モルゲッソヨになって無様敗北人格排泄するアビドス廃校対策委員会のお話 (Pixiv Fanbox)
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*公開から2ヶ月経過したため、通常プランで閲覧を可能にしました。
いつもご支援ありがとうございます。今月も上位プランの方しっかりと更新させていただきます。
対策委員会とありますがホシノ、ノノミ、シロコの三人がメインです。ていうかブルアカ偶然だけどこの三人ばっか書いてる。
後書きでも書きますが、モルゲッソヨは通常プランでも届けてみたいですね。何かこのキャラで読みたいとかあればどうぞって感じです。
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「――――それじゃ、手分けして探してみよっか。けどあんまり遠くへはいかないこと」
「ん、先生とセリカが合流できるように」
「そゆこと〜。あとは各個撃破されないように、っていうのもあるよ。まあ心配はないと思うけど……それじゃあ散開〜」
「はーい、了解しましたー」
アビドス高校を狙うヘルメット団と戦い続ける対策委員会。その最中、ホシノ、シロコ、ノノミは逃げたヘルメット団を追って閉館した美術館に突入した。
諸事情からセリカを『先生』に任せ、彼女たちがヘルメット団残党を担当する。残党自体は大した数ではないが、美術館は廃館しているとはいえそれなりに大きな規模。万が一のために手筈を整え、そこから各個散開し互いの声や銃声が届く範囲での探索を選択した。
対策委員会のメンバー三人による追撃作戦。ヘルメット団を追い返し、それなりの対応で反撃に転じることを防ぐ。先生の指揮で撃退した彼女たちを追い詰めることは造作もない。
――――美術館の怪異に出会うことがなければ。
「〜〜♪」
豊満な胸を揺らし、ノノミは上機嫌で廃館を闊歩していた。無論、手にした巨大な機銃はいつでも放てるようにしていることから油断はなく、彼女もキヴォトスの生徒ということを感じさせるが。
各地が砂漠に沈んだ都市、それがアドビス。そんな街の中において、ここまで形を残した巨大な建造物というのは珍しい。オマケに閉館から人の手が入った形跡もなく、不思議とノノミの気分は悪いものではなかった。言ってしまえばワクワクする、か。
「あれ……?」
銃弾が何の疑問もなく飛び交う都市に住まう生徒らしい、廃館というホラースポットをものともしないノノミの表情が変わったのはある〝展示物〟を目にした時だった。
「閉館した時に残された……それにしては、綺麗すぎる気が」
はて、と疑問を感じたノノミが壁際に堂々と飾られた展示物に接近してマジマジと観察した。
帽子、袋、或いはバケツだろうか。被り物に見える縦長で銀色のオブジェ。近づいて間近で視認してもそれ以上のことはわからず、ノノミは小首を傾げながら台座に付いたプレートの汚れを手で落とし、残された展示物のタイトルを確かめる。
「えっと……モル、ゲッ……ソヨ? 『モルゲッソヨ』って言う――――!?」
モルゲッソヨ。そのタイトルを読み上げたノノミは顔を上げ、目を見開いて言葉を失った。
台座の上には〝何も無い〟。まるで夢でも見ていたかのように、銀色のオブジェはノノミの前から忽然と消え失せていた。
右、左と首を振って咄嗟に確認を行うノノミだったが、辺りは物音一つない不気味なほどの静寂。その空間の沈黙が破られたのは、他ならないノノミの声だった。
ガボッッ!!
「む゛ん゛う゛ッ!?」
明るい声音がくぐもった悲鳴に変わる。右でも左でもなく、真上。ノノミの視界が銀色一色の暗闇にも似た一面に遮られ、肩口にのしかかる固体の重みと液体のヌメリを覚える物体――――モルゲッソヨと呼ばれるオブジェが自分の顔を覆ったことを彼女は悟った。
「な、なに!? は、外れてぇー!」
ノノミの頭部をすっぽりと包む白銀の筒。幸いにも声は出せるようだが、一色に染まった視界にドロドロと零れ落ちる液体を感じ取ったことで、ノノミはその恩恵に感謝をする余裕などない。というより、謎のオブジェに顔面を覆われた中で声が出せて良かった、などと楽観する人間はいないだろうが。
「んぎぎっ、ふんっ、ふんぅぅぅぅぅ!!」
銃を捨て、両手で銀の筒を掴む。だが銃器を軽々と扱う少女の力でも被り物が持ち上がる気配はなく、銀色のバケツを被った巨乳の女、という間抜けなオブジェが出来上がりつつあった。
ズクンッ♥
「んおっ?♥」
顔を覆うオブジェと身体に張り付く液体。しかし、ノノミの異変はそれだけに留まらなかった。
身体の一部分に強烈な熱が生じ、動悸が止まらずノノミは奇っ怪な声を上げた。
ズクンッ♥ ズクン、ズクン、ズクン……ズグンッッッ!!
「んほおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?♥♥♥」
ビキビキビキビキッ、ビキキィ!♥
その奇声は可愛らしさの欠片もない野太い悲鳴に変わり、ノノミの股間からありえてはいけないものが飛び出す。
斜め上を向く肉の棒。少女が持つ白磁の肌と色合いは似ているが、先端の角張りは赤く、竿と玉は濃い色をしている。スカートを浮かせ、ショーツは玉ブラにならず惨めにハミ出してその大きさを正々堂々と表していた。
「ノノミちゃん、どうし――――ひゃあ!?」
「一体何が……!?」
と、ノノミの悲鳴を聞いて駆けつけたホシノとシロコ。二人は彼女の姿に驚愕の声を上げた。何せ、ノノミと思われる少女が股間から男性器を生やし、銀色の被り物を掴んでのたうち回るように抵抗をしているのだから、それをノノミだと認識できただけ運がいい。
「ふ、二人とも! 逃げてくださいー! これ、本当に、だめ……!」
「いやいや、そういうわけにはいかないって。シロコちゃん、手伝って」
「ん、ノノミからアレを引き剥がす」
声で二人がいると判断したノノミが警告を発するも、後輩の危機にホシノは普段の態度を収めてシロコと協力し、異質な展示品から彼女を引き剥がさんと動き出す。
だが、この瞬間の判断はノノミの方が正しかった。実際に『モルゲッソヨ』の襲撃を受け、得体の知れない力で陰核をペニスに変化させられたノノミだからこそ、本能的に危険性を察知した。
しかし二人を責めることは出来ない。彼女たちが仲間を見捨てて逃げ出す人格の持ち主なら、アドビスはとっくの昔に廃校を迎えていた。そんな少女たちだからこそ『モルゲッソヨ』の罠にハマり――――その高潔な精神すら無に帰す。
「だ、だめです……ほ、ほんとにだ――――めへぇぇぇぇぇぇ!?♥♥♥♥」
どぴゅどぴゅぶびっぶびゅるるるるるっ♥♥
「わひゃっ!?」
「っっ!」
突如として快楽の信号がノノミの身体を弾けるように走り、肉棒が得も言えぬ快感と共に勢いよく汁を吐き出した。
それはノノミを助けるために近寄ったホシノとシロコの顔にぶちまけられると、スライムのように彼女たちの顔を取り込んでいった。
「むぶっ! ぷはっ……ちょっ、これ……段々、固まって……!?」
「けほっ、けほっ! んぼ……っ! 引き剥がせ、ない……ッ!!」
それは侵食するように。感染を広げるように二人の顔にある形と色を作る。縦に伸びたバケツのような筒、白銀色の光を照り返すオブジェ――――ノノミを助けに来たはずのホシノとシロコまで、彼女と同じモルゲッソヨに取り込まれてしまった。
「……いやぁ。ミイラ取りがミイラになる、って本当だったんだねぇ」
「ん、言ってる場合じゃない……!」
助けに来たものまで取り込まれては、誰が誰を救えるというのか。このままでは危険すぎる。ヘルメット団どころの話ではない。
銀筒に顔を覆われた美少女たちは、一刻も早く危機的状況を打開すべく揃いも揃って被り物の頭を両手で掴んで引き剥がさんとした。
「「「ふんぐぅぅぅうおおおおぉぉ!!」」」
ただ、その姿勢は何ふり構っていられない様相が滲み出たものだ。
全力で力んだ少女たちの足は自然と力を込めるため、股をおっぴろげたガニ股になる。ノノミに至っては自慢の巨乳と太竿がブルンッ、ブルンッと波を打ち、その必死さに無様な光景という拍車をかけていた。
ガニ股で踏ん張る二人の美少女と一人のふたなり巨乳。その共通点は頭の被り物――――それが光を発した瞬間、状況が一変した。
「んべべべべっ♥♥」
「おびょびょびょ〜〜〜〜♥♥」
「あがががががっ♥♥」
ノノミ、ホシノ、シロコの三人が奇声を上げて〝直立〟した。あれほど踏ん張っていたガニ股がピタリと閉じ、両手は液体の侵食を受け入れるが如く身体の横に付けられる。
強烈な快楽電流とでも言うものが三人の身体を伝い、被り物の上に浮かぶヘイローの光がチカチカと明滅するほどの衝撃を与えて彼女たちの動きを著しく制限した。
「か、身体が動かな――――おにょにょにょ〜〜〜〜!?♥♥♥」
「ホシノせんぱ――――んひっ、くひぃぃぃぃぃぃぃ!!♥♥♥」
ズクンッ♥♥ ズクン、ズクン、ズクン……ズグンッッッ!! ビキビキビキビキッ、ビキキィ!♥♥
直立した三人、そのうちの二人が甲高い悲鳴を上げて股間から逸物を剥き出しにする。陰核が熱を帯び、急速に形を変えたことで生まれた男性器。恐ろしいほど硬く大きい肉棒を揃えた美少女たちは、銀の被り物から生じる侵略行為に為す術なく〝チンポ〟を勃起させ、困惑をした。
「い、いや〜。大ピンチって感じだねぇ〜。ノノミちゃんに続いて、おじさんたちにもオチンポが……!?」
「ホシノ先輩、急にオチンポなんて下ひ……う、うそ」
「ん……思考が、侵食されてる」
落ち着いている場合ではないが、気を落ち着かせるため冷静に言葉を交わした三人が異常に気づく。平時の自分たちなら間違っても『オチンポ』などという直接的で品のない単語は使わない。だが今、三人は自分たちに生えたモノを『オチンポ』と認識し、しっかりと言語化してしまった。
直立を促す快楽信号を含め、このモルゲッソヨという物体の影響は肉体の変化に留まらない。そこまで分析すれば理解ができるだろう。
「「「むほお゛ぉ゛ッ!?♥♥♥」」」
捕らえた獲物を絶対に逃がすまいという、征服者としての本能。彼らに意識というものがあるのかは定かでないが、少なくとも少女たちのチンポに快楽電流を集中させ、濁声を上げさせたことから似たものはあると推測される。
「お゛っ、お゛ぉ゛っ♥ お゛ごぉ゛ぉ……んっほぉ゛ぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥」
「の、ノノミ! しっかりし……んほぉ!?♥♥♥」
「これっ♥ 本気でヤバッ♥ オチンポに、集まって……ふぅーっ♥ フーッ♥ ノノミちゃん、シロコちゃん、射精しちゃダメッ♥ このザーメンは、私たちのぉ……♥♥♥」
ビクッ♥ ビクッ♥ ビクビクビクビクビクッ♥
スカートとショーツから飛び出したチンポが脈動し、猛烈な蠢きで三人の思考を〝気持ちいい〟という感情一つで侵食する。
先に捕まって感染していたノノミ、そしてシロコも強すぎる射精感に濁声以外を失い欠ける。唯一ホシノだけは何とか意識を保っているようだが、ショーツからハミ出した巨大な精巣が〝彼女〟を続々と吸い上げていることに変わりはない。
(まさかこいつ、私たちの〝全部〟を吸い出して……!)
外部からの侵食行為が肉体変化と被り物ならば、内部の侵食行為はそのチンポからモノを排泄させること。
ホシノの読み通り、光り輝くヘイローから少女たちの全てがチンポへ行き渡ろうとしていた。全てとは文字通り銃を扱う知識や力、仲間を思う人格や記憶。彼女たちをキヴォトスの少女でありアドビス高校対策委員会の生徒であるとたらしめる〝個性〟に他ならない。
三人がどこまでモルゲッソヨの本質を予測できているかはわからないが、少なくとも〝射精をしてはいけない〟という発想を今のホシノにできる最大限の言葉をノノミとシロコに伝えたことは確かだ。
もっとも、その意思だけで射精を防ぐことができるはずもないが。
ピカッ、ピカッ、ピカッッッ!! とモルゲッソヨが極光を放つ。無論、そのモルゲッソヨに視界を封じられた三人は光が発せられたこと、それが何を齎すかを知る由もない。
「お゛っお゛っお゛ぉ♥♥♥ おほひょおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!♥♥♥♥」
まず最初にノノミが盛大に白濁液をぶちまけた。当然その中身は『ノノミ』という少女そのものだ。
「ノノミ……ほぎょっ!?♥ こ、これ、私のじゃな……イきゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!♥♥♥♥」
続けてシロコ。彼女は異常を悟ることだけはできたが、それを活かすことなく被り物の下でアヘ顔を作って射精。個性豊かな彼女を象徴するように『シロコ』の精液はスライムのように濃厚だった。
「う゛ぐォ゛♥♥♥ ふ、ぐぅぅぅぅ……感覚がァ♥♥ つなが……んっ、お゛おぉお゛ぉおお゛ぉぉ!!?♥♥♥♥♥」
そしてホシノも多少の抵抗はあったものの、シロコから伝わってくる射精の快感に、引きずり出され精液として固められた大切なものを大量にぶちまけてしまう。
ノノミからシロコに。シロコからホシノに。ホシノからノノミに――――感覚が共有された三人は、己の尿道を滑り上がる人格精液の快感を伝え続けるループの環境に陥った。
「お゛お゛っ、ん゛お゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥ モル、ゲッソヨォ……モルゲッソヨォ!!♥♥♥♥」
「……ッソヨ♥ ふ、ん゛ん゛……ちがっ、ゲッソヨ♥ チンポ♥ キンタマ♥ せり上がって……うひょっ♥ 汚ぇ人格ッ、モルゲッソヨォォォォォォッ!!♥♥♥♥」
射精、射精、また射精。彼女たちのチンポが気軽に吐き出すそれは、ノノミやシロコを自分であると定義付ける力と記憶だ。
それが失われるということは、モルゲッソヨの侵略を許すということ。記憶と力が消え失せた大部分のスペースに隙間なくモルゲッソヨが敷き詰められ、彼女たちから個性という色が失われていく。
色が消えつつあるのは人格のみの話ではない。どろりと溢れる白銀の流動液がその量を増し、彼女たちの衣服を溶かして露にした裸身をモルゲッソヨと同色に染め上げていく。
腕も胸も尻も、物質として構成されながら触れることが叶わない天使の輪さえも。全てが銀色に染まり、本格的に身体が固まり、いよいよ射精ループからの脱出が不可能になりつつある中、ホシノは歯を食いしばって耐え抜いていた。
(本格的に……マズッソヨ♥ あたまが、おかしくな……ッソヨ♥ ザーメンぶびゅることしか考えらんね……ッ!♥)
耐え抜いていた、というのは語弊がある。ホシノもまた人格を構成する記憶と知性を精液にしたため、微かに残った記憶から〝二人の後輩〟を守らなければ、という使命感以外は総じてバカになり始めている。
「うっほぉぉぉぉ♥♥ ばかになるっ♥ あたまっ♥ ばかに……おげっ♥ モルゲッソヨ♥ モル、ゲッソヨォ!!♥♥♥♥」
「ふぉ゛♥ ごお゛ぉ゛♥♥ せんせ……ソヨッ♥ モル…………ヨッ♥ わたし、だれ……チンポ、射精す♥ モルッ♥ ゲッ♥ ソヨォ♥」
だが、バカになる現象がホシノ以上に顕著な形で現れている後輩二人の声を聞き、感覚が伝わるからこそホシノは辛うじて踏み留まっていた。
身体の大半に液体が張り付き、三体の下品な裸婦像が完成しつつある中、ホシノは伝わってくる射精の感覚に覚悟を決めた。
亡くなった大切な人の顔が記憶から失われ、助けようとしている後輩の名前すら思い出せない。それでも一分だろうと時間を稼ぎ、誰かの助力を得られたのなら。
ホシノからノノミ、ノノミからシロコ。もはや『モルゲッソヨ』と一心不乱に叫びを上げることしかできない、下品で無様なチンポ像たちの間で繰り返されるループ。シロコが射精し、その快感が伝わってホシノの睾丸から精液がせり上がった。
「ふんぎッ☆ ほんぎょっ、ん゛ごお゛お゛お゛お゛お゛ッ☆ モル……ゲッ……ソヨォッ☆☆☆」
人格を排泄させるおぞましい負のループを断ち切るべく、ホシノが渾身の力をチンポに込めた。
どれだけみっともなくても構わない。銀筒の下でオッドアイの目を剥き、鼻の穴を広げ、歯を砕かんばかりに力を込める。間抜けな不細工我慢面を以て時間を稼ぐホシノ――――――
「む゛りぃぃぃぃィィィィィィ!♥♥♥♥ ほげげげげげぇえええぇぇえぇぇっっ!!♥♥♥♥ 人格ザーメンすっげぇぇぇぇぇぇ!!♥♥♥♥ モルゲッソヨモルゲッソヨモルゲッソヨォォォォォォォッ!!♥♥♥♥♥」
びっぶぅぅぅぅぅう!♥ ぶびゅるぶびゅるぶりゅぶりゅぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ!♥
だが、その気高い精神の防壁は数秒保てず崩れ去り、ホシノの人格ザーメンは排便の音を思わせる汚らしさを響かせてチンポから飛び出していった。
「「「モルゲッソヨ♥☆ モルゲッソヨ♥☆ モルゲッソヨ♥☆ モルゲッソヨ♥☆ モルゲッソヨ♥☆ モルゲッソヨ♥☆ モルゲッソヨォ♥☆」」」
どぴゅっ♥ ぶりゅっ♥ ぶぴっ♥ ぶぴぶぴぶびゅるるるるるる〜〜〜〜〜〜♥♥♥
銀色の『銅像』の目の前に夥しい量の濃厚ザーメンが積み重なる。それは『モルゲッソヨ』と叫び続ける『ホシノ』と『シロコ』と『ノノミ』だったものであり、二度と戻らない彼女たちの個性だ。
チンポとキンタマ以外を銀の泥が覆い尽くし、滴る液体が肌と同化して完璧なコーティングがされていく。ホシノの小さな乳房、シロコの鍛えられ引き締まった腹、ノノミのもっさり陰毛の根元をも流動体が固め、遂にチンポとヘイローに侵食を始めた。
「「「ほぎょへぇぇぇぇ〜〜〜〜♥♥♥♥ も、もっ、モルゲッソヨ〜〜〜〜〜♥♥♥♥」」」
肉棒に張り付いた液体が即座に凝固し、ヘイローを包む側の銀液はその形と色から〝個性〟を奪う。
色とりどりで形豊かだった三人のヘイローが銀色、円状という無個性なものへと生まれ変わる。それは三人の〝残りカス〟が最期の時を迎えつつある証でもあった。
(タマタマッ♥ オチンポ♥ モルゲッソヨォォォ〜〜♥♥ やだっ、死にたくなっ、せんせいっ、たすけ……♥)
(チンポオチンポチンぽっぽぉ♥ ザーメンどぴゅりすぎてやべッ☆ バカになりすぎて……もう……先生、……)
(チンポいくっ♥ くっせぇカス人格とさよならしてゲッソヨゲッソヨモルゲッソヨォ♥ みんな、せんぱい……せん、せい……ごめ――――――)
正しい言葉を吐き出すこともできなくなり、残った思考で彼女たちは懇願と謝罪を頭に浮かべた。
ピキッ♥ とチンポとヘイローすら完全に呑み込まれたのはその直後。
「「「ん゛ッお゛っほほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉオオオオオオオオオオオオオッッッ♥☆♥☆♥☆♥☆♥ モルゲッソヨ!!♥☆ モルゲッソヨ!!♥☆ モルゲッソヨォ゛オ゛ォ゛ォ゛オ゛ォ゛オ゛ォ゛ぉ゛ォ゛ォ゛ォ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆」」」
ぼびゅるるるるるるるるるるるっ♥ ぶびゅるぶびゅるぶびゅぶびゅぶびゅぶびゅるるるるるるるるるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥
特大級の人格が銀の裸婦像のチンポからザーメンという形で噴き上がり、彼女たちの人生に終幕が訪れた。
個性ある少女たちのとびきりの人格ザーメンは長く多く壮大に。銀色チンポの先端から次第に勢いを失い、蛇口を軽く捻った少量の垂れ流しになるまで……最後の一滴がポタリと落ちるまで、続いた。
「…………」
「…………」
「…………」
騒乱が収まると、そこには物言わぬふたなり少女たちの像が立ち竦んでいた。
いつの間にか壁際に並べられ、個性は大中小の胸と身長を残すのみ。ヘイローは全て丸みを帯びた銀のフォルムへと変貌し、直立不動で胸とチンポを見せつける下品な裸婦像。
ぶりゅっ♥ ぶりゅりゅりゅりゅ♥
その像の臀部から徐ろに粘液が溢れ落ちる。銅像の足場にべちゃりべりゃりと落ちたそれは、瞬時に固体化して三体の〝台座〟となり、部分に額縁と写真がじわりじわりと形になる。
――――完成された美術品を目撃したのは、奇しくも〝生前の〟彼女たちを知るアドビスの少女だった。
「もー! 先輩たち、先走ってどこ行っちゃったわけ!?」
ヘルメット団との戦いで僅かながら負傷し、大事を取って休息をしていたセリカである。黒髪のツインテールを靡かせ、展示品が撤去された廃館を歩き回っている。
とすれば、彼女がその『美術品』を視線に収めてしまうのも必然であろう。
「ん? 何で廃館なのに美術品が……って、何このだっさい像。女の子の身体なのに、気持ち悪いモノ付いてるし……」
壁際に仕切りのロープを取り付けられ並んだ三体の裸婦像。ちょうどセリカの眼下にある台座には、被り物に隠れた銅像たちの顔写真が添えられている。
三人とも変質、変色する前のヘイローを頭に浮かべた姿が映っている。しかしセリカは気づかない。セリカは『判らない』。それが敬愛する先輩たちであると認識できない。
「……まあいいか。早く先輩たちと一緒に先生のところに戻って、アヤネ先輩と連絡を」
(((モルゲッソヨ……♥)))
どぴゅっ♥
「へ?」
何故ならその像は『モルゲッソヨ』。身体の肉付きという個性以外の全てを奪われ、無個性で無様なモルゲッソヨという銅像――――これから彼女もそうなる〝モノ〟でしかないのだから。
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流行った時は創作休止してたので見て楽しむだけでしたが、書いてみるとクソエロ楽しい。戦闘員で無個性化とかふたなり人格排泄好きな私に刺さらんわけもなく。あとシンプル故に楽。
何かしらこのキャラで読みたい!みたいなものがあれば受け付けてます。内容はシンプルですが犠牲者一人にしてくぐもり声と心理描写台詞分けるとか、服装残すとか爆乳にしてそこの個性も消すとか、まあまあ色々工夫できそうですし。乳首がチンポになるとかNGな人間だからそこは……でも服突き破るのちょっと良さそうだなぁとか書きながら迷ったのは内緒。