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「ちょっ……んんふぅ、はぁ……はぁ……部屋に入るなりガッつかないでよ……んちゅぅ、んむぅ、んちゅ……ドアの近くでなんて、外に声聞こえるわよ」


「聞こえるくらい喘ぎまくる予定なんだ。そうだよな、ヤリモクナンパについて来るくらいだから、アルクちゃんも溜まってるよな」


「はぁ……はぁ、はぁ……ああっ! そんな……、ことぉ……はちゅぅ、んちゅ、ふもっ……」


「嘘つけ。ちょっとキスしてやっただけでもう雌顔になってるぞ」


 人間と人間が交尾するための宿泊所。吸血鬼の姫君たる彼女には不似合いな場所にアルクェイド・ブリュンスタッドはいた。本来ここに彼女を連れ込める人間がいるとしたら、それは恋人の遠野志貴だけであろう。しかし今、ドアが閉まるなりアルクェイドの肩を抱き寄せ、反対側の手で顎を持ち上げキスを繰り返している男は志貴とは似ても似つかない。


 アルクェイドの身長は百六十七センチと女性にしては長身だが男はそれより頭ひとつ大きい、浅黒く日焼けした身体は筋肉質で雄の色気を放っている、幼い頃に受けた致命傷級の傷が元で虚弱体質な志貴とは正反対の生き物だった。


 だからといって真祖のアルクェイドが彼に逆らえず無理やりホテルに連れ込まれたなどということはない。見た目は可憐な少女にしか見えなくとも彼女の中身は最強の吸血鬼。種族の違いから来る生物としての格差に比べれば性差など存在しないも同然だ。


 それなのに今、アルクェイドは如何にもなヤリチンに口内を舐られ、鼻にかかった甘い声を漏らしてしまっている。


「ハァ♡ ハァ♡ あぁッ♡ あ゛っ♡ はぁ゛ぁ゛ッ♡」


 か弱い雌になった気分で嬌声を上げるアルクェイドは、心の中で自分がこんなことしてるのは志貴が悪いのだと、ここにはいない恋人を言い訳に使った。


 人間の世界で学校に通う彼は試験期間というやつがあるらしく、最近それの準備にかかりっきりで構ってもらえなかった。生活なら私が面倒見てあげるから学校なんか辞めちゃえばいいのにと喉元まで出かかったが、彼にとって友人たちと過ごす生活も掛け替えのないものであると理解しているため飲み込んだ。


 寛容な女でいると決め込んだアルクェイドだったが、志貴に構ってもらえない時間が一日、二日、一週間と続くと不満も溜まってくる。こっちの世界に私を引き留めたのは志貴なのに、それを一週間も放置するって何事?


 寂しくなったら自分から会いに行けば良いのだが、向こうから連絡がない期間が長引くと逆にこっちから連絡するって負けた気がすると変な意地を張ってしまうもので。


 そんなこんなで暇と寂しさの頂点に達していたとき、街をひとりで歩いていたところに男性から声をかけられた。


 男はアルクェイドのような如何にも予定も連れもなく、ぶらぶら歩いてるだけの女に声をかけ慣れている様子で次々に容姿を褒めてくる。自分の容姿に無頓着で志貴に言われるまで美人というカテゴリに位置することさえ自覚していなかったが、さすがに昼の世界で長く生活していると周囲の注目を集める程度には可憐な見た目をしているらしいことが分かった。


 実際は人目を引くどころかアルクェイドの美貌は文字通り人間離れしており、加えて上から八十八センチ、五十五センチ、八十五センチという抜群のプロポーションが雄の下卑た妄想と性欲を引き寄せて止まない。


 ナンパ男も最初から外国人美女に自慢のチンポ捩じ込んでヒィヒィ言わせるために近づいたのだった。


「おっほ、マジか。いきなりパンツぐしょ濡れじゃねえか。このスケベ女」


 キスしながら彼はアルクェイドのスカートを捲り上げる。ミニ丈のスカートは簡単に男の侵入を許す。黒ストッキング越しに下着の上から割れ目を擦られると早くも、ぐしゅぐしゅに濡れていた。


「うっさい、ばか……んっふぅ、ちゅっ、んちゅぅ……はぁ、んぷっ」


 キスだけで濡らしたことが恥ずかしくて憎まれ口を叩くも、彼に唇を合わせられると簡単に腰砕けて気持ちいい声しか出なくなる。


「んっふぅ……はぁ、あぁ、あっ、んくっ、ああぁ……あんっ、んっく、ふうぅ……はぁ、あっ、ああぁ……」


 舌を絡ませながらクリトリスを押し潰されるとびくんっと体が震えた。その反応を見て彼が嬉しそうに笑みを浮かべた。絶世の美女もそこら辺で適当に拾ってヤリ捨てした肉便器もついてる性器は一緒。なら感じる場所も同じだと自信を深めた男はさらに指の動きを激しくする。


「やだ、だめぇ、そこぉ……んんっ、ひぃい、いっ、いいぃ!」


「おまんこ触られてよがるだけじゃなく上も集中しろ。もっと自分から舌を絡めてこい」


「あっ、あひっ、あくぅ、んっ、ちゅっ、じゅず、れろ、れるぅ……んんっぷ、ふぁ、あむ、ぢゅっるぅ」


 命令されて仕方なくというポーズを取りながらも彼の動きに合わせ、アルクェイドも積極的に舌を動かし始める。唾液の交換を行いながら男の興奮を高めていく。淫らな蜜音と舌を吸い合う、ちゅぱ音が簡素がラブホテルの一室に響いた。


 男はアルクェイドの服を脱がせようとしてくる。服の裾を捲くり上げブラも上にずらした。ぽろんと真っ白い美巨乳がまろび出す。


「へえ、でかいな。Fはあるんじゃないか?」


「知らないわよ、そんなの」


 男はアルクェイドと身長を合わせるため床にひざまずく。そうするとちょうど彼の顔の高さに興奮で尖り始めた乳首が来るのだった。男の太い腕が女の柳腰を抱きしめる。アルクェイドは彼の肩に手を置き、拒絶の構えを取るが腕には力が入らない。もし本気で嫌なら瞬きする間に殺してしまえる相手。そうしてしまえばいいのにしないのは男の巧みな愛撫に期待しているからだ。


 男の生暖かい息が敏感な箇所にかかる。


「ちゅっ」


 優しくキスされた。


 それだけで全身に電流が走った。


「ふあぁ♡」


 情けない喘ぎが口から漏れてしまう。こんなはずはない。もっと簡単にやり過ごせると思っていたのに。


「こっち向けよ。可愛い顔見せてくれ」


 男はアルクェイドと目を合わせ、これ見よがしに見せつけながら乳首を執拗に舐った。


「んっ、あぁっ、やっ、やんっ、は、はげしい、っ♡」


 男の舌使いは巧みで口内に含まれた突起はコリコリに硬くなり感度を増していった。身体の変化を感じ取った男は、さらに刺激を強くしてアルクェイドの理性を破壊しようとする。ただ舐めるだけでなく吸い付き、歯を立て、パイ揉みとの合わせ技で責め立てる。


「なに、わたしのおっぱい、そんなに美味しいの? んっ、ふふっ、赤ちゃんみたいに、夢中になって吸っちゃって……は、あぁっ! ああッ! だめぇ、噛んじゃ♡」


「ガキがこんなエロい舌使いしてくれるわけねえだろ。余裕ぶったって膝ガクブルじゃねえか」


「こ、これは、んっ、あなたのせいっ、でしょう、がぁ♡ こんな、すごいの初めてなのっ♡ 胸だけでイッちゃいそ♡ こんなこと、今までなかったのに……」


「彼氏くんは前戯もしないで挿れちゃうようなやつなの?」


「違うけど……んっ、んっ、こんなに、されるのなんて、は、はじめて、だからっ」


 志貴とは日常的に身体を重ねる仲になった。彼とのセックスに不満はない。普段は虚弱体質のくせに女を抱く時だけ精力絶倫になる彼を現金すぎやしないかと笑ってしまうが、愛する者から求められる女の悦びを教えてくれた。


 だから仮にナンパ男がセックス巧者でも志貴より感じるなんてことはないと思っていた。ただ、ちょっと志貴に当て擦りしたい、あんまり放置してると他の男に盗られちゃうかもしれないぞーと心配させてやりたかった。


 女が恋人以外の男とセックスすることは不道徳という程度の知識はアルクェイドにもあった。しかし真祖の姫君たるアルクェイドと一介の人間では元より存在の位階が異なる。彼女からしてみたら人間は志貴か志貴以外かでしかない。志貴以外の人間など等しく価値がない。志貴が大事にしてる人間のことは自分も気にかけてやろうと思うが、彼と繋がりがない人間のことまで考えてやるつもりはなかった。


 だからナンパ男に声をかけられたことはアルクェイドにとってしてみたら、志貴の気を引きたかったところに都合よく使える道具が向こうから転がり込んできた感覚しかなかった。乱暴にするしか能がない下手くそなら張り倒して帰ればいいやと思っていた。


「んっ♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡ んんっ♡ んぁっ♡ いい♡」


 ここまで簡単に翻弄されるなど全くの想定外だった。


 志貴のセックスに不満はない。だが志貴のセックスが世の男の標準だとしたら、いま彼女の身体を弄んでる男はセックスで女を駄目にするプロだった。


 男の舌はねっとりと蛇のように絡みつき、乳首だけではなく乳房全体を丹念に愛撫していく。本当に愛されているかのような錯覚を覚えるほど情熱的な愛撫だった。身体だけが目当てのゲス男にそんな錯覚を抱いてしまうほど、アルクェイドの精神は身体から堕とされ始めていた。


「ちゅぱ、ちゅるるっ、ぷはぁ、んっ、こりゃあいいな。乳首舐めるたびにアルクちゃんの尻が俺を誘ってぷるんぷるんしやがる。スケベすぎるぜ」


 自分の反応を面白がって言葉にされてもアルクェイドは怒れない。彼の言う通り次の段階に進んで欲しくて男を誘っていたからだ。


 ナンパ男のエスコートでベッドの上に押し倒された。


「おら脚開けよ」


 乱暴に言いながら彼は両脚の間に身体を割り込ませてくる。ビリリっと音がしてストッキングを破かれた。股間の部分だけ大きくくり抜かれ肌と濡れた下着を露出させた。彼はショーツに指を引っ掛け、グイッと横にずらした。


 女性器を見られてしまう。人間の言葉で言うところのおまんこが丸見えだ。それを恥ずかしいと感じたのは、アルクェイドの中でナンパ男の存在が有象無象の人間から一個の人格を持つ存在へ格上げしたからに違いない。


 性行為という根源的な交わりによって男は、アルクェイドに自分を強い雄と認めさせたのだ。なお恐ろしいことに彼とのセックスは未だ前戯の前戯。キスや胸舐めは直接触れられたが、おまんこは黒ストの上から刺激されただけ。


 男の手を見る。志貴より指の関節一個分は大きそう。節くれだってゴツゴツしてるのは如何にも大人の男だ。硬そうな手のひらで柔らかく敏感な粘膜を擦られる。想像だけでゾクゾクした。


「んっふぅ、やだ、恥ずかしい……」


「そうは言ってもアルクちゃんのココはもう大洪水だ。我慢できなくてよだれ垂れてるぜ」


 男がショーツを捲ってるのとは反対の手で秘部に触れた。染み出している愛液をたっぷりまぶし、滑りを良くしてから指が侵入してきた。


 ぬるんっという音が聞こえてきそうな滑らかさで指は簡単に飲み込まれる。自分の身体が彼に膣内まで触れて欲しくて準備していたのだと思うと、アルクェイドの白い肌は桜色に色づいた。


「あっ、あっ、んっふぅ……はぁ、あっ、あっ」


 男は膣内を探っていく。彼の手の動きは巧みで、的確にアルクェイドの弱点を見つけ出した。


「ここがアルクちゃんのナンパ男相手に、おまんこおっぴろげてでも触ってもらいたい場所か」


 彼の手が動くたびにくちゅくちゅと卑猥な水音が鳴る。容易く見つけられてしまった弱点を重点的に責められ、アルクェイドは腰を浮かせてしまう。


 男の太い指が根元まで入り込み、中で折れ曲がった。腹の裏側のざらついた部分を擦られてアルクェイドは甲高い声を上げる。


「あひぃ♡ あぁっ、ああぁっ♡ それだめぇ♡ おかしくなるっ♡」


「定番のGスポットも、しっかり弱い雑魚まんこだなアルクちゃんは。こうやってグリグリされるとどうよ?」


「んっ♡ んっ♡ すごっ、だめ、だめぇ♡ そんなされたら、んっ、んんっ♡ イキそうになる♡」


「おうイケよ。彼氏くんに申し訳ないと思わねえのか。さっき会ったばかりの男の前で自分から膝持ってがに股広げて、おまんこ弄りねだるポーズで気持ちよくなりやがってよぉ」


 男に指摘され初めてアルクェイドは気づいた。男の手マンを邪魔しないよう彼の指が入りやすい姿勢を取っている自分の姿に。服従した雌犬が腹を見せて寝転がるようなポーズで膣ヒダをガシガシされる。


「どんどん声がエロくなってるぞ」


「はぁ、はぁ、あなたが、んっ、上手なせいよ♡ こんなはしたない、こと、あっ♡ あぁぁっぁっ! 志貴にも見せたことないのに♡」


「そりゃ光栄なことで。なんで彼氏くんにもしてあげたことない、セルフ恥ずかし固め俺には見せてくれたのかな」


「だっ、だってっ、これっ♡ これっ、気持ちぃっ! あっ、んっ♡ ダメっ、ダメえぇぇぇぇぇぇ♡ やぁぁっ♡ だってぇっ……きっもちよくて、脚が自然に開くから♡ あ♡ あっ♡ あっ♡ いっ♡ いくっ♡ いっちゃう♡」


 アルクェイドは自分が絶頂へと上り詰めていることを理解していた。こんな簡単にイカされてしまうなんて悔しい。けれど身体は正直だ。悔しいが自分と男とではセックスの経験値に違いがありすぎる。ベッドの上に限って言えば自分は雄に捕食される雌でしかない。


 与えられる快楽に抗えないアルクェイドの膣壁は男の指をきゅうっと締め付ける。一部の隙きもなく膣ヒダを巻き付けながら、もっと太いモノも挿れて欲しいと感じてしまう。


 男の指がクリトリスの裏に当たる部分を強く擦り上げた瞬間、アルクェイドは盛大に潮を吹き散らかして果てた。


「イクゥウウッ! アヒッ、イグッイグぅぅうううううッ! あへっ♡ おほおおおっ! おほっ♡ おほおおおぉおぉっ♡ んおおおぉぉ~っ♡ おぉおおお♡」


「おーおー派手に吹いてやがんなぁ」


「あっ……ひっ……ぅぐぅ」


 絶頂の余韻から戻ってこられないアルクェイド。男が蜜穴から手を抜くとその刺激だけで軽くイッてしまう。彼女の身体は全身性感帯に出来上がり、何をされてもオーガズムに達するようになっていた。


「んじゃ次は本番いこうぜ。お望みのデカチンぶち込んでやるからよ」


「んっ、んっ、んっ、ふぅっ♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡」


 やめてくれ。今の状態で挿れられたらまずい。己の状況を正しく察したアルクェイドは、達した身体が落ち着くまで休みをくれとお願いしようとする。しかし彼女の意思を裏切り、喉を通って吐き出された空気は全て桃色吐息に使われた。


 身体が強い雄に負けたがり始めている。極太チンポねじ込まれて屈服宣言する準備が始まった。(そんなの絶対イヤっ。私は負けてないっ!)


 心はそう抵抗するが、身体は素直だ。子宮がきゅんきゅん疼きっぱなしで、早くあの雄々しい剛直に貫かれたくて仕方がない。


 身体が屈したら精神も堕とされる。その恐怖が辛うじてアルクェイドの正気を保たせていた。


「そんなに怯えるなよ。彼氏くんのこと愛してるんだろ? なら大丈夫だよな。いくらチンポで気持ち良くなっても他の男のことを好きになるはずないだろ」


 必ず堕としてやると言外に自信を滲ませながら男は服を脱いでいく。ぼろんと飛び出したイチモツにアルクェイドは目を丸くした。


(志貴のとぜんぜんちがう……大きさだけじゃなくて、形が……カリの出っ張り方とか、裏筋の血管とか、先っぽの鈴口の大きさまで……全然違うっ。あんなの挿入されたら……私……わたし……っ!)


 志貴との違いに驚愕している間に、男は避妊具を装着し終えていた。準備万端の彼は、興奮した様子でアルクェイドの両膝を鷲掴みにする。そのまま左右に押し広げ、膣口に亀頭を押し当てた。


「待って……だめ……やめて……」


 気に入らなければ張り倒して逃げればいい。ホテルに入る前の考えをアルクェイドは思い出せなかった。まだ一時間も経ってないのに両者の立ち位置は逆転していた。今の彼女は『朱い月の後継者』でも『星の代弁者』でもない。


 勝てないと本能で察してしまったチンポを前に怯える女でしかなかった。


「アルクちゃんのココはそう言ってねぇみたいだけどな」


 ずぶぶっと肉棒が淫裂を割って侵入してくる。圧倒的な質量と熱量を持った塊に膣壁を蹂躙され、アルクェイドは背中を仰け反らせて悲鳴を上げた。


「あぎぃいぃいいっ♡ あがぁっ♡ あっ、あぁああぁっ♡」


「すげぇ声。彼氏くんに聞かせてやりたいなぁ」


 男は最初から遠慮なくフルピッチでピストンしてきた。ズンっと突き上げられた衝撃で子宮口をこじ開けられ、ポルチオをごつんと叩かれる。


 挨拶代わりの一撃だけで軽く達し、アルクェイドは呼吸することも忘れてしまった。


 男が腰を引く。亀頭が膣ヒダを引っ掻けて、じゅぽっという卑猥な水音が鳴る。また深く突かれてポルチオを殴られる。


「うぐぅっ♡ あぁっ♡ ああぁっ♡ ああぁぁぁっ♡」


「おー締まる。こりゃ名器だわ」


「あっ、あっ♡♡♡ やめっ、だめ♡ だめっ♡ いまっ、イッてっ♡ イったばかりなの♡ あたまへん♡ おくっ♡ あつい♡ しゅごい♡」


「気持ち良いかアルクちゃん。このエロまんこで何人のチンコ扱き上げてやったんだよ」


「しらなっ、あっ♡ あんっ♡ んんっ♡ あひぃぃぃぃっ♡」


「数え切れないくらいヤッたのか。綺麗な顔してヤリマンかよっ!」


 ぱんっ、ぱちゅん、どちゅんっ、パンッ、ぐぢょっ、どちゅんっ、ずっぷんっ!


「ああぁぁ! ち、ちがう! 志貴だけ。ほんとう、本当に、んひぃぃぃっ♡ 志貴がはじめてっ♡ だからぁっ♡」


 だから知らなかった。チンポが人によって全然違うこと。凶悪なカリ首に膣内のヒダヒダ引っ掛けられてゴリゴリされると、目の前がバチバチするほど気持ちよくて女なら誰でもおかしくなるなんて。


(なんで、どうして、こんなに、きもちいのぉ♡ やだ、志貴じゃないのに、やだぁ♡♡)


 男の抽送は激しいだけでなく巧妙だった。腰使いでアルクェイドを翻弄しながら、クリトリスに指を当てて絶妙な力加減で扱いてくる。クリ豆が勃起すればさらに強く押し込み、包皮越しに剥き出しにしてシコシコしてくれる。弱点の全てを責められアルクェイドに余裕はなかった。


「あっ、あっ♡ ダメダメダメぇっ! そこばっかりダメなのぉぉおっ♡ 気持ち良すぎてダメえぇぇええええええ♡♡♡ あ、ああぁ、ひぁ、やめ、へ、お願い、だからぁぁ♡ クリっ、クリが、こわれりゅぅぅ♡♡」


「おいおいまだ挿れたばっかだぜ。もっと頑張れよ」


 男は意地悪く笑うと、クリトリスとは反対の手で乳首を摘んでコリコリと擦ってくる。


「はぅうっ♡ ちくびもダメェっ♡ んんっ♡ や、やだっ、両方は、感じすぎちゃうぅ♡ ふぅっ♡ ふぅっ♡ ふぅぅ~♡ やだ、やだ、やなのに、きもちよくて、イクの止まらないのぉおおっ! おほっ、ほひっ、いひっ、イっぐぅぅぅぅぅっ♡♡♡」


「おー、おー。すっげー締め付け。やっぱアルクちゃんはドスケベだよなぁ」


「んひぃっ♡ おほおおおっ♡ や、やだっ、気持ちいいの止まらないっ♡ おほぉおおおっ♡ あくっ、い、やっ、おおおっ♡ ふおぉっ♡ も、も、頭、おかしくなっちゃうぅっ♡」


 ここにいるのは最強の真祖などではない。チンポ狂いの素質を開花させられた淫乱マゾメスだ。子宮口を突き上げられながら、同時に敏感すぎる上下の突起を虐められて、おまんこを切なくきゅぅ~っと締めてしまう。


 絶頂に次ぐ絶頂で、膣内が痙攣するたびに、男のモノを心地良く搾り上げる。そのたびに膣内では、膣ヒダの一枚一枚が、肉棒の血管の一本一本を鮮明に感じるほど感覚が鋭敏化していく。イケばイクほど感度が上がってしまう。


 雑魚化した子宮頸部を凶悪な亀頭でコリコリされるたび、アルクェイドはあっさり屈服してしまう。際限ない屈服アクメの波が押し寄せ天然物のブロンドを振り乱しては絶頂する。何度も、何度も、繰り返し。


 お前は俺のチンポに勝てないんだ。恨むならおまんこ持って生まれてきた自分の身体を恨め。そう囁かれ続けてる気がしてきた。


「おねがい、ゆるして……もう許して……これ以上イカせないで……っ」


「何言ってんの? まだまだこれからじゃん。彼氏くんのこと忘れさせてやるからさ。アルクちゃんは一生チンポのことしか考えられない雌豚になって生きていくんだよ。よかったな」


 嫌だ。そんなの絶対にイヤだ。でも、身体が言うことを聞かない。身体は男を受け入れ、快感を貪っている。男に媚びきった雌犬ボディが男に犯されることを望んでいる。


「んほぉおおぉっ♡ おほおぉおおおおっ♡ お゛お゛お゛お゛ぉぉぉっ♡ ほっ♡ ほおおぉぉぉぉぉぉぉぉ――――♡ も、もう許してぇええぇぇええぇぇぇぇぇ~~~~~♡♡」


「そんなド変態糞ビッチしか出さない、おほ声出しといて許してもねえだろ!」


 どぢゅっ、どぢゅっとポルチオを穿たれる。脳みそまで蕩けそうな衝撃に視界に火花が散る。子宮を潰されて屈服させられる悦楽にアルクェイドは咽び泣いた。


「あぁああぁっ♡ イグっ♡ イグっ♡ イグっ♡ イグっ♡」


「あーイイわ、マジ最高のオモチャだわ。このエロまんこ、たまんねぇ! げーのーじんより綺麗な顔してるのに、まんこは場末のヤリマンよりチンポ大好きでいやがる。これで経験人数ひとりなんてマジ掘り出し物だわ。俺がちゃんと性教育してやるからな」


「うぐぅっ♡ あっ、おほぉぉぉお♡ おひっ、ひぃぃぃいいぃいぃぃいっ♡」


 ずぷっ、ずぷぶっ、ぬちゅっ、ぶちゃっ、どちゅッ!


(ああ、だめ……このままじゃわたし……)


 この男に身を委ねたらどうなるか分からないわけではない。きっと自分が自分でなくなってしまうだろう。情事の熱が冷めたあと後悔することは容易に想像できた。それでも抗う意思が湧いてこない。むしろ早く堕とされたいとすら思い始めていた。


 こんな小賢しいことを考える自分の理性ごと、逞しい亀頭に子宮を押し潰してもらいたい。


「そろそろ射精すぞッ!」


 男の動きが小刻みで単調なものに変わる。射精寸前で余裕がなくなった動きだ。膣内で剛直がパンッと膨らむ。出陣を待ちわびた精液で勃起がピクピク跳ねた。膣壁全体が雄の子種を求めて収縮し、男を悦ばせるように淫らに絡みつく。


「彼氏くんのじゃない、俺の精子でイケっ!」


 子宮口に鈴口を押し当てられたまま、特濃の白濁液が発射された。コンドームに阻まれ子宮に注がれることはなかったものの、ゴム越しの衝撃だけで最後の一押しには充分だった。


「イ、イクゥううぅううううぅぅぅううぅぅ♡♡♡♡」


 今まで経験したどんなオーガズムよりも深くて長いエクスタシーがアルクェイドを襲う。視界が真っ白になり、意識が漂白されていく。全身の細胞が作り替えられるような未知の感覚。この一瞬だけで、今までの自分を完全に上書きされてしまった気がした。


後書き


最強美女がチンポとセックスしか取り柄がない男に負ける気分を盛り上げるため、今回は無様おほ声喘ぎに力を入れてるけど果たしてどうでしょう。


この後の予定


・背面側位でイチャイチャしながらGスポ擦り


・備え付けのゴムなくなったからアルクちゃんが電話でフロントに追加のコンドーム頼めよ、嫌なら生チンなと言われ内線で注文するも受け取ろうとドアまで出向いたところで立ちバック挿入


「もっ、もう……持って帰っていいわ、よ……いいって言ってるのよ! もう生チン挿れられたから……精子でぬるぬるの生チン|挿入《はい》ったから、あっ、あっ、ダメ……だめ……ナマ挿れられると……ゴム付きとぜんぜん違う……あ、ああああっ……くっふうぅぅ……あ、あひっ……いっ、ぐぅぅぅ……」

「変態カップルのプレイに利用されたと思ってホテルの人怒ったかもな」

「ううっ……ダメよ、こんな……こんな状態になっちゃうと……んっ……あっ……くっ……ダメ、生で挿れちゃダメなのに……中出し、ダメ……ダメだけど挿れられると♡ ん、うあ……あああっ……♡」


・もう生でしちゃったからゴムなし騎乗位


・アルクェイドの御御足でだいしゅきホールドされたら一発孕ませするつもりで射精しないほうが無作法というものよ


の四本立てです。


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Comments

Orion9137

Looking forward to it!

31日

問題は孕ませるつもりでも、残念ながら孕まないことなんですよね うーむ

猪熊夜離

エロ同人の竿役に不可能はない!で押し切ろうかとも思ったけど…。