(無料記事)GGアレスタの思い出と道を間違えた話 (Pixiv Fanbox)
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※自分の偏屈な子供時代を振り返った思い出話です。
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1990年、中学受験に合格した僕は、お祝いにゲームボーイを買って貰いました。
ファミコン時代からSTGが大好きだった僕が最初に選んだゲームは勿論
「ソーラーストライカー」(1990年1月26日発売)
ファミコンと同レベル?のSTGが携帯できるなんて夢のよう…(´ω`)
ワクワクしながらゲーム起動!
……?…あー…うん、面白くない事は……ないんだけど……地味…?
携帯機?だし、こんなもん?…こんなもんだよね…うん…(´・ω・`)
期待値が高すぎて落胆が隠せない僕でした。
(落胆はしたけど一周回って好きですソーラーストライカー)
その後「ネメシス」が発売され、ゲームボーイを再評価した矢先、事件が起こります。
「スイミングスクールのロッカーに入れておいたゲームボーイ紛失事件」
(泳いでいる間に誰かにパクられました)
やだぁぁぁやだぁぁぁぁ └(:3」┌)┘ ヤダァァァ
三日三晩泣き通した僕はある決意をします。
ゲームボーイを買いなおしたら負けな気がする…ゲームギアを買おう!
(はい道を間違えました)
余談ですがゲームギア、当時のメガドラ月刊誌でも2ページ位しか情報がありません。
毎月本屋でその2ページを凝視して情報を収集するストイックな日々が続きます。
そしてワクワクしながら買った最初のSTGは
「ハレーウォーズ」(1991年6月21日発売)
淡泊でオーソドックスながらも、それなりに楽しめる作品でした。
ただ操作性に難があり、例えば左上に入力した後、そのまま左や上にキーを入力しても
左上に動き続ける仕様で、何故か自機の動きがひし形みたいになる変なSTGでした。
(動画でも斜め移動が多いのは、そのせいと思われ)
………そんな中、超新星が如く現れた新作STG
「GGアレスタ」(1991年12月29日発売)
キャッチ―なタイトルロゴ、1面から怒涛の斜め二重スクロール
高速スクロールに3面の立体的演出に5面の巨大戦艦と見所満載のステージ
破壊・爆発のカタルシス、そしてハイテンポで超かっこいいBGM…
これだよ!僕が遊びたかったのはこれぇぇぇ!!!(大興奮)
当時の携帯STG事情を鑑みると、奇跡のような完成度のSTGでした。
自分がデザエモン(ファミコン版)を購入して
STG制作に目覚めたのもこの頃だったので
GGアレスタには色濃く影響を受けました。(BGを使った巨大戦艦とか)
余談ながら、PCエンジンのハドソンSTGも大好きでしたが
親父の所有物だったので、あまり遊ばせて貰えませんでした(´・ω・`)
(デビルブレイドのブレイドはソルジャーブレイドのブレイドだと自白しておきます)
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話は少し変わり、僕は生粋のコンシューマ育ちだったので
アーケードゲームを遊んだ事がありませんでした。
ゲームは十字キーで遊ぶものであり、アーケードスティック未経験。
中坊で初めてゲーセンに入った僕、果敢にもアーケードSTGに挑戦します。
そのタイトルは
「グラディウスⅢ」と「達人王」
どっちも1面の序盤で全滅。100円玉が一瞬で溶けました。完全にトラウマです。
おい、そこのお前。達人王をやるのだ!じゃねーよ!(逆ギレ)
「あの、けん玉が棒に刺さったようなコントローラーを克服しなければ…」
中坊の僕、思い付きます。
玩具のけん玉を棒に刺し、ゲームギアの十字キーにセロテープで固定
アーケード疑似体験環境を作り上げます。その名も…
(当時と同じピンバイスのパーツとゲームギアミクロを使った再現イメージ)
この環境で「GGアレスタ」(とハレーウォーズ)で猛特訓を重ね
時を経てアーケードSTGに再挑戦。その後の中~高時代のアーケードSTG遍歴
「雷電」→4面ボスまで到達
「R-TYPE LEO」→ノーミスクリア
「バツグン」→ノーミスクリア
「首領蜂」→1周目ノーミス、2周目の4面まで到達
僕がアーケードSTGを克服できたのは
ゲームギアとGGアレスタ(とハレーウォーズ)のお陰だったのです(本当)
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話を少し戻し、夢の携帯STGを手に入れた僕ですが、またもや事件が起こります。
「部室のロッカーに入れておいたゲームギア紛失事件」
(GGアレスタ含むソフト10本位同時にパクられました)
やだぁぁぁやだぁぁぁぁ ヾ(ノシヾε:)ノシ ヤダァァァ
三日三晩泣き通した僕はある決意をします。
ゲームギアを買いなおしたら負けな気がする…メガドライブを買おう!
(はいまた道を間違えました)
同時期にイラスト投稿にもハマり、某ゲームショップの小冊子に
皆がFFやドラクエ、格ゲーイラストを投稿する中
空気を読まずメガドラ絵を投稿し続ける人がいたそうな(他人事)
そのイラスト投稿時代に知り合った絵描きさんの中には
・デビルブレイド3面ボスやロイドさんのデザインをしてくれた人
・デザエモン版バルカイザーを見せたら大ウケして、サクさんに紹介
後にASTRO PORT作品のキャラデザを担当する事になる鮭夫君
も含まれます。人との縁って不思議なものですね…(´ω`)
なんか色々思い出話を書いてみましたが
「スイミングスクールのロッカーに入れておいたゲームボーイ紛失事件」
がなければ、僕がセガハードに手を出す事なく
セガハードSTGにもアーケードSTGにも手を出さず
GGアレスタ・武者アレスタ・サンダーフォースシリーズに触れる事なく
セガファンにもトレジャーファンにもならず
エイリアンソルジャーのパーツ変形コンテストに応募(受賞)する事なく
デビルブレイドの土台も全然違ったような気がします。
でもきっと、そっちの世界線の僕は、今の僕と違って
偏屈でないまっすぐな人間だったんじゃないかなぁ…?(偏屈)
(おわり)