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「先輩?どうしたんですか?しないんですか?


 ほらほら~っ♪私の方は準備オッケーですよ~っ♪


 今日も先輩のこと、い~っぱい気持ち良くしちゃいますから♪」


 人間は皆平等である――という言葉を、あなたは信じたことがなかった。

 カーストの下位層に位置しているという僻みは、その思想と無関係ではない。おぎゃあと産まれたときに与えられたものは、人それぞれによって違う。まだ、最悪、カースト下位にいる彼らが「いや、上を羨んでも仕方ないよ!人間は皆平等なんだから、努力次第ではどこまでも上に行けるんだ!」と自分自身に活を入れる為に、理不尽を承知で飲み込むのなら耐えられたのだが――

 それを、カースト上位に位置する相手に言われると――全身に鳥肌が浮かんでしまうのだ。

 あなたの目の前にいるのは――まさしく、その不平等を言葉に表したような彼女。

「努力を出来るのも才能だ」とまで言うつもりはないが――しかし彼女は、「楽しみながら努力が出来る」という最高の才能を持っていた。普通の人間は、苦痛を伴いながら上達の道を進むのに――彼女は仲の良いバンドメンバー達と共に、その道を全力で走っていくことが出来るのだ。彼女がやっているバンドが果たして、どこまで進んでいくのかはわからない。学生時代にそこそこ頭角を表しても、進学を機に離ればなれになる話はいくらでも聞くし――逆に、そのまま仲良く進み続けて武道館に立つという話も、業界的にはおかしなものではないのだ。

 だが――


 どんな道を選んだとしても、彼女はきっと光り輝き続けられるのだろうな――と、あなたは考える。


 この世界にもしも主人公がいるならば、それは彼女のような存在だ。

 まかり間違っても、あなたではない。あなたはただのモブ役。たまたま通りかかったライブハウスの前でフライヤーをもらい、たまたま足を運んだら彼女達に遭遇して、それからは熱心に追っ掛けている――というだけの、ただのモブ男子であるのだ。


 それ、なのに――


「……先輩、どうしました?


 ほらほら~……っ♪早くしちゃいましょうよ……っ♡


 せっかく……両親いないんですから、ねっ♪」


 今、あなたの部屋の、あなたのベッドの上に――

 

 喜多郁代という美少女が座りながら、ポンポンとシーツを叩いているのだ。


 どうしてこうなったのか――というのを、あなたは思い出していた。



――――



「あの!お母さんがボーカルレッスンの教室してるって……ほんとですか!?」


 ある日――あなたはいきなり、教室で美少女に話しかけられた。

 一学年下の後輩ではあるが、それでも彼女の話は頻繁に耳にしていた。圧倒的な容姿の良さに加えて、人なつっこい性格をしており、更にはSNSを使いこなす向上心まで持っている美少女であるのだ。具体的に、彼女とお近づきになりたいという話こそないが――それでも、遠巻きに眺めているだけで幸せになれるような存在であり――


 そんな彼女が、白昼堂々の昼休み、あなたの教室に押しかけてきたのだ。


 あなたの母親は、元有名アーティスト――と、呼べるほどかはわからない。世間的にそこそこ有名な曲が一つある、程度の一発屋だ。それでも、熱心なファンはいるので全国ツアーもやっていたほどであり――軽んじられて「お前の母親って大したことないよな」と言われれば反論したくなるが、「あなたの母親って超有名人気アーティストなのよね」と言われても否定したくなる、そういった立ち位置の存在だ。

 不祥事を起こして、歌手を引退した後は、ボーカルレッスンの教室を開いている。そこそこの知名度が幸いしてか、十分すぎるほどに稼いでいるらしい。あなたの名字は父方のものであるし――何より、今の世代の子には、母親の時代の曲は古めかしいものであるのだ。高校に入ってから二人ほどに、そのことで話しかけられたが――その程度であり――


 だから――


 喜多郁代という美少女に声をかけられたとき、あなたは頭が真っ白になったのだ。


 彼女の目的は、当然、あなたの母親のボーカルレッスンだ。

「結束バンド」というバンド活動をしている彼女は、ギター&ボーカルの役割を果たしている。

 ギターはバンドメンバーに教わっているらしいが、ボーカルというのは独学では伸ばすのにも限界がある。元々の声質はいいし、カラオケでも高得点を取れるのだが――「ステージの上」で求められるのは、その比ではないのだ。

 だが――売れないバンドは、ただ活動するだけでも金が飛んでいく。

 バイトを入れても、機材やチケットのノルマで右から左に金が流れていくのだ。ちゃんとした講師がいるボーカルレッスンというのは、高校生が趣味で手を出すには、あまりにも難しい金額である。だから――彼女は、あなたにお願いをしたのだ。「どうにか割引してもらえないですか」と――

 

 最初――

 

 邪な発想が浮かばなかったと言えば、嘘になる。

「じゃあ身体で支払ってもらおうかな」という、それが思い浮かぶのは、AVやエロ漫画で育った健全な男子高校生として当然の理屈であるのだ。だが一方で、「それは現実にしちゃだめだよな」という分別も付いている。あなたは結束バンドのファンとして、喜多郁代という存在に”尊敬”を抱いている。自分よりも一歳下でありながら、ライブハウスのステージに立ち、観客の前でパフォーマンスを披露出来る彼女と”お近づきになれた”というだけで、あなたという凡人の幸福ゲージは使い切られているのだ。

 だから、母親に喜多郁代を紹介して、口添えもしてレッスンの割引をしてもらうことにしたのだ。

 あなたが産まれるよりも前にヒット曲を生み出した母親は――どうやら、「若い子とのおしゃべり」に飢えていたらしい。ボーカルレッスンに訪れるのは、彼女の売れていた時代を知っている中高年や、婦人会でのカラオケ上達を求めている老人ばかりであるのだ。若くて綺麗な華に歌を教えることは、彼女にとっても喜ばしいことであったらしく、すんなりと話は進んでいき――


「あっ♪今日もお邪魔してます、先輩♪」


 週に二回――

 

 喜多郁代が、お家に遊びに来る男の子――という立場が、爆誕してしまったのだ。


 とは言えど――


 話は本来、それで終わりのはずであったのだ。

 あなたがもう少し女性経験豊富であり、男性的魅力に長けて、片っ端から女の子を口説けるヤリチン男子であればAVの導入なのだが――あなたはそうではない。喜多郁代という輝きに、自分が不釣り合いであることを、嫌と言うほどに自覚している。彼女に告白する度胸すらないくせに、いつか彼女に恋人が出来れば寝取られ気分を味わうような異常者であるのだ。

 空が青ければ心が弾むように、太陽が暖かければ心地が良いように。放課後、喜多郁代の歌声を盗み聞きしながら紅茶を嗜むそれを、人生で最大の幸福として満足していたのだが――


「あの、先輩……っ!


 私のこと……抱いてくれませんか!!」


 あなたの母親は――


 よりによって、喜多郁代に変なことを吹き込んだのだ。

 彼女が起こした不祥事は、酒の問題だ。

 酒乱である母親は、酒に酔うと自らをコントロールすることが出来なくなる。だからこそ、人前では絶対に酒を飲まないようにと自制していたのだが――

 そこは流石、喜多郁代という根っからの”ネアカ”の美少女であるのだ

 喜多郁代という美少女が、例えばキャバクラやホステスのような水商売の仕事を始めたら。いとも容易く、その店のナンバーワンを取るに違いない。容姿の麗しさだけではなく、彼女はただおしゃべりをしているだけで、人の心をポカポカさせるセンスというものを持っているのだ。圧倒的陽キャ美少女とおしゃべりしている内に、あなたの母親は上機嫌になっていったらしい。本来は、それでも「お酒は飲んじゃだめ」と必死に耐えられたのだろうが――

『大丈夫ですよ♪私の知り合いにも、その、一年中酔っ払ってる人もいて……あそこまで行くとよくないですけど……普段頑張っているんですから♪少しくらいお酒に逃げちゃっても大丈夫ですよ♪』と、喜多ちゃんによる優しい言葉を投げかけられるのは、あまりにも回避不能であるのだ。

 案の定、母親は酒に酔い散らかしてしまい――


 その場で、喜多ちゃんへと理不尽な言葉を口にしたらしい。


 曰く――

 ガールズバンドとして売れたいなら、処女のままでは絶対にダメ――という、強い偏見だ。

「処女膜を残したままではいい声は出ない」「男との経験がないと艶のある声は出せない」「ベッドの上の喘ぎ声が、男を一番興奮させる音色だ」と――

 現代日本の高い倫理観では、到底、許容されることのない発言の連発だ。

 自身の母親の名誉の為に言うが――彼女は、酒に酔ってさえいなければ、立派な人間であるのだ。内側に秘めた最低な本能を、普段は理性で取り繕っている。その理性を溶かしてしまうのが飲酒であり、だから普段は我慢していたわけであり――

 この場合は、飲酒を無理やり進めた喜多ちゃんにも責任の一端はあるわけだが――

 それは裁判所で言う話であり、喜多郁代が今後どうするか――とはまるで別物だ。

 彼女が母親を軽蔑して、ボーカルレッスンを辞めたいと言い出しても――あなたはそれを、少しも否定することは出来ない立場。セクハラ発言ともまた違う――特殊な形態の”差別発言”であるのだ。喜多ちゃんにそれを聞かされたとき、「ああ、なるほど、本人に直接辞めるとは切り出しにくいから、代わりに言って欲しいのだな」という意味だと思ったのだが――


「あの、先輩のお母様……『処女捨てたくなったら、うちの息子ならいつでも貸すから』って仰っていて……


 その……


 ほ、ほんとでしょうか……?」


 喜多ちゃんの発言は――

 あなたにとって、あまりにも都合が良いものであったのだ。


「告白されることは、結構あるんですよ?結構、というか……すっごくというか……


 昨日も、告白されちゃいましたし……


 でも!だからって、そういう男の子に……えっちだけしてほしい、なんて言えないじゃないですか……


 えっちなこと……興味はありますけど、そのためだけに彼氏作るのはな~って思ってたら……先輩のこと、貸してもらえるって言われて……


 えっと、だから……その……


 先輩がお嫌でなければ……


 身体だけの関係……持ってもらえませんか……?」


 最初は、断るつもりでいたのだ。

 母親の発言は全く時代錯誤な価値観であり、望まない性的接触を持たなければ売れないのならば、それは「売れるべきではない」ということであるのだ、と。

 よしんばそれを採用するにしても、喜多ちゃんに本当に好きな人が出来たときに、大好きな恋人に提案するものであり――もしも、もしも、セフレを求めるとしても、それは「一番近くにいて、断らなさそうだから」というあなたではなく、男として優秀で、経験豊富で、処女相手でも痛くないような――

 喜多ちゃんに「本気」にならずに「遊び」で済ませてくれるヤリチンにすべきだと――


 頭では、そう説得するべきだとわかっていたのだが――


「先輩……だめ、ですか?


 私の……セフレ?になってくれませんか……?」


 彼女の家に呼び出されて、ベッドに座った喜多ちゃんが上目遣いで――


「セフレになってくれないか」を提案してきて――


 ああ――


 断れる男は多分、日本に一人もいないのだろう。


 童貞男子であるあなたには、想像も出来ないほどの行動力で――あなたは、喜多ちゃんをそのままベッドへと押し倒す。彼女が一言でも「や、やっぱりやめます!」といえば、あなたも引き下がることが出来たのだが――彼女はギュッと唇を噛んで、破瓜の痛みを耐える準備を万端にしながら、あなたの愛撫を受け入れてしまうのだ。棚から落ちてきたぼた餅は食べないことが出来ても――棚から落ちてきた喜多ちゃんを受け止めない男の子はいないだろう。行為に到っている最中も「いや、これは全部嘘ではないか」「自分は今、病院のベッドの上であり、死の間際にあり得ない夢を見ているのではないか」と自問自答をしながらも――それでも、喜多ちゃんとの初体験を無事に済ませて――

 あなたは彼女と、何度も経験を持つことになってしまったのだ。



――――



「先輩、どうしたんですか?


 いつもはもっと……ケダモノみたいに私のことを貪ってくるのに……ふふっ♪冗談ですよ……っ♡


 ほらほら~っ♡今日はご両親、いないんですよね?


 ……声、出しちゃっても大丈夫ですしぃ……っ♡


 私に……おっきい声、出させてもいいんですよ……っ♡」


 あなたのベッドの上には、今、喜多郁代がちょこんと座っている。

 彼女の”セフレ”になってからは、身の回りの清潔を保とうとしているが――健全な男子高校生として、そこには限度というものが存在する。この関係性は、家族や知人には内緒にしているのだ。普通の男の子が、ベッドシーツや枕カバーを頻繁に取り替えれば「あっ、彼女出来たの?」と疑われることは必至。それが普通の彼女であればともかく、「喜多郁代」という、あなたよりも遥かに格上の存在である美少女をセフレにしているというのは――

 何よりも、彼女自身の名誉の為にバレたくはないのだ。

 だから、あなたのベッドのシーツや枕カバーには、あなたの汗の匂いがたっぷりと染みこんでいる。

 自分が寝るだけならば、少しも気にすることはないが――


”ちょこん♡”とそこに座っているのが、超絶美少女の喜多ちゃんであれば話は別であるのだ。


 改めて彼女を見下ろすと――

 やはり、格が違うなと思わざるを得ない。

 情熱を表したような赤色の髪に、大きな琥珀色の瞳。イソスタでも人気を得ている彼女は、半分、芸能人へと足を突っ込んでいるような存在。今は二人きりだが――彼女が、大勢の女子生徒の中に紛れ込んでいると、その差が際立つ。普通の女の子というのは――「顔がパンパンに膨れ上がり、顎に余分な脂肪が付き、歯並びが悪く、食べ方が汚く、品性下劣な座り方をしている」のだ。

 勿論、それ自体は別に悪いことではない。女子生徒視点からすれば「男って頭が悪くて、下品で、不細工なくせにナルシストで、顔にニキビ一杯作って、そのくせ上から目線で女を評価する最低な生き物よね」という感情に変換されるのだ。人間が子孫を残す上で、必要としているのは「優秀な遺伝子」であるのだ。自らを棚上げして、相手を品評するというそれは、人間の本能のようなもの。直接口に出して、相手を不快にしない限りは、内心の自由というのは保護されているのだが――


 喜多郁代というのは、あまりにも美少女であるのだ。

 

「顔が小さく、顎に無駄な脂肪がなく、歯並びが良く、食べ方が綺麗で、モデルやアイドルのように背筋を伸ばした座り方をしている」と言われるような存在。あなたは彼女と肉体関係を持っているにもかかわらず、正面から見つめられると、照れて視線を逸らしてしまう。本来であれば、あなたとは無縁の存在であるのが、喜多郁代という美少女であるのだ。バイト先が同じになり、休憩時間に同じ部屋で二人きりになるだけでも――居心地が悪くて、外へと逃げ出してしまうような存在。それが今、あなたの部屋のベッドの上で――


「じゃあ、交尾しちゃおっか……っ♡」という、雌のオーラ丸出しの態度で座っているのだ。


「それにしても先輩、ほんと制服好きですよね~っ♪


 ん?明日から三連休だからぁ……クリーニングに出しても間に合うし……


 ……汚していいんですよ、先輩?


 先輩のお母さんから言われてるんですよ?例えば、外国語を覚えるときってぇ、その国の恋人を作ればいいんだって♪ベッドの上で楽しむためならぁ、どんな苦労でも楽しく思えちゃうのと同じ……っ♡


 男性ファンを惹き付けるための声色はぁ……ベッドの上で学ぶのが一番だって……っ♡」


 喜多郁代は――


 先ほどまで、結束バンドのライブを行っていたのだ。


 下北沢のバンドハウスで行われたライブであり、五十人ほどの観客が集まっていた。

 結束バンドは既に、一部の界隈では知名度が上昇している。ネットの学生バンド特集記事にも名前が挙げられたほどだ。今はまだ高校生であり、技術も未熟で、時間にも自由が利かないが――このまま彼女達が成長を続けていき、バンドを続けるならば――少なくとも、音楽で飯を食っていくことは容易に出来るのだろう。

 ステージの上での喜多郁代は、圧倒的な存在感を示していた。 

 元々バンドというのは、ボーカルが一番目立つように出来ている。あなたが音楽の専門家であれば、やれ「後藤さんのギターが凄い」だとか、やれ「山田さんのベースがヤバい」だとか、それっぽく語れることもあるのだろうが――あなたはそうではない。喜多ちゃんと肉体関係を持っていることを差し引きしても、彼女にずっと見惚れてしまっていたわけだ。

 ステージの上でMCをこなし、汗をかきながら熱唱して、数十人の観客を魅了していた美少女。地下アイドルのように、性的魅力を用いて男性ファンを集めるタイプではない。結束バンドのファンは女性層が多く(だから、あなたは少しだけ居心地は悪いのだが)、同年代の少女達も大勢集まっているのだ。喜多郁代という美少女の魅力は、”今はまだ、知られていないだけ”に過ぎない。いつか世間に見つかってしまう日が来るのは、古参ファンとしては嬉しいような、悲しいような複雑な気持ちであり――


”くいくい……っ♡”


「あの、先輩……っ♡


 そろそろ……恥ずかしいんですけど?」


 喜多ちゃんは、あなたの手首を掴んで――


 上目遣いで、囁いてきて――それでおしまいだ。

 

”どさ……っ♡”


「――きゃっ♡


 ……ふふっ♡先輩……ほんと汗の匂い好きですよね……っ♡


 恥ずかしいんですよ?んん……っ♡汗、嗅がれるの……っ♡


 ふぅ♡んん……っ♡絶対、くさいですし……っ♡やぁ……んん……っ♡いい匂い、って……っ♡そんなの、嘘ですよ……んんっ♡」


 あなたは喜多ちゃんを、そのままベッドに押し倒す。

 彼女は明るい陽キャではあるが――軽薄なヤリマンビッチというわけではない。少なくとも、好意を持っていない男に押し倒されたら拒むだろうし――その好意が圧倒的なものでなければ、股を開きはしないだろう。彼氏が出来たら、初体験はデートを何回も繰り返してからようやく――というような性質だ。「喜多ちゃんを彼女にしたんだから、一刻も早くヤらなければ」とがっつけば、彼女はそれを拒んでしまうのだろう。

 だが――「喜多郁代を彼女にして、性的欲求を我慢しろ」と言う方が土台無理な話。将来出来るであろう、喜多ちゃんの彼氏へと僅かな同情を感じてしまう。


 今の彼女は、ライブ後であるのだ。


 スポットライトに照らされて、数曲を歌いきると言うのは――カラオケとは比べものにならない。単純な運動量の話ではなく、魂の消耗量が違うのだ。全身からは激しく発汗して、それが乾いて、濃密な雌の香りを漂わせている。普通の女性であれば、汗は等しく悪臭であるのだろうが――喜多郁代というのは、超絶美少女であるのだ

 彼女が可愛らしく、美しく、男の子の繁殖欲求を刺激するのは――即ち、優秀な遺伝子を後世に残すためであるのだ。彼女の全身から放たれるフェロモンというのは、雄を誘惑するために非常に良く出来ている。あなたの希望で今、制服に着替えてもらっているのだが――内側にあるのは、ライブの熱唱を終えた後の汗だくの肉体であるのだ。汗は、乾いたときに最も濃い匂いを発する。同じ女の子同士であれば、あるいは悪臭にも思えるかもしれないそれは――


 しかし、喜多ちゃんの身体を貪りたい雄のケダモノには、極上の芳醇にしか感じられないのだ。


”さわ……っ♡”


「あ……っ♡


 はいっ、どうぞ……先輩……っ♡」


 喜多ちゃんは、もうすっかりと出来上がっているらしい。

 彼女の頬を優しく撫でてやると、目尻がトロンと落ちて、唇をキュッと噛むのだ。

 それも一時だけのこと。唇が自然に割れて、僅かな秘裂をそこに作る。「あなたの舌を受け入れるための準備」だと思うと、たまらない興奮が沸き上がってくる。喜多郁代という美少女が、あなたとのディープキスを「もう慣れたもの」として扱ってくるという、それ自体が溜まらない興奮になるのだ。

 喜多ちゃんをベッドへと押し倒したまま――


”む…………っちゅっ♡”


「んん……っ♡」


 あなたは、彼女へと唇を重ね合わせる。

 どれほどに行為を繰り返しても――それに慣れるということはない。

 喜多ちゃんがどれだけ、周囲の男達を狂わせているのか、あなたは知っているのだ。

 彼女はただそこに存在するだけでも、男の子を虜にしてしまう。喫茶店でコーヒーを飲みながら課題をしているだけで――その場にいた男からナンパされてしまう、特別な存在。モデルやアイドルの道へと進んでも、彼女はきっと、大輪の華を咲かせることが出来るのだろう。

 その上で、彼女はイソスタに一万人を越えるフォロワーがいて――

 更には結束バンドのボーカル&ギターとして、大勢の観衆に晒されているのだ。

 ただでさえ高嶺の花である美少女が、今では断崖絶壁の上に咲き誇っているのだ。あなたが彼女と肉体関係を持っているのは――彼女にとって、あなたが”丁度いい相手だったから”に過ぎない。男としての自信に満ちあふれて、喜多ちゃんを彼女にしたがるような性質ではなく――棚ぼたの幸福に満足して、別れの時がきたとしてもあっさりと諦める、矮小な凡人であるからだ。あなたは自分自身の、男としての器を理解している。本来、喜多ちゃんを遠巻きに眺めて、シコシコしているのが精一杯な存在であるのだ。

 そんなあなたが――


”んれぇ~……っ♡れるれるれる……っ♡れろぉ~っ♡んれんれんれ……っ♡”


「…………っ♡」


 今、喜多ちゃんの口腔へと舌をねじ込んでいるのだ。

 彼女の口の中をかき回すような、舌肉による愛撫。唇と歯茎の間にまで舌は這っていき、それは流石に恥ずかしかったのだろうが――口を閉じて抵抗をすることはない。喜多ちゃんにとっての仕返しというのは――


”んじゅるるるる……っ♡んれぇ♡んじゅるるる……っ♡んれぇ♡れぷれぷれぷ……っ♡”


 あなたの口腔に舌を挿入して――愛撫仕返すことであるのだ。 

 互いに、互いの口の中へと舌を挿入していき、それを根元でくるくると絡め合わせるのだ。興奮によって粘度が高まった唾液がボタボタと落ちて、彼女の制服を汚していく。クリーニング代はあなた持ちであるが――それを遥かに凌駕した興奮が、そこには存在するのだ。この関係は内密なものであり、普段、あなたと喜多ちゃんは学校内では喋ることはない。移動教室の際、廊下ですれ違う際にも、互いに素知らぬふりをしなければならないのだが――

 だからこそ――


 制服姿の喜多ちゃんを汚すことに、たまらない興奮が沸き上がるのだ。


「ん……っ♡ふぅ♡んちゅ……っ♡んれぇ~……っ♡


 先輩……っ♡


 おちんちん……すっごく硬くなってますよ……っ♡」


 喜多ちゃんは、あなたにキスをされながら――

”さわ……っ♡”と、あなたの肉棒をズボン越しに撫でてくる。 

 セックスをすれば、ただ良い声が出るというわけではないのだ。「良質なセックスをして、互いに気持ち良くなり、男を喜ばせたいと思って初めて腹から出てくる艶声が大事だ」と喜多ちゃんは信じ込んでいる。

 彼女は元々、雌としての才能に満ちあふれているのだ。

 男ウケするような極上の美少女ボディに生まれついた彼女が、まさか、セックスだけ”下手くそ”なわけはない。優秀な遺伝子を持った雄の子を孕み、子孫を後世に残すために――彼女の身体は特化しているのだ。普段、ギターに触れている彼女の長くて細い指が”カリカリ……っ♡”とあなたの肉棒を引っかいてきて――ゾクゾクと背筋を震わせながら、あなたは快楽に悶える。

 ああ――


「先輩?


 いつものやつ……言って欲しいんですか?


 ……ふふっ♪いいですよ?私は、先輩のおちんちんを借りている立場ですから……っ♡


 先輩の彼女になってあげることは出来ませんけど……っ♡


 えっちしてるときは……先輩の彼女のフリ……してあげますから♡」


 目の前の後輩美少女が、処女ではないという事実に――

 あなたの肉棒は、どうしようもないほどギンギンに勃起してしまうのだ。

 勿論、彼女の処女はあなたが奪ったのだ。

 喜多ちゃんとの初体験を、まさか忘れられるはずもない。到底、男の肉棒が咥え込めるとは思えない、細くて小さな秘裂へと――あなたが肉棒を挿入したのだ。破瓜の痛みに、彼女は全身を激しく緊張させて、あなたの背中に爪を”ぐぐ……っ♡”と食い込ませてくる。ギタリストであり、短く切り揃えられた爪には――しかし、女の子らしく可愛いネイルが施されていた。それがあなたの背中に食い込む痛みは――最早、快楽とも呼べる心地よさがあったのだ。

 喜多郁代が処女ではないという事実と――その処女を奪ったのが自分であるという事実に、脳味噌はぐちゃぐちゃにかき混ぜられている。喜多ちゃんはあなたの肉棒を撫でながら、耳元に顔を寄せてくる。雄の肉棒を硬く隆起させるのには、様々な手段があるが――


「このおちんちんが……っ♡


 私の”はじめて”……奪っちゃったんですよね……っ♡」


 喜多ちゃんは――

 自らの”生ASMR囁き”が最も手っ取り早いと知っているのだ。


「私のこと、いっつもいっつも……っ♡このおちんちんでいじめてきて……っ♡あんあん喘がせちゃうんですよね……っ♡


 先輩の凶悪なおちんちん……っ♡私のこと、い~っつもオナホみたいに扱ってぇ……っ♡パンパン♡ヘコヘコ♡後輩女子のおまんこのこと……オナホールだと思ってる♡ヤリチンおちんぽさん……っ♡


 先輩……いいんですよ~……っ♡


 いつもみたいにぃ……私のこと、犯しちゃって……っ♡


 ライブ終わった後のぉ、バンド系女子のこと……っ♡先輩のお部屋で押し倒して♡い~っぱいえっちしていいんですよ……っ♡朝になるまで、ずっとず~っと……っ♡ご両親いないんですもんね♡


 ……ねぇ、先輩……っ?


 両親がいないって聞かされてぇ……のこのこお部屋にやってくる女の子……っ♡


 期待してないわけ……ないじゃないですか、ばーか……っ♡」


 喜多ちゃんの囁きは――男の子が絶対に勝てない代物だ。

 元々彼女は性知識が薄く、淫語を囁くというそれは向いていない性質だ。

 だが――

”あなたのおちんちんを借りている”という立場で、マグロのように横たわっていることを、彼女のプライドが許さないのだ。

 男を喜ばせることで、魅力的な声の出し方がわかる――という、催眠アプリ物が如き理屈を信じているのが彼女だ。ギターの練習やボーカルレッスンに熱心になるように、あなたの欲情を煽って、興奮を昂ぶらせることは当然の話。彼女は元々、雌として極上の才能を持っているのだ。ギターの基本的なコードを習うだけで、いとも容易く音をかき鳴らせる才能があるように――喜多ちゃんにとっては、AVを数本鑑賞するだけでも、男の子を悦ばせる”淫語”を口走ることが出来るらしい。

 普段の、元気がいい彼女の声色も大好きであるのに――

 あなたの耳元で、まるで娼婦のように音色を奏でてくる美少女。

 先ほどまで、彼女はマイクの前で、その声を使って商売をしていたのだ。ライブハウスに集まった五十人近い客を満足させられる、その声が――今、あなたの耳元で、あなたのためだけに淫らな言葉を吐いている。時折、耳たぶに”ぷにゅっ♡”と押し当てられるその舌は――もう、既に、あなたの尻穴まで舐め尽くしている代物であるのだ。


 我慢が、出来るはずもなく――


”かちゃかちゃ……ずるるる……っ♡”


「あ……っ♡


 先輩、我慢できないんですね……?」

 

 あなたは慌てて、ズボンを脱いでいく。

 ギンギンに硬直した肉棒は、痛いくらいに勃起している。

 喜多ちゃんに彼氏が出来たときのことを考えて、その痴態を妄想するだけでも――肉棒は最大硬度に達することが出来るのだ。彼女と親しくなる前。ただ、「同じ学校の、一学年下の後輩」という関係性でしかなかったときですら、妄想の中では寝取られ気分に浸りながら、顔も知らない、洋楽好きの三年生の先輩が喜多ちゃんを犯している姿に興奮していたのだが――


 今――


 あなたの目の前には、喜多ちゃんの美少女顔があるのだ。


 あなたの股間から突き出た肉棒は、決してサイズ感に自信のあるものではない。「俺様のおちんぽは優秀だから、とりあえず女を口説いてベッドまで持ち込めば――後はこれで、ひいひい言わせるだけよ」と調子をこける立場ではないのだ。インターネットで日本人の平均サイズを調べて、定規を股間の根元に押し込んで計測して「まあ……まあまあ、これなら十分だろう……」と”妥協”をするサイズ感。「おちんちんは、大きければ良いものではない」というインターネットの俗説を都合良く採用して、自らを慰める大きさであったのだが――


「……ふふっ♡


 先輩のおちんちん……おっきいですね……っ♡」


 喜多郁代という美少女が――


”ちゅ……っ♡”


 あなたの肉棒の先端にキスをして、サイズを褒めてくれれば――

 それ以上、望むことは何もないのだ。


 彼女の美少女顔は、当然のように小さい。小顔マッサージをしたり、目尻をリフトアップしたり――という小細工ではまるで意味がない小ささ。例えば身長190センチの人間や、160キロの剛速球が投げられる人間は、生まれ持った才能を必要とする。どれほど背を小さくしようとしても、どれほど筋肉を衰退させようとしても、神様から与えられた肉体はほんの少ししか変えられないわけであり――

 それは、喜多ちゃんの小顔も同じであるのだ。

”頭蓋骨”の時点から、彼女は周囲の女子生徒と比べて圧倒的に小さいのだ。彼女の股間部分にある膣は、小さくすぼんでおり、どれほどに性経験を繰り返しても――未だに、ガバガバになることはない。「窮屈で、吸い付かれて、精子を搾り取られる」という実感から逃れることの出来ない極上美少女であり――


 喜多郁代という美少女に、おちんちんを褒められるというのは――


 男の子が十数年間、持ち続けてきた”股間へのコンプレックス”を容易く解氷してしまうのだ。


 あなたはズボンとパンツを脱ぎ捨てて、下半身を丸裸にする。

 自室のことであるのだ。普段ならば、それは何も違和感のないものだが――目の前には、制服姿の喜多ちゃんが存在するのだ。彼女の前で下半身を露出していいのは――彼女の恋人か、あるいは逮捕を厭わない性犯罪者の露出魔だけ。そしてあなたは、彼女の恋人には相応しくない。これが合意の上の性行為であると理解していながら――気分的には、まるでレイプを実行するようなものであり――


「……ふふっ♪


 先輩って、ほんと臆病ですよね……っ♡


 私の方からお願いしてるのに……っ♡


 先輩……?大丈夫ですよ?


 目の前にいる女の子はぁ……っ♡


 えっちしてる間だけは……先輩の彼女なんですから……っ♡」


 喜多ちゃんは――


”ぺろ……っ♡”


「ん……っ♡しょっぱ……っ♡」


 あなたの肉棒の先端を、軽く一舐めしてくるのだ。


 快楽を与えることを目的にした口淫奉仕は、もっと粘っこく、ねちっこく、長々と行う必要がある。だが喜多ちゃんのそれは、あなたの興奮を煽るためのものであるのだ。”ぺろぺろ……っ♡”とまるで、アイスキャンディーを舐めるかのように、あなたの亀頭を愛撫してくる。暖かくて柔らかなベロ肉というのは、人体で最も柔らかい箇所の一つ。人間の身体を少しも傷つけることが出来ないように作られているのだ。

 ライブ後の喜多ちゃんが汗ばんでいるように――それに参戦して、声をあげていたあなたもまた、身体はたっぷりと熱を帯びている。美少女の汗だくが興奮を招くものならば、男子高校生の汗だくはそれを阻害するもの。それなのに――喜多ちゃんは汗臭くて、汚れていて、三回の放尿をした後で洗っていないおちんぽをペロペロと舐めながら――上目遣いで、あなたを見つめてくれるのだ。

 このまま、喜多ちゃんに主導権を握られるのも――それはそれで、最高の幸せであるのだ。

 彼女は本質的には、相手に奉仕をする行為が好きであるのだ。

 例えばフェラチオや手コキといった、一方的に快楽を与える性行為はつまらないと感じることもあるだろう。あなたも、喜多ちゃんが相手だから「愛撫やクンニ」をしても飽きることはないが――自分という人間の本質を考えたとき、そこにいるのが適当な風俗嬢であった場合は「奉仕するよりも、された方が嬉しい」という人間だ。

 気持ち良くするよりも、気持ち良くされたいというのは人間の根源的な本能だろうが――

 喜多郁代という美少女は、駄目男をヒモとして飼いそうな雰囲気がある存在なのだ。

 あなたの肉棒に一方的に奉仕をして、快楽に悶える姿を見て――精神的充足感を抱くタイプの美少女であるのだ。彼女に任せれば、あなたは最高の幸福が約束されている。ベッドで寝転がっているだけで、唇も、乳首も、肉棒も、睾丸も、足の指の爪先に到るまで――喜多ちゃんの艶めかしい舌肉が這いずり回ってくれるのだ。つい先ほどまで、大勢の観衆を虜にしていたバンド美少女が――あなたの汗臭い金玉に鼻先まで埋めながら、肉棒と睾丸の付け根に舌を這わせて、亀頭をカリカリと引っかいてくれるのだ。学校中の男子が、「ああ、俺様専用の肉便器にしてやりたい」と思っている美少女が――あなたのためだけに、ハートマークをたっぷりと吐き出すような愛情たっぷりご奉仕を捧げてくれるそれは、たまらない快楽なのだが――


「……先輩?

 

 ほんと変態ですよね……ふふっ♡」


 あなたは――


 喜多ちゃんの汗ばんだ匂いを、たっぷりと堪能しないと気が済まないのだ。


 彼女に促されるままに、あなたはベッドの上で仰向けになり――


「それじゃ……失礼しま~すっ♪」


 あなたの顔面の上には――


 喜多ちゃんの、大きなお尻が一杯に広がるのだ。


 彼女は胸元の起伏が薄いが――それはあくまで「胸が小さい」というだけの話。女子高生の身体というのは、もう既に、赤ちゃんをしっかりと作れるものであるのだ。16歳とえっちしてはだめ――というルールが作られたのは、たかだが100年前の話。人類の歴史を遡ったときに「16歳はもう赤ちゃんを作れる身体なんだから、さっさと子作りをして、子孫を繁栄させなさい」と言われていた時代の方が圧倒的に長いのだ。

 制服姿の大きなお尻。スカートに顔を覆われて、目の前には彼女の真っ白な下着がある。

 男を誘惑する、煽情的な勝負下着にも興奮はするが――喜多ちゃんのようなまっすぐな美少女は、やはり、そうした純白のショーツが最も興奮を激しくするのだ。 

 喜多ちゃんは、スカートを履いたまま――ショーツを脱ぐと――


”むっわぁ……っ♡♡♡”


「あは……っ♡


 ちょっと……んんっ♡流石に、恥ずかしいかも……っ♡」


 あなたの目の前には、喜多ちゃんの膣肉が露わになるのだ。

 彼女と同じクラスの男子でも、それを拝むことは絶対に叶わない。年末ジャンボ一等賞(前後含)十億円規模の奇跡で、ようやく、スカートが風に吹かれた際のパンチラを拝むことが出来るのだろう。

 それなのに――あなたの目の前には今、喜多ちゃんの膣が存在しているのだ。

 初体験の際はぴっちりと閉じていたそこは、度重なる性交渉によって薄く開いている。だが、彼女のサーモンピンクの艶やかな膣色は少しも沈着することがない。ビラビラも小さく、慎ましいものであり――それが処女膣であると言われても、疑わない男の方が多いのだろう。

 ああ――

”喜多ちゃんにも、おちんぽを気持ち良くするおまんこがあるのだ”という事実は――あなたの脳味噌を混乱させるもの。

 普段の学校内、制服姿で明るい笑顔を浮かべているときや――放課後のライブハウス、ステージの上で熱唱をしているとき。彼女の下半身にはまるで、何もないような錯覚に囚われる。マネキンの股間のようにつるっとしていて、性機能も排泄も果たさない、「アイドルはおしっこをしない」と同じような崇拝を抱いてしまいそうになるのだが――


「……先輩……んん……っ♡


 ちょっと……舐めすぎ……っ♡んきゅ……っ♡」


 喜多ちゃんには――


 しっかりと”女性器”が存在しているのだ。


 本能のままに、あなたは鼻先まで埋めて――”じゅるるるる~っ♡”とそこに舌を這わせてやる。汗ばんで熱を帯びているそれも、”喜多郁代”という美少女のものであれば、あなたには甘露でしかない。小便の味が僅かに残るそれも「自分は今、喜多ちゃんにクンニをしている」という状況が重なれば、ただひたすらに興奮が積もるばかり。

 喜多ちゃんの大好きな”クリ責め”をたっぷりと舌で行ってやると――彼女は「んんっ♡あ……っ♡ん、くぅ……っ♡」と甘い喘ぎ声を漏らしてくる。先ほどまで、大勢の観客の前で発していた力強い歌声とは違い――雄に媚びて、甘えるような音色だ。舌先を動かせば、まるで音が鳴るオモチャのように――彼女は嬌声を響かせてくるのだ。あなたは自分の母親が、暴論を吐いている異常者だとは思っているのだが――確かに、これだけの艶のある声を狙って出せれば、喜多ちゃんは無敵だなと感じざるを得ないのだ。


「うううう~……っ♡


 先輩……ちょっと、調子に乗りすぎですよ……んりゅ……っ♡」


 喜多ちゃんは――


”ぱくっ♡”と、あなたの亀頭を咥えてくる。


 彼女にとって、喉というのは大事な商売道具であるのだ。

 バンドメンバーの内の一部が脱退したり、体調不良で休養しても、代理を立てて誤魔化すことは容易に出来る。だが――ボーカルが体調不良になれば、どうしたところで休演せざるを得ない。彼女は元々美容などには熱心であったが――結束バンドに入ってから、喉の保護はしつこいくらいにしている。加湿器やマスクで徹底的に喉を守っている、そこに――


”にゅぶぶぶぶぶ~~~っ♡”


「んぶ……っ♡ん、ぐぅ……っ♡ぶふっ♡んぶっ♡んぐぐぐ……っ♡」


 あなたの肉棒が――我が物顔で、足を踏み入れていくのだ。

 喜多ちゃんは美少女特有の小顔であり、そうなると当然、口腔の容積は少なくなってしまう。だから――彼女は喉を開いて、あなたの肉棒を根元まで咥え込んでいくのだ。雌としての天性の才能を持つ彼女だ。その行為自体は、苦痛はないのだろうが――喉への負担は、まるで違う。

 先ほどまで、大勢の人々を虜にしていた歌声は――その喉から発せられているのだ。

 絶対に犯してはいけない、彼女の喉肉が――あなたの肉棒を締め付けて、搾精しようとしてきているのだ。肛門をギュッと引き締めて耐えようとするが、到底、耐えられるものではない。あなたが下手くそなクンニをどれだけ、長時間続けるよりも――喜多ちゃんが本気フェラを一分する方が、よっぽど激しい快楽へと繋がるのだ。

 だから――


「――――ぷはぁ……っ♡


 ふふ……っ♪出すならこっち……ってやつ?」


 喜多ちゃんのお尻を叩いて、あなたは敗北を宣言するのだ。

 たった一分間のフェラチオでも、彼女の喉には十分すぎるほどダメージがあるのだ。喉の粘膜がべっとりと、肉棒にまとわりついている。彼女の唇と、あなたの亀頭の間には、唾液の橋が一本つつ~っと架かるのだ。


「先輩……?


 どの体位にしますか?


 正面から向き合ってぇ、い~っぱいキスしながらの正常位でも……っ♡


 四つん這いにしてぇ♡ケダモノみたいにパンパン腰を叩きつけ合う、後背位でも……っ♡


 ……それともぉ♡対面座位……しちゃいますか?彼氏と彼女しかやっちゃいけないやつですけど……っ♡


 今……えっちしてる間は……私、先輩の彼女なので……っ♡」


 喜多ちゃんは、あなたの耳元で誘惑を口にしてくる。

 健全な男子高校生として「喜多ちゃんを彼女にしたときに、やりたいプレイ」というのはいくらでもあり――あなたは、そのほとんどを彼女に実現させてもらっている。体位がどれであっても――正直なところ、どうでもいいのだ。喜多ちゃんとはこれからも、交尾をすることが出来る。今日やらなかった体位は、次の機会にやってもらえばいいのだ――と思えるそれが、どれだけ贅沢かを理解すると、あなたは改めて身震いをしてしまう。

 喜多郁代という美少女に――

 あなたは、欲望の全てをぶつけることが出来るのだ。


 だから、こそ――


「え?


 ……ふふっ♪


 先輩……ほんっとそれ好きですよね……っ♡」


 あなたは――


 喜多ちゃんに、上に跨がってもらうことにするのだ。


 最初は彼女も、魅力的な艶声を出すために破瓜を希望したのだろうが――

 最近は、それが少しずつ変わってきているのだ。

 喜多ちゃんは元々、彼氏を作ることが出来なかった立場。

 あなたのようにモテない男子高校生とは違い――圧倒的にモテる、陽キャ女子高生であるのだ。好きになった男に、既に恋人がいたとしても――喜多ちゃんの手にかかれば、容易に逆NTRをすることは出来る。結束バンドの彼女達のような、極上の美少女というのはほんの一握り。35点の恋人から乗り換えれば、120点の喜多ちゃんの身体を好き放題に出来るとあらば――男の子の性欲は、いとも容易く乗り換えを正当化してしまう。

 一方で、喜多ちゃんには――陽キャには陽キャなりの悩みがあるようだ。

 彼女が望めば、学校中の男子生徒――いや、あるいは教職員まで含めて、好きな男をパートナーに出来るのだ。物件選びの悩みは、あなたのようにモテない男性のそれとは比べものにならない。その上で――周囲の女子生徒との無駄な軋轢は生まないように立ち振る舞う必要がある。「え?あたしが先輩のこと好きなの知ってたよね?知ってたのにそういうことするの?」と余計な圧力を掛けられることを考えれば――

 恋人を作らないというのが、最も安定の選択肢であるわけで――


 だからこそ――


 あなたとの、セフレ交尾に――彼女はドハマリしてしまったのだろう。


 セックスというのは、元来、子作りを目的とした神聖な儀式ではない。

「ギンギンに勃起したおちんぽを、どろどろに濡れたおまんこにぶち込めば気持ちいい」という猿の本能によるものであるのだ。喜多ちゃんほどの極上美少女であればその性欲も激しいのだろう。自慰行為だけでは満足出来ないときに――都合良く、あなたという”肉バイブ”が目の前に現れたのだ。この行為は、ボーカルレッスンのために必要なものであり――どれほどに乱れて、痴態を晒しても、全ては”歌のため”であるのだ。互いに都合の良い言い訳の前では、淫らに乱れることは用意であり――


「それじゃ……っ♡


 騎乗位で……搾り取ってあげますね、先輩……っ♡」


 ライブ後の火照った身体と、滾った獣欲を鎮めるために――


 彼女は騎乗位の体位で、あなたの上に跨がるのだ。


”ぬちゅり……っ♡”と、亀頭の先端が膣肉に触れる。

 ドロドロに濡れた膣肉は、容易く肉棒を咥え込む準備が整っているのだ。制服姿の喜多ちゃんは、ショーツを脱いでいるだけであり――結合部はスカートに隠されている。男の子にとっては、時に、見えるよりも”見えない方が興奮する”という場面があるのだが――それが、今であるのだ。


 そのまま、喜多ちゃんに身を任せればいいと思っていたのだが――


”~~~~~っ!”


 あなたは――


 どうしようもなく”それ”に気が付いてしまうのだ。


 騎乗位で主導権を握っているのは、喜多ちゃんの方であり――”それ”に気が付かなかった場合、悪いのは喜多ちゃんなのだ。素知らぬ顔をしていることが、肉棒の最大の幸福なのだ――と理屈では理解していても、あなたの本能はそれを許容しない。


「あ……っ♡


 そうですね……


 ゴム、着けてないですね……っ♡」


 喜多ちゃんは――

 寂しそうに、ポツリとあなたに囁くのだ。

 それがまるで――生エッチをしたくてたまらない雌の、おねだりのように聞こえるのは、あなたの妄想なのだろう。これは恋人同士のラブラブ種付け交尾ではなく、喜多ちゃんの歌が上達するためのボーカルレッスンであるのだ。

 だから、あなたの側からそれを懇願することなど――舌が千切れても出来ないのだが――


「……先輩?


 あの……えっと……


 今日……安全日だって言ったら……どうします?」


 喜多ちゃんは――


”ぽそり……っ♡”と、あなたの耳元に顔を寄せて囁くのだ。


 制服越しの細い身体が”ぎゅ~っ♡”と密着している。彼女の暖かな熱と、甘い香りの他に――身体の鼓動が、ドクドクとあなたに伝わってくるのだ。目の前にいるのが、本物の人間であるのだと、否応なしに理解をしてしまう。利き手やオナホールで、偽物の交尾をしているそれとは違うのだ。「人間の赤ちゃんを孕む機能が、しっかりと備わっている女」であることに気が付いて――それだけで、もう、射精しそうになるのを必至に堪える。


「先輩のお母さんに、言われてるんです……っ♡


 人生経験を沢山積むことで……っ♡歌声は肥沃になって、魅力的になるって……っ♡


 ……だからっ♡


 女子高生の内に……一回くらい、中出し経験しとかないと……っ♡だめ、だって……っ♡


 先輩、大丈夫ですよ……っ♡今日、安全日ですし……♡ピルも、ライブの為に飲んでますから……っ♡だから……その……っ♡


 中に出しちゃって……いいんですよ……?」


 あなたは――


 自分の母親へと、どんな感情を抱けばいいかわからなくなるのだ。


 結束バンドのファンとして――喜多ちゃんを尊敬する一人の人間として――多大な怒りを抱くべきなのだろう。彼女のファンの一員として「そんな世迷い言で、喜多ちゃんの処女を奪うなんて万死に値する」とぶち切れるべきなのだろう。

 だが――


”にゅぷぷぷぷぷ~~~っ♡”


「あ――っはぁ……っ♡


 んん……っ♡ふぅ♡ふぅ……っ♡


 ……ゴムありのと……全然、違いますね……っ♡


 先輩のおちんちん……んんっ♡私のお腹の中で……っ♡形、わかっちゃいます……っ♡


 どう、ですか……?気持ちいいですか?……ゴムなし生エッチ……っ♡


 先輩……っ♡


 一滴残らず……ぜ~んぶ……お腹の中に出していいですからね……っ♡」


 その栄誉を賜るのが――


 あなたの股間に生えた肉棒であれば、話は別なのだ。


 喜多ちゃんの膣肉は、ぐじゅぐじゅに蕩けており――あなたの肉棒を容易く咥え込んでしまう。

 喜多ちゃんとの性行為に、まさか、業務用の安物コンドームを使うわけにはいかない。喜多ちゃんとのセックスを気持ち良くするため――という理由だけで、あなたは週に一回のアルバイトを始めたのだ。0.01ミリの薄い避妊具は、快楽が段違いだ。喜多ちゃんとの一回一回のセックスを、最高のものにするために、ゴムを買いためており――それもすぐに切れてしまい、やきもきしていたのだが――

 生膣に肉棒を挿入するのが――これほどに気持ちいいとは、想像もしていなかったのだ。

 彼女の膣ひだが、あなたの肉棒にピッタリと密着する。ゴムがどれだけ薄くても、それは結局、避妊具越しに肉棒をシゴいているのと同じ。彼女の愛液は”体温”として感じ取られて、膣ひだも”締まり”として受け取れるが――だが、それだけでしかない。

 避妊具なしの肉棒を生膣に挿入すると――圧倒的な情報量に脳味噌が蕩けてしまうのだ。

 表皮が直接、彼女の膣に触れている。肉棒というのは、指先よりも遥かに敏感な場所。喜多ちゃんの膣に手マンしているときには、まるで味わえなかった感触が――肉棒越しに触れてくるのだ。ドロドロのマン汁は、膣を保護するために分泌されている、天然の潤滑油だ。彼女の膣ひだの一枚一枚が、あなたの肉棒にしがみついて、吸い付いてくる。少しでも気を抜けば、情けなく暴発射精してしまいそうであるのに――


”どちゅんっ♡ばちゅんっ♡ぶちゅっ♡ぐぶっ♡ぶじゅじゅじゅ~……っ♡”


「あ……はぁ♡どう、ですかぁ♡


 先輩……気持ちいい……ですか……?


 私のおまんこ……っ♡生、ですよぉ……っ♡


 いつものぉ、気持ち良くなれない、ゴムなんか着けてあげない……っ♡生エッチ……っ♡


 世界中の男の子でぇ……っ♡


 先輩しか味わえない……さいっこ~の幸せですよぉ……っ♡」


 騎乗位である以上、主導権は喜多ちゃんが握っているのだ。

 あなたの胸板に両手を突きながら、彼女は腰を激しくはずませていく。

 男の肉棒が、どうやれば気持ち良くなるのか――極上の雌の本能が、直感的に理解してしまうらしい。激しい動きで、膣肉が肉棒をシゴいていく。あなたのことを見下ろしながら「あっ♡ここが気持ちいいんですね♡」と言わんばかりに、弱点を探りながら腰を淫靡にグリグリと振ってくる喜多ちゃん。熟練の娼婦のようなそれを味わえるのが、自分だけであるという事実に――たまらない優越感を抱いてしまう。

 

「えへへ……っ♡


 先輩、気持ちいいですかぁ……?」


 喜多ちゃんは、あなたの乳首をカリカリと引っかいてくるが――あなたは、そこはまだ開発していない。くすぐったいもどかしさはあるが――それだけだ。彼女も、すぐに気が付いたのだろう。

 騎乗位の体位というのは、女性が圧倒的に優位であるが――、一方で、大した奉仕というのは出来ないのだ。

「肉棒を膣に挿入して、腰を振る」という圧倒的な刺激の前には――ほとんどの刺激が霞んでしまう。だが、喜多ちゃんには雌としての類い希なる才能があるのだ。円運動を描くように、ぐりぐりと肉棒を刺激する膣の感触だけでも、あなたは十分すぎるほどに満足だったのだが――


「……むぅ~……っ♡


 先輩……?


 ぎゅ~~~っ♡♡♡」


 彼女は――


 それでは物足りない、と感じたのだろう。


 喜多ちゃんは上体を倒して、あなたの身体にぴったりと――密着させてくる。

 制服姿の、汗ばんだ、騎乗位生交尾中の喜多ちゃんが――首に両腕を回してくるのだ。

 目の前には圧倒的な美少女顔がある。普段のあなたは、少し離れた距離であっても、視線を逸らしてしまうのだ。ステージの上に立っている喜多ちゃんが視線を送っても――、受け止めることは出来ない。太陽を直視すると、網膜が灼けてしまうのと同じであり、あなたには喜多ちゃんは眩しすぎるのだが――


「……えへへっ♡」


 視界一杯に――喜多ちゃんの、美少女過ぎる顔面が広がってくるのだ。

 その間も、彼女の腰だけは淫靡に動き続けている。上半身と下半身が、別の生き物であるかのように、あなたの肉棒をシゴき続けているのだ。下半身が淫らに持ち上がっているのに――上半身はピタリと密着をしている体位。可愛い可愛い後輩美少女との制服姿による――中出しOKの騎乗位生交尾に、あなたは射精を我慢するので限界だ。

 目を開けば喜多ちゃんの笑顔があり――鼻をひくつかせれば喜多ちゃんの匂いがあり――耳を澄ませば喜多ちゃんの、甘く蕩ける喘ぎ声。両手は喜多ちゃんの柔らかな生尻を揉みしだき――、更に、喜多ちゃんはあなたの口に――


”じゅるるるる~っ♡んちゅっ♡れるっ♡れろれろれろ……っ♡”


「んふふぅ……っ♡ふぇんぱい……っ♡


 ひもひいいれふか……っ♡」


 舌を絡め合わせて――甘ったるい唾液を、あなたの喉奥に流し込んでくるのだ。

 五感を全て喜多ちゃんに支配されているそれは、あなたの全てを骨抜きにされるもの。「逆レイプ」という言葉に、これ以上相応しい体位はないのだろう。最後に喜多ちゃんは、あなたの耳元に顔を寄せて――「先輩……っ♡出していいですよ……っ♡」と囁いてくる。あなたの両手を掴んで、自らの掌に重ね合わせる。普段、彼女とは恋愛関係にあるわけではないのだ。このセフレ関係は、絶対にバレてはならないもの。だから――

 恋人繋ぎで両手を絡め合わせられるのは、この瞬間だけであるのだ。

 ぷにぷにで柔らかな掌なのに、ギターの練習を熱心にやっているからか、皮膚は硬く張り――マメまで出来ている。だがそれは、興奮を遮るものではなく――むしろ逆に、どこまでも昂ぶらせるもの。じっとりと汗ばんだ掌を重ね合わせて、目の前には喜多ちゃんの満面の笑みがあり――耐えきれるはずもない。彼女が絶頂を迎えると同時に、膣肉が肉棒を”ぎゅ~っ♡”と締め付けてくるので、それと同時にあなたは――


”びゅるるるるる~っ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるびゅる♡びゅるる~っ♡”


”ぶびゅるるる~っ♡びゅるびゅるっ♡どびゅどびゅ♡びゅっぐん……っ♡”


”びゅ~……っ♡びゅるびゅる……っ♡ぶびゅ……っ♡びゅぷっ♡びゅ~……っくんっ♡”


”…………っ♡”


「はぁ……はぁ……んんん……っ♡


 気持ち良かったですよ……先輩……っ♡」


 あなたは、喜多ちゃんの膣内に精液をぶちまけていくのだ。

 安全日でありピルも服用している以上、彼女の妊娠は万に一つの確率なのだろうが――逆に言えば、どれだけ予防を徹底しても、妊娠の可能性はゼロにはならない。あなたの中には、矛盾した感情がある。喜多ちゃんのことを思うならば、絶対に孕ませてはいけないという自制心と――

”うるせえ……っ!この雌を孕ませる……っ!”という強い獣欲であるのだ。

 喜多ちゃんの子宮口へと亀頭を押しつけて――あなたは激しい射精をする。腰を浮かせるのは、彼女の身体と少しでも密着していたいからだ。びゅるびゅると吐き出される精液は、自慰行為のそれとは比較にもならない。目の前の雌を孕ませるという目的のために、命を少し削って吐き出す――本気の種付け交尾。彼女の腹の中に卵がないから、空振りをするというだけの話。もしもそこに卵があれば、絶対に孕ませる――喜多ちゃんをお嫁さんにする――お嫁さんにした喜多ちゃんに、何人も赤ちゃんを産ませて、幸せな家庭を作る――という激しい独占欲を剥き出しにして、あなたは精子を吐き出していくのだ。

 二桁を越える回数、肉棒が”どくんっ♡びゅくんっ♡”と弾むが――やがて終わりを迎えて――


”にゅぷぷぷぷぷ~…………ぬっぽんっ♡”


「んん~……っ♡はぁ……はぁ……っ♡


 一杯出ましたね、先輩……っ♡」


 喜多ちゃんは腰を浮かせて、肉棒を引き抜いて――

 膣内射精という、最大のマーキングを終えた生膣を見せつけてくるのだ。

 最初、彼女の膣から垂れているのはマン汁だけであった。

 あなたは自分が、射精をしていないのではないかと――本気で疑うほど。なるほど確かに、先ほど味わった快楽は、射精を遥かに超えたものであるのだ。脳の錯覚であってもおかしくないな、なぞと本気で考え始める程度には、あなたも激しい射精で消耗しており――

 一拍、遅れて――


”どっろぉ~~~……っ♡”


「あん……っ♪


 垂れて来ちゃいましたね……っ♡」


 喜多ちゃんの膣内から、白濁とした精液が垂れてくるのだ。

 彼女の内腿を汚す、どろっどろの白濁液は――半固形状のゼリーのようなもの。彼女の膣奥にへばりついて、垂れてくるのが遅れたのだろう。いつもとは違う圧倒的な濃さであり――自分が、喜多郁代という美少女の生膣に、何の遠慮もなく放精をした証でもあるのだ。

 先ほどは、もうこれ以上はないという覚悟で射精をしたのにもかかわらず――


「先輩……っ♡


 まだ、物足りないんですか……?」


 あなたの肉棒は、簡単に再勃起してしまうのだ。

 ギンギンにそそり立った肉棒を見下ろして、喜多ちゃんはペロリと舌舐めずりをする。

 彼女の圧倒的性欲の前では、あなたは貪られる一方であるのだ。喜多ちゃんはあなたの股間へと顔を寄せて、それから肉棒に舌を這わせてくる。明日からは三連休であり――きっと今日は、夜明けまで休ませてくれないのだろう。それでもあなたは、僅かな不満とてなく、喜多ちゃんのお掃除フェラに背筋をゾクゾクと震わせながら、快楽に耽り――今度は後背位の体位で、喜多ちゃんの膣へと腰を叩きつけてやった。




Comments

やまさき

ここから喜多ちゃんに「ちゃんと好きな人ができたの〜ごめんね〜!」でポイされたら、こっちはもう今後60点や70点、なんなら奇跡的に100点の子が好きって言ってくれても120点の喜多ちゃんと比べたら月とスッポンに見えて付き合う気にもなれないんだから人生めちゃくちゃじゃないですか…!!どんなに無理でも今なれなかったら死ぬという覚悟で本命になるしかないじゃないですか…!というもはや緊迫的なドキドキを感じさせてくれる名作です

wws2jsh7

ありがとうございます!格上ヒロインちゃんの気まぐれが生殺与奪の権利を握ってるのとてもいいですよね…向こうはそんなことすら気にしてないの

カツ

喜多ちゃんとセフレ解消なったら、彼君がとんでもないことになっちゃうから、責任取ってく喜多ちゃん嘘NTR煽りしてお仕置きされ彼くんと永久専属セフレやっちゃってなぁ思う官能文学作品

wws2jsh7

うう…チンチンの責任とって…他の娘達も巻き込んで…

やまさき

交尾はさせてもらえるけどいつ飽きられるか年中気が気じゃないのに喜多ちゃんはどこ吹く風、そんな天国&地獄が味わい深いですね 余談ですがネジが外れちゃってるお母さん微妙に原作にいそうで好きです

カツ

うう…ゆりゆり系から男の子が来たら、途端にハーレムモノになるの好き

谷澤晴夫

セフレだけど、エッチの時は恋人になるのがエッチな雰囲気を盛り上げてよかったです。 煽りも恋人の甘い感じがあってエロかったです。

wws2jsh7

ありがとうございます!陽キャであるが故にえっちもガンガン盛り上げてくれそうなのいいですよね