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 鷺沢文香。物静かな文学少女然とした居住まいとは裏腹に、ひとたび水着姿になるとEカップの隠れ巨乳が姿を現す第十代シンデレラガール。並み居るライバルたちを押しのけて見事に勝ち取った栄光の座。引っ込み思案でコミュニケーション能力に問題あった自分を変えたくて飛び込んだ新たな世界で、彼女はひとつの成果を出してみせた。


 シンデレラガールになった文香には仕事の依頼が殺到した。中には「自分にできるだろうか」と躊躇う内容の仕事もあったが、何事も経験と前向きに捉えて飛び込んでいく。アイドルという仕事が彼女の外見だけでなく内面も磨いた。


 本好きな文香は種々の仕事の中でも本に関する仕事を喜んで引き受けた。今日も民放のバラエティ番組で本を紹介する仕事があった。


 読書好きな芸能人が集まり最近のオススメを紹介する体で番組は進む。バラエティ番組なので周りは芸人が大半。MCのツッコミも入って笑いを交えながら進む。


 この雰囲気に自分は馴染めるだろうか、会話のテンポがズレてやしないだろうかと心配したが、そこは喋りが本業の芸人である。文香のゆったりした語りに合わせた雰囲気を作り、彼女の話にも大きなリアクションを返してくれた。


 プロの芸人さんは自分が話すだけでなく、他の人の話を引き出すのも上手いんだなと感心したものである。


「さっぎさっわさん」


 収録が終わってスタジオから出ようとした文香は声をかけられた。そちらを向くと共演した若手芸人二人が立っている。彼らはコンビで昨年末の有名漫才コンテストに出場し、優勝こそ逃したもののファイナル三組に残って今年ブレイクした芸人である。


 二人揃って有名な大学を卒業した高学歴芸人というのが売りのひとつ。経歴に恥じぬ読書家らしく今日の収録では二人とも鮮やかな弁舌を披露した。全国ネットのバラエティ番組である関係上、紹介する本は視聴者にも共感してもらえて、書店に行けば翌日すぐ入手できるタイトルという縛りがあった。


 そのため彼らが紹介した本は文香も読んだことある有名なものだった。だが二人の話を聞いてると、そういう読み方もあったのかと目から鱗が落ちる思いがした。


 確かコンビ名はトモキとケンジだったなと文香は思い出す。コンビ名に悩む時間あればネタを考えたいと自分たちの名前をそのままつけてしまった、いま思えばもう少し捻っておくんだった、後悔してると漫才コンテスト後のインタビューで語る記事を読んだ。


 真面目な文香は共演者の予習もするのだ。


 いま文香に話しかけた金髪ツーブロックがケンジ、横に立ってる派手な緑髪がトモキ。年齢は両名とも二十七歳。若手を名乗りながら三十歳越えてる人間も珍しくないお笑い界では若いが、現役大学生の文香から見ると、そろそろおじさん感が出てくる年齢である。


「……何かご用でしょうか」


 やはり今日の収録で至らないところがあったのだろうか。やや構えながら文香はケンジに尋ねる。


「警戒しないでよ。難しい話じゃないから」


 なあ? とケンジは横のトモキに同意を求める。トモキも「そうそう」と頷いた。


「話題の文学アイドルと本についてもっと語り合いたくなってさ。このあと、ここに居る芸人連中で打ち上げするんだけど、もしよければ鷺沢さんも参加しない?」ケンジが言った。


「忙しかったり明日早かったりしたら全然断っちゃってくれて構わないから。噂どおり本に対する愛情とか熱意とかが凄くて。番組の縛りプレイで出せなかった本命のオススメについて語り合えたらなと思っただけ」トモキがケンジと文香を取り成すように言った。


 さてどうしたものか。文香は内心で腕組みして考える。


 せっかくのお誘いですし、お二人と本の話をしたい気持ちがありますが、帰宅が遅くなるのは……。


 収録が終わって時刻は二十時を回っていた。生憎と普段なら一緒のプロデューサーが今日は別な現場に行っていて居ない。知らない男の人たちの中に自分だけぽつんは心細いし不安だ。


「鷺沢さんってお酒ダメなんだっけ?」思い出したという風にトモキが言った。


「……はい。まだ十九歳です」


「それじゃ知らないおじさんたちと飲みに言っても面白くないよな」


「まだ俺はお兄さんだが」


「あきらめろケンジ」トモキは相方を諭すように言う。「大学生から見た四捨五入三十歳なんて全員おじさんおばさんなんだ」


「そんなことはないです!」


 文香は慌てて否定した。同じ事務所に彼らと同年代のアイドルが居るため、ここで「わかるわ」などと口が裂けても言えない。


「俺たちが大学生だったとき、まだ鷺沢さんはランドセル背負ってたんだぞ」


「冷静に言われると犯罪臭がするな」


 八歳という年齢差を学年で例えると改めて離れてると実感したか、今度はケンジも同意する。


「俺らで最年少の集まりに若い女の子がひとりで来て楽しいわけないだろ」


「そうだな。ごめんね鷺沢さん。断りづらい誘い方しちゃって」


 おや? と文香は首を傾げた。やけにあっさり退くじゃないか。もっと粘られると思ったのに。


 ひょっとして本当に本の話がしたかっただけなのでしょうか。他意なく。


 ぐいぐい押して、押して、押し倒す勢いで来られることも警戒していた文香は、彼らが自分たちから退いたことで肩透かしを食う。そして彼らの下心に対する警戒が少しだけ緩んだ。


 その後にやって来たのは、善意の人に疑いをかけた罪悪感と新しい読書友だちが増えるかもしれない期待。アイドルという未知の世界に踏み込んだことで人生が変わったように、交友関係を広げることで自分はさらに変われるんじゃないかという好奇心。


「あの……」文香は遠慮がちに口を開く。「やはり私もお邪魔してよろしいでしょうか」


 ケンジとトモキは互いに顔を見交わした。


「もちろん歓迎するよ。トモキも嬉しいよな」


「鷺沢さんがよければ。一次会は二時間くらいで解散して、たぶん俺らは先輩に二次会誘われると思うけど、鷺沢さんはタクシー呼んで帰って全然だいじょうぶなんで」


 じゃあ、そういうことで行きましょうかとスタジオを出た三人は二時間後、ラブホテルの一室に居た。


 ベッドの上に紫陽花カラーの下着だけにされた文香が眠っている。彼女の両サイドにケンジとトモキも寝そべっていた。


「公式プロフィールによればバスト八十四センチだっけ? 絶対うっそだろ。もっとあるよ」


 文香の左隣に陣取ったケンジが彼女の胸に手を伸ばす。ふにふにと乳揉みを楽しむ彼はパンツ一丁。


「この感触は八十八はありそうだな。アンダーが細いからカップ数で言うとGか?」


 反対側に寝そべったトモキも文香の胸を揉みながら話す。こちらもパンツ一丁である。


 両胸を揉まれた文香は小さな声でうめきながら身をよじる。自分たちの手技に反応する艶めかしい姿に男たちは鼻の下を伸ばした。


「さすがシンデレラガール。至近距離で見ても可愛いわ」


 言いつつケンジが文香の唇を奪う。酩酊状態にある文香の唇を軽く舐めると、舌を隙間にねじ込んだ。


 くちゅっ、ちゅっ、ちゅぅぅっと水音を立てて舌を絡ませ吸い付いた。


「あっ、んっ! あっ、ふっ……んぅ、んくっ……」


 ケンジの舌使いに応えようと文香も舌を出す。ぎこちなく不慣れな動きに経験の少なさが表れていた。


「キャラどおり身持ちは固そうだな。これでえっぐいベロチュー返してきたら、それはそれで楽しみ甲斐があるけど」


「俺にも貸せよ」トモキが文香の顎をつかむ。相方から奪うようにして自分のほうを向かせ、彼も文香の舌に自分の舌を絡ませた。


「あふ……んちゅっ……♡ はむぅ……♡」


 意識混濁する文香は外界からの刺激に反射で応えてしまう。もし正気であれば二人とのキスなど拒否していたであろう。しかし明らかに尋常な状態でない彼女は、微かにアルコールの味が残る舌を美味しそうに吸ってしまう。


「はむっ♡ くちゅっ……ちゅるっ♡ れろっ♡ れろっ♡ ……んっちゅ♡ ちゅるっ♡ じゅむっれろぉっ……じゅるるるるっ♡」






 収録後に彼らの打ち上げ会場へケンジ、トモキとともに向かった文香。だが店に他の芸人の姿はない。


「先輩たち少し遅れるってさ。おじさんだから一仕事終えたら一服するまで動けないんだな。文香ちゃん先に何か頼んでよ」


 スマホを操作しながらケンジがメニューを手渡してくる。


 後で先輩たちが来るからと言って二人は文香の両隣に座った。肩と肩が触れ合う距離で異性に挟まれると緊張する。プロデューサー以外の男性と接近することに慣れてない文香は、誰も座ってないテーブル向かいの席を羨ましく思った。


 距離が近いです。男性とこんなに近づくのは慣れませんね。


 その後、三人はメニューを眺めて一通り飲み物と食べ物を注文した。


「先に初めてていいらしいから乾杯しようか」


 ケンジの音頭で三人はグラスを軽くぶつけ合う。両隣の二人はビール、文香はウーロン茶で宴が始まった。


 最初は慣れない状況で固くなったが、ケンジが本の話を中心に休みなく語りかけてくるため、それに答えるだけで会話が自然と成立する。トモキは相方に比べて口数こそ少ないが、話の流れを見て相槌を打ったり、話題を広げて切れ目ができないように誘導してくれる。


 文香のほうも話してると徐々に彼らと打ち解けていくのを感じた。


 ほぼ初対面の人と自分がこんなに話せるなんてと一番驚いたのは文香かもしれない。話題が大好きな本のこととあって会話にも熱が入る。


 ……そう、熱が入った。


「この店ちょっと暑いですね」


 文香は手で顔を仰ぐ。先程から頬が火照って仕方ない。視界は油膜が張ったように濁り始める。良くない兆候なのでは。何か変なのでは。彼女の微かに残った理性が危険を訴える。しかし脳の大部分は麻痺しており真剣に考えることができない。


「隅の席だから熱がこもってるのかな。ほらウーロン茶ぐいっといっちゃって」


 ケンジに勧められるまま文香はグラスに残っていた茶色の液体を流し込む。ゴクゴクとグラスを空にしていく彼女は、両隣に座る男二人が欲望にギラつく眼でアイコンタクトしたことに気が付かない。


 ケンジとトモキは最初から文香を|輪姦《まわ》すつもりで仕組んでいた。他の芸人も来る打ち上げと称して個室居酒屋に誘い込む。両隣を確保するとケンジが常に話しかけて引き付ける。グラスから注意が逸れたところでトモキが少量ずつ文香の飲み物にクスリを混ぜていった。


 飲ませると脳の思考を司る部分が麻痺して泥酔したようになる。理性が後退して本能が剥き出しになるので気持ちいいことに弱くなる。感度が上がった体は軽く触ってやっただけでイケるまで出来上がる。


 欠点は飲み物に混ぜても隠せないくらい苦いこと。一度に全量を投入すると気づかれる。そこでコンビ芸だ。ケンジが文香の意識を自分へ向けてる間に、トモキが数回に分けて少しずつクスリを混入する。


 違和を感じない程度の量から始めて徐々に脳を黙らせる。グラスの中身が舌を刺すほど苦い液体に変わるころには、何ひとつ真剣には受け止められなくなっている。


「そろそろ効いてきたな」ケンジが言った。


「鷺沢さんだいじょうぶ。ここどこか分かる?」


 トモキの問いかけに文香は焦点の合ってない目で答える。


「完全にトランス状態入ったな」トモキはテーブルの上からビールが入ったジョッキを取る。文香に持たせると彼女の口に運んだ。「撮れ撮れ。現役アイドルの未成年飲酒写真だ」


 トモキが手を添えてジョッキを傾けると文香は為すがままに受け入れた。意識朦朧とする彼女は自分が何をさせられてるかも分からぬまま、口に入ってきた苦い液体を飲み干す。ただでさえクスリが効いてるところへアルコールの効果も合わさり、いよいよ文香は男たちに都合いい操り人形になる。


 ケンジがスマホのカメラを向けて動画、写真で文香の飲酒現場を保存する。今日これから起きることを振り返るとき、発端は未成年の文香が酒を飲んだことだったと原因をすり替えるためである。


「俺のカシオレも飲んでおこうか」


 トモキが空になったジョッキを取り上げると、矢継ぎ早にケンジが自分の酒を文香に手渡す。


「文香ちゃんカシオレ美味しい?」


 動画で残されてることも知らず文香は頷いてしまう。ここの部分だけ切り取られると文香が自分から進んで飲んだように見えてしまう。


「目がどこ向いてんのか分からないくらい飛んじゃってるね。頬もピンク色。完全に出来上がっちゃったね」


 言いながらケンジが文香の耳を舐める。


「ふぁああっ! あっ、ああっ……」


 文香が背を反らして悶える。大人しい文学少女に不釣り合いなデカパイが強調された。


「こうなると何されても気持ちいいだろ。キマった状態でエッチすると一生忘れられないくらい連続でイッちゃうから。今日一晩で何回イケるかな」


 トモキも反対側の耳を舐めながら囁く。


「くはっ……はあっ、あああんっ……だめ、だめぇっ……んんっ!」


 耳しゃぶりだけで軽イキした後、文香は両脇をトモキとケンジに支えられホテルに連れ込まれた。


 彼らはシンデレラガールの肉体を堪能できる時間が一分、一秒でも惜しいと部屋に入るなり文香を脱がせる。下着だけ残された彼女をベッドに乗せ自分たちは両サイドに寝そべった。


 そして以前から気になっていた文香のおっぱいを揉みしだくことから始めたのである。






「すっげぇやわらけえ」


 ケンジが舌を絡めたまま文香の唇、胸の感想を漏らす。彼女の体はどこを触っても柔らかく、繊細で、甘い香りがした。永遠に触っていたくなる。結局のところ男が女体に求めるのは、男体にはない柔らかさなのだ。


 文香はベッドの上で男二人に代わる代わるキスされる。悩ましい吐息を漏らして彼らに触れられる悦びを表す。いまの彼女には嘘がつけない。本心を誤魔化す発想がない。それゆえ文香の反応はすべて真実だ。


 ケンジが文香のブラを捲り上げる。公称八十四センチ、トモキの揉んだ感触によれば推定八十八センチの乳房が顔を出す。生おっぱいの中心には控え目な持ち主の性格に反して大きめの乳輪。苺のように色づいた乳首はクスリの影響もあって軽い愛撫だけで勃起している。


「すげー綺麗じゃん」トモキが言った。


「美味しそうなおっぱい。いただきまーす」


 ケンジが舌を出し文香の胸を味わう。雪のように白い乳房が体目当てのゲス男に汚される。唾液の跡が鈍く光った。


 反対側も捲り上げてトモキが乳房を指で撫でる。鮮烈に色づいた肉丘をなぞられて文香の息が上がった。


「あっ♡ あっ♡ んっ、ふぁあっ♡」


「乳首ビンビン。気持ちいいんだ」トモキが素直に反応する文香の肉体を揶揄する。


 トモキとケンジは左右から同時に文香の乳首に吸い付いた。口の中で木イチゴのような実を舐め転がす。


「ああんっ♡ あっ、あっ♡ んんっ、あっ、ひゃああんっ♡♡」


 微睡みに沈む文香は女遊びに長けた二人のテクに抗えない。二人の男から同時に責められる経験などしたことなかった。未知の快楽に流されて休みなく嬌声を上げさせられる。


 ここに居るのは第十代シンデレラガール……大勢の人間に憧れられ、仰ぎ見られるアイドルではない。ヤリチン二人にいいように扱われる経験人数ひとり、それも最近やっと卒業したばかりの半処女十九歳の女だ。


 トモキは文香の手を掴むと自分の股間に誘導する。ステージ上ではマイクを握り、ファンに歌を届けるアイドルの手。そこに勃起したちんぽを握らせる。マイクを疑似男根に見立ててフェラや手コキを連想し、日夜シコシコしてきた文香推しのファンを嘲笑う行為。


 お前たちが妄想するばかりで決して実現はできないことも、俺たち|芸能界《こっち》側の人間なら可能なのだと嘲笑する。


 握らせるだけでなく手を上下に動かし、パンツの上から扱かせる。布の摩擦があるため快感に百パーセント集中とはいかないが、全国のオタクくんたちが妄想しつつ自分の手で扱くしかなかった鷺沢文香の手コキ――妄想の中でなら何百リットルもの精液を搾り出した手コキを味わってると思うだけで、我慢汁が止まらない。


「俺も握ってもらお」ケンジも相方を真似て反対側の手を自分の股間に誘導した。


 アンニュイな表情を浮かべ仰臥する文香の両手は、それぞれちんぽを握らされる。両手に茎状態で男に手を添えられ、下着の上から勃起した男根を扱いた。


「どう? 俺たちのちんぽ」


「……おっきぃ……です」


 トモキの卑猥な質問に夢見心地の文香は答えてしまう。


「文香ちゃんのおっぱいも大きいよ。そのままちんぽシコシコしててね。俺たちは文香ちゃんの乳首シコシコするから」


 ニヤつきながら言うとケンジは再び文香の乳首にしゃぶりつく。反対側ではトモキが乳首を指先で弄りながらキスした。


「そんなにキス好きだっけ?」


「文香ちゃんの唇ぷるぷる美味すぎやべぇ。お前もしろよ」


 トモキが場所を譲るとケンジも再び文香と唇を合わせる。深いキスを繰り返しながら胸を揉む。


「ん……んんうっ♡ ふぶっ……んんん……♡ ちゅっ♡ ちゅぷっ♡ んんっ♡」


 リップ音を立てて文香の体を味わう相方を余所に、トモキは文香の下半身に手を着ける。すでにショーツのクロッチ部分にはシミができていた。内ももや鼠蹊部、濡れてる部分を広く手のひらで撫でるだけで文香は快感に悶える下半身を忙しなく動かした。


 大人しい女の反応を楽しんでいたトモキだが、濡れたおまんこを目の前にして撫でるだけで満足できるはずもない。下着をズラして姫割れを露出させる。


「こっちも綺麗だよ文香ちゃん。過去に抱いたアイドルは、汚いスポンサーのおっさんに股開きまくってグロマンだったけど、文香ちゃんは本当に清純派なんだな」


 サーモンピンクの鮮やかな秘部を前にトモキは文香の貞淑さを称賛する。それをこれから穢してやろうとしてるわけだが。


 トモキの指が文香のクリトリスを撫で回す。敏感な肉の芽を刺激された彼女の声がひときわ甲高くなった。


「んっ♡ あっ♡ 気持ちいい♡ あっ♡ あっ♡」


「気持ちいいんだ。素直な文香ちゃん可愛いよ」ケンジが乳首を舐め回しながら言う。


 トモキは濡れた陰唇を何度かなぞって中指に愛液を纏わせる。そしてゆっくり粘液に覆われた指を文香の膣内に差し込んだ。


「指するって入った。すっげーエッチ。もうヌルヌルだ」


 その言葉どおりトモキの指はスムーズに出し入れされる。肉襞を指の腹で刺激しながらピストンする。最初は刺激に馴らすためスローペースだった動きが、問題ないと分かるやテンポアップ。速いピッチで膣内を耕す。


「んぁッ、んぃ、ぃいいんッ♡ う、そぉッ……♡ そこだめぇッ……♡ あぁッ、あんッ♡ あんッ♡」


「俺にも文香まんこ触らせろよ」


 相方の手マンで啼くアイドルの姿にケンジは対抗心を燃やす。俺のテクでもっと感じさせてやるとポジションチェンジを申し出た。


「うっわ糸引いてら。びっちょびちょ」


 トモキが指を引き抜くと粘液の糸が文香の膣口との間に架かった。ラブジュースブリッジを切ると、トモキは文香の愛液で濡れた指を彼女自身にしゃぶらせる。口の中に突っ込んで彼女の舌に押しつけた。


「エロいな文香ちゃん。感度上がって気持ちよくなっちゃってるんだ」


 すべては自分たちが盛ったクスリのせいなのに、文香の体がスケベだからいけないと揶揄する口調でケンジは言う。そして彼女の両脚を大きく開かせ頭を入れた。舌先で濡れた秘部に触れる。


 ねっとり口をつけて舐め回しながら、手を伸ばして同時に乳首もつまむ。


「ちゅば、くちゅくちゅくちゅ、ちゅば、ちゅば、ずちゅ! ちゅばっ、はむちゅっ、ちゅぅぅぅぅん……」


「ひゃあ♡ ああっ♡ んあっ♡ それ♡ だめぇ♡ あうっ♡ はうっ♡」


「ダメになっちゃうくらい気持ちいいんだ」


「ひゃっ♡ だ、だめ……だめだめだめ……♡ それ、気持ちよすぎますからぁ……♡ あっ、やっ♡ こ、これすき……♡ いいっ♡ き、きもちっ……いい……」


「もっとして欲しい?」


「……して、ください……もっと気持ち、いいこと……」


「オッケー……じゅぶっ! ちゅぅぅっ、れろ……れるっ、ちゅっ、ちゅっ、んむぅっ……」


「んっ♡ んっ♡ んっ♡ あんっ♡ いいっ♡ いいっ♡ もっとしてください♡」


 今日初めてあった男におまんこを舐められながら、文香はもっともっととおねだりする。控え目で対人コミュニケーションを苦手とする性格に隠された、エッチな体を持て余す年ごろの本性が露わとなる。


「文香ちゃんみたいな大人しい子のほうが意外とむっつりスケベなんだよ」


 トモキは片手で文香の胸を揉み、反対側の手で彼女の耳をマッサージする。そうして快感のために開いた口に自分の舌を捻じ込んだ。


「エッチなこと興味ありませんって顔した女のほうが、一度これ覚えると猿みたいに盛っちゃうんだよな。今日一日で気持ちいい本気キスも、おまんこ舐められる好さも教えてあげる。全部覚えて帰って酔いが覚めてからも俺らとセフレになろうよ。こんなにスケベな体してるんだから、いっぱいエッチなことしなきゃ勿体ないって」


 好き勝手なことを言いながらトモキは文香の口内を蹂躙する。意識朦朧とする彼女は流し込まれる唾液を啜り飲み、頷くことしかできない。


「んふッ♡ んふッ♡ んふうぅぅッ♡ じゅるるるるるッッ♡ んりゅッ♡ んぐぅぅぅぅぅッッ♡♡」


 そのまま二人は文香の上下の口を十分ほども犯し続けた。やがてケンジが「いいこと思いついた」と言って離れる。戻って来たとき彼の手は楕円形の卵型ローターを持っていた。


「文香ちゃんは彼氏とヤルときも正常位しかしなさそうだし、大人のおもちゃなんて見たこともないだろ。これも大人になるための勉強ってことで」


 ケンジとトモキは二人がかりで文香の体を裏返す。うつ伏せにさせて尻だけ持ち上げた。


「ほらほら当てちゃうぞ」


 モーター音を響かせながらケンジはローターを文香の膣口に近づける。横からトモキが彼女の下着をズラしてサポートした。ベッドの上でも見せる息の合ったコンビ芸。たとえ文香に意識があったとしても、ホテルに連れ込まれて成人男性二人が相手では力尽くで抑え込まれていただろう。


 敏感な粘膜に振動するおもちゃを当てながら二人は文香の尻を揉む。


「あんっ! やっ! 止めてっ! 止めてぇっ!」


 ケンジの推測どおり文香は大人のおもちゃを使ったことがない。プロデューサーに処女を捧げるまで、自分に人並みの肉欲が備わってる自覚もなかった文香である。オナニーでもアダルトグッズの類など触ったことない。


 未知の快楽に文香の体は驚き、怯え、躊躇いつつも、それらを肉悦が上回っていく。顔をベッドに押しつけ、尻だけ突き上げた体勢で下半身をガクガク震わせながら啼いた。


「あーーっ! ダメっ! ダメえっ! こんなっ! ああんっ! あっ♡ あっ♡ んああああっ♡ だめっ♡ あっ♡」


 もちろんダメと言われてやめるような男たちではない。ケンジは手を左右に小刻みに振ってローター刺激を続ける。トモキは文香の尻たぶを舐め回した。


「すげぇ。めっちゃ反応してんじゃん。これだけ悦んでもらえたら臨時出費も浮かばれるわ」


 ケンジはローターの強弱スイッチを最大に入れる。モーターがうなりを上げて振動する。手を放せばそのまま飛んで行ってしまいそうなパワーを感じた。


「挿れちゃおっか」


 ケンジは空いてる手で文香の割れ目をくぱぁと開く。限界まで広げたクレバスの奥に男を待ちわびて濡れ光る肉のヒダヒダが見えた。だがまだ肉棒は挿入しない。最大パワーで振動するローターを狭い入り口に押し込む。


「あれ入らないな」


「狭いの?」


 苦闘するケンジの手元をトモキも横から覗き込む。


「キッツキツ。挿れようとしても押し返される」


「締まりに期待できるな。ちょっと強引に押し込んでみようぜ」


 男たちは力任せに文香の|小径《こみち》を開こうとする。


 二人は知らないことだが、卵型ローターの直径はプロデューサーの亀頭よりも大きい。これまで文香が受け入れたことある最大サイズがプロデューサーであるから、まさしく彼女にとっては未知との遭遇である。


 もし意識があれば、そんなもの入らないと大騒ぎしていたであろう。


 しかしクスリの効果で脱力する文香のおまんこはよく広がる。入り口での抵抗も男の腕力には敵わない。充分に濡れていたこともあり、最後はにゅるっとローターを呑み込む。


 生まれて初めて挿れられた大人のおもちゃ。人間の体では不可能な責めを可能とする微細な振動に腹の内側から揺さぶられる。初めて尽くしの体験に文香はシーツを固く握りしめて悶え啼き叫ぶ。


「はあああぁぁんっ! あああっ……あああっ……だめ……そんなに掻き回されたらっ……ああッ……ああああっ……」


 体を海老反りにして乱れ狂うシンデレラガールの姿に、トモキとケンジは獲物を甚振る笑いが止まらない。


 ホテルの一室に女の啼き声と男二人の笑い声、そして腹の中から聞こえるくぐもったモーター音が響いた。


「それじゃ俺からも文香ちゃんにプレゼントしようかな」


 言うと今度はトモキがベッドから離れる。戻って来た彼の手は自販機で買った電マを握っていた。家電量販店で売ってるマッサージ目的の電マよりも一回り小さい。握り手がピンク色の可愛らしいデザイン。最初から性玩具として使う目的で作られた電マだ。


 先ほどと場所を交代してケンジがサポート役に回る。文香の尻たぶを両手で大開にした。そこへトモキが電マを押し当ててスイッチを入れる。


「は、はげしっ♡ はげしい、激しいっ♡ んおおお♡ ンおおっ♡ これっ、これっ、あああっ! ダメッ! ダメッ!」


 膣内をローターに掻き混ぜられ、同時に外からは電マを押し当てられる。陰唇や膣口、会陰部に激しい振動を加えると文香の尻が淫らがましく上下に動いた。くびれた腰をくねらせ、大きな胸をベッドで押し潰しながら玩具責めに身悶える。


「電マ強く押し当てられるのが好きみたい」


「女の子を悦ばせてやるなんて俺ら優しいな」


 小さい電マは大きい物より当て方が難しい。よりピンポイントにツボを狙う必要あるのだが、使い慣れたトモキには何のハンデにもならない。アイドルのクリトリスに絶好の角度で電マを押し当てながら、ベッドとの隙間に手を差し込み胸の柔らかさも堪能する。


 文香は、ひくつくアナルもローターを丸呑みしてリモコンの紐だけ吐き出してるヴァギナも見られながら、人間の体をほぐす目的で作られた機械に陰部を揉捻された。


「俺らのちんぽ大きいから、おまんこしっかりほぐして挿れようね」


「あっ♡ あっ♡ い、い、イイ……ンンンッ♡ あっ、あっ、あっ、あっ♡ ア~~~~ン、ハァ♡ ハァ……♡ あぁ……♡」


 その後もトモキの電マ責めは続いた。途中で潮を吹いてもやめてもらえず、文香はイキすぎて呼吸困難になりながら尻だけは忙しなく揺らし続けた。


 やっと機械責めから解放されたとき、文香の下着もシーツもバケツの水を引っ繰り返したように濡れていた。


「びちょびちょパンツ気持ち悪いから脱ぎ脱ぎしましょうね」


 ケンジが濡れた下着に手を掛け脱がす。抵抗できない文香の脚からするりと引き抜いた下着をベッドサイドに落とすと、べちゃりと重く濡れた音が立った。


 背後に回ったケンジが文香の腰に手を掛ける。挿れやすい位置に調節すると自分もパンツを脱いで陰茎を露出させた。自慢のイチモツを背後から濡れた秘唇に擦りつける。


「はぁっ、あっ! ……はっ、はっ、はっ」


 ケンジのペニスはプロデューサーのモノよりも長大だった。彼ではあり得ないロングストロークでガチガチに勃起したちんぽを何往復もさせる。長さを誇示する素股だけで欲に溺れた文香のおまんこは際限なく濡れてしまう。


「文香まんこも物欲しそうにしてるし……」ケンジの亀頭冠が狭い入り口を押し広げる。「第十代シンデレラガールのおまんこいただきます」


 バックから赤黒い肉棒を差し込んでいく。ぬめぬめした肉の合わせ目は長時間のマッサージですっかりほぐされていた。やっと来てくれた待ち人を手招くように肉襞が蠢く。自ら異物を奥へ誘い込む動きで蠢いた。


「うッ……♡ あうッ……あ、あああぁッ♡ はあんッ♡ あッ♡ あぁああッ♡ あぁあああッ♡ ああぁああああああぁああ~~~ッ♡♡♡」


 根本まで挿れただけで文香は背筋を反らし達してしまう。大きな目を快感に細め、眉間に深い皺を刻む。これまで経験したことがない大きさの異物に息苦しさと満腹感を訴える。プロデューサーとのセックスは常に初々しい正常位だった。初めて体験する獣の体位での挿入は文香の知らない場所に当たる。なけなしのセックス体験すら無効にされ彼女は処女のように混乱した。


「あっ♡ あっ♡ すごい……ッ♡ すごぉい♡ あぅッ……あッ♡ んッ♡ はあぁぁんッ♡ あッ♡ ひッ♡ ひいぃぃ~~~~ッッ♡♡」


 閉じた目とは裏腹に文香は口を大きく開ける。そうしなければ必要な酸素が取り込めない。だが大きく開かれた口からは吸い込んだ以上の勢いで酸素が消費される。最奥まで突き上げられ絶え間なく喘いでいるからだ。


 ケンジがくびれた腰をガッチリ掴み、腰を律動させ始めると文香は狂ったように悶える。


「ふああッ♡ んんッ♡ んんッ♡ ああ、すごい! すごく、気持ちイイッ♡ あああッ、ああッ、凄いッ♡ ああ、ああっ! プロデューサーさんのと全然違う♡ かたくておっきぃ~~♡♡ ふぁぁあぁッ♡ すごいぃッ♡ きもちイイですっ♡ きっもちイイぃいいいいぃッ♡ はぁああッ♡ くッ♡ あはぁあああああ~~~~ッ♡♡♡」


 快楽に素直になってしまうクスリを盛られ、初めてのローター、電マ責めでトロトロにされた膣内を攪拌されては一溜まりもない。たとえ一部始終をプロデューサーが目撃したとしても、文香を糾弾することはできなかったろう。それくらい用意周到にデザインされた完璧な流れ。極上の雌を堕とすために何日も前から仕組まれた計画だった。


 ケンジも夢中で腰を振った。


 前戯に時間を掛けて焦らされたのは男も一緒だ。じっくり肉を仕込んでから挿れたほうが自分のモノに馴染んで気持ちいいと知ってるから我慢できたが、それでも何度か途中で切り上げて挿れてしまおうかと悩む瞬間があった。トモキが傍に居たためかろうじて我慢できた。


 最初から一切の手加減なくピストンした。男の腰が女の尻を打つパンッパンッパンッという音が部屋に響く。濡れた肉を擦り合わせるずちゅっ、ぐちゅっ、ぬぷっという音が伴奏についた。糸引く本気汁を股ぐらから分泌しながら淫猥な音色に乗せて文香が悦びの歌を歌う。


「ひぁあッ♡ おくっ♡ 当たってッ♡ あんッ♡ ン゛ッ♡ 当たったことない場所に届いてますっ♡ んほおぉ♡ しきゅぅにぃぃ♡ おくぅ♡ おくぅ♡ あ゛ッ♡ あ゛ッ♡ あ゛ッ♡ あ゛ッ♡♡ あ゛ッ♡ 奥いい♡♡」


「文香ちゃん事務所の人間とできてるんだ。売り物に会社の人間が手を出すなんて大問題だろ。プロ意識と倫理観に欠けるスタッフが居たもんだ」


 いつの間にかトモキがスマホのカメラを文香に向けていた。彼女の顔を至近距離から動画で撮影する。カメラから逃げる選択肢も思い浮かばない文香は、ちんぽでマン肉を捏ね回されて感じてる様子を撮影された。


「せっかくシンデレラガールに選ばれて芸能生活これからなのに、バレたら文香ちゃんのアイドル人生終わっちゃうかもね。彼氏くんもクビかな? 会社には残れたとしても左遷だろうね」


 トモキが文香の罪悪感を呷る。この部屋で起きたことを他言したら全員終わりだぞ、事務所の偉いさんに泣きついて俺らをどうこうしようってなら、こっちは自爆覚悟でやってやるぞ、その時は彼氏くんも道連れだぞと脅しを掛けた。


「今夜ここで起きたことを文香ちゃんが黙っててくれれば何も問題はないわけさ」ケンジがカウパーでぬるつく亀頭を子宮口にぶつけながら言った。「文香ちゃんさえ黙っててくれたら何も起きなかったことになるからね。俺らなんか言うわけないし。シンデレラガールの鷺沢文香ちゃんが、レイプちんぽで善がり狂う変態マゾ女だったなんて」


 文香の自尊心を打ち砕くようにトモキとケンジが声を合わせて笑う。そんな扱いをされても文香は快楽に大波に逆らえない。自ら背後のケンジに尻を押しつけ少しでも奥まで突いてもらおうとする。知ってしまった自分の体の本当に気持ちいい部分……プロデューサーのちんぽでは届かなかった弱点にレイプちんぽを迎え入れた。


 ピストンに合わせて過激に弾む乳房をトモキが手で掬う。


「おっぱい、ぷるんぷるん揺れてる。本当にいやらしい体してるよな」


「トモキはおっぱい星人だもんな。俺は尻派。こうやって後ろからパンパンすると、ちんぽも気持ちいいけど尻肉の感触がまた」


 トモキに乳首をキュッと摘ままれ文香の膣洞が締まった。ひくひくと狭い肉筒を収縮させ、ちんぽに濡れた肉を巻きつける。膣全体で媚びて男の射精を誘った。


「おお、あああ! すごいです! 気持ちいいですぅッ! ひいッ! ああっ! もっと! もっと激しく突いてっ! ああッ、あああッ!」


「文香ちゃんのナカ具合よすぎて俺も限界だわ。一発出しておこ」


「早すぎじゃね? 早漏かよ」


「そんなこと言えるのは体験してないからだって。油断してると吸い尽くされるぞ」


 ケンジがピストンのペースを速める。フルピッチで子宮を突き上げ射精欲を昂ぶらせた。


「あっあっあっ! やっあっ! いくぅっ! またいくっ! あっあっあっああっ!」


「イッちゃおうよ文香ちゃん。俺が出したら一緒にイッてね」


「ああっ♡ あぐっ♡ ああっ♡ ああっ♡」


 ケンジが文香の両腕を掴み引き起こす。上半身が持ち上がったぶんだけ下半身の密着度合いが増した。身を焦がす肉悦に彼女は目を強く瞑る。一緒にイケと言われたことへの首肯か首を縦に振りたくった。


「イッ、イカせて……くださいっ♡ 一緒にっ! ああっ♡ 一緒にイカせてぇっ! お願いっ♡ ああっ♡ んっ♡ ふっ♡ ふっ♡ くうぅっ♡ あううっ♡」


 内ももに力を入れ、隘路をさらに狭めながら文香は腰を跳ねさせた。人生初バックで頭が真っ白に燃え尽きるほどの快楽にイキ果てた。


「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ イク♡ イク♡ んっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっ♡♡♡ あ゛ぁっ♡ イくっ♡ いっくっ♡ イぐっ♡ あっ♡ あああっ!」


 ケンジが両手を離すと支えを失った文香の体はベッドに倒れ込む。手で庇う気力もなく顔面からダイブした彼女をトモキが仰向けに引っ繰り返した。


「今度は俺の番だからよろしく」


 短く告げて正常位で刺し貫く。


「あうっ! ああっ! またっ! またキちゃうキちゃうキちゃうキちゃうキちゃうキちゃうキちゃうキちゃうきちゃッーーーー!」


 まだ絶頂の余韻も覚め遣らぬ、うねり狂った蜜壺に二本目のちんぽを挿れられると、文香は強すぎる快感から逃れようとベッドを頭のほうに這いずる。無論そんなことをトモキ9が許すはずもない。自分から逃げようとした女の腰を掴み、お仕置きと称して鬼ピストンする。


「ん゛ひぃぃいいっ!! あ゛っ? あ゛ぁぁっ! イクっ! イクイクイクイクっ! あ゛ぁぁあっ! イックぅゔっ! イっひゃうぅっ!」


 もはや普段のひとり静かに本と語らう鷺沢文香の面影はなかった。理性を失い獣に成り下がった彼女は、ちんぽの動きに合わせて嬌声を上げ、体をくねらせる人形でしかない。男に都合がいい生おまんこ付き美少女人形。男たちの欲望を受け止める|偶像《アイドル》。


「文香まんこマジで最高だわ。ちんぽだけローション風呂に浸けてる感じ? 入り口はキツいのにナカはまったりしてて甘やかしながら射精ねだってきやがる」


「俺が早漏じゃないって分かったろ」


「くそっ! イッばかりだから余計に膣内が活発に動いて搾り取られる」


 トモキは首筋に青い血管を浮かべて腰を振る。奥歯を噛みしめて快感に抗いつつ、ぬめぬめした肉襞を押しのけて子宮に亀頭を押しつけ、出っ張ったカリでナカを引っ掻く。想像以上の天国にちんぽが根本まで蕩けそうになる。早くも陰嚢が切なくなり前立腺が収縮した。


 それでも負けてなるものか、ここで退いたらいけない、むしろ前に出ねばとトモキはピストンをスピードアップさせた。イッた直後に挿入されて文香のほうが感じてるはずなのだ。自分が苦しいときは相手も苦しい。根性の見せ所である。


「んっ! んっ! くっ! ああっ! このおちんちんっ! 奥ぐりぐり抉ってくるっ!」


 ずんっ! ずんっ! ずんっ! と体全体を持ち上げるように突く! 突く!


「ああっ! 激しっ! あん! いいっ! もっと! もっと突いてください! はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! おくっ、おくっ、すごっ、すごいっ! こんなの初めてっ! こんなの初めてなんですっ! あっ♡ あっ♡ おくぅ、ズンズンくるぅぅぅぅっ! あ゛っ、お゛っ、お゛ぉ゛」


 先にナカ出しされた精液を掻き出しながらトモキの肉棒が文香の蜜壺を出入りする。


 文香は近づく絶頂への心細さから、しがみつける対象を探して両腕を伸ばした。その腕を掴んで抱き起こすと、トモキは彼女を自分の膝の上に座らせた。ぐりっと子宮が最深部の繊細な場所をえぐる。


「あうっ! はくぅっ! こ、壊れ! んくぅ! んくぅっ! は、すごいっ! 気持ちいいっ! おくっ! おぐっ! すごいっ! すごいですっ! すごいっ! すごいっ! すごいっ! すごいっ! おちんちんでこんなに気持ちよくなれたの初めてですっ♡ 好きっ♡ 好きですっ♡ 好きいぃぃっ♡ もっとギュッてぇ♡ ずっとっ♡ ずっとォッ♡ おちんちん大きい男の人が好きっ♡ お二人のこと大好きですっ♡」


 トモキが投げ出したスマホをケンジが拾い上げ、この場面も撮影されてることに気づかぬまま文香は、デカチンに屈服宣言してしまう。


「俺も文香ちゃんのこと好きだよ。俺ともケンジとキメたようなラブラブ同時イキしようね」


 文香の顎を掴んで有無を言わさず口づける。一番深い場所まで貫かれながらキスハメに文香は両脚をピンと突っ張らせた。


「ん゛っ♡ ん゛む゛っ♡ むっ♡ む゛~っ♡ む゛むぅっ♡ む゛っ♡ ん゛んんっ♡♡ ん゛むっ♡ む゛ぅ゛っ♡ ぷぁっ♡ ふぅぅぅっ♡ んっ♡ んっ♡」


「イッちゃえ、イッちゃえ。大好きな大きいちんぽに奥トントンされながらキスハメでイクんだよ」


「あはぁっ♡ んんっ♡ んんっ♡ おくっおッ♡ ンんむぅ♡ んむんむんむっ♡ んふうううぅあぐむむんんんんんんんんじゅるぅううぅ! ぷはっ! 申し訳ありませんプロデューサーさん♡ アイドルなのに♡ おちんちんの大きさで男の人を選んでしまいました♡ プロデューサーさんには教えてもらえなかった、本当に気持ちいいセックスしてくれるおちんちんでイキますっ! イクッ! わたしイッちゃうッ! いくっいくぅっ! はぁああ~~~っ!」


 文香は紅潮した顔を天に向け反らす。トモキの胸板との間で大きな乳房が潰れるほど彼に抱き寄せられる。汗ばんだ肌はよく滑った。コリコリに勃起した乳首が擦れて喜悦に彩りを添えた。


「あひぃ♡ はひぃ♡ んぐぅ♡ あひ♡ あんッ♡ ああんッ♡♡ あんッ♡ しゅごッ♡ い゛ッ♡ あッ♡ あッ♡ あ゛ッ♡ イクッ♡ イッちゃう♡ イキますッ♡♡ イグッ♡」


 体全体がおまんこになってしまったように敏感だ。その状態では浴びるように本を読んで身に着けた語彙も役に立たない。出てくるのは、自分に本物のセックスを教えてくれたおちんぽ様を讃える舌足らずな称賛と、おまんこイキます宣言だけ。


 イキますと連呼する文香の膣内に熱い白濁液が流し込まれた。ナカ出しちんぽが膣内で暴れる感触がトドメとなり文香も法悦の極みに達した。


「んぎッ♡ ひぎぎッ♡ あ゛あぁッ♡ イクイクッ♡ イクイクッ♡ イグッ♡ イグッ♡ イグッ♡ イクイクッ♡ あ゛ッ♡ イクッッ♡ イクッッ♡ イクッイクッッ♡ いグイグイッッ――――あっ! あっ! あ゛っ! あっ! あああ゛♡ いっ、イッた♡ おまんこ♡♡ おちんちんでイキました♡ おまんこイッちゃった♡」


あとがき

『アイマスをエッチな目でみるやつ』9ヶ月ぶりのシリーズ更新です。9ヶ月? 嘘だろ……。


文香は可哀想エッチが似合うな。書くに当たって改めて向き合ってみたけど全身がスケベ。

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