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支援のお礼


 FANBOXの有料プランを始めてから2か月目が終わろうとしています。

 始めるときは正直数カ月ぐらいは支援してくださる方いなくても仕方ないかな…という覚悟だったんですが、始めた直後から本当に多くの方に支援していただいて、飛び跳ねるぐらいうれしかったのをよく覚えています。

 支援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。めちゃくちゃ活力になってます。

 小説につけてくださる「いいね」も、見て「いいね」って思ってくださったんだって安心するし、コメントはすっごい元気が出ます。うれしいです。


また、6月にすごくたくさんの支援をしてくださった方、本当にありがとうございました。


これからもイチヤのFANBOXを応援いただければ幸いです。


プランの内訳


 現在イチヤのFANBOXに存在するプランは二つあります。(本当は四つですが、実質二つ)

・「支援プラン」(500円/月・小説が読める)

・「支援プランPlus」(660円/月・小説にプラスしてあとがきや設定等の限定記事が読める)


 「支援プランPlus」は7月になってから作成したプランですが、今この二つの割合は大体「支援プラン」:「支援プランPlus」で6:4といった感じです。あとから始めた支援プランPlusが意外と多い感じです。7月になってからPlusで支援してくださった方や、支援プランからPlusにプラン変更してくださった方(月中に高いプランに変更した場合は差額のみの支払いになる)が結構いらっしゃいました。両プランでのご支援、ありがとうございます。


pixivリクエストをいただきました


 7月に「小人駆除バイト」を投稿した後に、pixivリクエストをいただきました。

https://www.pixiv.net/requests/35649


 今そちらの小説を書いています。(そのため、現在リクエストは停止しています)基本的には自分の好きなものを書いているのですが、いただいたリクエストは自分じゃあまり書かないような設定もあったりして、すごく楽しく書いています。(真面目、とかは自分じゃ意外に書かないキャラでなかなか新鮮です)

 いろいろ考えているのですがリクエスト作品は基本全体公開することはせず、リクエストいただいた方のみ、もしくは時間をおいて特別なプラン等で公開しようかなと思っています。


 今書いているものを少し抜粋します。これは途中の巨大化描写。


***


 

(……なんだ……)


 夏服期間、今年初めて半袖シャツを着た日は暑かった。満員電車でエアコンがフル稼働しているのに蒸す車内。半袖から出る腕は汗で湿っている。他の人の腕に触れて不快なもののように体を離されるのが嫌で、通学バッグを体の前で盾にするようにして腕を内側に隠している。が、今はそんなこと気にしていられなかった。


(体が……あつい……)


 外からの熱ではない。体の内側からものすごい熱が発されているような感覚。心臓が破裂しそうなほど脈動し、血液がぎゅるぎゅると体を回る。汗が体中から噴き出して、息が荒くなる。周りの人がちらちらとこちらを見ている。息遣いで気づかれたのかもしれない。


(これ……もたない……)


 意識まで朦朧とする中、かろうじて電車のアナウンスが聞こえた。降ります、と声を絞り出して止まった駅のホームに抜け出す。急行は止まらない小さな駅で、通勤通学の時間帯だが人は少ない……かな。目がぼやけてよくわからない。後ろで電車が動き出す。胸に抱えていたバッグが滑り落ちて地面に落ちた。そこが限界だった。


「はあ……はあ……ああ……ああああ!!!!」


 ずぐん、と、体全体が脈動した。体が内側からはじけ飛んでしまいそうな衝撃。体全体が心臓になったかのようにそれが何度も何度も襲ってくる。光で頭がちかちかして固く目をつぶる。


(まず……い……)


 体がドロドロに溶かした鉄みたいに熱くなって、拍動とともに全身が徐々に締め付けられていく。服がきつくなっていって、息がしづらい。胸を押さえようとしたが締め付けるほどきちきちになったシャツが引っかかって腕がうまく動かせない。なんで服が小さく……


(いや……僕が……大きく……?)


 びりびりびりっと何かが破けるような音がする。そして地鳴り、何かが頭に当たる。足元からも何か音、人の悲鳴。熱い、熱い、熱い……!!!!!


(……)


(……止ま……った……?)


***


完成をお待ちくださいませ。



今書いているもの


 リクエスト作品とは別に、今体格差の作品を書いています。以前Plusの記事で書いたのですが、仮タイトルは「服に着られる」です。本来は「洋服の方が目立ってしまう」みたいな意味ですが、この作品では「服に合うように体が合わせる」的な意味です。


 ざっくりいうと貧相な体の男が、もらったサイズのでっかい服を着たらその服に見合うでっかい体になった!!って話です。これに筋肉や怪力、巨根に性欲、復讐などの要素を盛っていきたいな~と考えてます。8月の投稿を目指してますが、もしかしたら前後編になるかも。


冒頭はこちら。(Plusの記事と同じ)



***


「あっ!」

「えっ……うわっ!」

 ぼーっとしながら家へと帰る道を歩いていると、突然冷たいものが上半身を中心に降りかかった。突然のことに反応もできずに突っ立っていると、横から慌てた声が飛び込んできた。

「ごめんね! 大丈夫かい!?」

「っ……でか……」

 声のする方に顔を向けるとそこには見上げるほど背の高い男がいた。俺が154センチしかないチビだということを差し引いても、大きい。190センチはありそうだ。その上Tシャツハーパンじゃ隠しきれない筋肉で全身が盛り上がっている。縦にも横にもでかいその人に気圧されていると、向こうもそれに気付いたようだ。

「あっ、ごめん驚かせたかな……とにかく濡れちゃったし、俺の店来て!」

 力強く腕を引っ張られ、こんなとこに店なんかあったっけと思う間もなく中に連れ込まれる。その店とはどうやら服屋だった。俺の店と言うからには店長なのだろう。きょろきょろと回りを見ていると、奥に引っ込んだ店長がすごい勢いで戻ってくる。

「とりあえずこれタオルと……あとうちの商品だけど着替えっ!」

「あ、タオルだけで全然……」

「お金とったりしないから! 裏で着替えてきて!」

 話を聞かない店長にほぼ無理やり(抵抗しようにも力が違いすぎるのだ)バックヤードに押し込まれ扉を閉められる。閉じた扉を見ながら小さくため息をついた。

「もうこれ着替えたほうが早いな……」

 タオルでいいとは言ったが、どれだけの水を被ったのかもうパンツまでぐしょぐしょなのだ。タオルで頭を拭きながら濡れて張り付いただぼだぼの半袖カッターシャツを脱ぐ。スラックスも脱いで身体を拭き、押し付けられた服を広げる。英語のロゴが入ったTシャツにハーパン、新品のボクサーパンツもある。が、これはちょっと困った。

「……あの~~」

「おっ、着替えたかい?」

「いや、着替えたんですけど……」

 バックヤードから出た俺は、Tシャツとハーパンを手で抑えていた。そう、もらったTシャツもハーパンもパンツも、でかすぎるのだ。Tシャツは普通に着たら袖は八分で丈は膝まであるし、ハーフパンツもほぼくるぶしまである。パンツは伸縮性があるからか穿けたものの、ボクサーなのにまるでトランクスみたいにだぼだぼ。まるで幼児が大人の服を着ているみたいだ。

「これでかすぎないですか?」

 そういうと店長は「うちは大きい服専門店でね~」と頭をかく。いやそれにしてもでかすぎだろう。

「まあお詫びにそれあげるからとりあえず着て帰りなよ!Tシャツは裾結んでハーフパンツは紐をこうして……」

 店長がしゃがんで服をあれよあれよという間にまとめていく。不格好なのは変わらないものの、とりあえず手を放しても服がずり下がらないようにはなった。よし、と店長が立ち上がると首を上に曲げないと店長の顔が見えなくなる。

「ま、すぐにぴったしになるって」

「んなバカな……でも、服ありがとうございます」

***


もうちょっと表現は変えようかな~と思っていますが、今のところこんな感じです。







7月もたくさんのご支援をありがとうございました。

今後とも、イチヤのFANBOXをよろしくお願いいたします。



ちなみにTwitterの方でも更新報告やつぶやきをしていますので、よければご利用ください。

https://twitter.com/ichiarrow


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