるかもしれない。

 けれど、振られたサイコロがありえない目を下したとしたならば。何かしらの介入を受け、預かり知らぬ場所でサイコロの出目を決め打ち(ファンブル)に等しいものに定められてしまったならば。

 人はそれを必然と呼び、個人に与えられるものを運命ではなく不幸と呼ぶのだろう。

 もし彼女の旅立ちが全く異なる日だったのなら。 もし彼女の同行者が全く異なる相手だったのなら。

 もし彼(主人公)に出会うことがなければ。

 もし馬鹿ではあるが間抜けではない小鬼(ゴブリン)が、何らかの要因で馬鹿ではなくなって(全く異なる種になって)いたのなら。


 新たな物語の呼び水にされた哀れなる少女――――女神官の人生は、全く異なるものになってしまうのだろう。





「GIAAAAAA!!」

「むっ、むぐっ! ふぶぅぅぅ……!!」


 とある遺跡の奥地、ある魔物の巣窟。そこににぎやかな鳴き声と悲鳴が近づいてきた。

 醜い喚き声を上げているのは緑の肌、歪な顔立ちに鋭い牙。岩のような凹凸のあるその肌は、彼らが人間ではないことを示している。最弱、もっとも力のない魔物とされる矮小な存在、ゴブリンだ。

 しかし、そんな最弱な魔物に引き連れられた哀れなる神の使徒は、無理やり噛まされた縄に言葉を封じられ、涙を鼻水を垂れ流したみっともない姿で両手を縛る縄を引かれて奥へ奥へと歩かされていた。

 彼女は『白磁等級』の女神官――――つまり、今日この日に旅を始めたばかりの新米冒険者であり、同時にゴブリンに敗北して命の危機に瀕した不幸なる少女でもあった。


(どう、して……あぁ、いと慈悲深き地母神よ……夢なら、どうか夢なら覚めて……!)


 敬虔な女神官は神を崇め、夢からの脱却を願った。けれど、彼女が夢であって欲しいと願ったものは全て現実だった。

 冒険者としての資格を得た今日という日、あるPTに誘われ、新米らしい依頼をこなすことになった。

 それは万事上手くいったはずだった――――――ゴブリンの急襲に遭い、女神官を除いたPTが壊滅しなければ。

 仲間の生死は定かではない。女神官はがむしゃらに奇跡を扱い、血を止め、そして捕まった。ゴブリンは狡猾で残忍、かつ極めて自己中心的で執念深い。そんな彼らが、自分たちを傷つける人間の仲間を〝傷つけず〟捕らえたというのは、ゴブリンの生態を知る人間からすれば不可解極まりないことかもしれない。


「GOBUUU……」

「HAAAAAA……!」

「ひ、ひふっ、はひ……っ」


 ただ、連れていかれる女神官からすれば、自らを傷つけないゴブリンに不可解さではなく恐怖を抱く。

 あるいはこれから殺されるかもしれない。嬲り物にされるのかもしれない。腕を切り裂かれ、彼らの血肉となるのかもしれない。その〝かもしれない〟の数々は、人間として真っ当な死に方をできないという確証でもあり、ゴブリンという下等種がそれ故に清廉な女神官の想像を絶するやり方を好んでいる証左でもある……の〝かもしれない〟。

 そうだ。既に女神官は想像することしかできない。どこか引きずられながら、その金髪と白と金の神官服が僅かな汚れのみで無事という事実に震える――――暴力的でありながら理知的なゴブリンという根底を覆す種族に、恐怖以外の感情を忘れていた。


「GOOOOBUUUUU!」

「GOOOOBUUUUU!」

「GOOOOBUUUUU!」

「GOOOOBUUUUU!」


 女神官の肩がビクリと跳ね上がった。彼女を引き連れたゴブリンと、遺跡の広い場所で待っていた十数匹のゴブリンたち。それが一斉に声を上げ、女神官を耳が割れんばかりの絶叫で囲い込んだ。

 その場所は祭祀場のようだ。薄暗い広場に松明が炊かれた祭壇。そこに連れていかれた女神官は、篝火の中心に立たされた。逃げれば殺されるかもしれないという思いが、彼女の身体に痙攣以外の行為を止めさせていた。


「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

「ひ……っ!?」


 女神官が震え上がるしかない恐怖から解き放たれたのは、雑兵であるゴブリンたちとは異なるゴブリンが、鋭く大きな雄叫びを上げた時だった。

 視線を背後に向ければ、そこには人間の骨で作り上げられたおぞましい玉座に王冠を被ったゴブリンが居座り、醜悪な顔をさらに醜く歪めながら女神官を見ていた。

 その視線に見定められた女神官は、無数のゴブリンに囲まれた時とは異なる畏怖を覚えた。


(あの、ゴブリン…………違う……何かが、違って……!?)


 彼女の悪寒は正しいものだ。他のゴブリンは、言ってしまえば王冠ゴブリンの命令に従うだけの雑兵。彼らは命令に従って行動するからこそ、他のゴブリンにはない知性を持っているように見える。

 根本にあるのは王座に居座ったゴブリンは呪術師(シャーマン)、小鬼英雄(チャンピオン)、小鬼王(ロード)。そのどれとも異なる〝何か〟。少なくとも女神官の知識では辿り着けない、得体の知れない〝何らかのゴブリン〟であった。


「……っ!!?」


 女神官は再びゴブリンに囲まれ、目を見開いた。先ほどの雄叫びは何かしらの合図だったのか、無数のゴブリンが女神官を四方から取り囲むように立ち――――その逸物を彼女に向けた。


「ふぁ」


 女神官の身体と心は処女だ。その身体は神へと捧げるもの。処女であるが故に、神の加護を受け奇跡を行使する術もあるという。

 しかし、だからこそ女神官は知らなかった。雄のモノがこんなにも醜く、己の貧相な身体に欲情して煮え滾るように熱くなるものなのだと。

 そして恐怖が臨界に達した。殺されずにここまで来た理由が目の前に突きつけられ、心の中の何かがへし折れ、彼女は立っていることさえできなくなった。


「ひと……じひ、ぶかひ…………じ、じぼ、ひ……」


 ちょろちょろ……ちょろろろろろろろ♥♥


 膝を折った彼女の股間から黄色い水が染み出して、祭壇の地面に大きな水溜まりを作った。彼女が崇める地母神も、彼女の失禁まではその祈りで防げなかったようだ。

 人間にとっては不快なものであっても、ゴブリンにとっては鼻腔を擽られる香しい。彼らは鼻で鳴き、女神官の小便に興奮すると、その突き出したペニスを彼女の目の前で扱き始めた。


「へぁ?」


 襲われる。犯される。そう考えていた女神官は、ゴブリンたちの奇っ怪な行動に猿轡の下から素っ頓狂な吐息を零した。

 ゴブリンが獲物を目の前にして襲いかかるのではなく、肉棒を扱いて自慰行為に耽る。ゴブリンの性格を詳しく知っているわけではない女神官も、その行動が何かおかしいと言うことは理解できる。

 殺されずに連れてこられ、奉られるように祭壇に立たされ、無数のゴブリンたちが失禁した清廉な女の前でシコシコと存分にオナニーをするか。

 奇っ怪な行動は、まるで気味の悪い儀式のようだ。女神官を生贄にした異様な儀式――――彼女の考えはそれなりに的を射るものだった。


 ドビュブビュルブビュルルルルルルルルルルルルルルッ!♥


「んん゛ーーーーッ!!?」


 だがそれより先を思考する暇をゴブリンたちは与えなかった。急速な扱きに耐えかねた肉棒が唸り声を上げ、女神官の纏う純白とは似ても似つかない汚い濁りを加えた白濁液が彼女の身体にぶちまけられた。

 避けようにもゴブリンに囲まれ、白濁液が四方から飛ぶ状態ではどうにもならない。彼女の艶やかな金髪、清廉潔白な神官服にゴブリンの精液が粘り付く。子宮に到達すれば確実に子を孕ませる濃厚な精液は、女神官の脳髄にその臭いを一瞬にして到達させた。


(く、くさっ♥ くさぁ……♥ 臭い、がぁ……♥)


 恐怖に震えて異様な眼球運動を繰り返していた女神官の目は、その数発の臭いで虚空を見上げるように上擦った。彼女はその激臭が苦痛だと思っているかもしれないが、思考の端にあるものを象徴するかのように、女神官の顔は官能に蕩けかけた扇情的なものだった。


「GAAAA」

「HAHAHA……」


 その苦痛の中に恍惚としたものを見出した女神官の顔を見て、ゴブリンたちは吐息を漏らして笑い声を上げた。自分たちの長の言う通り、考えた通りに儀式は進行している、と。

 ゴブリンたちの仲間意識は個人の感情によるものだ。彼らは同種に友好的な顔をするが、それはあくまでも自らが良い思いをするための行為。他者を利用し、相手を貶めるために必要だからしているのだ。

 それ故に、女を直に襲わない、なかなか孕ませない命令に大人しく従っているのは、そうした方が〝美味い思い〟を〝長く〟できるから。女神官へのぶっかけオナニーを終えたゴブリンたちは、その楽しみを足りない頭で想像しながら、儀式を引き継ぐ別のゴブリンたちと入れ替わるように祭壇を降りていった。


「むぐっ!? んんんんー! ……ぷはっ! や、やめて、やめてください……! いやぁぁぁぁぁぁ!!」


 そして代わりのゴブリンたちは女神官の服に鋭い爪を喰い込ませ、ビリビリと破り捨てていく。臭いをこびりつかせ、嗅がせたことで用済みとばかりに打ち捨てられる衣服に、衝撃で猿轡が解けた女神官が凄惨な悲鳴を上げた。

 遂に犯され、汚されてしまう。裸に剥かれ、小便が滲むショーツを味わい深く喰い千切られ、羞恥と恐怖で色を忙しなく変えながら、女神官は涙を流して目を瞑る。

 しかし、いくら待っても彼女が想像したような痛みは来ない。彼らは乱暴に見えて、彼女の身体を傷つけないよう丁寧に衣服を剥ぎ、その穢れを知らない白磁の細身に〝新しい衣服〟を縫い付けた。


「……へ? な、何これ……やぁっ♥」


 ゴブリンが人間に衣服を着せるなど奇行以外の何物でもないが、女神官はそのことを気にする前にその卑猥すぎる新しい衣服に耳まで真っ赤に上気させた。

 それは清き女体を覆う神官服とは正反対のもの。最低限の生地、最低限の色、敢えてギリギリを攻める下品なボディスーツ。

 まだ幼い女神官の身体にぴっちりと張り付き、鼠径部を大きく露出させ、尻肉に喰い込む細い生地。それは首から股部までを覆いながら、極薄の生地で乳首や秘部の形と色を外からでも目視できていた。

 シースルーのハイレグボディスーツ。およそゴブリンが、否、この世界の人間の誰も持ち合わせていないような〝見せる〟ための怪しげな変態衣装を着せられ、女神官は困惑と羞恥に苛まれた。


(ど、どうしてこんな服……そ、そもそも服じゃない……恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい……っ♥♥)


 衣服ではない卑猥な何かを着せられた女神官。なまじ神官の帽子が残されているため、その姿はより変態的に映っていた。

 着ている方が恥ずかしい。裸の方が余程マシな衣服に、女神官は恐怖を忘れ羞恥に身を焦がした。それが官能的な熱を抱かせ、彼女を乱す淫具(マジックアイテム)とも知らず、脱ぎ捨てる努力を忘れていた。

 ともあれ、卑猥な衣装に身を包んだ女神官。羞恥に身を捩る彼女だったが、強姦を避けられた代償はまだ終わってなどいなかった。


「GOOOOBUUUUU……」

「ひぃ!? や、いやっ! これ以上、何を……なんなんですか! や、やめて、やめてぇ!! ふぶぅ!」


 女神官の頬をしっかりと掴み、手にした道具を鼻に捩じ込む。これまたゴブリンらしからぬ傷を付けない道具だ。が、人の心に傷を残す道具ではあった。

 女神官の小さな鼻穴に鈎が取り付けられた。それは先端が丸まって、鼻腔を傷つけずにしっかり喰い込む。それが左右と上にそれぞれ接着すると――――女神官の鼻を思いっきり拡張した。


「ん゛ッぶ♥ ぶごお゛お゛ぉぉぉぉぉ♥♥」


 信じられないほど品性のない悲鳴を上げる女神官。白目を剥きかけ、鼻水を吹き出して三方向から引っ張られる鼻孔の痛みに奇声を発した。

 鼻フックは情け容赦なく可憐な乙女の鼻を不細工に彩った。普段は小息を吸うだけの愛らしい鼻が、豚のように拡がって奥の奥まで穴を覗かせる下品なものに変わり果てる。身体的な傷にはならずとも、乙女の心に重大な傷を残す悪辣な玩具に女神官は涙を流す。無論、醜悪なゴブリンは美しい人間の雌が惨めで不細工になることを、面白おかしく嘲笑っていた。


(ひ、酷い……酷い、のに……なんれぇ?♥♥)


 なのに――――気持ちいい。


 鼻を強引に拡げられた痛み。不細工な顔面をゴブリンに見られ、見下されて嘲笑される。

 それが痛いのに気持ちいい。それが恥ずかしいのに気持ちいい。ハイレグスーツが喰い込んだ股間は、失禁の痕を洗い流す勢いで淫らな汁が流れていた。それは処女にあるまじき淫猥な姿だ。

 どうしてと思う女神官の疑問はあまりに容易く解決できる――――それが身につけた淫具(マジックアイテム)の効果である、と。

 身につけた女の脳に働きかけ、痛みと羞恥の感情を快楽に変換する。それによって雌の身体は淫らに、いやらしく、あの王冠ゴブリンが求める極上の雌へと生まれ変わっていく。


 これは儀式だ。かのゴブリンが求める雌を作り上げる儀式。何の因果か、清純な乙女であった女神官がその儀式の対象に選ばれ、彼女は処女以外の全てを失う勢いで辱めを受けた――――――




「え……!? わ、わたしの杖、返して――――んほっ?♥♥ おっ?♥ おぉ?♥ おほぉぉぉぉぉぉぉぉっ!♥♥♥♥」


 わけが分からなかっただろう。奪われた神官の杖を見せつけられたかと思えば、その柄を尻穴に捩じ込まれ、引き裂かれて激痛が走るはずが、恥ずかしい声を上げながらケツアクメをしてしまうなど、誰も理解が及ばない。


「おっほ♥♥ ほぉっ、んおほっ、ほひぃ!?♥♥♥ やめ、やめて、にゃめへぇぇぇぇ♥♥♥♥」


 この場で理解ができているのは、そのアナルに杖を抜き差ししてアクメする女神官を嘲笑って楽しむゴブリンたちだけだった。


 この儀式は処女以外を容易く奪い去る。それは女のプライド。乙女の尊厳。人として必要な清潔感。


「ひぁっ♥ も、もうやめ、おかしなこと、ひないれくらひゃ……い゛だっ!?♥」


 両手を押さえつけられた女神官が、その汗ばんだ腋の下に針を打ち込まれた。これもゴブリンにあるまじき細緻な作りの道具で、彼らが子供の知性しかないなど甚だ疑問に思えるものだ。

 が、そんなことはもうどうでもいい。肝心なのは女神官の腋を針が貫いたこと――――その数秒後に『もさもさもさぁ♥』と金色の腋毛が生い茂り始めたことの方が重要だ。


「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!?♥♥ や、やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!♥♥♥」


 育毛薬とでも言うのだろうか。処理の必要すらない清くうら若き乙女の腋の下が、もじゃもじゃとした金の恥毛によってジャングルと化した。むわぁと拡がる噎せ返るような雌の香りを醸し出す、下品で卑猥な腋の下。腋を一切守らぬボディスーツであるため、その腋毛は彼女の恥としてこの先一生ついて回るだろう。

 同じものを下腹部、肛門の皺に打ち込まれれば、女神官の穢れなき女体はゴワゴワとした毛が鼠径部に及び、ケツ穴の無駄毛が小尻から飛び出す、品格が完全に損なわれたものへと変わり果てた。


 鼻の穴を限界まで拡げられた不細工顔に、無駄毛が轟々と生い茂った下品な身体。乙女ではなく喪女。清廉な女ではなく下劣な雌豚。もはや処女を奪われ、美しいまま散った方が遥かにマシな所業に女神官が悲鳴を上げてのたうち回り――――――


「がぼっ!?♥♥ おぼぼぼ、ごっほっ、うげっ、おげべべばばばっ♥♥」


 そんな彼女を狙い済ましたように、ゴブリンたちの一斉小便が彼女の顔面に引っ掛けられた。拡がった鼻の穴に入り込み、息を求めて開いた口の中に放り込まれる激臭小便。彼女の可愛らしい失禁とはかけ離れた、不衛生で汚らしいおしっこが乙女に白目アヘ顔というとてつもない品性喪失を与えた。


「……おっ♥ ごぼっ、がぼ……ん゛げぇ♥♥」


 全くもって意味のわからない儀式にのたうち回った女神官は、仰向けで股を広げて気絶をしてしまう。尻の穴から杖をひり出し、腋や股や尻穴の毛から雄を誘う淫臭を醸し出し、黄色い液体でぐちゃぐちゃになった顔面から汚らしい嗚咽を漏らす。

 その女神官と呼ぶことも烏滸がましい変女になった少女を奉る祭壇に、王冠を被ったゴブリンが満を持して現れた。


「GAAAAAAAAAAAA!!」


 人間が近づけば顔を顰め、悪ければ吐き気を催す女神官の凄惨な姿に、しかして〝命じた〟ゴブリンは高々に声を上げた。まるで、自らに相応しい雌が出来上がったとでも言うかのように。

 そして彼は手のひらを翳すと、不可思議な光の力を発した。それは女神官の穢れた金髪とその惨めな顔面を握り、彼女の身体を持ち上げてみせる。


「――――う゛ぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ!!?♥♥♥♥」


 次の瞬間、女神官は考え得る限り最底辺の嬌声を上げ、全身から体液という体液を吹き出して絶頂した。

 血を吹いた方がマシだったかもしれない。顔面を持たれたまま全身を痙攣させた女神官は、空中ガニ股という器用な姿で股からイキ潮を噴射し、ケツ穴から腸液を噴き出し、鼻穴から水を噴いて舌根でゴブリンの手のひらを舐め取る。


「ほぎょっ♥☆ ほげげげげげっ♥☆ うっひょ、ほぺっ♥☆ ほにょおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?♥☆♥☆♥☆」


 響き渡る人のものとは思えない悲鳴と膨大な雌汁。それを正面から浴びる王冠ゴブリンは、愉悦に浸った醜悪な顔で声を上げて笑っていた。


 やがて、女神官がビクビクと痙攣したまま声を発さなくなった頃、ようやくゴブリンはその手のひらから彼女を解放した。

 飛び散らせた体液の上に打ち捨てられた女神官は、ビクリと身体を揺らすと、先ほどまでの発狂痙攣が嘘のように機敏な動きを見せた。


「あ、あは、あはははは――――大変申し訳ございませんでした、ゴブリン様♥」


 身体を丸め、体液の水溜まりに顔面を擦り付けて頭を垂れる。ゴブリンに向かって全ての人権を委ねるように、女神官は惜しげもない土下座を決め、信仰の対象をあっさりと挿げ替えた。

 その変容には誰もが驚くだろう。けれど、王冠のゴブリンは当然のように受け入れた――――これこそが己の力だと誇るように、片手を上げて凱旋した。


「ゴブリン様の慈悲深き施しのおかげで、メス豚の私は目覚めました。何の役にも立たない地母神に代わり、ゴブリン様方を信仰する事を誓います♥ クソ雑魚マンコの地母神よりもずっとずっと、ゴブリン様の方がたくましくて気持ち良くしてくれるのなら……これからはゴブリン様に忠誠を誓い、心と体を持ってご奉仕していきます♥ どうか末永く、存分にお使いください♥」


 女神官はゴブリンに忠誠を誓う。己の穢れた体液とゴブリンたちの汚臭に塗れた液体で濡れた地面に、その下品に彩られた身体を打ち付け、神への純粋な信仰心を捨ててまで屈服する。さながら狂信者。命を懸けて邪教を崇め、崇拝する女信者だ。



 小鬼催眠主(ヒュプノシスゴブリン)。それは有り得ならざる力を得てしまったゴブリンの名だ。

 そのゴブリンは人間の大人以上の知性を持ち、淫具を行使し雌を己の身体を己の嗜好を反映した上で、通常より効率よく強力な個体を孕ませるために染め上げる。その後、抵抗力を失った対象を『催眠』状態に堕とし、使役をする。

 染め上げる段階を儀式として下級ゴブリンにさせ、自分が最後の『催眠』のみ手を下す。都合のいい部下たちを効率よく楽しませながら、最後は自分が美味しい場所をいただく。


 この儀式による染め上げで生まれ変わる雌は、普通の人間が持つ感性では欲情し得ない身体に堕ちる。しかし、ゴブリンはその歪んだ美しい雌に最高の情欲を抱き、通常種が行う思考停止の強姦繁殖より遥かに優れた遺伝子を残すのだという。


「ゴブリン様ぁ……なんて立派なおちんちん……はぁぁぁぁぁ、はむっ♥ じゅぽっ、ぢゅぞっ、じゅぼぼぼぼぼぼぼぉ♥♥」


 そして『催眠』状態になった雌は、そんなゴブリンの欲求に全てを差し出して応えるのだ。今の女神官が、かのゴブリンの肉棒に恍惚とした吐息を零し、その顔を馬のように引き伸ばす下劣なフェラチオに耽ることも、一切の躊躇いや疑問を持たない。

 全てはゴブリンのために。全てはゴブリン様の繁栄と栄光のために。有り得ならざる小鬼催眠主という新種が、女神官のあるはずだった人生を歪なものとした。

 女神官は殺されない。他の人間の雌のように使い捨てられもしない。これから先、小鬼催眠主の力を受け継ぐ個体を産み落とすため、淫具によって保たれる下品な身体を一生賭けてゴブリンに差し出すのだ。


「ゴブリン様♥ わたしのおまんこにそのおちんぽをぶち込んで、たっぷり孕ませてください♥ わたしはそのためにここにいます♥ そのためにこの汚らしいマンコを開いて生きています♥ さあ、ゴブリン様の気高きペニスで、神に穢されたマンコを浄化してくださいませ……♥」


 ガニ股を開いて腋の下を見せつけ、大きく開いた鼻の下をめいっぱい伸ばしたアヘ顔で腰を振ってゴブリンを誘う。

 催眠が解けない限り、女神官がゴブリンの心酔を止めることはない。そして催眠は小鬼催眠主が生きている限りは、絶対に破られることはない。


「ん゛っお゛♥♥♥ お゛ぉぉぉぉ……ち、ちんぽ、きたぁ……お゛ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥」


 小鬼催眠主がいる限り――――たった今彼女の処女を穿ち貫き、子宮に注がれようとしている遺伝子が産まれた未来の彼らを含めて、根絶せしめぬ限りは、だ。


「お゛っお゛っお゛♥♥♥ イグ、イグッ!♥♥♥♥ ふ、ぐぉぉぉぉぉぉ……♥♥ イグッ、んごっ、ぷごぅ♥♥♥ ん゛ほお゛ぉ゛ぉ゛ぉ♥♥♥♥」


 今なら一体で済む。本来の彼女が覚える痛み、羞恥、絶望が催眠状態の女神官にとって甘美な快楽になる。だから止めようがない。自らに架せられた刻印を、偽りの意志で自らが広げていくことを女神官は止めようがないのだ。


 解き放たれる絶望を、女神官は絶対的な快楽――――敬愛するゴブリンからの愛情として受け取った。


「イグッ、イグゥゥゥゥ!!♥♥ ゴブリン様の子種もっらって受胎絶頂イクぅぅぅぅぅ!!♥♥♥♥」


 ドビュブビュルブビュルルルルルルルルルルルルルルッ、ブビュブビュブビュルルルルブビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥




『な……!?』


 それは、本来ならば正しい出会いとなるはずの相対。

 少年剣士に女武闘家、女魔法使い。彼らは先日別の依頼をこなし、今日新たなゴブリン退治に向かい、巣穴に侵入した新米PTだった。

 彼らは本当なら既にいない。女神官だけが生き残り、運がなかった少年少女はゴブリンの血肉となり、あるいは心を殺された。

 しかし女神官と出会わなかった彼らは生きていた。そして、何の苦労もしないだろうと考えていたゴブリンの討伐依頼で彼女と出会った――――ゴブリンに跨られ、膨らんだ腹を揺らして歩く悲惨な姿の女神官と。


「た、たすけてぇ……♥ た、たすけてくださいぃ……ぶごっ♥」


 女神官はゴブリンに尻を叩かれ、三方向から拡げられた鼻穴をみっともなく鳴らして彼らに助けを求めた。

 その姿は酷いものだ。おかしな格好で、ゴブリンに跨られた孕み袋。もう手遅れだろう少女が、蕩けた顔で助けを求めている。それを無視できるほど少年剣士は非道ではなく、また思慮深くもなかった。女武闘家、女魔法使いも同じだ。


「待ってろ! 今助けてや――――――」

「えへ、えへへへ……ありがとうございます♥ おバカな人間さんたち♥」


 瞬間、彼ら三人は女神官が隠し持っていた杖から放つ光に包まれ――――少年剣士は、二度と目を覚ますことはなかった。



 催眠女神官(ゴブリンマウント・プリーステス)。

 小鬼催眠主に従う雌であり、ゴブリンに〝跨ってもらい〟人間の前に現れ、何も知らぬ彼らの動揺を誘い、不意を打ってその意識を刈り取る。そして主人に餌を捧げる。

 男は役に立たないためあっさり殺される。女は気に入れば彼女と同じ立場になり、素質がなければ下級のゴブリンに群がられ、子を孕みいつか死ぬ。


「ご主人様――――今日も哀れな人の子たちを貶めたわたしに、お慈悲をくださいませ♥」


 玉座の代わりに座った(マウント)した小鬼催眠主に媚を売り、褒美を強請る下品で無様な雌の真横で、悲鳴すら上げられず犯される新しい孕み袋たちのように。


 有り得ならざる物語に彼女は生きる。穢され尽くした惨めな身体に快楽を得ながら、この世界の全てが主人の手に渡るまで、その生を淫靡な微笑みで捧げ続けるのだ。



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ぶっちゃけゴブスレだけどゴブリン書くのが難しすぎてしばらくゴブリン書きたくなくなりました、はい。

ゴブリンは喋らない、知能がない、乱暴者。この三点が崩れるとなかなかモチベがノリ辛くてしかも書きにくいという。分かりやすくバカ強いゴブリンとかならまあって気はしますが……最近異種姦が全く自信がなくなってきて辛いですわね……でもコンパクトに仕上げたと自負はしてます。

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