【進捗】橘小春ノ同窓会事情 (Pixiv Fanbox)
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ゆらゆらと海底から浮き上がるように意識を取り戻した橘小春が最初に感じたのは、股ぐらを濡らす生暖かい感触だった。漏らしたように秘部や内ももが濡れている。まさかと思い飛び起きようとするも身体は咄嗟に動かない。ぼーっと頭が重く痺れるような感覚だった。
身体を揺すってみると背中で柔らかい感触がした。とても寝心地が良い。肌触りの良い布はシーツだろうか。だとすると後頭部を包み込んでくれるこれは枕。
(わたし……んっ、おねしょ……しちゃったの?)
二十歳にもなって寝小便をたれてしまったなど恥の極み。いったいどれだけ深く眠りこけていればそんなことになるのか。慌てて確認しようとするがやはり身体は重い。目を開けることさえままならない。
それでも気力を振り絞って瞼を開くと視界いっぱいに広がる天井があった。見覚えのない場所だ。ぼんやりとする頭では思い出せない。ここはどこだろう?
それと小春には別な疑問もあった。シーツと肌が直に触れる感触からして自分は裸らしい。
なぜ知らない場所で服を脱いでいるのか。
(……だめ……なにもおもいだせない……)
確か昨日は中学の時の同窓会に出席したはず。何かと気落ちすることが多かった小春は久しぶりに集まる懐かしい顔との会話に花が咲いた。お酒の力もあって気分が盛り上がってしまい、誘われるまま二次会にも行くことになったのだが……そこから先の記憶が途切れている。
「起きた?」
ズキッと痛む頭を軽く振ったところで男の声がした。苦労して声がした方を振り向くとバスルームからバスローブを着た男の人が出てきた。見覚えがある。同窓会に来ていた男子だ。
「ミナトくん」
まだ完全には覚醒してない意識で彼の名を呼んだ。すると彼は嬉しそうに笑みを浮かべて小春の隣に腰かける。そして頬杖を突いてじっくり観察してくる。
「なに見てるの?」
「ん? やっぱり小春は可愛いなって」
そこで小春は違和感を覚えた。湊崎とは下の名前を呼び捨てし合う仲ではない。元同級生と言っても同じクラスで授業を受けていただけで特別親しい仲ではなかった。それなのに彼は自分の恋人を呼ぶように小春の名前を口にした。
(ミナトくん、変わったのは格好だけじゃないのかも)
同窓会に湊崎が姿を見せると五年ぶりに再会する面々は一様に驚きの声を漏らした。特に女子の浮ついた反応は同性の小春でも苦笑してしまうほど。
中学時代の湊崎は地味で目立たない男子だった。髪を伸ばしっぱなしにしていて、眼鏡をかけていて、クラスの中で一番地味な男子といっても過言ではなかった。そんな彼が今や量産型ツーブロマッシュの垢抜けた雰囲気を持つイケメンへと変貌していた。
眼鏡はコンタクトに変わり、髪は整えられていて清潔感に溢れていた。それだけではない。
身長も伸びて百八十センチ近くある長身になっていた。体格も引き締まっていて筋肉質。モデルのようにスタイルが良く、精力旺盛そうな男の色香を纏っていた。
髪型やコンタクトはすぐに変えられるとしても身体つきは一朝一夕で変化しない。彼なりに自分を変えたくて努力した結果なのだろう。
これで女子たちが騒がぬわけがなかった。中学時代にクラスで一番人気だった男子を押しのけ、その日の主役は湊崎になった。
女子たちの視線は湊崎に釘付けになり、彼の隣に座った小春に嫉妬混じりの殺意を向ける。
小春とて無駄に女子のやっかみを買いたくない。同性間の嫉妬の面倒臭さは女子という生き物を二十年やってきてよ~く分かっている。だが小春の姿を見つけるや彼の方から隣に座ってきて席を離れないのだ。乾杯が終わり、みんなが立ち上がって自由に席を移動するようになってからも、小春の隣は譲らないとばかり湊崎は尻に根が生えたように動かなかった。
湊崎は小春を独占したいようだった。そこまで分かりやすいアプローチされて通じないほど小春は鈍感でないし、すっとぼけられるほど豪胆でもなかった。
「俺さ、実は中学時代から小春ちゃんのこと好きだったんだよね」
宴もたけなわ。もはや酔ってない人間を探す方が難しい喧騒のなか、湊崎が秘密を告白するような調子で小春の耳に吹き込んだ。
「えっ……」
突然の告白に驚く小春。当時から母親譲りの美貌で姉の結花とはタイプが違う美少女と有名だった小春には、好意を向けてくる男子が大勢いた。中学生にして既に胸はG寄りのFカップで、生徒どころか教師までチラチラとおっぱいを見てきた。
だから湊崎が小春を好きでも不思議ではないのだが。
「気づいてなかったよね。小春ちゃんは全校の人気者だったし、当時の俺はまともに目を見て話すこともできなかったし」
湊崎は自嘲気味に語る。
当時の湊崎はクラスの『イケてないグループ』に所属していた。虐められていたわけではないが地味な存在で、クラス内のヒエラルキーで言えば間違いなく三軍だった。あの教室で湊崎とよく一緒にいた男子が誰一人、同窓会に顔を出してないことが彼らにとって中学時代は懐かしむべき時間でないことの証左と言えよう。
顔が良くてスタイルが良くて性格まで誰隔てなく優しいクラスの人気者だった小春とは、同じ空間に存在しながらほとんど接触したことがなかった。
「あの頃の俺は本当に臆病だった。何も行動できずにただ遠くから眺めているだけだった。中学卒業と同時に引っ越すことになって、誰もいない遠くの学校に行ったのを機に少しだけ前向きに努力してみたんだ。そのおかげで、ちょっと勇気を出せば変わることができるって分かった」
「本当に変わったねミナトくん。最初は誰か分からなかった」
「ありがとう。小春ちゃんのおかげだよ。だから今日は、あの頃言いたくても言えなかったことを全部言うつもりなんだ」
「私のおかげ?」
「次に会ったら小春ちゃんと釣り合う男になってようと奮起したんだ。自信を持って告白できる男になりたいが目標だった。だってあんな美少女、他にいなかったからね」
「ふぇっ?」
予想外すぎる言葉に素で驚いた。
「昔の小春ちゃんは確かに綺麗で可愛かったけど、今はもっとすごい。この五年間でグッと大人っぽくなった。こんな美人見たことない!」
「うそっ……私なんか全然だよぉ」
それからも湊崎は残り時間いっぱい小春を褒めちぎった。その頃には湊崎の小春狙いは見え見え。小春も面と向かって褒められれば悪い気はせず、酒の力もあって徐々に楽しく、ふわふわした気分になってきた。ここへ来るまでは気落ちすることもあったし、男の人は懲り懲りだと思っていたのに場の雰囲気や湊崎の真剣な様子に流されてしまう。
結花にも心配される少し抜けた鈍くさい部分がアルコールで強化されてしまった。
そうして同窓会はお開きとなり一行は二次会に向かうメンバーと帰宅組み、あるいは少数で夜の街に消える組みに分かれた。
小春は湊崎に引っ張られ途中まで二次会組みと一緒に歩いていたが途中で横の路地に誘われた。そこは左右どこを見てもご休憩プランがあるホテルばかり――いわゆるラブホ街の入り口だった。
「小春ちゃん、大丈夫? 足取りが怪しいよ」
「うん……だいじょうぶ……」
「じゃあさ、こっち来てよ。もう少しで着くから」
「どこにいくの? みんなとカラオケに行くんじゃないの?」
「違うって。着けばわかるよ」
なぜ行き先を教えないのだろうと訝りつつも酔いが回ってきた小春は彼のエスコートについて行くしかない。手を離されたら道端に倒れてしまいそうだ。
そうして同窓会の列から離れて小春はホテルに連れ込まれたのだ。ベッドに横たえられた彼女は暑そうだからと服を脱がされた。
それから二人は……。
「あん♡ ミナトくん、そこだめぇ」
「駄目じゃないでしょ。気持ちいいんでしょ?」
「んぅ……きもちぃい」
「ほら、見てみな。小春ちゃんが感じてるところ」
「やぁ……恥ずかしい」
小春は湊崎の胸に寄り掛かる体勢で座らされ、後ろからKカップに成長した爆乳を揉みしだかれる。彼の触り方は本当に上手くて、乳首に触れてもらう前から乳房を揉まれたり乳輪スリスリされたりするだけで甘い声が出てしまった。
「小春ちゃん、おっぱい大きくなったよね。中学のときも男子みんな小春ちゃんのおっぱいばかり見てたけど知ってた」
「知って――たぁ~~~♡♡♡」
「やっぱ気づくよね。あれだけジロジロ見られてれば。小春ちゃんはおっぱい見られながら興奮したりしてた?」
「んっ……そんなわけない……ひゃあああっ! ちくびつままないでえ!」
小春は胸責めだけで二回イカされてしまった。それで湊崎が休ませてもらえるはずもなく、彼の手が下半身に伸びてくる。
「小春ちゃんのおまんこ、俺の手マンでぐちゅぐちゅ言ってるよ。やっべー、この水音聞こえる?」
「聞こえない……そんなおと、聞こえない……」
「嘘ばっかり。小春ちゃんの愛液、すげえ量でシーツにまで垂れてるじゃん。やっぱエロいわ。俺の指がこんなに濡れるくらい小春ちゃんのまん汁分泌されてる」
「やっ……そんな、はずかしい……」
「恥ずかしがることないよ。だって小春ちゃん、すっごくエッチなこと好きそうな身体してるから。むしろイメージ通りで俺は嬉しいよ。こうやってクリトリスいじられるのも好きでしょ」
「きゃあああんっ! だめえ、そこ敏感なのおお!」
小春はビクンと腰を跳ねさせる。
「やっぱり好きじゃん。小春ちゃん、自分でも弄ったりしてるでしょ」
「し、してないもん……」
「うそつき。クリいじめられて悦んでるくせに。認めないなら素直になれるまでクリばっかイジメてやるから」
「あん♡ ミナトくん、そこだめぇ」
「駄目じゃないでしょ。気持ちいいんだろ?」
「んぅ……きもちぃい」
顎を手で掴まれベッドサイドにある鏡の方を向かされた。その頃になると湊崎は同窓会会場で見せた真摯な様子を引っ込め、粗暴な面が顔を覗かせるようになっていたが酔っている小春は気づかなかった。
「ほら、見てみな。小春ちゃんが感じてるところ」
「やぁ……恥ずかしい」
鏡には湊崎のクリトリスこねこねで腰を浮かせ、快感に耐えてふりふりと尻を振る自分の姿が映っていた。
「小春ちゃんのクリトリス、パンッて膨らんでる」
「だめ……言わないで」
「どうして? 可愛いよ。真っ赤に充血した小春ちゃんのクリトリス、すごく美味しそうに見える」
湊崎の言葉責めは続く。
「やぁ……はずかしぃ」
「それにしても小春ちゃんのおまんこ凄いな。こんなにお漏らしして、よっぽど男に飢えてたんだね」
「お、おねがい……みないでぇ」
「見るなって言われても好きな女の子が自分の前で、おまんこおっぴろげてたら見ない方が無理だよ。小春ちゃんの膣内、ヒダヒダがいっぱいあって気持ちよさそう。並の男ならすぐイッちゃうかもね」
俺は違うけどという自負が湊崎の言葉には滲んでいる。
「そ、そうかな……」
ユウのちんぽとナンパ男たちのちんぽは持続時間に天と地ほども差があった。ユウはいわゆる早漏なのかと思っていたが、ひょっとしてユウくらいが標準でナンパ男たちが規格外だったのかもしれない。
「小春ちゃん、俺のモノ舐めてみて。やったことある?」
「んっ……うん、なめます」
フェラチオ経験済みと答えると湊崎は少しだけガッカリしたようだった。自分が全部一から教え込みたかったのだろう。
「じゃあ、舌出して」
「はい……」
「よし。口を大きく開けて」
「はい……あーん」
小春の唇は湊崎の亀頭をカポッと咥え、先っぽから染み出していた先走り汁をズズズッと音を立てて啜った。ぬるつく塩辛い汁を飲み込めば腹が熱くなる。男の体液に小春の雌悦が刺激された。
「あー、いいね。小春ちゃんのお口、温かいよ。苦しくない」
湊崎のペニスは大きかった。ユウの子供おちんちんは当然の如く比較対象にもならない。小春をレイプし妊娠させたナンパ男たちのちんぽとも遜色ない。
男たちのことを思い出すと泥酔していてなお小春の胸中は苦くなる。
(あのときのこと……忘れたい。でも忘れられない)
海でナンパしてきた男たちの誘いを小春と京香、結花は一度断った。しかし夜にマッサージ師と客として再会すると、怪しいクスリの影響もあって身体の火照りを我慢できず一度だけならと軽い気持ちでセックスを受け入れてしまった。
それが運の尽き。
母や姉と一緒に小春も男たちに輪姦された。何発ナカ出しされたか数え切れない。意識朦朧となっても男たちは小春の膣内で動き続けた。一晩中避妊もせず生ちんぽで犯され続けたのだから妊娠したのは当然と言えよう。
橘家の女達は三人揃って堕胎した。顔が広い京香のツテで秘密裏に処置してくれるクリニックを探せたのは不幸中の幸い。しかし小春の心身にはダメージが残った。
赤ん坊の父親が誰かは分からない。三人のうちの誰かであろうが知ったところで彼らは胸など傷めないはずだ。最初から彼らの頭にあったのは快楽と支配欲の追求のみ。男なら誰でもハメパコしたくなるスケベボディに生ちんぽ挿れ、妊娠というこれ以上なく分かりやすい形で征服したかっただけなのだから。
初めから無責任|膣内射精《なかだ》し目的だったナンパ男たちと違い、たとえ望まぬ子供だとしても小春は自分の肚に命を宿した。それを処置するのは他人事でなかった。
もう自分は男の人と付き合ってもセックスできないかもしれない、弟のように可愛がってきたユウ以外の男の人とは触れ合えないかもしれない、どうしたってナンパ男たちに無理やりされたときのことを思い出してしまうから。
そう思っていたのに湊崎の愛撫が気持ち良すぎて流されている。あの悲痛な夜以来となるセックスに身体がときめいてしまう。男の人とエッチなことする抵抗が薄れていく。思い出すのは何ヶ月も経ってから後悔した記憶ではなく、大きいちんぽにズコズコしてもらって死にそうなほど気持ちよかった夜のことばかり。
橘小春は、どうしようもなく頭が鈍く、愚かで、それなのに身体の感度は抜群で淫乱な女だ。だからこそ湊崎のような男に付け入られる。
酒のせいにしたって本質からは逃げられない。
橘小春はセックスでひどい目に遭った記憶を、気持ちいいセックスで上書きされてしまう女なのだ。
今だって湊崎のちんぽを根本から先端に向かって舐め上げている。幹は下のざらつく中心部を使い、裏筋は舌先でチロチロと刺激する。場所によって舌の当てるポイントを変えるのはナンパ男たちから教わったテクニックだ。そんなことユウは知らない。
数回舐め上げると小春は再び亀頭を咥えた。たっぷり口の中に唾液を溜め、人肌に温かいぬるぬるを敏感な男性器に塗布していく。ほかほかの口内粘膜でちんぽを擦られる心地よさに、湊崎も思わずと言った風に「んぅぉぉっふぅ」と息を吐いた。
「小春ちゃん上手じゃん。えっぐいフェラ仕込まれてやがる。ひょっとして変態男に調教された? これならフェラだけでイケそうだ」
湊崎は小春の後頭部を掴み、喉奥まで挿入した。
「うぶっ?」
いきなりのことに小春は目を白黒させる。それでも反射的に口を窄めてちんぽを扱く。
「小春ちゃん、喉まんこ締まるよ」
「んむぅ……うご、うごく……んうぅぅぅ!」
「小春ちゃんの口まんこ気持ちいぃ。歯立てないようにしっかり締めて」
「んっんっんっ……んぅうううぅ♡」
「いい顔してる。男のちんぽ舐めるの大好きって顔だ。手も使って根本を扱いて」
「んぅぅ……♡」
手を掴まれて小春はペニスを握らされる。
(あぁ……おっきぃ……♡)
握るとはっきり分かってしまう。あの夜の男たちと同じくらい大きいちんぽ。つまり、ユウのじゃ届かない場所まで入ってきて、ぴったり腟内にフィットして気持ちいいところ全部ズコズコされちゃうちんぽだ。
「んむ゛ぅ♡ んぐっ♡ ん゛っ♡ んぐぐぐッ♡ じゅぼっ♡ じゅぼぉッ♡」
フェラチオしてるだけなのに小春は甘イキしてしまった。子宮がきゅんきゅん疼いて、早く犯して欲しいとねだっている。おまんこでちんぽシバキ回されたくて仕方ない。
「あぁ、すごいよ小春ちゃん。本当にフェラ上手だね。俺のちんぽ美味しい?」
「おいしいれしゅ……んっ、むぐっ、んぶっ♡ んっ♡ むぐっ♡ むっ……んっ♡」
「可愛い声だね。お礼にまんこ可愛がってあげる。小春ちゃんはシックスナインって知ってる?」
「……おまんこ舐めてもらいながら、おちんちん舐めること……?」
「やってあげるから俺の顔を跨いで」
小春は仰向けになる湊崎の顔を反対向きに跨いだ。小春が膝立ちになって尻を突き出せば、目の前にはビンビンに硬くなって脈打つ肉棒。
「おちんちん舐めてもいい?」
小春の問いに湊崎がくすりと笑った。
「そんなに俺のちんぽ舐めるの好きになっちゃったんだ。いいよ小春ちゃんのやりたいようにして。俺も舐めてあげるから力抜いて」
湊崎は小春のクリトリスに舌を押し付けた。そのままぺろんと舐められて小春は背筋を反らす。
「んんッ……あッ……だめぇ……ああっ……」
割れ目に舌先をねじ込んで左右に動かされる。ぷっくり膨れた陰核をくにくにと刺激されると膣口が物欲しげにヒクついてしまう。
「お口休んでるよ。フェラやめちゃダメ」
「ん……ちゅッ……ちゅく……れろれろ……ひゃぁッ! あッ、あぁんッ……らめっ……♡」
休むなと言われても彼のクンニが巧すぎて小春は口が止まってしまう。ちんぽを咥え続けることさえ許してもらえない。
小春は無意識のうちに股間を湊崎の顔に押し付ける。舌でビラビラを舐めまわされる感覚に、小春は「はふぅん」と鼻にかかった甘い声で鳴いた。
「小春ちゃんのマン汁すごくしょっぱい。興奮してるの丸わかりだよ。口がサボってるけどちんぽ好きだから夢中になっちゃうのかな。でも、もっと好きなものがあるよね。おまんこの一番奥をガン突きされてイきたいんでしょ。小春ちゃんくらいエッチな女の子は、おちんぽでポルチオしてもらわないと満足できないもんね」
「はいひぃッ、ミナトくんのおちんちんでッ、おまんこの奥つかれたッ、ひッ! ひッ、ひッ、ひぐッ!」
「正直に言えて偉いね。だけどダメ。小春ちゃんには中学のとき、俺の好意に気づかなかった罰を与えま~す。ちんぽ口で気持ち良くして。フェラ抜きサボる子にはちんぽあげないよ」
「はぁ……はぃ……わかり……ました、んっ、ちゅぷっ。ふぅ……んじゅぷ、じゅぷ……んぐっ…んぐっ、んっ」
小春は下腹部の痺れを我慢して目の前のちんぽに食らいつく。亀頭の丸みを利用して、くるくると先端部を舐り、尿道口に舌を捩じ込む。次から次に出てくるカウパーが小春の舌と湊崎の亀頭の間でねっとり粘っこい糸を引いた。
舌を尖らせてカリ裏の敏感な部分をチロチロ刺激する。すると湊崎が僅かに腰を浮かせた。
それが嬉しくて、気持ち良くさせたくて、小春は熱心にちんぽに奉仕する。
「小春ちゃんのまんこ、指入れなくてもくぱくぱしてちんぽ欲しがってる。もっと奥まで舐めてあげる」
湊崎は小春の膣穴に舌を差し込んだ。
くすぐるように優しく抜き差しされる。
「あぁっ……そこ気持ちいいっ……やあっ、あああんっ! くううぅぅっ……気持ち良すぎて、またおちんちん舐められなくなっちゃう、ふああっ……な、なにこれっ……ああっ、はああっ……な、なんかすごい感じる……あ、ああっ……」
「舌だけでこんな感じちゃうの? 小春ちゃんってば本当に淫乱なんだねぇ」
「だってぇ……あ、あ、あ、あぁぁっ、なにこれ、すごぃ、すごいぃぃぃ――――ッ!」
小春の尻は荒れ狂う海のように波打っている。腰から下は自分の意思で制御できず暴れるに任せるしかない。女体の奥底になる芯から小春は湊崎の愛撫に狂わされていた。
「またフェラ忘れてる。しょうがないから小春ちゃんに俺から手本を見せてあげる。ここで勃起してるクリちんぽを咥えて……」
「んぅッ♡♡♡」
「クリちゃん吸われて気持ちいい?」
「ぁ……あ……ぃ、きもちイィ♡♡♡」
「じゃあこれは? こうして舌先で転がすように舐めるのも気持ちいいでしょ」
「ひうっ! うあっ! き、気持ちいいっ! だ、ダメっ! そこっ! 感じすぎてぇ! ああっ♡♡ 頭の芯からビリビリしてくる!」
「たっぷりツバで濡らしてぬるぬるになったクリちんぽ指で扱かれるのも気持ちいいでしょ」
「あ、ふぁああ! だ、ダメ……や、やめっ……! それっ……こ、こしゅこしゅしちゃっ……あ、あ、あ、あっあっ♡」
「小春ちゃんはクリが弱いんだ。さっき弄ってあげたときも腰浮かせて派手によがってたもんね」
「そ、そんなことなっ……んっ♡ あ゛ぁああぁっ♡ だめぇっ、そんな強くしたら……う゛ぅうう……う゛ぅう……う゛ぅうううぅ~~♡ ああ゛ぁぁ♡ ひっ♡ ひぃっ♡ ひい゛ぃっ♡」
「先にイッたらちんぽもらえないと思って我慢してる? いいよ、イッて。頑張ってくれたから先にイッてもちんぽはあげる。我慢せず派手にイキ散らかしちゃって」
湊崎のゴーサインが出たことで小春の中でストッパーになっていたものが外れた。後はひたすらイクだけ。
「あぁ……出るっ、出ちゃうッ♡ ごめんなさいっ♡ わたしっ♡ もう我慢できないっ♡ イグッ♡ イ゛グぅぅん゛ん゛ん゛ん゛ぅ゛ぅ~~♡♡♡ 」
絶頂と同時に大量の潮が吹き出た。ぶしゃあああっと勢いよく発射されたそれは湊崎の顔をゲリラ豪雨のように濡らした。
「お漏らしするほど気持ち良かった?」
その質問に小春は答えられなかった。派手な潮吹きと同時に意識を手放していた。
「思い……出した!」
そうだ自分は湊崎と一緒にホテルに来て、彼におまんこを舐めしゃぶられるのが気持ち良すぎてイッた後、気を失っていたのだ。
そして今現在、彼はベッドに横たわる小春の横でこちらの顔を覗き見ている。
見つめられていることを意識するとイク前に口走った言葉の数々が脳裏に蘇る。
『ミナトくんのおちんちんでッ、おまんこの奥つかれたッ、ひッ!』
『気持ち良すぎて、またおちんちん舐められなくなっちゃう』
酔ってたとは言えなんてことを。一眠りして少し冷静になった小春は顔を青くする。
「あのねミナトくん。あれは酔った勢いで言ったことで――」
「酔ったときほど、その人の本音が出るって言うよね」
身体を起こした湊崎が両脚の間に侵入してきた。膝立ちでにじり寄ってくる彼の眼には雄の獣欲がはっきり浮かんでいる。小春のことを懐かしい元同級生ではなく、ちんぽ挿れるための雌穴として見ている目だ。
「安心しなよ。同窓会で再会してそのままなんて世の中にはいくらでもあるだから」
「私は本当にそういうことするつもりじゃなくて、ただ昔の友達に会って盛り上がりたかっただけなの……それに私たち昔も全然話したことなかったし……」
「……そうだね」
湊崎の声の温度が下がる。感情の読み取れない顔で頷いた後、ベッドから離れていく。ほっと安堵の息を吐く間もなく戻ってきた彼の手にはコンドームがあった。
「昔どうあれ大事なのは今でしょ。俺たちもう子供じゃないんだし。大人の男と女がホテルに来て、お互いシックスナインまでして、そのうえ小春みたいな可愛い子にちんぽほしいっておねだりされて『やっぱ酔った勢いだったからなし』で引っ込みつくと思う? 思わないよね」
話す間に彼の手はコンドームの封を切り、中学卒業以来五年越しの本懐を遂げようと隆起する性器に避妊具を被せていく。
ゴムを装着し終えた湊崎が再びベッドに乗る。抵抗しなきゃと思うのに酔いとイキ疲れが残ってる身体は重くて言うことを聞かない。そのくせ前戯で何度もイカされたことで感度は上がっている。脚を開かせようと彼が膝に乗せてきた手の感触だけで、おまんこの奥からじわっと恥ずかしい汁が染み出し迎え入れる準備を始めてしまう。
お互いの性器をぴったり重ね合わせるように位置取り、ちんぽの先っちょを膣穴に押しつけてくる。
「あぁ……おちんちん……おまんこに当たって……あぁん♡」
「ちんぽとまんこくっつけたら簡単に本音が漏れたな。俺が欲しくて堪らないんだろ?」
「ほ、欲しい……おちんちん……ちょうだいっ♡♡」
「じゃあどうしてほしいか言ってみろ」
「おちんちん挿れてください……私のおまんこは大きいおちんちん大好きなので、ミナトくんのおちんちんでいっぱいズボズボされたら……すごく気持ちいいと思うから♡♡♡」
「合格だ」
ずぶりとちんぽが挿入された。
濡れた肉をかき分ける卑猥な音がして、亀頭が膣襞を巻き込みながら奥に進む。全身の感覚がおまんこに集中し、ちんぽの軍門に降る。これを挿れられちゃったら勝てない、後は頭真っ白になって訳分かんなくなるまで気持ちよくされちゃうだけなんだと一瞬で悟ってしまう。
「小春の膣内ぬるぬる。溢れるくらいローション挿れたオナホ使ってるみたい」
大量の愛蜜でぬかるんだ蜜道を硬く熱い肉棒が突き進む。
(おっきいぃ♡)
小春は逞しい男根の存在感に打ち震える。女にはないもの。女体の欠落をぴったり埋めてくれるもの。女が本能で求めてしまうもの。膣内を埋め尽くす肉の質量だけで身体が悦んでしまう。
「ほらここGスポットだよ」
そう言って湊崎が小春の浅い場所にあるスイートスポットを狙いすました腰使いで撃ち抜く。
「あふっ♡ おふぅっ♡ そこっ♡ そこぉぉッ♡ ああぁっ♡ ああぁんッ♡」
Gスポットへの刺激を受けて快感のボルテージが上がる。セックスのために分泌される愛液が溢れ出す。
「すごい濡れ方。こんなに出るってことは俺に腟内でいっぱい動いてもらいたがってるってことだよね」
嬉しそうな声と共に弱点を責め立てられる。下半身から背筋へと走る快感にたまらず腰をくねらせる。ピストン運動から逃げようとしていると思われたのか、湊崎の両手に骨盤の腰骨の辺りをがっちりホールドされてしまう。
大人の男の人に成長した彼の手で押さえられると小春は動けない。目標を固定した状態で湊崎はロングストロークに移行する。手前から膣奥まで長大なペニスで余すところなくゾリゾリされた。
「はぁあっ♡ そこっ、いいっ♡ んうっ♡ んんっ♡ おっきいおちんちんじゃないと届かないところ♡ そこされると♡ あふぅ、すごいぃいっ♡」
根元まで挿れられた後、カリ首近くまで引き抜かれる。そしてまた根本まで突き挿れられる。その動作には容赦がなかった。
腰が蕩けそうな気持ちよさだ。指や舌によって与えられるものとは全く別物の感覚。やはりセックスは、ちんぽとまんこを擦り合わせてこそ本番と再認識させられてしまう。
ロングストロークの合間に膣奥ばかり重点的に責める動きが混ぜられた。子宮口に近い部分を亀頭で圧迫されながらの高速ピストン運動。深い場所にある愛液プールがくちゃくちゃ言う。
(だめぇ……これほんとぉ、きもちいいっ!)
おまんこで発生した快楽が脳天を貫いた。
あとがき
9月の「こんな単発ネタが書きたい」で載せてたやつ。ちょっと変わったけどね。
小春はスケベな女だよ!
本当は2万文字くらいで収めて三連休中に出そうかなと考えてたんですが、ここまでで1万文字で残りのやりたいこと考えたらどうしたって収まんねえなと。
たぶん全体では2万5000~3万文字くらい? それくらいで終わらせたいよね。他に書きたいものとか書かなきゃいけないものとかあるし。
三連休中に読み放題プランで公開するのは無理そうなので、活動報告がてら全体公開で投げておきます。