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「ったく……本当にしつこいわね!……圧縮!!」


”きゅいーん……っ!”


「ふぅ……一通りは退治したけど……うわ、スコアヤバすぎ……っ♪


 ほんっと、特異点様々ね~♪隣町にもいるって噂は聞いてたけど……♪こいつがいるなら、もう十分かも♡」


 あなたの目の前では――


 今、魔法少女が戦っている。

 

 それは今期見ているアニメの設定や、あるいはVRを使った高度な娯楽映像であれば――どれほど良かったのだろうか。

 確かに、空想や妄想に浸るのは好きだが――それは飽くまで、現実逃避的な話だ。

 現実に訪れないからこそ――頭の中で好き勝手に設定を練り広げて、都合良く物語を展開させられるのだ。作品として作り上げるわけではなく、読者や視聴者もいないので――海外のスラム街の違法建築が如く、設定をどれだけ積み重ねても怒られることはないのだが――


 それが現実、目の前にあるならば話は別だ。


”魔法少女”の彼女は羽根を生やして、空を縦横無尽に飛び回っている。

 

”淫獣”と呼ばれる怪物達に、光線のような攻撃を与えて退治して――小さなキューブの中に”圧縮”をしているのだ。あなたにはまるで、理解が及ばない範疇の出来事。「鳥が空を飛べるのは、骨がスカスカであるからで――人間に羽根が生えても飛ぶことは出来ない」という常識を教わった身としては――

 まず、彼女達が空中に浮いている時点で、思考を放棄せざるを得ないのだ。

 遥か上空を滑走する飛行機が見えるのは――機体が元々大きいからだ。それならば、通常サイズの人間が空を飛べばどうなることか。答えは今、あなたの目の前にある。豆粒サイズの彼女は、表情すらうかがい知ることが出来ない。これが演劇の舞台を観劇しているならば、双眼鏡でもかざすところだが――生憎と、今のあなたは手ぶらであるのだ。

 あなたの周りにも、大量の”淫獣”が存在している。

 クラゲのような形の生き物は、一つ目をギョロっと大きく、あなたを見つめている。

 怒りや憎しみに満ちた視線であれば、まだ、反応も出来たのかもしれないが――そこにあるのは、昆虫に近い視線であるのだ。何を考えているのか、一切わからない。友好的な態度であるのか、それとも、一秒先にあなたを捕食する気であるのか――、一般人代表であるあなたに、理解できるはずもないのだ。


 あなたは、今、魔方陣の中に立っている。

 

 魔法少女である彼女達が作った魔方陣は、淫獣の攻撃を遠ざけるものであり――「そこに立っていれば、あんたの身の安全は保証するから♪」と彼女は言ってくれたのだ。例えば、神様があなたの目の前に現れて「今すぐ死んだら天国に招待するよ」と言ってきても、あなたは絶対に信頼せずに逃げ出すのだが――

 彼女が――


『ねえ、暇つぶしに、死んでくれない?』


 と言ってくれば――あなたは、それに従う他にないのだ。

 信仰ともまた違った感情を、あなたはその魔法少女に抱いているのだ。彼女に認知されたいと思うそれすらも、ファンにとってはおこがましいもの。ファンクラブ会員限定ライブを開いても、東京ドームが満席になり、チケット落選したファンが絶望をSNSで繰り広げるような――そんな存在が、彼女であるのだ。10万人のファンクラブ会員を持つ彼女の人生の、たった数分でも、あなたが独占できるのならば――

 それは、文字どおり「命を賭ける」という価値があるのだ。

 とは言えど、彼女がそれを命令してこないだろうというのも理解していて――閑話休題。あるいはあなたが、彼女と共に戦ったり、彼女に魔力を供給できる立場ならば話は別だが――あなたは、ただの”疑似餌”に過ぎないのだ。身動きが出来ない立場であり、彼女も豆粒ほどの姿であり――然らば、そうして思考を繰り広げるのが唯一の方法なのだが――


 ようやく、彼女が――


”ばしゅーんっ!”と、勢いよく降りてくるのだ。


 土埃が舞う――という言葉では表現が出来ないほどの勢い。一瞬、ミサイルか何かが着弾したのではないかと錯覚するほど。それでも彼女は平然としているのだ。通常の人間であれば、超高速で落下して、地面の寸前で急ブレーキというのは――脳の判断も、肉体の負担も、途方もないものであるはず。だが――そこにいる彼女は”魔法少女”であるのだ。あなたのような矮小な人間の常識を、いとも容易くひっくり返す存在が彼女だ。「あなたの頭の中にある物理法則を彼女に求めるのではなく、彼女が実現している物理法則を頭の中にインプットしろ」と言わんばかりの、圧倒的な存在感であり――


「はぁ~、疲れた……由比もイタリアまで映画の撮影行ってるから頼れないし……


 特異点を試すの、由比が戻ってきたからの方が良かったかも……


 ……あっ、あんたもお疲れ~


 囮の餌としては十分に役に立ったわよ?ふふっ♪」


 彼女は――


 倉本エリカは、あなたを前に小悪魔的な笑みを浮かべて――

 ただのそれだけで、もう、あなたの心臓は破裂しそうなほどに昂ぶるのだった。



――――



 倉本エリカという存在を一言で表すならば「国民的トップアイドル」だ。

 芸能事務所ピンクタートルに所属している彼女は、圧倒的に美しい容姿に、生唾を飲み込む極上の肢体に――更に、人々を虜にする清廉な歌声によっていとも容易く、芸能界の頂点に登り詰めた。グラビアアイドルとしても、歌手としても、モデルとしても――全てが超一流な存在。三年連続で彼女にしたい芸能人一位であり――

 当然のようにあなたも、彼女に惹かれてしまった存在の一人だ。

 日本人の父とスウェーデン人の母を持つダブルだが――彼女の見目麗しいそれは、生まれ持っての強い才能であるのだろう。どれだけの努力を積んだところで、一般人が「倉本エリカ」になることは絶対に出来ないと、人々は本能で理解をしてしまう。背伸びをした程度の美女ならば、妬みや嫉みで不満を口に出来ても――遥か上空に位置する上位存在を前に、人々はただ拝むことしか出来ないわけだ。

 艶やかな茶髪をツインテールに結んでいるのも――愚かな雄を見下すような、少し厳しい視線も――そのくせ、ステージの上に立ったときは120点のパフォーマンスで人々を虜にする笑顔も――全てが完璧な存在なのが倉本エリカだ。ネットでアンチが意見をしても「でもお前、エリカでシコってるじゃんw」と言われてしまうし――そこで「はあ?あんな巨乳女でシコってないけど?」と反論をすることが出来ないほどに、彼女は極上の肢体をしている。性癖は各々それぞれが持っていても――「倉本エリカでシコることが出来ない異常者」という存在は、中々に見つかるものではないのだ。

 10万人のファンクラブ会員がいる彼女は、当然のように大勢の男達を――

 特に、女にモテない男子を虜にしている。

 あなたも含む、恋人を持たない男にとっては「適当な女を彼女にして、ご機嫌を取って、避妊具付きのセックスをするくらいなら――倉本エリカの生膣を妄想しながら、オナホで自慰行為をする方がよっぽど気持ちいい」という理屈が適用されてしまうのだ。


 その日――あなたは、倉本エリカのライブを見に行っていた。


 五万人のキャパを持つドームであっても、ファンクラブ会員の半分は落選をすることになる。その上で、その日は一般のファンも詰めかけていたわけで――、三階席の一番奥であっても、あなたは座席が用意されたことを派手に喜ばなければいけない身。案の定、ステージの上のエリカの表情すら見えない遠い座席だが――同じ空間に彼女がいる、というだけで、あなたは十分すぎるのだ。巨大モニターを眺めながら、二時間半のライブを終えて帰路に着くことになり――

 あなたは混雑を避けるために、迂回路を選んだのだ。

 最寄り駅には大量のファン達が詰めかけるだろうし――少し歩いた先にある、別の路線の最寄り駅も、結局「混雑するから、ちょっと歩いてそっちの駅で帰ろう」と思ったファン達ですし詰めになるわけだ。歩くのは元々嫌いではないので、かなり歩くことにはなるが、遠い駅に行こうとスマホの地図を見ながら歩いていたから――なのか――


 いつの間にか、知らない公園に辿り着いていた。


 オフィス街の近くにあるそこは、昼間は大勢の人で賑わうのだろうが――夜になると閑散としている。風が木の葉を揺らす音だけが響き、不気味さすら感じさせるほど。ただ、まあ、十代のうら若い小娘が歩いているわけではないのだ。ゲイの強姦魔であったとしても、自分は好みから外れるだろうと思い、スマホの地図を頼りに公園を突っ切ろうとしたのだが――


 あなたの目の前には――


 一つ目がぎょろっとした、怪物が不意に現れるのだ。


 ドラマや映画であれば、不気味な雰囲気の後に徐々にBGMが静まり――邂逅と共に、激しく恐怖を煽る音楽が鳴り響くのだ。視聴者は「おいおい、何を呑気に眺めているんだ」「さっさと逃げ出せば命は助かるのに」と、エアコンの効いた涼しい部屋で、スナック菓子を食べながら考えられるのだが――

 現実は――あまりにも脈絡がないのだ。

「え?これドラマの撮影?ドッキリ番組?」という思考が、まさか本当に自分に訪れるとはなと――その感情が真っ先に脳内を支配する程度には、あなたは硬直して身動きが取れないのだ。夜道で車に轢かれる猫が、最期の瞬間まで、ピタッと硬直しているように――あなたも、数秒後に訪れる確実な死を前に、呼吸すら忘れていたのだが――


”――ばしゅんっ”


 と、風を切る音が響くと同時に――


”ばちゅんっ”と激しい破裂音が響き――

 目の前の怪物が、一瞬で弾けるのだ。

 あなたの頭にはドボドボと、熱い粘液の詰まった内臓が降りかかるのだが――「助かった」とも「うっわ汚え」とも思うことも出来ずに「え?え?」となるばかり。急展開の起きる漫画を読んでいる際の「あれ?ページ読み飛ばしたかな?」となるような感覚に追われていると――


「――ちょっとあんた、大丈夫!?」


 あなたの目の前には――


 魔法少女姿の倉本エリカが、颯爽と現れるのだ。

 

「ああ、やっぱりドッキリか」とも思うのだが――

 エリカの格好は、その、あまりにも扇情的であるのだ。

 彼女はグラビア撮影に乗り気であり、日本中の男の子の性癖を歪めさせたいのでは――と思うほどに、ドスケベでハレンチなイメージビデオや写真集を見せつけてくる。そもそも、倉本エリカという存在自体がドスケベにもほどがあるのだ。彼女が制服姿で、教室で物思いに耽っていても――寝間着代わりの毛玉だらけのスウェットで、髪を上に結び、おでこを丸出しにしながら眼鏡を着用していたとしても――あるいはコメディドラマのワンシーンで、熊の着ぐるみから顔だけを出していたとしても――男の子というのは「それはそれで、めちゃくちゃシコれるな」と思ってしまうものであるのだ。

 スクール水着であっても、スーツ姿であっても、チアガールの格好をしていても――結局、その全ては男の子達には極上のシコネタとなるわけだ。然らば、彼女は恥ずかしがるよりも――さらけ出す方を選んだらしい。『恥ずかしいと思わなければ、恥ずかしくはない』という信念によって、布地の少ない水着や、お尻を強調するタイトスーツや、アンスコなしのパンチラチアガールもこなしていたわけだが――


 目の前の魔法少女姿は、ちょっと、レベルが違うのだ。

 

 どれほどに胸チラや尻チラを見せたところで、倉本エリカの乳輪の形や乳首の色を、ファンは知ることが出来ないのに――目の前にいるのは、マイクロビキニもかくやという白の布地で、胸元を覆っている倉本エリカであるのだ。というか――はっきり言って、乳輪と乳首はすっかりと形を露出させている。大勢のファンの男達が「今までの水着姿を全てAIに学習させた結果、隠れているのはこの部分であり――即ち、エリカの乳輪と乳首は意外とデカいのだ」と議論していたそれが――まるで馬鹿馬鹿しく思えるほどに小振りで、しかし、しっかりと赤子に母乳を与えられる乳首をしているのだ。

 下半身のショーツも、股下〇センチ――を通り越して、マイナスに踏み込むような食い込み具合だ。身体にピッタリと密着しているので――ああ、想像もしていなかったが――

 彼女の”まん筋”が布地越しにピッタリと浮かび上がっているのだ。

「倉本エリカはアイドルだから、おしっこをしない」と、他の妄信的なファンのように考えたことはなかったが――ああ、「倉本エリカにも、ちゃんとおまんこがあるのだ」という事実は、あなたはその瞬間まで想像すらしたこともなかった。神様のような存在である彼女の、自慰行為や性行為の経験を妄想したところで――あなたは本質には、全く近づけていなかったらしい。「倉本エリカにも、乳首とおまんこがあるのだ」と理解させられる――白を基調として、羽が生えた、ドスケベな魔法少女姿に――


”ぶーっ!”


 と、あなたは鼻血を出して卒倒する他にないのだ。


「ちょ、ちょっと!?あんた大丈夫!?」


 エリカは目に見えて、大きな動揺をする。当然の話だ。「あまりにもエッチすぎて、鼻血が出る」という、昭和ですら時代遅れだった”それ”を――あなたは、実際にやってしまっているのだ。

 後々になって「魔法少女は、人間の思考を読める」と聞かされていたので――だから、今から考えると、そこで卒倒してしまったことは幸運だったのだろう。「エリカの格好がドスケベすぎる」というそれは、勿論事実であるので恥じることもないが――時間をおいたことで、エリカも単純な性的嫌悪感ではなく「まあ、男って普通はそうよね」と理解してもらえたのだ。話が逸れたが――とにかく、それがあなたと倉本エリカの邂逅であり――本来であればあなたは、『倉本エリカは実は魔法少女であり、彼女の乳首とおまんこを見てしまい、それを誰にも一生話すことが出来ない』という――ある意味では、呪いにも近い状況に追い込まれることになったのだが――


「……はいっ♪これで魔方陣完成♪


 わかってると思うけど、そこから一歩も出ないでね?そりゃ、ピンチになったら助けるけど……


 私の仕事、無駄に増やさないでよね?」


 あなたは、どうしたことか――


 倉本エリカと、行動を共にすることになったのだ。



――――



「んん~っ、疲れたぁ……♪


 それにしても、特異点ってほんと凄いのね……いつもは一晩中パトロールして、空振りってこともあるのに……


 あんたを餌にするだけで、淫獣の方からこっちにやってくるなんて……♪」


 あなたの目の前で、倉本エリカは”ぐぐ~っ”と背伸びをしている。

 普通の女の子がやっていても、思わず、反射的に視線を向けてしまうポーズを――、10万人のファンクラブ会員がいる倉本エリカがやっているのだ。彼女の胸元の、マイクロビキニのような下着がずり上がって――乳首を露わにしてしまうのだ。

 あなたの目は、ギンギンにひん剥かれてしまう。

『倉本エリカの生乳首』というのは、ただのそれだけで、男の子の一生のオカズになるのだ。網膜に焼き付けなければいけない――と思うのは、この短い付き合いでも、あなたが倉本エリカという美少女を把握したから。普段のあなたであれば、女の子の痴態には目を逸らさなければいけなくても――


「――ふふっ♡


 じゃあ……この乳首が、今日の依頼の報酬ってことで……♪」


 それが――

 倉本エリカに与えられた「対価」であれば、あなたは全身全霊で拝むことしか出来ないのだ。

 ステージの上の倉本エリカとは違い、実際に目の前にした彼女は――

 その、中々の性悪であるのだ。

 勿論、それがエリカほどの美少女であれば、小悪魔的な部分も魅力の一つであるのだろう。ブスがやればぶん殴りたくなる態度も、極上の美女がやれば魅力の一つになる。あなたは「倉本エリカ教」の敬虔な一信徒であるのだ。信者に出来ることは、神を説得して、神の価値観を変えることではない。神の価値観に、信者である自分の脳味噌を作り替えることだけなのだ。


「んっ♪ちゃんと拝んだ?……明日からも付き合ってくれたらぁ、い~っぱいご褒美あげるから♡私達の餌として、ちゃ~んと頑張りなさいよ?


 ……ふふっ♪


 特異点さいっこ~……♪


 感謝してるんだからね?あんたがいることも、あんたが私のファンだったことも♪こんなの、運命じゃない♪……あっ、でも変なことは考えないでよね?あんたが私に奉仕することは許すけど、私があんたに奉仕するのはぜ~ったいないんだから……っ♪この倉本エリカ様がぁ、あんたみたいな弱っちいだけの男を好きになるなんて……ふふっ♪ありえないんだからねっ♡


 で、もぉ……っ♡


 あんたが私のことを好きで居続けるのだけは、許してあげる♪


 どう、嬉しいでしょ?」


 男としては――心底、舐めきられた発言ではあるのだが――

”ぶんぶんっ!”と、頭の悪い駄犬のように、あなたは激しく首を縦に振る他にないのだ。

 倉本エリカから直々に「私を好きでいることを許してあげる」と宣言されるそれは――敬虔な信者が、神に直接お告げをもらうのと何が違うのだろうか。あなたはもう、それだけで、エリカの為ならば死ねるという強い覚悟を持ってしまう。


 あなたは、どうやら”特異点”と呼ばれる存在。


 魔法少女は、この街以外にも大勢存在するらしい。彼女達はそれぞれ、淫獣を退治して、そのスコアを競い――最後にトップに立った魔法少女が、どんな願いでも叶えてもらえるという話であり――

”特異点”のあなたは、淫獣を引き寄せる体質をしているのだ。

 エリカの言葉通り、一晩中街をパトロールしても、淫獣が一匹も見つからない夜もあるのに――あなたはその体質で、大勢の淫獣達を集めることが出来るのだ。勿論――彼女達の保護がなければ、あなたは即座に死んでしまう。これがあなたの物語であれば、きっと、エリカのライブを見た帰りに死んでいたのだろう。だが――この世界の主人公というのは、間違いなく倉本エリカであるのだ。彼女は「ピンチに襲われていた特異点を、ギリギリで救って、自らのスコアを高める」という運命に保護されているわけであり――

 そうなってしまえば、即ち、あなたが今生きているのもエリカのおかげというわけだ。

 倉本エリカがいなければ、あなたは死んでいた身。エリカの為に死ねるのならば本望だ。付き合い立てのカップルが「お前の為なら死ねる」「世界中を敵に回してもお前を守る」と薄っぺらい言葉を吐くのは、寒気がしても――

 あなたは実感として、エリカの為ならば命を捨てる覚悟があるのだ。


「……ねえ?


 言っとくけど、私のために死のうとしないでよね?


 ……か、勘違いしないでよ!別に!あんたが!どうなっても興味はないけど!


 あんたが、私のために死んだら……私の寝覚めが悪くなるのよ……っ!アイドルにとって、寝不足は美容の天敵なんだからね?死ぬなら、私と全く関係ないところで、全く関係ない理由で勝手に死になさい、わかった?」


 あなたの、そうした自己犠牲の精神は――

 どうやら、倉本エリカには思考盗聴によって筒抜けであるらしい。

 最初はくすぐったくあり、同時に絶望もあった。エリカを前にして、彼女を「エロい目で見るな」というのは不可能な話。自分が性欲猿であることは理解していても、エリカにそう思われるのは死にたくなるほどの絶望なのだが――

 考えてみれば、彼女は五万人の大観衆を前にライブを行うことも簡単な存在なのだ。

 あなたのような矮小な雄が抱いた性欲は「話にもならないほど、普通」「むしろ何の面白みもなくてつまらない」「[ピー音]に[ピー音]しながら[ピー音][ピー音]を咥えさせて[ピー音]に[ピー音]をぶち込むくらいの性癖がないと、軽蔑するラインにも至らないわよ」と簡単に切り捨ててくれるのだ。おそらくは、それもエリカの優しさであるのだろう。思考をすればするほど、あなたは益々エリカのことを好きになっていき――


 だから、だろうか――


 最初、あなたの思考は”それ”を捉えていなかった。


 視界には映っているが、それを思考として認識するにはコンマ数秒の時間がかかり――合わせ鏡のように映っているエリカが理解をするのは、一秒先になるに違いない。魔方陣の中は安全であり、淫獣は手出しできず、奴らの粘液が降りかかることもないが――今、倉本エリカはその外に立っているのだ。

 彼女達は常にツーマンセル(二人一組)での行動を命令されている。

 今日はエリカの相棒がいないので、一人きりであり――それは即ち、彼女の背中を守る相手がいないということ。「一人なのに油断をした」というよりは「普段から油断はしていたが、そのときは二人なので大丈夫だった」というものであり――


 だから――


”どさっ!!”


「――きゃあっ!?」


 反射的に、あなたはエリカを押し倒していたのだ。

 暴漢に襲われるならば、エリカはいとも容易く逃れることが出来るだろう。

 相手の思考が読める彼女は「今から倉本エリカを押し倒して、レイプして、征服してやる。あのドスケベボディに腰を叩きつけて、徹底的に陵辱して、デカパイ鷲掴みにしながら俺様の精子を子宮に注ぎ込んで孕ませてやる~っ♡」と欲望を剥き出しにしてくれば、いとも容易く、先制攻撃で金玉を蹴って終わりに出来るのだ。

 だが――それが「思考よりも先の行動」であれば――

「エリカとの握手会で、感情が昂ぶり過ぎたファンが押し倒してきた」であれば、彼女は対処できないのだ。

 勿論、魔法少女に変身しているエリカなのだ。あなたが暴漢であっても、精々、虚を突いて彼女の胸を揉んだり、彼女の膣に指を挿入したり――勃起した肉棒を、ズボン越しにヘコらせて、情けない暴発射精で気持ち良くなるのが限度だ。

 だが、あなたは暴漢ではなく――


 エリカの背後に現れた”淫獣”から、彼女を助けようとした英雄であるのだ。


 そういう感情に浸れていたのは――、一瞬だけだ。

 淫獣が粘液を発射しようとしているのは、気が付いていた。それは、あなたとエリカにとっては毒になるもの。具体的にどうなるか、までは教えてもらえなかったが――とにかく「皮膚に触れるだけでもヤバいから、絶対に魔方陣から出たら駄目よ?」と言われていたので――従うほかになかったのだが――


 エリカが狙われているのならば――


 それが即死に至る猛毒であっても、あなたは彼女のファンとして庇う必要があるのだ。


 ――という感慨に浸れたのは一瞬。あなたはエリカを押し倒して、淫獣の矛先から庇おうとするが――彼もまた愚かではないようだ。思えば、エリカに退治されておきながら、決死の一撃をお見舞いする為に死んだフリを出来る知能があるのだ。あなたが飛び出すことも、すっかり予想していたのだろう。

 背後からの不意打ちは効かなくても――

 あなたがエリカに不意打ちをして、その後で漁夫の利を得ればいいだけだ。

 一瞬の”ディレイ”の後で、淫獣は倒れたあなた達へと照準を向けて――


”ぶっしゃぁ~~~っ”


 と、大量の粘液をぶちまけてくるのだ。


「――この……っ!くらえっ!」


 と、エリカが叫んで、杖の先からは光線が発射される。淫獣は”最後っ屁”であったらしく、そのまま消滅して――キューブに収められていく。

 全ての淫獣が消滅して、周囲には耳が痛いほどの静寂が響くのだが――


”どぐ……っ♡どぐどぐ……っ♡びぐんっ♡びく……っ♡”


 あなたは今――


”むっにゅ~~~っ♡♡♡”


 倉本エリカの爆乳に、その顔面を包み込まれているのだ。


 エリカファンの男達は、果たしてどれだけ、その妄想をするのだろうか。

 彼女の色香に惑わされた男達というのは、エリカ以外の雌をオナペットにすることは出来ないに違いない。男の子にはそれぞれ趣味や性癖というものが存在するが――それらは結局の所、圧倒的な上位存在のような倉本エリカには及ばないのだ。「エリカよりも可愛くなくて、エリカよりもスタイルが悪くて、エリカよりもおっぱいの小さなグラビアアイドル」でシコるくらいならば――倉本エリカでシコった方が良いのは自明の理。ただ、そこに存在するだけの立ち姿でも、男の子の肉棒を滾らせる極上の美であるのだ。隣町には「倉本エリカ級の美女がいる」と風の噂で聞いたことはあるが――あなたはそれを、まるで信用していない。あるいは、ロリコン趣味が強めならば、新田由比でシコる者もいるかもしれないが――基本的には、エリカが日本一のオナペアイドルであることは間違いなく――

 あなたは、そんな彼女の爆乳に顔面を埋めているのだ。

 有志の測定曰く、彼女は109センチのLカップということであったが――あなたにはそれが正しいのか、まるでわからない。あなたの顔面をまるごと飲み込むような、圧倒的な爆乳。最初、それが乳であることすらわからなかったのだ。童貞のあなたが、女性の乳房を揉んだ経験がないのも理由の一つだが――そこにある媚肉は、プリンを彷彿とさせるほどの柔らかさであるのだ。プリンならば、顔面をクッション代わりにぶつければ即座に崩壊するが――彼女の爆乳は、決して壊れることはない。故にあなたは「エリカがピンチを察して、地面を柔らかプリンに変化させた」とも思っていたのだが――


「ふぅ……ふぅ……んん……っ♡


 かんっぜんに裏目だったけど……っ♡


 私を助けようとしたんだから……そこだけは、感謝してあげる……っ♡」


 あなたは――

 鼻腔に広がる、濃厚な雌の匂いで――否応なく理解させられてしまうのだ。

 倉本エリカの爆乳による”ぱふぱふ”というのは、ファンの男達に知られれば、裁判なしで死刑に追い込まれるもの。あなたも、そうなれば十三階段を昇るときに抵抗はしない。同じ立場の男が他にいれば――あなたは処刑台に彼を送り込む側であるのだ。断頭台へと大人しく登っていく他になく――ああ――エリカが「私のおっぱいを味わった男がいるのがバレたら、よくないから、今すぐ死んでくれない?」と言ってくればそれに従うほかにないわけだが――


「ふぅ♡んん……っ♡あっ♡あっ……っ♡はぁ……んきゅ……っ♡


 さいっあく……っ♡


 全部……かかっちゃった……っ♡」


 日曜日の二度寝のお布団よりも、遥かに重力の強いエリカのデカパイからようやく顔を上げると――


 彼女の身体は、白濁液でデロデロに汚されているのだ。


 自慰行為の際、ティッシュが間に合わなかったり、それを貫通して精液が手に降りかかって――あなたはそれを、何度も目にしていた。放尿とはまるで意味合いが違い、固形とも呼べる、半ゼリー状の白濁液が手の甲に降り注ぐのだ。それを吐き出したくて仕方なくて、一心不乱に利き手で肉棒をシゴいていたのに――手にかかった途端に「うっわ、汚え」と思ってしまうものであり――


 それが、エリカの全身を覆っているのだ。


 あなたの肉棒は――ギンギンに隆起してしまう。

 エリカは事情を知っているので――「淫獣の毒によって、あなたの身体が異常なまでに感度が昂ぶり――それで、勃起をしてしまった」と思っているのだろう。だが、実際には違う。仮にあなたが、平常時であっても――それどころか、三発連続オナニーをしたとしても――「超人気アイドル、倉本エリカの、ザー汁ぶっかけられレイプ後魔法少女コス」を見せつけられれば、あなたの雄はいとも容易く反応してしまうのだ。

 

「んん……っ♡はぁ♡はぁ♡……これが身体にかかると、絶対にヤバいから……っ♡んんん……っ♡魔方陣から出るなって、言ったのに……っ♡


 ふぅ♡ふぅ♡わ、わかってるわよ……っ♡私を、助けようとしたの……っ♡ぜんっぜん、逆効果で……っ♡むしろ、邪魔されたけど……っ♡私のこと、本気で心配して……っ♡自分のことなんてどうでもいいからって、助けてくれようとしたの……っ♡


 あんたの本心は……ちゃんと、伝わってるから……んん……っ♡」


 倉本エリカは――

 全身を、”びくびくびく~っ♡”と激しく弾ませる。

 先ほどまで、あなたはエリカの爆乳に顔面を埋めて”ぱふぱふ”をしていた。

 一晩中、空を飛びながら淫獣退治をしていたのだ。エリカの乳の谷間は汗でじっとりと蒸れている。鼻腔をくすぐる雌の香りはきっと、彼女がCMをしている香水によるもの。香水は昔、雄を誘惑するための媚薬として使われていたと聞いたことがあるが――エリカの胸の谷間の「噎せ返るほどの、雌臭い濃厚汗汁」と絡み合うことで――雄の海綿体に強制的に血流を流して、勃起させる魔性のフェロモンを生み出していたのだ。

 その状態で、あなたが顔面を”ぐりぐりぐり~♡”と擦りつければ、敏感な身体が快楽を感じるのは当然のこと。だが――あなたはエリカの谷間から、断腸の思いで顔を離しているのだ。 

 エリカに馬乗りになってはいるし、太腿や膝は触れているかもしれないが、そういうわけでもない――


 倉本エリカは――


 夜風が肌を打つ感触だけで、軽くイってしまったようだ。


 肌の露出が多い、白を基調にした魔法少女の姿。先ほどの転倒で布地がズレて、乳首は丸出しになっている。ぷりっぷりの、桃色のグミを彷彿とさせる代物であり――あなたは瞼を限界まで上げて、ギンギンの瞳でそれを見つめる。明日の朝、目が真っ赤に充血してもいいから――瞬きをする、コンマ一秒すらも惜しんでいるのだ。「倉本エリカがイった直後の、ぷっくり生乳首」を前に――あなたは視線を逸らすことが出来ない。


「ふぅ♡んん……っ♡はぁ♡はぁ……っ♡


 お、怒ってない、から……んんっ♡


 ……さ、さっさと……どきなさいよ……っ♡」


 普段のあなたは――

 そして普段のエリカは、そんなことを絶対にしない。

 先ほどのエリカの”ご褒美”とは違うのだ。街中で適当な女の子が、風でスカートをめくり上げられても――「見ちゃ駄目だ」と思って視線を逸らすのが、矮小なあなたであるのだ。女の子のパンティを拝むことよりも、それを見ていたことに難癖つけられて「てめえ、ふざけるなよ」と怒られる方がよっぽど嫌なのだ。

 エリカもそれは同様のはずだ。

 魔法少女の彼女は、あなたを簡単に押しのけることが出来るに違いない。

「仰向けで、男に跨がられているから」というのはただの言い訳に過ぎず――


 それなのに、エリカはあなたをじっと見つめてくるのだ。


 ああ――


 その瞳を見なければ、まだ耐えられたのかもしれない。


 夜道に二人きりで、周りに誰も居なくて、都合良く彼女を連れ込める廃墟があっても――あなたは”それ”を絶対にしない人間だ。エリカもそれは、重々承知しているのだろう。あなたの思考は筒抜け。あなたが特異点であっても「げっへっへ、隙を見てエリカに催眠薬を盛って、昏睡レイプをしてやろう」と考える人間に協力は要請しないはずだ。あなたは、臆病なまでの”無害”な存在であるわけで――

 だから彼女も、あなたを受け入れたのだろうが――


「……あっ♡


 だ、だめ……んんん……っ♡」


 目の前で――

 呼吸の度に、小さく、ふるふると揺れる爆乳を前に我慢の限界が訪れて――


”むっにゅ~~~~~~っ♡♡♡♡♡”


「んんんん~……っ♡あ……っ♡だ、だめ……っ♡」


 あなたは――

 倉本エリカの、推定109センチLカップを鷲掴みにしてしまうのだ。

 言い訳をするならば「エリカがあなたの下から逃げ出さず、頬を紅潮させて、瞳に涙を浮かべて、唇をキュッと噛みしめながら――白濁液まみれの切なそうなお顔を見せつけてきたら、それはもう合意の上だろ」なのだが――それが法廷で通用しないことはわかっている。いや――裁判に持ち込まれるのならば別にいい。強制的にエリカの乳を揉んで、数年の収監で済むのならばそれでいい。「倉本エリカの乳を揉むため」ならば、残りの寿命半分と交換する男だっているに違いない。それがたった数年の服役で済むならば、願ったり叶ったりなのだが――


 倉本エリカに嫌われて、ファンクラブ永久追放されるのは――


 それだけは、死んでも避けたいものであるのだ。

 それなのに――あなたの掌は、エリカの109センチLカップに夢中になってしまう。

 揉んでいるはずなのに、あなたの掌から肉がこぼれ落ちてしまうのだ。極上の柔らかさを持つ彼女の乳肉は、あなたの指の隙間から肉をこぼれさせて――そのくせ、ピチピチの、JK特有の張り具合も存在しているのだ。揉めば揉むほど「もっと揉みたい……♡」と思わせてしまうような、極上のデカパイを揉みしだいていると――


「あっ♡んんん……っ♡ふぅ♡ふきゅ……っ♡んんん~……っ♡


 はぁ♡はぁ……やんっ♡だめ、よぉ……っ♡女の子のおっぱい、んっ♡おもちゃじゃないんだから……っ♡


 あっ♡んん~……っ♡そんな、乱暴に……っ♡まだ、誰にも揉まれたことないんだから……っ♡私のおっぱい……んん~……っ♡ふぅ♡ふぅ♡手の痣、ついちゃうからぁ……っ♡明日、撮影あるのよ……っ♡グラビア撮影……っ♡おっぱい特集で、んん~……っ♡シミ一つない、真っ白なおっぱい、見せつけなきゃなのに……っ♡あんたなんかに征服された証拠、日本中の童貞男子達に見せつけるの……絶対いやなんだから……っ♡」


 エリカは甘い喘ぎ声と――

 雄を挑発するような表情で、あなたを見上げてくるのだ。


「それは性犯罪者も、同じ言い訳をすると思うよ」と指摘されることは重々承知の上で――

 エリカが、余りにもあなたを誘惑してくるのが悪いのだ。

 彼女の爆乳を揉みしだきながら、あなたはそれを考える。童貞であっても、女の子が乱暴な乳首責めやガシマンで興奮しないのは知っている。「乳を揉まれただけでイっちゃう」なんてのは、幻想に過ぎないと知っているのだ。 

 それなのに――


「んんんん~……っ♡あっ♡やだ……っ♡イく、イかされる……っ♡あたしの、ファンの……っ♡ただのオタクに……んん~……っ♡おっぱい、揉まれて……っ♡ふぅ♡ふぅ……っ♡イかされ、ちゃう……っ♡んんんん~っ♡」


 エリカの嬌声が、あなたの理性を一々蕩かしてくるのだ、

 あなたの股間で、肉棒は硬く隆起している。エリカの下半身は、白の下着であるのだが――それが今は、濃い色の”シミ”を浮かべているのだ。淫獣が吐き出した淫液によって、感度が昂ぶっているというのは――互いにとって、あまりにも都合のいい言い訳だ。

 ズボン越しの勃起チンポを、エリカの股間に”ぐりぐりぐる~っ♡”と擦りつけると――


「…………っ♡」


 彼女は唇を硬く噛んで、睨むような視線を向けてくる。

 彼女が本気で演技をすれば、男の子を卒倒させるのは簡単だ。

 だから――その視線は、エリカの”甘噛み”であるのだろう。あなたはむしろ、興奮を膨らませるばかりで――腰を”ヘコヘコ♡””カクカク♡”と振っていく。マウンティングをする駄犬のように、ズボンと下着越しにエリカの膣肉で”素股”をして――そのまま、乳を揉みしだくのだ。


 何度も繰り返すが、普段のあなたならば絶対にそれは出来ない。


 淫獣によってぶっかけられた淫液は、感度を昂ぶらせて、性欲をビンビンにさせて、おかしくさせるのだ――と知ったのは後からだが、この段階でもあなたは理解してしまう。「ああ、これは自分のせいではない」「これは淫液が悪いのだ」「だから自分に一切の罪はなく――思うがままの行動を取って、エリカをレイプしていいのだ」と思考が飛躍していく。そうした、凶暴性すらも淫液のせいに出来るのだから、男の子の欲望は止まることはない。あなたは「本当に駄目なら、エリカが止めてくれるし」と思っているし――エリカもまた「淫液で暴走しても、最後の一線はこいつ自身が引いてくれるし」と思っているのだ。


 だから――


「ふぅ♡ふぅ……んん……っ♡何、させる気……?」


 あなたがエリカの腕を掴んで、彼女を立ち上がらせて――

 樹の幹へと手を突かせて、尻を向けさせても――


 彼女は、抵抗をすることはなく、それを受け入れるのだ。


「んん……っ♡あ……っ♡このポーズ、ふぅ♡ふぅ♡屈辱……っ♡


 グラビア撮影の監督でも……私に、こんなポーズ取らせるの、躊躇するのよ……っ♡あの倉本エリカに……♡超人気トップアイドルに、そんなポーズ取らせていいのかって……っ♡


 なのにあんたは簡単に……んん……っ♡ふぅ♡ふぅ♡鼻息あっつ……っ♡手も、汗でぬるぬる……っ♡んんん~……っ♡やっ♡だめっ♡私のお尻……んんん~っ♡そんな、乱暴に揉んだらだめよ……っ♡ふぅ♡ふぅ……っ♡もう、ほんっとムカつく……っ♡私のこと、こうしてやりたい男……っ♡日本中に何千万人もいるのに……っ♡こんな、冴えない、ただのオタク男子にお尻で遊ばれるなんて……っ♡」


 倉本エリカが”立ちバック”で尻を突き出しているというのは――

 当然であるが、とんでもない話であるのだ。

 エリカは余りにも”脚が長い”体質であり――それも、突き詰めていうならば”脚が長すぎる”というものだ。モデルとして活躍するのに、脚の長さは必須であっても――それが極端に長ければ、”足が短い”と同様のデメリットになってしまうのだ。

 それなのに――エリカは、あばら骨が浮かび上がりそうなほどの痩せた身体に、どたぷんと、109センチのLカップをぶら下げてるのだ。「どこか一点が破綻した絵画」であれば失敗作であっても――「全てが破綻していて、故に誰も見たことがない絵画」であれば芸術になるわけであり――

 倉本エリカの長すぎる脚と、デカすぎる尻を目の前に――

 あなたは理性を蒸発させてしまうのだ。

 顔を近づけて、デカケツの匂いを嗅いだり――掌で鷲掴みにして、柔らかさを堪能したり――勃起した肉棒を、下着越しにグリグリと擦りつけながら、ズボンに染みついたカウパーを押し当ててやるのだ。エリカの尻たぶを割り広げると、濃厚な雌の匂いが響いてくる。そこに鼻を埋めて匂いを嗅いでやると――彼女も流石に恥ずかしかったのだろう。「やっ♡んんっ♡やめて……っ♡」と言いながら、尻をグリグリと振って――より強く、あなたの鼻腔に尻穴の匂いを注ぎ込んでくるのだ。”やめてほしければ”の交換条件をエリカに出すと、彼女は最初躊躇していたようだが――「……んっ♡……118センチ……よ……っ♡だ、だからぁ……っ♡倉本エリカの、ヒップは……っ♡ふぅ♡ふぅ♡118センチ……っ♡下着も特注で作ってもらわなきゃいけない、デカケツ、だから……っ♡これで、いいでしょ……っ♡」と、あなたにヒップサイズを開示してくるのだ。

 エリカの言葉通り、あなたは彼女の尻の谷間から鼻を離す。

 あなたの汗と、エリカの汗が混じって、鼻先からは”ぬちゃ~っ♡”と体液で出来た橋が、糸を引くように架かるのだ。あなたは立ち上がり、エリカのデカケツを正面から見下ろして――


”じじぃ~……っ♡……ずるるるる……っ♡”


「――ちょ、ちょっと……っ♡だ、だめっ!ほんとに、それは……んんん……っ♡だめ、だめだから……っ!


 私のはじめては……んん……っ♡あんたなんかに、捧げるもんじゃなくて……♡


 ねっ、ねっ♡お願い♡な、何でもしてあげるから♡フェラチオでも、パイズリでも♡……ほ、ほらっ♡あんたのこと、好き好き言いながら、一杯ちゅーしてあげる♡そのまま、素股もしてあげるから♡ねっ、ねっ♡お願い♡それだけは……あ~~っ♡もう♡聞こえてない……っ♡金玉でグツグツ煮込んだ精子、私に吐き出すことしか考えてない……っ♡ケダモノになっちゃってるよ~……っ♡」


 あなたはズボンを降ろして、肉棒を露わにするのだ。

 産まれてきたときからの長い付き合いであり、性が芽生えて、初めて自慰行為をしてから――どれだけの勃起を繰り返したのかは、数えることすら出来ない。だが――今日のあなたが、人生で最大の肉棒の大きさをしているのは間違いがないだろう。脳の血管が破裂しそうなほどに、激しい血流が全身を巡っていき――海綿体に流れ込んでいくのだ。ギンギンに隆起した肉棒は、最大の硬度で、ヘソにまで反り返りそうなほど。

 これから、倉本エリカで童貞を捨てるのだと思うと――


 あなたの欲望は、激しく燃え盛っていき――


「…………ううっ♡


 私……処女、なのにぃ……っ♡


 …………っ♡」


 エリカが覚悟をして、言葉にならない声を漏らしたところで――


”がり……っ”


 あなたは――


「ちょ――ちょっと!?何してるの!?」


 舌を、噛み千切るのだ。


 口の中には即座に、鉄の味が広がっていく。噛み千切った箇所から流血して、たぷたぷと溜まった血を飲み干す。ベロ肉を半分にちょん切ったわけではない。先端の、ほんの一部を噛み千切っただけなのは――別に、自殺をしたかったからではなく――


 淫獣の淫液による支配から、一瞬だけでも逃れたかったのだ。


 舌を噛むと、舌よりも頭の方が痛くなるのだなと――頭蓋の内側から、釘をガンガンと打ち付けられるような痛みに耐えて――


”~~~~~っ”


「え……?」


 あなたは、呂律が少し回らなくなった舌で、エリカにそれを提案する。


 倉本エリカのことが大好きであるが故に――

 

 あなたは、こんな野外レイプで、あなたのような存在にエリカの処女膜が奪われることが許せないのだ。


 だから――


「おちんちんをちょん切って欲しい」と、エリカに提案をすることが出来るのだ。


「エリカを襲ってはいけない」と「エリカをレイプしたくてたまらない」の、理性と本能の二律背反に板挟みされている状態。舌を噛み千切ってもなお、あなたは、エリカのことを襲いたくてたまらないのだ。ショーツをズラした先にある、ぬるぬるでどろどろの、まっピンクの膣肉。肉棒をぶち込めば、腰が抜けるほどの快楽を享受できるという、強い確信を抱けるそれは――まるで地球を生きる人間が、重力に絶対に逆らえないような”世界の法則”を感じさせるのだ。

 自分で自分のちんぽをへし折って、去勢をする度胸はなく――

 だから、あなたはエリカにそれを懇願するのだが――


「~~~~~っ♡


 ったく……もう、ほんっとに……ムカつく……っ♡」


 エリカには、あなたの思考は筒抜けであるのだ。

 嘘や冗談や、あるいは「いやいや、必死に抵抗したんだけど?wエリカがちんちんを切断しないってのは、つまり合意の上でしょ?w」という言い逃れではなく――

 本心で、エリカのことが好きすぎて、彼女を傷つけたくないが故の去勢の提案だと彼女は理解してしまったのだろう。


「ふぅ♡ふぅ……っ♡あんた、一応、私のファンだし……んん……っ♡こんなことになったの……っ♡ま、まあ?私も、一%くらいは責任あるかもしれないし……っ♡


 ……んん……っ♡


 わかった……からぁ……っ♡」


 エリカは片手で――あなたの股間に、手を伸ばすのだ

 最初、それは「陰茎の切断」への同意だと思ったのだが――


”くちゅり……っ♡”


「んんん……っ♡あっ♡ふぅ♡ふぅ……っ♡


 アイドルに、ここまでお膳立てさせて……っ♡後は、腰を突き出せばレイプ完了……っ♡ふぅ♡ふぅ♡据え膳上げ膳、女の子に全部やらせて……最低なんだから……っ♡」


 エリカは――


 あなたの肉棒を、自身の膣口にあてがってくるのだ。

 尻を突き出したエリカのまん肉が丸見えであっても――あなたは”どこからどうやって挿入れればいいか”というのを理解していなかった。鉄のように硬くなった勃起チンポを、ぬるぬるのどろどろまんこに擦りつけていれば、いつかは挿入できるだろうという浅い目論見だったのだが――


”ぐちゅり……っ♡”と亀頭がエリカの膣肉に触れて――


「…………っ♡♡♡」


 彼女が”レイプΟK”の合図を出してくれば、止まるはずもなく――


”にゅぷぷぷぷぷぷ~~~~っ♡”


「んぐ――っ♡……う……ふぅ……ふぅ……♡んぐぐぐ……っ♡」


 あなたは――

 腰を前に突きだして、エリカの膣内に肉棒を挿入するのだ。

 途端に――あなたの腰は、激しくはずんでしまう。

 倉本エリカという極上の媚雌の膣肉は、当然のことながら、雄を喜ばせるように作られている。肉棒を挿入した途端に、うねうねでぬるぬるの、ミミズ千匹とでも呼ぶべき膣ひだがあなたの肉棒に絡みついてくるのだ。

 彼女の尻肉は大きく、反発力に長けている。生意気な倉本エリカらしく、雄の指を跳ね返すような弾力を持っているのだ。だからあなたは――エリカの尻を鷲掴みにして、手の甲に青筋が浮かび上がるほど力を込めて――そのまま、腰を叩きつけてやる必要があるのだ。尻肉を押し返すように奥深くまで肉棒を挿入すると”ぶちぶちぶち♡”と何かを破る感触が、亀頭に広がってくる。最初はそれが何かわからなかったが――すぐに、それが”エリカの処女膜”だと察するのだ。10万人のファンクラブ会員を持ち、数万人が入るドームを満杯にして、日本中の男の子がヤりたくてヤりたくて仕方がない――「抱きたい女性芸能人ランキング殿堂入り」の倉本エリカの破瓜を――

 あなたという矮小な雄が、手に入れてしまったのだ。

 ただのそれだけで、射精してしまいそうになるのを必死に堪える。歯を食いしばって、脂汗をダラダラと垂れ流して――肛門を引き締める際に力を込める為に、エリカのデカケツを”むぎゅ~~~っ♡”と鷲掴みにするのだ。「んんっ♡あっ♡ほんとに、だめだってば……っ♡明日から、グアムで撮影があるのに……っ♡」と口にする言葉すら、今のあなたには、挑発の淫語にしか聞こえないのだ。

 エリカのデカケツへと、腰を引いて――腰を突き出す。

 エリカのデカケツへと、腰を引いて――腰を突き出す。

 エリカのデカケツへと、腰を引いて――腰を突き出す。

 あなたが出来るのは、ただのそれだけだ。

 平均的な童貞男子高校生として、性行為のテクニックをネットで調べることはあっても――それを実戦の中で引き出せるかは別の話。「なるほど、三回浅く突いて、一回深く突くのだな」と感心をしても――エリカの膣肉を前に、机上の空論をヤれるほどに、あなたという雄はレベルが高くないのだ。

 それ、なのに――


「んんんんん~っ♡あっ♡んんん……っ♡ふぅ♡んきゅ~……っ♡


 あっ♡んんっ♡ま、まあ?悪くないんじゃない?あんたの……んんっ♡ふぅ♡ふぅ♡おちんぽ……っ♡んんんん~……っ♡ちょ、ちょっとくらいは、気持ち良くでき――んんんん……っ♡ああっ♡はぁ♡はぁ……っ♡


 んんん~……っ♡奥、ぐりぐりって……っ♡調子に乗るなぁ♡私、今まで処女だったんだぞ……っ♡ぷんぷん……っ♡んんん……っ♡ふぅ♡ふぅ♡腰振るだけの、童貞の下手くそピストン……っ♡か、勘違いしないでよね♡淫獣のせいで、んんっ♡感度、昂ぶってるだけ……っ♡あんたの、こんな下手くそなヘコヘコで気持ち良くなるほど……んんっ♡私、淫乱じゃないんだからね……っ♡」


 エリカは、あなたのピストンで激しい快楽を感じているのだ。 

 彼女は淫獣のせいだと口走っているが――そうではないのだと、あなたは直感的に理解をする。彼女の極上の雌の身体は、どんな雄の肉棒でもいとも容易く咥え込んで――そして、強い快楽を得るのだろう。遺伝子を後世に残すためには、性行為で快楽を感じる必要がある。社会性を得た人間は、子作りを計画的に行うことも考えるようになったが――根底にあるのは「ちんちんをマンコに入れて、腰を振れば気持ちいいから」であるのだ。人間も所詮は猿の一匹であることを、あなたは、エリカの膣肉で強制的に理解させられてしまう。「世界中の全ての雄のおちんぽを気持ち良く出来て――同時に快楽を感じて――膣肉を保護するための愛液をドバドバと溢れさせる」のが倉本エリカであるのだと思うと、あなたは強い独占欲を感じてしまうのだ。 

 エリカが他の男とセックスをしても、あなたはそれを止めることは出来ない。止める権利もない。だが――エリカが他の男とセックスをして欲しくないとは、強く思ってしまうのだ。自分の肉棒で徹底的にエリカを征服して――エリカのセフレのような関係になり――これから先、彼女がセックスをする男は全部自分だけでありたいと、強く、強く願ってしまうのだ。

 そうして腰を打ち付けていると――


”ぶるんっ♡どたぷんっ♡たぷんっ♡ぽよんっ♡どっぷん……っ♡”


 と、エリカのデカパイが揺れているのがわかる。


 あなたが腰を叩きつける度に、それに反応して乳肉が揺れていくのだ。「彼女のクーパー靱帯を保護するために」というのは完全に言い訳であり――エリカも、それを理解したのだろう。”きゅっ♡”と膣肉を締め付けて反応してくるので――


 あなたはそのまま、背後から覆い被さり――


”むっぎゅ~~~~っ♡♡♡♡”


「んんんん~~~っ♡♡♡」


 エリカのデカパイを、鷲掴みにしてやるのだ。

 109センチLカップを鷲掴みにしながら、118センチの安産型のデカ尻へと腰を叩きつけていくのだ。エリカの乳肉はピチピチに乳腺が張っており、激しい弾力と、どこまでも指が埋まる柔らかさの二律背反をあなたの指先に与えてくる。”もみもみ”も”むにゅむにゅ”も”わしわし”も――あなたの指先がどのように、エリカの乳肉を愛撫しても、彼女はそれを受け入れるしかないのだ。触れば触るほど、エリカの膣肉は肉棒を強く締め付けてきて――先っちょの、桃色の乳首を”ぐぐぐ~っ♡”つ強めに抓ると、エリカは「~~~~っ♡」と悲鳴にも似た嬌声を響かせながら――しかし、まん肉を”ぎゅぎゅぎゅっ♡”と締め付けて、快楽をアピールしてくるのだ。

 肉棒は我慢汁でドロドロになり、それはエリカの愛液と混ざって、最早、感触すらも殆どないのだが――金玉の奥からグツグツと熱がこみ上げてくる。エリカもそれに気が付いたのだろう。「やっ♡だ、だめっ♡中は……んん……っ♡中出しは、だめ……っ♡ほんっとに、それは、それだけはだめっ♡お願い、外に出して♡な、中は……あ~……もう……っ♡性欲に脳味噌支配されてぇ♡頭の中、精液が詰まって……っ♡中出しすることしか考えられないお猿さんになってる~……っ♡だめ♡だめよ♡超人気アイドルの♡ファンクラブ会員10万人の♡私の子宮に……っ♡あんたの性欲猿の精子びゅるびゅる吐き捨てるのだめっ♡私の子宮口に、あんたの亀頭ぐりぐり~って擦りつけて♡世界で♡宇宙で♡一番幸せな雄になっちゃうのだめ♡超人気トップアイドルのおまんこに♡ディープキスしながら♡びゅるびゅるびゅっく~んって濃ゆ~い精子吐き捨てるのやめてよ~っ♡」と、命乞いか挑発かわからない言葉を囁いてくるので――あなたも、限界だ。頭の中の「あ~っ♡出る出る出る♡超人気トップアイドルの♡倉本エリカの子宮に種付けする♡孕め♡孕め♡俺の子供孕め……っ♡エリカは俺のものだ♡他の誰にも譲ってたまるか♡俺の赤ちゃん産ませるんだ♡エリカ♡エリカ♡好きだ♡好きだ♡俺の子供産め……っ♡倉本エリカの子宮がへたるまで、俺の赤ちゃん産ませてやる♡ああ~~っ♡孕め孕め孕め♡マジで孕めこの女……っ♡」という欲望は――エリカの脳味噌に直接流し込まれていくようで――

 彼女が最後に”びぐびぐびぐ~っ♡♡♡”と膣肉を締め付けて、尻をぐぐっと浮かせたところで――


”びゅるるるるるる~っ♡びゅるるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるびゅる♡びゅるるる~っ♡”


”びゅ~っ♡びゅくびゅくっ♡どぴゅどぴゅ♡びゅるびゅる♡びゅ~っ♡びゅっくんっ♡”


”どぶどぶ♡びゅるびゅるっ♡びゅっく~んっ♡びゅるるる……っ♡どぴゅ……びゅぷん……っ♡”


”…………っ♡♡♡”


「んんんん……っ♡あっ♡はぁ♡はぁ……っ♡ふっ、ぐぅ……っ♡んん……っ♡


 ふぅ♡ふぅ♡まだ、びゅっくんしてる……っ♡出しすぎよ~……っ♡アイドルおまんこ、オナホ代わりにさいっこうに気持ちいい射精して……っ♡うぅ……っ♡だらしないお顔……っ♡こんなやつに、私のはじめて捧げちゃうなんて……っ♡ぷんぷん……っ♡」


 あなたは、エリカの膣内に精液を解き放っていくのだ。

 それは――実際に起きた表現を言葉にすることすら躊躇われる――あまりにも贅沢な膣内射精だ。あなたの背骨ごと引っこ抜かれるような、激しい衝撃であり――肉棒は膣内で”びゅっくん♡びゅくびゅく~っ♡”と暴れている。エリカの膣口を、あなたの股間にピッタリと密着させて――零距離での射精を行っているのだ。金玉の中でぐつぐつと煮込まれて、鈴口から吐き出される精液が――、一滴足りとも膣内から溢れないように、彼女の尻肉が”むぎゅ~っ♡”と押し潰される密着具合であり――


「んん……っ♡


 まだ……びゅっくんしてる……っ♡」


 あなたは――エリカの膣内に、全てを吐き出していくのだ。

 倉本エリカをレイプできるチャンスが、人生に二回あるとは思っていない。

 その上で、あなたの本能は永遠に交尾していたくても――ギリギリ、僅かに残った理性は「さっさと金玉を空っぽにして、エリカに苦痛を強いるこれを終わらせるべきだ」とも思っていたのだ。たった一回の射精で、精液を空っぽにする――心臓が激しく脈動して、確実に寿命が縮まる射精を終えたのだが――


「……ふぅ♡ん……っ♡」


 エリカは――

 大きな臀部を”ぐりぐりぐり~っ♡”と、あなたに擦りつけてくるのだ。

 彼女の意図は、あなたにはわからない。もしかしたら「さっさと退きなさいよ、変態……っ♡」という怒りであったのかもしれないが――

 射精直後の雄の精液を、子宮で馴染ませるようにしつつ――

 更には、あなたに尻を押しつけてくるのは――


”ばちゅんっ♡どちゅんっ♡ぐぶぶぶぶ……っ♡じゅぷっ♡どちゅんっ♡ばちゅっ♡”


「あっ♡ちょ、ちょっとあんた……っ♡んんんん~っ♡にゃ、にゃんで……っ♡一回、出したんでしょ……っ♡一回、精子出したら、普通はもう終わりなのに……んんんん~っ♡あっ♡はぁ……っ♡淫獣のせいに、するなぁ……っ♡んんんんん~っ♡」


 あなたという雄にとっては、最早、”続きの催促”でしかないのだ。

 エリカの膣内に腰を叩きつけて行くだけで、肉棒はいとも容易く隆起していく。「金玉が空っぽになったから、もう勃たない」というのは、倉本エリカという極上の美女を前にすれば話は別。数千円の安風俗ならば、気軽に一発抜けば終わりでも――ボーナスをはたいて、うん十万円する高級ソープに行けば、男の子は意地汚く何度も射精をしないと気が済まないのだ。それが――倉本エリカという超トップアイドルであれば、どうなることか。あなたの思考は、今、淫獣の淫液によって強く支配されている。普段のあなたならば、絶対に出来ないことも――成立しない理屈も――今のあなたと、そしてエリカには容易く成立させられるのだ。エリカの膣肉を何度も何度も貪り続け――彼女はその度に激しく絶頂していき――やがて、彼女の全身の白濁液が、淫獣の淫液なのか、それともあなたの精液なのかわからなくなる頃に――ようやく、あなたの肉棒は限界を迎えてへにゃへにゃになり――


「はぁ……はぁ……んお……っ♡」


 白濁液まみれで、息も絶え絶えに倒れている倉本エリカを見て――

 ようやく、自分がしでかした事態の深刻さを理解した。



――――



「で?私に殺される前に、何か言い訳することはある?」


 あなたは今――


 公園のベンチの前で、土下座をしている。


 一晩中の濃厚交尾を通り過ぎて、空が若干、明るくなっている。

 もうすぐ、この公園にも、早起きの老人が散歩で集まるに違いない。

 そんな中であなたは――

 土下座をしながら、エリカに頭を踏まれているのだ。

”ぐりぐり♡ぐりぐり♡”と彼女は足で、あなたの頭を強く踏み込んでくる。SMプレイの一環として、頭に足を”乗せる”だけの――体重を掛けないそれとはまるで違う。本来であればあなたは、エリカへの蛮行の罪を自覚して、死を以て償う義務があるのだが――


「はぁ……言い訳、しなさいよ……♡


 淫獣のせいにすればいいのに……ったく」


 倉本エリカは、素足で頭を踏んでくれているのだ。

 太腿近くまで覆われた白いブーツの中で、足は蒸れている。それが自分のものであれば、汚れに嫌悪感を抱くかもしれないが――倉本エリカの生足であれば、あなたは、十分すぎるほどの興奮を得るのだ。エリカが、「手で頭をなでなでしてくれる」の代わりに、脚で頭を撫でてくれるそれは――いや、あるいは、ドラマや映画の演技ですら行わない分、あなたに強い興奮をもたらすものであり――


「……あんた、ねえ……


 淫獣のせいにしないと……私のこと、ただ、レイプしたってことになるのよ?


 淫獣の淫液のせいで、正気を失って私のことを襲った……なら、情状酌量の余地もあるけど……自分の責任にしたら完全にレイプじゃない……♡わかってるの?犯罪なのよ、犯罪……っ♡超人気トップアイドルじゃなくても、女の子をレイプするのは犯罪なのに……っ


 ……はぁ


 まあ、そうよね?


 私の大ファンのあんたからしたら?他のファンが理由あって襲ったとしても……レイプ扱いだろうし……


 あんた自身もその例外じゃないってことでしょ?頭かったいわね……」


 あなたは――

 それを、冥土の土産にするつもりでいたのだ。

 先ほどまでは、淫獣のせいで行動を支配されていた。倉本エリカをレイプするという大罪に手を染めてしまった。そうなった以上、あなたは「責任能力がなかったから無罪放免」という理屈を認めるわけにはいかないのだ。強い処罰感情を自らに抱き――エリカへと土下座をしている。仮に、この場で彼女に殺されて”証拠隠滅”を試みられたとしても、受け入れるつもりだったのだが――


「……とりあえず、頭上げなさいよ……


 命令だから、めーれー……私をレイプした性犯罪者が、私の命令に逆らう権利、あると思う?」


 エリカは、あなたにその命令を下してくるのだ。

 後になって考えればきっと、自らを極端に責めているあなたには、そうした「命令」という形式の方が良いと思ったのだろう。エリカは、あなたの思考が読めるのだ。あなたが”ポーズ”で土下座をしているのではなく、本気で、自らに強い罪悪感を抱いていると理解しているので――

 だから彼女は、あなたを起き上がらせて、自分の隣に座るように命令する。


「ねえ?


 ベロ、痛くないの?」


 エリカは、”んべっ♡”と舌を出して、あなたに尋ねてくる。 

 小生意気に、あっかんべーをするような表情であり――あなたは、彼女の質問も吹っ飛んで、その顔面に夢中になってしまう。CM撮影のカメラよりも、遥かに近距離の――彼女のフローラルな口臭すら感じさせられる近距離であり――「人の話聞きなさいよ」と額にチョップされるまで、あなたは夢中であるのだ。


「……ただ、レイプしただけなら、私も許さないけどさ……


 自分のベロ噛み千切ってまで、耐えようとしたんでしょ?


 ……まあ、結局無駄だったけど、その覚悟だけは認めてるし……って、あんた……


 まさか、気が付いてないわけ?」


 例えば――

 戦場で銃弾に射貫かれて、致命傷を負った兵士であっても、それを自覚するまで痛みに気が付かないことはある。

 脳から発せられる快楽物質というのは、モルヒネよりも遥かに強い効果を持っているのだ。特に、命の危機や――命以上に大切なものを失うピンチにおいては、それはいとも容易くドバドバと放出されるのだろう。あなたは専門家ではなく、ただの童貞男子高校生であるので、漫画や映画で見た知識ではあるが――それでも、推測は出来るわけであり――

 だからあなたは、自分の舌を噛み千切った痛みを無視していたわけだが――


”~~~~っ!!!!”


 気が付いてしまえば、もう、おしまいだ。

 口の中で化膿しているのか、舌肉から派手な流血はないが――歯茎や歯が触れるだけで、痺れるような痛みが走るのだ。脳味噌がぐちゃぐちゃにかき混ぜられる痛みに――”耐える”という選択肢はない。今すぐ救急車を呼んで、麻酔を打ってもらわなければどうしようもないそれに、あなたが悶えていると――


「はぁ……あんた、ちょっと馬鹿すぎない?


 ……ったく♡


 口、開けなさいよ


 いいから、口開けて……もっとよ、もっと……もっと大きく開けて……ん……っ♡」


 エリカは、あなたの口腔へと――


”にゅるん……っ♡”


 と、舌をねじ込んでくるのだ。

 最初、それが何かわからず――あなたは咄嗟に腰を引こうとするのだが、エリカは童貞男子の思考を読んでいたらしい。あなたの腰と、頭の後ろへと腕を回してくるのだ。男性が、強引に女性を”食う”ときに行うようなそれを――

 あなたは、倉本エリカという超人気トップアイドルに捧げられているのだ。

 口の中をベロベロと舐め回してくるそれが――”舌”であると、あなたには信じられないほど。恋人の一人も出来たことなく、誰ともキスをしたことがないあなたの舌肉と――「一分間にサクランボのヘタを口の中で結んだ回数のギネス記録」を持っている倉本エリカの舌肉は、まるで比べものにならないのだろう。エリカの舌があなたの口腔を這いずり回り――ぬるぬるでぬめぬめな感触に、あなたは背筋をぶるぶると震わせて――


”じゅるるるる~っ♡むちゅっ♡れろろろろろ……っ♡にゅりゅんっ♡れるれるれる……っ♡”


”ちゅ~っ♡んれんれんれっ♡れるれるれるっ♡にゅるるる……っ♡るれぇ~っ♡”


”れるれるれるれる……っ♡んれぇ……っ♡んちゅ~……っ♡ちゅ~~~~……っ♡”


「――ぷはぁ♡」


 ようやく――

 エリカは、あなたの口から舌を離すのだ。

 彼女が唐突に行った濃厚ベロチューは、脳味噌から快楽物質を放出させて、あなたに痛みを忘れさせる――簡易治療であると思ったのだが――


「……ほらっ


 もう、痛くないでしょ?」


 あなたの舌肉は――

 噛み千切った部分が、再生されているのだ。

 口の中でもごもごと動かしても、まるで痛みは存在しない。あなたの常識の中にある”医療”では絶対にあり得ない――魔法ならではの再生であるらしい。一切の違和感がないそれは、逆に、ちょっとした恐怖すら感じさせるものだ。

 

「あんたが悪くないの、ちゃんと知ってるから……必死に抵抗して、私を守ろうとして……無駄な努力だったけど、頑張ったのはちゃんと知ってるから……


 ば、ばか!勘違いしないでよ!……わ、私の初体験を……レイプにするわけにはいかないでしょ……?あれは、合意の――じゃなくて!事故よ!事故!犬に噛まれたようなものだと思って忘れるから!あんたも忘れなさいよ!


 ……んっ♡


 ……エロい妄想ばっかりして……ほんっと、猿なんだから……♡


 ……ねえ?毎晩毎晩、私達の都合であんたに付き合ってもらうんだから……ちゃんと、ご褒美は用意しといてあげる……っ♡


 ……だ、か、らぁ……っ♡


 他の地域の魔法少女に誘惑されたり、襲われたりしても、必死に抵抗しなさいよね?


 あんたは、私だけのものなんだから……っ♡」


 倉本エリカは――

 あなたの唇に”ちゅっ♡”とキスをしてくる。

 先ほどまで、ベロとベロを絡め合わせて、涎を交換し合う濃厚なベロキスをしていたのだが――


「……んっ♡」


 エリカに捧げられたバードキスに――

 彼女が浮かべた、蠱惑的な表情に――

「好き♡」と小さく漏らした声色に――


 あなたはいとも容易く、虜にされてしまうのだ。


「……ふふっ♡嘘よ、う~そっ♡あんたのこと、好きになるなんて99%ありえないけど……っ♡


 私達の為に頑張ってくれるならぁ……♡その1%、あるかもしれないわよ……くすくすっ♡」


 倉本エリカは――

 羽根を羽ばたかせて、空を飛んでいく。

 全てが――ああ、全てが夢であったと言われても、あなたは納得するのだろうが――スマートフォンの画面を点けると、そこにはエリカからのメッセージと――彼女の乳首がちらっ♡と見えている、自撮り画像が送られてくるのだ。ああ、彼女には絶対に勝てないのだなと思いながら――あなたは帰路に着き――それから、爽やかな雰囲気を台無しにするかの如く、エリカのイメージビデオで狂ったように肉棒をシゴいた。



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谷澤晴夫

魔法少女のエリカとか最高すぎるじゃないですか。 バストサイズの告白ではなく、ヒップサイズの告白というのがまたエロくて良かったです。 エリカのツンツンしているのに、結局優しい所も表現されていて最高でした。

カツ

すいません。公式とのコラボまだですがと言う位最高エロくてシコすぎるす

wws2jsh7

ありがとうございます!エリカがエロすぎてなんでも書けちゃう

wws2jsh7

ありがとうございます!怒りながらも結局は中出しを受け入れちゃうの最高にえっちですよね…

TR

エリカの再現度半端ねえっス 神はここにいた… 素晴らしかったです!

wws2jsh7

ありがとうございます!これでいいのかなって不安もあったので再現できてて嬉しい!

バレット

めちゃくちゃエロいかったです。繁殖!孕ませ!交尾!って本能丸出しな感じのフィニッシュで最高でした。

wws2jsh7

ありがとうございます!ほんっと繁殖欲求を煽る身体してんぜ