喜多郁代のセフレになったあなたが、喜多ちゃんのお願いで伊地知虹夏の”はじめて”も奪うことになった話 (Pixiv Fanbox)

「ということで！

　せ、先生！よろしくお願いします！

　……え？だ、だって……えっちのことでは、キミの方が先生でしょ？だから、先生って呼ばせて！

　私、その……はじめてだから、やり方とかよくわからないけど……っ！一生懸命頑張るから！

　だ、だから……っ♡

　私のはじめて……もらってください！！」

　あなたは今――

「……ふふっ♪先輩？

　伊地知先輩にここまで言わせてるんですよ～っ♪

　今更ぁ……後に引けませんよねぇ……？」

　ラブホテルで、二人の制服美少女に囲まれているのだ。

　あなたの耳元では喜多ちゃんが、蠱惑的な音色を注ぎ込んでくる。男の子の脳味噌をトロトロにするような囁きだ。

　目の前には、今、金髪の美少女が座っている。

　長い金髪を頭の左側で結んでいる美少女。トパーズのようなブラウンの瞳が、あなたを見つめている。喜多郁代というのは、紛れもない美少女であるのだが――目の前にいる彼女も、それに引けを取ることはない。街中でスカウトに声をかけられたことは、一度や二度ではないのだろう。”顔の良さ”だけでも金を稼げるタイプの彼女は――結束バンドの実質的なリーダーだ。　

　圧倒的に巨大な質量の物体には、周囲の物体を吸引する力が生まれる。目の前にいる彼女も、それと同じだ。彼女がいるから、結束バンドはこの世に生を受けている。喜多ちゃんの話でしか、あなたは彼女を知らなかったのだが――それでも、喜多ちゃんが強い信頼を抱いているので、彼女の人間性が立派であることは感じ取れるのだ。

　目の前にいる彼女は、本来、あなたが手を出していいような存在ではない。

　学校中の男子にとって、彼女は高嶺の花であるのだ。圧倒的に陽キャで、付けこみやすく、告白を失敗しても「ははっｗ冗談だってｗこれからも友達同士でいてくれよなｗ」と誤魔化せるタイプとは違い――彼女への告白というのは、一世一代、清水の舞台からダイブする覚悟を必要とするのだ。陰日向から見れば陽だが、太陽の照りつける世界から見れば陰である彼女は――ある意味、喜多ちゃんよりも「彼女にしたい女の子」と呼べる存在なのかもしれない。背伸びして必至に釣り合わせないといけない喜多ちゃんとは違い――彼女は、自分のありのままの駄目な姿でも受け入れてくれそうな”ヒモ属性”があるのだ。

　あなたは――

　今から、そんな彼女の――

　伊地知虹夏の処女膜を破ることになったのだ。

――――

　伊地知虹夏にとって、男性経験の有無というのは重要な問題であった。

　童貞の男子高校生が、脳味噌が一杯になるまで”セックス”で埋め尽くされて、血眼になりながらＡＶを鑑賞して、肉棒をシゴくという性欲問題。

　それは――女子高生にとっても、死活問題であるのだ。

　勿論、男の子ほどの性欲はないのだ。童貞男子高校生であれば、ブスに告白されても縦に頷いてしまうだろうが――彼女達はそうではない。性欲を丸出しにして、肉棒をギンギンに滾らせて――告白中も胸元の膨らみしか見ていない、猿丸出しの男子を相手に処女を捨てるほど、彼女達は安い存在ではないのだ。

　だが一方で――

「後腐れないセックスで、処女を捨てたい」という願望も持っているのだ。

　経験豊富で、痛みを最小限に抑えてくれて――それでいて、性行為後は関係の継続を迫ってこない相手。男の子が考える「童貞大好きな痴女お姉さん」と同様に都合のいいものであるのだが、願望として抱くだけならば、誰に責められる謂われもない。喜多ちゃん曰く、それは多くの女子高生が抱いている葛藤だそうで――

　伊地知虹夏にとっても、それは同じであったようだ。

　セックスは経験してみたいが、彼氏を作るほどではない。ネットでセックス相手を募集しているヤリチンに、騙されてＤＭを送らない程度には、姉による性教育が良かったらしい。

　例えば同級生を相手に「一回だけヤらせてくれない？」と言い出したとき――それが一回で終わらないことは、喜多ちゃんや虹夏ちゃんのような”頻繁に告白される女子”にはよくわかっているのだろう。適当な相手がいないなら、まあ、経験なしでもそれはそれで――と、妥協のような感情を抱いていた折に――

「違いますよ先輩！

　彼氏じゃなくてセフレです！セフレ！彼氏ではないですから！！」

　あなたと喜多ちゃんの関係が、バレてしまったのだ。

　喜多ちゃんの頼みとは言えど、ハメ撮りを残すのは流石にマズいと思っていたのだが――断れなかったのにはちゃんとした理由がある。「だって、喜多ちゃんにハメ撮りをおねだりされて、拒めるわけがないじゃん」――という、立派な理由だ。

　画面の中での喜多ちゃんは、ノリノリであなたにご奉仕をしている。

　仰向けになったあなたが手にカメラを持ち、騎乗位で腰を振る喜多ちゃんを撮影するのだ。笑顔を浮かべながら、ダブルピースをかかげて――あなたの乳首に舌を這わせて、くるくると愛撫し――「結束バンドのボーカル、喜多郁代で～すっ♪今ぁ♡彼氏とラブラブえっちしてまーすっ♪」と宣言をしながら、あなたの精液を搾り取る腰使いであり――

　虹夏ちゃんは、それを見つけて激しく動揺したらしい。

　非合意の――レイプによるハメ撮りであれば、話はもっと簡単であるのだ。

　喜多ちゃんに事情を聞いて、警察に相談をすればいいだけの話。「警察にこのことを言ったら、動画をばらまくからな」と脅迫をされていても――自分達だけで解決を図ろうとすれば、余計に悲惨な自体を招くことになる。あなたが、そうしたＡＶやエロ漫画が性癖であることは関係ない。伊地知虹夏という美少女が、悪の組織に乗り込んでしまえば――いとも容易く、彼女まで被害者になってしまうのだ。

　話が逸れたが――

　とにかく、喜多ちゃんが嫌がっているならば警察に言えばいいだけなのだが――

「あ、あの……

　これって……どういうこと、かな？」

　それが――

”ノリノリハメ撮り純愛えっち”であれば、話は別なのだ。

　結束バンドは、アイドルグループではないので恋愛を禁止してはいないが――しかしガールズバンドとしては、あまり好ましいものではない。バンドの解散理由の第一位が方向性の違いであるとすれば、第二位は色恋沙汰による痴情のもつれであるのだ。特に――ロックバンドにおいて、それは致命傷になることが多い。あるいはもっと――「放課後、喜多ちゃんが男子と手を繋いで歩いていた」程度ならば、穏便にことを済ませられたのだろうが――

　ダブルピースのハメ撮り撮影というのは、虹夏ちゃんが処理できるキャパを遥かに凌駕したものであるのだ。

　あなたと喜多ちゃんを呼び出して、虹夏ちゃんは詰問をしていく。彼女自身、まだその状況を咀嚼出来ていないのだ。「ば、バンドとしては恋愛は禁止してないけど……」と口にしてしまえば――その時点で、虹夏ちゃん側の大義名分は失われてしまうわけだ。

　一方で喜多ちゃんというのは――流石は、根っからの陽キャだ。

　あなたが一言も口を開くことなく――彼女は、虹夏ちゃんを上手く丸め込んでいく。曰く「これはボーカルレッスンだからバンドのため」であるとか、曰く「本当の彼氏ではないから恋愛で揉めることはない」であるとか、曰く「このスキャンダルが露呈したとき、困るのは彼も同じ」であるとか――言葉巧みなそれは、きっと、以前から考えていた代物であるのだろう。

　結局、虹夏ちゃんに怒ることが出来るのは「学生同士で……こ、こんなハレンチなこと……よくないよ……」程度でしかなく――

「じゃあ……

　伊地知先輩も、一回経験してみたらどうですか？」

「ふぇえ！？」

　喜多ちゃんは――

　虹夏ちゃんを、この関係に巻き込もうとしてきたのだ。

　彼女が開き直って「とにかく！駄目なものは駄目！理由なんてないよ！駄目だから駄目なの！」とストロングスタイルでくれば、喜多ちゃんは白旗を上げざるを得ない。世間一般的には「ハメ撮りまでしちゃってる高校生カップル」の方が分が悪いのだ。喜多ちゃんがブチ切れるか、あるいは冷静になる前に――共犯にしてしまえばいい、というのが彼女の発想であり――

　それでも虹夏ちゃんは、本来ならば断るのが普通なのだ。

　だが――

　先述したとおり、彼女は「えっちなことに興味を持つ、普通の女の子」でもあるのだ。

　面倒くさい恋人の関係ではなく、素性不明の行きずりのヤリチンでもなく、お金をもらって抱いてもらうパパ活のパパでもない。「親友のセフレ」というのは、虹夏ちゃんにとっては都合が良い存在であるのだ。勿論、あなたが仮に「じゃあ虹夏ちゃんの処女もらってあげよっかな～ｗ」と提案をしても、それが飲まれることはない。

　肝心なのは、それを喜多ちゃんが提案したということだ。

　ペラペラとまくし立てる彼女の言葉に、やがて虹夏ちゃんは沈黙せざるを得なくなり――

「じゃ……じゃあ……そう、だね……っ♥

　やったこともないのに……文句ばっかり言うのも？何か、違うと思うし……っ♥

　……い、一回だけ……

　試しに……ね？」

　そうして――

　流されるままに、あなたは伊地知虹夏との関係を持つことになってしまったのだ。

――――

「あ、あはは……っ♪なんか、変な感じだね……っ♥」

「大丈夫ですよ、伊地知先輩♡こっちの先輩がぁ、ぜ～んぶリードしてくれますから……っ♡

　そうですよね、先輩♡」

　あなたは今、伊地知虹夏と喜多郁代と共に――ラブホテルの中にいるのだ。

　彼女達は二人とも、制服を着用している。

　それはあなたが所望した格好だ。これは互いに気持ち良くなるためのセックスではなく――あなたが、一方的に彼女を気持ち良くする「ご奉仕」であるのだ。「肉バイブを使った、破瓜オナニー」と表現してもいい。

　だからこそ、肝心なのはあなたの勃起を誘発させることであるのだ。

　虹夏ちゃんは――信じられないことに、自己評価が低いのだ。　

　イソスタで常に、周囲の評価を気にしている喜多ちゃんは審美眼を大事にしている。過信をしてはならないが、謙遜をしすぎても良くはない。肝心なのは、物事を正当に評価すること。正当に評価した結果「まあ、私美少女ですからね」と喜多ちゃんは平然と口に出来るのだが――

「えっ！？私！？い、いやいやいや！私なんて全然可愛くないって！」と――嫌味にも近い謙遜を口にするのが、虹夏ちゃんという存在であるのだ。

　あなたにとって、これは奇跡のように幸福なものであるのだが――虹夏ちゃんの視点からすると「自分のワガママで、喜多ちゃんのセフレの彼に迷惑をかけている」「そもそも、私なんかで勃起するのかなぁ」「もしも勃起しないで、変な空気になったら嫌だなぁ……」というネガティブな感情は存在するのだろう。

　だからこそ――

「それがあれば絶対勃起するから」と制服着用をおねだりされるのは、彼女にとってはむしろ、気が楽になるものであるのだ。

　彼女はベッドの上で、太腿の上に握りこぶしを作り――

　肩をいからせて、激しい緊張を見せている。

「せ、先生！よろしくお願いします！

　……ど、どうぞ！」

　虹夏ちゃんは――

　両腕を”ばっ！”と広げて、あなたを見つめてくる。

「ふふっ♪先輩、どうですか……？

　伊地知先輩……緊張しちゃって可愛いですよねぇ？

　男の子にい～っぱい告白されてもぉ……全部、片っ端から断ってるんですよ？同じ学校の男子達……かわいそうですよねぇ？私に告白する男子は、ほとんどが駄目で元々……っ♡告白したら1％くらいの可能性があるかも……って、諦めながら告白してますけど……っ♡

　伊地知先輩に告白する男子……当然、本気なんですよ……？

　普段の……誰にでも分け隔てなく優しい……っ♡大天使の伊地知先輩……っ♡惚れちゃって、勇気を出して、本気で告白して……♡でもでも、伊地知先輩にはそんなつもり、これっぽっちもありませんから……っ♡

　隣の席で、教科書を見せてくれるだけで……っ♡男子高校生は好きになっちゃう生き物……っ♡それを理解してないから……♡片っ端から男子を惚れさせちゃう、わっる～い女の子……っ♡

　今からぁ……♡

　先輩は……そんな子のはじめて……もらっちゃうんですよ……っ♡」

　喜多ちゃんは、あなたの耳元で蠱惑的な音色を囁いてくる。

　あなたは元々――、ヘタレで、臆病で、チキンな男子高校生であるのだ。

　喜多ちゃんの方から誘われた――という理由であれば、彼女を抱くことは出来た。だが――「喜多ちゃんもいる状況で、虹夏ちゃんを抱く」というそれは、あなたにはまるで理外の状況。自分が今、平然と肉棒を勃起させているというそれ自体が、半ば信じられないものであるのだ。

　だからこそ、喜多ちゃんは途中で”中折れ”しないように、あなたの興奮を煽っているのだ。

　ギンギンに隆起した肉棒は、ズボンにテントを張ってしまっている。ここが学校であれば、パンツとズボンをずらして誤魔化すのだが――ラブホテルの中というのは、肉棒の勃起を見せびらかしても許される場所であるのだ。虹夏ちゃんの視線の位置に、丁度、あなたの勃起した肉棒があるのだ。

「あ、あはは……っ♥

　流石に……ちょっと、恥ずかしいかも……っ♥」

「そうですよねぇ♡伊地知先輩……はじめてなんですから……っ♡」

「……う、うん……っ♥

　先生？私……ほ、ほんとに！何もわからないから……♥

　だ、だから……っ♥全部、お任せします……っ♥」

　あなたは――

　虹夏ちゃんの隣に座り、彼女の腰に腕を回す。

　ライブハウスで育ってきた彼女にとっては、男達のセクハラというのは日常茶飯事であったのだろう。だからこそ――それをかわす術は身につけているはずだ。これが例えば、対バンライブの打ち上げで、相手のバンドマンに同じことをされれば――さらっと逃げ出すに違いない。いや、他のメンバーが男慣れしていないことを考えれば――そもそも、怪しそうな相手ならば打ち上げに参加しないことまで考えられるほどであり――

　そんな彼女が――

”びく……っ♥”

　耳まで真っ赤にして、あなたに”されるがまま”であるのだ。　

　虹夏ちゃんの細い腰を撫で回しながら、彼女の耳元に顔を寄せる。羞恥によって真っ赤に染まった耳に、軽く口付けをしていくのだ。髪の毛の生え際から、濃厚なフェロモンが漂っているのがわかる。悪臭という意味ではない。男の子をどこまでも欲情させる雌の香り。普段、伊地知虹夏という少女は、とても”良い匂い”を漂わせている。あなたは、ライブハウスの最前列に赴ける性格ではない。雨などで客が少ない日でも、少し遠巻きに眺めるようにしているのだが――

　それだけの距離が離れていても”なんか、いい匂いがする”という状況からは逃れられないのだ。

　勿論、距離を考えるとそれは錯覚の可能性が高い。結束バンドのライブは、お洒落な女性客が多いのだ。彼女達の匂いと錯覚している――というのが、合理的な思考なのだろう。

　だが――そう感じるものは、そう感じるのだから仕方がない。

　あなたが虹夏ちゃんと同じ学校に通い、同級生であったとしても――「席替えで、偶然隣の席になった」よりも彼女と近しくなることはないだろう。喜多ちゃんとはまた違った意味での、高嶺の花であるのだ。誰にでも恋をすることは許されているが、しかし恋人にするのは、到底不可能である美少女。それが伊地知虹夏という女の子であり――

　あなたは――

　今から、その虹夏ちゃんの”はじめて”を奪うのだ。

”さわさわ……っ♥しゅりしゅり♥”

「……んっ♥

　えっと……その……

　……脱がせてほしい、です♥」　

　あなたは、虹夏ちゃんの身体へと手を伸ばしていく。

　制服越しの肌触りだけでも、脳味噌は既に沸騰しそうになる。健全な男子高校生にとって「女子高生の制服を好き勝手に触れる」という権利は、基本的に存在しないのだ。幸運に恋人が出来たとしても、制服エッチをさせてもらえるかは――また別の話。少なくとも、女性側に主導権がある限り、それはさせてもらえないのだろうが――

　今――

　彼女は、あなたの肉棒を硬く隆起させるためだけに、制服を着用しているのだ。

　それを着せた上で、わざわざ脱がせるという背徳感。あなたの手付きは慣れたものであり、虹夏ちゃんは緊張しながら、その手付きを受け入れるのみ。「あ、あの……っ♥慣れてるんですね、先生……っ♥」と耳元で囁いてくるのは、きっと意識していないのだろうが――男を喜ばせる、天然の娼婦の声色だ。

　あなたの女性経験は、喜多ちゃんだけだ。

　喜多ちゃん以外の女の子とえっちしたことはない。いくら、喜多ちゃんと何度も何度も淫靡な逢瀬を済ませていたとしても、他の娘とは勝手が違うのだ――と、意識しそうになって、あなたはそこから視線を逸らす。

　求められているのは、処女の女の子でも気持ち良く出来る”ヤリチン男子”の立場なのだ。

　あなたが気持ち良くなるのではなく、虹夏ちゃんを気持ち良くさせることが最善であり――そのために、自分を大きく見せる必要があるのならば、是非もないのだ。

　だが――

”ぷちぷち……♥しゅるるるる……ぱさっ♥”

「わぁ～……っ♡

　先輩……すっごく大胆……っ♡」

「ち、違うよ！……ち、違わないけど……っ♥

　あの……ね？えっちなことするって、話だったから……♥

　今持ってるので……一番、大人っぽいやつじゃないと……失礼かなって……っ♥」

　彼女が――

　伊地知虹夏が下着姿を晒すと、あなたの理性は容易く崩れてしまうのだ。

　虹夏ちゃんの下着――というものをイメージすると、基本的に、男の子は「清楚なやつ」を思い浮かべるだろう。

　木綿の白のパンティに、グレーのスポーツブラ――とまでは行かないかもしれないが、彼女の雰囲気に合わせた、スカイブルーの下着程度がイメージの限界だ。実際、それは間違いではないはず。普段の虹夏ちゃんにとって、下着というのは「男に見せるもの」ではなく「身体を保護するもの」であるのだ。内側のお洒落として、可愛らしさは必要としても――それは最低限。地味、というよりも”健康的”という言葉が似合うのだろうが――

　今の彼女は――

「…………っ♥

　先生……興奮しちゃった？」

　上下――黒の勝負下着を着用しているのだ。

　レースに飾られたそれは、布地が少ない代物。

　下半身はほとんどＴバックのようになっている。自らの秘部を覆い隠すのではなく――男の欲情を煽り、肉棒を滾らせることを主目的としているのが勝負下着だ。彼女がいつか、大学に進学して、相応しい恋人が出来たときに、初めてお披露目するようなそれを――

　あなたは今、セフレの立場で味わうことが出来ているのだ。

”触るよ”と耳元で囁き、あなたは彼女の胸に手を伸ばす。

”ふにゅ……っ♥ぷにゅっ♥ふにふにふに……っ♥もみゅもみゅ……っ♥”

「んん……っ♥あ……っ♥はぁ……はぁ……んんっ♥」

「気持ちいいですか、伊地知先輩……？」

「そ、そういうわけじゃ、ない、けど……っ♥

　なんか、凄いな……って……っ♥

　今……私……っ♥喜多ちゃんのセフレに……っ♥おっぱい、触られてるんだって思うと……っ♥いけないことしてる気分になって……っ♥」

　虹夏ちゃんの胸は、決して大きいわけではないが――

　しかしそれでも、しっかりと膨らみは存在している。

　結束バンドには一人、グラビアアイドル顔負けの爆乳がいるが――男の子にとっては”揉めない爆乳”よりも”揉める貧乳”であるのだ。ここが童貞筆下ろし企画物の撮影現場ではなく、目の前にいるのが身体を売ることを生業にしているＡＶ女優でもなく――同級生の美少女との、素人セックスであることを自覚させられる。虹夏ちゃんの胸をブラジャー越しに愛撫していると、喜多ちゃんは嫉妬をするのだろう。「そうですよねぇ……先輩、私のおっぱいじゃつまらないですよね～……っ♡」と口を尖らせて――

　彼女は背後から、あなたに抱きついてくるのだ。

　互いに違う学校ではあるが――それぞれがおそらく「学校で一番モテる女の子」であるのだろう。両方を知っている事情通の男子からすれば「喜多郁代と伊地知虹夏、どっちを恋人にしたいか」というのは、決して答えが出ないテーマなのだ。明るく陽キャで、彼女にしたときに箔が付くのは喜多ちゃんだが――実際に恋人にしたときに、何でも言うことを聞いてくれそうな虹夏ちゃんに甘えたいという感情もある。「その日のおちんちんの気分」で、どちらにも答えが傾く代物であり、永遠に正解など出るはずもないのだが――

「ぎゅ～～～っ♡」

「ぎゅ、ぎゅ～……っ♥」

　あなたは――

　そんな美少女サンドイッチに、前後から挟み込まれるのだ。

　これから虹夏ちゃんの処女を奪うのだ。前戯の時間は無限でも足りないのだが――あなたの興奮は、すっかりと限界を振り切っている。抱きつきながら、虹夏ちゃんの下着を簡単に脱がせていく。あるいは、刃物を突きつけながらの強姦であれば、同じことは出来るかもしれないが――ここには、一切の”非合意”は存在しない。伊地知虹夏という美少女は、あなたに処女を捧げるためだけに――この場に赴いているのだ。

　全裸になった虹夏ちゃんの身体は――

”綺麗だ……”と、思わず声が漏れ出てしまうもの。

　真っ白な肌にはシミ一つなく、細くくびれたウエストのおへそは縦型。先ほど脱がし忘れていた、黒のソックスだけを履いた状態なのが――結果的に、興奮を昂ぶらせている。

　結束バンドは四人がいないと成立しないが――

　結束バンドは、伊地知虹夏がいなければ始まらなかったのだ。

　いつかは、彼女達は表舞台に華々しく登場していくのだろう。あなたは彼女達を、ドームの天井席、最も遠い位置から、双眼鏡越しに拝むのが精一杯になるのだろう。

　そんな彼女達が、まだ未熟な雛の内に――

　雌としての快楽を、あなたが注ぎ込もうとしているのだ。

　我慢――出来るはずもなく――

”じゅるるるるる～っ♥ぶじゅるるるっ♥むっちゅ～っ♥れろれろれろ♥んちゅ♥んちゅ♥ちゅっ♥”

「――ひゃあっ！？

　あっ♥ま、待って！ちょっと、だめ！まだ、シャワー浴びてない、からぁ……っ♥あっ♥あっ♥んん……っ♥

　だめ、だから……っ♥汚い、からぁ……っ♥」

　あなたは――

　虹夏ちゃんの秘部へと、むしゃぶりつくのだ。

　彼女の膣からは――汗と小便の匂いが感じ取れる。

　それは人間として、至極当然な代物。代謝があって排泄をする人間の性器が「小便臭い」というのは当然の話。それがしなくなれば死人であるのだから、何も恥じらうことはない――というのは、介護を必要とする老人の言い分だ。

　虹夏ちゃんは、花も恥じらう女子高生であるのだ。

　ラブホテルの一室であり、数歩でシャワーを浴びることが出来る距離なのだ。それでも――今のあなたは、虹夏ちゃんがじっくりとシャワーを浴びるのを、待つ余裕はまるでない。

　雌の匂いがたっぷりと染みこんだ膣を、ベロベロと舐め回していく。喜多ちゃんによって、クンニのやり方は教え込まれているが――ほんの少し、気をやるだけで、簡単に本能に乗っ取られそうになってしまう。「丁寧に女の子の弱点を優しく責めて、じんわりと気持ち良くする」という性的奉仕の目的がぶれて――「虹夏ちゃんのおまんこを、隅々まで、余すことなく堪能する」が目的になってしまいそうになるのだ。

　どれだけの時間、クンニをしていたのかはわからないが――顔を離して呼吸をすると、途端に視界が鮮明になるのだ。脳味噌に酸素が回らなくなる程度には、クンニに夢中になっていたらしい。

　あなたの目の前には――

「はぁ……♥はぁ……っ♥

　やめてって言ったのに……っ♥」

　クンニで膣をトロトロにされて――

　頬を真っ赤に染めて、だらしなく口元が緩んだ――虹夏ちゃんの”トロ顔”があるのだ。

「伊地知先輩、気持ちよさそうでしたね……っ♪

　ほらほら、先輩♡今度はご奉仕してあげないと……っ♡

　私の場合はぁ、ボーカルレッスンのためのえっちですけど……っ♡伊地知先輩は初体験、済ませちゃいたいんですよね？だったらぁ、男の子にされるがままじゃ……だめですよね？」

「そ、そうなの……かな？

　……わ、わかんないけど……っ♥う、うん……っ♥

　私も……してあげたい……っ♥」

　喜多ちゃんが何を考えているのか、あなたにはわからないが――

　彼女はどうやら、この性行為をアシストするつもりでいるらしい。

　あなたとしては、ただ自らの股間の逸物を肉バイブとして差し出すだけでも、十分すぎる幸福だった。この肉棒が、伊地知虹夏という美少女の”はじめて”を奪えるのだ。両手両足を拘束されて、目隠しをされて、仰向けで繋がれた状況で――本当に、ただのおもちゃとして供出されたとしても――それで虹夏ちゃんの処女を奪えれば、総合的には間違いなく”満足”であるのだが――

　これが、肉バイブを使ったオナニーではなく、対等な”セックス”であれば――片方がされるがまま、では収まらない。

　虹夏ちゃんはあなたのズボンを脱がせていき――その間に、喜多ちゃんが制服を脱いでいく。ああ――簡単に、言葉にしていいものではないのに。「喜多郁代が制服を脱衣している姿」というのは、男の子が血眼になって拝みたいもの。健全な男の子は、不健全にも「盗撮は犯罪だが――盗撮された動画を手に入れて、シコることは犯罪ではない」と理解しているのだ。女子更衣室にカメラを仕掛けて、そこに喜多ちゃんの着替え姿があり、乳首が丸見えであった場合――、十万円出してでも買う男子生徒は、間違いなく存在するだろう。

　そんな彼女が、着替えをしている光景を――

「虹夏ちゃんにズボンを脱がせてもらっている間のおまけ」として味わう、最大級の贅沢を堪能しながら――

”かちゃかちゃ……じじぃ～……っ♥ずるるる……っ♥”

「……う、うっわぁ……っ♥

　おちんちん……お、おっきいね……っ♥」

　あなたは――

　全裸になった二人の美少女の前に、自らの肉棒を晒してしまうのだ。

　以前にも言ったが――あなたの肉棒は、決して大きなものではない。

　自らの逸物に潜在的なコンプレックスを抱えていない者はいない。大きすぎると、それはそれで悩みになってしまうのが男の子であるのだ。あなた自身が抱いている感情もそれと同じ。股間に強めに定規を押し込んで、日本人の平均サイズと比べて「そもそも僕という人間は雄として下の方なのだし……それでこのサイズなら、まあ悪くないよな……」と妥協するしかない代物であるのだ。

　それでも――

　比較対象がいない虹夏ちゃんにとっては、十分に大きな代物であるらしい。

　女の子の股間の穴に、その勃起ちんぽをぶち込んで、処女膜を破り、どちゅどちゅと乱暴に腰を振る――という観点で見れば、あなたの肉棒は圧倒的に大きく、自信を持てるものであるのだ。きっと、彼女達が口にする「おちんちんに大事なのは大きさじゃないよ」という言葉は、慰めではなく”本質”であるのだろう。

「先輩？何かして欲しいことありますか？

　私達のワガママ聞いてもらってるんですからぁ……っ♡

　な・ん・で・もっ♪お願い聞いてもらえますよ？」

「え、えへへ……っ♥

　せ、先生？その……お願い出来る立場じゃないけど……っ♥

　あんまり、ハードじゃないやつでお願いします……っ♥」

　あなたの目の前には、全裸姿の喜多ちゃんと虹夏ちゃんがベッドに腰掛けているのだ。

　二人とも、靴下だけは履いているのが――あなたにとっては、あまりにも興奮をもたらすもの。彼女達の身体は、ウエストがキュッと引き締まっている。肌は透き通るように真っ白であり――少なくとも、あなたが見てきたどんなアダルトビデオの女優よりも――彼女達は綺麗で、存在感があるのだ。

　十八歳を越えないと出演が出来ないアダルトビデオにおいて――どれほどに童顔で、若作りをして、スキンケアを欠かさない美少女であっても、結局は制服を着れば「偽物」になるのだ。いや、偽物だからこそ制服を着る必要があるのだ。”本物”である喜多ちゃんと虹夏ちゃんは、今、「制服を脱いでいるのに、女子高生」という圧倒的な情報量を秘めている。

　二人にお願いをする立場――というのは、あなたに耐えられるものではない。

　性行為に慣れているヤリチン男子ではないのだ。喜多ちゃんとの関係は幾度も持っているが――虹夏ちゃんとは、この一回でおしまい。この段階で言うことではないが――「なんか、押せばもっとヤれそうじゃない？」という気持ちも持っている。だが、その楽観的思考に身を委ねて「虹夏ちゃんにアナル舐めをしてもらいながら、喜多ちゃんにちっぱいズリしてほしいな」とおねだりをするほどのバカではない。

　どうにか――現実的であり、同時に彼女達のタブーを犯さないプレイを考える。

　死の間際に見る走馬灯は「長い人生を、ほんの一瞬で追体験する」というものらしいが――あなたの思考の速度は、最早その比ではない。脳味噌がキシキシと音を立てて稼働しているのがわかる。

　そうして――天才的な思考で思いついたのが――

「な、舐めるの！？おちんちんを！？

　……え、ええ～……っ♥」

「ふふっ♪大丈夫ですよ、伊地知先輩♡こんなに凶悪な形ですけど、別に毒とかあるわけじゃないですし……っ♡

　なにより……♡

　さっき舐めてもらったんだから……今度は、舐めてあげるのが礼儀ですよ？」

「う、うう……っ♥

　……ん……っ♥

　すんすん……っ♥すぅ～……っ♥ん……っ♥ふぅ……っ♥

　……汗臭い、かな……？おしっこの匂いも……っ♥

　これ……舐めるんだ……っ♥

　普通、なの？恋人同士なら？……うわぁ……っ♥すごいなぁ、カップルって……っ♥

　……好きな人のおちんちんなら……舐められるもんなんだ……っ♥」

”ちろ……っ♥”

「んぇ……っ♥変な味……っ♥しょっぱい……かも……っ♥」

”ちろちろ……っ♥れろ……っ♥んちゅっ♥れろ……っ♥ちゅっ♥ちゅっ♥”

「うぅ～……っ♥美味しくはない……け、けど……っ♥」

「けど？」

「……どうしても……舐められない、ってほどじゃないかも……っ♥」

「ふふ……っ♡

　先輩、贅沢ですね～……っ♡

　私達……どっちか一人だけでもぉ、おちんちんしゃぶってくれたら、死んでもいい～って男子、い～っぱいいるんですよ？

　それなのに……二人一緒がいいなんて……っ♡」

　それじゃ……私も……っ♡んれぇ……っ♡」

”れるれるれる♡じゅるるるる～っ♡ぶじゅっ♡んじゅっ♡じゅるるる～っ♡”

「――わぁ……っ♥すっご……っ♥

　……んっ♥……い、痛くないの？大丈夫なの？おちんちんって、男の人の一番の弱点って聞いてたんだけど……っ♥」

”んちゅ……っ♥れる……っ♥れっろぉ……っ♥れるれる……れぷ……っ♥”

　あなたの肉棒を舐めてくる――Ｗフェラであるのだ。

　喜多ちゃんの舌使いは、流石の一言だ。雌として天性の才能を持つ彼女が、あなたと何度も肉体関係を持っているのだ。雄の弱点を徹底的に攻め抜くような、力強く濃厚なフェラチオ。あなたの肉棒は容易く弄ばれてしまい、ひたすら快楽に悶えるだけだ。

　一方で虹夏ちゃんのフェラチオは――”下手くそ”と言うことに躊躇がないもの。

　勿論、彼女はそれでいいのだ。初体験からいきなりフェラチオが上手くて、興奮をする性質もあるが――伊地知虹夏という少女は、下手くそであればあるほど、男を喜ばせることが出来る。彼氏がいそうには見えない大天使だからこそ――逆に、「彼氏がいそうだな～」と思えてしまう存在。虹夏ちゃんに元彼がいた、という情報だけでも、男の子は脳味噌を粉々に破壊されてしまう。だからこそ――「うっわ、この下手くそなフェラチオ……っ♡絶対初体験でしょ……っ（笑）」と確信をいだける”雑魚フェラ”に、あなたは激しく興奮をしているのだ。

　喜多郁代も伊地知虹夏も、それぞれが最高級の美少女だ。

　学校は違うので――どちらも互いに”ナンバーワン”という立場は矛盾しない。「男子に人気」という意味での、ナンバーワンだ。彼女達の通う学校の男子生徒は、殆ど全員が、二人の存在を意識しているに違いない。学校祭でバンド活動をして、放課後にはライブハウスにも立っている――というだけでも、一般男子高校生くんにとっては高嶺の花であるのだ。それが――男の子を簡単に惚れさせてしまう、超絶美少女であれば。「好きになるな」という方が、無理な話であるのだ。

　そんな彼女達が――

　今、あなたの肉棒を両側から舐めしゃぶっているのだ。

　股間から突き出た逸物には、たっぷりの汗と汚れが染みついている。先ほど、虹夏ちゃんを押し倒してクンニをしたときの「うっほ……っ♥雌くっせぇ……っ♥」と感じたそれが、そっくりそのまま、今の肉棒の汚れであるのだ。二人はそれに苦言を呈してもおかしくはないのに――うっとりと、まるで親猫が子猫をグルーミングするかのように舌を這わせて、肉棒の汚れを綺麗に舐め尽くしてくれるのだ。

　喜多ちゃんと虹夏ちゃんのＷフェラに、そのまま射精するという選択肢もあったが――

「……あ……っ♥

　そういえば……私……っ♥

　これ、ファーストキスなんだね……っ♥」

　虹夏ちゃんが、ポツリと漏らした言葉に――

”びくんっ♥♥♥”と肉棒が大きく弾むのだ。

　彼女は深い思考を介在させずに、それを呟いたのだろう。

　ラブホテルの一室で、フェラチオの水音だけが響く沈黙に耐えきれなかったのかもしれない。結束バンドの潤滑油的な存在として、そうした適当な雑談を振るのは彼女の役割だったのかもしれないが――

　あなたの肉棒には、あまりにも強く響いたのだ。

「……伊地知先輩♡

　もっとも～っと……おしゃべりして、いいですよ♡」

　彼女達のような美少女に――耳元でぽしょぽしょ囁かれる生ＡＳＭＲが弱点だと、あなたは喜多ちゃんに知られている。

　肉棒に舌を這わせながらも、喜多ちゃんは捕食者の瞳で上目遣いをしてくる。虹夏ちゃんは言葉の意味はわからなかったようだが、この場ではレッスンを受けている立場なのだ。経験者である喜多ちゃんの言葉通りに、従っていき――

「え、え～っと……っ♥

　……このおちんちんが……っ♥

　私のはじめて……奪っちゃうんだね……っ♥

　うんっ♥すっごく大きいから……は、入るのかなぁ……っ♥

　女の子のお腹ってね？赤ちゃん産めるように作られてるから……っ♥頭では、入るってわかってるんだけど……っ♥でも、やっぱり信じられなくて……っ♥

　だって……っ♥

　このおちんちん……すっごく大きいんだもん……っ♥」

”びくびく……っ♥びくんっ♥どくんっ♥”

「……ふふっ♪伊地知先輩……えっちすぎますよ……っ♡」

　伊地知虹夏が無防備に吐き出す言葉に――

　あなたは、容易く限界を迎えてしまうのだ。

　ちんちんのサイズ感を褒められても、基本的に嬉しくはない。あなたはネットを見すぎて、自身のサイズがどれだけのものであるのかを理解しているのだ。大きいものを”大きい”と褒められるのとは違う。「馬鹿にしているのか」とひねくれた感性で受け止めてしまうのだが――

　伊地知虹夏は、そういうラインには存在していないのだ。

　大勢の男と関係を持っているヤリマン美少女が「ちんちんに大事なのは大きさではないから」と誤魔化すのとは、まるで違う。彼女にとって、比較対象のサンプルは一つしかないのだ。「あなたのちんちんが、自分の股間のおまんこに挿入されるとしたら、到底、入りきらない大きさだから凄いんだ」と――心の底から、まっすぐ、自身の肉棒を賞賛してもらえる状況。理性がグズグズに蕩けてしまい、あなたは、彼女達の口から肉棒を引き離す。二人の唾液でべっとりと汚れて、でろでろになった肉棒。自らのおちんちんをオカズに、シコれそうだと思う日が来るとはな――と感慨に耽りながら――

”どさ……っ♥♥”

「あ……っ♥」

　あなたは――

　虹夏ちゃんを、ベッドへと押し倒すのだ。

　先ほど、クンニでトロトロに濡らしてから時間が経ったが――あなたの肉棒にフェラチオをしている間、彼女もまた、強い興奮を抱いていたのだろう。自らの秘所に腕を伸ばしながら、フェラチオをしてくれる美少女というのは――おちんちんにとって、あまりにも都合が良すぎる存在。喜多ちゃんが沢山の経験で培ったテクニックとは、また意味が違う。極上の雌としての本能が、それをやらせてしまっているのだ。

　あなたは、押し倒した虹夏ちゃんに覆い被さってやる。

　これが非合意であれば、彼女は悲鳴を上げて助けを求めるか――あるいは恐怖に顔を青白くしながら、声一つ出せずに脅えるのだろうが――

「ふぅ♥ふぅ……っ♥

　……やっ♥

　優しく……してください……っ♥」

　虹夏ちゃんは――

　トロットロの雌顔で――表情一杯に期待を溢れさせて、あなたを見上げているのだ。

　我慢が出来ずに、あなたはそのまま腰を前に突きだしていく。”にゅるっ♥”と、ぬるぬるの沼へと肉棒の先端が触れる。底なし沼のようなそれは、本来、人間の反応的には”思わず腰を引いてしまうもの”であるのだ。人体は恐怖に敏感であり、自らの急所である逸物を、万が一にも危険な目には合わせたくないのだ。

　それでも――

　あなたはその”沼”が、どれほどに気持ちいいのか――知ってしまっているのだ。

　臆すことなく、腰を前に突きだしていく。窮屈で狭い蜜壷が、あなたの肉棒で”ぐぐぐぐ～……っ♥”とかき分けられていく。虹夏ちゃんの喉からは「あ……っ♥ぐ……っ♥」と色気のない声が漏れて――そして、あなたの肉棒の先端に、ちょっとした抵抗が現れる。喜多ちゃんのとき以来――、人生で二度目の感触だ。あなたが主導権を握っているのは、虹夏ちゃんが痛みに窮せずに済むようにするため。予防接種で注射をする際、自分で自分に針を刺すことはない。腕を差し出して、針を入れられて、注射をされて――針を抜かれるという一連の過程が全て、相手側が主導権を握っているのと同じだ。

　虹夏ちゃんのことを想うからこそ――

　彼女の痛みは考慮せずに、あなたは肉棒を押し込んでいくのだ。

”ぶちぶち……っ♥”と処女膜をかき分けていく感触が、肉棒の先端に響く。「ああ、これは生涯、忘れることが出来ないのだろうな」と思いながらも、あなたはそのまま腰を突き出して――

　亀頭の先っちょを、虹夏ちゃんの子宮口に触れさせてやるのだ。

「はぁ……はぁ……んぐ……っ♥

　……い――ったぁ……っ♥」

「ふふっ♪伊地知先輩♡

　はじめての卒業……おめでとうございます♡」

「う、うん……っ♥んぐ……っ♥はぁ♥はぁ……っ♥

　な、なんて言うか……っ♥思ったより、痛くて……っ♥んんっ♥思ったよりは、痛くない、かも……っ♥」

　虹夏ちゃんの膣肉は、トロトロにほぐれていた。

　極上の雌というのは、優秀な雄を惹き付けて、子作りをして、子孫を残すことに特化しているのだ。膣肉の”具合”というのも、普通の女のそれとは比ではない。（勿論、あなたは喜多ちゃんとの経験しかないので、比較出来ないが）

　だが、その一方で人間として――当然、痛みには敏感であるのだ。

　腹の内側が裂かれていき、痛みを感じるのは人間として正常なこと。頭の中では、快楽と苦痛が同じだけ響いているのだろう。あなたの肉棒を受け入れても、まだ、僅かに余裕は感じられる。このまま乱暴に腰を振っていけば、いずれは気持ちよさが勝るのだろうが――そこに到るまで、痛みがあるのならば。これが適当に出来た、適当な彼女であれば性欲を誤魔化さなくてもいい。自らの股間に従い、激しく腰を振ってやればいいだけ。終わった後に「総合的に、気持ち良かった」という答えさえ引き出せれば、それでいいのだが――

　伊地知虹夏を相手に、そんな乱暴な交尾が出来るはずもない。

”すり……っ♥さわさわ……っ♥”

「あ……っ♥んん……っ♥

　私なら、大丈夫……だよ……っ♥気にしなくて……あ……っ♥いい、から……んん……っ♥」

「ふふ……っ♪先輩、優しいんですね……っ♡

　はいっ♡そうですよ～……っ♡今はぁ、今だけは……っ♡伊地知先輩とのラブラブ彼氏なんですから……っ♡

　だ～い好きな彼女にやるみたいにぃ……っ♡優しいなでなで……っ♡さわさわ……っ♡私の身体でい～っぱい勉強した、女の子の気持ちいいところ……っ♡責めつくしてあげてください……っ♡」

「今日一日だけの関係」だと、頭ではわかっていても――

　快楽の沼に沈めることで――明日以降の関係も、当然のように期待をしてしまうのだ。

　虹夏ちゃんの身体へと、あなたは手を伸ばして愛撫をしていく。満員電車の中でやれば、一発で退学に追い込まれるような痴漢行為も――ラブホテルの中、全裸で結合している状態では、全てが許されていくのだ。

　あなたはまず、彼女の臀部を揉みしだいてやる。

　骨盤が既に出来上がっており、赤ちゃんを産むのに十分な準備が整っている――大きなお尻だ。デニム地のズボンをパンパンに張り詰めさせて、漫画週刊誌のグラビアに載るようなデカケツではない。あくまでひっそりと、お淑やかでありながら――指を揉み込ませると弾力で主張をしてくるタイプのお尻であるのだ。

　虹夏ちゃんの胸元には、ふわふわな肉饅頭が二つぶら下がっている。大きさ――という意味では、結束バンドの中でも下から数えた方が早いのだろう。だが――あなたの比較対象はつるぺたの喜多ちゃんであるのだ。それに比べれば、虹夏ちゃんは圧倒的な”巨乳”であり――あなたは楽しみながら、それを揉みしだく。

　教室の狭い通路ですれ違う際に、肘が、ブラジャー越しの硬い乳房に”ふにゅっ♥”と触れ合うだけでも――男の子にとってはオカズになる。虹夏ちゃんが少し恥ずかしそうに「あ、あはは♥ごめんね♥」と謝罪までしてくれば――もう、それは生涯残る性癖となるのだ。ある意味では罪深いとも思えるものだが――今、あなたの双掌は、虹夏ちゃんのノーブラおっぱいを揉みしだいているのだ。肉棒をギンギンに隆起させながら、あなたは夢中になっている。

　肩も、首も、腋も、くびれも、太腿も、尻も、膝も――彼女の全身を徹底的に、愛撫し尽くしてやる。流石に足の裏だけは、距離的に届かないのだが――そこは喜多ちゃんが代わりにしてくれるのだ。肉棒は未だに、膣内に収められたままだ。最初は、異物を吐き出すように”いやいや♥”と拒んでいた膣だが――今では、きゅうきゅうとあなたの肉棒を締め付けてくれる。マン汁をどばどばと溢れさせるのは、雄によるピストン運動の潤滑を助けるためだ。自ら食卓に上がり――更には調理まで済ませてくれる家畜のような、徹底的な都合良さを――あの、大天使の伊地知虹夏が見せつけてくるのだ。

「ふぅ♥ふぅ……っ♥

　あ、ありがとうございます、先生……っ♥

　……痛い、の……っ♥まだ、ちょっと、残ってるけど……っ♥我慢、出来ないほどじゃない、から……っ♥んん……っ♥

　動いて……ふぅ♥ふぅ♥いい、から……っ♥」

　虹夏ちゃんは――

　あなたの首に両腕を回して、両足を背中に回して――耳元で囁いてくる。

「ふふっ♪先輩、いいんですか……？

　今日……安全日か……まだ聞いてないですよねぇ？」

「んん……っ♥だ、大丈夫……っ♥安全な、日、だから……っ♥中に出して、いいよ……っ♥」

「あ～っ♡そこは誤魔化さないと駄目なんですよ？もしかしたら危険日かも～……な～んて思いながらぁ♡中出しするの……っ♡男の子が一番気持ち良くなるんですから……っ♡」

「そ、そうなの？ごめんなさい……んんっ♥私、その辺り……よく、わからなくて……っ♥

　これから……んんっ♥一杯……教えてくれたら、嬉しいな……っ♥」

　あなたは――もう、とっくに限界を迎えている。

　虹夏ちゃんとセックスをして、処女膜を破る――というだけでも、男の子には激しい興奮があるのだ。彼女が嫌々と拒むのを抑えつけてレイプしても――あるいは睡眠薬で意識が朦朧としているマグロ状態でも――男の子にとっては関係がない。「伊地知虹夏の初めてを奪った男」という栄誉の前では、その経緯なんて簡単に霞んでしまうのだが――

　虹夏ちゃんが――

　両手両足を絡めた”だいしゅきホールド”をしてくれば――そんなことを言っている余裕はないのだ。

”ぬちゅっ♥どちゅ……っ♥ぐちゅちゅ……っ♥ぶちゅっ♥ぶじゅぶ……っ♥”

「んんん゛……っ♥あっ♥はぁ……っ♥ん……っぐぅ……っ♥

　だい、じょうぶ……っ♥これくらいなら……っ♥ふぅ♥ふぅ……っ♥全然、耐えられる、からぁ……っ♥」

　あなたは、虹夏ちゃんの膣内へとピストンを注ぎ込んでいく。　

　お腹の中で、処女膜が裂けた後の膣内をほじくられているのだ。痛みが存在しないはずはないが――人間の身体というのは、それに耐えるために脳内物質を吐き出すことが出来る。

　化学的に精製された違法薬物を静脈に注射して得られるそれを――遥かに凌駕した、人体の神秘とも言える脳内麻薬。違法薬物の数万倍の快楽は、肉体に誤った反応を導かせる。本来ならば、苦痛に耐えて苦悶の表情を浮かべなければ行けない場所で――虹夏ちゃんは「痛気持ちいい」という感覚に惑っているのだ。

　あなたはと言うと――その気持ちよさに、すぐに腰を抜かしそうになる。

　喜多ちゃんの膣内も十分に気持ちいいのだが――種類が違うのだ。あなたの肉棒をきゅうきゅうと締め付けて、精液を搾り取ろうとする喜多ちゃんまんことは違い――虹夏ちゃんのそれは、ふわふわの感触であなたを抱きしめてくれるのだ。どろっどろに濡れて、まん汁がべっとりの膣内。膣ひだの一枚一枚は、喜多ちゃんよりも厚くて広いのだ。喜多ちゃんの膣が「一秒でも早く射精したい！」と思えるものであるとするならば――虹夏ちゃんのそれは「一秒でも長く味わいたい……っ！」と思えてしまうものであるのだ。

「はぁ♥んん……っ♥気持ちいいよ、これ……っ♥んんん……っ♥あっ♥ふぅ♥ふぅ……んんん～……っ♥

　すごいね……っ♥えっちって、こんなに、気持ちいいんだ……っ♥ふぅ♥ふぅ♥癖になっちゃうかも……っ♥」

「伊地知先輩？……いいんですよ？先輩になら……私のセフレ、貸してあげても……っ♡」

「……んんっ♥だめ、って……言わなきゃなんだけど……っ♥そんなの、おかしいって……っ♥ふぅ♥ふぅ♥言うべき、なんだろうけどね……っ♥

　ちょっと……んんっ♥

　本気で……考えさせて……っ♥」

　虹夏ちゃんはもう、快楽の方が勝っているらしい。

　あなたの腰使いに一々、彼女は甘い嬌声を響かせてくる。男の子にとって「自分の腰使いで、女の子を喘がせる」というそれに勝る優越感は存在しない。虹夏ちゃんが耳元で響かせる甘い音色に、あなたの理性はすぐに蕩けていく。

「…………っ♥」

　最初――

”それ”はなしだと、互いに約束をしていた。

　男の子が初体験に備えて、ゴムの付け方を練習するように――女の子にとっても初体験は大事なものだ。愛しい恋人との初夜において、まさかもたもたとして、萎えさせるようなことがあってはならない。「破瓜の痛みに耐えきれずに、ぎゃあぎゃあと泣き叫び――それが尾を引いて別れることになる」というのは、虹夏ちゃんにとっては耐えられない代物。だからこそ、彼女はこうして、あなたとの”練習”をしているのだが――

　だからこそ、”それ”は、未来の彼氏に取っておきたいと言われたのだ。

　あなたは、十分に満足していた。

　肉バイブ役であっても、虹夏ちゃんの処女を奪えるという栄誉で、満足をしないはずもない。だからこそ、”それ”をしなくてもいいとは思っていたのだが――

　互いに無言になり、見つめ合うと――

”いい雰囲気”になってしまうのは、仕方がないことだ。

　虹夏ちゃんがあなたの顔を押さえて「だめ！それはだめ！」と言ってくれば、あなたも耐えられたのだろうが――

「…………んっ♥」

　彼女は――

　目をふんわりと瞑り、唇をあなたに差し出してくるのだ。

「違っていたら、後で百発殴られよう」と覚悟を決めて――

”んちゅ……っ♥”

「…………っ♥」

　あなたは、虹夏ちゃんに唇を重ねてやる。

　ぷにぷにで、ふわふわで、柔らかな唇。喜多ちゃんとのキスはなし崩し的にやられたので、事後になってからようやく「ああ、僕は喜多郁代とキスをしたんだ」という感慨に耽ったものだが――

　あなたは、今――

　伊地知虹夏という美少女のファーストキスを、奪ってしまったのだ。

「先輩……っ♡

　こんな贅沢なの……ファンの男の子に知られたら殺されちゃいますよ～？」

　喜多ちゃんはニヤニヤとしながら、あなたを挑発してくる。

　自分が今、超絶美少女二人と一緒にいるという事実に――ラブホテルで全裸になり、避妊具も着けない生交尾をしているという事実に――脳味噌が沸騰しそうになる。”じゅるるるる～っ♥れろれろ♥ぶじゅっ♥じゅぶ～っ♥”と舌を濃厚に絡めて、意識をどうにか追いやろうとする。虹夏ちゃんもそれが初めてのキスであるのに、彼女の本能は”どうすればいいか”をわかっているのだろう。あなたの舌に、舌を絡め返してくるので――濃厚なディープキスをしてしまう。

　最早、破瓜の痛みというのが遠い昔の話にも思えてしまう。あなたのピストンは、喜多ちゃんを相手にするときと同じ、”本気”のものだ。処女を気遣ってやり、痛みが減るようにするものではなく――自らの欲情を発散させるためだけに、相手を一切気遣わずに、肉棒に快楽を与えるための腰使いだ。やがて唇を離して、あなたは上体を起こす。虹夏ちゃんの細い腰を掴んでやるのは――本気の射精を膣内に注ぎ込んでやるためだ。重なり合って、ケダモノのように吐き出すのではなく――人間として、彼女の目を見つめて、「絶対に妊娠させるのだ」という決意を持っている。虹夏ちゃんは安全日であるし、事後にはアフターピルも飲むだろう。妊娠の確率はほぼゼロ％だが――それでも”もしかしたら”という可能性は消えない。虹夏ちゃんの目を見つめてやり「絶対に孕ませるからな」という意思を叩き込むのだ。これは「勃起したおちんちんを、濡れているおまんこに入れたら、なんか気持ちいいぞ」という原始人の本能ではなく――「孕んでしまったら、人生がめちゃくちゃになることを理解した上で――孕ませてやるからな」という文明人の射精であり――

　虹夏ちゃんはそれを理解して、”きゅ～っ♥”と膣を締め付けてくる。

　それが好意でも嫌悪でも、「孕ませる」という視線は彼女達にとっては特別であるらしい。あなたはそのまま、虹夏ちゃんの最奥に吐き出そうとするのだが――「先輩……っ♡こっちも……っ♡」と喜多ちゃんが、あなたにしがみついてくるのだ。彼女の狙いは、あなたの唇であり――”にゅるんっ♡”と舌を割り込まれれば、反論をする暇もない。先ほどまで、虹夏ちゃんとの一対一の交尾をしていたので、喜多ちゃんは不満であったのだろう。口の中にたっぷりと溜まった、甘露の唾液を流し込まれて――あなたは腰を最奥まで叩きつける。喜多ちゃんとのラブラブディープキスを味わいながら、虹夏ちゃんのおまんこをオナホにして射精するという――最大の贅沢。今のあなたは、それを受け止めても失神するようなことはなく――もう一度、虹夏ちゃんの膣が絶頂を迎えて肉棒を締め付けると――同時に――

”びゅるるるる～っ♥びゅるるるるっ♥どびゅどびゅ♥びゅるびゅる♥びゅるる～っ♥”

”びゅぐびゅぐっ♥どびゅどびゅ♥びゅるるる～っ♥ぶびゅるるるるっ♥”

”びゅ～っ♥どびゅ……っ♥びゅるるる……っ♥びゅるる～……っ♥”

”…………っ♥♥♥”

　あなたは――

　虹夏ちゃんの膣内へと、特濃精液を吐き出していくのだ。

　自慰行為の際の射精とは当然違うが――喜多ちゃんのセックスの時とも違う。虹夏ちゃんのことを本気で孕ませて、責任を取って、「お嫁さんにしてやる」という覚悟をたっぷりと詰め込んだ特濃射精であるのだ。虹夏ちゃんは「んん……っ♥ああっ♥ふぎゅ……っ♥」と、呻き声にも似た嬌声を響かせる。膣内に精液がぶちまけられる感覚だけで、軽く達してしまったのだろう。膣肉がぎゅうぎゅうと肉棒に吸い付いてくる感触に、あなたは思わず溜息が漏れそうになるが――喜多ちゃんが舌を絡め合わせて、あなたの溜息までも吸い込んでくるのだ。極上の美少女二人に、全てを包み込まれている状況であり――

　やがて、最後の一滴が吐き出されてから肉棒を引き抜くと――

「はぁ……はぁ……っ♥

　すごいね……男の子とのえっちって……っ♥

　激しくて、逞しくて……ふぅ♥ふぅ……っ♥

　……ねっ、喜多ちゃん……っ♥

　さっき言ってた……貸してくれるってやつ……っ♥あ、あの……っ♥

　本気にしてもいいかな……？」

　虹夏ちゃんは――

　膣穴から、あなたが吐き出した精液を――”どろぉ……っ♥”と溢れさせてくるのだ。

「勿論ですよ、伊地知先輩……っ♪」

　喜多ちゃんは、ニコニコと笑みを浮かべている。

　彼女にとっては、きっと――「大好きな皆と一緒に、幸福な乱交が出来る」というのが最大の幸せなのだろう。あるいは――他の二人もこの先、加わっていくのかもしれない。男の子としては、その幸運に喜ぶべきなのだが――今、もう既に、虹夏ちゃんと喜多ちゃんの二人だけでも肉体は限界であるのだ。射精回数には限度があるのに――もしもそれが倍になったら。いよいよ死んでしまうのではないかと不安になるのだが――「それじゃあ、伊地知先輩……っ♡お掃除フェラ……してみましょうか♡」「う、うんっ♪一生懸命がんばるから……見ててね……？」と、二人があなたの両側から肉棒を挟んで――舌を伸ばして、汚れを綺麗に舐め取ってくるのだ。理性がどれだけそれを拒んでも、雄としての本能が受け入れてしまう。いつか彼女達に貪り尽くされて、テクノブレイクで死ぬとしても――それは男の子の本望であるのだ。自身の肉棒にむしゃぶりつく、二人の頭を優しく撫でながら――あなたは金玉の中でぎゅるぎゅると精子を作っていく。この先のハーレムの為には――少なくとも、二人程度は満足させなければならないのだと強く決意をして、寿命を削ってでも、虹夏ちゃんと喜多ちゃんをたっぷりと満たしてやるのだと決めた。