リナリーおまけ (Pixiv Fanbox)
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本編
死がふたりを分かつまで(リナリー・リー/D.Gray-man)
たっぷりと潤滑剤を纏った指が少女の狭くキツい穴に突き立てられる。 ローションの冷たさと侵入してくる異物感に反応して内ももに力が入った。きゅっと肛門から会陰部、膣にかけて力む。締めたくもないのに下半身を締め、男の指を咥え込んでしまう。 (くっ……!) 自分の身体なのに言うことを聞かない。屈辱的な感...
保存用PDFは本編+おまけで文庫サイズ63ページのボリュームとなっております。
本文
時間を少し戻そう。
夢に囚われたリナリーがアレンの姿をしたAKUMAと交わっているときの話だ。
三日三晩続いた激しい交わりも終盤となれば普通に繋がってるだけではネタが尽きてくる。かと言って経験がないリナリーには自分からプレイの希望など出せず、結果として夢魔の言うことに従うしかなかった。
「ねえ……本当にいるんだよね……アレンくん」
「いますよ」
暗闇の中に問いかけると彼の声が返ってきた。リナリーは目隠しをされた状態でベッドの上に座っている。相変わらず服は身につけておらず全身の中で隠れてるのは目元だけという有様だ。
AKUMAと戦うため身につけた鋭敏な感覚で今は暗闇から伸びてくる愛撫の気配を察知しようとしている。
夢魔の前で視界を封印し無防備になることは躊躇いもあった。しかしアレンの姿で頼まれると断れなかった。渋々了承したが効果は想像以上だった。
視覚情報が遮断されると、それを補うため他の感覚が鋭くなる。
興奮にほんの少し乱れた彼の息遣い、羽で撫でるように軽く触れてくる手の動き、自分のものではない他人の肌の香り。それらが暗闇の中にアレンの姿を浮かび上がらせる。
「――んんっ!」
肩に触れられただけでリナリーは艶めいた声を漏らす。
初めてを捧げてから彼には何度も感度がいいと褒められた。変態医師に同じことを言われたら気持ち悪いだけで仕方なかったのに、アレンの形をしたものに言われると彼を悦ばせられることが嬉しかった。あの手で触って欲しい。もっと大胆に触れてもらいたい。淫らな願望が抑えきれないほど大きく膨らんでいく。
「いやらしいですね、リナリーは。もうシーツまで垂れてますよ」
「あくっ! そんな意地悪言わないでっ!」
耳の中に舌が入ってくる。鼓膜に響くクチュクチュとした水音が性感帯を直接刺激する。耳朶を甘噛みされながら囁かれると、それだけで腰が砕けそうになる。
「あぁっ♡ んあぁっ♡♡ ふぅっ♡♡ はぁっ♡」
「可愛い」
耳をくすぐる声。聴覚から入って脳を蕩けさせる。囁かれるだけで下腹部が熱くなる。
アレンの手が胸に触れた。僅かに先端を掠める動き。耳に集中していた意識の外から生じた刺激に身体は大きく震えた。感じてないなんて言っても無駄な反応を見せてしまう。
「やっ♡ あっ♡ そこだめっ♡ ああぁっ♡」
「もっと聞かせてください。リナリーの恥ずかしい声」
今度は言葉と同時に両方の乳首を指先で抓まれた。アレンの左腕は現実の彼と違って普通の人間と変わらない。この世界にはAKUMAもイノセンスも存在しないからだ。彼女たちは普通の男女として出会い、恋をして、セックスしている。
指の間で潰され、コリコリ転がされる。痛みにも似た鋭い快感が襲いかかってくる。「んひいぃっ♡♡ 乳首だめぇっ♡♡ あぁっ♡ 弱いのっ♡ おっぱい感じちゃうからぁっ♡♡♡」
「こんなに固くなってますね。リナリーの身体は本当に敏感だ」
遠回しにセックス大好きな淫乱と揶揄されてる気がした。恥ずかしさで身体が火照るけど快楽に流され仲間を捨てようとしてる自分には反論できない。
触られるたびに身体の芯が疼き、痺れるような快感のパルスが生まれる。いつの間にか両胸の先が硬く尖っていた。そこを容赦なく責め立てる指先。爪先で引っ掻いたり、摘まんだまま引っ張ったり、優しく撫でさすったり、様々な方法でリナリーを追い詰める。
リナリーの弱点を全て知りつくした的確な攻め方だった。
指の腹で擦り潰すように弄られた乳首責めから一転、今度は乳輪だけをなぞり焦らしてくる。尾を引く強い快楽にとろ火のような追撃を加える。高められた欲望を持て余しリナリーは悶えることしかできない。
「自分で大事なところに触れてみてください。どうなってますか」
彼の声に誘われ恐る恐る手を両脚の間に持っていく。
「濡れてますよね
「……濡れ、てないわ」
指先を割れ目に触れさせると愛液が溢れていた。粘度の高い液体が指に絡みつき糸を引いている。肉芽に触れるとぷっくり膨れ上がったクリトリスはすっかり勃起しており、さらなる刺激を待ち望んでいるかのようだった。
「嘘つき」
言葉と同時にアレンが再び両乳首を抓んできた。
「ひゃひぃっ♡♡♡ ああっ♡ ああっ♡」
「ほら、どうなってるんですか? 本当のことを教えてください」
「んんっ♡ 濡れてるわ♡ クリトリスも勃ってるっ♡ おっきくなってるぅ♡ あんっ♡ 先っぽっ♡ ああっ♡ 爪立てちゃだめっ♡ そんなにされたらぁ♡ んひぃっ♡♡」
「まだ乳首しか弄ってないのにこんなに濡らしてたら後が持ちませんよ」
「だってぇっ♡ そこぉっ♡ 弱いからぁっ♡♡」
乳首を摘ままれるたびに痺れるような快感が走った。
「だめぇっ♡ 乳首コリコリされたら感じすぎちゃうっ♡♡ ああっ♡♡ おっぱいでイッちゃう♡」
まだ胸しか触られていないのに、秘所は水浸しだった。溢れた淫液がシーツを濡らしてお尻がヒヤッとする。その冷たささえ気持ち良く感じてしまう自分がいた。
リナリーの反応を楽しんだ後、ようやくアレンは彼女をベッドに寝かせた。
覆い被さってきた彼が唇を合わせてくる。ちゅっちゅっと啄むようなキス。すぐに互いを貪る深いものへと変わった。舌を伸ばして絡め合う。ねっとりと唾液を交換しあうディープキスは彼との絆を感じることができて好きだ。
アレンとキスを繰り返す間もリナリーは己の蜜穴に触れていた。そこは雪解けで増水した川のように淫水を垂れ流している。自分の身体はこれほどまでに男を欲している。その事実を突きつけられて羞恥心がこみ上げてきた。
「次はどこをしてほしいですか?」
「……下も、触って」
リナリーは恥じらいつつ淫らな欲望を口にする。この数日で彼には身体の隅々まで見せてしまっているのだから今さらではないかと思うのだが、それでも自分から「おまんこに触れて欲しい」とおねだりするのは卑猥な気分になる。
目隠しで彼の顔が見えてないから大胆になれた。
「よく見えるように自分で広げててください」
アレンの身体が滑り落ちるようにリナリーの下半身へ移動した。言われるがまま彼女は割れ目の両端に指を引っ掛け、くぱぁと広げて彼の愛撫を待つ。
「リナリーのここ、すごく綺麗ですよ。ピンクの襞が濡れて気持ちよさそうに光ってます」
羞恥のあまり顔から火が出そうだ。まじまじと観察されているかと思うと逃げ出したくなる。だが身体は金縛りにあったように動かない。彼に触れられることを楽しみにしてしまっていた。
彼の指が肉のスリットを何度も上下になぞった。上から下へ、下から上へ、ゆっくりと動く。やがて下まで来た指が動きを止めたかと思うと、トロトロに蕩けた蜜壺にズブリっと差し込まれた。
「はぁんっ!」
いきなりの衝撃に大きな声が出てしまった。指は潤滑剤でぬかるむ肉穴を抜き差しする。ちゅぷっじゅぽっと音を立てて出入りしながら徐々に奥へと進んでいく。膣壁を擦られるたび背中にぞくぞくとした感覚が走り、お腹の奥に切なさが込み上げてくる。同時に股間からは甘美な悦びが広がり全身が震えた。
(どうしよう……気持ち良すぎる)
奥まで入ってくるときはもっと挿れて欲しくて、抜かれるときは出て行かせたくなくてリナリーは下半身に力を込める。他人にされる味を覚えた欲張りな身体は腰を浮かせ、尻を戦慄かせた。
アレンは膣の中で指を折り曲げた。敏感な場所に当たるように角度を調整する。ざらついた部分を指の腹が押し潰した瞬間、リナリーは背中を反らせて喘いだ。反射的に膣内を締めてしまいう。それがまた新たな快感を生む。
さらに彼はもう片方の手を伸ばし親指で陰核を押しつぶしてきた。中と外を同時に責められ、強すぎる刺激にリナリーは身悶えた。
「あひっ! そこだめぇっ♡♡ ぐりぐりしちゃらめぇっ♡♡ すぐイっちゃうからぁっ♡♡ ああぁっ♡♡ ふあぁあぁぁあっ♡♡♡」
「そうやって誘えば気持ちよくしてもらえるって分かってやってるんですよね」
言ったかと思うとアレンは膣内に挿れていた指を引き抜く。代わりに秘所へ顔を埋めてきた。蜜穴に口付けられたかと思うと愛蜜を啜られる。
「きゃふぅぅっ♡♡♡」
甲高い嬌声を上げてしまう。身体の奥から熱いものが噴き出る感覚があった。腰が激しく痙攣して視界が白く染まる。指とは違う柔らかさと弾力を持った肉の感触が、縦横無尽に蜜道でのたくる。
舌が巧みに動いて肉襞を舐め回す間も、クリトリスは彼の親指に転がされ続けていた。充血した小さな肉芽を指で挟んで扱いたり、左右に小刻みに振動させたり、円を描くように捏ね回したり、あらゆる手段で可愛がられる。
執拗とも言えるほどの丹念さで快楽を刻み込まれていくうちにリナリーの身体は急速に昂ぶっていった。
「んふぅっ♡♡ やっ♡ はぁっ♡ ああっ♡」
舌が蠢くたびにぬめった音が部屋に響く。彼女の喘ぎ声も途切れることなく続いており、下腹部から生まれる快感に支配されつつあることを証明していた。甘い痺れに子宮が疼き愛液が溢れ出す。
「ひうぅっ♡♡ ああぁぁっ♡♡♡」
リナリーは身体を大きく仰け反らせた。彼の獰猛な責めで瞬く間にイカされてしまった。
「まだ終わりじゃないですよ」
リナリーが絶頂を迎えても彼の手が止まることはない。今度は口唇愛撫がクリトリスを襲う。充血して大きく膨らんだ陰核が生温かい口内に含まれた。ちゅううっと吸われるたびに快感が走る。包皮を剥かれむき出しになった先端を舌先で執拗に舐めまわされる。時に優しく、時に激しく緩急をつけて。
「はぁっ♡♡ いいよぉっ♡♡♡ 気持ちいいっ♡♡♡ もっと舐めてぇっ♡♡♡ んっ♡♡ やぁっ♡♡ はぁっ♡♡ んぁっ♡♡♡」
リナリーは快楽に咽び泣きながら、もっともっとと強請るように彼の頭を両脚で挟み込んだ。すると、ご褒美とばかりに今度は舌で敏感な肉真珠が磨かれる。彼の口腔で扱かれるたびに陰核がぷっくりと膨れ上がる。リナリーは甘く悶え、喘ぎ、髪を振り乱した。
「あぁっ♡♡♡ いいよっ♡♡ もっとっ♡♡♡ もっと舐めてぇっ♡♡♡ あぁっ♡♡♡ いいよぉっ♡♡♡ 気持ちいいっ♡♡♡ もっとおぉっ♡♡♡」
もう何も考えられない。ただ快楽に溺れることだけを求める獣になるしかなかった。思考力が低下して考えることを放棄する。目隠しが外の世界をシャットアウトしてくれたこともセックスへの集中力を増していた。
彼の巧みな舌技によってリナリーの身体は確実に高まっていった。快楽物質が溢れ出し、全身に波及していく。それは理性の壁を脆くさせた。
「んんっ♡ ああぁぁっ♡ そこぉっ♡ いいのぉっ♡ あぁっ♡ クリトリスいいぃっ♡ イクッ♡ イッちゃううぅぅっ♡♡♡」
連続して与えられる絶頂にリナリーは細い身体をよじらせた。全身を痙攣させ、秘所から大量の潮を吹き出して盛大に達してしまう。彼女が絶頂を迎えたことを確認すると、アレンは舌を陰部から離し、上体を起こした。
リナリーは息を荒げたままベッドに四肢を投げ出して挿入の気配を待つ。
すっかり弛緩しきった肢体に男性の身体が覆い被さってくる。視覚以外で世界を捉えているからより鮮明に分かる。|彼《おとこ》の身体と|自分《おんな》の身体の違いを。
「リナリー……」
耳元で囁かれる声は紛れもなく想い人のものだった。それだけで身体が熱くなって心拍数が上昇する。これから起こることを想像して心臓が高鳴る。
両手は自由だ。目隠しは外そうと思えばいつでも外せる。そうしないのは見えてないことを理由に大胆になれるから。そしてリナリー自身も目覚めていたからだ。暗闇の向こうから不意に触れられる瞬間を想像する、静かな時間がとてもドキドキすることに。
彼の手が脚を大きく広げようとしてくる。それに従うと蜜穴に硬いモノが押し当てられた。ゆっくりと屹立が押し込まれる。襞を広げながら少しずつ入ってくる。
(ああ……アレンくん……)
熱くて硬い肉棒が胎内を圧迫する。粘膜同士が擦れ合って言いようのない充足感に包まれた。愛する人と一つになっている幸福感が胸を満たす。
奥深くまで挿れられると、すぐに腰を揺らしかき回された。硬くて太い陰茎がリナリーの膣肉を蹂躙する。
「あひぃっ♡ あぁっ♡ アレンくぅんっ♡♡」
待ち望んでいた快感にリナリーは甘ったるい声で啼いた。ピストン運動を繰り返す男根を締め付け、精を搾り取ろうとする。膣の収縮に合わせて肉襞が強く吸い付いた。まるで別の生き物のように蠢く膣肉の動きに逆らい、彼は腰を打ち付けてくる。力強いストロークだった。亀頭の先端が子宮口を押し上げてくる。
ぐちゅりと入り口に密着したかと思うと、一気に引いていき、再び強く打ち込まれる。リズミカルな抽送にリナリーの意識が飛びそうになる。
「あんっ……ああっ、すごいっ……お、奥まで、きてっ……」
一突きごとに脳天にまで響くような衝撃が走る。あまりの気持ち良さに何度も意識を失いかけた。だがそのたびに強い快感が彼女を現実に引き戻す。リナリーは完全に性行為に没頭していた。
「次はこっちから」
腰に添えられた彼の手に身体を裏返された。四つん這いになると身体を支えるため広げた脚の間をペニスが往復する。
「あっ♡ あっ♡ い、いいっ、いいっ、す、凄くっ、いっいっ!」
軽快なテンポでリナリーが悦ぶ最奥を何度も突いてくれる。体位が変わったことで先ほどとは当たる場所や角度も変わり、新鮮な刺激が送られてくる。
「リナリーの好いところはここですよね」
もうすっかり把握されてしまった弱点。後背位で当たるお腹側のスイートスポット目掛けてアレンが腰を突き出してくる。触れられただけでたまらずリナリーは背中を反らせた。
「ひゃうぅぅっ! そ、そこだめえぇぇっ!」
強烈な快感に全身が痙攣した。身体を支える腕から力が抜けシーツに倒れそうになる。彼は腰を小刻みに揺すり、その場所を擦ってくる。
「あっ♡ あっ♡ んはぁっ♡ あんっ♡ やぁぁっ♡ は、速くてッ♡ きもち、っ、は、いいっ……あんっ♡」
「腰が下がってますよ。しっかり踏ん張ってください」
後ろから両腕を掴まれ引っ張られる。それにより結合部がより深まった。ずんっと膣内を突き上げられリナリーは悲鳴を上げる。
「やっ♡ やめッ♡ あっ♡ ん゛っ♡ もッ♡ やめぇッ♡ そこっ♡ ごりごりしないで♡♡」
下半身が完全に砕けてしまったかのように力が入らない。ガクガク震える脚を必死に立たせようとするのだが上手くいかない。膣肉をかき分けていく圧迫感に下腹部がじんわり熱くなる。彼が腰を動かすたびに結合部から淫猥な水音が響く。その音を聞きつけてさらに羞恥が募った。
「あっ♡ あぁ♡ も、もうむりッ♡ もうムリだからぁッ♡♡ もうむりだからぁっ! だめッ♡ うごかさないでっ♡ うごかにゃいでぇぇッ! やぁッ♡ はうぅッ♡」
リナリーはひときわ大きく啼くと全身を脱力させた。自分の身体が奏でる本気汁の粘っこい水音を聞きながら達してしまったのだ。彼に掴まれていた両腕が解放されベッドに倒れ込む。
「まだですよ。まだ終わりじゃありません」
彼の言葉を証明するかのように膣内に埋まった男根は未だ硬いまま。早く自分も射精したくてビキビキと震えている。
アレンはリナリーの右脚を肩に担いだ。膝のあたりを抱えるようにして大股開きにされる。その体勢で再び抽送が始まった。
ずぷんっと亀頭が膣奥を突き上げる。リナリーは髪を振り乱して悶えた。快感の奔流に抗おうと頭を振るが無意味だった。押し寄せる快楽に思考が奪われる。口から漏れる声は意味をなしていない。リナリーは身体を仰け反らせ白い喉を晒した。
「リナリーの脚、白くて真っ直ぐで美しいですよ。こんなに長くて綺麗なんだから見せびらかしたくなりますよね。だからって蹴りが主体の戦い方なのにいつもミニスカートなのは……そうやって男の人を誘ってたんですか?」
言いながらアレンはリナリーの内腿に頬擦りする。そのまま舌で舐め上げていった。舌先を尖らせて皮膚の上をなぞられる感覚に背筋がゾクゾクする。
「んっ……♡ そんな、こと……はぁっ♡♡ ない、からぁっ♡♡♡」
太腿を舐められると秘所からは愛蜜が溢れ出た。それを揶揄するように彼は内腿に強く吸い付きキスマークを付けた。チリっとした痛みさえも気持ちがよい。
「そうですか? だったら僕以外にこんな格好見せちゃダメですからね」
アレンは笑い混じりに言いながら二人の繋ぎ目に手を伸ばしてくる。割れ目の上端でコリコリになっていたクリトリスに触れてきた。
指の腹で転がすように撫でられると鋭い快感が迸った。
「はひぃぃぃぃ♡♡ だめっ♡♡ そこっ、だめぇぇぇっ♡♡♡ 挿れながら、そこも撫でたら♡♡」
敏感な突起への愛撫にリナリーは身悶えした。指で擦られるたびにビリビリとした痺れが駆け巡っていく。
「リナリーのクリトリス、どんどん大きくなってますね。ぷっくり膨らんでいやらしい形になってますよ」
アレンの指が器用に充血した淫核を押し潰した。ぐりゅっと押し込まれた瞬間、目の前が真っ白になるほどの快感に襲われる。リナリーは首を左右に振ってよがり狂った。
「あぁっ! そこぉっ、弱いのぉっ♡♡♡ そこっ♡ そんなにしちゃ、だめっ♡♡♡ 感じちゃうっ♡♡♡ すぐイッちゃう♡♡」
それでも彼は執拗に責め立ててくる。
くにゅっ♡ くにゅっ♡ こりっ♡ すりっ♡ かりっ♡ ちゅこちゅこっ♡
敏感な部分を乱暴に愛撫されてリナリーは絶叫した。あまりの強い快感に頭がおかしくなりそうだった。同時に膣内では剛直が激しく抜き差しされている。そのたびカリ首が敏感な部分を擦り上げ、大量の愛蜜を体外にかき出す。
ぬちゅっ♡ ぬちっ♡ くちゃっ♡ くちゃくちゃくちゃ♡
興奮した身体は、もっと欲しいと言わんばかりに彼のモノを締め付けてしまう。
そんなことを続けられては限界を迎えるまで時間はかからない。リナリーの身体はすぐに快楽の頂へと上り詰めていった。
「あっ♡ もっ♡ もうっ♡ イッちゃっ♡ あっ♡ あっ♡ ――あはぁあぁぁあぁぁっっ♡♡」
激しい抽送の果てに膣奥に熱い飛沫をぶちまけられ、リナリーは甲高い嬌声を上げて達してしまった。全身の筋肉が弛緩し、ぐったりとシーツの上に横たわる。しかし彼女の身体が休まることはなかった。アレンは繋がったままの状態で再び腰を動かしてきたのである。
「あっ……アレンく、ん……一回休ませて……おねが……っぁあ!」
「ダメですよ。僕はまだ全然満足してないんですから」
絶頂を迎えたばかりの敏感になった粘膜は過剰すぎる刺激に反応してしまう。膣肉が痙攣し、愛液が溢れ出してきた。口とは裏腹に身体はもっと動いてほしいとおねだりする。
「んっ……ほら、また締まってきましたよ」
彼は意地悪そうに言って激しくピストンしてきた。その求めをリナリーも断れない。彼が突くリズムに合わせ気づいたときには自分からも腰を揺すっていた。
「んっ♡ あぁっ♡ すごいっ♡ こんなにいっぱいっ♡ あぁぁ♡ すごいよぉっ♡ アレンくん♡ あぁん♡ あぁぁっ♡」
全てを捨てて手に入れた愛しい相手との肉の交わりだけがある世界。|純潔《イノセンス》とは程遠い淫欲にリナリー・リーの意識は沈んでいく。