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いつもご支援ありがとうございます。これ1回言ってみたかったよね。

多分タイトルで大体説明つくんじゃねぇかな。アンケートした時私は何になっても知らんからな、と意訳しました!!!!


ここではお気軽にこういうのにチャレンジできるし、もしこういう要素はにチャレンジはどう?みたいなのがあればコメントでお願いします。今回みたいなやつとか、ミツバとエルくんでやった言語キャラ崩壊洗脳を激しくしたやつとか……?世の中広いからどんなものがあるからわからんし、更新用のネタはあればあるだけいいよね!なおエロネタの犠牲になるキャラたち。




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「刻晴様? 刻晴様、こちらにいらっしゃるのですか?」


 コンコン、と部屋をノックする物腰の柔らかい少女。彼女は『璃月七星』の秘書である甘雨。仙獣の角とその優れた女体美を包む黒のボディタイツが目を引く美少女である。

 今彼女は、璃月七星の一人、刻晴を探している最中であった。というのも、七星秘書として甘雨が確認しなければならないことがあり、人伝に彼女の行方を聞いてここに来た。つまり、甘雨がちょうどノックした部屋がそうだ。


「……?」


 しかし、ノックと声掛けを合わせても返事がない。留守だろうか、と首を捻った甘雨だったが、中から物音のようなものが彼女の鼓膜を震えさせ、時間を改めるという動きを阻害した。


「……失礼します」


 結果として、甘雨は部屋の扉をそっと開く。僅かな警戒は、仕事が出来すぎる聡明な彼女らしい判断故だろう。


「――――刻晴様!?」


 そして甘雨は刻晴を見つけた。正確には刻晴であろう物とも者とも言えるそれを見つけ、その名を叫んだのだ。


「むぐっ、んぐ、んんんんんんーーーーっ!!」


 刻晴の身体を包み込む物体。スライムと一瞬見紛う甘雨だったが、即座にそれが液体などの流動体ではないことを見抜いた。

 透けない濃さ、言うなれば人体に近しい肉の色。薄いピンク色の肉。それが刻晴の身体を包み、拘束している。既に全身が呑まれ身体が見えなくなって目まで呑まれようとしていた。

 刻晴も抵抗こそしているようだが、全力で力を込めているというのにそのスライムもどきは伸縮性が高く、彼女を直立不動のドールのような姿勢で拘束。もはや人の手を借りなければ引き剥がすことさえままならないだろう。


「すぐに助けます! 待っていて――――」

「んむっ! む、むうううううっ!!」

「え……? っ!!」


 駆け寄ろうとした甘雨に、頭のほとんどを呑まれている刻晴が目を見開いて頭を振る。来るな、逃げろ、危ない。恐らくさっきの物音も、助けを求めるのではなくここに入ってはいけないと警告をしようとしていたのだろう。


「二体目!?」


 その警告を読み取った甘雨は、己に飛びかかるように襲いかかってきたスライムもどきを飛んで避ける。

 刻晴の警告がなければ、彼女も同じ道を辿っていただろう。再び踊りかからんと蠢くスライムを油断なく睨め付け、弓と甘雨が得意とする水の元素を練り上げる。距離は近いが、触れられる前に射抜ける。その確信で弓を引いた甘雨は、


「ぶむうぅぅぅぅぅっ!!」

「へ――――むぎゅうぅうぅうぅうぅ!?」


 刻晴の力を振り絞ったくぐもった叫びも虚しく、真上から振ってきたスライムもどきが顔に張り付くことを許してしまった。

 甘雨は勘違いをしていた。一匹、二匹ではない。刻晴を拘束する物体も、甘雨を襲った物体も、どちらも元は同じ一。人型二人を容易に覆い尽くせるスライムもどきがこの敵の正体なのだ。


「もが、もごっ、ぉご……っ! ぐむむむうぅうぅうぅうぅうぅうぅう!?」


 二度目の不意打ちに助けに来た甘雨さえも捕まってしまう。肉のように柔らかいスライムもどきが顔面に張り付き、声にならない叫びを上げて悶える甘雨。口、鼻、目といった輪郭が表面に浮かぶ。それは触れてわかるが肉よりゴムに近い。ラバースライム、とでも言うべきもの。


「むぐ、ふぐふぐ、んぐうぅうぅうぅうぅうう〜〜〜〜!!」


 ただし、わかったからと言ってどうすることが叶うわけでもなかった。むしろ、肉より伸縮性に優れながら手堅く甘雨の顔面を締め付けるラバーの分厚さの方が、余程状況を悪化させている。

 不思議と息は続くが鼻と口にぴっちりと張り付くせいで苦しいことには苦しい。何とか手で引き剥がそうと試みるも、前述の伸縮性と焦りから上手くいかない。しかも視界を塞がれたことで、最初に甘雨を襲ったラバースライムが彼女の顔から下の部位を絡め取り始めた。


「もごっ!? むぎゅっ、んぎゅうっ、うっ、むぐーーっ!!」


 顔だけでなく、身体を許しては本当に手遅れになる。慌ててラバースライムを打ち払う甘雨だが、何と元素を遮断する素材で出来たそれは彼女の技を通さず、武器を奪い取って四肢を意図も容易く絡め取った。


「むごぉ!?」


 ギチギチギチと甘雨の腕力とラバースライムが拮抗……したのは一瞬。いくら甘雨であっても、武器と元素を封じられ呼吸も落ち着いてできない状態で、四肢を同時に絡め取る力に敵う道理はない。

 残ったラバーがグルグル、グルグルと甘雨の女体を縛るように粘着する。無理やり姿勢を正され直立、胴体の横に腕を置き脚は過剰なほどに真っ直ぐ。


「んぐ、んんんんんんーっ!?」

「むぎゅううぅうぅうぅううううううう!!」


 部屋に座する二体の人型ラバー。いつの間にか刻晴も顔面全てを包まれ、彼女たちを見分けるものは難を逃れた髪や甘雨の角といった部分だけだ。

 それ以外は身体のラインで辛うじて。まだ捕まったばかりで、体力を消耗していない甘雨の方が暴れ方が強いという程度。しかしそれも、ラバーを僅かに伸ばせるくらいであり、すぐ直立不動の形に戻ってしまう。

 刻晴を助けるどころか、いよいよミイラ取りがミイラになった甘雨。だが彼女の、彼女たちの受難と恐怖はこれからだった。


『むぐううぅううううぅうぅううう! むぎゅぎゅぐぅううぅうぅう!?!?』


 ラバーの締め付けが激しさを増し、指一本でさえ動かすことが難しくなり始めた。さらにラバーに触れる肌の範囲が広がっている。つまり、ラバーが衣服を溶かし始めていた。

 ぎゅちぎゅちぎゅぎぎぎぎ! 過剰なほどぴっちり張り付いたラバースライムの表面に、始め以上にくっきりと女体のラインが張り付く。ある一種の美しさを感じるのは、それだけ二人の身体が女の魅力を含んだものだからなのだろう。もっとも、今や彼女たちを判別する個性は失われつつあるが。

 分厚いラバースライムの拘束を崩そうと必死になる二人だが、もう腕は一ミリすら引き上げられず、身体全体をほんの少しだけ揺らす、左右に揺れ動くことしかできていなかった。傍目からは僅かな揺れでも、彼女たちにとっては命からがらの全力であることが絶体絶命の四文字を感じさせる。


「ぬぎゅうぅうぅうぅううう!? ふぎゅっ、むぐぉ、おおぉおぉおおおぉおおぉおぉ!!?」

「ふぐうううぅうう、うっ、うおおお、んふうぅううううううぅうぅううう!!」


 命乞いか、最後の力を振り絞っているのか。誰にもそれを正しく観測することはできないが、ラバースライムは甘雨と刻晴の最後の力すら無情に呑み込んで行った。

 身体をしっかりと包んだ後は、残りの表皮でさらに頭を包む。遂には髪や角まで包まれ、力をありったけ込められて締め上げられる。すると不思議なことに、彼女たちの髪型や角、顔の輪郭といったものが薄くなっていった。甘雨の角が普通の頭に、刻晴の目は口がなだらかなラバーの煌めきに呑まれ、まるでのっぺらぼうのようにぴっちりとなる。


『――――――――――――』


 そうして数分後、出来上がったのは二体のラバードール。

 あれほど美しい二人を包んだにも関わらず、個性らしい個性は消えた。さぞ美しかったとわかるのは、絶美を描く女体のライン。それを無個性にするラバーがピッタリと包むことで、誰でも十全に理解できるというのは何の皮肉だろうか。

 ラバースライムの無個性化を受けた二人。中では未だ意思を残した甘雨と刻晴がいるはずだが、声すら封殺され元の輪郭もラバーの下に封じられ、どちらがどちらだかわからないまであった。


「…………」


 それを助長したのは、どこからともなく現れた全身にローブを着た人間。ラバースライムを操っていた者である彼が、どちらかのラバードールを動かして横に並べてしまった。

 どちらがどちらであったのか。体躯の僅かな違いからしか分からない二体のピンクラバードール。どちらでも構わないと、彼は仮面のようなものを二つ取り出した。

 それは、この地に生息する『ヒルチャール』が被っているものと酷似していた。二本の角と仮面の表面に刻まれた奇妙な紋様。それを彼は、のっぺらぼうの顔に押し付けた。


『〜〜〜〜〜〜っ♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆♥☆』


 瞬間、紋様が激しい光を放った。二人が何かを叫んでいるようにも見えるが、如何せんラバースライムの影響で身体の動きが見られない――――否。

 よく観察してみると、仮面によってラバースライムの粘着が変質し始めていた。両手両足をピタリと閉じさせていたラバーが肌と溶け合うように融合。素の足と手のようになり、ぴったりと張り付いた衣服のように変わる。

 衣服とは言っても胸や尻といった身体のラインが見える卑猥なものだが、甘雨と刻晴であろう二人の変化はさらに驚くべきものになる。


『■■■■■■■■■――――ッ!!』


 また恐らくは、になるが何かを叫んでいる。その言語を少なくとも人は理解できない。同時に、美しいまでに直立不動だったラバードールが動きを伴う。

 脚を曲げて中腰に、まるでヒルチャールになったような下品な立ち方に加えて、威嚇をするように両手を乱雑に構える。


 全身ラバーで仮面を揃え、個性を消し去られた二人が下品な中腰股開きで男に連れられていく。その二人が『璃月七星』の刻晴と秘書の甘雨であったと誰に気づかれることもなく、無個性なラバードールと化した美しき者たちは、どこへともなく消えてしまった。


 美しき惨めな二体のラバードール。その行方を知るものは、誰もいない。

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ちなみにミソラだったらエリス様、秋葉様ならコハヒスが刻晴枠で犠牲になってたやつ。秋葉様の流れは甘雨刻晴と大差ないけど、ミソラちゃんはちょっと違う感じでしたね。

こう、初めは絵でみたブウ肉取り込み的なのエッチだなと思ったんですが、あれどちらかと言えば融合的な要素よなぁと思い、正式な名称少ねぇなとか調べながらやって最終的にラバー拘束にたどり着いて無個性化もやってみた。趣味を入れるなら多分ふたなりラバーで強制射精無個性とかだったけど、さすがに初チャレンジなので王道を詰めてみた。どこまでやれたかは正直ワカラン。

Comments

前回みたいな無様洗脳良かったので色んなキャラで見たいです(特に軌跡)

いかじゅん

なるほど、前回のロゼみたいな無様気味洗脳ですね。前回はオマケ的な感じだったので、それを推し出す一作か……軌跡キャラを含めて参考にさせていただきます!